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JP2000128049A - 自動二輪車の車体構成部品取付構造 - Google Patents

自動二輪車の車体構成部品取付構造

Info

Publication number
JP2000128049A
JP2000128049A JP10305162A JP30516298A JP2000128049A JP 2000128049 A JP2000128049 A JP 2000128049A JP 10305162 A JP10305162 A JP 10305162A JP 30516298 A JP30516298 A JP 30516298A JP 2000128049 A JP2000128049 A JP 2000128049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
outer panel
motorcycle
vehicle body
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10305162A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Suzuki
康仁 鈴木
Azuma Hiratsuka
東 平塚
Shinya Anzai
信也 安西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10305162A priority Critical patent/JP2000128049A/ja
Priority to US09/427,856 priority patent/US6203093B1/en
Publication of JP2000128049A publication Critical patent/JP2000128049A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器類が、フロントカウルの内部空間に収納
されていて車体に支持されている場合に、上記機器類に
対する保守点検作業が容易にできるようにする。 【解決手段】 車体2に締結具20,21によりステー
22を締結する。このステー22に取り付けられる機器
類23を設ける。上記ステー22に取り付けられるフロ
ントカウル29を設ける。このフロントカウル29が前
後で対面してその内部空間32に上記ステー22と機器
類23とを収納させるアウタ、インナパネル30,31
を備える。上記車体2の平面視で、上記アウタ、インナ
パネル30,31を前方に向って凸状の円弧形状とす
る。上記ステー22、機器類23、およびインナパネル
31を互いに固着されたユニット体73とし、このユニ
ット体73に対し上記アウタパネル30を着脱自在とす
る。上記締結具20,21により、上記ユニット体73
を車体2に対し着脱自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の前上部にス
テー、速度計等の機器類、およびフロントカウル等を取
り付けた自動二輪車の車体構成部品取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記自動二輪車の車体構成部品取付構造
には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】即ち、自動二輪車の車体の前上部に締結具
によりステーが着脱自在に締結されている。このステー
に着脱自在に取り付けられる速度計などの電気、電子的
な機器類が設けられ、かつ、上記ステーに着脱自在に取
り付けられると共に上記車体をその前方から覆うフロン
トカウルが設けられている。また、このフロントカウル
は前後で対面してその内部空間に上記ステーと機器類と
を収納させるアウタ、インナパネルを備えている。
【0004】また、上記ステーにヘッドライトが支持さ
れる一方、上記アウタパネルに前後方向に貫通する開口
が形成され、この開口に上記ヘッドライトのライト本体
が嵌入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記機器類
に対する保守点検作業をしようとするときには、これら
機器類の周りを外部に開放させるため、まず、上記フロ
ントカウルを車体から取り外すが、この場合、このフロ
ントカウルのインナパネルは、上記車体の前上部と機器
類とに挟まれているため、上記インナパネルは外し難い
という問題がある。
【0006】そこで、上記アウタパネルだけを車体から
取り外し可能にさせることが考えられるが、単に、この
ようにしただけでは、上記機器類の周りに十分な作業空
間を確保できないおそれがある。
【0007】よって、従来では、上記機器類に対する保
守点検作業が煩雑となっている。
【0008】また、上記機器類の保守点検作業の際に、
この機器類やこれを収納させているフロントカウルを車
体に対し着脱させるとき、上記機器類やフロントカウル
が重いと、その分、上記着脱作業が煩雑となり、つま
り、保守点検作業が煩雑になるおそれがある。
【0009】また、上記したように、従来では、アウタ
パネルに形成した開口に、上記ステーに支持させたヘッ
ドライトのライト本体を嵌入させてある。
【0010】ここで、上記機器類に対する保守点検作業
のために、上記ステーに対しアウタパネルの着脱を繰り
返したとすると、上記ヘッドライトに対するアウタパネ
ルの相対位置に誤差が生じて、車体の正面視で、上記ア
ウタパネルにおける開口の開口縁と、ライト本体の外周
縁との間における隙間の各部が不均一となって、自動二
輪車の見栄えが低下するおそれを生じる。
【0011】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、次のことを課題とする。
【0012】即ち、機器類が、アウタ、インナパネルを
備えたフロントカウルの内部空間に収納されていて車体
に支持されている場合に、上記機器類に対する保守点検
作業が容易にできるようにする。
【0013】また、車体に対する機器類やフロントカウ
ルの着脱作業が軽快にできるようにして、上記機器類に
対する保守点検作業が容易にできるようにする。
【0014】更に、上記機器類に対する保守点検作業の
ために、車体に対しフロントカウルのアウタパネルの着
脱を繰り返した場合でも、このアウタパネルとヘッドラ
イトとの相対位置についての自動二輪車の見栄えが良好
に保たれるようにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動二輪車の車体構成部品取付構造は、次の
如くである。
【0016】請求項1の発明は、車体2の前上部に締結
具20,21によりステー22を着脱自在に締結し、こ
のステー22に着脱自在に取り付けられる電気、電子的
な機器類23を設け、かつ、上記ステー22に着脱自在
に取り付けられると共に上記車体2をその前方から覆う
フロントカウル29を設け、このフロントカウル29が
前後で対面してその内部空間32に上記ステー22と機
器類23とを収納させるアウタ、インナパネル30,3
1を備えた自動二輪車1において、
【0017】上記車体2の平面視で、上記アウタ、イン
ナパネル30,31を前方に向って凸状の円弧形状と
し、上記ステー22、機器類23、およびインナパネル
31を互いに固着されたユニット体73とし、このユニ
ット体73に対し上記アウタパネル30を着脱自在と
し、
【0018】上記締結具20,21により、上記ユニッ
ト体73を車体2に対し着脱自在としたものである。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記締結具20が、上記車体2の前上部に突設され
るボルト39と、上記ステー22に形成されて上記ボル
ト39の突出端側と嵌脱自在に嵌合するボルト孔40と
を備えたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記ボルト39を上記車体2の前上部から斜め前上
方に向って突出させたものである。
【0021】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記ステー22にヘッドライト60を支持させる一
方、上記アウタパネル30に前後方向に貫通する開口5
8を形成し、この開口58に上記ヘッドライト60のラ
イト本体76を嵌入させた自動二輪車1において、
【0022】上記ユニット体73に上記アウタパネル3
0を固着させようとして接近させるとき、このアウタパ
ネル30を上記ヘッドライト60に係脱自在に係合させ
る係合手段83を設けたものである。
【0023】請求項5の発明は、請求項4の発明に加え
て、上記係合手段83が、上記ヘッドライト60に形成
される複数の係合部84と、上記アウタパネル30の内
面に突設されて上記各係合部84にそれぞれ係合される
複数の被係合部85とを備えたものである。
【0024】請求項6の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記フロントカウル29の各下側部から下方に向っ
て延出するプロテクター87を設けた自動二輪車1にお
いて、
【0025】上記プロテクター87を上記インナパネル
31に固着させたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0027】図1〜4において、符号1は鞍上型車両で
ある自動二輪車で、矢印Frはこの自動二輪車1の前方
を示し、下記する左右とは上記前方に向っての車幅方向
をいうものとする。
【0028】上記自動二輪車1の車体2は、車体フレー
ム3と、この車体フレーム3の前上端部のヘッドパイプ
4に操向自在に支承されるフロントフォーク5とを備え
ている。このフロントフォーク5は、上記ヘッドパイプ
4にその軸心6回りに回動自在に支承される不図示の操
向軸と、この操向軸の上、下端部に固着される上、下ブ
ラケット7,8と、これら上、下ブラケット7,8にそ
れぞれ固着された左右フォークパイプ9,9とを備えて
いる。
【0029】上記左右フォークパイプ9,9の前下方へ
の突出端部に前車輪10が支承され、上記フロントフォ
ーク5の上端部である上ブラケット7にハンドル11が
固着され、また、上記前車輪10をその上方から覆うフ
ロントフェンダ12が上記フロントフォーク5に支持さ
れている。
【0030】平面視で、上記車体2の車幅方向の車体中
央14に上記フロントフォーク5の軸心6、および前車
輪10等が位置して、上記車体中央14を基準として、
上記車体2はほぼ左右対称形とされている。
【0031】上記車体フレーム3には内燃機関16と、
この内燃機関16に供給するための燃料を溜める燃料タ
ンク17と、この燃料タンク17の後方に位置してライ
ダーを鞍乗式に着座可能とさせるシートとが支持されて
いる。上記内燃機関16の動力が不図示の後車輪に伝達
されて、自動二輪車1が走行路面18上を走行可能とさ
れ、この際、上記自動二輪車1に乗車したライダーによ
るハンドル11への操作で、上記フロントフォーク5を
介し前車輪10が操向され、もって、自動二輪車1が操
向可能とされる。
【0032】上記車体2は、上記フロントフォーク5の
上、下ブラケット7,8に支持されるブラケット19を
備え、このブラケット19は金属パイプ材で枠組みされ
たブラケット本体19aと、このブラケット本体19a
の上部を上記上ブラケット7に締結させる締結具19b
と、上記ブラケット本体19aの下部を上記下ブラケッ
ト8に締結させる締結具19cとを備えている。なお、
上記締結とは、着脱可能に締結するという意味であり、
以下同じとする。
【0033】上記ブラケット19には、上、下締結具2
0,21によりステー22が締結され、このステー22
に電気、電子的な機器類23が着脱自在に取り付けられ
ている。
【0034】上記機器類23は、速度計により速度表示
などの表示をする表示体24と、オーディオ機器25と
を備え、上記表示体24は上記ステー22に締結具26
により締結されて取り付けられ、また、上記オーディオ
機器25は上記表示体24に他の締結具26により締結
されて取り付けられている。
【0035】上記の場合、各締結具26において、上記
ステー22、表示体24、およびオーディオ機器25の
各間にそれぞれ弾性でゴム製の緩衝体27が介設されて
いる。これら緩衝体27によって、上記内燃機関16や
走行路面18からの衝撃力に基づく振動が上記車体2側
から上記機器類23に伝達されることが緩和され、もっ
て、上記機器類23が振動することが抑制されている。
なお、下記する緩衝体は、上記緩衝体27と同様の構成
で、同様の作用を生じるものとする。
【0036】上記ステー22には樹脂製のフロントカウ
ル29が着脱自在に取り付けられている。このフロント
カウル29は、上記車体2をその前方から覆うと共に、
上記表示体24とオーディオ機器25とをその外方から
全体的に覆っている。
【0037】上記フロントカウル29は、前後方向で対
面するアウタパネル30とインナパネル31とを備え、
これら両パネル30,31で囲まれた上記フロントカウ
ル29の内部空間32に、上記締結具20,21、ステ
ー22、および機器類23が収納されている。
【0038】図1,5〜8において、上記ステー22は
金属パイプ製で、車体2の正面視で矩形状に枠組みされ
たステー本体35と、このステー本体35の上下方向の
中途部から後下方に向って突出する左右一対の上支持片
36,36、および下支持片37,37とを備えてい
る。上記各上支持片36は前記締結具20により上記ブ
ラケット19に締結され、上記各下支持片37は前記締
結具21により上記ブラケット19に締結され、これに
より、上記ステー22が車体2の前上部に締結されてい
る。
【0039】上記締結具20は、上記ブラケット19の
ブラケット本体19aに固着されたボルト39と、上記
ステー22の各上支持片36に形成されて上記ボルト3
9の突出端側と嵌脱自在に嵌合するボルト孔40と、上
記ボルト39の突出端側に螺合されるナット41とを備
えている。また、上記締結具21は上記ブラケット19
のブラケット本体19aとステー22の下支持片37を
互いに締結させるよう互いに螺合させられるボルト42
とナット43とを備えている。
【0040】図1,6〜7,9,10,12において、
上記アウタパネル30とインナパネル31とは、その各
外縁部同士がそれぞれ複数の上、中、下締結具45〜4
7によって互いに締結されている。上記上締結具45は
左右一対、中締結具46は各側部に3本づつ、下締結具
47は車体中央14上に1本だけが設けられている。
【0041】図1〜4,6,7,9,11において、上
記車体2に乗車したライダーをその前方から覆う樹脂製
の透明板であるスクリーン49が設けられている。この
スクリーン49は平面視で前方に向って凸状の円弧形を
なし、その下端部が上記アウタパネル30の上端縁の前
面側に当接させられて複数(6本)の締結具50により
締結されている。
【0042】また、上記スクリーン49の下端部に沿っ
て車幅方向に長く延び、かつ、平面視で前方に向って凸
状の円弧形をなすステー48が設けられている。このス
テー48はその車幅方向の各側部では、上記各締結具5
0によって上記アウタパネル30とスクリーン49とに
共締めされ、上記スクリーン49の下端部が補強されて
いる。また、上記ステー48の車幅方向の中央部で、こ
の中央部と上記インナパネル31とが締結具48aによ
り締結され、かつ、上記ステー48の中央部は上記ステ
ー22のステー本体35の上端部に締結具66により締
結され、もって、上記スクリーン49とインナパネル3
1とはステー22のステー本体35に強固に支持されて
いる。
【0043】上記アウタパネル30の上端縁および上記
スクリーン49の下端縁の結合部と、上記各締結具50
とをその前方から覆う車幅方向に長い樹脂製のモール5
1が設けられている。このモール51は、その車幅方向
の中途部が上記アウタパネル30の上端縁に複数(3
つ)の係止具52により係脱自在に係止され、また、車
幅方向の各端部の突片が上記アウタパネル30とインナ
パネル31との各上端部の間に挟まれて、これら三部材
30,31,51が上記上締結具45により共締め状に
締結されている。
【0044】上記モール51は、アウタパネル30およ
びスクリーン49との結合部と、各締結具50とを覆っ
て、自動二輪車1の見栄えを向上させている。また、こ
れらアウタパネル30、スクリーン49、およびモール
51の前面は全体的に円滑に連続する円弧状の面とさ
れ、空気抵抗を小さくさせている。更に、上記したよう
に、三部材30,31,51の共締めにより、これらの
剛性が互いに向上させられ、もって、上記アウタパネル
30に対するスクリーン49の支持が強固になされて、
このスクリーン49の振れが防止されている。
【0045】図1〜4,6,12において、上記アウタ
パネル30は、そのほぼ全体を構成するアウタパネル本
体54を備え、このアウタパネル本体54にはその車体
中央14上で前後方向に貫通する開口55が形成されて
いる。また、上記アウタパネル30は、上記開口55の
開口縁をその前方から縁取るように設けられる円環形状
のヘッドライトリム56と、このヘッドライトリム56
を上記アウタパネル本体54に締結させる複数(4つ)
の締結具57とを備え、上記ヘッドライトリム56はそ
の中央部に正面視で円形の開口58を有し、上記各開口
55,58はヘッドライト60用の嵌入孔とされてい
る。
【0046】図1,7において、上記インナパネル31
は、上記機器類23の表示体24とオーディオ機器25
をその後方から覆う部分を構成する上部パネル62と、
この上部パネル62の左右外側方および下方における部
分を構成する下部パネル63とを備えている。上記の場
合、上部パネル62は上記表示体24とオーディオ機器
25の各後部に合致させる必要上、形状がより複雑で、
かつ、上記下部パネル63とは成形時の型抜き方向が互
いに相違しており、このため、上記上部パネル62と下
部パネル63とは個別に型形成されている。
【0047】上記各上部パネル62と下部パネル63は
その成形後に互いの対向縁が重ね合わされて熱溶着64
させられ、これによりインナパネル31が成形されてい
る。上記熱溶着64によれば、上記インナパネル31の
剛性が高められると共に、上部パネル62と下部パネル
63の組み立て精度が向上し、かつ、上部パネル62と
下部パネル63とが一体的となって、インナパネル31
の見栄えが良好に保たれる。
【0048】図1,6,7,12において、上記インナ
パネル31は、次のようにして上記ステー22に取り付
けられている。即ち、上記アウタパネル30のアウタパ
ネル本体54およびヘッドライトリム56と、インナパ
ネル31の下部パネル63とが、上記下締結具47によ
り上記ステー22のステー本体35の下端部に共締めに
より締結されている。上記インナパネル31の上部パネ
ル62が、前記したステー48と締結具48aとを介し
上記ステー22のステー本体35の上端部に前記締結具
66により締結され、また、上記インナパネル31の下
部パネル63が上記ステー22の各上支持片36に締結
具67により締結されている。また、上記各締結具4
7,66,67において、上記ステー22と、アウタパ
ネル30およびインナパネル31との間にはそれぞれ緩
衝体68が介設されている。
【0049】図7において、上記インナパネル31の上
部パネル62には、左右一対のスピーカー70がそれぞ
れ締結具71により締結され、この場合、スピーカー7
0の一部は上記インナパネル31と、ステー本体35の
上端部とに共締め状に締結されている。また、上記締結
具71において、上記ステー22と、インナパネル3
1、およびスピーカー70との間には緩衝体が介設され
ている。
【0050】図1,4において、上記自動二輪車1の車
体2の平面視で、上記アウタ、インナパネル30,31
は前方に向って凸状の円弧形状とされている。上記ステ
ー22、機器類23、およびインナパネル31は互いに
締結により固着されたユニット体73とされており、こ
のユニット体73に対し、上記アウタパネル30が着脱
自在とされている。
【0051】即ち、上記ユニット体73から上記アウタ
パネル30を取り外すには、まず、図6,7,9で示し
た上締結具45を取り外す。次に、図1で示した上記係
止具52による係止を解除させると、まず、上記アウタ
パネル30からモール51が取り外される。すると、図
6,11で示した締結具50が外方に露出させられるた
め、この締結具50を取り外せば、上記アウタパネル3
0やステー48からスクリーン49が取り外される。次
に、図6,7,10で示した中締結具46を取り外す。
更に、図1,6,7,12で示した下締結具47を取り
外す。すると、上記アウタパネル30が上記ユニット体
73から取り外される。
【0052】なお、上記とは逆に、ユニット体73にア
ウタパネル30を取り付ける場合には、上記と逆の手順
によればよい。
【0053】図1,7,8において、上記ユニット体7
3からアウタパネル30を取り外せば、上記内部空間3
2が外部に開放され、上記締結具20,21の周りがフ
ロントカウル29の外部に開放され、上記締結具20,
21への操作が可能となる。そして、これら締結具2
0,21への操作により、上記ユニット体73は上記車
体2のブラケット19に対し着脱自在とされている(図
8中一点鎖線)。
【0054】上記締結具20のボルト39は、車体2の
前上部であるブラケット19のブラケット本体19aか
ら斜め前上方に向って突出させられている。
【0055】図1,6,12において、上記ヘッドライ
ト60は光を照射するライト本体76と、このライト本
体76に固着された支持片77とを備え、上記ヘッドラ
イト60は、次のようにして上記ステー22に支持され
ている。即ち、上記支持片77が上記下締結具47によ
り共締めにより締結され、上記緩衝体68を介して上記
ステー本体35の下端部に取り付けられている。また、
上記支持片77が上記ステー本体35の上下方向の中途
部に左右一対の締結具79により締結され、この締結具
79において、上記ステー本体35と支持片77との間
に緩衝体80が介設されている。これにより、上記ヘッ
ドライト60がステー22に支持され、この際、上記ラ
イト本体76が上記開口55,58に嵌入させられてい
る。
【0056】図12において、上記ユニット体73に上
記アウタパネル30を着脱自在に固着させようとして、
まず、このアウタパネル30を図12中一点鎖線で示す
ように、上記ユニット体73の外方(前方)に位置さ
せ、ここからこのユニット体73に上記アウタパネル3
0を接近させるとき、このアウタパネル30を上記ヘッ
ドライト60に係脱自在に係合させる係合手段83が設
けられている。
【0057】上記係合手段83は、上記ヘッドライト6
0の支持片77に形成された複数(左右一対)の係合孔
である係合部84,84と、上記開口55,58の近傍
で上記アウタパネル30のアウタパネル本体54の内面
から後方に向って一体的に突設される複数(左右一対)
の係合突起である被係合部85,85とを備えている。
上記ユニット体73に対し上記アウタパネル30をその
外方(前方)から接近させるとき、上記各係合部84に
それぞれ上記各被係合部85が係合させられ、もって、
上記アウタパネル30の開口58と、この開口58に嵌
入されたヘッドライト60とが互いに相対的に位置決め
されるようになっている。
【0058】図2,3,6,7,10,13において、
上記フロントカウル29の各下側部から下方に向って延
出する樹脂製のプロテクター87が設けられている。こ
のプロテクター87の上端縁は上記フロントカウル29
アウタパネル30とインナパネル31との間に挿入さ
れ、上記プロテクター87の上端縁は上記インナパネル
31に締結具88により締結されている。
【0059】上記の場合、締結具88は上記アウタパネ
ル30とインナパネル31との間に挟まれており、この
ため、上記フロントカウル29に対する締結具88の取
り付け部が外観上見えることが防止されて、自動二輪車
1の見栄えが向上させられている。
【0060】上記プロテクター87はその前面に凹溝8
9が生じるようその下端縁側が前側に折り曲げられてお
り、これにより、走行風90が前方かつ外側方に向うス
ワールとされ、もって、上記プロテクター87の前面投
影面の面積以上の広い面積で、ライダーに走行風90が
直接的に向うことが効果的に防止されて、ライダーがよ
り確実に保護されている。
【0061】図1〜4,6,7,14において、上記ブ
ラケット19の下締結具19cによりフロントフォーク
5の下ブラケット8に締結されたブラケット93によ
り、左右一対のフラッシャー94,94が支持されてい
る。
【0062】上記フロントフォーク5の各フォークパイ
プ9をその前方から覆う樹脂製のプロテクター95が設
けられて、このプロテクター95は、上記ブラケット9
3に締結具96により締結されたステー97に支持され
ている。このため、上記フラッシャー94のブラケット
93が利用されて、上記プロテクター95が支持された
分、簡単な構成で上記プロテクター95が支持されるこ
ことなる。
【0063】上記構成によれば、車体2の平面視で、ア
ウタ、インナパネル30,31を前方に向って凸状の円
弧形状とし、上記ステー22、機器類23、およびイン
ナパネル31を互いに固着されたユニット体73とし、
このユニット体73に対し上記アウタパネル30を着脱
自在としてある。
【0064】このため、上記機器類23に対する保守点
検作業をしようとするとき、上記ユニット体73からフ
ロントカウル29のアウタパネル30を取り外せば、上
記したようにインナパネル31は平面視で前方に向って
凸状の円弧形状であるため、上記アウタパネル30とイ
ンナパネル31とで囲まれたフロントカウル29の内部
空間32に収納されていた上記機器類23の周りは、上
記アウタパネル30の取り外しによって、大きく前方と
側方とに開放されることとなる。
【0065】よって、上記機器類23の周りに広い作業
空間が確保される。しかも、この広い作業空間の確保
は、上記フロントカウル29の全体を取り外さないで足
りることから、上記保守点検作業が容易にできることと
なる。
【0066】また、上記締結具20,21により、上記
ユニット体73を上記車体2に対し着脱自在としてあ
る。
【0067】ここで、上記機器類23に対しより広い作
業空間で保守点検作業をしようとすれば、この機器類2
3だけを上記ステー22から取り外すことが考えられる
が、上記ステー22、機器類23、およびインナパネル
31は互いにコンパクトに配設されていて、上記機器類
23をステー22から取り外すことは容易ではない。
【0068】そこで、上記したように、ユニット体73
を車体2に対し着脱自在としたのであり、この着脱作業
は、上記ユニット体73におけるコンパクトな構成部品
同士の着脱作業よりも容易である。
【0069】そして、上記ユニット体73を車体2から
取り外せば、上記車体2に影響されない広い空間で上記
機器類23に対し保守点検作業ができ、よって、この作
業がより容易にできることとなる。
【0070】また、アウタパネル30を取り外す以前で
は、締結具20,21は、上記ステー22や機器類23
と共にフロントカウル29の内部空間32に収納されて
いて、外観上見えないため自動二輪車1の見栄えが良好
に保たれる。
【0071】また、前記したように、締結具20は、上
記車体2の前上部に突設されるボルト39と、上記ステ
ー22に形成されて上記ボルト39の突出端側と嵌脱自
在に嵌合するボルト孔40とを備えている。
【0072】このため、上記ステー22に上記したボル
ト39を突設させることに比べて、このステー22は軽
量となる。
【0073】よって、上記車体2に対し上記ステー22
を含むユニット体73を着脱操作するときの作業は軽快
にでき、この点でも、機器類23の保守点検作業がより
容易にできることとなる。
【0074】また、前記したように、ボルト39を上記
車体2の前上部から斜め前上方に向って突出させてあ
る。
【0075】このため、締結具20,21への操作によ
り、車体2からユニット体73を取り外した後、これを
元の状態に取り付けようとする場合には、まず、上記車
体2側に向って上記ユニット体73におけるステー22
の下支持片37を移動させて、このユニット体73のス
テー22に形成したボルト孔40を上記ボルト39の突
出端に嵌合させるが、この際、上記したように、ボルト
39は前上方に向って突出しているため、このボルト3
9の突出端に、一旦、上記ボルト孔40を嵌合させさえ
すれば、上記車体2からユニット体73が不意に外れ落
ちることは防止され、つまり、上記ユニット体73を取
り付ける際の仮止めが確実になされることとなる。
【0076】よって、上記車体2に対するユニット体7
3の取り付けが容易となり、その分、機器類23の保守
点検作業も更に容易にできることとなる。なお、上記締
結具21も上記締結具20と同じ構成としてもよい。
【0077】また、前記したように、ステー22にヘッ
ドライト60を支持させる一方、上記アウタパネル30
に前後方向に貫通する開口58を形成し、この開口58
に上記ヘッドライト60のライト本体76を嵌入させた
場合に、上記ユニット体73に上記アウタパネル30を
固着させようとして接近させるとき、このアウタパネル
30を上記ヘッドライト60に係脱自在に係合させる係
合手段83を設けてある。
【0078】このため、上記機器類23に対する保守点
検作業のために、上記ユニット体73に対しアウタパネ
ル30の着脱を繰り返したとしても、上記ユニット体7
3にアウタパネル30を取り付けたときには、上記係合
手段83によって、上記アウタパネル30とヘッドライ
ト60とは互いの相対的な所定位置に位置決めされる。
【0079】よって、上記アウタパネル30の開口58
の開口縁と、この開口58に嵌入されたヘッドライト6
0のライト本体76の外周縁との隙間の各部はそれぞれ
互いに均一にされるなど、所定寸法が確保されることと
なり、このため、自動二輪車1の見栄えが良好に保たれ
る。
【0080】また、前記したように、係合手段83が、
上記ヘッドライト60に形成される複数の係合部84
と、上記アウタパネル30の内面に突設されて上記各係
合部84にそれぞれ係合される複数の被係合部85とを
備えている。
【0081】このため、上記係合手段83によって、ア
ウタパネル30とユニット体73とを互いに係合させた
とき、これらは複数ヵ所で係合させられることから、上
記係合手段83によるある一つの係合点の周りで位置ず
れするということは防止される。
【0082】よって、上記アウタパネル30とヘッドラ
イト60とが互いにより正確に位置決めされて、自動二
輪車1の見栄えがより確実に良好に保たれる。
【0083】また、前記したように、上記フロントカウ
ル29の各下側部から下方に向って延出するプロテクタ
ー87を設けた場合に、このプロテクター87を上記イ
ンナパネル31に固着させてある。
【0084】このため、上記ユニット体73に対しアウ
タパネル30を着脱させるとき、上記プロテクター87
はインナパネル31に固着されたままに保たれることか
ら、上記アウタパネル30の着脱作業が重くなることは
防止される。
【0085】よって、その分、上記機器類23に対する
保守点検作業が更に容易となる。
【0086】また、上記アウタパネル30にプロテクタ
ー87が固着されているとすると、アウタパネル30の
着脱に伴いプロテクター87を傷付けるおそれがある
が、これが回避され、また、アウタパネル30を取り外
した後の置き場所も狭くて済む。
【0087】図15は、フロントカウル29のインナパ
ネル31に対するスピーカー70の取り付け構造につい
て示している。
【0088】これによれば、平面視で、インナパネル3
1の下部パネル63の各側部の後面は、車幅方向で車体
中央14側に進むに従い前方に偏位する円弧凹面とされ
ている。
【0089】平面視で、上記下部パネル63は、その各
側部にフランジ100を有し、これら各フランジ100
は、上記下部パネル63の後面に沿うように配置される
と共に、このフランジ100は、その左右各側部がそれ
ぞれ車幅方向に直線的に延び、かつ、段差状に形成され
ている。つまり、上記フランジ100の車幅方向での車
体中央14側に位置する内側部100aの方が外側部1
00bよりも前側に偏位させられている。
【0090】一方、上記スピーカー70はその前後方向
の中途部に車幅方向と上下方向とに直線的に延びるフラ
ンジ102を備え、このフランジ102の車幅方向での
車体中央14側に位置する内側部102aが上記フラン
ジ100の内側部100aの後面に接合されて、締結具
103により上記内側部100aと前記ステー22とに
共締めされ、また、上記スピーカー70のフランジ10
2の外側部102bは上記フランジ100の外側部10
0bの前面に接合されて、締結具103により締結さ
れ、もって、上記スピーカー70が上記ステー22やイ
ンナパネル31に支持されている。
【0091】上記の場合、下部パネル63のフランジ1
00を段差形状にして、このフランジ100に上記した
ように、車幅方向に直線的に延びるスピーカー70のフ
ランジ102を締結させたため、上記下部パネル63に
対しスピーカー70を取り付けるための左右各締結具1
03のいずれかの前後寸法が過大に長くなるということ
が防止され、よって、上記取り付けが強固にできる。
【0092】また、上記スピーカー70の後面は上記イ
ンナパネル31の円弧凹面に円滑に連続する円弧凹形状
とされており、このため、スピーカー70の後面を含
む、この周辺の後面形状が全体的に滑らかな凹状の円弧
形となって、その見栄えが向上する。
【0093】また、上記スピーカー70とステー22と
の間には緩衝体104が介設され、スピーカー70が振
動することが防止されている。
【0094】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0095】請求項1の発明は、車体の前上部に締結具
によりステーを着脱自在に締結し、このステーに着脱自
在に取り付けられる電気、電子的な機器類を設け、か
つ、上記ステーに着脱自在に取り付けられると共に上記
車体をその前方から覆うフロントカウルを設け、このフ
ロントカウルが前後で対面してその内部空間に上記ステ
ーと機器類とを収納させるアウタ、インナパネルを備え
た自動二輪車において、
【0096】上記車体の平面視で、上記アウタ、インナ
パネルを前方に向って凸状の円弧形状とし、上記ステ
ー、機器類、およびインナパネルを互いに固着されたユ
ニット体とし、このユニット体に対し上記アウタパネル
を着脱自在としてある。
【0097】このため、上記機器類に対する保守点検作
業をしようとするとき、まず、上記ユニット体からフロ
ントカウルのアウタパネルを取り外せば、上記したよう
にインナパネルは平面視で前方に向って凸状の円弧形状
であるため、上記アウタパネルとインナパネルとで囲ま
れたフロントカウルの内部空間に収納されていた上記機
器類の周りは、上記アウタパネルの取り外しによって、
大きく前方と側方とに開放されることとなる。
【0098】よって、上記機器類の周りに広い作業空間
が確保される。しかも、この広い作業空間の確保は、上
記フロントカウルの全体を取り外さないで足りることか
ら、上記保守点検作業が容易にできることとなる。
【0099】また、上記締結具により、上記ユニット体
を車体に対し着脱自在としてある。
【0100】ここで、上記機器類に対しより広い作業空
間で保守点検作業をしようとすれば、この機器類だけを
上記ステーから取り外すことが考えられるが、上記ステ
ー、機器類、およびインナパネルは互いにコンパクトに
配設されていて、上記機器類をステーから取り外すこと
は容易ではない。
【0101】そこで、上記したように、ユニット体を車
体に対し着脱自在としたのであり、この着脱作業は、上
記ユニット体におけるコンパクトな構成部品同士の着脱
作業よりも容易である。
【0102】そして、上記ユニット体を車体から取り外
せば、上記車体に影響されない広い空間で上記機器類に
対し保守点検作業ができ、よって、この作業がより容易
にできることとなる。
【0103】請求項2の発明は、上記締結具が、上記車
体の前上部に突設されるボルトと、上記ステーに形成さ
れて上記ボルトの突出端側と嵌脱自在に嵌合するボルト
孔とを備えてある。
【0104】このため、上記ステーに上記したボルトを
突設させることに比べて、このステーは軽量となる。
【0105】よって、上記車体に対し上記ステーを含む
ユニット体を着脱操作するときの作業は軽快にでき、こ
の点でも、機器類の保守点検作業がより容易にできるこ
ととなる。
【0106】請求項3の発明は、上記ボルトを上記車体
の前上部から斜め前上方に向って突出させてある。
【0107】このため、車体からユニット体を取り外し
た後、これを元の状態に取り付けようとする場合には、
まず、上記車体側に向って上記ユニット体におけるステ
ーを移動させて、このステーに形成したボルト孔を上記
ボルトの突出端に嵌合させるが、この際、上記したよう
に、ボルトは前上方に向って突出しているため、このボ
ルトの突出端に、一旦、上記ボルト孔を嵌合させさえす
れば、上記車体からユニット体が不意に外れ落ちること
は防止され、つまり、上記ユニット体を取り付ける際の
仮止めが確実になされることとなる。
【0108】よって、上記車体に対するユニット体の取
り付けが容易となり、その分、機器類の保守点検作業も
更に容易にできることとなる。
【0109】請求項4の発明は、上記ステーにヘッドラ
イトを支持させる一方、上記アウタパネルに前後方向に
貫通する開口を形成し、この開口に上記ヘッドライトの
ライト本体を嵌入させた自動二輪車において、
【0110】上記ユニット体に上記アウタパネルを固着
させようとして接近させるとき、このアウタパネルを上
記ヘッドライトに係脱自在に係合させる係合手段を設け
てある。
【0111】このため、上記機器類に対する保守点検作
業のために、上記ユニット体に対しアウタパネルの着脱
を繰り返したとしても、上記ユニット体にアウタパネル
を取り付けたときには、上記係合手段によって、上記ア
ウタパネルとヘッドライトとは互いの相対的な所定位置
に位置決めされる。
【0112】よって、上記アウタパネルの開口の開口縁
と、この開口に嵌入されたヘッドライトのライト本体の
外周縁との隙間の各部はそれぞれ互いに均一にされるな
ど、所定寸法が確保されることとなり、このため、自動
二輪車の見栄えが良好に保たれる。
【0113】請求項5の発明は、上記係合手段が、上記
ヘッドライトに形成される複数の係合部と、上記アウタ
パネルの内面に突設されて上記各係合部にそれぞれ係合
される複数の被係合部とを備えている。
【0114】このため、上記係合手段によって、アウタ
パネルとユニット体とを互いに係合させたとき、これら
は複数ヵ所で係合させられることから、上記係合手段に
よるある一つの係合点の周りで位置ずれするということ
は防止される。
【0115】よって、上記アウタパネルとヘッドライト
とが互いにより正確に位置決めされて、自動二輪車の見
栄えがより確実に良好に保たれる。
【0116】請求項6の発明は、上記フロントカウルの
各下側部から下方に向って延出するプロテクターを設け
た自動二輪車において、
【0117】上記プロテクターを上記インナパネルに固
着させてある。
【0118】このため、上記ユニット体に対しアウタパ
ネルを着脱させるとき、上記プロテクターはインナパネ
ルに固着されたままに保たれることから、上記アウタパ
ネルの着脱作業が重くなることは防止される。
【0119】よって、その分、上記機器類に対する保守
点検作業が更に容易となる。
【0120】また、上記アウタパネルにプロテクターが
固着されているとすると、アウタパネルの着脱に伴いプ
ロテクターを傷付けるおそれがあるが、これが回避さ
れ、また、アウタパネルを取り外した後の置き場所も狭
くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大断面図である。
【図2】自動二輪車の前部側面図である。
【図3】自動二輪車の正面図である。
【図4】自動二輪車の前部平面図である。
【図5】ステーの正面図である。
【図6】図3の部分拡大部分破断図である。
【図7】フロントカウルを車体の後方からみた部分図で
ある。
【図8】図1の部分拡大部分断面図である。
【図9】図6の9‐9線矢視断面図である。
【図10】図6の10‐10線矢視断面図である。
【図11】図6の11‐11線矢視断面図である。
【図12】図1の部分拡大部分破断図である。
【図13】図6の13‐13線矢視断面図である。
【図14】図6の14‐14線矢視断面図である。
【図15】図7の15‐15線矢視のスピーカーの平面
図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体 20 締結具 22 ステー 23 機器類 24 表示体 25 オーディオ機器 29 フロントカウル 30 アウタパネル 31 インナパネル 32 内部空間 39 ボルト 40 ボルト孔 58 開口 60 ヘッドライト 73 ユニット体 76 ライト本体 83 係合手段 84 係合部 85 被係合部 87 プロテクター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前上部に締結具によりステーを着
    脱自在に締結し、このステーに着脱自在に取り付けられ
    る電気、電子的な機器類を設け、かつ、上記ステーに着
    脱自在に取り付けられると共に上記車体をその前方から
    覆うフロントカウルを設け、このフロントカウルが前後
    で対面してその内部空間に上記ステーと機器類とを収納
    させるアウタ、インナパネルを備えた自動二輪車におい
    て、 上記車体の平面視で、上記アウタ、インナパネルを前方
    に向って凸状の円弧形状とし、上記ステー、機器類、お
    よびインナパネルを互いに固着されたユニット体とし、
    このユニット体に対し上記アウタパネルを着脱自在と
    し、 上記締結具により、上記ユニット体を車体に対し着脱自
    在とした自動二輪車の車体構成部品取付構造。
  2. 【請求項2】 上記締結具が、上記車体の前上部に突設
    されるボルトと、上記ステーに形成されて上記ボルトの
    突出端側と嵌脱自在に嵌合するボルト孔とを備えた請求
    項1に記載の自動二輪車の車体構成部品取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ボルトを上記車体の前上部から斜め
    前上方に向って突出させた請求項2に記載の自動二輪車
    の車体構成部品取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ステーにヘッドライトを支持させる
    一方、上記アウタパネルに前後方向に貫通する開口を形
    成し、この開口に上記ヘッドライトのライト本体を嵌入
    させた自動二輪車において、 上記ユニット体に上記アウタパネルを固着させようとし
    て接近させるとき、このアウタパネルを上記ヘッドライ
    トに係脱自在に係合させる係合手段を設けた請求項1に
    記載の自動二輪車の車体構成部品取付構造。
  5. 【請求項5】 上記係合手段が、上記ヘッドライトに形
    成される複数の係合部と、上記アウタパネルの内面に突
    設されて上記各係合部にそれぞれ係合される複数の被係
    合部とを備えた請求項4に記載の自動二輪車の車体構成
    部品取付構造。
  6. 【請求項6】 上記フロントカウルの各下側部から下方
    に向って延出するプロテクターを設けた自動二輪車にお
    いて、 上記プロテクターを上記インナパネルに固着させた請求
    項1に記載の自動二輪車の車体構成部品取付構造。
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