JP2000250544A - 電子楽器 - Google Patents
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- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
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Abstract
もかかわらず、パネル上は面積が限られているため、配
置することができるスイッチ数が制限され、あるいは表
示上狭い面積の表示装置しか装備できない。そのため、
多種多様な電子楽器の機能のうち、ユーザが求める機能
の一つに到達して設定を行なうためには、複数の操作を
行なう必要があり、面倒であった。この発明は、各種の
設定を迅速にかつ容易に行なえるようにした電子楽器を
提供することを目的とする。 【解決手段】電子楽器に、コンピュータで使用するキー
ボードを接続する接続端子、および接続インターフェー
スを設ける。該キーボードの操作により、電子楽器の各
種データ設定を行なえるようにする。特に、コンピュー
タで使用するキーボードにはDOS/Vマシン用、MA
C用、UNIX用など各種のものがあるので、それらキ
ーボードのタイプに応じた接続端子を備えるようにす
る。
Description
ソナルコンピュータで使用するキーボードを接続し、該
キーボードの操作により電子楽器における各種の設定を
行なうことを可能にした電子楽器に関する。
操作子が設けられており、ユーザはこれらの操作子を操
作することにより各種の設定を行なっていた。パネル上
にはLCD(液晶表示装置)などの表示装置が設けら
れ、ユーザはその表示装置で各種の情報を参照しながら
操作するようになっていた。また、パネル操作以外に、
電子楽器に専用のコントローラを接続し、そのコントロ
ーラにより電子楽器に対し各種の設定を行なうものが知
られていた。
は取り扱うパラメータの数が多いにもかかわらず、パネ
ル上は面積が限られているため、配置することができる
スイッチ数が制限され、あるいは表示上狭い面積の表示
装置しか装備できない。そのため、多種多様な電子楽器
の機能のうち、ユーザが求める機能の一つに到達して設
定を行なうためには、複数の操作を行なう必要があり、
面倒であった。例えば、1つのスイッチに表示画面ごと
に複数の機能を割り当てたものでは、いちいち表示を切
り替えて、当該スイッチを所望の機能に切り替えなけれ
ばならない煩わしさがあった。専用のコントローラを接
続して電子楽器の各種の設定を行なうものでは、その専
用のコントローラ(機器に固有ものもの)を別途購入す
るなどしなければならず、面倒であった。
点に鑑み、各種の設定を迅速にかつ容易に行なえるよう
にした電子楽器を提供することを目的とする。
め、請求項1に係る電子楽器は、コンピュータで使用す
るキーボードを接続する接続端子、および接続インター
フェースを有することを特徴とする。
操作パネルを備えた電子楽器であって、コンピュータで
使用するキーボードを接続する接続端子、および接続イ
ンターフェースと、前記接続端子および接続インターフ
ェースを介して接続されたキーボードからの操作入力情
報を、前記操作パネルからの入力に、代替する手段とを
備えたことを特徴とする。
操作パネルを備えた電子楽器であって、コンピュータで
使用するキーボードを接続する接続端子、および接続イ
ンターフェースと、前記接続端子および接続インターフ
ェースを介して接続されたキーボードの各キーに、前記
操作パネルで実行できる各機能を対応づけて割り当てる
手段と、前記キーボードの何れかのキーが押下されたと
き、該キーに対応する前記機能を実行する手段とを備え
たことを特徴とする。
施の形態を説明する。
楽器のブロック構成を示す。この電子楽器は、中央処理
装置(CPU)101、ランダムアクセスメモリ(RA
M)102、リードオンリメモリ(ROM)103、入
力装置104、音源105、外部記憶装置106、ディ
スプレイ107、通信インターフェース(I/F)10
8、キーボードインターフェース(KB I/F)10
9、およびバスライン110を備えている。
作を制御し、特に、後述するようにこの電子楽器に接続
されたパーソナルコンピュータ(以下、単にPCと言
う)用のキーボードから入力された操作情報を処理する
制御を行なう。RAM102は、CPU101が動作す
る上で必要なワーク領域その他に用いる揮発性メモリで
ある。ROM103は、CPU101が実行するプログ
ラムや使用するデータを記憶した不揮発性メモリであ
る。入力装置104は、この電子楽器のパネル上その他
の部分に設けられた各種の操作子(ユーザが演奏操作す
る鍵盤も含む)である。音源105は、CPU101か
らの指令により楽音を発生する。外部記憶装置106
は、各種の設定データや楽音データを記憶するためのフ
ロッピーディスクやメモリカードなどの記憶装置であ
る。ディスプレイ107は、電子楽器のパネル上に設け
られた表示装置である。通信I/F108は、他の電子
楽器と接続するためのMIDIインタフェースやPCと
接続するためのインターフェースである。KB I/F
109は、PC用キーボードを接続するためのインター
フェースである。これら各部は、双方向のバスライン1
10により接続されている。
す。パネル上には、鍵盤201、演奏操作子202、操
作子群203、ディスプレイ204、テンキー205、
ボイス(VOICE)スイッチ211、ソング(SONG)スイ
ッチ212、およびシステム(SYSTEM)スイッチ213
等が設けられている。また、この電子楽器ではPC用の
キーボード220を接続し、該キーボード220を操作
することにより電子楽器の各種の設定を行なうことがで
きる。これについては後に詳述する。
の複数の鍵を備えた鍵盤である。演奏操作子202は、
ユーザが演奏操作するための鍵盤以外の操作子である。
操作子群203は、ユーザが各種の設定を行なうための
操作子である。ディスプレイ204は、各種の情報を表
示するための表示装置である。テンキー205は、数値
データを入力するときに用いる0〜9の数字キーであ
り、エンターキーも備えられている。ボイススイッチ2
11は、この電子楽器で発音する楽音の音色(ボイス)
の選択機能を実行するときにオンするスイッチである。
ソングスイッチ212は、この電子楽器の自動伴奏・自
動演奏用データ(ソングデータ)を選択する機能を実行
するときにオンするスイッチである。システムスイッチ
213は、この電子楽器のシステムオプションを設定す
る機能を実行するときにオンするスイッチである。
3、テンキー205、およびスイッチ211〜213
は、図1の入力装置104に含まれる操作子である。デ
ィスプレイ204は、図1のディスプレイ107に相当
する。PC用キーボード220は、図1のKB I/F
109を介して電子楽器に接続されるものである。
す。背面300には、MIDIイン端子301、MID
Iアウト端子302、MIDIスルー端子303、シリ
アル端子304、ホスト接続用端子305、タイプAキ
ーボード接続用端子306、タイプBキーボード接続端
子307、左右のオーディオ出力端子308,309、
および電源スイッチ310が設けられている。MIDI
端子301〜303は、MIDI規格にしたがって外部
のMIDI機器と接続するための端子である。シリアル
端子304は、RS232Cなどのシリアルインターフ
ェースである。ホスト接続用端子305は、外部のホス
トコンピュータとの接続に用いるための端子である。キ
ーボード接続用端子306,307は、PC用キーボー
ドを接続して、それらのキーボードからこの電子楽器の
各種の設定を行なうことができるようにするためのキー
ボード接続端子である。PC用のキーボードにはPCの
種類に応じて各種のものがあるので(例えば、DOS/
Vマシン用、MAC用、UNIX用など)、それらキー
ボードのタイプに応じた接続端子を備えている。
イプのキーボードを接続するための複数の端子を装備
し、下位モデルには例えばDOS/Vなどの一般的に用
いられているキーボードのみの接続端子を持たせるよう
にしてもよい。また、キーボード接続端子は、図3のよ
うに電子楽器の背面に持たせる代わりに、図4の40
2,403のように前面部分に設けてもよい。音源ボッ
クスなどのラックに納められる電子楽器では、背面部分
はラックの後ろ側に隠れてしまうので、背面にキーボー
ド接続端子を設けるとキーボードを接続する際に面倒で
ある。したがって、キーボード接続端子は、図4のよう
に前面に設けるのが好ましい。さらに、背面と前面の両
方にキーボード接続端子を設けてもよい。
するPC用キーボードの例を示す。このキーボード50
0は、ファンクションキー501、テンキー502(以
下、テンキー2と言う)、アルファベットその他記号キ
ー503、テンキー504(以下、テンキー1と言
う)、編集キー505、カーソルキー506、および操
作キー507を備えている。なお図5では、同種類の複
数のキーをまとめて一つのブロックで図示した。例えば
ファンクションキー501は複数のファンクションキー
からなる。テンキー2は、アルファベットなどのキーの
上側に配置されている数字キーである。編集キー505
は、インサートキーやデリートキーなどである。カーソ
ルキー506は、ディスプレイ上に表示されるカーソル
を上下左右に移動させることを指示するキーである。操
作キー507は、スペースキー、CTRL(コントロー
ル)キー、あるいはSHIFT(シフト)キーなどであ
る。この図5に示すようなPC用キーボードを、図3の
キーボード接続端子306,307あるいは図4の接続
端子402,403のうちタイプが合致する端子に接続
する。
(コンピュータ)の種類ごと、あるいは国々の規格など
に応じて複数の種類がある。そこで、ある程度著名なP
C用キーボードのキー配列については、この電子楽器の
システムメニューからテンプレートを選択することによ
り指定できるようにしている。
などに応じて複数あるキー配列を特定する際の処理手順
を示すフローチャートである。図2のシステムスイッチ
213をオンすると、システムメニューがディスプレイ
204に表示され、図6の手順が開始する。まずステッ
プ601で、ディスプレイ204に表示されたシステム
メニューから、PC用キーボードのキー配列を特定する
機能を選択し、ディスプレイ204の画面をPC用キー
ボード設定画面へ移行する。PC用キーボード設定画面
は、PC用キーボードのキー配列を表す言語名の一覧で
ある。なお、システムメニューで別の機能が選択された
ときには、選択された処理に移行するものとする。
04に表示された接続キーボードの言語の一覧の中から
1つを選択する。611は、接続キーボードの言語を選
択している様子を示す。画面上に「JAPANESE」、「ENGL
ISH」、「GERMAN」、「FRENCH」などの言語の選択肢が
表示され、現在選択されているところにカーソルがセッ
トされるので、ユーザは選択すべき言語にカーソルを合
わせて接続キーボードの言語を選択する。ステップ60
3で、選択された言語の中でPC用キーボードの配列に
さらにバリエーションがあれば、それらを表示し、その
中から該当するキーボード配列を選択する。612は、
ステップ602で「GERMAN」を選択した後、ステップ6
03で表示される画面の例を示す。言語「GERMAN」のキ
ーボード配列の1つの例が表示されるとともに、次の選
択肢に移行する「next」が表示されている。ユーザは、
612のように表示されているキーボード配列が選択す
べきものであるときはそちらを選択し、次の選択肢の表
示に移行するときは「next」を選択する。ステップ60
3の後、ステップ604でパネル上のEXITキーをオ
ンし、システムモードから抜けて、処理を終了する。
ーザの操作は、パネル上の操作子群203の所定のキー
を使用してもよいし、その時点で接続されているPC用
キーボードで操作可能ならそちらを使用してもよい。
配列を特定する別の処理手順例を示す。図6の代わり
に、図7の処理手順を用いてもよい。図2のシステムス
イッチ213をオンすると、システムメニューがディス
プレイ204に表示され、図7の手順が開始する。まず
ステップ701で、ディスプレイ204に表示されたシ
ステムメニューから、PC用キーボードのキー配列を特
定する機能を選択し、ディスプレイ204の画面をPC
用キーボード設定画面へ移行する。PC用キーボード設
定画面は、入力できる文字の一覧である。なお、システ
ムメニューで別の機能が選択されたときには、選択され
た処理に移行するものとする。
PC用キーボード内のアサインしたいキーを押す。これ
により、現状でそのキーにアサインされている文字コー
ドの文字のところにカーソルが表示される。712は、
PC用キーボード内の1つのキーを押し、カーソルが¥
サインの位置に表示された様子を示す。次にステップ7
03で、いま押したキーにアサインしたい文字のところ
にカーソルを移動し、パネル上のエンターキーを押して
決定する。さらにPC用キーボードの次のキーのアサイ
ンを変更したい場合は、ステップ702および703を
繰り返してキーと文字コードとの対応関係を設定してい
く。ユーザの所望の設定が完了したら、ステップ704
でパネル上のEXITキーをオンし、システムモードか
ら抜けて、処理を終了する。
の言語、規格、あるいはマシンなどに応じてテンプレー
ト化したキー配列を簡単にシステムメニューから選択す
ることができるようになる。また、図7の手順により、
個々のキーを1つ1つ割り当てることができるようにな
る。なお、図6および図7のキー配列の特定の処理は合
わせた仕様としてもよい。例えば、図6の手順で大枠の
キー配列を決定し、部分的に図7の手順でユーザの好み
に合わせて設定を変更するようにしてもよい。また図7
の手順により、同一の文字を複数のキーにアサインする
ことも可能である。これにより、例えばテンキーを複数
の領域に確保することが可能になる。PC用キーボード
のキーを押したとき、本体に送信されるコードはキーの
位置コードであるが、図6および図7の手順によりキー
配列が決定されると、各キーの位置コードに対応する文
字あるいはアスキーコードが決定される。各キーの位置
コードとそのキーに対応するアスキーコードとの対応関
係は、後述する図15(a)の変換テーブルとしてRA
M上に記憶される。
ードを接続し、そのキー配列を電子楽器に認識させた後
は、PC用キーボードの操作によって電子楽器に対する
各種の設定を行なうことができる。PC用キーボードの
キーと、そのキーがオンされたときにどのような機能モ
ジュールを起動するかは、あらかじめデフォルトで決定
しておくが、後述するようにユーザが任意にキーとその
キーで起動する機能モジュールの対応を設定することも
できる。
ボードの右側に配置されたテンキー1と、アルファベッ
トキーの上部に配置されたテンキー2とが設けられてい
る。このようにテンキーが複数セットあるキーボードの
場合は、デフォルトでそれらの役割を決定しておく。例
えば、「テンキー1が操作されたら、電子楽器の表示画
面をボイス(音色)選択画面に切り替え、ボイスを入力
値に対応して変化させる」あるいは「テンキー2が操作
されたら、画面をソング選択画面に切り替え、ソングを
入力値に対応させて変化させる」などである。これによ
り、電子楽器の従来の操作、例えば「ボイススイッチを
押し、画面をボイスモードに切り替え、テンキーで音色
番号を指定する」あるいは「ソングスイッチを押し、画
面をソングモードに切り替え、テンキーでソング番号を
指定する」というような操作を、PC用キーボードのテ
ンキー操作のみで行なうことができる。
作されたときの処理手順を示す。ステップ801で、押
下されたテンキーの位置コードを受信する。PC用キー
ボードでは、上述したように複数の箇所にテンキーが設
けられている場合があり、各キーが押下されたときその
キーの配置されている位置に応じた位置コードを出力す
る。したがって、例えば同じ数字キーの「1」が押下さ
れた場合であっても、それが図5のテンキー1の中の数
字キーか、テンキー2の中の数字キーかを、この位置コ
ードで判別することができる。ステップ802で、変換
テーブルを参照して受信したキーの位置コードをアスキ
ーコードあるいは数値データに変換する。図15(a)
に、変換テーブルの構成を示す。変換テーブルは、キー
の位置コードを相対アドレスとして参照することによ
り、当該キーに対応するアスキーコード(アルファベッ
トや記号や数字など)を求めることができるテーブルで
ある。
置コードからそのキーの押下に応じて起動すべき機能モ
ジュールを識別する。キーの位置と当該キーを押下され
たときに実行する機能モジュールとの対応関係は、モジ
ュールテーブルにより規定されている。図15(b)
は、モジュールテーブルの構造を示す。モジュールテー
ブルは、キーの位置コードを相対アドレスとして参照す
ることにより、そのキーに対応する機能モジュールの番
号を知ることができるテーブルである。モジュール番号
は、例えば、0番はボイス選択処理を行なうための機能
モジュールVOICE、2番はソング選択処理を行なう
ための機能モジュールSONG、というように各機能モ
ジュールを識別する番号である。ステップ803は、こ
のようなモジュールテーブルを参照して受信位置コード
に応じた機能モジュールを識別する処理である。
で求めたアスキーコードあるいは数値データを前記識別
した機能モジュールに渡し、必要があればその機能モジ
ュールのモードあるいは画面に切り替えて処理を終了す
る。この後は、その機能モジュ−ルが実行されることに
なる。
する機能モジュールとの対応関係(すなわち図15
(b)のモジュールテーブルの内容)は、あらかじめデ
フォルトで設定してあるが、ユーザが任意に設定変更す
ることもできる。図9は、キーの種別とその種別のキー
を押下したときに実行される機能モジュールとの対応関
係を設定するための画面表示例を示す。図2のシステム
スイッチ213をオンしてシステムメニューを表示させ
た後、機能アサイン画面に移行すると、図6および図7
のようにして設定されたキー配列ごとに図9のような画
面が表示され、この画面とカーソルを用いて各キー領域
と機能モジュールとの対応づけを行なう。
の領域には「song」と表示され、アルファベットその他
記号キーの領域には「VOICE NAME」と表示されているの
で、テンキー2のキーにはソング選択機能モジュールが
対応づけられ、アルファベットその他記号キーにはボイ
ス名選択機能モジュールが対応づけられていることが分
かる。この画面で、カーソルを各キー領域に移動させる
と、そのキー領域に対応づけることができる機能モジュ
ールの候補が表示され、現状で設定されている機能モジ
ュールにカーソルが移動する。図9では、テンキー1の
領域にカーソルを移動させた結果、現在テンキー1に対
応づけられている機能モジュールである「VOICE」にカ
ーソルがセットされ、さらにその他の候補「SONG」や
「STYLE」が表示されている。この状態から、カーソル
をカーソルキーにより移動させて対応モジュールを変更
することができる。
機能モジュールを対応づけているが、キーの1つ1つに
機能モジュールを対応づけることもできる。この場合
は、図9で1つ1つの全キーを表示して同様の操作をお
こなうようにすればよい。
ってもよい。図10において、ステップ1001では、
システムメニューからモジュール対応づけの設定画面へ
移行する。これにより、画面上には、1011に示すよ
うに対応づけを行なうことができる機能モジュールの一
覧が表示される。次に、ステップ1002で、接続され
ているPC用キーボード内の対応づけしたいキーを押
す。これにより、表示画面上では、現状でその押下キー
に対応づけられている機能モジュールのところにカーソ
ルが移動する。1012はカーソルが「SONG」に移動し
た様子を示す。次にステップ1003で、カーソルを移
動して対応づけしたい機能モジュールのところにセット
し、エンターキーを押下して決定する。これにより、ス
テップ1002で押下されたキーに対応づける機能モジ
ュールが決定する。必要に応じてステップ1002およ
び1003を繰り返して、キーと機能モジュールとの対
応づけを行なう。ステップ1004で、EXITキーを
押すとシステムモードから抜けて処理を終了する。
ードと機能モジュールとの対応関係は、図15(b)の
モジュールテーブルとしてRAM上に記憶される。
モジュールとが対応づけられていた場合、そのキーを押
下したときに実行される手順を示すフローチャートであ
る。まずステップ1101で、押下されたキーの位置コ
ードを受信する。ステップ1102で、変換テーブル
(図15(a))を参照してその位置コードに対応する
アスキーコード(あるいは数値データ)を得る。次にス
テップ1103で、現在何らかのモジュールの名前入力
画面にいるか否か(具体的には、名前入力画面にフォー
カスがあり、その名前入力領域にカーソルがセットされ
た状態)を判別する。何らかのモジュールの名前入力画
面にいる場合は、ステップ1104で、その名前入力領
域に前記変換アスキーコードを表示し、ステップ110
1に戻る。ステップ1103で名前入力画面にいるので
はない場合は、ステップ1105で、図15(b)で説
明したモジュールテーブルを参照して、受信した位置コ
ードに対応する機能モジュールを識別する。次にステッ
プ1106で、対応する機能モジュールがなければその
まま何もせず受信コードを無視して処理を終了し、対応
する機能モジュールがあったらその機能モジュールの名
前入力画面へ移行し、変換テーブルで変換したアスキー
コードをその名前入力領域に表示して処理を終了する。
づけられているキーをオンしたときであっても、現在何
らかのモジュールの名前入力画面にいるときはそのキー
入力を単なるアスキーコードの入力と認識し、一方、名
前入力画面にいないときは、そのキーに対応づけられて
いる機能モジュールを起動して、その名前入力画面に入
力キーを表示するようにできる。電子楽器では、音色
名、ソング名、あるいはファイル名などを付けるとき、
アルファベットその他の記号キーを使用して入力するこ
とができる。従来の電子楽器では、パネル上のテンキー
にアルファベットを割り当て、テンキーを複数回操作し
てアルファベットを入力させる方法をとるものがあった
が、本実施の形態によれば操作が非常に容易となる。
作で説明したが、その他のキーでも同様に、そのキー入
力が意味のある画面にいるときはそのまま入力文字を表
示し、そうでないときはそのキーに対応づけられた機能
モジュールを起動して入力キーを該機能モジュールに渡
すようにしてもよい。
力キーに対応づけられた機能モジュールを起動するか否
かを指定するようにしてもよい。例えば、CTRLキー
を押下した後にアルファベットキーを押下したときは、
必ず、該アルファベットキーに対応づけられた機能モジ
ュールを起動して、入力キーを該機能モジュールに渡す
ようにしてもよい。
作を1つのキーにアサインすることができる。アサイン
したキーをショートカットと呼ぶこととする。アサイン
の方法は2つあり、1つはシステムメニューで全機能を
表示するようにし、そこでそれぞれに対応するショート
カットをPC用キーボードで入力決定していく方法であ
る。もう1つは、複数の操作をパネル上の操作子で行な
い、その機能画面に至ったところでPC用キーボードに
て所定の操作を行なう(例えば、ショートカットとして
割り当てたいCTRLキー+覚えさせたいキーをオンす
るなど)方法がある。なお、ショートカットが割り当て
られるキーは、ファンクションキーなど一部のキーに限
ってもよい。
処理手順の一例を示す。ステップ1201で、電子楽器
の各機能の画面に移行するための複数の操作を行なう。
ステップ1202で、移行した画面において、所定キー
操作(例えば、SHIFTキー+ALTキーの押下)を
行ない、その後ショートカットとして覚えさせたいキー
を押下する。次にステップ1203で、図15(a)の
変換テーブルの該当する位置コード(ショートカットと
するキーの位置コード)の部分を、マクロバッファを参
照するコード(例えば、図15(a)に示したFF)
に、書き換える。ステップ1204で、マクロバッファ
に位置コードおよび当該画面あるいはモードに入るべき
パネルスイッチの操作シーケンスを格納して、処理を終
了する。
て設定したキーをオンしたときに実行される複数の操作
からなる操作シーケンスを格納したバッファである。図
15(c)に、マクロバッファの例を示す。マクロバッ
ファは、ショートカットとして設定されたキーの位置コ
ード、そのキーがオンされたときに行なう操作シーケン
ス(パネルスイッチ番号の羅列)、および操作シーケン
スの最後を示すエンドマークからなる一連のデータを記
憶する。
の例である。ステップ1301で、電子楽器のパネル上
でシステムメニューからショートカット設定画面へ移行
する。1311は、ショートカット設定画面の表示例で
あり、電子楽器の各機能の一覧である。ステップ130
2で、1311に示した機能一覧から、選択したい機能
の位置にカーソルを移動する。次にステップ1303
で、ショートカットとして覚えさせたいPC用キーボー
ドのキーを押下する。ステップ1304で、前記押下し
たキーの位置コードおよびカーソルをセットした選択機
能を実行するパネルスイッチの操作シーケンスを、図1
5(c)のマクロバッファに記憶する。必要に応じてス
テップ1302〜1304を繰り返し、ショートカット
を記憶させる。ステップ1305で、EXITキーがオ
ンされたときはシステムモードを抜け、処理を終了す
る。
たときの処理手順を示す。ステップ1401で、押下さ
れたPC用キーボードのキーの位置コードを受信する。
ステップ1402で、図15(a)の変換テーブルを参
照し、その位置コードの位置にマクロバッファ参照コー
ドFFが設定されているか否かを判別し、設定されてい
たら図15(c)のマクロバッファを参照しにいく。マ
クロバッファの参照コードFFでなければ、変換テーブ
ルおよびモジュールテーブルを参照して上述の図8ある
いは図11で説明した通常の処理を行なう。マクロバッ
ファ参照コードFFが設定されていたときは、ステップ
1403で、マクロバッファから前記検出された位置コ
ードを検索する。ステップ1404で、発見した位置コ
ードからエンドマークがある位置までのスイッチイベン
ト(パネルスイッチ番号)をスイッチ検出バッファに読
み出し再生する。これにより、マクロバッファに登録さ
れたパネルスイッチ番号の操作シーケンスが順にスイッ
チスキャン部のバッファに格納され、その操作が順に実
行されたかのように動作する。
押下により一連の操作シーケンスを実行することができ
る。
は、鍵盤が付いていない、いわゆる「音源ボックス(音
源モジュール)、リズムボックス(リズムマシン)、シ
ーケンサー、データファイラー(音色、演奏データのフ
ァイル管理を行なうもの)、MIDIカラオケマシンな
ど」、あるいは鍵盤のみの「マスターキーボード」も含
むものとする。
ば、電子楽器にコンピュータで使用するキーボードを接
続することができ、電子楽器の各種の設定をパネルから
行なう代わりに該キーボードで行なうことができる。近
年、パーソナルコンピュータのキーボードは規格もある
程度統一化され、安価に普及している。このため、普及
品のキーボードで容易に電子楽器の複雑な操作を簡略化
して入力することが可能になる。また、キーボードのキ
ーが押下されたとき、現在、どのような入力待ち状態か
を判別し、押下キーが有意な場合はそのまま現在の状態
でそのキーが押下されたものとして処理し、一方、押下
キーが有意でない場合はその押下キーに対応づけられた
機能を実行するようにしているので、ユーザにとって使
い勝手がよい。さらに、キーボードの1つのキーにパネ
ル上で行なう複数の操作シーケンスを割り当て、該キー
を押下するだけで、複数の一連の操作を実行することが
でき、複雑な操作を簡略化できる。
ク構成図
す図
ト図
ャート図
ト図
す図
すフローチャート図
フローチャート図
ーチャート図
フローチャート図
フローチャート図
クセスメモリ(RAM)、103…リードオンリメモリ
(ROM)、104…入力装置、105…音源、106
…外部記憶装置、107…ディスプレイ、108…通信
インターフェース(I/F)、109…キーボードイン
ターフェース(KB I/F)、110…バスライン、
200…パネル、201…鍵盤、202,203…操作
子群、204…ディスプレイ、205…テンキー、21
1〜213…各種スイッチ。
Claims (3)
- 【請求項1】コンピュータで使用するキーボードを接続
する接続端子、および接続インターフェースを有するこ
とを特徴とする電子楽器。 - 【請求項2】ユーザが操作する操作パネルを備えた電子
楽器であって、 コンピュータで使用するキーボードを接続する接続端
子、および接続インターフェースと、 前記接続端子および接続インターフェースを介して接続
されたキーボードからの操作入力情報を、前記操作パネ
ルからの入力に、代替する手段とを備えたことを特徴と
する電子楽器。 - 【請求項3】ユーザが操作する操作パネルを備えた電子
楽器であって、 コンピュータで使用するキーボードを接続する接続端
子、および接続インターフェースと、 前記接続端子および接続インターフェースを介して接続
されたキーボードの各キーに、前記操作パネルで実行で
きる各機能を対応づけて割り当てる手段と、 前記キーボードの何れかのキーが押下されたとき、該キ
ーに対応する前記機能を実行する手段とを備えたことを
特徴とする電子楽器。
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