JP2000119027A - 光学レンズの成形方法とそれによって形成した光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents
光学レンズの成形方法とそれによって形成した光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、光ピックアップに用いられる光学
レンズとその形成方法及び光ピックアップ装置に関する
ものであり、光ピックアップ装置に対する光学レンズの
取付を容易とすることを目的とする。 【解決手段】 レンズ硝材8を加熱・加圧成形する金型
7の表面に凸部9を設け、この凸部9によって加熱・加
圧成形時に光学レンズ2に溝10を一体形成し冷却する
ことで光学レンズ2に非点収差を形成した。
レンズとその形成方法及び光ピックアップ装置に関する
ものであり、光ピックアップ装置に対する光学レンズの
取付を容易とすることを目的とする。 【解決手段】 レンズ硝材8を加熱・加圧成形する金型
7の表面に凸部9を設け、この凸部9によって加熱・加
圧成形時に光学レンズ2に溝10を一体形成し冷却する
ことで光学レンズ2に非点収差を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップに
用いられる光学レンズの成形方法とそれによって形成し
た光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置に関す
るものである。
用いられる光学レンズの成形方法とそれによって形成し
た光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体レーザーから射出される光
線は非点収差を有するため、その射出光束形状が楕円形
状となるので、この半導体レーザーを用いて光ピックア
ップ装置を構成する場合、図7に示す如く半導体レーザ
ー1から射出される光線の光軸上に光学レンズ2を設
け、半導体レーザー1から射出される光線を光学レンズ
2を透過させて射出光束形状を円形状となるよう補正し
ていた。
線は非点収差を有するため、その射出光束形状が楕円形
状となるので、この半導体レーザーを用いて光ピックア
ップ装置を構成する場合、図7に示す如く半導体レーザ
ー1から射出される光線の光軸上に光学レンズ2を設
け、半導体レーザー1から射出される光線を光学レンズ
2を透過させて射出光束形状を円形状となるよう補正し
ていた。
【0003】そして、光学レンズ2は、その表面を非球
面形状とし、光学レンズ2のX軸とY軸との非球面定数
を異ならせることで非点収差を持たせ、この非点収差の
方向を半導体レーザー1から射出された光線の非点収差
をうち消す方向に調節して光ピックアップ装置に取り付
けていた。
面形状とし、光学レンズ2のX軸とY軸との非球面定数
を異ならせることで非点収差を持たせ、この非点収差の
方向を半導体レーザー1から射出された光線の非点収差
をうち消す方向に調節して光ピックアップ装置に取り付
けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CD,
DVD等の光ピックアップ装置の小型且つ高密度化傾向
が進み、光学レンズ2自体の形状が小さくなるにつれ
て、光学レンズ2の取付方向の調節が非常に緻密で困難
なものとなってきた。
DVD等の光ピックアップ装置の小型且つ高密度化傾向
が進み、光学レンズ2自体の形状が小さくなるにつれ
て、光学レンズ2の取付方向の調節が非常に緻密で困難
なものとなってきた。
【0005】そこで本発明は、光ピックアップ装置に対
する取付が容易な光学レンズとその成形方法及びそれを
用いた光ピックアップ装置を提供するものである。
する取付が容易な光学レンズとその成形方法及びそれを
用いた光ピックアップ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、この目的を達成
するため本発明は、透過光線を光学的に処理する有効径
部と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外部
と、この有効径外部の表面部分で且つ中心位置から対称
の位置に設けられた一対の溝とを備えた光学レンズの成
形方法であって、前記光学レンズを形成するレンズ硝材
を加熱・加圧成形する金型の表面に凸部を設け、この凸
部によって前記加熱・加圧成形時に前記溝を一体形成
し、その後冷却することで光学レンズに非点収差を形成
したのである。
するため本発明は、透過光線を光学的に処理する有効径
部と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外部
と、この有効径外部の表面部分で且つ中心位置から対称
の位置に設けられた一対の溝とを備えた光学レンズの成
形方法であって、前記光学レンズを形成するレンズ硝材
を加熱・加圧成形する金型の表面に凸部を設け、この凸
部によって前記加熱・加圧成形時に前記溝を一体形成
し、その後冷却することで光学レンズに非点収差を形成
したのである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、透過光線を光学的に処理する有効径部と、この有効
径部の外周部分に設けられた有効径外部と、この有効径
外部の表面部分で且つ中心位置から対称の位置に設けら
れた一対の溝とを備えた光学レンズの成形方法であっ
て、前記光学レンズを形成するレンズ硝材を加熱・加圧
成形する金型の表面に凸部を設け、この凸部によって前
記加熱・加圧成形時に前記溝を一体形成し、その後冷却
することで光学レンズに非点収差を形成したことを特徴
とする光学レンズの成形方法であって、加熱・加圧成形
の段階で光学レンズに溝を一体成形したことで、冷却の
際に光学レンズに非点収差を形成できるとともに、この
溝を光ピックアップ装置への取付体として有効に活用で
きるのである。
は、透過光線を光学的に処理する有効径部と、この有効
径部の外周部分に設けられた有効径外部と、この有効径
外部の表面部分で且つ中心位置から対称の位置に設けら
れた一対の溝とを備えた光学レンズの成形方法であっ
て、前記光学レンズを形成するレンズ硝材を加熱・加圧
成形する金型の表面に凸部を設け、この凸部によって前
記加熱・加圧成形時に前記溝を一体形成し、その後冷却
することで光学レンズに非点収差を形成したことを特徴
とする光学レンズの成形方法であって、加熱・加圧成形
の段階で光学レンズに溝を一体成形したことで、冷却の
際に光学レンズに非点収差を形成できるとともに、この
溝を光ピックアップ装置への取付体として有効に活用で
きるのである。
【0008】請求項2に記載の発明は、凸部の幅と高さ
を調節することで非点収差の量を設定することを特徴と
した請求項1に記載の光学レンズの成形方法であって、
非点収差の量を容易に設定することが出来るのである。
を調節することで非点収差の量を設定することを特徴と
した請求項1に記載の光学レンズの成形方法であって、
非点収差の量を容易に設定することが出来るのである。
【0009】請求項3に記載の発明は、透過光線を光学
的に処理する有効径部と、この有効径部の外周部分に設
けられた有効径外部とを備え、前記有効径外部の中心か
ら対称の位置に一対の溝を一体成形し非点収差を形成す
るとともに、前記溝を非点収差方向を示す印として用い
たことを特徴とする光学レンズであって、光学レンズの
成形後に非点収差の方向が二つの溝を結ぶ方向と一致す
るので、成形後に非点収差の方向を確認する工程を導く
ことが出来るのである。
的に処理する有効径部と、この有効径部の外周部分に設
けられた有効径外部とを備え、前記有効径外部の中心か
ら対称の位置に一対の溝を一体成形し非点収差を形成す
るとともに、前記溝を非点収差方向を示す印として用い
たことを特徴とする光学レンズであって、光学レンズの
成形後に非点収差の方向が二つの溝を結ぶ方向と一致す
るので、成形後に非点収差の方向を確認する工程を導く
ことが出来るのである。
【0010】請求項4に記載の発明は、溝を有効径外部
の外周端から中心側に向けて設けたことを特徴とする請
求項3に記載の光学レンズであって、光学レンズが熱収
縮の際に金型の凸部を挟持することが無く金型からの取
外しが容易となるのである。
の外周端から中心側に向けて設けたことを特徴とする請
求項3に記載の光学レンズであって、光学レンズが熱収
縮の際に金型の凸部を挟持することが無く金型からの取
外しが容易となるのである。
【0011】請求項5に記載の発明は、溝を外部取付体
として用いたことを特徴とする請求項3または請求項4
に記載の光学レンズであって、光学レンズを容易に取り
付けることが出来るのである。
として用いたことを特徴とする請求項3または請求項4
に記載の光学レンズであって、光学レンズを容易に取り
付けることが出来るのである。
【0012】請求項6に記載の発明は、溝の底面を光学
レンズの基準面としたことを特徴とする請求項5に記載
の光学レンズであって、光学レンズを小型化することが
出来るのである。
レンズの基準面としたことを特徴とする請求項5に記載
の光学レンズであって、光学レンズを小型化することが
出来るのである。
【0013】請求項7に記載の発明は、半導体レーザー
と、この半導体レーザーから射出する光線の光軸方向に
配置された部品取付部と、前記半導体レーザーから射出
する光線の光軸方向上に配置されるとともに前記部品取
付部上に固定された光学レンズとを備えた光ピックアッ
プ装置であって、前記光学レンズは前記半導体レーザー
から射出された光線を透過させて光学的に処理する有効
径部と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外
部とを備え、前記有効径外部の表面部分で且つ中心から
対称の位置に一対の溝を一体成形し非点収差を形成され
たものであって、前記部品取付部の所定の位置に設けら
れた係合部に前記溝を嵌合させたことを特徴とする光ピ
ックアップ装置であって、光ピックアップ装置の組立を
容易とすることが出来る。
と、この半導体レーザーから射出する光線の光軸方向に
配置された部品取付部と、前記半導体レーザーから射出
する光線の光軸方向上に配置されるとともに前記部品取
付部上に固定された光学レンズとを備えた光ピックアッ
プ装置であって、前記光学レンズは前記半導体レーザー
から射出された光線を透過させて光学的に処理する有効
径部と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外
部とを備え、前記有効径外部の表面部分で且つ中心から
対称の位置に一対の溝を一体成形し非点収差を形成され
たものであって、前記部品取付部の所定の位置に設けら
れた係合部に前記溝を嵌合させたことを特徴とする光ピ
ックアップ装置であって、光ピックアップ装置の組立を
容易とすることが出来る。
【0014】以下、本発明の一実施形態について図を用
いて説明する。なお、前述した従来の技術と同様のもの
については同じ符号を付すものとする。
いて説明する。なお、前述した従来の技術と同様のもの
については同じ符号を付すものとする。
【0015】図1は前述した図7に示される半導体レー
ザー1を用いた光ピックアップ装置に用いられる光学レ
ンズ2の斜視図であり、この光学レンズ2は、中央部分
が非球面形状に湾曲したレンズ部3と、その外周側面に
設けられたフランジ部4とから構成されている。また、
この光学レンズ2を光学的な構成で見ると図2に示す如
く、中央部分に設けられて矢印で示す透過光線を光学的
に処理する有効径部5と、その外周に位置して外部への
取付部分として用いられる有効径外部6とに分かれた構
成となっている。
ザー1を用いた光ピックアップ装置に用いられる光学レ
ンズ2の斜視図であり、この光学レンズ2は、中央部分
が非球面形状に湾曲したレンズ部3と、その外周側面に
設けられたフランジ部4とから構成されている。また、
この光学レンズ2を光学的な構成で見ると図2に示す如
く、中央部分に設けられて矢印で示す透過光線を光学的
に処理する有効径部5と、その外周に位置して外部への
取付部分として用いられる有効径外部6とに分かれた構
成となっている。
【0016】そして、この光学レンズ2の成形方法は図
3に示す如く、金型7間にレンズ硝材8を配置し、レン
ズ硝材8を変形可能な温度まで加熱して金型7によって
加圧成形し、この金型7内で冷却してから取り出すとい
うものである。
3に示す如く、金型7間にレンズ硝材8を配置し、レン
ズ硝材8を変形可能な温度まで加熱して金型7によって
加圧成形し、この金型7内で冷却してから取り出すとい
うものである。
【0017】ここで、金型7の成形面7aには、図4に
示す如く二つの凸部9が金型7の中心から対称の位置に
設けられている。そして、このような金型7を用いるこ
とで、成形後の光学レンズ2に図1及び図2に示される
ように有効径外部6の表面側に溝10が形成されるとと
もに、この光学レンズ2に非点収差が生ずるのである。
なぜなら、溝10が形成されていない光学レンズ2、つ
まり凸部9が設けられていない金型7で光学レンズ2を
成形した場合、光学レンズ2が一様な面で構成されるの
で、冷却段階で金型7の成形面7aと接する光学レンズ
2の外表面側から冷却されて中心方向に一様に熱収縮す
るのであるが、金型7に凸部9を設けたことで、光学レ
ンズ2の表面がその部分において内方に窪んだ状態とな
り冷却による熱収縮量が図5に示すように溝10近傍の
部分がその他の部分より大きく、金型7の成形面7aか
らの変位量が大きくなるので光学レンズ2に非点収差が
発生するのである。
示す如く二つの凸部9が金型7の中心から対称の位置に
設けられている。そして、このような金型7を用いるこ
とで、成形後の光学レンズ2に図1及び図2に示される
ように有効径外部6の表面側に溝10が形成されるとと
もに、この光学レンズ2に非点収差が生ずるのである。
なぜなら、溝10が形成されていない光学レンズ2、つ
まり凸部9が設けられていない金型7で光学レンズ2を
成形した場合、光学レンズ2が一様な面で構成されるの
で、冷却段階で金型7の成形面7aと接する光学レンズ
2の外表面側から冷却されて中心方向に一様に熱収縮す
るのであるが、金型7に凸部9を設けたことで、光学レ
ンズ2の表面がその部分において内方に窪んだ状態とな
り冷却による熱収縮量が図5に示すように溝10近傍の
部分がその他の部分より大きく、金型7の成形面7aか
らの変位量が大きくなるので光学レンズ2に非点収差が
発生するのである。
【0018】また、この光学レンズ2は、光学レンズ2
の中心から対称の位置に二つの溝10が設けられている
ので、この二つの溝10を結ぶ方向の熱収縮量が一致
し、この方向に非点収差が設けられることになるのであ
る。
の中心から対称の位置に二つの溝10が設けられている
ので、この二つの溝10を結ぶ方向の熱収縮量が一致
し、この方向に非点収差が設けられることになるのであ
る。
【0019】さらに、光学レンズ2の非点収差の方向が
溝10の位置によって決まることから、この溝10を光
ピックアップ装置への取り付けにおける光学レンズ2の
非点収差方向を示す印として使用することが出来るので
ある。
溝10の位置によって決まることから、この溝10を光
ピックアップ装置への取り付けにおける光学レンズ2の
非点収差方向を示す印として使用することが出来るので
ある。
【0020】つまり、図7に示すような光ピックアップ
装置においては、光学レンズ2を取り付ける部品取付部
11と半導体レーザー1とが一体化されており、部品取
付部11に対する半導体レーザー1の非点収差の方向が
一定であるので、図6に示すように光学レンズ2のフラ
ンジ部4と当接する部品取付部11の内周端部で且つ半
導体レーザー1の非点収差を打ち消す方向に係合部12
を設け、この係合部12に光学レンズ2の溝10を取付
体として嵌合させれば、光ピックアップ装置に対して光
学レンズ2を容易に且つ高精度に取付けることが出来る
のである。
装置においては、光学レンズ2を取り付ける部品取付部
11と半導体レーザー1とが一体化されており、部品取
付部11に対する半導体レーザー1の非点収差の方向が
一定であるので、図6に示すように光学レンズ2のフラ
ンジ部4と当接する部品取付部11の内周端部で且つ半
導体レーザー1の非点収差を打ち消す方向に係合部12
を設け、この係合部12に光学レンズ2の溝10を取付
体として嵌合させれば、光ピックアップ装置に対して光
学レンズ2を容易に且つ高精度に取付けることが出来る
のである。
【0021】また、光学レンズ2の溝10は、金型7に
よって成形されているので、その表面精度が非常に高い
ものとなっている。このことから、この溝10の底面を
光ピックアップ装置への取り付けの基準面として使用で
きるのである。この溝10の底部を基準面として用いた
場合、光学レンズ2と光ピックアップ装置との当接面積
が、フランジ部4の表面と溝10の両側面及び底面とな
り、溝10の両側面分だけ増加するので、その増加分だ
けフランジ部4の径を小さくすることが可能となり光学
レンズ2の小型化が出来るものとなるのである。
よって成形されているので、その表面精度が非常に高い
ものとなっている。このことから、この溝10の底面を
光ピックアップ装置への取り付けの基準面として使用で
きるのである。この溝10の底部を基準面として用いた
場合、光学レンズ2と光ピックアップ装置との当接面積
が、フランジ部4の表面と溝10の両側面及び底面とな
り、溝10の両側面分だけ増加するので、その増加分だ
けフランジ部4の径を小さくすることが可能となり光学
レンズ2の小型化が出来るものとなるのである。
【0022】さらに、光学レンズ2の非点収差の量は光
学レンズ2の形状によって決まるものであり、この光学
レンズ2の形状は上述したように成形時の熱収縮量の差
によって決まるものであるから、光学レンズ2に設けら
れる溝10の幅や深さを調節すれば所定の非点収差を得
ることが出来るのである。
学レンズ2の形状によって決まるものであり、この光学
レンズ2の形状は上述したように成形時の熱収縮量の差
によって決まるものであるから、光学レンズ2に設けら
れる溝10の幅や深さを調節すれば所定の非点収差を得
ることが出来るのである。
【0023】さらにまた、光学レンズ2に設けられた溝
10は、フランジ部4の外周端から内方に向けて設けら
れた構造となっており、このようにしたことで、溝10
の外周端に壁が成形されず、これによって熱収縮の際に
金型7の凸部9を挟持することが無く金型7からの取り
外しが容易となるのである。
10は、フランジ部4の外周端から内方に向けて設けら
れた構造となっており、このようにしたことで、溝10
の外周端に壁が成形されず、これによって熱収縮の際に
金型7の凸部9を挟持することが無く金型7からの取り
外しが容易となるのである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、光学レンズに金型成形段階で溝を一体成形した
ことで、光学レンズに非点収差を持たせることが出来る
とともに、この溝を光ピックアップ装置への取付体とし
て活用でき、光学レンズの取り付けが容易に出来るもの
である。
よれば、光学レンズに金型成形段階で溝を一体成形した
ことで、光学レンズに非点収差を持たせることが出来る
とともに、この溝を光ピックアップ装置への取付体とし
て活用でき、光学レンズの取り付けが容易に出来るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光学レンズの斜視図
【図2】同光学レンズの断面図
【図3】同光学レンズの成形金型を示す断面図
【図4】同成形金型の成形面を示す斜視図
【図5】同光学レンズの冷却による熱収縮状態を示す上
面図
面図
【図6】光ピックアップ装置の光学レンズ部品取付部分
の斜視図
の斜視図
【図7】光ピックアップ装置の断面図
1 半導体レーザー 2 光学レンズ 5 有効径部 6 有効径外部 7 金型 8 レンズ硝材 9 凸部 10 溝 11 部品取付部 12 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F213 AD04 AH74 WA04 WA53 WA83 WA86 WA97 WB01 WC01 5D119 AA38 EC06 FA05 JA02 JA44 JC05 NA05
Claims (7)
- 【請求項1】 透過光線を光学的に処理する有効径部
と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外部
と、この有効径外部の表面部分で且つ中心位置から対称
の位置に設けられた一対の溝とを備えた光学レンズの成
形方法であって、前記光学レンズを形成するレンズ硝材
を加熱・加圧成形する金型の表面に凸部を設け、この凸
部によって前記加熱・加圧成形時に前記溝を一体形成
し、その後冷却することで光学レンズに非点収差を形成
したことを特徴とする光学レンズの成形方法。 - 【請求項2】 凸部の幅と高さを調節することで非点収
差の量を設定することを特徴とした請求項1に記載の光
学レンズの成形方法。 - 【請求項3】 透過光線を光学的に処理する有効径部
と、この有効径部の外周部分に設けられた有効径外部と
を備え、前記有効径外部の中心から対称の位置に一対の
溝を一体成形し非点収差を形成するとともに、前記溝を
非点収差方向を示す印として用いたことを特徴とする光
学レンズ。 - 【請求項4】 溝を有効径外部の外周端から中心側に向
けて設けたことを特徴とする請求項3に記載の光学レン
ズ。 - 【請求項5】 溝を外部取付体として用いたことを特徴
とする請求項3または請求項4に記載の光学レンズ。 - 【請求項6】 溝の底面を光学レンズの基準面としたこ
とを特徴とする請求項5に記載の光学レンズ。 - 【請求項7】 半導体レーザーと、この半導体レーザー
から射出する光線の光軸方向に配置された部品取付部
と、前記半導体レーザーから射出する光線の光軸方向上
に配置されるとともに前記部品取付部上に固定された光
学レンズとを備えた光ピックアップ装置であって、前記
光学レンズは前記半導体レーザーから射出された光線を
透過させて光学的に処理する有効径部と、この有効径部
の外周部分に設けられた有効径外部とを備え、前記有効
径外部の表面部分で且つ中心から対称の位置に一対の溝
を一体成形し非点収差を形成されたものであって、前記
部品取付部の所定の位置に設けられた係合部に前記溝を
嵌合させたことを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10291680A JP2000119027A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 光学レンズの成形方法とそれによって形成した光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10291680A JP2000119027A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 光学レンズの成形方法とそれによって形成した光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000119027A true JP2000119027A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17772038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10291680A Pending JP2000119027A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 光学レンズの成形方法とそれによって形成した光学レンズとそれを用いた光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000119027A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234739A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Canon Inc | ガラスブランク及びその製造方法及び光学素子及びその製造方法 |
CN101256244B (zh) * | 2007-03-02 | 2012-10-10 | 日立麦克赛尔株式会社 | 成形透镜 |
-
1998
- 1998-10-14 JP JP10291680A patent/JP2000119027A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234739A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Canon Inc | ガラスブランク及びその製造方法及び光学素子及びその製造方法 |
CN101256244B (zh) * | 2007-03-02 | 2012-10-10 | 日立麦克赛尔株式会社 | 成形透镜 |
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