JP2000108159A - 樹脂封止装置 - Google Patents
樹脂封止装置Info
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Abstract
てメンテナンスやクリーニングを効率的に行え、かつ、
リリースフィルムの無駄のない樹脂封止装置を提供す
る。 【解決手段】 被成形品をクランプすると共に短冊状の
リリースフィルム32をパーティング面に密着させて支
持するモールド金型を有するプレス部と、リードフレー
ム及び樹脂タブレットをプレス部へ搬入するため、プレ
ス部に対してリードフレーム及び樹脂タブレットを保持
して進退移動可能なローダー6と、パーティング面を覆
う短冊状のリリースフィルム32を供給するリリースフ
ィルム供給機構と、成形品をプレス部より成形品収容部
へ搬出するため、プレス部に対して成形品を保持して進
退移動可能なアンローダー7と、プレス部より搬出され
た成形品より短冊状のリリースフィルムを除去するリリ
ースフィルム除去機構を備える。
Description
が短冊状のリリースフィルムと共にローダーにより被成
形品供給部よりプレス部に搬入され、成形後の成形品が
アンローダーにより該プレス部より搬出されてリリース
フィルム及び不要樹脂が除去された成形品のみが成形品
収容部に収容される樹脂封止装置に関する。
ファモールド装置等の自動モールド装置が使用されてい
る。この自動モールド装置は、短冊状のリードフレーム
等の被成形品を被成形品供給部よりローダーによりモー
ルド金型へ搬入してクランプして樹脂封止を行い、成形
品をアンローダーによりモールド金型より搬出して成形
品と不要樹脂とを分離して該成形品のみを成形品収容部
へ収納するようになっている。
パーティング面をリリースフィルムで被覆して樹脂封止
する樹脂封止装置を提案した(特開平8−142105
号、特開平8−142106号、特開平9−57785
号等)。これらの樹脂封止装置は、モールド金型の固定
プラテン及び/又は可動プラテンのキャビティを含むパ
ーティング面を通過する長尺状のリリースフィルムによ
り被覆して樹脂封止するものである。これにより、封止
樹脂をモールド金型に接触することなく樹脂封止するこ
とを可能とし、離型用のエジェクタピンを省略して金型
の構造を簡略化できると共に成形品の離型を容易にする
ことができる等の作用効果が得られる。また、樹脂封止
用に用いられる封止樹脂として、一般に用いられる樹脂
タブレットの他に、顆粒状樹脂、液状樹脂等を使用する
ことが可能となった。
ド金型より剥離し易くしかも耐熱性を有する長尺状のフ
ィルムが用いられ、例えばFEPシートフィルム、PE
Tシートフィルム、ポリ塩化ビリニジン、フッ素含浸ガ
ラスクロスフィルム等が好適に用いられる。このリリー
スフィルムは、繰り出し側に供給リールにロール状に巻
き取られており、樹脂封止が行われる度に順次定寸送り
されて使用済みのリリースフィルムは回収リールに巻き
取られたり、或いは収納箱に収納されるようになってい
る。
置の一例について、特開平9−57785号を参照して
説明する。図21において、プレス部Aで指定回数の樹
脂モールド作業を行う毎に、固定プラテン101及び可
動プラテン102に装備された上型103及び下型10
4の各パーティング面上にリリースフィルム105を供
給部Bより供給して回収部Cに回収するようになってい
る。具体的には、供給部Bに備えた供給リール106よ
り繰り出されたリリースフィルム105は、上型103
及び下型104のパーティング面を経て回収リール10
7に巻き取られる。リリースフィルム105は、上型1
03及び下型104のパーティング面に形成された吸着
穴により各々吸着保持されて被成形品をクランプするよ
うになっている。そして、樹脂成形後に型開きを行った
状態で、成形品が搬出された後で吸着を解除してリリー
スフィルム105を定寸送りするようになっている。
のリリースフィルム105を用いた樹脂封止装置におい
ては、以下に述べる課題があった。即ち、リリースフィ
ルム105は、十分な耐久性や耐熱性を有するが、樹脂
封止動作を何ショットも繰り返すうちに万一破れた場合
には、封止樹脂がモールド金型上に漏れ出してバリを生
ずる。特に長尺状に連続するフィルムにおいては、モー
ルド金型を跨いで張設されているためバリをクリーニン
グするには、供給リール106や回収リール107を取
り外す必要があるため、メンテナンスに手間がかかるう
えに、加熱されたモールド金型間に手を差し入れてリリ
ースフィルム105の交換作業をするのは危険を伴う。
また、樹脂封止装置始動時に、リリースフィルム105
をセットする作業も手間取る上に、該リリースフィルム
105の先端部分や終端部分、及び樹脂封止部分どうし
の間にはどうしても無駄になるフィルム部分が生じやす
く歩留りを考慮すると無駄が生ずる。また、特願平9−
93810号などで本件出願人が提案した樹脂封止装置
からプレス機能のみを有するプレス部などを基本ユニッ
トに対して着脱可能なモジュールタイプの樹脂封止装置
においては、被成形品の搬入搬出動作を考慮すると、長
尺状のリリースフィルム105をモールド金型を跨いで
張設するのはセットし難いという実情もあった。
決し、リリースフィルムのセットや回収を効率的に行う
ことでメンテナンスやクリーニングを効率的に行え、し
かもリリースフィルムの無駄な使用を無くした樹脂封止
装置を提供することにある。
するため次の構成を備える。即ち、被成形品をクランプ
すると共に短冊状のリリースフィルムをパーティング面
に密着させて支持するモールド金型を有するプレス部
と、被成形品を被成形品供給部よりプレス部へ搬入する
ため、該プレス部に対して該被成形品を保持して進退移
動可能な被成形品搬入手段と、プレス部においてモール
ド金型のうち少なくとも樹脂成形部を含むパーティング
面を覆う短冊状のリリースフィルムを供給するリリース
フィルム供給機構と、成形後の成形品を前記プレス部よ
り成形品収容部へ搬出するため、該プレス部に対して該
成形品を保持して進退移動可能な成形品搬出手段と、プ
レス部より搬出された成形品より短冊状のリリースフィ
ルムを除去するリリースフィルム除去機構とを備えたこ
とを特徴とする。
ルムをモールド金型のパーティング面に形成された吸引
穴により吸着して保持するようにしても良い。また、リ
リースフィルム供給機構は、フィルム供給装置により短
冊状に切断されたリリースフィルムを1枚ずつ被成形品
搬入手段に吸着保持させて、被成形品と共にモールド金
型に搬入されて受け渡されるようにしても良く、リリー
スフィルムは、周囲を枠体に挟持することにより張設さ
れてモールド金型に搬入されるようにしても良い。或い
は、被成形品搬入手段に装備された可動フレームの進退
移動に伴ってロール状に巻き取られたフィルムロールよ
りリリースフィルムが可動フレーム上に引き出されて吸
着されたまま短冊状に切断され、該短冊状に切断された
リリースフィルムは可動フレーム上に吸着保持されたま
ま被成形品と共にモールド金型に搬入されて受け渡され
るようにしても良い。また、リリースフィルム除去機構
は、成形品搬出手段によりプレス部より成形品と共に搬
出される際に、リリースフィルムの先端側を吸着して成
形品より剥離することにより除去されるようにしても良
い。また、被成形品搬入手段及び成形品搬出手段は、装
置本体に互いに重なり合うよう配設し、各々個別に備え
た駆動源により移動可能になっていても良く、更には被
成形品搬入手段及び成形品搬出手段は、リリースフィル
ム供給機構とリリースフィルム除去機構との間に移動可
能に配設されていても良く、或いはリリースフィルム供
給機構及びリリースフィルム除去機構は、プレス部を挟
む両側に配置されていても良い。また、プレス部は、上
型に対して下型が上下動可能に装備されており、被成形
品搬入手段は、上動した下型上に成形前の被成形品を移
載すると共に上型に対して短冊状のリリースフィルムを
受け渡し、成形品搬出手段は型開きした下型上へ下動す
ることにより成形後の成形品及びリリースフィルムを回
収するようにしても良い。また、被成形品搬入手段及び
成形品搬出手段には、プレス部へ進退移動する際に上下
金型を各々クリーニングするクリーナーと、クリーニン
グされた塵埃などを吸引する吸引口及びこれに接続する
吸引ダクトとを各々備えているのが望ましい。また、被
成形品供給部、プレス部及び成形品収容部はユニット化
されており、被成形品搬入手段及び成形品搬出手段を有
する基本ユニットに対して少なくとも1つのユニットが
着脱可能に装備されていても良い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。本実施例は、プ
レス装置の一例として半導体装置製造に用いるトランス
ファーモールドによる樹脂封止装置を用い、下型にプラ
ンジャを設置したロアープランジャ方式によるもので、
マルチポットタイプのモールド金型を使用する、ロアー
マルチプランジャ方式を採用した樹脂封止装置を用いて
説明する。
面に対するリリースフィルムの張設状態を示す説明図、
図2はモールド金型の断面説明図、図3はローダー及び
アンローダーの説明図、図4(a)〜(c)はリリース
フィルム供給機構のフィルム供給動作の説明図、図5
(a)〜(c)はリリースフィルムを張設する枠体の説
明図、図6(a)〜(c)は他例に係るリリースフィル
ムを張設する枠体の説明図、図7(a)〜(f)は図6
の枠体に張設されたリリースフィルムを枠体ごと上型に
保持させる構成を示す説明図、図8は他のリリースフィ
ルム供給機構を備えたローダー及びアンローダーの説明
図、図9は図8のローダー及びアンローダーの右側面
図、図10は他例に係るリリースフィルム供給機構を備
えたローダー及びアンローダーの説明図、図11は他例
に係るリリースフィルム供給機構の説明図、図12
(a)(b)及び図13(a)(b)はリリースフィル
ム除去機構による成形品よりリリースフィルムの除去動
作を示す側面及び正面説明図、図14は第1実施例に係
る樹脂封止装置の平面図、図15は図14の樹脂封止装
置の右側面図、図16及び図17は第2実施例に係る樹
脂封止装置の平面図、図18は第2実施例に係る樹脂封
止装置の正面図、図19は第3実施例に係る樹脂封止装
置の平面図、図20は第3実施例に係る樹脂封止装置の
正面図である。
略構成について説明する。1は装置本体としての基本ユ
ニットであり、プレス機能のみを装備した2台のプレス
部2を着脱自在に装備している。このように、本実施例
で用いる樹脂封止装置は、プレス部2が着脱自在なモジ
ュールタイプの樹脂封止装置について説明する。尚、プ
レス部2は基本ユニット1の占有エリア内に位置してい
るので、プレス部2を着脱しても装置本体の占有エリア
が変化することはない。また、プレス部2は複数台装備
する場合に限らず単数装備されていても良い。
品(リードフレーム42及び樹脂タブレット4b)を供
給可能に収容するリードフレーム供給部3及び樹脂供給
部4と、樹脂封止後のリードフレームを収容するリード
フレーム収容部5を装備している。また、基本ユニット
1にはリードフレーム供給部3及び樹脂供給部4より供
給されたリードフレーム42及び樹脂タブレット4bを
プレス部2へ搬入するための被成形品搬入手段としての
ローダー6と、樹脂封止後のリードフレームをプレス部
2よりリードフレーム収容ユニット5へ搬出する成形品
搬出手段としてのアンローダ7を装備している。ローダ
ー6はアンローダー7の上に重なり合うように配設され
ている。各々個別に備えた駆動源により回動位置Oを中
心に各々回動してプレス部2に対向する進退位置Pまで
移動路9を移動可能になっている。
リリースフィルム供給機構11とリリースフィルム除去
機構12との間に移動可能に配設されている。このリリ
ースフィルム供給機構11は、プレス部2においてモー
ルド金型のうち少なくとも樹脂成形部を含むパーティン
グ面を覆う短冊状のリリースフィルム32をローダー6
により供給する。また、リリースフィルム除去機構12
は、プレス部2よりアンローダー7により搬出される成
形品より短冊状のリリースフィルム32を剥離して除去
する。
り回転テーブル3bを備えたフレーム整列部3aへ供給
されたリードフレームを受け渡され、次いでリリースフ
ィルム供給機構11より供給された短冊状のリリースフ
ィルム32を吸着保持して90°回転した後、樹脂供給
部4よりカセット4aに供給された樹脂タブレット4b
をそのカセット4aより受け渡されて、更に90°回転
してこれらを型開きしたいずれか一方のプレス部2へ搬
入する。また、アンローダー7は、成形品をプレス部2
より回収し搬出する際にリリースフィルム除去機構12
によりリリースフィルム32が剥離され、成形品をディ
ゲート部8へ搬出する。
ーム収容ユニット5は、基本ユニット1の基台上に角ロ
ッド等により支持されたベースプレート(図示せず)上
に設けられている。樹脂封止前のリードフレームを収容
した供給マガジンや樹脂封止後のリードフレームを収容
した収容マガジンは、ベースプレート上より取り出され
て補充されたり、成形品が取り出されたりする。また、
樹脂供給部4は、ベースプレートより下方の基台上に装
備されており、カセット4aはこの基台上の供給位置と
上部の受け渡し位置とを往復移動している。
ローダー7の移動路9の両側には、装置基台の一部にプ
レス着脱部10が設けられており、該プレス着脱部10
にはプレス部2が着脱自在に装着される。また、基本ユ
ニット1には図示しない操作部が設けられており、樹脂
封止動作の開始や動作モードを選択操作する。また、図
示しない制御部は操作部より入力された指令に基づき、
基本ユニット1に装備された各部の動作を制御する。
より供給されたリードフレーム42、樹脂タブレット4
b、及びリリースフィルム供給機構11より供給された
リリースフィルム32はローダー6に保持されて、各プ
レス部2に搬入されモールド金型1にクランプされて樹
脂封止が行われる。樹脂封止後の成形品は、リリースフ
ィルム32と共にアンローダー7に保持されてディゲー
ト部8へ搬出される際にリリースフィルム32のみが除
去された後、ゲートブレイクが行われて不要樹脂が分離
され、成形品のみリードフレーム収容部5へ移送されて
収容される。
略構成について、図14及び図15を参照して説明す
る。図15において、プレスベースと下型14を支持す
る可動プラテンとの間を図示しない昇降機構により連繋
し、該昇降機構を電動モータ(サーボモータ)や油圧機
構(図示せず)等を作動させることによって可動プラテ
ンに支持された下型14を昇降させて、上固定プラテン
に固定された上型13との型開閉が行われる。また、下
型14にはポットに供給された樹脂をキャビティへ圧送
すべくプランジャを上下動させるトランスファ駆動機構
(図示せず)が装備されている。トランスファ駆動機構
は電動モータや油圧機構などにより駆動される。プレス
部2にも固有の操作部や制御部が装備されており、プレ
ス動作を制御可能に構成されている。
図15に示すように、プレス部2の底部を支持して着脱
するため、該プレス部2の着脱方向に沿って複数のロー
ラー10aがユニット支持面10dに回動可能に設けら
れている。また、プレス着脱部10のプレス部2の装着
方向奥側には突き当て部10bが形成されている。ま
た、ユニット支持面10dの長手方向両側には、プレス
部2の幅方向をガイドするためのガイドレール10cが
設けられている。プレス着脱部10の設置面より下型1
4の加工面(パーティング面)までの距離は、金型の品
種が変わっても一義的に決まるように設定されている。
ー10aは、該ローラー10aの変形や摩耗等を考慮す
ると、プレス部2の底部を着脱時支持する位置からプレ
ス着脱部10aの内部に退避するように構成しても良
い。この場合には、プレス着脱部10のユニット支持面
(平面)10dによりプレス部2を支持するので、着脱
を繰り返しても高さ出しの精度が変動することがない。
また、ローラー10aの代わりに枠体に金属ボールが回
転自在に取り付けられたボールベアリングを用いたり、
ユニット支持面(平面)10dを鏡面状にして滑り易く
しても良い。プレス着脱部10に装着されたプレス部2
は、先端に螺合部を形成された位置決めピン10eによ
り位置決め固定される。また、プレス部2の着脱作業
は、予め専用の治具により平面位置及び高さ出しが行わ
れた後、専用の移動台車Kなどにより運搬されてプレス
着脱部10に移載される(図14参照)。
構成)次に、ローダー6及びアンローダー7の構成につ
いて、図3を参照して具体的に説明する。図3におい
て、ローダー6及びアンローダー7は上下に配設されて
おり、同一平面に沿って移動可能に装備されている。こ
のように、ローダー6及びアンローダー7を近接して対
向配置することで、装置本体の占有面積を可能な限り少
なくすることができる。また、ローダー6及びアンロー
ダー7には、回動モータ(電動モータ)15,16が個
別に装備されている。この回動モータ15,16のモー
タギヤと回動軸17,18に同軸状に設けられたプーリ
ギヤ19,20との間にタイミングベルト(図示せず)
が掛け渡されており、回動モータ15,16を駆動する
ことにより、ローダー6及びアンローダー7は、回動軸
17,18を中心にそれぞれ回動される。回動軸17,
18の内部には、ローダー6及びアンローダー7の駆動
部分への配線用のカールケーブル17a,18aがそれ
ぞれ配設されている。
ー7は、回動軸17,18を一体に支持する可動支持板
55が、移動路9に設けられた取付台56の長手方向に
ガイドレール57に沿って往復移動可能になっている。
また、ガイドレール57と平行に設けられたボールネジ
58には、可動支持板55の一部に設けられたナット5
5aが螺合している。移動モータ59を起動すると、ボ
ールネジ58が回転し、可動支持板55がガイドレール
57に沿って移動する。尚、図3には主としてアンロー
ダー7側の移動構成について図示し、ローダー6側の移
動構成の詳細は省略した。これによって、ローダー6及
びアンローダー7は、図14に示す回動位置Oとプレス
部2に対応する進退位置Pとの間を往復移動するように
構成されている。
ローダー7は、型開きしたプレス部2に対して被成形品
及びリリースフィルム32を保持して進退移動可能な搬
入移動体21及び成形品及びリリースフィルム32を保
持して進退移動可能な搬出移動体22をそれぞれ装備し
ている。以下、この搬入移動体21及び搬出移動体22
の具体的な構成について説明する。
21の概略構成について説明する。搬入移動体21は、
リードフレーム42や樹脂タブレット4bを保持するチ
ャックハンド23、上型13のパーティング面をクリー
ニングするための上クリーナー24、該上クリーナー2
4により掻き落とされた不要樹脂や塵埃などを吸引する
吸引口25及びこれに接続する吸引ダクト(図示せず)
などを可動フレーム26に装備している。この吸引ダク
トは可動フレーム26の周囲に沿って配設されており、
ローダー6の回転軸17付近に設けられた回転ダクト4
3に接続されている。
ルド金型内に進入するときのみ、上型13側へ突出する
ように図示しないシリンダ駆動によりパーティング面に
接離動するようになっている。また、チャックハンド2
3は、成形前のリードフレーム42及び樹脂タブレット
4bを保持してモールド金型へ搬送する。また、可動フ
レーム26は、後述するリリースフィルム供給装置より
供給される短冊状のリリースフィルム32を上面に吸着
保持してモールド金型へ搬送する。
動体22の構成について説明する。搬出移動体22は、
成形品及びリリースフィルム32を保持するチャックハ
ンド27、下型14のパーティング面をクリーニングす
るための下クリーナー28、該下クリーナー28により
掻き出された不要樹脂や塵埃などを吸引する吸引口29
及びこれに接続する吸引ダクト(図示せず)などを可動
フレーム30に装備されている。この吸引ダクトは可動
フレーム30の周囲に沿って配設されており、回転ダク
ト44に接続されている。
に、該下クリーナー28より退避方向後側に形成されて
いる。これは、下クリーナー28は、搬出移動体22が
プレス部2より退避する際に下型14のクリーニングを
行うため、下クリーナー28の退避方向後側に配設され
ているのが望ましいからである。また、チャックハンド
27は、進退移動時の下型14や成形品との干渉を回避
するため、ハンドベースシリンダ31により下型14の
パーティング面に対して接離動可能に構成されている。
ルム32を保持して搬出するチャックハンド27は、該
リリースフィルム32の脱落を有効に防止するため、リ
ードフレームやリリースフィルム32の端部を挟持する
タイプのハンドが好ましい。例えば、本件出願人が提案
した特開平10−92850号公報に示すようにリード
フレームの一端近傍を挟圧して片持ち状にチャックする
ロータリーチャックやリードフレームの端部に爪を係止
させて挟圧する開閉式のチャックなどが好適に用いられ
る。これによってチャックハンド27の先端の爪部分を
下型14より離型した成形品に確実に潜り込ませて成形
品の回収を確実に行うことができる。
動作について説明する。搬入移動体21及び搬出移動体
22に各々設けられた進退用モータ(電動モータ)3
3,34に連繋するピニオンギヤ33a,34aは可動
フレーム26,30に設けられたラック26a,30a
とそれぞれ噛合している。進退用モータ33,34を正
逆回転駆動することにより、可動フレーム26,30を
進退位置Pとプレス部2との間を図示しない枠体に設け
られたリニアガイドに沿って進退移動させる。搬入移動
体21及び搬出移動体22は上下に配置されているの
で、可動フレーム26,30は型開きしたプレス部2に
同時に進入させることも可能である。
に、リリースフィルム供給機構11の構成について、図
3乃至図5を参照して具体的に説明する。図3におい
て、短冊状のリリースフィルム32は、フィルム供給装
置35よりローダー6に供給される。即ち、ローダー6
がリードフレームをチャックするため回転テーブル3b
を備えたフレーム整列部3aへ進入する際に、フィルム
供給装置35の吸引穴35aより吸引されて吸着保持さ
れたリリースフィルム32が可動フレーム26の上面に
受け渡される。図4(a)において、可動フレーム26
にはパッド収容穴26bが形成されており、該パッド収
容穴26b内には搬送用吸着パッド36が可動フレーム
26の上面より進退可能に設けられている。この搬送用
吸着パッド36には、吸引穴36aが形成されている。
フィルム供給装置35は、短冊状のリリースフィルム3
2が積層された供給トレイ37より最上側のものより1
枚ずつ吸着保持して、ローダー6の進退位置(図14の
斜線部)に待機している。そして、ローダー6がリード
フレームをチャックハンド23によりチャックすべくフ
レーム整列部3aへ進入すると、リリースフィルム32
を吸着したフィルム供給装置35が下動して吸引穴35
aによる吸着を解除し、同時に可動フレーム26の搬送
用吸着パッド36の吸引穴36aによる吸引を開始して
リリースフィルム32のローダー6への受け渡しが行わ
れる。図4(a)において供給トレイ37に装備される
リリースフィルム32は図5に示すような枠体39に張
設されたものでも良い。尚、本実施例では、フィルム供
給装置35はエア吸着方式を採用しているが、これに限
定されるものではなく、機械的に圧着させる方式や挟持
方式など様々な方式を採用し得る。
スフィルム32の上型13への受渡し動作について説明
する。図4(b)において、リードフレーム42及び樹
脂タブレット4bと共にリリースフィルム32を吸着保
持した搬入移動体21の可動フレーム26は、プレス部
2の型開きしたモールド金型内に進入する。そして、図
4(c)に示すように、搬送用吸着パッド36を図示し
ないシリンダ駆動によりスプリング37の弾性力に抗し
て可動フレーム26より上方に突出させてリリースフィ
ルム32を吸着したまま上型13のパーティング面に押
圧し、同時に上型13に形成された吸引穴13aより吸
引動作を開始し、吸引穴36aによる吸着を解除してリ
リースフィルム32が上型13に受け渡される。搬送用
吸着パッド36は吸着動作を停止しシリンダ駆動を停止
すると、スプリング38の弾性力により可動フレーム2
6のパッド収容穴26b内に強制的に退避するようにな
っている。尚、リリースフィルム供給機構11は、フレ
ーム整列部3aと回動位置Oとの間に設けたが、設置ス
ペースが無い場合には、基本ユニット1の他のスペース
に設けても良い。
されるリリースフィルム32のサイズについて図1
(a)〜(c)を参照して説明する。リリースフィルム
32は、図1(a)に示すように、上型13と略同サイ
ズのフィルムを使用したり、或いは図1(b)に示すよ
うに、上型13より四方がはみ出す大きさのものを用い
ても良い。図1(b)の場合、リリースフィルム32を
上型13に張設する場合に、該リリースフィルム32を
図5(a)〜(c)に示すような枠体39を用いて四辺
を挟持することにより張設したものを上型13のパーテ
ィング面に吸着保持するようにしてもよい。枠体39の
フィルム挟持面には四辺に渡って凹溝39a及び凸部3
9bが形成されており、リリースフィルム32を噛み込
むことにより所定のテンションを付与するようになって
いる。尚、この場合には、枠体39ごとリリースフィル
ム32を上型13に搬入して保持させるための機構(図
示せず)が必要となる。また、図1(c)に示すよう
に、リリースフィルム32は四辺のうち対向する一対の
2辺側(図1(c)の左右方向)が対応する上型13の
2辺よりはみ出すサイズのものを用いても良い。この場
合には、リリースフィルム32をはみ出した長手方向両
側より引っ張ることにより上型13のパーティング面に
吸着保持させても良い。
(a)〜(c)に示すように、吸引穴13aの他に、リ
ードフレーム42を位置決めするための下型14に立設
されたガイドピン14a(図2参照)が嵌まり込むガイ
ドピン穴13fや、リリースフィルム32を上型13の
パーティング面に吸着させるため、キャビティ13eの
底部に設けられたキャビティ吸引穴13g、キャビティ
13eの周囲に設けられたたるみ吸収溝13hなどが形
成されている。また、リリースフィルム32は、図2に
示すように、少なくとも上型13のカル13b、ランナ
13c、ゲート13d及びキャビティ13eなどの樹脂
成形部を覆うサイズのものが好ましいが、上型13のパ
ーティング面に樹脂バリが生ずるおそれがなければ、キ
ャビティ13eやランナ13c、ゲート13d部分のみ
を覆うサイズのもの(例えば、リードフレームと略同じ
サイズやBGA基板を収容するキャビティと略同一サイ
ズのものなど)を用いても良い。また、リリースフィル
ム32は1枚ずつ上型13に吸着保持させていたが,複
数枚重ね合わせたものを同時に吸着させても良い。ま
た、図2において下型14にはポット14bが形成され
ており、該ポット14b内には樹脂タブレット4bが装
填されている。この樹脂タブレット4bは、プランジャ
61により押動されて、上型13に密着保持されたリリ
ースフィルム32に覆われたランナ13c、ゲート13
dを経てキャビティ13eに圧送されて半導体チップ6
2が樹脂封止される。
張設して該枠体39ごとモールド金型へ搬入する場合、
リリースフィルム32を上型13のパーティング面に必
ずしも吸着保持しなくてもフィルムが密着できるように
なっていれば良い。例えば、図6(a)〜(c)に示す
ように、枠体39に位置決め穴39cが形成されたもの
を用いて短冊状のリリースフィルム32を張設する。ま
た、図7(d)〜(f)に示すように、上型13側にL
字状の回動ピン60が回動可能に垂設されており、枠体
39に設けられた位置決め穴39cに嵌合するようにな
っている。この回動ピン60は、図7(d)に示すよう
に位置決め穴39cに嵌合すると、図7(f)に示すよ
うに例えば90°回転させることにより、図7(e)に
示すようにリリースフィルム32が上型13のパーティ
ング面に密着したまま枠体39を保持するようになって
いる。この場合の枠体39と上型13との位置関係を図
7(a)〜(c)に示す。本実施例の場合、モールド金
型(上型13)には吸引穴は不要であるため、通常のモ
ールド金型が使用可能となる。また、リリースフィルム
32も、伸縮性に富む材質を用いた場合には、封止樹脂
を注入すれば、型面に沿ってフィルムが伸びるため、エ
ア吸引によりパーティング面に吸着させなくても、リリ
ースフィルム32がランナ13c、ゲート13dやキャ
ビティ13eに倣って凹面を形成するので好適である。
に、リリースフィルム除去機構12の構成について図1
2及び図13を参照して説明する。40は送りローラ対
であって、成形品の送り方向に沿って複数箇所に設けら
れている。この送りローラ対40は、一方側(例えば下
側)のローラが図示しない駆動源より回転駆動され、他
方側(例えば上側)は従動回転するようになっている。
41は剥離用吸着パッドであり、内部に吸引ノズルが形
成されている。この剥離用吸着パッド41は送りローラ
対40より送り方向下流側であってリリースフィルム3
2の幅方向に複数箇所に、図示しないシリンダ駆動によ
り上下動可能に設けられている。
アンローダー7が進入して成形品をチャックハンド27
によりチャックすると、ディゲート部8へ搬出される。
このとき、成形品であるリードフレーム42及びリリー
スフィルム32は両側をチャックハンド27に挟持され
たまま、送り方向に複数箇所に設けられた送りローラ対
40に受け渡される。このとき、リードフレーム42の
先端側に延出するリリースフィルム32を剥離用吸着パ
ッド41により吸着されて上方に引き上げられることに
より、リードフレーム42よりリリースフィム32が剥
離されて除去される。リードフレーム42は送りローラ
対40によりそのままディゲート部8に搬送される。
尚、リリースフィルム除去機構12は回動位置Oとディ
ゲート部8との間(図14の斜線部)に設けたが、設置
スペースが無い場合には、ゲートブレイクを行った後に
剥離するようにしても良い。
アンローダー7の成形品搬出動作について、図3、図1
2、図13及び図14を参照しながら説明する。先ずロ
ーダー6は、図14の回動位置Oにおいて、搬入移動体
21から可動フレーム26を前進させ、フレーム整列部
3aの回転テーブル3bに切り出されたリードフレーム
をチャックハンド23によりチャックする。このとき、
ローダー6より前進した可動フレーム26の上面近傍
に、リリースフィルム供給機構11に装備されたフィル
ム供給装置35が下動して、吸着された短冊状のリリー
スフィルム32が搬送用吸着パッド36に受け渡され
る。可動フレーム26は一旦後退させた後、回動モータ
15を作動させてローダー6を90°回転させ、可動フ
レーム26を再び前進させてカセット4aより樹脂タブ
レット4bをチャックする。そして、可動フレーム26
aを後退させて、時計回り若しくは反時計回りに90°
回転させた後、図3に示す移動モータ59を作動させ
て、ローダー6をその回動軸17が回動位置Oより進退
位置Pへ到達するまで移動路9を移動させる。回転軸1
7の回動位置Oから進退位置Pへの移動とローダー6の
回動を複合的に行えば、マシンサイクルの短縮化ができ
る。
せて型開きしたプレス部2内に搬入移動体21は、可動
フレーム26を進入させ、上動させた下型14上にチャ
ックハンド23に保持したリードフレーム42や樹脂タ
ブレット4bを移載する。このとき、可動フレーム26
の上面に吸着保持したリリースフィルム32は、搬送用
吸着パッド36を上動させることにより、上型13のパ
ーティング面に形成された吸引穴13aにより吸引され
て吸着される。また、可動フレーム26が型開きしたプ
レス部2に進入するとき、上クリーナー24を上型13
のパーティング面に接触させると共に回転させてクリー
ニングしつつ、塵埃を図示しない吸引ダクト内に吸引し
ながら進入する。よって、金型面をクリーンな状態に保
ちながらリリースフィルム32を張設することができ
る。尚、可動フレーム26は、被成形品を搬入後プレス
部2より退避するときには、上クリーナー24を上型1
3より退避させた状態で進退位置Pへ退避させる。
より成形品を取り出す場合には、アンローダー7を図1
4に示す進退位置Pに移動させた状態で、図3に示すよ
うに搬出移動体22は、進退用モータ34を駆動させて
型開きしたプレス部2内に可動フレーム30を進入させ
る。尚、可動フレーム30がプレス部2へ進入するとき
には、下クリーナー28を下型14より離間させた状態
で進入する。そして、ハンドベースシリンダ31を作動
させてチャックハンド27を下型14上へ下動させて、
リリースフィルム32に覆われた成形品をチャックして
再び上動させた後、成形品を保持したままプレス部2よ
り進退位置Pまで退避させる。可動フレーム30は、プ
レス部2より退避するとき、下クリーナー28を下型1
4のパーティング面に接触させると共に回転させてクリ
ーニングしつつ、塵埃を図示しない吸引ダクト内に吸引
しながら退避する。
(図3参照)を作動させてアンローダー7をその回動軸
18が進退位置Pより回動位置Oへ到達するまで移動路
9を移動させる。そして、必要に応じて図3に示す回動
モータ16を起動してアンローダー7を180°回動さ
せた後、進退用モータ34を駆動させて回動位置Pより
ディゲート部8へ可動フレーム30を移動させてチャッ
クハンド27にチャックされたリリースフィルム32に
覆われた成形品がリリースフィルム除去機構12の送り
ローラ対40に受け渡される。図12及び図13に示す
ように、成形品は送りローラ対40にディゲート部8へ
搬送される際に、リリースフィルム32が剥離用吸着パ
ッド41に吸着されて剥離される。
フレーム26,30を進退させる動作のタイミングは、
プレス部2へ可動フレーム30を進入させて樹脂封止が
行われた成形品をリリースフィルム32と共にチャック
して下型14のパーティング面をクリーニングしながら
該プレス部2より退避するとき、次の被成形品を保持し
た可動フレーム26が上型13のパーティング面をクリ
ーニングしながら進入する。即ち、可動フレーム26と
可動フレーム30が入れ替わるように移動するのが好ま
しい。成形品をチャックした可動フレーム30をプレス
部2より退避させると、下型14を上動させ、可動フレ
ーム26のチャックハンド23を解放して、リードフレ
ーム42及び樹脂タブレット4bを下型14のキャビテ
ィやポットにセットする。そして、可動フレーム26を
プレス部2より退避させると、下型14が更に上動して
上型13と型閉じして樹脂封止が行われる。このよう
に、型開きしたプレス部2へワークの搬入搬出動作を連
繋して行い、かつ金型のクリーニング動作を該搬入搬出
動作と同時に行うことで、装置の合理化とサイクルタイ
ムの短縮化を促進することができる。
入動作において、チャックハンド23の上下動を省略し
たのは、ローダー6自体の厚さを薄くして小型化できる
他に、ローダー6とアンローダー7は上下に配設されて
いるので、アンローダ7側の可動フレーム30がプレス
部2より退避したとき、ワークを保持した可動フレーム
26と下型14との間に距離があるため、チャックハン
ド23を下動させるより、型閉じ動作のため上動する下
型14の動作を利用して被成形品の搬入動作を行うこと
で、サイクルタイムを短縮化してより高速処理化が実現
できるからである。
動作において、チャックハンド27の上下動を行うの
は、下型14が最下点まで下動したときに、エジェクシ
ョンロッド(図示せず)により成形品を突き上げて離型
させるため、チャックハンド27により離型した成形品
を取りに行かなければならないためである。また、エジ
ェクションロッドによる成形品の突き上げは、可動プラ
テンの昇降動作を利用しているため、下型エジェクショ
ン専用の駆動源を省略できる。しかしながら、成形品の
離型動作が下型14が最下点へ下動したときのみに行わ
れるため、エジェクションロッドを設ける位置が規制さ
れてしまう。このため、下型エジェクション専用の駆動
源を下型ベース部に設ければ、チャックハンド27の上
下動は不要となり、また可動プラテンの位置によらずエ
ジェクションロッドを突き上げて成形品を離型させるこ
とができるので、アンローダー7をローダー6の上側に
配置することも可能となる。
いて、可動フレーム26,30に形成された吸引ダクト
の回転軸17,18付近の配管構造について図3を参照
して説明する。吸引口25,29より可動フレーム2
6,30の周囲に沿って形成された吸引ダクト(図示せ
ず)は、回転軸17,18近傍に装備された回転ダクト
43,44にそれぞれ接続されている。この回転ダクト
43,44は、回動軸17,18と共に回動するので、
可動フレーム26,30の吸引ダクトが回転軸17,1
8に絡みつくことはない。また、回転ダクト43,44
にそれぞれ形成された回転吸引口(図示せず)は、ロー
ダー6及びアンローダー7が回動した際に、可動ダクト
45,46の可動吸引口(図示せず)と各々接続されて
図示しない集塵機により吸引動作が行われる。
において、リリースフィルム32が除去された成形品は
ディゲート部8に搬送され、該ディゲート部8でゲート
ブレイクされてリードフレームと不要樹脂とが分離され
る。そして、不要樹脂を除去されたリードフレームのみ
が図示しない搬送手段によりリードフレーム収容部5へ
搬送されて収容される。ディゲート部8は、不要樹脂を
分離させる際に樹脂が残留したり、リードフレームが変
形したりしないよう、不要樹脂のいずれの部分において
も剥離力が作用し、しかもゲートから徐々に剥離させる
ようにするのが望ましい。例えば、本件出願人が提案し
た特開平3−290218号に示すように、リードフレ
ーム42を支持パレットに支持してゲート側より回動さ
せる構成が好適に用いられる。また、リードフレーム収
容部5には、収容マガジンが装備されており、回収され
たリードフレーム42は、1枚ずつ整列してマガジン内
に収納される。この収容マガジンは、リードフレーム4
2が一杯になると次のマガジンに交換して使用される。
ルム32を金型のパーティング面に張設して樹脂封止を
行えるので、モールド金型をクリーンな状態に維持する
ことができ、しかもクリーニング動作が容易に行える。
また、仮にリリースフィルム32が破れたとしても、短
冊状のフィルムの除去は容易であり、新たにセットする
場合にも自動供給可能であるため、メンテナンス作業も
容易に行える。また、樹脂封止後、成形品とリリースフ
ィルム32を一緒に搬出するので、モールド金型に残存
するバリ量が少なくなる。本実施例の場合、上型13に
バリが生ずることなく下型14のみにバリが残るのみで
ある。よって、モールド金型のクリーニング動作が容易
になる。また、短冊状のリリースフィルム32を用いる
ことにより、必要なサイズに切断されたものを用いれば
足りるので、長尺状のリリースフィルムに比べて無駄な
使用量を無くして製造コストを削減できる。また、ロー
ル状に巻き取られた長尺状のリリースフィルムを使用す
る場合に比べて、樹脂封止装置内の設置面積を要さず半
導体装置製造用のクリーンルームのスペースの有効利用
が図れるため有意義であり、しかもフィルムを常時張設
する必要がないため被成形品の搬入動作や成形品の搬出
動作において複雑な制御動作が不要であるため、装置構
成を簡略化することができる。また、ローダー6及びア
ンローダー7は上下に配設され、しかもそれぞれ個別に
移動可能に装備されているので、これらのプレス部2へ
の搬入搬出動作を同時に行うことにより樹脂封止装置の
サイクルタイムを短縮化して、製品の量産化、高速処理
化を実現できる。
次に、リリースフィルム供給機構11の他の構成につい
て図8及び図9を参照して説明する。上記実施例では、
フィルム供給装置35により供給トレイ37に予め切断
して積層されたリリースフィルム32を吸着してローダ
ー6に供給するように構成したが、これに限定されるも
のではなく、長尺状のリリースフィルム32をロール状
に巻き取られたフィルムロール47を備えたフィルム供
給切断装置48をローダー6の可動フレーム26の進退
方向に移動可能に装備されていても良い。
ー6の可動フレーム26の進退方向に移動可能に設けら
れている。フィルム供給切断装置48には、フィルムロ
ール47の繰り出し端部47aを吸着して固定可能なエ
ア吸引部を備えた、上下動可能な吸着保持部49、リリ
ースフィルム32を切断するため上下動可能に装備され
た切断刃50を装備している。また、可動フレーム26
の進退方向後端側及び先端側には、リリースフィルム3
2を吸着保持するエア吸引部を備えた搬送用吸着パッド
51,52が各々設けられている。
位置Rに待機している。予めフィルムロール47の繰り
出し端部47aは吸着保持部49により吸着保持されて
おり、また切断刃50は上方に待機している。可動フレ
ーム26がフレーム整列部3aへ進入してリードフレー
ムのチャックを行う際に、フィルム供給切断装置48は
図8の二点鎖線位置Lへ移動して、吸着保持部49を下
動して搬送用吸着パッド51に密着させる。そして吸着
保持部49のエア吸引を停止して、搬送用吸着パッド5
1がエア吸引を開始してリリースフィルム32の繰り出
し端部47aを固定する。そして、フィルム供給切断装
置48は、二点鎖線位置Lから実線位置Rまで(左端か
ら右端まで)移動する際にフィルムロール47よりリリ
ースフィルム32が引き出される。
置Rに移動すると、搬送用吸着パッド52によりリリー
スフィルム32を可動フレーム26の上面に吸着させ
る。そして、吸着保持部49により再びエア吸引を開始
してリリースフィルム32を吸着させた後、該吸着部の
近傍において切断刃50を一旦下動させてリリースフィ
ルム32を短冊状に切断してから再び待機位置へ上動す
る。これによって、短冊状に切断されたリリースフィル
ム32をローダー6に吸着保持させることができる。
尚、切断後のフィルムロール47の繰り出し端部47a
は吸着保持部49により吸着保持されている。
フレーム26の進退移動に伴ってロール状に巻き取られ
たフィルムロール47よりリリースフィルム32の先端
を引き出して短冊状に切断しながら該可動フレーム26
に吸着保持させて、モールド金型に搬入するようにして
も良い。尚、フィルム供給切断装置48よりリリースフ
ィルム32を供給切断するタイミングは、可動フレーム
26がスライドするタイミングを狙って行えば良く、リ
ードフレーム42のチャック動作時の他に樹脂タブレッ
ト4bのチャック動作時やプレス部2へ進入するタイミ
ングなどに行っても良い。
に他の構成について図10及び図11を参照して説明す
る。図10において、フィルムロール47、該フィルム
ロール47の繰り出し端部47aを吸着する吸着保持部
49及びリリースフィルム32を切断する切断刃50を
ローダー6の枠体内に予め固定されている。
7aは吸着保持部49により吸着保持されており、切断
刃50は上方に待機している。可動フレーム26は、例
えばリードフレーム42のチャックを行うため、フレー
ム整列部3aへ移動する際に、図10の右端から段階的
に突出動作を行う。これにより、右先頭側の搬送用吸着
パッド52は、繰り出し端部47aを吸着保持する吸着
保持部49の付近まで移動する。該搬送用吸着パッド5
2は、図示しない駆動源により上動し、吸引動作を開始
して繰り出し端部47aを吸着する。そして、吸着保持
部49は吸引動作を停止する。この状態で可動フレーム
26が右端側へ移動することにより、フィルムロール4
7よりリリースフィルム32が引き出される。そして、
可動フレーム26の移動が停止すると、搬送用吸着パッ
ド51及び吸着保持部49がリリースフィルム32を吸
着した後、該吸着部の近傍において切断刃50を一旦下
動させてリリースフィルム32を短冊状に切断してから
再び待機位置へ上動する。これによって、短冊状に切断
されたリリースフィルム32をローダー6に吸着保持さ
せることができる。尚、切断後のフィルムロール47の
繰り出し端部47aは吸着保持部49により吸着保持さ
れているので、リリースフィルム32が巻き出されたり
巻き戻されたりすることはない。
フレーム26の進退移動に伴ってロール状に巻き取られ
たフィルムロール47よりリリースフィルム32の先端
を引き出して短冊状に切断しながら該可動フレーム26
に吸着保持させて、モールド金型に搬入するようにして
も良い。尚、リリースフィルム32を供給切断するタイ
ミングは、可動フレーム26がスライドするタイミング
を狙って行えば良く、リードフレーム42のチャック動
作時の他に樹脂タブレット4bのチャック動作時やプレ
ス部2へ進入するタイミングに行っても良い。
7を可動フレーム26に設けられた上クリーナー24の
移動方向手前側近傍に一体に設けておき、吸着保持部4
9及び切断刃50を有するフィルム切断装置53を可動
フレーム26の進退方向に移動可能に装備していても良
い。また、フィルムロール47の繰り出し側端部47a
を吸着保持するための固定用吸着パッド54が可動フレ
ーム26に設けられている。
置Rに待機している。予めフィルムロール47の繰り出
し端部47aは固定用吸着パッド54により吸着保持さ
れており、また吸着保持部49及び切断刃50は上方に
待機している。可動フレーム26が、例えばフレーム整
列部3aへ進入してリードフレームのチャックを行うた
めローダー6より移動すると、吸着保持部49の吸引を
開始し固定用吸着パッド54の吸引を停止して、該吸着
保持部49は繰り出し端部47aを吸着したまま上動す
る。そしてフィルム切断装置53は図11の二点鎖線位
置Lへ移動することによりリリースフィルム32がフィ
ルムロール47よりリリースフィルム32が引き出され
る。そして、吸着保持部49を下動して搬送用吸着パッ
ド51に密着させる。そして、吸着保持部49のエア吸
引を停止し、搬送用吸着パッド51がエア吸引を開始し
てリリースフィルム32の繰り出し端部47aを吸着す
る。また、搬送用吸着パッド52や固定用吸着パッド5
4によりリリースフィルム32を可動フレーム26の上
面に吸着する。フィルム切断装置53は再び図11の実
線位置Rへ移動し、固定用吸着パッド54による吸着部
の近傍において切断刃50を一旦下動させてリリースフ
ィルム32を短冊状に切断してから再び待機位置へ上動
する。これによって、短冊状に切断されたリリースフィ
ルム32をローダー6に吸着保持させることができる。
尚、切断後のフィルムロール47の繰り出し端部47a
は固定用吸着パッド54により吸着保持されたまま保持
される。
フレーム26の進退移動に伴ってロール状に巻き取られ
たフィルムロール47よりリリースフィルム32の先端
を引き出して短冊状に切断しながら該可動フレーム26
に吸着保持させて、モールド金型に搬入するようにして
も良い。尚、フィルム切断装置53よりリリースフィル
ム32を供給切断するタイミングは、可動フレーム26
がスライドしたタイミングを狙って行えば良く、リード
フレーム42のチャック動作時の他に樹脂タブレット4
bのチャック動作時などに行っても良い。
施例について図16〜図18を参照して説明する。図1
6〜図18において、樹脂封止装置は、プレス部2が装
置本体に一体に組み込まれた一般に用いられているタイ
プの樹脂封止装置であっても良い。この樹脂封止装置で
は、ローダー6及びアンローダー7は該プレス部2の両
側に各々対向して設けられている。また、フレーム整列
部3aとプレス部2との間にはリリースフィルム供給機
構11が装備されている。このリリースフィルム供給機
構11としては、図18に示すように、フィルムロール
47、吸着保持部49及び切断刃50を備え、ローダー
6の進退方向に移動可能なフィルム供給切断装置48
(図8参照)やローダー6にフィルムロール47、吸着
保持部49及び切断刃50を固定しておくもの(図10
参照)や、或いはフィルム切断装置53のみが可動とな
っているもの(図11参照)のいずれを適用することも
可能である。また、プレス部2とディゲート部8との間
には、リリースフィルム除去機構12装備されている。
このリリースフィルム除去機構12としては、図12及
び図13に示すものが好適に用いられる。
の実施例について図19及び図20を参照して説明す
る。図19及び図20において、樹脂封止装置は、第2
実施例と同様にプレス部2が装置本体に一体に組み込ま
れた一般に用いられているタイプの樹脂封止装置であ
り、ローダー6及びアンローダー7は該プレス部2の両
側に各々対向して設けられている。また、フレーム整列
部3aとプレス部2との間にはリリースフィルム供給機
構11が装備されている。このリリースフィルム供給機
構11としては、図20に示すように、フィルム供給装
置35が予め短冊状に切断されたリリースフィルム32
を供給トレイ37より吸着してローダー6に供給するよ
うになっている(図3参照)。また、プレス部2とディ
ゲート部8との間には、リリースフィルム除去機構12
装備されている。このリリースフィルム除去機構12と
しては、図12及び図13に示すものが好適に用いられ
る。
るものではなく、樹脂封止装置はプレス部のみが着脱で
きるのみならず、被成形品の供給部や成形品の収容部な
どが基本ユニット1に対して着脱自在なモジュールタイ
プのものや、これらが一体となっているタイプのものま
で様々なタイプの樹脂封止装置に適用できる。また、樹
脂封止装置は、片面モールド用の金型に限らず、両面モ
ールド用の金型を装備していても良く、該モールド金型
の種類に合わせて短冊状のリリースフィルムを上型又は
下型のみに張設する場合に限らず、上型及び下型に各々
供給するようにしても良い等、発明の精神を逸脱しない
範囲内でさらに多くの改変を施し得るのはもちろんのこ
とである。
ースフィルムを金型のパーティング面に張設して樹脂封
止を行えるので、モールド金型をクリーンな状態に維持
することができ、しかもクリーニング動作が容易に行え
る。また、仮にリリースフィルムが破れたとしても、短
冊状のフィルムの除去は容易であり、新たにセットする
場合にも自動供給可能であるため、メンテナンス作業も
容易に行える。また、樹脂封止後、成形品とリリースフ
ィルムを一緒に搬出するので、モールド金型に残存する
バリ量が少なくなる。また、短冊状のリリースフィルム
を用いることにより、必要なサイズに切断されたものを
用いれば足りるので、長尺状のフィルムに比べて無駄な
使用量を無くして製造コストを削減できる。また、ロー
ル状に巻き取られた長尺状フィルムを使用する場合に比
べて、樹脂封止装置内の設置面積を要さず半導体装置製
造用のクリーンルームのスペースの有効利用が図れるた
め有意義であり、しかもフィルムを常時張設する必要が
ないため被成形品の搬入動作や成形品の搬出動作におい
て複雑な制御動作が不要であるため、装置構成を簡略化
することができる。また、被成形品搬入手段及び成形品
搬出手段は上下に配設され、それぞれ個別に移動可能に
装備されているので、これらのプレス部への搬入搬出動
作を同時に行うことにより樹脂封止装置のサイクルタイ
ムを短縮化して、製品の量産化、高速処理化を実現でき
る。
ムの張設状態を示す説明図である。
の説明図である。
る。
説明図である。
体ごと上型に保持させる構成を示す説明図である。
ー及びアンローダーの説明図である。
ある。
たローダー及びアンローダーの説明図である。
図である。
リリースフィルムの除去動作を示す側面及び正面説明図
である。
リリースフィルムの除去動作を示す側面及び正面説明図
である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
置の説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 被成形品をクランプすると共に短冊状の
リリースフィルムをパーティング面に密着させて支持す
るモールド金型を有するプレス部と、 前記被成形品を被成形品供給部より前記プレス部へ搬入
するため、該プレス部に対して該被成形品を保持して進
退移動可能な被成形品搬入手段と、 前記プレス部において前記モールド金型のうち少なくと
も樹脂成形部を含むパーティング面を覆う前記短冊状の
リリースフィルムを供給するリリースフィルム供給機構
と、 成形後の成形品を前記プレス部より成形品収容部へ搬出
するため、該プレス部に対して該成形品を保持して進退
移動可能な成形品搬出手段と、 前記プレス部より搬出された前記成形品より前記短冊状
のリリースフィルムを除去するリリースフィルム除去機
構と、 を備えたことを特徴とする樹脂封止装置。 - 【請求項2】 前記プレス部は、前記短冊状のリリース
フィルムを前記モールド金型のパーティング面に形成さ
れた吸引穴により吸着して保持することを特徴とする請
求項1記載の樹脂封止装置。 - 【請求項3】 前記リリースフィルム供給機構は、予め
短冊状に切断されたリリースフィルムがフィルム供給装
置により前記被成形品搬入手段に供給されて吸着保持さ
れたまま前記被成形品と共に前記モールド金型に搬入さ
れて受け渡されることを特徴とする請求項1記載の樹脂
封止装置。 - 【請求項4】 前記リリースフィルム供給機構は、予め
短冊状に切断されたリリースフィルムが周囲を枠体に挟
持することにより張設されてモールド金型に搬入される
ことを特徴とする請求項1記載の樹脂封止装置。 - 【請求項5】 前記リリースフィルム供給機構は、前記
被成形品搬入手段に装備された可動フレームの進退移動
に伴ってロール状に巻き取られたフィルムロールより前
記リリースフィルムが前記可動フレーム上に引き出され
て吸着されたまま短冊状に切断され、該短冊状に切断さ
れたリリースフィルムは前記可動フレーム上に吸着保持
されたまま前記被成形品と共に前記モールド金型に搬入
されて受け渡されることを特徴とする請求項1記載の樹
脂封止装置。 - 【請求項6】 前記リリースフィルム除去機構は、前記
成形品搬出手段により前記プレス部より前記成形品と共
に搬出される際に、前記リリースフィルムの先端側を吸
着して該成形品より剥離して除去されることを特徴とす
る請求項1、2、3、4又は請求項5記載の樹脂封止装
置。 - 【請求項7】 前記被成形品搬入手段及び成形品搬出手
段は、装置本体に互いに重なり合うよう配設され、各々
個別に備えた駆動源により移動可能になっていることを
特徴とする請求項1、2、3、4、5又は請求項6記載
の樹脂封止装置。 - 【請求項8】 前記被成形品搬入手段及び前記成形品搬
出手段は、前記リリースフィルム供給機構と前記リリー
スフィルム除去機構との間に移動可能に配設されている
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は請
求項7記載の樹脂封止装置。 - 【請求項9】 前記リリースフィルム供給機構及び前記
リリースフィルム除去機構は、前記プレス部を挟む両側
に対向して配置されていることを特徴とする請求項1、
2、3、4、5又は請求項6記載の樹脂封止装置。 - 【請求項10】 前記プレス部は、上型に対して下型が
上下動可能に装備されており、前記被成形品搬入手段
は、上動した下型上に成形前の被成形品を移載すると共
に上型に対して前記短冊状のリリースフィルムを受け渡
し、前記成形品搬出手段は型開きした下型上へ下動する
ことにより成形後の成形品及び前記短冊状のリリースフ
ィルムを回収することを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、8又は請求項9記載の樹脂封止装置。 - 【請求項11】 前記被成形品搬入手段及び前記成形品
搬出手段には、前記プレス部に進退移動する際に上下金
型を各々クリーニングするクリーナーと、クリーニング
された塵埃などを吸引する吸引口及びこれに接続する吸
引ダクトとを各々備えたことを特徴とする請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9又は請求項10記載の
樹脂封止装置。 - 【請求項12】 前記被成形品供給部、前記プレス部及
び前記成形品収容部は各々ユニット化されており、前記
被成形品搬入手段及び前記成形品搬出手段を有する基本
ユニットに対して少なくとも1つのユニットが着脱可能
に装備されていることを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10又は請求項11記載の樹
脂封止装置。
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