JP2000263140A - 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法 - Google Patents
曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法Info
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- JP2000263140A JP2000263140A JP11072040A JP7204099A JP2000263140A JP 2000263140 A JP2000263140 A JP 2000263140A JP 11072040 A JP11072040 A JP 11072040A JP 7204099 A JP7204099 A JP 7204099A JP 2000263140 A JP2000263140 A JP 2000263140A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｖ溝加工用の別の装置を用いることなくＶ溝
加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことにより、
ワークの加工効率の向上を図ることにある。 【解決手段】 上下動可能なトップダイ３１と、該トッ
プダイ３１の直下に定置されたボトムダイ３２と、上記
トップダイ３１に固定・解除自在に設けられてトップダ
イ３１の降下に伴ってボトムダイ３２との間でワークＷ
を押圧して該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する
刻印金型５０と、該刻印金型５０によりＶ溝Ｖ１、Ｖ２
が加工されたワークＷを曲げ加工するベンドビーム３３
を有する。
加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことにより、
ワークの加工効率の向上を図ることにある。 【解決手段】 上下動可能なトップダイ３１と、該トッ
プダイ３１の直下に定置されたボトムダイ３２と、上記
トップダイ３１に固定・解除自在に設けられてトップダ
イ３１の降下に伴ってボトムダイ３２との間でワークＷ
を押圧して該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する
刻印金型５０と、該刻印金型５０によりＶ溝Ｖ１、Ｖ２
が加工されたワークＷを曲げ加工するベンドビーム３３
を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は曲げ加工装置、特に
Ｖ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことによ
り、ワークの加工効率の向上を図るようにした曲げ加工
装置及びその装置を使用する曲げ加工方法に関する。
Ｖ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことによ
り、ワークの加工効率の向上を図るようにした曲げ加工
装置及びその装置を使用する曲げ加工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の曲げ加工装置、例えばパネルベン
ダは、図８に示すように、トップダイ３１とボトムダイ
３２によりワークＷをクランプし、ベンドビーム３３を
上下に旋回移動することにより、該ワークＷを折り曲げ
るようになっている。
ダは、図８に示すように、トップダイ３１とボトムダイ
３２によりワークＷをクランプし、ベンドビーム３３を
上下に旋回移動することにより、該ワークＷを折り曲げ
るようになっている。
【０００３】ベンドビーム３３は、逆曲げ金型３３Ａと
正曲げ金型３３Ｂを有し、図示するように、例えば正曲
げ金型３３Ｂにより該ワークＷの鋭角曲げを行う。
正曲げ金型３３Ｂを有し、図示するように、例えば正曲
げ金型３３Ｂにより該ワークＷの鋭角曲げを行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術には（図８）、次のような課題がある。
術には（図８）、次のような課題がある。
【０００５】即ち、図９（Ａ）に示すように、ワークＷ
に切欠部Ｗ１が形成され、該切欠部Ｗ１から曲げ線ｍま
での距離Ｈが小さいとする。
に切欠部Ｗ１が形成され、該切欠部Ｗ１から曲げ線ｍま
での距離Ｈが小さいとする。
【０００６】この場合に、ワークＷを折り曲げようとす
ると、ベンドビーム３３の正曲げ金型３３Ｂが（図８）
該ワークＷによく引っ掛からず、この切欠部Ｗ１が形成
されている部分イのみが（図９（Ａ））膨らんでしまう
ことがある。
ると、ベンドビーム３３の正曲げ金型３３Ｂが（図８）
該ワークＷによく引っ掛からず、この切欠部Ｗ１が形成
されている部分イのみが（図９（Ａ））膨らんでしまう
ことがある。
【０００７】また、図９（Ｂ）に示すようなワークＷを
曲げ加工する場合には、曲げ線ｍ１、ｍ２のコーナー部
分ロが膨らんでしまう。
曲げ加工する場合には、曲げ線ｍ１、ｍ２のコーナー部
分ロが膨らんでしまう。
【０００８】これを回避するために、従来より、図９
（Ａ）の場合には、曲げ線ｍに沿って切欠部Ｗ１の長さ
だけＶ溝Ｖを（図９（Ｃ）の左図）、また図９（Ｂ）の
場合には、曲げ線ｍ１に沿ってコーナー部分にＶ溝Ｖ１
（図９（Ｃ）の右図）、曲げ線ｍ２に沿ってコーナー部
分にＶ溝Ｖ２をそれぞれ加工することにより、ワークＷ
を曲げ易くしている。
（Ａ）の場合には、曲げ線ｍに沿って切欠部Ｗ１の長さ
だけＶ溝Ｖを（図９（Ｃ）の左図）、また図９（Ｂ）の
場合には、曲げ線ｍ１に沿ってコーナー部分にＶ溝Ｖ１
（図９（Ｃ）の右図）、曲げ線ｍ２に沿ってコーナー部
分にＶ溝Ｖ２をそれぞれ加工することにより、ワークＷ
を曲げ易くしている。
【０００９】しかし、従来は、このＶ溝Ｖ、Ｖ１、Ｖ２
を加工するために、タレットパンチプレスに別のＶ溝加
工用金型を装着したり、Ｖカット加工機を使用したりし
ていた。
を加工するために、タレットパンチプレスに別のＶ溝加
工用金型を装着したり、Ｖカット加工機を使用したりし
ていた。
【００１０】そのため、Ｖ溝を加工するための別の装置
が必要となって面倒であり、またパネルベンダによる工
程の他にＶ溝加工の工程が加わり、加工効率が低下して
いた。
が必要となって面倒であり、またパネルベンダによる工
程の他にＶ溝加工の工程が加わり、加工効率が低下して
いた。
【００１１】本発明の目的は、Ｖ溝加工用の別の装置を
用いることなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時
に行うことにより、ワークの加工効率の向上を図ること
にある。
用いることなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時
に行うことにより、ワークの加工効率の向上を図ること
にある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、図１に示すように、上下動可能なトップ
ダイ３１、該トップダイ３１の直下に定置されたボトム
ダイ３２、上記トップダイ３１に固定・解除自在に設け
られてトップダイ３１の降下に伴ってボトムダイ３２と
の間でワークＷを押圧して該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、
Ｖ２を加工する刻印金型５０、及び該刻印金型５０によ
りＶ溝Ｖ１、Ｖ２が加工されたワークＷを曲げ加工する
ベンドビーム３３を有することを特徴とする曲げ加工装
置と、図７に示すように、（１）ワークＷをフロントテ
ーブル４１へ搬入するステップ、（２）搬入されたワー
クＷをトップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
るステップ、（３）刻印金型５０をトップダイ３１に固
定するステップ、（４）トップダイ３１を降下させ、刻
印金型５０でワークＷを押圧することにより、該ワーク
Ｗ上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工するステップ、（５）該
Ｖ溝Ｖ１、Ｖ２が加工されたワークＷをワーク位置決め
位置Ｄまで移動させるステップ、及び（６）該移動後の
ワークＷをベンドビーム３３により曲げ加工するステッ
プから成ることを特徴とする曲げ加工方法という技術的
手段を講じている。
め、本発明は、図１に示すように、上下動可能なトップ
ダイ３１、該トップダイ３１の直下に定置されたボトム
ダイ３２、上記トップダイ３１に固定・解除自在に設け
られてトップダイ３１の降下に伴ってボトムダイ３２と
の間でワークＷを押圧して該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、
Ｖ２を加工する刻印金型５０、及び該刻印金型５０によ
りＶ溝Ｖ１、Ｖ２が加工されたワークＷを曲げ加工する
ベンドビーム３３を有することを特徴とする曲げ加工装
置と、図７に示すように、（１）ワークＷをフロントテ
ーブル４１へ搬入するステップ、（２）搬入されたワー
クＷをトップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
るステップ、（３）刻印金型５０をトップダイ３１に固
定するステップ、（４）トップダイ３１を降下させ、刻
印金型５０でワークＷを押圧することにより、該ワーク
Ｗ上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工するステップ、（５）該
Ｖ溝Ｖ１、Ｖ２が加工されたワークＷをワーク位置決め
位置Ｄまで移動させるステップ、及び（６）該移動後の
ワークＷをベンドビーム３３により曲げ加工するステッ
プから成ることを特徴とする曲げ加工方法という技術的
手段を講じている。
【００１３】従って、本発明の構成によれば、上下動可
能なトップダイ３１に刻印金型５０を（図１〜図６）固
定・解除自在に設けたことにより、ワークＷをトップダ
イ３１とボトムダイ３２の間に移動させておいて、例え
ばエアシリンダ６０を作動させてそのピストンロッド６
１を刻印金型５０に嵌合させれば（図５（Ｂ））、該刻
印金型５０はトップダイ３１に固定されるので、該トッ
プダイ３１を降下させることにより、ボトムダイ３２の
間でワークＷは押圧され、該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、
Ｖ２が加工される（図５（Ｂ）、図６（Ａ）、図６
（Ｂ））。
能なトップダイ３１に刻印金型５０を（図１〜図６）固
定・解除自在に設けたことにより、ワークＷをトップダ
イ３１とボトムダイ３２の間に移動させておいて、例え
ばエアシリンダ６０を作動させてそのピストンロッド６
１を刻印金型５０に嵌合させれば（図５（Ｂ））、該刻
印金型５０はトップダイ３１に固定されるので、該トッ
プダイ３１を降下させることにより、ボトムダイ３２の
間でワークＷは押圧され、該ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１、
Ｖ２が加工される（図５（Ｂ）、図６（Ａ）、図６
（Ｂ））。
【００１４】従って、このＶ溝Ｖ１、Ｖ２が加工された
ワークＷを、ワーク位置決め位置Ｄ（図３）まで移動さ
せトップダイ３１とボトムダイ３２で挟持すれば、ベン
ドビーム３３により曲げ加工することができる。
ワークＷを、ワーク位置決め位置Ｄ（図３）まで移動さ
せトップダイ３１とボトムダイ３２で挟持すれば、ベン
ドビーム３３により曲げ加工することができる。
【００１５】このため、Ｖ溝加工用の別の装置を用いる
ことなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で行うことに
より、ワークの加工効率の向上を図ることが可能とな
る。
ことなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で行うことに
より、ワークの加工効率の向上を図ることが可能とな
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図１は本発明の実施
の形態を示す全体図である。
り添付図面を参照して、説明する。図１は本発明の実施
の形態を示す全体図である。
【００１７】図１において、曲げ加工機３０は、例えば
パネルベンダである。
パネルベンダである。
【００１８】このパネルベンダ３０は、上部フレーム４
６に取り付けられた上下動可能なトップダイ３１を有
し、下部フレーム４７に取り付けられたボトムダイ３２
との協働によりワークＷを挟み、正曲げ金型３３Ａと逆
曲げ金型３３Ｂを備えたベンドビーム３３を上下に旋回
移動することにより、該ワークＷを折り曲げるしごき曲
げ加工機である。
６に取り付けられた上下動可能なトップダイ３１を有
し、下部フレーム４７に取り付けられたボトムダイ３２
との協働によりワークＷを挟み、正曲げ金型３３Ａと逆
曲げ金型３３Ｂを備えたベンドビーム３３を上下に旋回
移動することにより、該ワークＷを折り曲げるしごき曲
げ加工機である。
【００１９】このトップダイ３１は、よく知られている
ように、中央のセンタ金型３１Ａと、その両側に隣接し
た中抜き金型３１Ｂと、該中抜き金型３１Ｂの側方のセ
グメント金型３１Ｃにより構成されている。
ように、中央のセンタ金型３１Ａと、その両側に隣接し
た中抜き金型３１Ｂと、該中抜き金型３１Ｂの側方のセ
グメント金型３１Ｃにより構成されている。
【００２０】そして、これら金型のうち、例えばセグメ
ント金型３１Ｃには、刻印金型５０が設けられている。
ント金型３１Ｃには、刻印金型５０が設けられている。
【００２１】この刻印金型５０の詳細は、図４、図５に
示されている。
示されている。
【００２２】刻印金型５０は、円柱体５１を有し（図
５）、該円柱体５１は、セグメント金型３１Ｃの空洞部
３１Ｃ１内に配置されている（図４、図５）。
５）、該円柱体５１は、セグメント金型３１Ｃの空洞部
３１Ｃ１内に配置されている（図４、図５）。
【００２３】上記円柱体５１の上部には、凹所５３が形
成され、該凹所５３と前記空洞部３１Ｃ１には、それぞ
れバネ５４の上端と下端が当接することにより、円柱体
５１は、セグメント金型３１Ｃにバネ付勢されている。
成され、該凹所５３と前記空洞部３１Ｃ１には、それぞ
れバネ５４の上端と下端が当接することにより、円柱体
５１は、セグメント金型３１Ｃにバネ付勢されている。
【００２４】また、柱体５１の下部には、開口部５２
が、底部には、Ｖ型突起５６がそれぞれ形成されてい
る。
が、底部には、Ｖ型突起５６がそれぞれ形成されてい
る。
【００２５】一方、セグメント金型３１Ｃの下部には
（図４、図５）、前記円柱体５１の開口部５２に対応し
た開口部３１Ｃ２が形成され、該開口部３１Ｃ２には、
エアシリンダ６０のピストンロッド６１が挿入されてい
る。
（図４、図５）、前記円柱体５１の開口部５２に対応し
た開口部３１Ｃ２が形成され、該開口部３１Ｃ２には、
エアシリンダ６０のピストンロッド６１が挿入されてい
る。
【００２６】この構成により、エアシリンダ６０のピス
トンロッド６１が、セグメント金型３１Ｃの開口部３１
Ｃ２内に没入している場合には（図５（Ａ））、刻印金
型５０は、セグメント金型３１Ｃから解除されている。
トンロッド６１が、セグメント金型３１Ｃの開口部３１
Ｃ２内に没入している場合には（図５（Ａ））、刻印金
型５０は、セグメント金型３１Ｃから解除されている。
【００２７】従って、トップダイ３１全体を降下させて
も、刻印金型５０は、そのＶ型突起５６がワークＷに当
接した後バネ５４の復元力に抗して上方に移動するだけ
で（図５（Ａ））、該ワークＷを押圧せずＶ溝を加工し
ない。
も、刻印金型５０は、そのＶ型突起５６がワークＷに当
接した後バネ５４の復元力に抗して上方に移動するだけ
で（図５（Ａ））、該ワークＷを押圧せずＶ溝を加工し
ない。
【００２８】しかし、エアシリンダ６０が作動し、その
ピストンロッド６１が、セグメント金型３１Ｃの開口部
３１Ｃ２から突出して円柱体５１の開口部５２と嵌合し
た場合には（図５（Ｂ））、刻印金型５０は、セグメン
ト金型３１Ｃに固定される。
ピストンロッド６１が、セグメント金型３１Ｃの開口部
３１Ｃ２から突出して円柱体５１の開口部５２と嵌合し
た場合には（図５（Ｂ））、刻印金型５０は、セグメン
ト金型３１Ｃに固定される。
【００２９】従って、トップダイ３１全体を降下させれ
ば、刻印金型５０は、そのＶ型突起５６がボトムダイ３
２上のワークＷを押圧し（図５（Ｂ））、該ワークＷの
上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する。
ば、刻印金型５０は、そのＶ型突起５６がボトムダイ３
２上のワークＷを押圧し（図５（Ｂ））、該ワークＷの
上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する。
【００３０】更に、刻印金型５０の円柱体５１には、キ
ー５５が設けられ（図５（Ｂ）の右図）、該キー５５が
セグメント金型３１Ｃの溝３１Ｃ３に挿入することによ
り、該刻印金型５０が作動中に（図５）回らないように
なっている。
ー５５が設けられ（図５（Ｂ）の右図）、該キー５５が
セグメント金型３１Ｃの溝３１Ｃ３に挿入することによ
り、該刻印金型５０が作動中に（図５）回らないように
なっている。
【００３１】この刻印金型５０は、前記セグメント金型
３１Ｃの全てに設けられており、そのうちの所定のもの
だけが、ワークＷの曲げ線ｍ１、ｍ２に対応して選択さ
れ（図６（Ｂ）、図６（Ｃ））、該選択された刻印金型
５０がセグメント金型３１Ｃに固定される。
３１Ｃの全てに設けられており、そのうちの所定のもの
だけが、ワークＷの曲げ線ｍ１、ｍ２に対応して選択さ
れ（図６（Ｂ）、図６（Ｃ））、該選択された刻印金型
５０がセグメント金型３１Ｃに固定される。
【００３２】例えば、ワークＷの短辺ａの曲げ線ｍ１に
ついて（図６（Ａ））、加工すべきＶ溝Ｖ１間の寸法
Ａ、即ち短辺刻印内寸法Ａと、ワークＷの長辺ｂの曲げ
線ｍ２について、加工すべきＶ溝Ｖ２間の寸法Ｂ、即ち
長辺刻印内寸法Ｂは、予め分かっている。
ついて（図６（Ａ））、加工すべきＶ溝Ｖ１間の寸法
Ａ、即ち短辺刻印内寸法Ａと、ワークＷの長辺ｂの曲げ
線ｍ２について、加工すべきＶ溝Ｖ２間の寸法Ｂ、即ち
長辺刻印内寸法Ｂは、予め分かっている。
【００３３】従って、ＮＣは（図示省略）、この短辺刻
印内寸法Ａと長辺刻印内寸法Ｂに基づいて、所定の刻印
金型５０を選択し、その選択された刻印金型５０のみを
セグメント金型３１Ｃに固定する（図６（Ｂ）、図６
（Ｃ））。
印内寸法Ａと長辺刻印内寸法Ｂに基づいて、所定の刻印
金型５０を選択し、その選択された刻印金型５０のみを
セグメント金型３１Ｃに固定する（図６（Ｂ）、図６
（Ｃ））。
【００３４】上記パネルベンダ３０の前方には（図
１）、フロントテーブル４１を介してワーク位置決め装
置であるマニピュレータ３４が設置されている。。
１）、フロントテーブル４１を介してワーク位置決め装
置であるマニピュレータ３４が設置されている。。
【００３５】上記マニピュレータ３４は、例えばＣ型フ
レーム３９を有し、該Ｃ型フレーム３９の上の先端部３
９Ａには（図３）上部タレット１が、下の先端部３９Ｂ
には下部タレット２が回転軸３５にそれぞれ取り付けら
れている。
レーム３９を有し、該Ｃ型フレーム３９の上の先端部３
９Ａには（図３）上部タレット１が、下の先端部３９Ｂ
には下部タレット２が回転軸３５にそれぞれ取り付けら
れている。
【００３６】上部タレット１は、よく知られているよう
に、取付部材１１に取り付けられて例えばシリンダ４に
より上下方向に移動し、下部タレット２と協働してワー
クＷをクランプするようになっている。
に、取付部材１１に取り付けられて例えばシリンダ４に
より上下方向に移動し、下部タレット２と協働してワー
クＷをクランプするようになっている。
【００３７】下部タレット２は、上記上部タレット１の
直下に配置され、ブラケット３（図３）に固定されたモ
ータＭにより回転可能に取り付けられ、上部タレット１
と共にクランプしたワークＷを回転することにより、曲
げ加工される辺を選択する。
直下に配置され、ブラケット３（図３）に固定されたモ
ータＭにより回転可能に取り付けられ、上部タレット１
と共にクランプしたワークＷを回転することにより、曲
げ加工される辺を選択する。
【００３８】マニピュレータ３４のＣ型フレーム３９全
体は、ベース３８上（図３）に敷設されたガイドレール
４８に滑り結合されていると共に、ボールねじ等で構成
された送り軸３７にナット３６が螺合し、該送り軸３７
はＹ軸モータＭｙに結合している。
体は、ベース３８上（図３）に敷設されたガイドレール
４８に滑り結合されていると共に、ボールねじ等で構成
された送り軸３７にナット３６が螺合し、該送り軸３７
はＹ軸モータＭｙに結合している。
【００３９】また、フロントテーブル４１には、空隙４
６（図１）が形成され、該空隙４６には、マニピュレー
タ３４のＣ型フレーム３９が挿入されるようになってい
る。
６（図１）が形成され、該空隙４６には、マニピュレー
タ３４のＣ型フレーム３９が挿入されるようになってい
る。
【００４０】この構成により、Ｙ軸モータＭｙを駆動し
て送り軸３７を回転させると、マニピュレータ３４のＣ
型フレーム３９は、上記述空隙４６に沿ってガイドレー
ル４８上を前後方向（Ｙ軸方向）に移動する。
て送り軸３７を回転させると、マニピュレータ３４のＣ
型フレーム３９は、上記述空隙４６に沿ってガイドレー
ル４８上を前後方向（Ｙ軸方向）に移動する。
【００４１】従って、前記上部タレット１と下部タレッ
ト２によりクランプされ、曲げ加工される短辺ａ又は長
辺ｂが（図６（Ａ））選択されたワークＷを、トップダ
イ３１とボトムダイ３２の間に移動させ（図５（Ａ）、
図７のステップ１０３））、後述するように（図７のス
テップ１０４〜１０６）ワークＷにＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加
工した後（図５（Ｂ））、該Ｖ溝加工されたワークＷを
所定のワーク位置決め位置Ｄ（図３）に位置決めするこ
とができる（図７のステップ１０７）。
ト２によりクランプされ、曲げ加工される短辺ａ又は長
辺ｂが（図６（Ａ））選択されたワークＷを、トップダ
イ３１とボトムダイ３２の間に移動させ（図５（Ａ）、
図７のステップ１０３））、後述するように（図７のス
テップ１０４〜１０６）ワークＷにＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加
工した後（図５（Ｂ））、該Ｖ溝加工されたワークＷを
所定のワーク位置決め位置Ｄ（図３）に位置決めするこ
とができる（図７のステップ１０７）。
【００４２】一方、マニピュレータ３４の側方には（図
１）、搬入テーブル４０が設置されている。
１）、搬入テーブル４０が設置されている。
【００４３】搬入テーブル４０は、例えば一枚取り装置
（図示省略）から一枚ずつ搬送されたワークＷをワーク
プリセットバー４４によりプリ原点セットする。
（図示省略）から一枚ずつ搬送されたワークＷをワーク
プリセットバー４４によりプリ原点セットする。
【００４４】そして、プリ原点セットされたワークＷ
は、グリッパ４３により把持されてパイプローラ４５上
を搬送された後前記フロントテーブル４１に搬入され
（図７のステップ１０１）、ピンゲージ４２に突き当た
って原点セットされる（図７のステップ１０２）。
は、グリッパ４３により把持されてパイプローラ４５上
を搬送された後前記フロントテーブル４１に搬入され
（図７のステップ１０１）、ピンゲージ４２に突き当た
って原点セットされる（図７のステップ１０２）。
【００４５】以下、上記構成を有する本発明の動作を、
図７に基づいて説明する。
図７に基づいて説明する。
【００４６】（１）ワークＷをフロントテーブル４１へ
搬入してから、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に
移動させるまでの動作（ステップ１０１〜１０３）。
搬入してから、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に
移動させるまでの動作（ステップ１０１〜１０３）。
【００４７】先ず、図７のステップ１０１において、ワ
ークＷをフロントテーブル４１へ搬入し、ステップ１０
２において、ワークＷを原点セットし、ステップ１０３
において、ワークＷをマニピュレータ３４によりクラン
プし、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
る。
ークＷをフロントテーブル４１へ搬入し、ステップ１０
２において、ワークＷを原点セットし、ステップ１０３
において、ワークＷをマニピュレータ３４によりクラン
プし、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
る。
【００４８】即ち、搬入テーブル４０（図１）でプリ原
点セットされたワークＷは、グリッパ４３により把持さ
れた後フロントテーブル４１に搬送され、ピンゲージ４
２に突き当たって原点セットされる。
点セットされたワークＷは、グリッパ４３により把持さ
れた後フロントテーブル４１に搬送され、ピンゲージ４
２に突き当たって原点セットされる。
【００４９】そして、原点セット後のワークＷは、マニ
ピュレータ３４により、その中央部がクランプされ（図
３）、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
る（図５（Ａ））。
ピュレータ３４により、その中央部がクランプされ（図
３）、トップダイ３１とボトムダイ３２の間に移動させ
る（図５（Ａ））。
【００５０】（２）刻印金型５０をトップダイ３１に固
定してから、Ｖ溝加工するまでの動作（ステップ１０４
〜１０６）。
定してから、Ｖ溝加工するまでの動作（ステップ１０４
〜１０６）。
【００５１】次いで、図７のステップ１０４において、
刻印金型５０をトップダイ３１に固定し、ステップ１０
５において、トップダイ３１を降下させ、ステップ１０
６において、ワークＷを押圧することにより、ワークＷ
上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する。
刻印金型５０をトップダイ３１に固定し、ステップ１０
５において、トップダイ３１を降下させ、ステップ１０
６において、ワークＷを押圧することにより、ワークＷ
上面にＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する。
【００５２】例えば、ワークＷの短辺ａを曲げ加工する
場合には（図６（Ａ））、ＮＣは、前記した短辺刻印内
寸法Ａを検知し、該短辺刻印内寸法Ａに基づいて所定の
刻印金型５０を選択する（図６（Ｂ））。
場合には（図６（Ａ））、ＮＣは、前記した短辺刻印内
寸法Ａを検知し、該短辺刻印内寸法Ａに基づいて所定の
刻印金型５０を選択する（図６（Ｂ））。
【００５３】そして、ＮＣは、該当するエアシリンダ６
０に起動信号を送信して、そのピストンロッド６１を突
出させることにより、刻印金型５０の開口部５２に挿入
する（図５（Ｂ））。
０に起動信号を送信して、そのピストンロッド６１を突
出させることにより、刻印金型５０の開口部５２に挿入
する（図５（Ｂ））。
【００５４】これにより、刻印金型５０はトップダイ３
１、例えばセグメント金型３１Ｃに固定されるので、ト
ップダイ３１全体を降下すれば、刻印金型５０も降下し
（図５（Ｂ））、該刻印金型５０によりワークＷが押圧
され、ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１が加工される（図５
（Ｂ）、図６（Ｂ））。
１、例えばセグメント金型３１Ｃに固定されるので、ト
ップダイ３１全体を降下すれば、刻印金型５０も降下し
（図５（Ｂ））、該刻印金型５０によりワークＷが押圧
され、ワークＷ上面にＶ溝Ｖ１が加工される（図５
（Ｂ）、図６（Ｂ））。
【００５５】（３）ワークＷの曲げ加工動作（ステップ
１０７〜１０９）。
１０７〜１０９）。
【００５６】最後に、図７のステップ１０７において、
トップダイ３１を上昇させ、ステップ１０８において、
Ｖ溝加工されたワークＷをワーク位置決め位置Ｄまで移
動し、ステップ１０９において、曲げ加工を行う。
トップダイ３１を上昇させ、ステップ１０８において、
Ｖ溝加工されたワークＷをワーク位置決め位置Ｄまで移
動し、ステップ１０９において、曲げ加工を行う。
【００５７】即ち、ワークＷに例えばＶ溝Ｖ１が（図６
（Ｂ））加工された場合は（図７のステップ１０６）、
トップダイ３１を上昇させることにより、該ワークＷを
刻印金型５０から解放し、マニピュレータ３４によりク
ランプした状態でパスラインＰＬ（図３）に沿って所定
のワーク位置決め位置Ｄまで移動して位置決めした後
に、トップダイ３１とボトムダイ３２で該ワークＷを挟
持しベンドビーム３３を旋回移動させれば、曲げ線ｍ１
（図３、図６（Ａ））において、該ワークＷに所定の曲
げ加工が施される。
（Ｂ））加工された場合は（図７のステップ１０６）、
トップダイ３１を上昇させることにより、該ワークＷを
刻印金型５０から解放し、マニピュレータ３４によりク
ランプした状態でパスラインＰＬ（図３）に沿って所定
のワーク位置決め位置Ｄまで移動して位置決めした後
に、トップダイ３１とボトムダイ３２で該ワークＷを挟
持しベンドビーム３３を旋回移動させれば、曲げ線ｍ１
（図３、図６（Ａ））において、該ワークＷに所定の曲
げ加工が施される。
【００５８】この場合、本発明によれば、Ｖ溝加工用の
別の装置を用いることなく、前記したように、Ｖ溝加工
と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことができるの
で、前工程を減らせる等、ワークの加工効率の向上を図
ることが可能となった。
別の装置を用いることなく、前記したように、Ｖ溝加工
と曲げ加工を１台の装置で同時に行うことができるの
で、前工程を減らせる等、ワークの加工効率の向上を図
ることが可能となった。
【００５９】その後、図７のステップ１１０において、
加工終了か否かが判断され、終了しない場合には（Ｎ
Ｏ）、前記ステップ１０１に戻って同じ動作が繰り返さ
れ、終了した場合には（ＹＥＳ）、全ての動作が終わ
る。
加工終了か否かが判断され、終了しない場合には（Ｎ
Ｏ）、前記ステップ１０１に戻って同じ動作が繰り返さ
れ、終了した場合には（ＹＥＳ）、全ての動作が終わ
る。
【００６０】尚、上記実施形態においては、ワークＷを
原点セット後（図７のステップ１０２）、マニピュレー
タ３４によりクランプしてトップダイ３１とボトムダイ
３２の間に移動させることにより（図７のステップ１０
３）、刻印金型５０でＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する場合に
ついて詳述したが、本発明はそれに限定されず、作業者
がワークＷをクランプするマニュアル方式にも適用可能
であり、その場合にも同様の効果を奏することは勿論で
ある。
原点セット後（図７のステップ１０２）、マニピュレー
タ３４によりクランプしてトップダイ３１とボトムダイ
３２の間に移動させることにより（図７のステップ１０
３）、刻印金型５０でＶ溝Ｖ１、Ｖ２を加工する場合に
ついて詳述したが、本発明はそれに限定されず、作業者
がワークＷをクランプするマニュアル方式にも適用可能
であり、その場合にも同様の効果を奏することは勿論で
ある。
【００６１】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、上下動
可能なトップダイに刻印金型を固定・解除自在に設けた
ことにより、エアシリンダを作動させてそのピストンロ
ッドを刻印金型に嵌合させれば、該刻印金型はトップダ
イに固定されるので、該トップダイを降下させることに
より、ボトムダイの間でワークは押圧され、該ワーク上
面にＶ溝が加工され、またＶ溝が加工されたワークを、
ワーク位置決め位置まで移動させトップダイとボトムダ
イで挟持すれば、ベンドビームにより曲げ加工すること
ができる。
可能なトップダイに刻印金型を固定・解除自在に設けた
ことにより、エアシリンダを作動させてそのピストンロ
ッドを刻印金型に嵌合させれば、該刻印金型はトップダ
イに固定されるので、該トップダイを降下させることに
より、ボトムダイの間でワークは押圧され、該ワーク上
面にＶ溝が加工され、またＶ溝が加工されたワークを、
ワーク位置決め位置まで移動させトップダイとボトムダ
イで挟持すれば、ベンドビームにより曲げ加工すること
ができる。
【００６２】このため、Ｖ溝加工用の別の装置を用いる
ことなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行う
ことにより、ワークの加工効率の向上を図ることが可能
となるという効果がある。
ことなくＶ溝加工と曲げ加工を１台の装置で同時に行う
ことにより、ワークの加工効率の向上を図ることが可能
となるという効果がある。
【００６３】また、刻印金型のトップダイに対する固定
・解除手段が、エアシリンダで作動するピストンロッド
を刻印金型に抜き差しするだけの簡単な構成により実現
できるという効果もある。
・解除手段が、エアシリンダで作動するピストンロッド
を刻印金型に抜き差しするだけの簡単な構成により実現
できるという効果もある。
【００６４】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１の側面図である。
【図４】本発明を構成する刻印金型５０の実施形態を示
す図である。
す図である。
【図５】図４の側面図である。
【図６】本発明の作用説明図である。
【図７】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図８】従来技術の構成を説明する図である。
【図９】従来技術の課題を説明する図である。
３０ 曲げ加工機 ３１ トップダイ ３１Ａ センタ金型 ３１Ｂ 中抜き金型 ３１Ｃ セグメント金型 ３２ ボトムダイ ３３ ベンドビーム ３３Ａ 正曲げ金型 ３３Ｂ 逆曲げ金型 ３４ マニピュレータ ３５ 回転軸 ３７ 送り軸 ３８ ベース ３９ Ｃ形フレーム ４０ 搬入テーブル ４１ フロントテーブル ４２ ピンゲージ ４３ グリッパ ４４ ワークプリセットバー ４５ パイプローラ ４６ 上部フレーム ４７ 下部フレーム ４８ ガイドレール ５０ 刻印金型 ５１ 円柱体 ５２ 開口部 ５３ 凹所 ５４ バネ ５５ キー ５６ Ｖ型突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ２１Ｄ 37/02 Ｂ２１Ｄ 37/02 Ｚ
Claims (5)
- 【請求項１】 上下動可能なトップダイ、 該トップダイの直下に定置されたボトムダイ、 上記トップダイに固定・解除自在に設けられてトップダ
イの降下に伴ってボトムダイとの間でワークを押圧して
該ワーク上面にＶ溝を加工する刻印金型、 及び該刻印金型によりＶ溝が加工されたワークを曲げ加
工するベンドビームを有することを特徴とする曲げ加工
装置。 - 【請求項２】 上記刻印金型が、トップダイを構成する
セグメント金型に設けられてバネ付勢されていると共
に、回り止め用のキーを有する請求項１記載の曲げ加工
装置。 - 【請求項３】 上記セグメント金型にはエアシリンダが
設けられ、該エアシリンダのピストンロッドが刻印金型
と嵌合した場合には、刻印金型がセグメント金型に固定
され、該エアシリンダのピストンロッドが刻印金型から
抜かれた場合には、刻印金型がセグメント金型から解除
される請求項２記載の曲げ加工装置。 - 【請求項４】 上記セグメント金型に設けられた刻印金
型のうちで所定のものだけが、ワークの曲げ線に対応し
て選択され、該選択された刻印金型がセグメント金型に
固定される請求項２記載の曲げ加工装置。 - 【請求項５】（１）ワークをフロントテーブルへ搬入す
るステップ、（２）搬入されたワークをトップダイとボ
トムダイの間に移動させるステップ、（３）刻印金型を
トップダイに固定するステップ、（４）トップダイを降
下させ、刻印金型でワークを押圧することにより、該ワ
ーク上面にＶ溝を加工するステップ、（５）該Ｖ溝が加
工されたワークをワーク位置決め位置まで移動させるス
テップ、及び（６）該移動後のワークをベンドビームに
より曲げ加工するステップから成ることを特徴とする曲
げ加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11072040A JP2000263140A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11072040A JP2000263140A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263140A true JP2000263140A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13477899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11072040A Pending JP2000263140A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263140A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4947821B1 (ja) * | 2011-12-16 | 2012-06-06 | 中島プレス工業有限会社 | 布生地の形状記憶方法 |
| CN102652972A (zh) * | 2012-04-10 | 2012-09-05 | 叶集试验区红太阳动力机械有限公司 | 金属板拱槽成型装置 |
| JP6064010B1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-01-18 | 株式会社アマダホールディングス | ワークの折曲げ加工方法及びベンダー |
| CN106584823A (zh) * | 2015-10-20 | 2017-04-26 | 上海凌云汽车模具有限公司 | 制作热压产品负角弯边的机构及制作方法 |
| JP2018058123A (ja) * | 2017-12-08 | 2018-04-12 | 株式会社アマダホールディングス | 板状ワークの折曲げ加工方法及び金型並びに折曲げ加工品 |
| WO2024064987A1 (de) | 2022-09-27 | 2024-04-04 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. | Biegemaschine mit bearbeitungswerkzeug für blechwerkstücke |
-
1999
- 1999-03-17 JP JP11072040A patent/JP2000263140A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4947821B1 (ja) * | 2011-12-16 | 2012-06-06 | 中島プレス工業有限会社 | 布生地の形状記憶方法 |
| CN102652972A (zh) * | 2012-04-10 | 2012-09-05 | 叶集试验区红太阳动力机械有限公司 | 金属板拱槽成型装置 |
| CN102652972B (zh) * | 2012-04-10 | 2015-04-22 | 叶集试验区红太阳动力机械有限公司 | 金属板拱槽成型装置 |
| JP6064010B1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-01-18 | 株式会社アマダホールディングス | ワークの折曲げ加工方法及びベンダー |
| CN106584823A (zh) * | 2015-10-20 | 2017-04-26 | 上海凌云汽车模具有限公司 | 制作热压产品负角弯边的机构及制作方法 |
| CN106584823B (zh) * | 2015-10-20 | 2019-01-15 | 上海凌云汽车模具有限公司 | 制作热压产品负角弯边的方法 |
| JP2018058123A (ja) * | 2017-12-08 | 2018-04-12 | 株式会社アマダホールディングス | 板状ワークの折曲げ加工方法及び金型並びに折曲げ加工品 |
| WO2024064987A1 (de) | 2022-09-27 | 2024-04-04 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. | Biegemaschine mit bearbeitungswerkzeug für blechwerkstücke |
| AT526567A1 (de) * | 2022-09-27 | 2024-04-15 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co Kg | Biegemaschine mit Bearbeitungswerkzeug für Blechwerkstücke |
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