JP2000259284A - 電子機器 - Google Patents
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- JP2000259284A JP2000259284A JP11061763A JP6176399A JP2000259284A JP 2000259284 A JP2000259284 A JP 2000259284A JP 11061763 A JP11061763 A JP 11061763A JP 6176399 A JP6176399 A JP 6176399A JP 2000259284 A JP2000259284 A JP 2000259284A
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- display panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小型であってデザイン性に優れており、しか
も、広範囲にわたって表示パネルの表示部の向きを変更
することができる。 【解決手段】電子部品等が収容されたケース10は、上
方に突出した突出部12を有しており、突出部12に
は、前上方に向かって傾斜した表示面12aが設けられ
ている。突出部12の表示面12aには、表示用開口部
12dが設けられている。突出部12の内部には、表示
パネル21が設けられており、表示パネル21の表示部
21aが表示用開口部12d内に露出している。表示パ
ネル21は、表示開口部12d内を表示面12aに沿っ
てスライドする。
も、広範囲にわたって表示パネルの表示部の向きを変更
することができる。 【解決手段】電子部品等が収容されたケース10は、上
方に突出した突出部12を有しており、突出部12に
は、前上方に向かって傾斜した表示面12aが設けられ
ている。突出部12の表示面12aには、表示用開口部
12dが設けられている。突出部12の内部には、表示
パネル21が設けられており、表示パネル21の表示部
21aが表示用開口部12d内に露出している。表示パ
ネル21は、表示開口部12d内を表示面12aに沿っ
てスライドする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報を表示す
る表示パネルを有する電子機器に関する。
る表示パネルを有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピューター、ワードプロ
セッサー等の電子機器では、入力パネルから入力される
各種情報を表示する表示パネルが設けられている。この
ような表示パネルは、通常、情報を入力する個人に対し
てのみ、目視されるように、表示部が前上方に向かった
状態で配置されている。
セッサー等の電子機器では、入力パネルから入力される
各種情報を表示する表示パネルが設けられている。この
ような表示パネルは、通常、情報を入力する個人に対し
てのみ、目視されるように、表示部が前上方に向かった
状態で配置されている。
【0003】特開平3−296121号公報には、表示
パネルを機器本体に対してヒンジ結合して、機器本体に
対する表示パネルのヒンジ結合部分が前後方向にスライ
ドされて、表示パネルの傾斜角度が変更されるようにな
った電子機器が開示されている。また、実開平6−30
824号公報には、表示パネルを機器本体に対して上下
方向および前後方向へのスライド可能に配置して、表示
パネルの傾斜角度を任意に変更し得るようになった電子
機器が開示されている。さらに、実開平1−12701
6号公報には、機器本体に対して回動可能に設けられた
アームの先端部に、表示パネルを回転可能に支持して、
表示パネルの前方および後方のいずれにも向けることが
できるとともに、その傾斜角度も、任意に変更し得るよ
うになった電子機器が開示されている。
パネルを機器本体に対してヒンジ結合して、機器本体に
対する表示パネルのヒンジ結合部分が前後方向にスライ
ドされて、表示パネルの傾斜角度が変更されるようにな
った電子機器が開示されている。また、実開平6−30
824号公報には、表示パネルを機器本体に対して上下
方向および前後方向へのスライド可能に配置して、表示
パネルの傾斜角度を任意に変更し得るようになった電子
機器が開示されている。さらに、実開平1−12701
6号公報には、機器本体に対して回動可能に設けられた
アームの先端部に、表示パネルを回転可能に支持して、
表示パネルの前方および後方のいずれにも向けることが
できるとともに、その傾斜角度も、任意に変更し得るよ
うになった電子機器が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開平3−29612
1号公報および実開平6−30824号公報に開示され
た電子機器では、表示パネルの表示部に対向している人
に対して、表示部の表示画像が目視しやすくなるよう
に、表示パネルの傾斜角度を変更することができるにす
ぎず、表示パネルの表示部が広範囲にわたって目視し得
る状態にすることができないという問題がある。また、
表示パネルは、機器本体とは別に、機器本体に対して移
動可能に取り付けられているために、表示パネルを移動
させる際に機器本体から外れないように、高強度に設計
する必要があり、デザイン的に制約を受けるおそれがあ
る。
1号公報および実開平6−30824号公報に開示され
た電子機器では、表示パネルの表示部に対向している人
に対して、表示部の表示画像が目視しやすくなるよう
に、表示パネルの傾斜角度を変更することができるにす
ぎず、表示パネルの表示部が広範囲にわたって目視し得
る状態にすることができないという問題がある。また、
表示パネルは、機器本体とは別に、機器本体に対して移
動可能に取り付けられているために、表示パネルを移動
させる際に機器本体から外れないように、高強度に設計
する必要があり、デザイン的に制約を受けるおそれがあ
る。
【0005】実開平1−127016号公報に開示され
た電子機器も、機器本体に取り付けられたアームに表示
パネルが支持されているために、機器本体に対するアー
ムの取付構造、アームに対する表示パネルの取付構造が
複雑になるという問題がある。また、この公報に開示さ
れた電子機器では、電子機器の後方に位置する人に対し
ても、表示パネルにて表示されている情報が目視される
ように、表示部を後方に向けることができる。しかしな
がら、このように、機器本体とは別に設けられた表示パ
ネルをアームによって支持する構成では、電子機器全体
が大型化するという問題がある。
た電子機器も、機器本体に取り付けられたアームに表示
パネルが支持されているために、機器本体に対するアー
ムの取付構造、アームに対する表示パネルの取付構造が
複雑になるという問題がある。また、この公報に開示さ
れた電子機器では、電子機器の後方に位置する人に対し
ても、表示パネルにて表示されている情報が目視される
ように、表示部を後方に向けることができる。しかしな
がら、このように、機器本体とは別に設けられた表示パ
ネルをアームによって支持する構成では、電子機器全体
が大型化するという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、小型であって、デザイン性に優れ
ており、しかも、広範囲にわたって表示パネルの表示部
の向きを変更することができる電子機器を提供すること
にある。
であり、その目的は、小型であって、デザイン性に優れ
ており、しかも、広範囲にわたって表示パネルの表示部
の向きを変更することができる電子機器を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器は、前
上方に向かって傾斜した表示面が設けられるように、上
方に突出した突出部を有し、表示面に表示用開口部が設
けられたケースと、このケースの突出部に設けられた表
示用開口部内に表示部が露出した状態で、その表示開口
部内を表示面に沿ってスライドし得るように設けられた
表示パネルと、を具備することを特徴とする。
上方に向かって傾斜した表示面が設けられるように、上
方に突出した突出部を有し、表示面に表示用開口部が設
けられたケースと、このケースの突出部に設けられた表
示用開口部内に表示部が露出した状態で、その表示開口
部内を表示面に沿ってスライドし得るように設けられた
表示パネルと、を具備することを特徴とする。
【0008】前記表示面は平坦になっている。前記表示
面は前上方に向かって突出するように湾曲している。
面は前上方に向かって突出するように湾曲している。
【0009】前記表示面は、前上方に向かって突出する
ように湾曲した下部と、この下部に連続して後下方に向
かって凹状に窪むように湾曲した上部とを有する波形状
になっている。
ように湾曲した下部と、この下部に連続して後下方に向
かって凹状に窪むように湾曲した上部とを有する波形状
になっている。
【0010】前記表示パネルは、表示開口部内にてラッ
チされるようになっている。前記表示開口部は、表示開
口部から露出する表示パネル以外の部分がマスクシート
によって覆われている。
チされるようになっている。前記表示開口部は、表示開
口部から露出する表示パネル以外の部分がマスクシート
によって覆われている。
【0011】前記表示面は、断面半円周状に突出してお
り、この表示面の全体にわたって、表示用開口部が設け
られている。
り、この表示面の全体にわたって、表示用開口部が設け
られている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の電子機器の一
例を示す斜視図である。この電子機器は、ケース10内
に全ての電子部品等が収容されている。ケース10は、
薄い平板状をして情報入力のための入力キー等が上面1
1aに設けられる平板部11と、この平板部11に連続
して上方に突出するように設けられた突出部12とを有
している。突出部12は、平板部11の上面に連続し
て、平板部11から離れるにつれて順次上方に位置する
ように傾斜した表示面12aが設けられている。この表
示面12aは、前上方に向かって傾斜しており、表示面
12aに連続して水平な上面12bが設けられている。
上面12bにおける表示面12aの遠方側の側縁には、
下方に垂下した垂直面12cが連続して設けられてい
る。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の電子機器の一
例を示す斜視図である。この電子機器は、ケース10内
に全ての電子部品等が収容されている。ケース10は、
薄い平板状をして情報入力のための入力キー等が上面1
1aに設けられる平板部11と、この平板部11に連続
して上方に突出するように設けられた突出部12とを有
している。突出部12は、平板部11の上面に連続し
て、平板部11から離れるにつれて順次上方に位置する
ように傾斜した表示面12aが設けられている。この表
示面12aは、前上方に向かって傾斜しており、表示面
12aに連続して水平な上面12bが設けられている。
上面12bにおける表示面12aの遠方側の側縁には、
下方に垂下した垂直面12cが連続して設けられてい
る。
【0013】突出部12の内部には、表示パネル21を
有する表示ユニット20(図2参照)が収容されてお
り、突出部12の表示面12aには、表示パネル21の
表示部21aが露出する表示用開口部12dが設けられ
ている。この表示用開口部12dは、表示部12aのほ
ぼ全体にわたって開口した状態になっている。
有する表示ユニット20(図2参照)が収容されてお
り、突出部12の表示面12aには、表示パネル21の
表示部21aが露出する表示用開口部12dが設けられ
ている。この表示用開口部12dは、表示部12aのほ
ぼ全体にわたって開口した状態になっている。
【0014】図2は、突出部12内に収容された表示ユ
ニット20の概略構成図である。表示ユニット20は、
一方の表面が表示部21aになった平板状の表示パネル
21と、この表示パネル21を突出部12の表示面12
aに沿ってスライドさせるための左右一対のガイドレー
ル22とを有している。
ニット20の概略構成図である。表示ユニット20は、
一方の表面が表示部21aになった平板状の表示パネル
21と、この表示パネル21を突出部12の表示面12
aに沿ってスライドさせるための左右一対のガイドレー
ル22とを有している。
【0015】平板状をした表示パネル21は、突出部1
2の表示面12aに沿った状態で配置されており、表示
面12aに沿った幅方向寸法が、表示面12aに設けら
れた表示用開口部12dの傾斜方向の長さの1/2程度
になっている。表示パネル21の左右方向の長さは、表
示用開口部12dの左右方向の長さにほぼ等しくなって
いる。なお、本実施の形態では、表示パネル21の表示
面12aに沿った幅方向寸法が、表示面12aに設けら
れた表示用開口部12dの傾斜方向の長さの1/2程度
とされているが、この大きさに限定される必要はなく、
どのような大きさであってもよい。表示パネル21の左
右の各側面21bには、一対のガイド突起21cが、表
示面12aの傾斜方向に適当な間隔をあけて、それぞれ
設けられている。
2の表示面12aに沿った状態で配置されており、表示
面12aに沿った幅方向寸法が、表示面12aに設けら
れた表示用開口部12dの傾斜方向の長さの1/2程度
になっている。表示パネル21の左右方向の長さは、表
示用開口部12dの左右方向の長さにほぼ等しくなって
いる。なお、本実施の形態では、表示パネル21の表示
面12aに沿った幅方向寸法が、表示面12aに設けら
れた表示用開口部12dの傾斜方向の長さの1/2程度
とされているが、この大きさに限定される必要はなく、
どのような大きさであってもよい。表示パネル21の左
右の各側面21bには、一対のガイド突起21cが、表
示面12aの傾斜方向に適当な間隔をあけて、それぞれ
設けられている。
【0016】各ガイドレール22は、突出部12の表示
面12aにおける左右の各側部に沿って、それぞれが直
線状に延びており、表示面12aの背面にそれぞれ取り
付けられている。各ガイドレール22は、表示面12a
に対して、ビス、接着剤によって、あるいは、係合させ
ることによって取り付けられている。各ガイドレール2
2には、長手方向に沿った長孔22aが、相互に対向し
た状態でそれぞれ設けられている。各長孔22aは、表
示パネル21の各側面21bに設けられた一対のガイド
突起21cが、それぞれスライド可能に挿入されてい
る。各ガイド突起21cは、各ガイドレール22の長孔
22a内にそれぞれ挿入された状態では、長孔22a内
周面との適当な摩擦力によって停止するようになってい
る。
面12aにおける左右の各側部に沿って、それぞれが直
線状に延びており、表示面12aの背面にそれぞれ取り
付けられている。各ガイドレール22は、表示面12a
に対して、ビス、接着剤によって、あるいは、係合させ
ることによって取り付けられている。各ガイドレール2
2には、長手方向に沿った長孔22aが、相互に対向し
た状態でそれぞれ設けられている。各長孔22aは、表
示パネル21の各側面21bに設けられた一対のガイド
突起21cが、それぞれスライド可能に挿入されてい
る。各ガイド突起21cは、各ガイドレール22の長孔
22a内にそれぞれ挿入された状態では、長孔22a内
周面との適当な摩擦力によって停止するようになってい
る。
【0017】このような構成の電子機器では、ケース1
0の表示面12aに設けられた表示用開口部12dから
表示パネル21の表示部21aが露出した状態になって
いる。また、表示パネル21は、突出部12の傾斜方向
に沿って適当な力を加えることにより、表示面12aに
沿って配置された左右一対のガイドレール22に沿っ
て、表示用開口部12d内をスライドし、任意の位置に
て停止する。
0の表示面12aに設けられた表示用開口部12dから
表示パネル21の表示部21aが露出した状態になって
いる。また、表示パネル21は、突出部12の傾斜方向
に沿って適当な力を加えることにより、表示面12aに
沿って配置された左右一対のガイドレール22に沿っ
て、表示用開口部12d内をスライドし、任意の位置に
て停止する。
【0018】表示パネル21は、図3に実線で示すよう
に、表示面12aの下部に位置された状態から、図3に
二点鎖線で示すように、表示面12a上部に位置された
状態にまでスライドされる。従って、表示パネル21の
表示部21aを目視する際には、表示パネル21の表示
部21aを目線に対して垂直になるような任意の位置に
までスライドさせて停止させればよい。これにより、表
示パネル21の表示部21aを斜めから目視するおそれ
がなく、表示部21aの表示を、適切に目視することが
できる。但し、表示パネル21の表示部21aを目線に
対して垂直にすることが理想であるが、照明器具の照明
が表示部21aにて反射すること等によって、表示部2
1aに対して目線が垂直になっていると目視しづらいお
それがあるので、このよなう場合には、目視しやすいよ
うに、表示パネル21の表示部21aが適当な位置とさ
れる。
に、表示面12aの下部に位置された状態から、図3に
二点鎖線で示すように、表示面12a上部に位置された
状態にまでスライドされる。従って、表示パネル21の
表示部21aを目視する際には、表示パネル21の表示
部21aを目線に対して垂直になるような任意の位置に
までスライドさせて停止させればよい。これにより、表
示パネル21の表示部21aを斜めから目視するおそれ
がなく、表示部21aの表示を、適切に目視することが
できる。但し、表示パネル21の表示部21aを目線に
対して垂直にすることが理想であるが、照明器具の照明
が表示部21aにて反射すること等によって、表示部2
1aに対して目線が垂直になっていると目視しづらいお
それがあるので、このよなう場合には、目視しやすいよ
うに、表示パネル21の表示部21aが適当な位置とさ
れる。
【0019】表示パネル21は、左右一対のガイドレー
ル22に設けられた長孔22aに対して、長孔22aの
長手方向に適当な間隔をあけて挿入された一対のガイド
突起21cによって、それぞれ、スライド可能に支持さ
れているために、表示パネル21をスライドさせても、
がたつくおそれがない。
ル22に設けられた長孔22aに対して、長孔22aの
長手方向に適当な間隔をあけて挿入された一対のガイド
突起21cによって、それぞれ、スライド可能に支持さ
れているために、表示パネル21をスライドさせても、
がたつくおそれがない。
【0020】図4は、本発明の電子機器の実施の形態の
他の例を示す斜視図である。この電子機器では、ケース
10に設けられた突出部12の表示面12aが、前上方
に突出するように円弧状に湾曲している。そして、図5
に示すように、表示ユニット20に設けられた各ガイド
レール22が、円弧状に湾曲した突出部12の表示面1
2aに沿って湾曲している。その他の構成は、図1およ
び図2に示す電子機器の構成と同様になっている。
他の例を示す斜視図である。この電子機器では、ケース
10に設けられた突出部12の表示面12aが、前上方
に突出するように円弧状に湾曲している。そして、図5
に示すように、表示ユニット20に設けられた各ガイド
レール22が、円弧状に湾曲した突出部12の表示面1
2aに沿って湾曲している。その他の構成は、図1およ
び図2に示す電子機器の構成と同様になっている。
【0021】このような電子機器も、表示パネル21
が、湾曲した表示面12aに沿って上下方向にスライド
するようになっている。この場合には、表示パネル21
が表示面12aの下部に位置した状態での表示部21a
の垂直軸と、表示面12aの上部に位置した状態での表
示部21aの垂直軸とによって形成される角度が大きく
なり、表示パネル21における表示部21aの表示を、
広範囲にわたって、適切に目視することができる。
が、湾曲した表示面12aに沿って上下方向にスライド
するようになっている。この場合には、表示パネル21
が表示面12aの下部に位置した状態での表示部21a
の垂直軸と、表示面12aの上部に位置した状態での表
示部21aの垂直軸とによって形成される角度が大きく
なり、表示パネル21における表示部21aの表示を、
広範囲にわたって、適切に目視することができる。
【0022】図6は、本発明の電子機器の実施の形態の
さらに他の例を示す斜視図である。この電子機器では、
ケース10に設けられた突出部12の表示面12aは、
下部において前上方に突出するように円弧状に湾曲する
とともに、その下部に連続した上部において、後下方に
向かって凹状に窪むように円弧状に湾曲した波形状にな
っている。そして、図7に示すように、表示ユニット2
0に設けられた各ガイドレール22が、波形状になった
表示面12aに沿って、波形状に湾曲した状態になって
いる。その他の構成は、図1および図2に示す電子機器
の構成と同様になっている。
さらに他の例を示す斜視図である。この電子機器では、
ケース10に設けられた突出部12の表示面12aは、
下部において前上方に突出するように円弧状に湾曲する
とともに、その下部に連続した上部において、後下方に
向かって凹状に窪むように円弧状に湾曲した波形状にな
っている。そして、図7に示すように、表示ユニット2
0に設けられた各ガイドレール22が、波形状になった
表示面12aに沿って、波形状に湾曲した状態になって
いる。その他の構成は、図1および図2に示す電子機器
の構成と同様になっている。
【0023】このような電子機器も、表示パネル21
が、波形状に湾曲した突出部12の表示面12aに沿っ
てスライドするようになっている。この場合には、表示
パネル21は、表示部12aの下部に位置した状態と、
表示部12aの上部に位置した状態とでは、表示部21
aの垂直軸が相互に平行になり、また、表示用開口部1
2d内における上下方向の中間部では、表示部21aの
垂直軸は、表示用開口部12dの上部および下部にそれ
ぞれ位置した場合よりも上方に傾斜した状態になってい
る。このために、表示部21aを目視する際の目線位置
が高くなった場合にも容易に対応でき、表示部21aを
適切に目視する範囲がさらに広がることになる。さら
に、このように、突出部12の表示面12aが波形状に
湾曲していることにより、デザイン的にも好ましいもの
になっている。
が、波形状に湾曲した突出部12の表示面12aに沿っ
てスライドするようになっている。この場合には、表示
パネル21は、表示部12aの下部に位置した状態と、
表示部12aの上部に位置した状態とでは、表示部21
aの垂直軸が相互に平行になり、また、表示用開口部1
2d内における上下方向の中間部では、表示部21aの
垂直軸は、表示用開口部12dの上部および下部にそれ
ぞれ位置した場合よりも上方に傾斜した状態になってい
る。このために、表示部21aを目視する際の目線位置
が高くなった場合にも容易に対応でき、表示部21aを
適切に目視する範囲がさらに広がることになる。さら
に、このように、突出部12の表示面12aが波形状に
湾曲していることにより、デザイン的にも好ましいもの
になっている。
【0024】なお、図8に示すように、左右のガイドレ
ール22に沿ってスライドされる表示パネル21を確実
に停止させためのラッチ機構を設けるようにしてもよ
い。図8に示すラッチ機構では、表示パネル21の背面
に設けられたラッチ部材31が、表示面12aに沿って
ケース10内に設けられた係合レール32に係合するよ
うになっている。ラッチ部材31は、弾力性を有するよ
うに下方に向かって突出した湾曲状態になっており、そ
の上下方向の中央部に、下方に突出する突起部31aが
設けられている。係合レール32は、表示面12aに対
向した表面に、断面半円状に突出した複数の係合部32
aが、表示面12aに沿って所定の間隔をあけて配置さ
れている。
ール22に沿ってスライドされる表示パネル21を確実
に停止させためのラッチ機構を設けるようにしてもよ
い。図8に示すラッチ機構では、表示パネル21の背面
に設けられたラッチ部材31が、表示面12aに沿って
ケース10内に設けられた係合レール32に係合するよ
うになっている。ラッチ部材31は、弾力性を有するよ
うに下方に向かって突出した湾曲状態になっており、そ
の上下方向の中央部に、下方に突出する突起部31aが
設けられている。係合レール32は、表示面12aに対
向した表面に、断面半円状に突出した複数の係合部32
aが、表示面12aに沿って所定の間隔をあけて配置さ
れている。
【0025】このようなラッチ機構では、表示パネル2
1を表示面12aに沿ってスライドさせると、ラッチ部
材31の突起部31aは、ラッチ部材31の弾性力によ
って、係合レール32の各係合部32aを乗り越えてス
ライドする。そして、表示パネル21を任意の位置にて
停止させると、ラッチ部材31の突起部31aは、係合
レール32の係合部32a間に係合されてラッチされ
る。これにより、表示パネル21は、表示面12aに設
けられた表示用開口部12d内の任意の位置にて、ラッ
チされた状態で停止される。
1を表示面12aに沿ってスライドさせると、ラッチ部
材31の突起部31aは、ラッチ部材31の弾性力によ
って、係合レール32の各係合部32aを乗り越えてス
ライドする。そして、表示パネル21を任意の位置にて
停止させると、ラッチ部材31の突起部31aは、係合
レール32の係合部32a間に係合されてラッチされ
る。これにより、表示パネル21は、表示面12aに設
けられた表示用開口部12d内の任意の位置にて、ラッ
チされた状態で停止される。
【0026】この場合、図9に示すように、係合レール
32を、ケース10の表示面12aと一体的に設けると
ともに、係合レール32が、表示用開口部12dを通し
て目視されないように、表示面12aに沿った表示パネ
ル21の上側の側面および下側の側面にマスクシート2
3をそれぞれ取り付けて、表示用開口部12dにおける
表示パネル21が設けられていない部分をマスクシート
23によってそれぞれ覆うようにしてもよい。マスクシ
ート23は、表示面12aの背面に沿って、それぞれス
ライドし得るようになっている。
32を、ケース10の表示面12aと一体的に設けると
ともに、係合レール32が、表示用開口部12dを通し
て目視されないように、表示面12aに沿った表示パネ
ル21の上側の側面および下側の側面にマスクシート2
3をそれぞれ取り付けて、表示用開口部12dにおける
表示パネル21が設けられていない部分をマスクシート
23によってそれぞれ覆うようにしてもよい。マスクシ
ート23は、表示面12aの背面に沿って、それぞれス
ライドし得るようになっている。
【0027】なお、各マスクシート23として伸縮性を
有するものを使用するようにしてもよい。この場合に
は、各マスクシート23は、突出部12の表示面12a
の背面に固定される。このように伸縮性を有するマスク
シート23を使用することにより、表示用開口部12d
内をスライドする表示パネル21は、ケース10との一
体感が強くなる。
有するものを使用するようにしてもよい。この場合に
は、各マスクシート23は、突出部12の表示面12a
の背面に固定される。このように伸縮性を有するマスク
シート23を使用することにより、表示用開口部12d
内をスライドする表示パネル21は、ケース10との一
体感が強くなる。
【0028】ラッチ機構としては、図10に示すよう
に、各ガイドレール22に、表示パネル21の各側面2
1bにそれぞれ設けられた一対のガイド突起21cを、
それぞれ弾力性を有する構成とするとともに、各ガイド
レール22における長孔22aに、各ガイド突起21c
が嵌合されるような円形状の凹部22bを、各端部、お
よび、長手方向に所定の間隔をあけて、それぞれ設ける
ことによって構成してもよい。各ガイド突起21cは、
長孔22a内をスライドして、各凹部22b内に嵌合さ
れた状態で位置決めされることによりラッチされる。
に、各ガイドレール22に、表示パネル21の各側面2
1bにそれぞれ設けられた一対のガイド突起21cを、
それぞれ弾力性を有する構成とするとともに、各ガイド
レール22における長孔22aに、各ガイド突起21c
が嵌合されるような円形状の凹部22bを、各端部、お
よび、長手方向に所定の間隔をあけて、それぞれ設ける
ことによって構成してもよい。各ガイド突起21cは、
長孔22a内をスライドして、各凹部22b内に嵌合さ
れた状態で位置決めされることによりラッチされる。
【0029】また、図11に示すように、ケース10の
内部に、表示パネル21の移動域に近接して、表示面1
2aに沿ったガイド面35を設けるとともに、表示パネ
ル21の背面に、このガイド面35に対する摩擦力が大
きなゴム等によって構成された摺接部材34を、ガイド
面35に摺接するように設けるようにしてもよい。この
場合には、表示パネル21を表示面12aに沿ってスラ
イドさせると、摺接部材34が、ガイド面35を摺接し
て移動し、表示パネル21を任意の位置にて停止させる
と、摺接部材34とガイド面35との摩擦力によって、
表示パネル21は、表示面12aに設けられた表示用開
口部12d内の任意の位置にて、ラッチされた状態で停
止される。
内部に、表示パネル21の移動域に近接して、表示面1
2aに沿ったガイド面35を設けるとともに、表示パネ
ル21の背面に、このガイド面35に対する摩擦力が大
きなゴム等によって構成された摺接部材34を、ガイド
面35に摺接するように設けるようにしてもよい。この
場合には、表示パネル21を表示面12aに沿ってスラ
イドさせると、摺接部材34が、ガイド面35を摺接し
て移動し、表示パネル21を任意の位置にて停止させる
と、摺接部材34とガイド面35との摩擦力によって、
表示パネル21は、表示面12aに設けられた表示用開
口部12d内の任意の位置にて、ラッチされた状態で停
止される。
【0030】さらに、図12に示すように、表示パネル
21の各側面21bにそれぞれ設けられた一対のガイド
突起21cに、ゴムチューブ36を、それぞれ嵌合させ
るようにしてもよい。この場合には、表示パネル21を
表示面12aに沿ってスライドさせると、各ガイド突起
21cに嵌合されたゴムチューブ36が、各ガイドレー
ル22の長孔22a内周面に摺接し、表示パネル21を
任意の位置にて停止させると、各ゴムチューブ36と長
孔22a内周面との摩擦力によって、表示パネル21
は、表示面12aに設けられた表示用開口部12d内の
任意の位置にて、ラッチされた状態で停止される。
21の各側面21bにそれぞれ設けられた一対のガイド
突起21cに、ゴムチューブ36を、それぞれ嵌合させ
るようにしてもよい。この場合には、表示パネル21を
表示面12aに沿ってスライドさせると、各ガイド突起
21cに嵌合されたゴムチューブ36が、各ガイドレー
ル22の長孔22a内周面に摺接し、表示パネル21を
任意の位置にて停止させると、各ゴムチューブ36と長
孔22a内周面との摩擦力によって、表示パネル21
は、表示面12aに設けられた表示用開口部12d内の
任意の位置にて、ラッチされた状態で停止される。
【0031】なお、図13に示すように、表示面12a
に設けられた表示用開口部12dを覆うように、ケース
10内に設けられたカバー部材13に、開口部13aを
設けて表示パネル21に接続されたケーブル24を、そ
の開口部13a内を通過させるように構成すれば、表示
パネル21がスライドする際に、ケーブル24が邪魔に
なるおそれがない。この場合には、表示パネル21が確
実にスライドし得るように、ケーブル24を十分にたる
ませておけばよい。
に設けられた表示用開口部12dを覆うように、ケース
10内に設けられたカバー部材13に、開口部13aを
設けて表示パネル21に接続されたケーブル24を、そ
の開口部13a内を通過させるように構成すれば、表示
パネル21がスライドする際に、ケーブル24が邪魔に
なるおそれがない。この場合には、表示パネル21が確
実にスライドし得るように、ケーブル24を十分にたる
ませておけばよい。
【0032】また、図14に示すように、各ガイドレー
ル22の長孔22a内に挿入されるように、表示パネル
21の各側面21bにそれぞれ設けられたいずれかのガ
イド突起21cに、軸方向に沿った貫通孔を設けて、こ
の貫通孔内に、表示パネル21に接続されたケーブル2
4を通過させるようにしてもよい。
ル22の長孔22a内に挿入されるように、表示パネル
21の各側面21bにそれぞれ設けられたいずれかのガ
イド突起21cに、軸方向に沿った貫通孔を設けて、こ
の貫通孔内に、表示パネル21に接続されたケーブル2
4を通過させるようにしてもよい。
【0033】なお、表示パネル21の各側面21cに設
けられたガイド突起21cは、図15(a)および
(b)に示すように、ガイドレール22が円弧状に湾曲
した状態になっている場合には、その長孔22aと同様
に湾曲させてもよく、また、図16(a)および(b)
に示すように、円弧状に湾曲した長孔22aに沿って3
つのガイド突起21cをそれぞれ設けるようにしてもよ
い。これらの場合には、表示パネル21に対して大きな
力が加わっても、表示パネル21が、各ガイドレール2
2から容易に外れるおそれがない。また、表示パネル2
1自体の強度も向上しているために、表示パネル21に
対する外部からの力によって表示パネル21が破損する
ことが防止される。
けられたガイド突起21cは、図15(a)および
(b)に示すように、ガイドレール22が円弧状に湾曲
した状態になっている場合には、その長孔22aと同様
に湾曲させてもよく、また、図16(a)および(b)
に示すように、円弧状に湾曲した長孔22aに沿って3
つのガイド突起21cをそれぞれ設けるようにしてもよ
い。これらの場合には、表示パネル21に対して大きな
力が加わっても、表示パネル21が、各ガイドレール2
2から容易に外れるおそれがない。また、表示パネル2
1自体の強度も向上しているために、表示パネル21に
対する外部からの力によって表示パネル21が破損する
ことが防止される。
【0034】さらに、図17に示すように、各ガイドレ
ール22に例えば一対のガイド突起22cを設けて、表
示パネル21の各側面21bに、各ガイド突起22cが
挿入されてスライドされる溝部21eをそれぞれ設ける
ようにしてもよい。このような構成では、各ガイドレー
ル22自体が簡潔な構成になり、また、表示パネル21
のケースは、通常、上側半体と下側半体とを相互に突き
合わされて組み立てられるために、各側面21bの凹溝
21eも容易に製造することができる。
ール22に例えば一対のガイド突起22cを設けて、表
示パネル21の各側面21bに、各ガイド突起22cが
挿入されてスライドされる溝部21eをそれぞれ設ける
ようにしてもよい。このような構成では、各ガイドレー
ル22自体が簡潔な構成になり、また、表示パネル21
のケースは、通常、上側半体と下側半体とを相互に突き
合わされて組み立てられるために、各側面21bの凹溝
21eも容易に製造することができる。
【0035】図18は、本発明の電子機器の実施の形態
のさらに他の例を示す斜視図である。この電子機器で
は、ケース10の突出部12が、半円筒状に上方に突出
しており、半円周状の外周面全体が表示面12fになっ
ている。この表示面12fには、表示用開口部12d
が、表示面12fのほぼ全体にわたって設けられてい
る。突出部12の内部には、図19に示すように、各側
面21bに各一対のガイド突起21cがそれぞれ設けら
れた表示パネル21が設けられるとともに、表示面12
fの左右の各側部に沿って、ガイドレール22がそれぞ
れ設けられている。各ガイドレール22には、各一対の
ガイド突起21cが挿入されてスライドされる長孔22
aがそれぞれ設けられており、表示パネル21は、各ガ
イドレール22の長孔22aに沿って、スライドされ
る。
のさらに他の例を示す斜視図である。この電子機器で
は、ケース10の突出部12が、半円筒状に上方に突出
しており、半円周状の外周面全体が表示面12fになっ
ている。この表示面12fには、表示用開口部12d
が、表示面12fのほぼ全体にわたって設けられてい
る。突出部12の内部には、図19に示すように、各側
面21bに各一対のガイド突起21cがそれぞれ設けら
れた表示パネル21が設けられるとともに、表示面12
fの左右の各側部に沿って、ガイドレール22がそれぞ
れ設けられている。各ガイドレール22には、各一対の
ガイド突起21cが挿入されてスライドされる長孔22
aがそれぞれ設けられており、表示パネル21は、各ガ
イドレール22の長孔22aに沿って、スライドされ
る。
【0036】表示パネル21の表示部21aは、表示面
12fに設けられた表示用開口部12dから露出してお
り、表示パネル21が表示面12fに沿ってスライドさ
れることにより、図18に示すように、ケース10の平
板部11が設けられた前方から矢印Aで示す方向に目視
される状態と、ケース10の後方から矢印Bで示す方向
に目視される状態とになる。
12fに設けられた表示用開口部12dから露出してお
り、表示パネル21が表示面12fに沿ってスライドさ
れることにより、図18に示すように、ケース10の平
板部11が設けられた前方から矢印Aで示す方向に目視
される状態と、ケース10の後方から矢印Bで示す方向
に目視される状態とになる。
【0037】また、図20(a)に示すように、表示パ
ネル21の背面中央部には、背面側に向かって突出する
ボス部21dが設けられており、さらに、突出部12の
内部には、表示面12fにおける最上部に対向してマイ
クロスイッチ14が設けられている。このマイクロスイ
ッチ14は、図20(b)に示すように、表示パネル2
1が、表示面12fの最上部を通過する際に、ボス部2
1dが当接して動作するようになっている。そして、マ
イクロスイッチ14が動作すると、表示パネル21の表
示部21aにおける表示態様が、上下方向および左右方
向に反転されるように構成されている。
ネル21の背面中央部には、背面側に向かって突出する
ボス部21dが設けられており、さらに、突出部12の
内部には、表示面12fにおける最上部に対向してマイ
クロスイッチ14が設けられている。このマイクロスイ
ッチ14は、図20(b)に示すように、表示パネル2
1が、表示面12fの最上部を通過する際に、ボス部2
1dが当接して動作するようになっている。そして、マ
イクロスイッチ14が動作すると、表示パネル21の表
示部21aにおける表示態様が、上下方向および左右方
向に反転されるように構成されている。
【0038】図21は、この電子機器の制御系のブロッ
ク図である。ケース10内に設けられたマイクロスイッ
チ14の出力は、CPU15に与えられている。CPU
15には、ケース15の平板部11に設けられた入力部
16から所定の情報が入力されるようになっており、C
PU15は、入力部16から入力される情報に基づい
て、表示パネル21の表示部21aに所定の画像を表示
するようになっている。CPU15には、表示パネル2
1の表示部21aの表示態様を上下および左右方向に反
転させるプログラム等が収容されたROM17、およ
び、入力部16にて入力される情報、表示パネル21に
て表示された情報等を一時記憶するためのRAM18
が、それぞれ接続されている。
ク図である。ケース10内に設けられたマイクロスイッ
チ14の出力は、CPU15に与えられている。CPU
15には、ケース15の平板部11に設けられた入力部
16から所定の情報が入力されるようになっており、C
PU15は、入力部16から入力される情報に基づい
て、表示パネル21の表示部21aに所定の画像を表示
するようになっている。CPU15には、表示パネル2
1の表示部21aの表示態様を上下および左右方向に反
転させるプログラム等が収容されたROM17、およ
び、入力部16にて入力される情報、表示パネル21に
て表示された情報等を一時記憶するためのRAM18
が、それぞれ接続されている。
【0039】このような構成の電子機器では、入力部1
4から入力される情報に基づいて、表示パネル21の表
示部21aには、所定の画像が表示される。この場合、
表示パネル21が、突出部12の表示面12fにおける
前側に位置するか、あるいは、後側に位置するかによっ
て、表示部21aにおける表示態様が異なるようになっ
ており、図20(a)に示すように、表示パネル21
が、表示面12fの前側に位置して、入力機器の前方か
ら矢印Aで示す方向に目視される状態では、図22
(a)に示すように、矢印A方向からの目視によって正
確に認識されるように、上下方向および左右方向に正し
く沿った正画像が表示される。
4から入力される情報に基づいて、表示パネル21の表
示部21aには、所定の画像が表示される。この場合、
表示パネル21が、突出部12の表示面12fにおける
前側に位置するか、あるいは、後側に位置するかによっ
て、表示部21aにおける表示態様が異なるようになっ
ており、図20(a)に示すように、表示パネル21
が、表示面12fの前側に位置して、入力機器の前方か
ら矢印Aで示す方向に目視される状態では、図22
(a)に示すように、矢印A方向からの目視によって正
確に認識されるように、上下方向および左右方向に正し
く沿った正画像が表示される。
【0040】これに対して、図20(b)に示すよう
に、表示パネル21が突出部12の表示面12fに沿っ
てスライドされて、その最上部を通過する際に、ボス部
gがマイクロスイッチ14に当接してマイクロスイッチ
14が動作すると、後方からの矢印B方向の目視によっ
て正確に認識されるように、図22(b)に示すよう、
図22(a)に示す正画像に対して上下方向および左右
方向が反転した反転画像(矢印A方向から目視した場
合)が、表示パネル21の表示部21aに表示される。
これにより、表示パネル21の表示部21aを後方から
矢印Bで示す方向に目視することにより、その表示部2
1aに表示された反転画像は、上下方向および左右方向
に正しく沿った正画像と認識される。
に、表示パネル21が突出部12の表示面12fに沿っ
てスライドされて、その最上部を通過する際に、ボス部
gがマイクロスイッチ14に当接してマイクロスイッチ
14が動作すると、後方からの矢印B方向の目視によっ
て正確に認識されるように、図22(b)に示すよう、
図22(a)に示す正画像に対して上下方向および左右
方向が反転した反転画像(矢印A方向から目視した場
合)が、表示パネル21の表示部21aに表示される。
これにより、表示パネル21の表示部21aを後方から
矢印Bで示す方向に目視することにより、その表示部2
1aに表示された反転画像は、上下方向および左右方向
に正しく沿った正画像と認識される。
【0041】なお、マイクロスイッチ14は、突出部1
2の表示面12fにおける最上部に対向して配置する構
成に限らず、図23(a)および(b)に示すように、
表示パネル21が、表示面12fに沿ってスライドし
て、最も後側に位置した際に、動作するように配置して
もよい。この場合には、マイクロスイッチ14は、表示
パネル21のスライド方向に位置する側面によって動作
されるように配置すれば、特にボス部21dを配置する
必要がない。
2の表示面12fにおける最上部に対向して配置する構
成に限らず、図23(a)および(b)に示すように、
表示パネル21が、表示面12fに沿ってスライドし
て、最も後側に位置した際に、動作するように配置して
もよい。この場合には、マイクロスイッチ14は、表示
パネル21のスライド方向に位置する側面によって動作
されるように配置すれば、特にボス部21dを配置する
必要がない。
【0042】また、このように接触型のマイクロスイッ
チ14に替えて、図24(a)および(b)に示すよう
に、表示パネル21が、表示面12fに沿ってスライド
して、最も後側に位置した際に、その表示パネル21を
検出する光学式の近接スイッチ19を使用するようにし
てもよい。
チ14に替えて、図24(a)および(b)に示すよう
に、表示パネル21が、表示面12fに沿ってスライド
して、最も後側に位置した際に、その表示パネル21を
検出する光学式の近接スイッチ19を使用するようにし
てもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明の電子機器は、このように、小型
であってデザイン性に優れており、しかも、広範囲にわ
たって表示パネルの表示部の向きを変更することができ
る。
であってデザイン性に優れており、しかも、広範囲にわ
たって表示パネルの表示部の向きを変更することができ
る。
【図1】本発明の電子機器の実施の形態の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】その要部を分解して示す斜視図である。
【図3】その動作説明のための概略図である。
【図4】本発明の電子機器の実施の形態の他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】その動作説明のための概略図である。
【図6】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】その動作説明のための概略図である。
【図8】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の例
を示す要部の概略図である。
を示す要部の概略図である。
【図9】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の例
を示す要部の断面図である。
を示す要部の断面図である。
【図10】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部の側面図である。
例を示す要部の側面図である。
【図11】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部の概略図である。
例を示す要部の概略図である。
【図12】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部の側面図である。
例を示す要部の側面図である。
【図13】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部の断面図である。
例を示す要部の断面図である。
【図14】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部を分解した斜視図である。
例を示す要部を分解した斜視図である。
【図15】(a)は、本発明の電子機器の実施の形態の
さらに他の例を示す要部の分解斜視図、(b)は、その
側面図である。
さらに他の例を示す要部の分解斜視図、(b)は、その
側面図である。
【図16】(a)は、本発明の電子機器の実施の形態の
さらに他の例を示す要部の分解斜視図、(b)は、その
側面図である。
さらに他の例を示す要部の分解斜視図、(b)は、その
側面図である。
【図17】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す要部を分解した斜視図である。
例を示す要部を分解した斜視図である。
【図18】本発明の電子機器の実施の形態のさらに他の
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図19】その電子機器の要部を分解して示す斜視図で
ある。
ある。
【図20】(a)は、その電子機器の要部を示す側面
図、(b)および(c)は、それぞれ、その動作説明の
ための側面図である。
図、(b)および(c)は、それぞれ、その動作説明の
ための側面図である。
【図21】その電子機器の制御系のブロック図である。
【図22】(a)および(b)は、それぞれ、その電子
機器の表示パネルにおける表示態様の一例を示す正面図
である。
機器の表示パネルにおける表示態様の一例を示す正面図
である。
【図23】(a)および(b)は、それぞれ、その電子
機器の要部の他の例を示す側面図である。
機器の要部の他の例を示す側面図である。
【図24】(a)および(b)は、それぞれ、その電子
機器の要部のさらに他の例を示す側面図である。
機器の要部のさらに他の例を示す側面図である。
10 ケース 11 平板部 12 突出部 12a 表示面 12b 上面 12c 垂直面 12d 表示用開口部 12f 表示面 13 カバー部材 14 マイクロスイッチ 19 近接スイッチ 20 表示ユニット 21 表示パネル 21a 表示部 21b 側面 21c ガイド突起 21d ボス部 22 ガイドレール 22a 長孔 22b 凹部 23 マスクシート 31 ラッチ部材 32 係合レール 34 摺接部材 35 ガイド面 36 ゴムチューブ
Claims (7)
- 【請求項1】 前上方に向かって傾斜した表示面が設け
られるように、上方に突出した突出部を有し、表示面に
表示用開口部が設けられたケースと、 このケースの突出部に設けられた表示用開口部内に表示
部が露出した状態で、その表示開口部内を表示面に沿っ
てスライドし得るように設けられた表示パネルと、 を具備することを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 前記表示面は平坦になっている請求項1
に記載の電子機器。 - 【請求項3】 前記表示面は前上方に向かって突出する
ように湾曲している請求項1に記載の電子機器。 - 【請求項4】 前記表示面は、前上方に向かって突出す
るように湾曲した下部と、この下部に連続して後下方に
向かって凹状に窪むように湾曲した上部とを有する波形
状になっている請求項1に記載の電子機器。 - 【請求項5】 前記表示パネルは、表示開口部内にてラ
ッチされるようになっている請求項1に記載の電子機
器。 - 【請求項6】 前記表示開口部は、表示開口部から露出
する表示パネル以外の部分がマスクシートによって覆わ
れている請求項1に記載の電子機器。 - 【請求項7】 前記表示面は、断面半円周状に突出して
おり、この表示面の全体にわたって、表示用開口部が設
けられている請求項1に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061763A JP2000259284A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061763A JP2000259284A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000259284A true JP2000259284A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13180511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061763A Pending JP2000259284A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000259284A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009146136A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Kyocera Corp | 情報処理装置 |
USD620943S1 (en) | 2009-01-07 | 2010-08-03 | Milestone Av Technologies Llc | Single arm display mount |
USD627787S1 (en) | 2009-01-07 | 2010-11-23 | Milestone Av Technologies Llc | Display mount with single articulating arm |
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JP2014191266A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Brother Ind Ltd | パネル装置 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061763A patent/JP2000259284A/ja active Pending
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