JP2000253635A - アキシャルギャップモータ - Google Patents
アキシャルギャップモータInfo
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Abstract
ルギャップモータを提供する。 【解決手段】 6つの小固定子24よりなる固定子22
の前面及び後面に円板状の第1マグネット18と第2マ
グネット20とよりなる回転子11を配したものであ
る。
Description
プモータに関するものである。
より、回転子のマグネットが円板状であり、固定子が円
筒状のアキシャルギャップモータが知られている。この
アキシャルギャップモータであると、軸方向の長さ、す
なわち、アキシャルギャップモータの厚さを薄くするこ
とができる。
であると、コイルの占積率を上げるためには、その外径
を大きくする必要があった。また、固定子にコイルを巻
く場合に、その構造からコイルの線径の大きいものは巻
きにくいという問題点があった。さらに、高トルクを得
るためには、前記したようにその外径を大きくする必要
があった。
ことができるアキシャルギャップモータを提供するもの
である。
シャルギャップモータは、回転軸に円板状の第1のマグ
ネットを第1のヨークを用いて設け、また、前記回転軸
に円板状の第2のマグネットを第2のヨークを用いて前
記第1のマグネットとは所定の間隔を開けて平行に設け
ることにより回転子を形成し、固定子鉄心にコイルを巻
回した小固定子を、前記回転軸の回りの円周状に複数配
して固定子を形成し、前記固定子を前記第1のマグネッ
トと前記第2のマグネットの間に配すると共に、前記固
定子をブラケットに固定したものである。
請求項1のものにおいて、前記固定子の内周側に軸受を
設け、前記軸受によって前記回転軸を回動自在に配した
ものである。
請求項1のものにおいて、前記固定子の内周側に基板を
設け、前記基板の内周側に前記回転軸を配した。
請求項1のものにおいて、前記固定子鉄心を鉄板を積層
して形成したものである。
請求項4のものにおいて、前記固定子をモールド樹脂で
モールドしたものである。
請求項1のものにおいて、前記固定子鉄心を焼結材、ま
たは、合成樹脂と鉄粉との混合体で形成したものであ
る。
請求項1のものにおいて、前記コイルを巻回するスプー
ルを複数連結して、前記複数の小固定子を一体にしたも
のである。
ると、固定子が円板状の第1のマグネットと円板状の第
2のマグネットよりなる回転子に挟まれているため、磁
束を有効に活用することができるので高トルクを得るこ
とができる。
ると、固定子の内周側に軸受を設けることにより軸受の
突出部がなくなり、より薄型化を図ることができる。
ると、基板を固定子の内周側に配することにより、薄型
化を図ることができる。
ると、鉄板を積層することにより固定子鉄心を製造する
ことができるので、その製造を容易にすることができ
る。
ると、鉄板を積層した固定子鉄心をモールド樹脂でモー
ルドすることにより、固定子鉄心を接着、圧入、溶接、
ネジ止め等を行う工程が不要となり、かつ、固定子鉄心
の緩みや移動の恐れがなく信頼性が向上する。
ると、固定子鉄心を焼結材、または、合成樹脂と鉄粉と
の混合体で形成することにより、磁性体の形成が容易と
なる。
ると、固定子を容易に製造することができる。
の第1の実施形態の4極のDCブラシレスモータである
アキシャルギャップモータ10について、図1から図3
に基づいて説明する。
下、モータという)10の半縦断面図である。図2は図
1におけるA−A線断面図である。図3は、回転子の正
面図である。
る。
が太くなっており、この径が太くなった部分の前部に
は、円板状の第1ヨーク14が設けられ、後部には同じ
く円板状の第2ヨーク16が設けられている。そして、
この第1ヨーク14の後面側には、円板状の第1マグネ
ット18が設けられている。円板状の第1マグネット1
8には、45°毎にN極とS極が配されている。また、
第2ヨーク16の前面側には、円板状の第2マグネット
20が設けられている。これら円板状の第1マグネット
18と円板状の第2マグネット20とは平行に配され、
かつ、第1マグネット18のN極には、第2マグネット
20のS極が対向するように配されている。
る。
子24を回転軸12の回りの円周上に60°毎に6個並
べたものであり、各小固定子24は、非磁性体よりな
る、例えばアルミニウム製の円筒形の容器状のブラケッ
ト32の内周面に固定されている。また、6個の小固定
子24は、円板状の第1マグネット18と円板状の第2
マグネット20との間に位置している。
に示すように、H字状の鉄板を複数枚積層した形状であ
る。一方、スプール26にコイル28を巻回している。
そして、このコイル28を巻回したスプール26に固定
子鉄心30をはめ込んでいる。なお、図1に示すよう
に、H字状の固定子鉄心30は、T字状の前部30aと
T字状の後部30bに分かれており、スプール26に嵌
め込み可能となっている。
ケット34がはめ込まれている。そして、回転軸12の
前部は軸受36を介してブラケット34に取り付けら
れ、回転軸12の後部は軸受38を介してブラケット3
2の後部に取り付けられている。そして、回転軸12が
軸受36、38に対して固定されるようにリング状の止
輪40,42が設けられている。
の駆動回路が内蔵された円板状の基板44が設けられて
いる。この基板44はブラケット32の内周面に取り付
けられている。基板44の外周部から第1マグネット1
8の方向に複数のホールIC46が突出し、このホール
IC46によって、回転子11の位置が検出できる。ま
た、基板44からは電源コード48が外部へ引き出され
ている。
ト18と第2マグネット20とよりなり、これらが6つ
の小固定子24を挟むような形で設けられているため、
6つの小固定子24の前方及び後方に位置する第1マグ
ネット18と第2マグネット20の磁束が、小固定子2
4を通るため、従来のモータよりも高トルクを実現する
ことができる。また、モータ10の外径を大きくするこ
となく、コイル28の占積率を上げることができる。さ
らに、スプール26にコイル28を巻く場合に、線径の
大きいコイルを巻くことができるので、低速でかつ高ト
ルクのモータにすることができる。
DCブラシレスモータであるために6つの小固定子24
を設けたが、この小固定子24の数は極数に合わせて決
定すればよい。
の実施形態のモータ10について説明する。
面図である。
0との相違点は、軸受36,38の位置にある。すなわ
ち、図4に示すように、軸受36,38を固定子27の
内側に配している。この場合に、軸受36,38を固定
するために、ブラケット32を前部ブラケット32aと
後部ブラケット32bとに分割している。
を取り付け、回転軸12に軸受38を嵌入後、第2ヨー
ク16を取付ける。
固定子27を後部ブラケット32bのインロー部にはめ
込む。なお、この場合に、軸受38と固定子22との間
に黄銅等よりなる非磁性体のリング状の保持部材50を
介在させてある。
らに第1ヨーク14をはめ込む。
ケット32bにはめ込み、ボルト52によって前部ブラ
ケット32aと後部ブラケット32bとを固定する。
が、固定子22の内周側に配されているため、軸受3
6,38が軸方向に突出することがなくなり、軸受3
6,38の分だけモータ10の厚みを第1の実施形態の
モータ10より薄くすることができる。
ブラケット32に固定される状態となるため、内部にお
ける部品の配置も行いやすい。
第3の実施形態のモータ10について説明する。
縦断面図である。
との相違点は、基板44の位置にある。すなわち、本実
施形態であると、基板44の位置が固定子22の内周側
に配されている。
け、モータ10の薄型化を第1の実施形態のモータ10
より図ることができる。
のモータ10について、図6に基づいて説明する。
縦断面図である。
との相違点は、固定子22全体をモールド樹脂でモール
ドしている点にある。
ールドすることにより、固定子22の各構成部品がモー
ルド樹脂で保持されるので、各部品の接着、圧入、溶
接、ネジ止め等の製造工程を不要とすることができ、か
つ、各部品の緩みや移動の恐れを防止することができ
る。そのため、固定子22の信頼性を向上することがで
きる。また、固定子鉄心30は前部30aと後部30b
とよりなるが、これらの部品もモールド樹脂で固定され
ている。
タ10について、図7〜図10に基づいて説明する。
のモータ10との相違点は、固定子22の構造にある。
は、6個の小固定子24は分割されていたが、本実施形
態の固定子22では、図8に示すように6個のスプール
26が一体となって、リング状のリングスプール54を
形成している。このリングスプール54には、6個のコ
イル28を巻くための小スプール56が設けられてい
る。そして、図9に示すように、2つに分割された固定
子鉄心30aと固定子鉄心30bとを、図7に示すよう
に、このリングスプール54に前後からはめ込んで固定
するだけで、固定子22が組み立てられる。
bを保持する方法としては、両部品を接着するか、第4
の実施形態のようにモールド樹脂で固定子22全体をモ
ールドする方法が考えられる。
割し、固定子鉄心30をリングスプール54に両側に挿
入することにより組立てが可能なので、その製造が容易
となる。
スプール56を差し込む部分を小さく形成した構成でも
よいが、図10に示すようにT字状の鉄板を重ねた固定
子鉄心であってもよい。
子鉄心30を鉄板を積層させて形成したが、これに代え
て、軟磁性体よりなる焼結材で形成してもよい。また、
合成樹脂と鉄粉との混合体の樹脂成形品によって形成し
てもよい。
磁性体の形成が容易となる。
てもよい。
モータであると、モータの外径を大きくすることなく、
コイルの占積率を上げることができる。また、線径の大
きいコイルを巻けるので、低電圧かつ高トルクのモータ
にすることができる。そして、小固定子を第1のマグネ
ットと第2のマグネットよりなる回転子で挟むような構
造であるため、高トルクを得ることができる。軸のスラ
スト荷重をバランスさせて、低振動のモータが可能であ
る。
ると、固定子の内周側に軸受を設けることにより、アキ
シャルギャップモータの薄型化を図ることができる。
ると、固定子の内側に基板を設けることにより、アキシ
ャルギャップモータの薄型化を図ることができる。
ると、鉄板を積層するだけで固定子を容易に製造するこ
とができる。
ると、固定子をモールド樹脂でモールドすることによ
り、固定子の製造工程を容易にすることができ、各部品
の緩みや移動の恐れを防止することができる。
ると、固定子鉄心を焼結材、または、合成樹脂と鉄粉と
の混合体で形成することにより磁性体の形成を容易にす
ることができる。
ると、固定子を容易に製造することができる。
ップモータの半縦断面図である。
タの半縦断面図である。
半縦断面図である。
半縦断面図である。
斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】回転軸に円板状の第1のマグネットを第1
のヨークを用いて設け、また、前記回転軸に円板状の第
2のマグネットを第2のヨークを用いて前記第1のマグ
ネットとは所定の間隔を開けて平行に設けることにより
回転子を形成し、 固定子鉄心にコイルを巻回した小固定子を、前記回転軸
の回りの円周状に複数配して固定子を形成し、 前記固定子を前記第1のマグネットと前記第2のマグネ
ットの間に配すると共に、前記固定子をブラケットに固
定したことを特徴とするアキシャルギャップモータ。 - 【請求項2】前記固定子の内周側に軸受を設け、 前記軸受によって前記回転軸を回動自在に配したことを
特徴とする請求項1記載のアキシャルギャップモータ。 - 【請求項3】前記固定子の内周側に基板を設け、 前記基板の内周側に前記回転軸を配したことを特徴とす
る請求項1記載のアキシャルギャップモータ。 - 【請求項4】前記固定子鉄心を鉄板を積層して形成した
ことを特徴とする請求項1記載のアキシャルギャップモ
ータ。 - 【請求項5】前記固定子をモールド樹脂でモールドした
ことを特徴とする請求項4記載のアキシャルギャップモ
ータ。 - 【請求項6】前記固定子鉄心を焼結材、または、合成樹
脂と鉄粉との混合体で形成したことを特徴とする請求項
1記載のアキシャルギャップモータ。 - 【請求項7】前記コイルを巻回するスプールを複数連結
して、前記複数の小固定子を一体にしたことを特徴とす
る請求項1記載のアキシャルギャップモータ。
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