JP2000112143A - 印刷版処理装置 - Google Patents
印刷版処理装置Info
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
量に絞りこむことができ、後段の搬送ローラに析出物が
生じることがなく、かつ後段への処理液の持ち出し量を
必要最低限にすることができる印刷版処理装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】印刷版Pは搬送ローラ6と案内ローラ7により
現像槽5内を搬送されて、現像処理液により侵漬処理さ
れる。現像槽5を出た印刷版Pは絞りローラ8a、8b
により版面から現像処理液を絞られた状態で後段の水洗
処理部3へ搬送される。絞りローラ8bには、その周面
に複数の周回溝が均一に形成されているため、現像処理
液の一部が均一な状態で印刷版上に残存する。このため
現像処理液が少ない場合には生じる析出物が現像液中に
溶けた状態に維持されるので、水洗処理部の入口側搬送
ローラが当該析出物で汚れることがない。
Description
版を処理液により処理する印刷版処理装置に関し、特に
後段の処理液を供給する前に印刷版上にある前段の処理
液を除去する絞りローラ対を有する印刷版処理装置に関
する。
液を版面に供給する処理部を複数併設し、処理すべき印
刷版を順次各処理部に搬送して処理を行うようにしてい
る。例えば一般的な印刷版処理装置では、現像処理液を
貯留する現像槽に印刷版を侵漬搬送させ、現像槽を出た
印刷版に対し水洗処理液とリンス処理液とを順次シャワ
ー塗布して後処理するようにしている。そして各処理液
は各処理部にて順次循環して使用されている。
ると、印刷版上に残存する前段の処理液が後段の処理部
に持ち出されることになる。例えば印刷版に残存する現
像処理液が水洗処理部に持ち出されると当該水洗処理液
に現像処理液が混入するので、水洗処理液の交換頻度や
新たな水洗処理液の補充量が大きくなる。このため従来
の印刷版処理装置では各処理部の間には印刷版面から前
段の処理液を除去するため印刷版に対し押圧付勢された
1対の対向ローラからなる絞りローラ対が設けられてい
た。
線露光とは異なり、赤外線波長のレーザ光により露光を
行うサーマルプレートと呼ばれるような印刷版が出現し
ている。(以下サーマルタイプ印刷版という)このよう
なサーマルタイプ印刷版を前述の印刷版処理装置で処理
する場合、前述の絞りローラ対で印刷版上の現像処理液
を絞ると、現像処理液中に存在する析出物が析出して水
洗処理部入口側の搬送ローラが汚れるという問題があっ
た。これは当該析出物が現像処理液中では溶けている
が、現像処理液液が少なくなると多く析出するためであ
る。
いと、析出物は印刷版上の残存現像液中に溶けた状態に
あって実際に結晶化するものは少ない。しかしながら印
刷版上の現像処理液を絞らないと後段の水洗処理部での
汚染が多くなり、前述のように水洗処理液の交換頻度や
補給量が多くなるという問題点があった。
れたものであり、簡単な構成で印刷版上の処理液を必要
最低限な量に絞りこむことができ、後段の搬送ローラに
析出物が生じることがなく、かつ後段への処理液の持ち
出し量を必要最低限にすることができる印刷版処理装置
を提供することを目的とする。
処理液を貯留するための現像槽を有する現像処理部から
前記現像処理部の後段に配置された後処理部にかけて順
次印刷版を搬送して処理を行う印刷版処理装置におい
て、 前記現像槽の出口側に設けられ、前記後処理部に
入る前に印刷版上に存在する現像処理液を除去する絞り
ローラ対の少なくとも画像面側のローラを、その周面に
複数の周回溝を有する溝付きローラとした。また請求項
2に係る印刷版処理装置では、前記印刷版は赤外線によ
り画像を形成する形式の印刷版とする。
置では、現像処理液を除去するための絞りローラ対の少
なくとも画像面側のローラを溝付きローラとしているた
め、印刷版面の現像処理液が溝の存在に合わせて適宜残
存した状態で絞られることになる。この残存した現像処
理液により析出物を溶解した状態で維持できるので、後
処理部の入口側搬送ローラ等に析出物による汚れが付か
ないようにすることができる。特に赤外線により画像を
形成するサーマルタイプ印刷版ではその効果が大きい。
印刷版処理装置を示す主要部の断面図である。図におい
て印刷版処理装置は、印刷版Pを続く現像処理部に挿入
するための挿入トレー部1と、印刷版Pに現像処理を行
う現像処理部2と、現像処理後の印刷版Pに水洗処理を
行う水洗処理部3と、リンス処理を行うリンス処理部4
とからなり、処理液の循環機構や補充機構などその他の
構成については記載を省略している。なお本実施の形態
では、印刷版Pの画像面側を図1における上側とする。
液を貯留する現像槽5と、当該現像槽5内に印刷版Pを
搬送するよう図示しない駆動手段により駆動される複数
の搬送ローラ6と、印刷版Pを案内するための案内ロー
ラ7と、印刷版Pが現像槽5から排出される際に印刷版
Pから現像処理液を除去するための絞りローラ8a、8
bとを有する。なお絞りローラ8a、8bについての詳
細は後述する。この印刷版処理装置では、印刷版Pが現
像槽5内の現像処理液に侵漬されて現像処理が行われ
る。
の2対の対向ローラ対9と、当該対向ローラ対9間に配
置された水洗処理液吐出ノズル10および同様な水洗処
理液吐出ノズルを軸に回転自在な複数のコロ部材を設け
た案内ローラ11と、当該ノズルから吐出された水洗処
理液を受ける水洗槽12とからなる。この印刷版処理装
置では、印刷版Pが対向ローラ対9間で搬送され、水洗
処理液吐出ノズル10と案内ローラ11に施設された同
様のノズルとから印刷版面に対し水洗処理液がシャワー
状に吐出されて処理が行われる。そして落下した水洗処
理液は水洗槽12により受けられ、図示しない循環手段
により再度前記ノズルから吐出されるよう構成されてい
る。
ーラ対9と同様の対向ローラ対13と、前記水洗処理部
3における対向ローラ対9の出口側と対向ローラ対13
との間に配置されたリンス処理液吐出ノズル14および
案内ローラ15と、リンス処理液吐出ノズル14から排
出されたリンス処理液を受けるリンス槽16とからな
る。このリンス処理部4も、印刷版Pが対向ローラ対
9、13間で搬送されている間にリンス処理液吐出ノズ
ル14から印刷版Pの両面に対しリンス処理液がシャワ
ー状に吐出されて処理が行われる。そして落下したリン
ス処理液はリンス槽16により受けられ、図示しない循
環手段により再度リンス処理液吐出ノズル14から吐出
されるよう構成されている。
まない単なる水洗水や、現像処理を停止する停止処理液
などをも表すものである。またリンス処理液についても
薬品を含まない水洗水であってもよい。
る。この実施の形態では、印刷版Pの非画像面側に当接
する下方の絞りローラ8aは従来の絞りローラと同じ構
成であり、例えば表面が平滑なローラからなる。そして
印刷版Pの画像面側と当接する上方の絞りローラ8b
は、その周面に複数の周回溝が形成された溝付きのロー
ラである。
である。絞りローラ8bの周面には複数の周回溝17が
形成されている。この周回溝17としては外周面に沿っ
て各個に閉じた閉ループを構成する複数の溝を形成して
も良いが、1本の連続した螺旋状の溝を形成しても良
い。当明細書では、上記のように連続した螺旋状の周回
溝であっても印刷版Pとの当接部から見れば複数の周回
溝と等価であるため、前記閉ループ形式の周回溝と同じ
く複数の周回溝と言う。
周回溝の場合も何れの場合でも、溝の大きさや形成ピッ
チは均一であることが望ましい。また両ローラの材質は
プラスチックやゴムなど適宜のものを使用することがで
きる。そして両絞りローラ8a、8bは図示しない手段
により所定の押圧力で対向配置されており、両ローラ間
を通過する印刷版から現像処理液を絞るように構成され
ている。
は前記周回溝17が設けられているため、完全に処理液
が絞られず、少量の液が残存する。このため現像処理液
が絞られた場合に生じる析出物が、残存した現像液中に
溶けた状態に維持されるので、水洗処理部3の入口側の
対向ローラ対9が当該析出物で汚れることがない。この
ように前記絞りローラ8bの溝は、析出が生じないよう
な量だけ現像処理液が残存するように設定される。そし
て析出を抑えるのに必要な以外の余分な液は絞られて除
去されるため水洗処理部の汚染を極力少なくすることが
できる。なお前記絞りローラ8bに形成される周回溝1
7の大きさやピッチなどの設定については印刷版Pの種
類や処理液により異なるため、試験的に求めるのが好ま
しい。
態では、印刷版Pの画像面側の絞りローラ8bを溝付き
ローラとしたが、非画像面側絞りローラ8aも溝付きロ
ーラにしてもよい。また上述した実施の形態では、絞り
ローラ8bを周面に周回溝17を有する溝付きローラと
したが、周面に凹凸を有するローラとしても代用できな
くもない。しかしながらこのような凹凸を有するローラ
は印刷版上に均一な状態で現像処理液を残しながら絞る
のは困難であり、またローラの加工が困難であるため、
容易に加工可能な溝付きローラを採用するのが好まし
い。
版上の現像処理液を適宜の量だけ残存した状態で絞りこ
むことができ、印刷版上での析出物の発生を抑えること
ができる。従って後処理部入口側の対向ローラなどに析
出物が付着することがない。また後処理部への処理液の
持ち出し量を必要最低限にすることができるので、後処
理部での現像処理液による汚染を少なくできる。特に絞
りローラに溝を付ける構成であるためローラの加工が容
易であり、かつ溝のピッチ、大きさなどを変更すること
で残存する現像処理液の量の調整も容易である。
一例を示す概要図。
を示す斜視図。
Claims (2)
- 【請求項1】 現像処理液を貯留するための現像槽を有
する現像処理部から前記現像処理部の後段に配置された
後処理部にかけて順次印刷版を搬送して処理を行う印刷
版処理装置において、 前記現像槽の出口側に設けられ、前記後処理部に入る前
に印刷版上に存在する現像処理液を除去する絞りローラ
対の少なくとも画像面側のローラを、その周面に複数の
周回溝を有する溝付きローラとしたことを特徴とする印
刷版処理装置。 - 【請求項2】 前記印刷版は赤外線により画像を形成す
る形式の印刷版である請求項1に記載の印刷版処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28079598A JP4033983B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 印刷版処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28079598A JP4033983B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 印刷版処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000112143A true JP2000112143A (ja) | 2000-04-21 |
JP4033983B2 JP4033983B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=17630082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28079598A Expired - Fee Related JP4033983B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 印刷版処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4033983B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132997A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷版の処理装置 |
CN112222050A (zh) * | 2020-10-26 | 2021-01-15 | 广东金马领科智能科技有限公司 | 一种陶瓷擦拭件清洗装置 |
-
1998
- 1998-10-02 JP JP28079598A patent/JP4033983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007132997A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷版の処理装置 |
CN112222050A (zh) * | 2020-10-26 | 2021-01-15 | 广东金马领科智能科技有限公司 | 一种陶瓷擦拭件清洗装置 |
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---|---|
JP4033983B2 (ja) | 2008-01-16 |
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