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JP2000250775A - トラブル解析支援装置及びシミュレーション装置 - Google Patents

トラブル解析支援装置及びシミュレーション装置

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Publication number
JP2000250775A
JP2000250775A JP5286599A JP5286599A JP2000250775A JP 2000250775 A JP2000250775 A JP 2000250775A JP 5286599 A JP5286599 A JP 5286599A JP 5286599 A JP5286599 A JP 5286599A JP 2000250775 A JP2000250775 A JP 2000250775A
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JP
Japan
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information
recording
simulation
unit
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP5286599A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoo Iida
豊男 飯田
Tomoki Ishizawa
智樹 石沢
Yukihiro Kawakami
幸浩 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP5286599A priority Critical patent/JP2000250775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーケンス制御設備のトラブルの解析を容易
にかつ確実に行うことができるようにしたトラブル解析
支援装置を提供する。 【解決手段】 設備ロガ−の記録結果と、それを入力し
た設備シミュレーションにより、設備のトラブル分析お
よび制御プログラム最適化を支援する。また、記録トリ
ガ信号生成機構を内蔵することにより、広範囲な設備ト
ラブル分析支援に対応できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PLC(プログ
ラマブルロジックコントローラ)を利用したシーケンス
制御装置により制御されている設備のトラブル解析を支
援するトラブル解析支援装置及びシミュレーション装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PLCを利用したシーケンス制御
設備のトラブルを解析する手法としては、 1)設備稼動状況をビデオカメラで撮像し、トラブル発
生後にこのビデオカメラで撮像した画像情報を見ること
によりシーケンス制御設備のトラブルを解析する 2)PLCの入出力接点をタイミングチャートとして記
録し、トラブル発生後にこのタイミングチャートに基づ
きシーケンス制御設備のトラブルを解析する 3)稼動中のPLC制御情報を記録し、これを制御設備
の模擬装置に入力して再生すると同時に、そのときの設
備の状況を画像や音響情報として捉えて模擬装置再生時
に一緒に再生することでシーケンス制御設備のトラブル
を解析する 4)設備の画像、音響および制御情報を記録し、これら
をトラブル時にタイムスタンプを基に再生することによ
りシーケンス制御設備のトラブルを解析する等が知られ
ている。
【0003】また、設備運転パラメータの自動決定の方
式として、 5)製造設備の過去の処理内容と処理開始前の内部状態
からリアルタイムに設備運転パラメータの自動決定を行
う方式 6)また、レシピ情報については、シミュレーションに
よる最適化の方式等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1)のビデオ
カメラで撮像した画像情報を用いる手法においては、ト
ラブル発生箇所までビデオカメラによる撮像を続けなけ
ればならない等の煩雑な処理が必要であり、また、この
手法においては外部的な設備の情報しか得ることができ
ないという問題がある。
【0005】また、2)のタイミングチャートを用いる
手法においては、 a)タイミングチャート表示であるため、ラダーシーケ
ンスの論理回路との対応が付けにくく、情報が非常に読
みにくい b)PLCの外部に接続している信号しか記録しないた
め、制御に利用している内部接点の状態がわからない c)入力に対する出力の正当性をいちいちIEC113
1言語(ラダー、SFC等)を読みながら机上で確認す
る必要がある 等の問題がある。
【0006】また、3)の手法においては、ロギング対
象の制御設備が必ずしもロギングを開始するための適切
なトリガ信号を保有しているとは限らず、その場合は、
記録トリガ信号を得るためだけに別途データ収集や加工
する装置を用意する必要があったり、あるいはそのため
の処理プログラムを開発する必要がある等の問題があ
る。
【0007】例えば、PLC制御装置は、設備が停止し
たことを検知し、その情報を記録装置に出力するための
ラダープログラムの追加と出力接点が必要になる。さら
には、プログラムも接点もぎりぎりの容量で設計されて
いることが多く、追加する余地がないという別の問題も
生じる。
【0008】また、4)の手法においては、 1)各記録装置の時計情報のずれによる同期はずれが発
生する 2)画像と制御データが真に同期している箇所が不明確
である 3)スローステップやステップ実行時に制御データと画
像との対応が全くとれない 等の問題がある。
【0009】また、5)の手法においては、過去の処理
内容と処理開始前の内部状態のデータの蓄積が必要であ
り、システムによってはデータが膨大となる可能性があ
るという問題がある。
【0010】また、6)の手法においては、製造システ
ムの稼働率向上については、レシピの最適化だけではな
く、部品や配送部を含めた対応が必要となるという問題
がある。
【0011】そこで、この発明は、シーケンス制御設備
のトラブルの解析を容易にかつ確実に行うことができる
ようにしたトラブル解析支援装置を提供することを目的
とする。
【0012】また、この発明は、記録対象の設備を制御
する制御装置側に負担をかけずに適切な記録トリガ信号
を自身で生成できるようにしたトラブル解析支援装置を
提供することを目的とする。
【0013】また、この発明は、設備稼働中に不具合要
因を排除することにより設備停止を減少させ、生産性を
向上させることのできるトラブル解析支援装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】また、この発明は、制御情報と画像情報お
よび音響情報と記録の同期をはかることができ、同期再
生が可能なトラブル解析支援装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、シーケンス制御装置により制御
される設備のトラブル解析を支援するトラブル解析支援
装置において、前記設備を制御するシーケンス制御装置
の入出力情報を記録する制御情報記録手段と、前記制御
情報記録手段で記録した情報を基に前記設備を制御する
シーケンス制御装置をシミュレーションする模擬手段
と、前記模擬手段の内部状態を出力する出力手段と、を
具備することを特徴とする。
【0016】このような構成によると、設備のトラブル
前後の状況を、入出力情報、PLC制御情報として同時
にかつ同期して確認でき、また、PLCの制御情報は、
IEC1131言語、すなわちラダー等として確認する
ことができるため、論理回路の成立/不成立が容易に判
断できる。また、記録していないPLC内部のリレー状
態も確認することができ、その結果設備のトラブル解析
が非常に容易になる。
【0017】また、請求項2の発明は、シーケンス制御
装置により制御される設備のトラブル解析を支援するト
ラブル解析支援装置において、前記設備を制御するシー
ケンス制御装置の入出力情報を記録する制御情報記録手
段と、前記制御情報記録手段で記録した情報を基に前記
設備を制御するシーケンス制御装置をシミュレーション
する模擬手段と、前記模擬手段の内部状態を出力する出
力手段と、前記模擬手段のシミュレーション結果と実記
録結果の差異を検出する差異検出手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0018】このような構成によると、設備制御装置側
に負担をかけることなく、記録条件を任意に設定でき、
また、複数の要因を組み合わせて任意の記録条件を設定
できる。
【0019】また、請求項3記載の発明は、シーケンス
制御装置により制御される設備のトラブル解析を支援す
るトラブル解析支援装置において、前記設備の制御情報
の履歴を記録する制御情報記録手段と、前記制御情報記
録手段で記録した情報を基に前記設備を制御するシーケ
ンス制御装置をシミュレーションする模擬手段と、前記
模擬手段のシミュレーション結果と正常動作時の状態を
比較し、正常、異常を判別する判別手段と、各種異常時
の要因と補正により排除する手順を関連させるデータベ
ースと、前記データベースの異常要因排除手段に従って
制御信号を出力する制御信号出力手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0020】上記構成によると、保持データの削減と製
造システム全体における不都合を防止し、稼動効率の向
上を図ることができる。
【0021】また、請求項4記載の発明は、シーケンス
制御装置により制御される設備のトラブル解析を支援す
るトラブル解析支援装置において、前記設備の状態を画
像または稼動音で記録する状態記録手段と、前記設備を
制御するシーケンス制御装置の入出力情報を記録し、前
記シーケンス制御装置のスキャンタイムの整数倍毎に、
前記状態記録手段に対して同期信号を出力する制御情報
記録手段と、前記制御情報記録手段で記録した情報を基
に前記設備を制御するシーケンス制御装置をシミュレー
ションする模擬手段と、を具備することを特徴とする。
【0022】このような構成によると、制御情報と画像
情報の同期ずれをなくすことができ、正確な情報に基づ
く設備トラブル解析が可能になる。また、スロー/ステ
ップ再生でも、データが同期している箇所を明確に知る
ことができる。
【0023】また、請求項5記載の発明は、シーケンス
制御装置により制御される設備の状態を画像及び音響で
記録するロギング装置に接続されるシミュレーション装
置であって、上記記録された画像及び音響データを再生
するデータ再生手段と、上記シーケンス制御装置をシミ
ュレーションする模擬手段と、上記データ再生手段で再
生された再生結果と上記模擬手段のシミュレーション結
果との差異を検出する差異検出手段と、を有することを
特徴とする。
【0024】このような構成によると、シミュレーショ
ン結果と実記録結果の差異を検出でき、設備のトラブル
解析が容易となる。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明によれば、設備ロガーの
記録結果と、それを入力した設備シミュレーションによ
り、設備のトラブル分析および制御プログラム最適化を
支援する。また、記録トリガ信号生成機構を内蔵するこ
とにより、広範囲な設備トラブル分析支援に対応できる
ように構成される。
【0026】図1は、この発明に係わるトラブル解析支
援装置の第1の実施の形態の全体構成を示すブロック図
である。
【0027】図1において、この第1の実施の形態のト
ラブル解析支援装置100は、大別してロギング部40
とシミュレーション/再生部50とから構成される。
【0028】ロギング部40は、マイクロフォン10に
より集音した製造設備の音響信号、カメラ20により撮
像した製造設備の画像信号、PLC30から出力される
製造設備の制御信号に基づき、製造設備の画像情報、音
響信号、制御情報のログファイルを作成するもので、音
響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43、
ログファイル記憶部44、トリガ検出部45を具備して
構成される。
【0029】ここで、音響記録部41は、マイクロフォ
ン10により集音した製造設備の音響信号を取り込み、
これをPCM等によりデジタル化して図示しない内部の
リングバッファに記録する。この音響記録部41は、後
に詳述するトリガ検出部45からトリガ検知の信号を受
けると、指定された条件に従って、音響情報ログファイ
ルをログファイル記憶部44に出力する。ここで、この
音響記録部41は、上述したようにリングバッファを有
しているため、過去の音響信号の記録管理が可能であ
る。
【0030】画像記録部42は、カメラ(CCDカメ
ラ)20により撮像した製造設備の画像信号を取り込
み、これをJPEG等によりデジタル化して図示しない
内部のリングバッファに記録する。この画像記録部42
は、後に詳述するトリガ検出部45からトリガ検知の信
号を受けると、指定された条件に従って、画像情報ログ
ファイルをログファイル記憶部44に出力する。ここ
で、この画像記録部42は、上述したようにリングバッ
ファを有しているため、過去の画像信号の記録管理が可
能である。
【0031】制御信号記録部43は、製造設備を制御し
ているPLC30の入出力接点情報(IO情報)を取り
込み、これを図示しない内部のリングバッファに記録す
る。この制御信号記録部43は、後に詳述するトリガ検
出部45からトリガ検知の信号を受けると、指定された
条件に従って、制御情報ログファイルをログファイル記
憶部44に出力する。ここで、この制御信号記録部43
は、上述したようにリングバッファを有しているため、
過去の制御信号の記録管理が可能である。
【0032】ログファイル記憶部44は、音響情報ログ
ファイル記憶部44−1、画像情報ログファイル記憶部
44−2、制御情報ログファイル記憶部44−3を有し
ている。
【0033】ここで、音響情報ログファイル記憶部44
−1に記憶される音響情報ログファイルは、マイクロフ
ォン10から取り込まれ、デジタル化された音響情報が
指定された記録条件で格納されているファイルである。
【0034】また、画像情報ログファイル記憶部44−
2に記憶される画像情報ログファイルは、カメラ20か
ら取り込まれたデジタル化された画像情報が指定された
記録条件で格納されているファイルである。
【0035】また、制御情報ログファイル記憶部44−
3に記憶される制御情報ログファイルは、PLC30か
ら取り込まれたデジタル化された制御情報(入出力接点
情報)が指定された記録条件で格納されているファイル
である。
【0036】トリガ検出部45は、ロギングの記録開始
トリガの検知を行う。ここで、トリガ入力として、PL
C30のIO若しくはDMが指定されている場合、制御
信号記録部43のリングバッファを監視し、指定されて
いるIO若しくはDMの変化を検知すると、音響記録部
41および画像記録部42に対してトリガ検知を通知す
る。
【0037】シミュレーション/再生部50は、音響再
生装置51、画像再生部52、PLC模擬部53、差異
検出部54、PLC内部表示部55、スピーカ56、デ
ィスプレイ57を具備して構成される。
【0038】ここで、音響再生装置51は、音響情報ロ
グファイル記憶部44−1に記憶される音響情報ログフ
ァイルの音響データをスピーカ56に出力する。
【0039】また、画像再生部52は、画像情報ログフ
ァイル記憶部44−2に記憶される画像情報ログファイ
ルの画像データをディスプレイ57に出力する。
【0040】PLC模擬部53は、記録対象であるPL
C30と同じプログラムを読み込み、入力接点の値を入
力として、PLC30の動作をシミュレーションし、出
力接点の値を確定する。
【0041】差異検出部54は、制御情報ログファイル
記憶部44−3に記憶される制御情報ログファイルのP
LC30の出力接点の値とPLC模擬部53がシミュレ
ーションした結果の出力接点の値とを比較し、その差異
を検出する。
【0042】PLC内部表示部55は、PLC模擬部5
3によってシミュレーションしたPLC30の内部情報
をIEC1131言語形式でディスプレイ57に表示す
る。この実施の形態においては、PLC模擬部53によ
ってシミュレーションしたPLC30の内部情報をラダ
ー形式でディスプレイ57に表示する。
【0043】図2は、図1に示した第1の実施の形態の
トラブル解析支援装置により表示されるディスプレイ表
示イメージの一例を示した図である。
【0044】すなわち、この実施の形態においては、記
録した画像情報(動画)、音響情報およびシミュレーシ
ョン結果の制御信号情報をほぼ同期して確認することが
できる。この3つの情報を基に設備トラブルの解析を行
う。
【0045】ここで、PLC30の内部状態は、保全担
当者がわかりやすいように、IEC1131言語で表示
する。なお、図2においては、ラダー言語の表示例を示
している。
【0046】また、シミュレーション速度を、1/nに
設定することにより、肝心な部分をゆっくり確認するよ
うにすることもできる。
【0047】図3は、図1に示した第1の実施の形態の
トラブル解析支援装置により表示される差異検出状態の
ディスプレイ表示イメージの一例を示した図である。
【0048】PLC模擬部53によるシミュレーション
結果とロギングした制御信号情報が異なる場合は、図3
に示すように差異情報を表示する。ここで、差異を検出
した接点はラダー上で図3に示すように強調表示する。
これにより、ノイズや接点のチャタリングなどの原因推
定ができる。
【0049】なお、図1に示した構成において、ロギン
グ部40とシミュレーション/再生部50とは、同一装
置であってもよく、また、物理的に離れた装置として実
現されてもよい。例えば、ロギング部40とシミュレー
ション/再生部50との間がネットワークで接続されて
いてもよい。
【0050】この場合、ロギング部40とシミュレーシ
ョン/再生部50を同一装置で構成する場合は請求項1
の構成となり、例えばパソコンとソフトウェアで構成で
きる。また、ロギング部40とシミュレーション/再生
部50を分離して構成した場合は、ロギング部40を記
録用コンポ、シミュレーション/再生部50をパソコン
とソフトウェアで構成でき、シミュレーション/再生部
50をパソコンとソフトウェアで構成した場合、請求項
5の構成となる。
【0051】また、音響情報ログファイルおよび画像情
報ログファイルおよび制御情報ログファイルは1つのロ
グファイルとして構成してもよく、また物理的に異なる
複数のログファイルとして構成してもよい。
【0052】また、ロギング部40とシミュレーション
/再生部50とが物理的に離れている構成をとる場合
に、ログファイルは、ロギング部40にあるように構成
してもよく、また、シミュレーション/再生部50にあ
るように構成してもよい。
【0053】次に、図4乃至図6のフローチャートを参
照してこの第1の実施の形態のトラブル解析支援装置の
動作を詳細に説明する。
【0054】図4は、図1に示した第1の実施の形態の
トラブル解析支援装置による運用および全体動作を示す
フローチャートである。
【0055】この第1の実施の形態のトラブル解析支援
装置100は、設備にトラブルが発生した際に利用す
る。図4に示したフローチャートにおいては、トラブル
発生からトラブル対策までのロギング部40およびシミ
ュレーション/再生部50の役割を示している。トラブ
ルが発生すると、この発明のトラブル解析支援装置10
0をトラブルの発生している設備に仕掛ける。その後ト
ラブルの再現を待ち、トラブル前後の設備の状況をロギ
ング部40で記録する。
【0056】図4において、まず、設備トラブルの有無
を現場作業者や保全担当者がチェックし、設備トラブル
有りか否かを調べる(ステップ101)。ここで、設備
トラブルが無いと判断されると(ステップ101でN
O)、ステップ101に戻るが、ステップ101におい
て、設備トラブル有りと判断されると(ステップ101
でYES)、このトラブル状態を把握するために、図1
に示したトラブル解析支援装置100をトラブルが発生
している設備に設置し、データを収集する(ステップ1
02)。
【0057】そして、トリガ条件を設定してトラブルの
再現を待つ(ステップ103)。すなわち、ステップ1
03において設備トラブルが再現したか否かを調べ、設
備トラブルが再現していない場合は(ステップ103で
NO)、ステップ103に戻るが、ステップ103で、
設備トラブルが再現したと判断されると(ステップ10
3でYES)、トラブル前後の設備の状態が、画像情
報、音響情報、制御情報としてロギング部40のログフ
ァイル記憶部44に記録/保管される(ステップ10
4)。
【0058】次に、シミュレーション/再生部50でロ
グファイルの再生が実行される(ステップ105)。な
お、このログファイルの再生前にシミュレーション/再
生部50のPLC模擬部53には、対象設備のPLC3
0にロードされているプログラムがロードされる。
【0059】保全員がログファイルを再生すると、設備
の動きおよびPLCプログラムの論理条件の推移、音を
確認することによりトラブル原因を解析する(ステップ
106)。
【0060】そして、上記ログファイルの解析により、
トラブル原因が発見できた場合は(ステップ107でY
ES)、ステップ109に進み、対象設備に対してトラ
ブル対策を実施し、この処理を終了する。
【0061】また、ステップ107で、トラブル原因が
発見できない場合は(ステップ107でNO)、ステッ
プ108に進み、このトラブル解析支援装置100の設
置場所や、記録するデータを再検討し、再度設置を行う
(ステップ108)。
【0062】図5は、図1に示した第1の実施の形態の
トラブル解析支援装置のロギング部の詳細動作を示すフ
ローチャートである。
【0063】ロギング部40では、記録対象である設備
の画像、音響、制御情報をロギングする。ここで、ロギ
ング部40の音響記録部41、画像記録部42、制御信
号記録部43は前述したようにリングバッファを有して
いるため、過去の情報の記録が可能である。例えば、音
響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43の
記録条件において、記録時間3分、トリガ後記録時間1
分を指定した場合、設備がトラブルで停止する前の2分
とトラブル発生後の1分のデータを記憶することができ
る。
【0064】図5において、まず、トリガ条件および記
録条件を設定する(ステップ111)。ここで、トリガ
条件は、例えば、PLC30の接点10101がONし
たらトラブルであるというような条件である。また、記
録条件は、記録時間Tおよびトリガ後記録時間trであ
る。
【0065】次に、音響記録部41および画像記録部4
2および制御信号記録部43に各データが記録時間T分
格納できるリングバッファ領域を確保作成する(ステッ
プ112)。
【0066】音響記録部41および画像記録部42およ
び制御信号記録部43は、各記録レートに合わせてデー
タを読み込み(ステップ113)、読み込んだデータを
それぞれのリングバッファへ書き込む(ステップ11
4)。
【0067】次に、トリガ検知部45がトリガを検知し
たかを調べる(ステップ115)。ここで、トリガ検知
部45がトリガを検知していない場合は(ステップ11
5でNO)、ステップ113に戻り、リングバッファへ
の記録を続行する。
【0068】また、ステップ115で、トリガ検知部4
5がトリガを検知したと判断された場合は(ステップ1
15でYES)、トリガ検知後トリガ後記録時間分記録
したか、すなわち設定したトリガ後記録時間を経過して
いるかを確認する(ステップ116)。ここで、設定し
たトリガ後記録時間を経過していない場合は(ステップ
116でNO)、ステップ117に進み、音響記録部4
1および画像記録部42および制御信号記録部43によ
る各記録レートに合わせたデータを読み込み(ステップ
117)、読み込んだデータをそれぞれのリングバッフ
ァへ書き込む(ステップ118)処理を続行し、ステッ
プ116に戻る。
【0069】また、ステップ116で、設定したトリガ
後記録時間を経過したと判断された場合は(ステップ1
16でYES)、ステップ119に進み、新規データの
読み込みを停止し、リングバッファへのデータ書き込み
を停止する。
【0070】その後、音響記録部41および画像記録部
42および制御信号記録部43のリングバッファのデー
タをシーケンシャルファイル形式でログファイル記憶部
(情報ファイル)44に書き込み(ステップ120)、
この処理を終了する。
【0071】ここで、シーケンシャルファイルには、リ
ングバッファ上の最古のデータから最新のデータに並び
替えて書き込む。ここで、ログファイルは論理的に3分
割されていても、物理的に3分割されていてもよい。
【0072】なお、リングバッファに読み込まれた各デ
ータにはタイムスタンプが付与される。また、初回の制
御データ読み込み時には、PLC30のタイムスキャン
タイムを記録する。
【0073】図6は、図1に示した第1の実施の形態の
トラブル解析支援装置のシミュレーション/再生部の詳
細動作を示すフローチャートである。
【0074】対象設備のトラブル状況が再現した場合、
シミュレーション/再生部40で、シミュレーション/
再生動作を行うことにより、保全担当者は対象設備のト
ラブルの解析を行う。
【0075】ここで、この実施の形態においては、単に
ロギングした設備の状態、すなわち、画像情報、音響情
報、制御情報のログファイルを再生するのではなく、制
御信号のログファイルの入力接点情報を基に、記録対象
のシミュレーションを行う。これにより、外部に出力さ
れない内部接点情報も画像、音響データとして同期して
確認することができる。これにより、インターロックの
不都合などの外部接点だけからは検出できないトラブル
を容易に解析することができる。
【0076】図6において、まず、初期化を行う(ステ
ップ121)。この初期化においては、シミュレーショ
ンのサイクル数(cycle)および画像更新回数(v
iew)を0に設定する。また、シミュレーションの実
行速度を読み込む。ここで、シミュレーションの実行速
度は1/nのnが指定できる。つまり、1/nの速度で
シミュレーションを実行できる。また、このとき、PL
CにインストールしているIFC1131言語(ここで
はラダー)のプログラムを読み込む。
【0077】次に、音響、画像、制御情報の各情報のロ
グファイルからグデータを読み込む(ステップ12
2)。ここで、制御情報のログファイルからは、PLC
30のI/Oデータおよびスキャンタイムを読み込む。
【0078】次に、制御情報のログファイルの1データ
を入力として、1スキャン分のシミュレーションを実行
し、内部IOおよび出力(0)の接点データを出力す
る。また、cycleを1加算し、ディスプレイ57に
表示する(ステップ123)。
【0079】次に、シミュレーションの結果のIO情報
をラダープログラム上に表示する(ステップ124)。
ここで、ラダープログラム上では、IO情報内のONし
ている接点は、図2に示したように網掛けにより強調表
示される。ディスプレイ57上では、スクロールするこ
とによって、全プログラム内のIO情報を確認すること
ができる。
【0080】次に、シミュレーション結果の出力接点の
値と制御情報ログファイルの出力接点の値とを全て比較
する(ステップ125)。この比較の結果、シミュレー
ション結果の出力接点の値と制御情報ログファイルの出
力接点の値とに差異がある場合は(ステップ125でN
O)、ステップ126に進み、差異が無い場合は(ステ
ップ125でYES)、ステップ128に進む。
【0081】ステップ126では、差異のある接点番
号、制御情報ログの接点の値およびシミュレーション結
果の接点の値を図3に示したように表示し、ラダープロ
グラム上で差異のある接点を強調表示する。
【0082】そして、この差異を表示した状態で、オペ
レータにシミュレーションの停止を行うか続行するかを
入力させる。ここで、シミュレーションの停止を入力し
た場合は(ステップ127でNO)、シミュレーション
を終了するが、シミュレーションの継続を入力した場合
は(ステップ127でYES)、差異を無視して、シミ
ュレーションを継続させるためにステップ128に進
む。
【0083】ステップ128では、シミュレーションが
スロー実行、すなわち、シミュレーション速度=1以外
になっているかを判断する。ここで、シミュレーション
速度=1になっている場合は(ステップ128でYE
S)、ステップ129に進み、音響データ再生指示を行
うが、シミュレーション速度=1になっていない場合は
(ステップ128でNO)、音響データの再生は行わず
ステップ130へ進む。
【0084】ステップ129では、音響再生装置51に
1スキャンタイム分の時間の音響データの再生を指示す
る。ここで、音響再生装置51およびPLC模擬部53
は個別に動作する。
【0085】ステップ130では、画像更新タイミング
かを調べる。ところで、制御信号記録部43と画像記録
部42とではサンプリングタイムが異なる。すなわち、
制御信号記録部43はPLC30のスキャンタイム周期
で記録し、画像記録部42では30ms毎に記録してい
る。そこで、画像と制御情報とのずれを最小限にするた
めに、ステップ130では、条件 INT((cycle*スキャンタイム)/30)>
(view+1) が成立したときを画像更新タイミングとして判別するよ
うにしている。
【0086】ステップ130で画像更新タイミングと判
別された場合は(ステップ130でYES)、ステップ
131に進むが、画像更新タイミングでないと判別され
た場合は(ステップ130でNO)、ステップ132に
進む。
【0087】ステップ131では、viewに1を加算
し、画像情報ログのview枚目の画像データをディス
プレイ57に表示する。
【0088】また、ステップ132では、シミュレーシ
ョン速度が1以外であることを確認する。ここで、シミ
ュレーション速度=1でなければ(ステップ132でN
O)、スロー実行であるのでステップ133へ進み、シ
ミュレーション速度=1であれば(ステップ132でN
O)、ステップ134に進む。
【0089】ステップ133では、シミュレーション速
度がスローになっているため、タイマを仕掛けて待つ。
【0090】また、ステップ134では、制御情報ログ
を全て使用したかを判断する。シミュレーションの入力
には制御情報ログの入力接点情報が必要である。このた
め、全ての制御情報ログを使い切った場合は(ステップ
134でYSE)、シミュレーションを終了する。
【0091】ステップ134で、全ての制御情報ログを
使い切っていないと判断されると(ステップ134でN
O)、次に、連続モードであるかを調べる(ステップ1
35)。ここで、連続モードである場合は(ステップ1
35でYES)、ステップ123に戻る。
【0092】また、ステップ136で連続モードでない
と判断された場合は(ステップ136でNO)、ステッ
プ実行モードでユーザの入力を待つ。ユーザ入力があれ
ば次のステップに進む。すなわち、ステップ136で、
次入力無しと判断された場合は(ステップ136でN
O)、ステップ136に戻るが、次入力有りと判断され
た場合は(ステップ136でYES)、ステップ123
に戻る。
【0093】図7は、この発明に係わるトラブル解析支
援装置の第2の実施の形態の全体構成を示すブロック図
である。
【0094】図7に示す第2の実施の形態のトラブル解
析支援装置200は、トリガ生成部46が、制御信号記
録部43に記憶された制御信号の他、外部から入力され
たセンサ等60の検出出力および音響記録部41に記憶
された音響情報および画像記録部42に記憶された画像
情報等に基づきトリガ生成部46によりトリガを生成す
る、すなわち、ロギングのためのマイクロフォン10、
カメラ20、PLC30をトリガ生成のために共用する
ように構成される。
【0095】すなわち、図1に示した第1の実施の形態
のトラブル解析支援装置100においては、制御信号記
録部43に記憶された制御信号に基づき音響記録部41
および画像記録部42に対するトリガを検出するように
構成しているのに対し、図7に示す第2の実施の形態の
トラブル解析支援装置200においては、トリガ生成部
46が、制御信号記録部43に記憶された制御信号の
他、外部から入力されたセンサ等60の検出出力および
音響記録部41に記憶された音響情報および画像記録部
42に記憶された画像情報等に基づきトリガを生成して
おり、この点において第2の実施の形態のトラブル解析
支援装置200は、図1に示した第1の実施の形態のト
ラブル解析支援装置100と異なる。他の構成は図1に
示した第1の実施の形態のトラブル解析支援装置100
と同様である。
【0096】そこで、図7の説明においては、図1に示
した第1の実施の形態のトラブル解析支援装置100と
同様の機能を果たす部分は、説明の便宜上図1で用いた
符号と同一の符号を用いて説明する。
【0097】図7において、この第2の実施の形態のト
ラブル解析支援装置200は、図1に示した第1の実施
の形態のトラブル解析支援装置100と同様に、大別し
てロギング部40とシミュレーション/再生部50とか
ら構成される。
【0098】ロギング部40は、マイクロフォン10に
より集音した製造設備の音響信号、カメラ20により撮
像した製造設備の画像信号、PLC30から出力される
製造設備の制御信号に基づき、製造設備の画像情報、音
響信号、制御情報のログファイルを作成するもので、音
響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43、
ログファイル記憶部44、トリガ生成部46を具備して
構成される。
【0099】ここで、音響記録部41は、マイクロフォ
ン10により集音した製造設備の音響信号を取り込み、
これをPCM等によりデジタル化して図示しない内部の
リングバッファに記録する。この音響記録部41は、ト
リガ生成部46からトリガ信号を受けると、指定された
条件に従って、音響情報ログファイルをログファイル記
憶部44に出力する。ここで、この音響記録部41は、
上述したようにリングバッファを有しているため、過去
の音響信号の記録管理が可能である。
【0100】画像記録部42は、カメラ(CCDカメ
ラ)20により撮像した製造設備の画像信号を取り込
み、これをJPEG等によりデジタル化して図示しない
内部のリングバッファに記録する。この画像記録部42
は、トリガ生成部46からトリガ信号を受けると、指定
された条件に従って、画像情報ログファイルをログファ
イル記憶部44に出力する。ここで、この画像記録部4
2は、上述したようにリングバッファを有しているた
め、過去の画像信号の記録管理が可能である。
【0101】制御信号記録部43は、製造設備を制御し
ているPLC30の入出力接点情報(IO情報)を取り
込み、これを図示しない内部のリングバッファに記録す
る。この制御信号記録部43は、トリガ生成部46から
トリガ信号を受けると、指定された条件に従って、制御
情報ログファイルをログファイル記憶部44に出力す
る。ここで、この制御信号記録部43は、上述したよう
にリングバッファを有しているため、過去の制御信号の
記録管理が可能である。
【0102】ログファイル記憶部44は、音響情報ログ
ファイル記憶部44−1、画像情報ログファイル記憶部
44−2、制御情報ログファイル記憶部44−3を有し
ている。
【0103】ここで、音響情報ログファイル記憶部44
−1に記憶される音響情報ログファイルは、マイクロフ
ォン10から取り込まれ、デジタル化された音響情報が
指定された記録条件で格納されているファイルである。
【0104】また、画像情報ログファイル記憶部44−
2に記憶される画像情報ログファイルは、カメラ20か
ら取り込まれたデジタル化された画像情報が指定された
記録条件で格納されているファイルである。
【0105】また、制御情報ログファイル記憶部44−
3に記憶される制御情報ログファイルは、PLC30か
ら取り込まれたデジタル化された制御情報(入出力接点
情報)が指定された記録条件で格納されているファイル
である。
【0106】トリガ生成部46は、ロギングの記録開始
トリガの生成を行う。ここで、トリガ生成部46は、制
御信号記録部43に記憶された制御信号の他、外部から
入力されたセンサ等60の検出出力、音響記録部41に
記憶された音響情報および画像記録部42に記憶された
画像情報を用いてトリガ信号を生成する。したがって、
このトリガ生成部46は、後に詳述するように記録トリ
ガを生成するための各種条件設定やプログラム処理、各
種情報処理機能を内蔵し、さまざまな要求に応えられる
ようになっている。
【0107】シミュレーション/再生部50は、音響再
生装置51、画像再生部52、PLC模擬部53、差異
検出部54、PLC内部表示部55、スピーカ56、デ
ィスプレイ57を具備して構成される。
【0108】ここで、音響再生装置51は、音響情報ロ
グファイル記憶部44−1に記憶される音響情報ログフ
ァイルの音響データをスピーカ56に出力する。
【0109】また、画像再生部52は、画像情報ログフ
ァイル記憶部44−2に記憶される画像情報ログファイ
ルの画像データをディスプレイ57に出力する。
【0110】PLC模擬部53は、記録対象であるPL
C30と同じプログラムを読み込み、入力接点の値を入
力として、PLC30の動作をシミュレーションし、出
力接点の値を確定する。
【0111】差異検出部54は、制御情報ログファイル
記憶部44−3に記憶される制御情報ログファイルのP
LC30の出力接点の値とPLC模擬部53がシミュレ
ーションした結果の出力接点の値とを比較し、その差異
を検出する。
【0112】PLC内部表示部55は、PLC模擬部5
3によってシミュレーションしたPLC30の内部情報
をIEC1131言語形式でディスプレイ57に表示す
る。この実施の形態においては、PLC模擬部53によ
ってシミュレーションしたPLC30の内部情報をラダ
ー形式でディスプレイ57に表示する。
【0113】なお、図7に示した構成においても、ロギ
ング部40とシミュレーション/再生部50とは、同一
装置であってもよく、また、物理的に離れた装置として
実現されてもよい。例えば、ロギング部40とシミュレ
ーション/再生部50との間がネットワークで接続され
ていてもよい。
【0114】また、音響情報ログファイルおよび画像情
報ログファイルおよび制御情報ログファイルは1つのロ
グファイルとして構成してもよく、また物理的に異なる
複数のログファイルとして構成してもよい。
【0115】また、ロギング部40とシミュレーション
/再生部50とが物理的に離れている構成をとる場合
に、ログファイルは、ロギング部40にあるように構成
してもよく、また、シミュレーション/再生部50にあ
るように構成してもよい。
【0116】図8は、この発明に係わるトラブル解析支
援装置の第3の実施の形態の全体構成を示すブロック図
である。
【0117】図7に示した第2の実施の形態のトラブル
解析支援装置200は、制御信号記録部43に記憶され
た制御信号の他、外部から入力されたセンサ等60の検
出出力および音響記録部41に記憶された音響情報およ
び画像記録部42に記憶された画像情報等に基づきトリ
ガ生成部46によりトリガを生成する、すなわち、ロギ
ングのためのマイクロフォン10、カメラ20、PLC
30をトリガ生成のために共用しているのに対し、図8
に示す第3の実施の形態のトラブル解析支援装置300
は、トリガ生成のために、別にマイクロフォン60−
1、カメラ60−2、PLC60−3を設け、このマイ
クロフォン60−1、カメラ60−2、PLC60−3
からの信号を利用してトリガ生成部47がトリガ信号を
生成している。他の構成は図7に示した第2の実施の形
態のトラブル解析支援装置200と同様である。
【0118】すなわち、この第3の実施の形態のトラブ
ル解析支援装置300において、トリガ生成部47は、
制御信号記録部43に記憶された制御信号の他、外部か
ら入力されたセンサ等60の検出出力、音響記録部41
に記憶された音響情報および画像記録部42に記憶され
た画像情報を用いてトリガ信号を生成する。したがっ
て、このトリガ生成部46は、後に詳述するように記録
トリガを生成するための各種条件設定やプログラム処
理、各種情報処理機能を内蔵し、さまざまな要求に応え
られるようになっている。
【0119】なお、ロギングの記録開始トリガの生成
は、 1)記録対象の全情報、すなわち、画像情報、音響情
報、PLC各種情報、各種外部情報の一部が記録部に入
力され、それらがトリガ生成用情報を兼ねる構成 2)記録対象の全情報、すなわち、画像情報、音響情
報、PLC各種情報、各種外部情報の一部が記録部に入
力され、それらの一部がトリガ生成用情報を兼ねる構成 3)記録対象の全情報、すなわち、画像情報、音響情
報、PLC各種情報、各種外部情報の一部が記録部に入
力され、それらとは独立に記録トリガ生成用情報、すな
わち、画像情報、音響情報、PLC各種情報、各種外部
情報の全てまたは一部が別途入力される構成 4)記録対象の全情報、すなわち、画像情報、音響情
報、PLC各種情報、各種外部情報の一部が記録部に入
力され、それらとは異なる種類の情報のみをトリガ生成
用として入力する構成等が可能である。
【0120】図9は、この発明に係わるトリガ生成部の
詳細構成を示すブロック図である。
【0121】図9において、このトリガ生成部470
は、トラブル解析支援装置に記録する各種入力情報や、
記録指示生成のためだけに入力された外部信号、あるい
はそれらの組み合わせなどを基にこれらをプログラム処
理し、ユーザが求める最適なトリガ信号を生成する。
【0122】すなわち、図9において、このトリガ生成
部470は、実行処理部471、プログラム格納部47
2、データ格納部473、通信インタフェース(通信I
/F)474を具備して構成される。
【0123】ここで、実行処理部471は、プログラム
格納部472内のプログラムを読み出し、画像情報、音
響情報、PLC制御情報、その他の外部信号などの入力
データの処理を実行し、プログラム上に埋め込まれたト
リガ生成条件/論理の成立/不成立を判断し、トリガ信
号を生成する。
【0124】プログラム格納部472は、入力データを
用いて任意条件に基づくトリガ信号を生成するプログラ
ムを格納している。ここで、このプログラム格納部47
2の実装格納媒体は、半導体メモリや磁気メディア等の
ストレージが該当する。パーソナルコンピュータやPL
C開発環境等、外部で作成したトリガ生成プログラムを
通信I/F474を介して格納し、運用時はこのプログ
ラムを実行処理部471で実行する。
【0125】データ格納部473は、検出したいデータ
パターンを参照情報として格納したり、入力される各種
情報を一時的に格納する。ここで、このデータ格納部4
73の実装格納媒体は、半導体メモリや磁気メディア等
のストレージが該当し、プログラム格納部472と同一
物理媒体であっても、独立した物理媒体であってもよ
い。パーソナルコンピュータやPLC開発環境等、外部
で作成したデータを通信I/F474を介して格納する
ことができる。運用時はパターンマッチングなどの処理
プログラムがこのデータ格納部473をアクセスして該
当データを読み出す。
【0126】通信I/F474は、トリガ生成プログラ
ムをトラブル解析支援装置にダウンロードしたり、設定
を書き込むのに使用するものである。但し、ダウンロー
ドが不要な場合は、この通信I/F474は設けなくて
もよい。
【0127】図10は、図9に示したトリガ生成部にお
ける記録トリガ生成処理を示すフローチャートである。
【0128】図10において、まず、トリガ生成部47
0に画像情報、音響情報、PLC制御情報、その他の外
部信号などのデータを入力する(ステップ201)。
【0129】次に、入力されたデータに基づき所定のト
リガ条件が成立するかを判断する(ステップ202)。
ここで、トリガ条件が成立しない場合は(ステップ20
2でNO)、ステップ201に戻り、トリガ条件が成立
するのを待つ。
【0130】また、ステップ202で、トリガ条件が成
立したと判断された場合は(ステップ202でYE
S)、音響記録部41、画像記録部42、制御信号記録
部43等の入力制御部にトリガ信号を出力し、トリガ入
力を通知する(ステップ203)。
【0131】なお、トリガ生成部470には、図10に
示したステップ202のトリガ条件が成立するか否かを
判断する以下に示す各種プログラム処理機能を備える。
【0132】1)シーケンス処理機能 シーケンス処理機能によるトリガ条件の成立/不成立の
判断は、PLCの制御情報に基づくラダープログラムに
よる条件検出を行うもので、その詳細は、第1の実施の
形態で説明した通りである。
【0133】2)画像処理機能 画像処理機能によるトリガ条件の成立/不成立の判断
は、パターンマッチング処理、例えば、マーク、形状、
サイズのパターンマッチング処理により条件検出を行う
もので、過去の画像との比較、指定色検出、指定線/枠
はみ出し、横切り検出などにより行われる。
【0134】3)音響処理機能 音響処理機能によるトリガ条件の成立/不成立の判断
は、パターンマッチング処理、過去の音響情報との比
較、ゲイン閾値検出、特定周波数、位相などの検出等に
より行われる。
【0135】4)信号処理機能 信号処理機能によるトリガ条件の成立/不成立の判断
は、パターンマッチング処理、過去の信号パターンとの
比較、ゲイン閾値検出、特定周波数、位相などの検出、
エッジレベルの変化検出、パルス幅検出、複数信号入力
によるAND/OR条件検出、アナログ値検出などによ
り行われる。
【0136】なお、このトリガ生成部470の構成とし
ては、 1)シーケンス処理機能+画像処理機能を内蔵 2)シーケンス処理機能+音響処理機能を内蔵 3)シーケンス処理機能+信号処理機能を内蔵 4)シーケンス処理機能+画像処理機能+音響処理機能
を内蔵 5)シーケンス処理機能+画像処理機能+信号処理機能
を内蔵 6)シーケンス処理機能+音響処理機能+信号処理機能
を内蔵 7)シーケンス処理機能+画像処理機能+音響処理機能
+信号処理機能を内蔵 8)画像処理機能+音響処理機能を内蔵 9)画像処理機能+音響処理機能+信号処理機能を内蔵 10)音響処理機能+信号処理機能を内蔵 等の構成を採用することができる。
【0137】また、トリガ生成部470は、上記プログ
ラム処理機能とは別に以下に示す時間的な処理を有す
る。
【0138】1)遅延またはタイムアップ処理 2)特定時刻検出処理
【0139】なお、これらの処理は単独で用いられる
他、上記プログラム処理機能と組み合わせて使用するこ
とができる。
【0140】図11は、トリガ生成部における画像処理
機能によるトリガ条件の成立/不成立の判断の一例を説
明する図である。
【0141】トリガ生成部における画像処理機能による
トリガ条件の成立/不成立の判断は、画像データを基に
画像処理を行いこれにより判断する。
【0142】図11に示す例においては、カメラからの
入力画像を2値化し、この2値化した画像の一部に検査
ウインドウを設定する。そして、検査ウインドウ内の画
像の状態によって記録開始のトリガを生成し、音響記録
部41、画像記録部42、制御信号記録部43等の入力
制御部に通知する。
【0143】この場合のトリガ条件の成立/不成立の判
断については以下の設定が可能である。
【0144】1)記録対象が検査ウインドウの外に出
た。 2)記録対象が検査ウインドウの中に入った。 3)検査ウインドウ内の記録対象が停止している。
【0145】図11においては、検査対象がピッキング
ロボットである場合を示しており、ピッキングロボット
が検査ウインドウの外に出た時、動作が異常であるとし
て、入力制御部に記録開始のトリガを伝える。
【0146】なお、図11においては、ピッキングロボ
ットのように、物理的な動きをトリガとして利用してい
るが、例えば、ランプの点滅/消滅の画像など、画像上
で変化の検出できるものはトリガとして使用できる。
【0147】図12は、トリガ生成部における音響処理
機能によるトリガ条件の成立/不成立の判断の一例を説
明する図である。
【0148】この場合、トリガ生成部は、音響データを
基に所定の音響処理を行ってトリガを生成する。
【0149】図12においては、検査対象の音響信号を
マイク入力で拾い、その音響信号の周波数成分をフーリ
エ展開して求め、特定周波数のゲインを越えたときを設
備動作が異常であると判断し、これを音響記録部41、
画像記録部42、制御信号記録部43等の入力制御部に
通知する。
【0150】この場合のトリガ条件の成立/不成立の判
断については以下の設定が可能である。
【0151】1)ある周波数のゲインが、設定した閾値
を超えた、または下回った。 2)特定周波数が出現した、または消えた。
【0152】なお、上記処理は、デジタル信号処理の一
例としても捉えることができる。
【0153】図13は、トリガ生成部におけるパターン
マッチング処理によるトリガ条件の成立/不成立の判断
の一例を説明するフローチャートである。
【0154】すなわち、図13に示す処理においては、
予め検出すべきパターン情報を参照情報として格納して
おき、この格納した参照情報と現時点で入力された情報
とを比較して一致または不一致を検出し、それを基に記
録トリガを生成する。
【0155】図13においては、参照情報と現時点で入
力された情報とが一致した場合にトリガを生成するもの
である。
【0156】すなわち、図13において、まず、初期化
処理を行い(ステップ211)、次に入力データの読み
込みを行う(ステップ212)。
【0157】そして、参照情報と現時点で入力された情
報とが一致するかを調べる(ステップ213)。ここ
で、参照情報と現時点で入力された情報とが一致しない
場合は(ステップ213でNO)、ステップ212に戻
り、参照情報と現時点で入力された情報とが一致するの
を待つ。
【0158】また、ステップ213で、参照情報と現時
点で入力された情報とが一致したと判断されると(ステ
ップ213でYES)、音響記録部41、画像記録部4
2、制御信号記録部43等の入力制御部にトリガ入力を
通知する(ステップ214)。
【0159】図14は、トリガ生成部における過去の情
報との比較処理によるトリガ条件の成立/不成立の判断
の一例を説明するフローチャートである。
【0160】図14においては、先の入力情報を一時的
にデータ格納部に格納しておき、それと現時点で入力さ
れた情報とを比較して一致または不一致を検出し、それ
を基に記録トリガを生成する。なお、図13において
は、先の格納情報と現時点で入力された情報とが一致し
た場合にトリガを生成する。
【0161】すなわち、図14において、まず、初期化
処理を行い(ステップ231)、次に、入力データをデ
ータ格納部に一時格納する(ステップ232)。
【0162】そして、次のデータ読み込みを行い(ステ
ップ233)、データ格納部のデータと現データが一致
するかを調べる(ステップ234)。ここで、データ格
納部のデータと現データが一致しない場合は(ステップ
234でNO)、現データをデータ格納部に上書き格納
し(ステップ235)、ステップ233に戻る。
【0163】また、ステップ234で、データ格納部の
データと現データが一致すると判断された場合は(ステ
ップ234でYES)、音響記録部41、画像記録部4
2、制御信号記録部43等の入力制御部にトリガ入力を
通知する(ステップ236)。
【0164】図15は、トリガ生成部における遅延また
はタイムアップ処理の一例を説明するフローチャートで
ある。
【0165】図15に示す遅延またはタイムアップ処理
においては、まず、タイマ初期化を行う(ステップ24
1)。このタイマ初期化においては、所定のタイマ値の
セットを行う。
【0166】次に、タイマデクリメント開始イベント発
生かを調べる(ステップ242)。ここで、タイマデク
リメント開始イベント発生とは、例えば、所定のタイマ
接点のONなどである。なお、ここで、タイマ接点と
は、本機能用に割付けた特定の入力接点のことであり、
この割付方法としては、例えば、予めシーケンス処理プ
ログラム上である接点を本機能に設定することで実現で
きる。
【0167】ステップ204で、タイマデクリメント開
始イベント発生でないと判断された場合は(ステップ2
42でNO)、ステップ204に戻り、タイマデクリメ
ント開始イベント発生を待つ。
【0168】また、ステップ242で、タイマデクリメ
ント開始イベント発生であると判断された場合は(ステ
ップ242でYES)、タイマ値デクリメント処理を行
い(ステップ243)、次に、タイマ値=0かを調べる
(ステップ244)。ここで、タイマ値=0でないと判
断された場合は(ステップ244でNO)、ステップ2
43に戻る。
【0169】また、ステップ244で、タイマ値=0で
あると判断された場合は(ステップ244でYES)、
音響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43
等の入力制御部にトリガ入力を通知する(ステップ24
5)。
【0170】図16は、トリガ生成部における特定時刻
検出処理の一例を説明するフローチャートである。
【0171】図16に示す特定時刻検出処理において
は、予め記録したい時刻を設定しておき、トラブル解析
支援装置内のカレンダクロックから計時情報を常時監視
し、設定時刻になったらトリガ入力を音響記録部41、
画像記録部42、制御信号記録部43等の入力制御部に
通知する。
【0172】すなわち、図16において、まず、設定時
刻かを調べる(ステップ251)。ここで、設定時刻で
ないと(ステップ251でNO)、ステップ251に戻
り、設定時刻になるのを待つ。
【0173】ステップ251で、設定時刻であると判断
されると(ステップ251でYES)、音響記録部4
1、画像記録部42、制御信号記録部43等の入力制御
部にトリガ入力を通知する(ステップ252)。
【0174】図17は、この発明に係わるトラブル解析
支援装置の第4の実施の形態の全体構成を示すブロック
図である。
【0175】図17に示す第4の実施の形態のトラブル
解析支援装置400においては、対象設備の運転中の情
報を基に、PLC模擬部53でPLC30のシミュレー
ションを行い、その結果から差異検出部54で差異を検
出し、補正指示処理部59へその内容を通知する。補正
指示処理部59では、通知された差異内容により補正処
理情報記憶部58から補正内容を得て、この補正内容を
PLC30および他の補正処理装置70へ通知するよう
に構成されている。他の構成は、図7に示した第2の実
施の形態のトラブル解析支援装置200と同様である。
ここでは、第2の実施の形態のトラブル解析支援装置2
00と同様の機能を果たす部分には、図7で用いた符号
と同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0176】図18は、図17に示した第4の実施の形
態のトラブル解析支援装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【0177】図18において、まず、PLC30の制御
情報を制御信号記録部43で収集し(ステップ30
1)、この収集した制御情報をログファイル記憶部44
の制御情報ログファイル記憶部44−3に蓄積する(ス
テップ302)。
【0178】次に、ログファイル記憶部44の制御情報
ログファイル記憶部44−3に蓄積した制御情報に基づ
き、PLC模擬部53により、PLC30の動作をシミ
ュレーションする(ステップ303)。
【0179】次に、差異検出部54により、制御情報ロ
グファイル記憶部44−3に記憶される制御情報ログフ
ァイルのPLC30の出力接点の値とPLC模擬部53
がシミュレーションした結果の出力接点の値とを比較
し、補正が必要であるかを調べる(ステップ304)。
【0180】ここで、補正の必要がないと判断された場
合は(ステップ304でNO)、補正情報の更新を行い
(ステップ305)、ステップ301に戻る。
【0181】また、ステップ304で、補正の必要があ
ると判断された場合は(ステップ304でYES)、次
に補正処理が選択された否かを調べ(ステップ30
6)、補正処理が無い場合は、ステップ301に戻り、
補正処理が有る場合は、補正処理を補正処理指示部59
に指示する(ステップ307)。
【0182】図19は、図18に示した補正処理選択の
動作を説明する図である。
【0183】図19において、差異検出部54は、各状
態、すなわち状態1、状態2、・・・、状態nにおける
正常パラメータを予め格納する正常パラメータ格納部5
42−1、542−2、・・・、542−nを有してお
り、PLC模擬部53から、PLC30の動作のシミュ
レーションの結果得られる模擬結果パラメータを入力す
ると、この模擬結果パラメータを、パラメータ比較部5
41で、正常パラメータ格納部542−1、542−
2、・・・、542−nに格納された各状態、すなわち
状態1、状態2、・・・、状態nにおける正常パラメー
タと比較する。
【0184】そして、この比較の結果からPLC模擬部
53によるPLC30の動作のシミュレーションの結果
得られる模擬結果パラメータが正常として処理を継続で
きる許容範囲内か範囲外かの判断を行う。
【0185】ここで、PLC模擬部53によるPLC3
0の動作のシミュレーションの結果得られる模擬結果パ
ラメータが正常として処理を継続できる許容範囲外であ
ると判断されると、この場合の不一致パラメータを補正
処理指示部59へ通知し、補正処理指示部59は、この
不一致パラメータに基づき補正処理記憶部58の補正デ
ータを検索して、この検索した補正データをPLC30
および他の補正処理装置70へ通知する。
【0186】また、PLC模擬部53によるPLC30
の動作のシミュレーションの結果得られる模擬結果パラ
メータが正常として処理を継続できる許容範囲内である
と判断されると、この模擬結果パラメータを補正処理記
憶部58に通知する。
【0187】補正処理記憶部58は、通常制御処理を行
うPLCのI/O強制制御、メモリの内容変更等の指示
および補正制御専用装置の操作情報等が格納されたデー
タベースであり、このデータベースは、補正指示結果の
動作情報をフィードバックし更新される。
【0188】この第4の実施の形態によると、保持デー
タ量の削減と、製造システム全体における不都合を防止
し、稼動効率の向上を図ることができる。
【0189】例えば、加工ラインにおいて、前行程での
距離遅れ、すなわち行程終了タイミングにより、シミュ
レーション結果、すなわち次行程監視タイマタイムアウ
ト発生で、次行程において不都合が予測された場合、以
下のような補正処理を施し、不都合製品の発生を防止す
ることができる。
【0190】1)搬送ベルトの速度を上げ、次行程への
取り掛かりを速める。 2)次行程監視タイマのタイマ値を延長する。 3)ロボットアームなどにより部品を取り除く。
【0191】なお、上記1)、2)、3)等の処理結果
により、以後の処理における不都合の解消状況を補正処
理記憶部58のデータベースに反映する。
【0192】図20は、この発明に係わるトラブル解析
支援装置の第5の実施の形態の全体構成を示すブロック
図である。
【0193】この図20に示す第5の実施の形態のトラ
ブル解析支援装置500は、基本的には図1に示した第
1の実施の形態のトラブル解析支援装置100と同一で
あるが、この第5の実施の形態のトラブル解析支援装置
500においては、PLC30のスキャンタイムのよう
に、特定の信号の整数倍で画像記録部42および音響記
録部41に同期信号を送出するか、一定の周期毎に制御
信号記録部43および画像記録部42および音響記録部
41に同期信号を送出することにより、制御情報と画像
情報および音響情報の記録の同期を図り、再生時に同期
再生を実現するように構成されている。
【0194】このような構成によると、 1)制御情報と画像情報の同期ずれをなくすことがで
き、正確な情報に基づく設備トラブル解析が可能になる 2)スローやコマ送り再生を行っても、画像と制御情報
データが同期しているタイミングがわかる 3)記録時データが同期しているため、同期再生が容易
になる 等の効果が期待できる。
【0195】すなわち、図20において、この第5の実
施の形態のトラブル解析支援装置500は、大別してロ
ギング部40とシミュレーション/再生部50とから構
成される。
【0196】ロギング部40は、マイクロフォン10に
より集音した製造設備の音響信号、カメラ20により撮
像した製造設備の画像信号、PLC30から出力される
製造設備の制御信号に基づき、製造設備の画像情報、音
響信号、制御情報のログファイルを作成するもので、音
響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43、
ログファイル記憶部44、トリガ検出部45を具備して
構成される。
【0197】ここで、音響記録部41は、マイクロフォ
ン10により集音した製造設備の音響信号を取り込み、
これをPCM等によりデジタル化して図示しない内部の
リングバッファに記録する。この音響記録部41は、ト
リガ検出部45からトリガ検知の信号を受けると、指定
された条件に従って、音響情報ログファイルをログファ
イル記憶部44に出力する。ここで、この音響記録部4
1は、上述したようにリングバッファを有しているた
め、過去の音響信号の記録管理が可能である。
【0198】また、音響記録部41は、制御信号記録部
43からの同期信号を受け、記録データに同期信号を記
録する。
【0199】画像記録部42は、カメラ20により撮像
した製造設備の画像信号を取り込み、これをJPEG等
によりデジタル化して図示しない内部のリングバッファ
に記録する。この画像記録部42は、トリガ検出部45
からトリガ検知の信号を受けると、指定された条件に従
って、画像情報ログファイルをログファイル記憶部44
に出力する。ここで、この画像記録部42は、上述した
ようにリングバッファを有しているため、過去の画像信
号の記録管理が可能である。
【0200】また、画像記録部42は、制御信号記録部
43からの同期信号を受け、カメラ20にこの同期信号
を出力する。カメラ20からの画像信号は、制御信号記
録部43からの同期信号毎に更新する。
【0201】ここで、カメラ20は、CCDカメラから
構成され、画像記録部42から外部同期信号を受けて動
作する。
【0202】制御信号記録部43は、製造設備を制御し
ているPLC30の入出力接点情報(IO情報)を取り
込み、これを図示しない内部のリングバッファに記録す
る。この制御信号記録部43は、トリガ検出部45から
トリガ検知の信号を受けると、指定された条件に従っ
て、制御情報ログファイルをログファイル記憶部44に
出力する。ここで、この制御信号記録部43は、上述し
たようにリングバッファを有しているため、過去の制御
信号の記録管理が可能である。
【0203】また、制御信号記録部43は、記録対象P
LC30のスキャンタイム、すなわちデータ更新周期t
sの情報を獲得し、スキャンタイムのINT(33ms
ec/ts+1)回毎に音響記録部41および画像記録
部42に同期信号を送出する。
【0204】ログファイル記憶部44は、音響情報ログ
ファイル記憶部44−1、画像情報ログファイル記憶部
44−2、制御情報ログファイル記憶部44−3を有し
ている。
【0205】ここで、音響情報ログファイル記憶部44
−1に記憶される音響情報ログファイルは、マイクロフ
ォン10から取り込まれ、デジタル化された音響情報が
指定された記録条件で格納されているファイルである。
【0206】また、画像情報ログファイル記憶部44−
2に記憶される画像情報ログファイルは、カメラ20か
ら取り込まれたデジタル化された画像情報が指定された
記録条件で格納されているファイルである。
【0207】また、制御情報ログファイル記憶部44−
3に記憶される制御情報ログファイルは、PLC30か
ら取り込まれたデジタル化された制御情報(入出力接点
情報)が指定された記録条件で格納されているファイル
である。
【0208】トリガ検出部45は、ロギングの記録開始
トリガの検知を行う。ここで、トリガ入力として、PL
C30のIO若しくはDMが指定されている場合、制御
信号記録部43のリングバッファを監視し、指定されて
いるIO若しくはDMの変化を検知すると、音響記録部
41および画像記録部42に対してトリガ検知を通知す
る。
【0209】シミュレーション/再生部50は、音響再
生装置51、画像再生部52、PLC模擬部53、差異
検出部54、PLC内部表示部55、スピーカ56、デ
ィスプレイ57を具備して構成される。
【0210】ここで、音響再生装置51は、音響情報ロ
グファイル記憶部44−1に記憶される音響情報ログフ
ァイルの音響データをスピーカ56に出力する。
【0211】また、画像再生部52は、画像情報ログフ
ァイル記憶部44−2に記憶される画像情報ログファイ
ルの画像データをディスプレイ57に出力する。
【0212】PLC模擬部53は、記録対象であるPL
C30と同じプログラムを読み込み、入力接点の値を入
力として、PLC30の動作をシミュレーションし、出
力接点の値を確定する。
【0213】差異検出部54は、制御情報ログファイル
記憶部44−3に記憶される制御情報ログファイルのP
LC30の出力接点の値とPLC模擬部53がシミュレ
ーションした結果の出力接点の値とを比較し、その差異
を検出する。
【0214】PLC内部表示部55は、PLC模擬部5
3によってシミュレーションしたPLC30の内部情報
をIEC1131言語形式でディスプレイ57に表示す
る。この実施の形態においては、PLC模擬部53によ
ってシミュレーションしたPLC30の内部情報をラダ
ー形式でディスプレイ57に表示する。
【0215】なお、図20に示した構成において、ロギ
ング部40とシミュレーション/再生部50とは、同一
装置であってもよく、また、物理的に離れた装置として
実現されてもよい。例えば、ロギング部40とシミュレ
ーション/再生部50との間がネットワークで接続され
ていてもよい。
【0216】また、音響情報ログファイルおよび画像情
報ログファイルおよび制御情報ログファイルは1つのロ
グファイルとして構成してもよく、また物理的に異なる
複数のログファイルとして構成してもよい。
【0217】また、ロギング部40とシミュレーション
/再生部50とが物理的に離れている構成をとる場合
に、ログファイルは、ロギング部40にあるように構成
してもよく、また、シミュレーション/再生部50にあ
るように構成してもよい。
【0218】図21は、図20に示したカメラから出力
されるNTSC方式の画像信号とPLC30の制御信号
の更新周期の状態を示す図である。
【0219】図21において、PLC30の制御信号
は、図21に示すように信号の立ち上がり毎、すなわ
ち、数m〜十数msec毎に更新される。一方、カメラ
20から出力されるNTSC方式の画像信号は、1/3
0msec毎に更新される。
【0220】このため、PLC30の制御信号はカメラ
20から出力されるNTSC方式の画像信号が1フレー
ム更新する間に、数回以上変化していることになる。し
かし、画像信号の更新周期は、制御信号の更新周期の整
数倍となるとは限らない。このため、再生時に表示して
いる画像信号がどのタイミングの制御信号と同期するか
を知ることはできない。このことはスロー再生を行った
ときに顕著になる。
【0221】ところで、従来のタイムスタンプに基づく
同期再生では、例えば、t1に記録した画像データとt
c1に記録した制御データが同期するように再生する。
これは、時刻tc1にもっとも近い画像データは時刻t
1であるからである。
【0222】しかし、厳密に考えると、時刻t1に記録
した画像データがカメラ20上で確定するのは時刻t0
である。したがって、時刻tc1の制御情報と時刻t1
の画像情報との間には、約1/30msecの差があ
る。この間に制御データは数回更新される。
【0223】このように記録時刻のタイムスタンプに基
づく同期再生は、正確な同期再生を行っているわけでは
ない。したがって、例えば、チップマウンタ、清涼飲料
の製造装置などの高速で動く設備やLEDなどの表示装
置の状態と制御情報との対応によりトラブルを解析する
場合、正確な同期再生が行われないことは問題になる。
【0224】図22は、図20に示したこの発明の第5
の実施の形態のトラブル解析支援装置におけるデータ同
期イメージを示す図である。
【0225】すなわち、この発明の第5の実施の形態の
トラブル解析支援装置500におけるデータ同期の基本
的考え方は、画像情報と制御信号とが確実に同期してい
るタイミングを明確にすることである。このことは、 1)制御信号が更新する周期の整数倍で画像信号が更新
する 2)制御信号が更新したタイミングと画像情報が確定す
るタイミングを合わせる ことにより実現できる。
【0226】そこで、第5の実施の形態のトラブル解析
支援装置500においては、制御信号と画像情報が完全
に同期しているタイミングを作るために、画像更新周期
をts秒の整数倍にする。
【0227】一般に、NTSC方式のカメラでは、1/
30msec以下の時間で画像データを取り出すことが
できない。そこで、INS(33msec/ts+1)
=M回制御信号が更新する毎に画像信号を更新する。こ
れはts*M毎にデジタル化したデータにマジックナン
バーを入力することにより、同期タイミングを入れるこ
とができる。
【0228】このような構成により、時刻t0で記録し
た制御情報データと時刻t1で記録した画像情報データ
との同期を実現できる。一方、再生時には、時刻t0で
記録した制御情報データと時刻t1で記録した画像情報
データが同期するように再生する。これにより、少なく
とも、時刻t0での制御信号情報と画像情報信号が同期
している状態を実現することができる。
【0229】図23は、図20に示した第5の実施の形
態のトラブル解析支援装置のロギング部の詳細動作を示
すフローチャートである。
【0230】ロギング部40では、記録対象である設備
の画像、音響、制御情報をロギングする。ここで、ロギ
ング部40の音響記録部41、画像記録部42、制御信
号記録部43は前述したようにリングバッファを有して
いるため、過去の情報の記録が可能である。例えば、音
響記録部41、画像記録部42、制御信号記録部43の
記録条件において、記録時間3分、トリガ後記録時間1
分を指定した場合、設備がトラブルで停止する前の2分
とトラブル発生後の1分のデータを記憶することができ
る。
【0231】図23において、まず、トリガ条件および
記録条件を設定する(ステップ401)。ここで、トリ
ガ条件は、例えば、PLC30の接点10101がON
したらトラブルであるというような条件である。また、
記録条件は、記録時間Tおよびトリガ後記録時間trで
ある。
【0232】次に、音響記録部41および画像記録部4
2および制御信号記録部43に各データが記録時間T分
格納できるリングバッファ領域を確保作成する(ステッ
プ402)。
【0233】ここで、制御信号記録部43は、接続して
いるPLC30のスキャンタイムtsを読み込む。ま
た、画像情報更新周期(M=INT(33msec/t
s+1)を求める。
【0234】音響記録部41および画像記録部42およ
び制御信号記録部43は、各記録レートに合わせてデー
タを読み込み(ステップ403)、読み込んだデータを
それぞれのリングバッファへ書き込む(ステップ40
4)。
【0235】なお、音響記録部41および画像記録部4
2および制御信号記録部43の動作の詳細は、後に図2
4に示したフローチャートを参照して説明する。
【0236】次に、トリガ検知部45がトリガを検知し
たかを調べる(ステップ405)。ここで、トリガ検知
部45がトリガを検知していない場合は(ステップ40
5でNO)、ステップ403に戻り、リングバッファへ
の記録を続行する。
【0237】また、ステップ405で、トリガ検知部4
5がトリガを検知したと判断された場合は(ステップ4
05でYES)、トリガ検知後トリガ後記録時間分記録
したか、すなわち設定したトリガ後記録時間を経過して
いるかを確認する(ステップ406)。ここで、設定し
たトリガ後記録時間を経過していない場合は(ステップ
406でNO)、ステップ407に進み、音響記録部4
1および画像記録部42および制御信号記録部43によ
る各記録レートに合わせたデータを読み込み(ステップ
407)、読み込んだデータをそれぞれのリングバッフ
ァへ書き込む(ステップ408)処理を続行し、ステッ
プ406に戻る。
【0238】また、ステップ406で、設定したトリガ
後記録時間を経過したと判断された場合は(ステップ4
06でYES)、ステップ409に進み、新規データの
読み込みを停止し、リングバッファへのデータ書き込み
を停止する。
【0239】その後、音響記録部41および画像記録部
42および制御信号記録部43のリングバッファのデー
タをシーケンシャルファイル形式でログファイル記憶部
(情報ファイル)44に書き込み(ステップ410)、
この処理を終了する。
【0240】ここで、シーケンシャルファイルには、リ
ングバッファ上の最古のデータから最新のデータに並び
替えて書き込む。ここで、ログファイルは論理的に3分
割されていても、物理的に3分割されていてもよい。
【0241】なお、音響記録部41、画像記録部42、
制御信号記録部43はそれぞれ独立に動作する。
【0242】図24は、図23に示したフローチャート
における制御信号記録部、画像記録部、音響記録の動作
を示すフローチャートである。
【0243】図24(a)は、この発明の第5の実施の
形態のトラブル解析支援装置500における制御信号記
録部43の動作を示す。
【0244】図24(a)において、制御信号記録部4
3は、まず、次の制御情報収集時刻になるまでタイマを
セットする(ステップ411)。ここで、タイマ値は、
PLC30のスキャンタイムtsである。
【0245】次に、タイムアウトするまで待ち(ステッ
プ412)、タイムアウトすると(ステップ412でY
ES)、初回の動作であるか若しくは同期信号を送出す
るタイミングであるか、すなわちcycle=0 OR
MOD(cycle)=Mかを確認する(ステップ4
13)。ここで、同期信号送出タイミングであれば、画
像記録部42および音響記録部41に対して同期信号を
送出し(ステップ414)、初回の動作であれば、制御
信号をPLC30から読み込み、また、cycleに1
加算する(ステップ415)。
【0246】図24(b)は、この発明の第5の実施の
形態のトラブル解析支援装置500における画像記録部
42の動作を示す。
【0247】図24(b)において、画像記録部42
は、まず、制御信号記録部43から同期信号が入力され
るのを待つ(ステップ421)。同期信号が入力される
と(ステップ421でYES)、カメラ20に現在カメ
ラ20で確定している画像信号を送るように同期信号を
与える(ステップ422)。この同期信号によって得ら
れる画像情報は、次回の同期信号入力時にリングバッフ
ァへ格納する。
【0248】次に、前回の同期信号入力に確定した画像
情報を読み込む(ステップ423)ここで、この画像デ
ータは前記の同期信号入力時から今回の同期信号入力時
までの間に画像記録部42のリングバッファに格納され
た画像情報である。
【0249】図24(c)は、この発明の第5の実施の
形態のトラブル解析支援装置500における音響記録部
41の動作を示す。
【0250】図24(c)において、音響記録部41
は、まず、次の音響信号収集時刻になるまでタイマをセ
ットする(ステップ431)。そして、タイムアウト、
すなわちデータ収集時刻になるまで待つ(ステップ43
2)。
【0251】ステップ432で、タイムアウトすると
(ステップ432でYES)、マイクロフォン10から
音響信号を読み込む(ステップ433)。
【0252】次に、制御信号記録部43からの同期信号
の有無を確認する(ステップ434)。ここで、制御信
号記録部43からの同期信号があれば(ステップ434
でYES)、音響情報をマジックナンバー、例えば、8
ビットであれば、0xFFなどに置き換え、同期信号が
あった目印にする(ステップ435)。
【0253】図25は、図20に示した第5の実施の形
態のトラブル解析支援装置のシミュレーション/再生部
の詳細動作を示すフローチャートである。
【0254】対象設備のトラブル状況が再現した場合、
シミュレーション/再生部50で、シミュレーション/
再生動作を行うことにより、保全担当者は対象設備のト
ラブルの解析を行う。
【0255】ここで、この実施の形態においては、単に
ロギングした設備の状態、すなわち、画像情報、音響情
報、制御情報のログファイルを再生するのではなく、制
御信号のログファイルの入力接点情報を基に、記録対象
のシミュレーションを行う。これにより、外部に出力さ
れない内部接点情報も画像、音響データとして同期して
確認することができる。これにより、インターロックの
不都合などの外部接点だけからは検出できないトラブル
を容易に解析することができる。
【0256】図25において、まず、初期化を行う(ス
テップ441)。この初期化においては、シミュレーシ
ョンのサイクル数(cycle)および画像更新回数
(view)を0に設定する。また、シミュレーション
の実行速度を読み込む。ここで、シミュレーションの実
行速度は1/nのnが指定できる。つまり、1/nの速
度でシミュレーションを実行できる。また、このとき、
PLCにインストールしているIFC1131言語(こ
こではラダー)のプログラムを読み込む。
【0257】次に、音響、画像、制御情報の各情報のロ
グファイルからロギングデータを読み込む(ステップ4
42)。ここで、制御情報のログファイルからは、PL
C30のI/Oデータおよびスキャンタイムを読み込
む。
【0258】また、画像更新タイミングM=INT(3
3msec/ts+1)を演算する。
【0259】次に、制御情報のログファイルの1データ
を入力として、1スキャン分のシミュレーションを実行
し、内部IOおよび出力(0)の接点データを出力す
る。また、cycleを1加算し、ディスプレイ57に
表示する(ステップ443)。
【0260】次に、シミュレーションの結果のIO情報
をラダープログラム上に表示する(ステップ444)。
ここで、ラダープログラム上では、IO情報内のONし
ている接点は、図2に示したように網掛けにより強調表
示される。ディスプレイ57上では、スクロールするこ
とによって、全プログラム内のIO情報を確認すること
ができる。
【0261】次に、シミュレーション結果の出力接点の
値と制御情報ログファイルの出力接点の値とを全て比較
する(ステップ445)。この比較の結果、シミュレー
ション結果の出力接点の値と制御情報ログファイルの出
力接点の値とに差異がある場合は(ステップ445でN
O)、ステップ126に進み、差異が無い場合は(ステ
ップ445でYES)、ステップ128に進む。
【0262】ステップ446では、差異のある接点番
号、制御情報ログの接点の値およびシミュレーション結
果の接点の値を図3に示したように表示し、ラダープロ
グラム上で差異のある接点を強調表示する。
【0263】そして、この差異を表示した状態で、オペ
レータにシミュレーションの停止を行うか続行するかを
入力させる。ここで、シミュレーションの停止を入力し
た場合は(ステップ447でNO)、シミュレーション
を終了するが、シミュレーションの継続を入力した場合
は(ステップ447でYES)、差異を無視して、シミ
ュレーションを継続させるためにステップ448に進
む。
【0264】ステップ448では、シミュレーションが
スロー実行、すなわち、シミュレーション速度=1以外
になっているかを判断する。ここで、シミュレーション
速度=1になっている場合は(ステップ448でYE
S)、ステップ449に進み、音響データ再生指示を行
うが、シミュレーション速度=1になっていない場合は
(ステップ448でNO)、音響データの再生は行わず
ステップ130へ進む。
【0265】ステップ449では、音響再生装置51に
1スキャンタイム分の時間の音響データの再生を指示す
る。ここで、音響再生装置51およびPLC模擬部53
は個別に動作する。
【0266】ステップ450では、画像信号と画像付き
信号と同期させるために更新タイミングを、条件 MOD(cycle)=M が成立したときとする。
【0267】ステップ450で画像更新タイミングと判
別された場合は(ステップ450でYES)、ステップ
451に進むが、画像更新タイミングでないと判別され
た場合は(ステップ450でNO)、ステップ452に
進む。
【0268】ステップ451では、viewに1を加算
し、画像情報ログのview枚目の画像データをディス
プレイ57に表示する。
【0269】また、ステップ452では、シミュレーシ
ョン速度が1以外であることを確認する。ここで、シミ
ュレーション速度=1でなければ(ステップ452でN
O)、スロー実行であるのでステップ453へ進み、シ
ミュレーション速度=1であれば(ステップ452でN
O)、ステップ454に進む。
【0270】ステップ453では、シミュレーション速
度がスローになっているため、タイマを仕掛けて待つ。
【0271】また、ステップ454では、制御情報ログ
を全て使用したかを判断する。シミュレーションの入力
には制御情報ログの入力接点情報が必要である。このた
め、全ての制御情報ログを使い切った場合は(ステップ
454でYSE)、シミュレーションを終了する。
【0272】ステップ454で、全ての制御情報ログを
使い切っていないと判断されると(ステップ454でN
O)、次に、連続モードであるかを調べる(ステップ4
55)。ここで、連続モードである場合は(ステップ4
55でYES)、ステップ443に戻る。
【0273】また、ステップ136で連続モードでない
と判断された場合は(ステップ456でNO)、ステッ
プ実行モードでユーザの入力を待つ。ユーザ入力があれ
ば次のステップに進む。すなわち、ステップ136で、
次入力無しと判断された場合は(ステップ456でN
O)、ステップ136に戻るが、次入力有りと判断され
た場合は(ステップ456でYES)、ステップ443
に戻る。
【0274】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、 1)PLCの制御情報は、IEC1131言語、すなわ
ちラダー等として確認することができるため、論理回路
の成立/不成立が容易に判断できる 2)記録していないPLC内部のリレー状態も確認する
ことができる 3)その結果設備のトラブル解析が非常に容易になる 等の効果を奏する。
【0275】また、請求項2の発明によれば、 1)設備制御装置側に負担をかけることなく、記録条件
を任意に設定できる 2)複数の要因を組み合わせて任意の記録条件を設定で
きる 等の効果を奏する。
【0276】また、請求項3の発明によれば、 1)ライン稼働中に不具合要因を排除することによりラ
インの停止が減り、稼動効率が向上し、生産性を増加で
きる 2)異常要因を自動排除させることにより、停止時に対
応していた保守要員の作業減が期待できる 3)保守員への教育を減らすことができ、生産ラインの
展開が容易になる 等の効果を奏する。
【0277】また、請求項4の発明によれば、 1)制御情報と画像情報の同期ずれをなくすことがで
き、正確な情報に基づく設備トラブル解析が可能になる 2)スロー/ステップ再生でも、データが同期している
箇所を明確に知ることができる 等の効果を奏する。
【0278】また、請求項5の発明によれば、シミュレ
ーション結果と実記録結果の差異を検出でき、設備のト
ラブル解析が容易となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるトラブル解析支援装置の第1
の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態のトラブル解析
支援装置により表示されるディスプレイ表示イメージの
一例を示した図である。
【図3】図1に示した第1の実施の形態のトラブル解析
支援装置により表示される差異検出状態のディスプレイ
表示イメージの一例を示した図である。
【図4】図1に示した第1の実施の形態のトラブル解析
支援装置による運用および全体動作を示すフローチャー
トである。
【図5】図1に示した第1の実施の形態のトラブル解析
支援装置のロギング部の詳細動作を示すフローチャート
である。
【図6】図1に示した第1の実施の形態のトラブル解析
支援装置のシミュレーション/再生部の詳細動作を示す
フローチャートである。
【図7】この発明に係わるトラブル解析支援装置の第2
の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図8】この発明に係わるトラブル解析支援装置の第3
の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図9】この発明に係わるトリガ生成部の詳細構成を示
すブロック図である。
【図10】図9に示したトリガ生成部における記録トリ
ガ生成処理を示すフローチャートである。
【図11】トリガ生成部における画像処理機能によるト
リガ条件の成立/不成立の判断の一例を説明する図であ
る。
【図12】トリガ生成部における音響処理機能によるト
リガ条件の成立/不成立の判断の一例を説明する図であ
る。
【図13】トリガ生成部におけるパターンマッチング処
理によるトリガ条件の成立/不成立の判断の一例を説明
するフローチャートである。
【図14】トリガ生成部における過去の情報との比較処
理によるトリガ条件の成立/不成立の判断の一例を説明
するフローチャートである。
【図15】トリガ生成部における遅延またはタイムアッ
プ処理の一例を説明するフローチャートである。
【図16】トリガ生成部における特定時刻検出処理の一
例を説明するフローチャートである。
【図17】この発明に係わるトラブル解析支援装置の第
4の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図18】図17に示した第4の実施の形態のトラブル
解析支援装置の動作を説明するフローチャートである。
【図19】図18に示した補正処理選択の動作を説明す
る図である。
【図20】この発明に係わるトラブル解析支援装置の第
5の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図21】図20に示したカメラから出力されるNTS
C方式の画像信号とPLC30の制御信号の更新周期の
状態を示す図である。
【図22】図20に示したこの発明の第5の実施の形態
のトラブル解析支援装置におけるデータ同期イメージを
示す図である。
【図23】図20に示した第5の実施の形態のトラブル
解析支援装置のロギング部の詳細動作を示すフローチャ
ートである。
【図24】図23に示したフローチャートにおける制御
信号記録部、画像記録部、音響記録の動作を示すフロー
チャートである。
【図25】図20に示した第5の実施の形態のトラブル
解析支援装置のシミュレーション/再生部の詳細動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 マイクロフォン 20 カメラ 30 PLC 40 ロギング部 41 音響記録部 42 画像記録部 43 制御信号記録部 44 ログファイル記憶部 45 トリガ検知部 46 トリガ生成部 47 トリガ生成部 50 シミュレーション/再生部 51 音響再生装置 52 画像再生部 53 PLC模擬部 54 差異検出部 55 PLC内部表示部 56 スピーカ 57 ディスプレイ 58 補正処理情報記憶部 59 補正処理指示部 60 センサ類 70 補正処理装置
フロントページの続き (72)発明者 川上 幸浩 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5B048 AA15 CC02 CC17 DD17 5H223 AA06 CC03 CC08 DD03 EE06 FF04 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンス制御装置により制御される設
    備のトラブル解析を支援するトラブル解析支援装置にお
    いて、 前記設備を制御するシーケンス制御装置の入出力情報を
    記録する制御情報記録手段と、 前記制御情報記録手段で記録した情報を基に前記設備を
    制御するシーケンス制御装置をシミュレーションする模
    擬手段と、 前記模擬手段の内部状態を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とするトラブル解析支援装置。
  2. 【請求項2】 シーケンス制御装置により制御される設
    備のトラブル解析を支援するトラブル解析支援装置にお
    いて、 前記設備を制御するシーケンス制御装置の入出力情報を
    記録する制御情報記録手段と、 前記制御情報記録手段で記録した情報を基に前記設備を
    制御するシーケンス制御装置をシミュレーションする模
    擬手段と、 前記模擬手段の内部状態を出力する出力手段と、 前記模擬手段のシミュレーション結果と実記録結果の差
    異を検出する差異検出手段と、 を具備することを特徴とするトラブル解析支援装置。
  3. 【請求項3】 シーケンス制御装置により制御される設
    備のトラブル解析を支援するトラブル解析支援装置にお
    いて、 前記設備の制御情報の履歴を記録する制御情報記録手段
    と、 前記制御情報記録手段で記録した情報を基に前記設備を
    制御するシーケンス制御装置をシミュレーションする模
    擬手段と、 前記模擬手段のシミュレーション結果と正常動作時の状
    態を比較し、正常、異常を判別する判別手段と、 各種異常時の要因と補正により排除する手順を関連させ
    るデータベースと、 前記データベースの異常要因排除手段に従って制御信号
    を出力する制御信号出力手段と、 を具備することを特徴とするトラブル解析支援装置。
  4. 【請求項4】 シーケンス制御装置により制御される設
    備のトラブル解析を支援するトラブル解析支援装置にお
    いて、 前記設備の状態を画像または稼動音で記録する状態記録
    手段と、 前記設備を制御するシーケンス制御装置の入出力情報を
    記録し、前記シーケンス制御装置のスキャンタイムの整
    数倍毎に、前記状態記録手段に対して同期信号を出力す
    る制御情報記録手段と、 前記制御情報記録手段で記録した情報を基に前記設備を
    制御するシーケンス制御装置をシミュレーションする模
    擬手段と、 を具備することを特徴とするトラブル解析支援装置。
  5. 【請求項5】 シーケンス制御装置により制御される設
    備の状態を画像及び音響で記録するロギング装置に接続
    されるシミュレーション装置であって、 上記記録された画像及び音響データを再生するデータ再
    生手段と、 上記シーケンス制御装置をシミュレーションする模擬手
    段と、 上記データ再生手段で再生された再生結果と上記模擬手
    段のシミュレーション結果との差異を検出する差異検出
    手段と、を有することを特徴とするシミュレーション装
    置。
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