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JP2000294749A - 半導体メモリ装置、その製造方法及びそのマスクデータの作成方法 - Google Patents

半導体メモリ装置、その製造方法及びそのマスクデータの作成方法

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JP2000294749A
JP2000294749A JP11100694A JP10069499A JP2000294749A JP 2000294749 A JP2000294749 A JP 2000294749A JP 11100694 A JP11100694 A JP 11100694A JP 10069499 A JP10069499 A JP 10069499A JP 2000294749 A JP2000294749 A JP 2000294749A
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JP
Japan
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upper electrode
insulating film
contact
groove
forming
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JP11100694A
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Mitsunari Sukegawa
光成 祐川
Takeshi Watanabe
武士 渡辺
Akira Hoshino
晶 星野
Masayuki Hamada
昌幸 浜田
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
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    • H01L21/3105After-treatment
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    • H01L21/31144Etching the insulating layers by chemical or physical means using masks
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂シリンダ型のメモリセルにおけるコンタ
クトホールの突き抜け及び接触抵抗の不安定を防止する
ことができ、信頼性が高い半導体メモリ装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 シリンダ形状の下部電極10の内面に容
量絶縁膜11及び上部電極12が形成されて容量セルが
構成され、この容量セルの近傍に容量セルと同一深さの
溝が形成されてその内面に導電層30,31が形成され
ている。導電層30と上部電極12とは上部電極延出部
13により接続されており、前記溝内の底部において、
上部電極コンタクト32が導電層30に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下部電極が筒状をな
す所謂シリンダ型の容量電極を有するDRAM(Dynami
c Random Access Memory)等の半導体メモリ装置、その
製造方法及びそのマスクデータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のシリンダ型容量電極を有す
るDRAMの構造を示す断面図である。半導体基板の表
面に、第1導電型不純物領域1が形成されており、この
不純物領域1内に拡散層2が形成されている。そして、
不純物領域1及び拡散層2上にはゲート電極3と、ゲー
ト電極4が形成されており、更に全面に層間絶縁膜5が
形成されている。この層間絶縁膜5上に、配線層6が形
成されている。DRAMの周辺領域においては、層間絶
縁膜5内にアスペクト比が大きなコンタクト7が形成さ
れており、このコンタクト7により、不純物領域1と配
線層6との間及びゲート電極3と配線層6との間が接続
されている。なお、コンタクト7の側面及び底面にはバ
リアメタル8が形成されている。
【0003】一方、DRAM領域においては、層間絶縁
膜5内に埋め込まれるようにして、有底筒状の下部電極
10が形成されており、この下部電極10の内面に薄い
容量絶縁膜11が形成されている。そして、下部電極の
内部を埋めるようにして上部電極12が形成されてお
り、この上部電極12は基板表面に平行に延びて上部電
極の延出部13が形成されている。下部電極の底面と不
純物領域1との間はコンタクト25により接続されてお
り、各コンタクト25の両側にゲート電極4が形成され
ている。このようにして、上部電極12,容量絶縁膜1
1及び下部電極10によりシリンダ状の容量セルが構成
される。
【0004】そして、このDRAM領域の各1対の容量
セルの間に、コンタクト20が配置されている。このコ
ンタクト20は層間絶縁膜5をその厚さ方向に貫通し、
上部の配線層6と基板の不純物領域1とを電気的に接続
する。なお、このコンタクト20の側面には、バリアメ
タル21が形成されている。
【0005】また、上部電極12の延出部13と上部の
配線層6との間には、コンタクト22が形成されてお
り、このコンタクト22の側面にもバリアメタル23が
形成されている。これらのコンタクト20及び22は、
層間絶縁膜5にコンタクトホール20a及び22aをエ
ッチングにより形成した後、このコンタクトホール20
a及び22a内にCu等の金属プラグ20b及び22b
を埋め込むことにより形成される。
【0006】上述の如く構成された従来のDRAMメモ
リ装置においては、コンタクト20に接続された配線層
6がビット線として機能し、ゲート電極4がワード線と
して機能する。そして、ビット線が選択されている状態
で、2つの容量セルのうち、一方の容量セル側のワード
線(ゲート電極4)をハイにすると、その容量セルから
電荷が取り出され、データが読み出される。
【0007】図5は従来の他のシリンダ型容量電極を有
するDRAMの構造を示す断面図である。図5におい
て、図4と同一物には同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。図5に示すように、この従来技術は、コン
タクト20,22,7の側面に側壁絶縁膜26を形成し
たものである。図4に示す従来のDRAMにおいては、
コンタクト20と上部電極12の側方に延びる延出部1
3との間でショートしやすいという問題点がある。そこ
で、図5に示す従来技術においては、コンタクトの側面
に側壁絶縁膜26を設けることにより、このコンタクト
と他の導電部との間のショートを防止している。
【0008】しかし、このため、図5に示す従来技術に
おいては、上部電極12(延出部13)とコンタクト2
2との間の接触を、コンタクト22の側面でとることが
できない。そこで、この従来技術においては、容量セル
と同様の溝を上部電極用コンタクト22の直下における
層間絶縁膜5に形成し、この溝内に下部電極10の形成
時に同時に同じ導電物質を被着して導電層27を形成
し、更に上部電極12の形成時に同時に同じ導電物質を
被着して導電層28を形成することにより、前記溝内を
導電物質で埋め込む。そして、コンタクト22の底面と
導電層27,28との間で電気的接触を図る。
【0009】なお、従来、高密度及び高集積に容量セル
が配置され、この容量セルの周囲に上部電極から延在し
た上層配線に接続するコンタクトが設けられている。こ
のような上部電極延出部のコンタクトのマスク設計は、
下層及び周囲のレイアウトマージンを加味してCADツ
ールを使用して自動的に設計し、マスクデータが生成さ
れる。この場合に、コンタクト位置の決定は周辺にある
容量セルと、他の配線及びコンタクト等とショートしな
いようにマージンをとるだけで配置できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のDRAMメモリ装置は、以下に示す欠点を有す
る。図4及び図5のいずれのメモリ装置も、下部電極1
0の電位を外部に引き出すコンタクト20と、上部電極
12の電位を外部に引き出すコンタクト22とは、その
アスペクト比が著しく異なる。このため、コンタクト2
2において、エッチングの突き抜けが生じたり、コンタ
クトホールの底部に形成されるバリアメタル24の膜厚
の制御が困難になるという欠点がある。
【0011】図6は横軸にアスペクト比をとり、縦軸に
エッチングレートをとって、SiO 2膜及びポリシリコ
ン膜のエッチング速度とアスペクト比との関係及びSi
2/ポリシリコン選択比とアスペクト比の関係を示す
グラフ図である。上部電極12の延出部13は通常ポリ
シリコンで形成され、その厚さは約1000Åであり、
層間絶縁膜5は通常SiO2で形成され、その厚さは約
3μmである。また、上部電極用コンタクト22のアス
ペクト比は約1、下部電極用コンタクト20のアスペク
ト比は約10である。そこで、図6からわかるように、
コンタクトホール20a及び20bを同一の工程で形成
すると、そのエッチングレートの相違から、いずれのコ
ンタクトホール20a、22aも約4分でホール形成が
完了する。
【0012】しかしながら、エッチング選択比が相違し
ても、従来のDRAMにおいては、コンタクト20とコ
ンタクト22のアスペクト比が大きく異なるため、コン
タクトホール20aとコンタクトホール22aとを同一
のエッチング工程で形成する場合に、コンタクトホール
22aが、図4に示すように、上部電極12の延出部1
3を突き抜けてしまう虞がある。そうすると、図4に示
すように、コンタクトホール22aの側面に側壁絶縁膜
26を形成した場合には、コンタクト22の側面で延出
部と電気的接触をとることができない。このため、図5
に示すように、コンタクト22の下部に導電層27,2
8を形成する必要がある。
【0013】また、コンタクトホール20a、22aを
エッチングにより形成した後、その内面にバリアメタル
21,23を形成するが、コンタクトホール20a,2
2aのアスペクト比が大きく相違するため、ホール内面
に形成されるバリアメタルの膜厚の制御が困難であり、
図4に示すように、コンタクト22においては、その底
部に厚いバリアメタル24が形成されてしまう。そうす
ると、仮に、このコンタクトホール22aの底面が延出
部13内に止まったとしても、コンタクト22と延出部
13との間の接触抵抗が変動し、安定した接触抵抗を得
ることができない。また、図5に示す側壁絶縁膜26を
有するコンタクト22の場合は、その底部でのみ延出部
13と電気的接触が得られるため、このコンタク底部の
厚いバリアメタル24は確実に接触抵抗を不安定にして
しまう。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、所謂シリンダ型のメモリセルにおけるコン
タクトホールの突き抜け及び接触抵抗の不安定を防止す
ることができ、信頼性が高い半導体メモリ装置及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体メモ
リ装置は、層間絶縁膜と、この層間絶縁膜内に形成され
た筒状の下部電極と、この下部電極の内面に形成された
容量絶縁膜と、この容量絶縁膜を間に挟んで前記下部電
極に対向するように形成された上部電極と、前記層間絶
縁膜内に形成された筒状の溝と、この溝の内面に形成さ
れた導電層と、前記上部電極と前記導電層とを接続する
上部電極延出部と、前記層間絶縁膜に形成され前記溝の
底部で前記導電層に接続された上部電極コンタクトと、
前記層間絶縁膜上に形成され前記上部電極コンタクトに
接続された上部電極配線とを有することを特徴とする。
【0016】本発明に係る他の半導体メモリ装置は、半
導体基板と、この半導体基板の表面に形成された拡散層
と、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、この
層間絶縁膜内に形成され前記拡散層に接続された筒状の
下部電極と、この下部電極の内面に形成された容量絶縁
膜と、この容量絶縁膜を間に挟んで前記下部電極に対向
するように形成された上部電極と、前記層間絶縁膜内に
形成された筒状の溝と、この溝の内面に形成された導電
層と、前記上部電極と前記導電層とを接続する上部電極
延出部と、前記層間絶縁膜に形成され前記溝の底部で前
記導電層に接続された上部電極コンタクトと、前記層間
絶縁膜上に形成され前記上部電極コンタクトに接続され
た上部電極配線と、前記層間絶縁膜内に形成され前記導
電部に接続された周辺部コンタクトと、を有することを
特徴とする。
【0017】この半導体メモリ装置において、層間絶縁
膜を貫通して形成された下部電極コンタクトと、前記拡
散層の表面上に前記下部電極の接続部と前記下部電極コ
ンタクトとの間に設けられたワード線用ゲート電極と、
前記層間絶縁膜上に形成され前記下部電極コンタクトに
接続された下部電極配線とを有するように構成するか、
又は前記層間絶縁膜内の前記下部電極よりも下方に形成
された下部電極配線と、前記層間絶縁膜に形成され前記
下部電極配線と前記拡散層とを接続する下部電極コンタ
クトとを有するように構成することができる。
【0018】また、前記上部電極コンタクト及び下部電
極コンタクトの側面に側壁絶縁膜が形成されており、前
記上部電極コンタクト及び下部電極コンタクトの底面及
び側面にバリアメタル層が形成されているように構成す
ることできる。
【0019】本発明に係る半導体メモリ装置の製造方法
は、半導体基板の表面に拡散層及びゲート電極を形成す
る工程と、半導体基板の表面上に層間絶縁膜を形成する
工程と、この層間絶縁膜に容量セル用溝と上部電極コン
タクト用溝を同時に形成する工程と、前記容量セル用溝
と前記上部電極コンタクト用溝の底面及び側面に導電物
質を形成して夫々下部電極と第1導電層を形成する工程
と、前記容量セル用溝の前記下部電極の内側面及び底面
上に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量セル用溝と
上部電極コンタクト用溝内に導電物質を形成して夫々上
部電極と第2導電層を形成すると共に、上部電極と第2
導電層とを接続する上部電極延出部を同時に形成する工
程と、前記上部電極コンタクト用溝内を絶縁物質で埋め
込む工程と、前記上部電極コンタクト用溝内の絶縁物質
と層間絶縁膜に夫々上部電極用コンタクトホールと下部
電極用コンタクトホールを同時に形成する工程と、前記
上部電極用コンタクトホールと下部電極用コンタクトホ
ール内に導電物質を埋め込んで上部電極コンタクト及び
下部電極コンタクトを形成する工程とを有することを特
徴とする。
【0020】本発明に係る他の半導体メモリ装置の製造
方法は、半導体基板の表面に拡散層及びゲート電極を形
成する工程と、半導体基板の表面上に第1層間絶縁膜を
形成する工程と、この第1層間絶縁膜に下部電極用コン
タクトを形成すると共に、前記第1層間絶縁膜上に上部
電極配線を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜上に第
2層間絶縁膜を形成する工程と、この第2層間絶縁膜に
容量セル用溝と上部電極コンタクト用溝を同時に形成す
る工程と、前記容量セル用溝と前記上部電極コンタクト
用溝の底面及び側面に導電物質を形成して夫々下部電極
と第1導電層を形成する工程と、前記容量セル用溝の前
記下部電極の内側面及び底面上に容量絶縁膜を形成する
工程と、前記容量セル用溝内に導電物質を埋め込んで上
部電極を形成する工程と、前記上部電極コンタクト用溝
内に導電物質を形成して第2導電層を形成すると共に、
上部電極と第2導電層とを接続する上部電極延出部を同
時に形成する工程と、前記上部電極コンタクト用溝内を
絶縁物質で埋め込む工程と、前記上部電極コンタクト用
溝内の絶縁物質に上部電極用コンタクトホールを形成す
る工程と、前記上部電極用コンタクトホールに導電物質
を埋め込んで上部電極コンタクトを形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0021】本発明に係る半導体メモリ装置のマスクデ
ータ作成方法及びレイアウト方法は、上部電極コンタク
トデータと上部電極延出部との積をとることにより、上
部電極コンタクトデータのうち、上部電極延出部上に形
成される上部電極コンタクトデータのみを抽出する処理
を行う。次に、この抽出された上部電極コンタクトデー
タ用溝データに加える処理を行うことによって、上部電
極延出部のシリンダデータを作成し、その大きくなった
データを周辺配線に接触しないようにマージンを持つよ
うに配置する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
第1実施例に係るDRAM装置の2容量セル部分を示す
断面図である。半導体基板の表面に、第1導電型不純物
領域1が形成されており、この不純物領域1内に拡散層
2が形成されている。そして、不純物領域1及び拡散層
2上にはゲート電極3と、ゲート電極4が形成されてお
り、更に全面に層間絶縁膜5が形成されていて、層間絶
縁膜5上には、配線層6が形成されている。また、DR
AMの周辺領域においては、層間絶縁膜5内にアスペク
ト比が大きなコンタクト7が形成されており、このコン
タクト7により、不純物領域1と配線層6との間及びゲ
ート電極3と配線層6との間が接続されている。コンタ
クト7を構成する金属プラグの側面にはバリアメタル8
及び側壁絶縁膜26が形成されている。
【0023】一方、DRAM領域においては、層間絶縁
膜5上の配線層6と不純物領域1とを接続するコンタク
ト20が形成されており、このコンタクト20を間に挟
んで1対のシリンダ状の容量セルが形成されている。即
ち、層間絶縁膜5内に埋め込まれるようにして、有底筒
状の下部電極10が形成されており、この下部電極10
の内面に薄い容量絶縁膜11が形成されている。そし
て、下部電極10の内部を埋めるようにして上部電極1
2が形成されており、この上部電極12の上端から基板
表面に平行に延びるように上部電極の延出部13が形成
されている。下部電極10の底面と不純物領域1との間
はコンタクト25により接続されており、各コンタクト
25の両側にゲート電極4が形成されている。このよう
にして、上部電極12,容量絶縁膜11及び下部電極1
0によりシリンダ状の容量セルが構成される。
【0024】このゲート電極4はワード線となるもので
あり、このワード線により制御されて、各容量セルに蓄
積した電荷がコンタクト20を介して外部に導出され
る。また、このDRAM領域の各1対の容量セルの間に
配置されたコンタクト20は層間絶縁膜5をその厚さ方
向に貫通するコンタクトホール20aと、このコンタク
トホール20a内に埋め込まれた金属プラグ20bとに
より構成されており、本実施例においては、このコンタ
クトホール20aの内面に側壁絶縁膜26が形成され、
更にその内面及び底面にはバリアメタル21が形成され
ている。なお、上部電極12の上端から基板表面に平行
に延出する延出部13はコンタクト20側の端部がコン
タクト20から若干離隔している。
【0025】また、上部電極12から延出する延出部1
3におけるコンタクト20の反対側の部分は、下部電極
10、容量絶縁膜11及び上部電極12から構成される
容量セルと同様のシリンダ構造の導電層に接続されてい
る。即ち、下部電極10は層間絶縁膜5に形成された例
えば矩形断面の溝(又は凹部)内にその溝の底面及び側
面を被覆するように形成されているが、この容量セルの
近傍に、容量セルの下部電極が形成される溝と例えば同
一深さの溝が形成されており、この溝の内面に導電層3
1が形成されている。この溝は容量セルの溝を形成する
工程と同一工程で形成され、導電層31は下部電極10
を形成する工程と同一工程で形成される。即ち、下部電
極10と導電層31とは同一材料で構成されている。こ
の有底筒状の導電層31の底面及び側面上には、上部電
極の形成工程と同一の工程で、即ち同一の材料で導電層
30が形成されている。
【0026】そして、この導電層30,31が形成され
た溝の中心部に、導電層30に到達するコンタクトホー
ル32aが形成されており、このコンタクトホール32
aの内面に側壁絶縁膜26が形成され、更にその内面と
底面とにバリアメタル33が形成され、更にその内側に
Cu等の金属プラグ32bを埋め込むことにより、コン
タクト32が形成されている。このコンタクト32も層
間絶縁膜5上の配線層6に接続されている。
【0027】これにより、各容量セルの上部電極12は
延出部13と導電層30を介してコンタクト32に接続
されており、更に、コンタクト32を介して配線層6に
接続されている。一方、下部電極10は不純物領域1を
介してコンタクト20に接続されており、更にこのコン
タクト20を介して配線層6に接続されている。これに
より、ゲート電極4により制御されて、配線層6から容
量セルの上部電極12及び下部電極10との間の電位が
制御され、容量セルへの電荷の蓄積及び放電が制御され
る。
【0028】本実施例においては、上部電極用コンタク
ト32は下部電極用コンタクト20及び周辺回路用コン
タクト7と同様に比較的アスペクト比が大きく、コンタ
クト20とコンタクト32とのアスペクト比の相違は小
さい。このため、例えば、上部電極用コンタクト32の
アスペクト比が6であるとすると、図6に示すように、
SiO2とポリシリコンとのエッチング選択比が35と
極めて大きい。従って、コンタクトホールのエッチング
工程において、層間絶縁膜5の表面から層間絶縁膜5を
構成するSiO2膜内をエッチングされてきたコンタク
トホール32aは、導電層30を構成するポリシリコン
膜に到達してそのエッチング速度が著しく低下する。こ
のため、コンタクトホール32aが導電層30に到達し
た時点でコンタクトホール20aは未だエッチングを継
続しているものの、このコンタクトホール20aが基板
表面の不純物層1に到達する前に、コンタクトホール3
2aにおけるエッチングの進行は極めて少ない。これに
より、コンタクトホール32aのエッチングの際に、コ
ンタクトホール32aが導電層30、更には導電層31
を突き抜けてしまうことが確実に防止される。また、全
てのコンタクトホールはアスペクト比が同様の値である
から、その底面に形成されるバリアメタルの膜厚制御が
容易であり、均一な膜厚のバリアメタルを形成すること
ができる。これにより接触抵抗を一定にすることができ
る。
【0029】図2は本発明の第2実施例に係るDRAM
装置の2容量セル部分を示す断面図である。本実施例が
図1に示す実施例と異なる点は、コンタクト20の近傍
で、コンタクト20側の延出部13が側壁絶縁膜26を
介してコンタクト20に接触していることである。即
ち、本実施例においては、上部電極12及び延出部13
の形成工程後、コンタクト20の近傍で延出部13を選
択的に除去する工程を設けておらず、延出部13を突き
抜けてコンタクトホール20aが形成されている。本実
施例においては、コンタクト20の側面に側壁絶縁膜2
6が形成されているので、延出部13のコンタクト20
近傍の部分をエッチング除去しなくても、両者がショー
トすることがない。
【0030】本実施例においても、上部電極用コンタク
ト32のアスペクト比は高いので、図1に示す実施例と
同様の効果を奏する。
【0031】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図3は本発明の第3実施例に係る半導体メモリ装置
のDRAM部分を示す断面図である。本実施例は、容量
セルの構造及び下部電極用コンタクトの形状が第1実施
例及び第2実施例と異なる。本実施例においては、層間
絶縁膜5内に有底筒状の下部電極43が形成されてお
り、この下部電極43の内側面及び内底面に容量絶縁膜
42が形成されている。そして、下部電極43内には、
導電物質が埋め込まれて上部電極41が形成されてい
る。この上部電極41はその上端面で延出部13に接触
し、従って、上部電極41はその上端面から延出部13
を介して有底筒状の導電層30,31に接続され、コン
タクト32を介して配線層6に導出されている。従っ
て、上部電極41用のコンタクト32は第1実施例及び
第2実施例と同様に、シリンダ構造の導電層30,31
の底部に接続されており、そのアスペクト比は従来より
も極めて高い。
【0032】一方、下部電極43はコンタクト44によ
り半導体基板表面の不純物層1に接続されており、この
コンタクト44を間に挟んで両側の不純物層1の表面に
ゲート電極45が形成されている。そして、1対の容量
セルの間の不純物層1の表面に、コンタクト47が形成
されており、このコンタクト47は層間絶縁膜5内の容
量セルよりも下方の位置に埋め込まれたビット配線層4
6に接続されている。
【0033】上述の如く構成された本実施例の半導体メ
モリ装置においては、層間絶縁膜5内に埋め込まれた配
線層46がビット線として機能し、ワード線として機能
するゲート電極45と共に、容量セルに対する電荷の蓄
積及び放電を制御する。
【0034】そして、本実施例においては、下部電極4
3は層間絶縁膜5の上の配線層ではなく、層間絶縁膜5
内の容量セルの下方に埋め込まれた配線層46により導
出される。従って、厚い層間絶縁膜5を貫通するコンタ
クトを形成する必要がない。また、製造工程において
は、上部電極延出部13との間で下部電極コンタクトの
ショートを考慮する必要がない。なお、本実施例におい
ても、層間絶縁膜5を貫通する周辺部コンタクトを開口
するときに、同時に、上部電極用コンタクト32を開口
するが、このコンタクト32を開口する際に、導電層3
0,31を突き抜けてしまうことがない。
【0035】次に、本発明の半導体メモリ装置の製造方
法について説明する。先ず、図1及び図2に示す実施例
の半導体メモリ装置の製造方法について説明する。容量
セルの下部電極10を形成するために、層間絶縁膜5に
溝を形成するが、この下部電極用溝を形成する際に、そ
の近傍に導電層31用の溝を形成する。従って、この導
電層31用の溝は下部電極用溝と同一の深さになる。そ
の後、下部電極10を形成する工程で同時に導電層31
も形成する。また、容量絶縁膜11を形成する工程にお
いては、導電層31の上に形成された容量絶縁膜は他の
部分の容量絶縁膜を除去する際に除去してもよいし、除
去しなくても良い。そして、上部電極12を形成する工
程において、同時に延出部13及び導電層30を形成す
る。その後、SiO2等の絶縁膜を溝内に埋め込んた
後、上部電極用コンタクトホール20a及び周辺部コン
タクト7用のコンタクトホールを開口する工程におい
て、同時に上部電極用コンタクト32aのコンタクトホ
ール32aを形成する。更に、全てのコンタクトホール
の内面に側壁絶縁膜26、バリアメタル33及び金属プ
ラグ32b、20b等を形成してコンタクト32,2
0,7が完成する。
【0036】次に、容量電極及び溝を配置するためのマ
スクデータの作成方法について説明する。この上部電極
用コンタクト32を形成するための溝の幅は、導電層3
0,31を溝内に形成しても、コンタクトホール32a
の径以上のスペースを確保できる程度にする必要があ
る。
【0037】このため、上記形状のシリンダ(溝)を形
成するために、以下のようにしてシリンダマスクデータ
を作成する。マスクデータの自動発生は、従来の周辺配
線及びコンタクト等とのマージンだけではなく、上部電
極コンタクト用溝内にコンタクトを配設するための操作
が必要になる。
【0038】そこで、コンタクト32の横断面の径を
x、導電層30の厚さをyとしたとき、積x×yをとる
ことにより、コンタクトデータのうち上部電極用導電層
30上に形成されるコンタクトデータのみを抽出する。
【0039】次に、この抽出されたデータをシリンダデ
ータに加える処理を行う。これにより、上部電極用導電
層30上のコンタクト形成領域に予めシリンダが加わっ
たシリンダデータを得ることができる。
【0040】上記方法により、シリンダマスクデータを
作成すれば、設計者は上部電極用導電層30上のコンタ
クトを意識することなく、シリンダマスクデータを設計
することができる。
【0041】なお、上述のシリンダマスクデータ作成方
法においては、導電層30上のコンタクトデータを演算
により自動発生する方法について説明したが、これに限
らず、設計者がシリンダデータ作成時に直接入力するよ
うにすることも可能である。
【0042】次に、図3に示す半導体メモリ装置の製造
方法について説明する。この図5に示す半導体メモリ装
置は、先ず、拡散層及びゲート電極が形成された半導体
基板の表面上に、第1層間絶縁膜を形成し、この第1層
間絶縁膜に下部電極用コンタクト47を形成すると共
に、第1層間絶縁膜上に上部電極配線46を形成する。
次いで、前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成
し、両者により層間絶縁膜5を形成する。その後、第2
層間絶縁膜に容量セル用溝と上部電極コンタクト用溝を
同時に形成する。その後、前記容量セル用溝と前記上部
電極コンタクト用溝の底面及び側面に導電物質を形成し
て夫々下部電極43と第1導電層31を形成する。次い
で、下部電極43の内側面及び底面上に容量絶縁膜42
を形成する。その後、容量セル用溝内に導電物質を埋め
込んで上部電極41を形成し、更に導電物質の層を形成
して上部電極コンタクト用溝内に第2導電層30を形成
すると共に、上部電極41と第2導電層30とを接続す
る上部電極延出部13を同時に形成する。次いで、上部
電極コンタクト用溝内を絶縁物質で埋め込み、更に、上
部電極コンタクト用溝内の絶縁物質に上部電極用コンタ
クトホール32aを形成し、上部電極用コンタクトホー
ル32aに導電物質を埋め込んで上部電極コンタクト3
2を形成する。
【0043】また、本発明の上部電極延出部上のコンタ
クトデータと配線層6との接続のための上部電極コンタ
クト32のデータ発生方法及び配置方法は、上部電極コ
ンタクトデータと上部電極延出部との積をとることによ
り、上部電極コンタクトデータのうち、上部電極延出部
上に形成される上部電極コンタクトデータのみを抽出す
る処理を行う。次に、この抽出された上部電極コンタク
ト用溝データに加える処理を行うことによって上部電極
延出部のシリンダデータを作成し、その大きくなったデ
ータを周辺配線に接触しないようにマージンを持つよう
に配置する。
【0044】先ず、上部電極延出部に上部電極のコンタ
クト32を重ね合わせ、前記コンタクトデータのみを抽
出する。次に、溝内の上部電極と短絡しないように、層
間絶縁膜に開口すべき溝データを作成するために、コン
タクトデータに側壁酸化膜26の厚さ、層間絶縁膜5の
厚さを加えた値とする。
【0045】また、上部電極用溝32aの寸法は、前述
した方法で求められており、この溝32aの外周が隣接
するパターンに接触しない寸法、例えば、最小加工寸法
が0.18μm程度に離した位置に配置される。この場
合は、溝32aの全周にわたり、隣接するパターンに接
触しないように考慮する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上部電極用コンタクトは下部電極用コンタクト及び周辺
回路用コンタクトと同様に比較的アスペクト比が大き
く、他のコンタクトとの間のアスペクト比の相違は小さ
い。このため、層間絶縁膜と上部電極の導電層との間の
エッチン選択比が大きく、上部電極コンタクトを形成す
る際のエッチングにおいて前記導電層の突き抜けが生じ
ることが防止され、また、上部電極用コンタクトホール
の底面にバリアメタルを形成した場合はその膜厚を一定
に制御することができ、コンタクトにおける接触抵抗を
一定に制御することができる。これにより、信頼性が極
めて優れた半導体メモリ装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体メモリ装置を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る半導体メモリ装置を
示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る半導体メモリ装置を
示す断面図である。
【図4】従来の半導体メモリ装置を示す断面図である。
【図5】従来の他の半導体メモリ装置を示す断面図であ
る。
【図6】横軸にアスペクト比をとり、縦軸にエッチング
レート及びSiO2/ポリシリコン選択比をとって、S
iO2膜及びポリシリコン膜のエッチング速度及びSi
2/ポリシリコン選択比とアスペクト比の関係を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
1:不純物層 4、45:ゲート電極 5:層間絶縁膜 6、46:配線層 10、43:下部電極 11、42:容量絶縁膜 12、41:上部電極 13:上部電極延出部 20:下部電極コンタクト 26:側壁絶縁膜 30,31:導電層 32、47:上部電極コンタクト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月13日(2000.4.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明に係る他の半導体メモリ装置は、半
導体基板と、この半導体基板の表面に形成された拡散層
と、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、この
層間絶縁膜内に形成され前記拡散層に接続された筒状の
下部電極と、この下部電極の内面に形成された容量絶縁
膜と、この容量絶縁膜を間に挟んで前記下部電極に対向
するように形成された上部電極と、前記層間絶縁膜内に
形成された筒状の溝と、この溝の内面に形成された導電
層と、前記上部電極と前記導電層とを接続する上部電極
延出部と、前記層間絶縁膜に形成され前記溝の底部で前
記導電層に接続された上部電極コンタクトと、前記層間
絶縁膜上に形成され前記上部電極コンタクトに接続され
た上部電極配線と、前記層間絶縁膜内に形成され前記
散層に接続された周辺部コンタクトと、を有することを
特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 晶 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 浜田 昌幸 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5F033 JJ11 KK01 NN06 NN07 5F083 AD24 KA01 KA05 LA11 MA05 MA06 MA19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層間絶縁膜と、この層間絶縁膜内に形成
    された筒状の下部電極と、この下部電極の内面に形成さ
    れた容量絶縁膜と、この容量絶縁膜を間に挟んで前記下
    部電極に対向するように形成された上部電極と、前記層
    間絶縁膜内に形成された筒状の溝と、この溝の内面に形
    成された導電層と、前記上部電極と前記導電層とを接続
    する上部電極延出部と、前記層間絶縁膜に形成され前記
    溝の底部で前記導電層に接続された上部電極コンタクト
    と、前記層間絶縁膜上に形成され前記上部電極コンタク
    トに接続された上部電極配線とを有することを特徴とす
    る半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板の表面に
    形成された拡散層と、前記半導体基板上に形成された層
    間絶縁膜と、この層間絶縁膜内に形成され前記拡散層に
    接続された筒状の下部電極と、この下部電極の内面に形
    成された容量絶縁膜と、この容量絶縁膜を間に挟んで前
    記下部電極に対向するように形成された上部電極と、前
    記層間絶縁膜内に形成された筒状の溝と、この溝の内面
    に形成された導電層と、前記上部電極と前記導電層とを
    接続する上部電極延出部と、前記層間絶縁膜に形成され
    前記溝の底部で前記導電層に接続された上部電極コンタ
    クトと、前記層間絶縁膜上に形成され前記上部電極コン
    タクトに接続された上部電極配線と、前記層間絶縁膜内
    に形成され前記導電部に接続された周辺部コンタクト
    と、を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 層間絶縁膜を貫通して形成された下部電
    極コンタクトと、前記拡散層の表面上に前記下部電極の
    接続部と前記下部電極コンタクトとの間に設けられたワ
    ード線用ゲート電極と、前記層間絶縁膜上に形成され前
    記下部電極コンタクトに接続された下部電極配線とを有
    することを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記層間絶縁膜内の前記下部電極よりも
    下方に形成された下部電極配線と、前記層間絶縁膜に形
    成され前記下部電極配線と前記拡散層とを接続する下部
    電極コンタクトとを有することを特徴とする請求項2に
    記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記上部電極コンタクト及び下部電極コ
    ンタクトの側面に側壁絶縁膜が形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体
    メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記上部電極コンタクト及び下部電極コ
    ンタクトの底面及び側面にバリアメタル層が形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板の表面に拡散層及びゲート電
    極を形成する工程と、半導体基板の表面上に層間絶縁膜
    を形成する工程と、この層間絶縁膜に容量セル用溝と上
    部電極コンタクト用溝を同時に形成する工程と、前記容
    量セル用溝と前記上部電極コンタクト用溝の底面及び側
    面に導電物質を形成して夫々下部電極と第1導電層を形
    成する工程と、前記容量セル用溝の前記下部電極の内側
    面及び底面上に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量
    セル用溝と上部電極コンタクト用溝内に導電物質を形成
    して夫々上部電極と第2導電層を形成すると共に、上部
    電極と第2導電層とを接続する上部電極延出部を同時に
    形成する工程と、前記上部電極コンタクト用溝内を絶縁
    物質で埋め込む工程と、前記上部電極コンタクト用溝内
    の絶縁物質と層間絶縁膜に夫々上部電極用コンタクトホ
    ールと下部電極用コンタクトホールを同時に形成する工
    程と、前記上部電極用コンタクトホールと下部電極用コ
    ンタクトホール内に導電物質を埋め込んで上部電極コン
    タクト及び下部電極コンタクトを形成する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板の表面に拡散層及びゲート電
    極を形成する工程と、半導体基板の表面上に第1層間絶
    縁膜を形成する工程と、この第1層間絶縁膜に下部電極
    用コンタクトを形成すると共に、前記第1層間絶縁膜上
    に上部電極配線を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜
    上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、この第2層間絶
    縁膜に容量セル用溝と上部電極コンタクト用溝を同時に
    形成する工程と、前記容量セル用溝と前記上部電極コン
    タクト用溝の底面及び側面に導電物質を形成して夫々下
    部電極と第1導電層を形成する工程と、前記容量セル用
    溝の前記下部電極の内側面及び底面上に容量絶縁膜を形
    成する工程と、前記容量セル用溝内に導電物質を埋め込
    んで上部電極を形成する工程と、前記上部電極コンタク
    ト用溝内に導電物質を形成して第2導電層を形成すると
    共に、上部電極と第2導電層とを接続する上部電極延出
    部を同時に形成する工程と、前記上部電極コンタクト用
    溝内を絶縁物質で埋め込む工程と、前記上部電極コンタ
    クト用溝内の絶縁物質に上部電極用コンタクトホールを
    形成する工程と、前記上部電極用コンタクトホールに導
    電物質を埋め込んで上部電極コンタクトを形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体メモリ装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の半導体メモリ装置の前記上部電極延出部と配線層と
    を接続する上部電極コンタクト用の溝データの作成方法
    において、上部電極コンタクトデータと上部電極延出部
    との積をとることにより、前記延出部上のコンタクトデ
    ータのみを抽出する処理と、この抽出された上部電極コ
    ンタクトデータに最小絶縁寸法を加える処理とを有する
    ことを特徴とするマスクデータの作成方法。
  10. 【請求項10】 前記溝データ及び前記コンタクトデー
    タを使用して上部電極延出部に上部電極を埋設する溝を
    配置する方法において、前記電極埋設用溝は隣接するパ
    ターンに着目して短絡しない最小寸法の間隔をあけ、メ
    モリセルシリンダに最も近い場所に配置することを特徴
    とする請求項9に記載のマスクデータの作成方法。
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