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JP2000189710A - 超高分子量樹脂を含有する泡止め組成物 - Google Patents

超高分子量樹脂を含有する泡止め組成物

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JP2000189710A
JP2000189710A JP11375444A JP37544499A JP2000189710A JP 2000189710 A JP2000189710 A JP 2000189710A JP 11375444 A JP11375444 A JP 11375444A JP 37544499 A JP37544499 A JP 37544499A JP 2000189710 A JP2000189710 A JP 2000189710A
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Japan
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weight
group
resin
polydiorganosiloxane
foam control
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Withdrawn
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JP11375444A
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English (en)
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Ray Juan Donny
レイ ジュアン ドニー
Zong Bianshiao
ゾング ビアンシアオ
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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Publication date
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    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/373Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicones
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    • B01D19/02Foam dispersion or prevention
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高起泡性の洗剤系やパルプ系などのような水
性系の中で使用するための、シリコーン系の泡コントロ
ール組成物の提供。 【解決手段】 (I)液体シロキサン成分と(II)疎水
性にされた表面を有する微細充填剤を含み、液体シロキ
サン成分(I)が、25℃で5,000mPa・sの粘
度を有し、(1)100重量部の、1個の末端シラノー
ル基と40個のSi原子を有するポリジオルガノシロキ
サン、(2)0〜100重量部の、トリオルガノシロキ
シ末端基を有するポリジオルガノシロキサン、および
(3)0.5〜10重量部の、(A)100,000未
満のMwを有する固体MQ樹脂と(B)珪素原子に結合
した加水分解可能な基又は珪素結合水素原子を有する直
鎖のポリジオルガノシロキサンリンカーとの共重合反応
生成物を含んでいる超高分子量オルガノポリシロキサン
樹脂、を混合した組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーン系の泡コ
ントロール組成物(foam control composition)および
前記泡コントロール組成物を製造する方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】多くの水性系においては、例えば、食品
加工、編織物乾燥、製紙、下水処理及び洗浄の分野で
は、表面活性剤が不要成分として又は特定の作用を達成
するために故意に導入された物質として存在する。これ
ら表面活性剤の存在によって、しばしば、泡が発生す
る。手動による食器洗浄におけるような、或る種の応用
においては、これは歓迎される効果であるが、他の分野
においては、泡の発生は満足できない結果をまねくこと
がある。これは、例えば、編織物の染色における又は製
紙における事例である。他の分野、例えば、家庭用洗濯
のための洗剤組成物の使用においては、泡の生成は回避
されるというよりもコントロールされる必要がある。特
に、洗濯が自動のフロントローディング(front loadin
g)洗濯機で行われる場合には、泡形成を許容できるレ
ベルに保つことが重要である。過度の泡は洗浄液を床に
オーバーフローさせるばかりでなく、洗濯作業自体の効
率を低下させる。
【0003】泡コントロール組成物はかかる業界では知
られており、例えば、自動洗濯機で使用するための重質
洗剤粉末(heavy duty detergent powder)の中に組み
入れられている。この用途においてはシリコーン系の泡
止め剤(silicone antifoams)が非常に有効であると認
められており、それらは非常に少ない量で添加されるこ
とができるし、例えば、水の硬度によって影響されな
い、一方、石鹸のような伝統的な泡コントロール組成物
はそれらが有効であるためには特定の水硬度を必要とす
る。
【0004】洗剤業界は環境問題及び省エネ努力のため
に更に低い洗浄温度で十分に遂行する洗剤組成物を使用
する方向に移行している。この目標を達成するための一
つのやり方は洗剤組成物中の界面活性剤量を増加させる
ことである。特に、陰イオン界面活性剤が好まれる。不
都合なことに、これら界面活性剤は通常、例えば、非イ
オン界面活性剤よりも泡を発生する。シリコーン系の泡
コントロール組成物は洗剤組成物の清浄力に直接には寄
与しないので、かかる泡コトロール組成物の添加量を最
少に維持することが望ましい。従って、洗剤組成物の中
に組み入れるための改良された泡コントロール組成物が
必要とされている。
【0005】水性系の中で有効な泡コントロール組成物
は米国特許第3,455,839号に記載されており、
その特許は、本質的に、ジメチルポリシロキサン液体
と、(CH33SiO1/2単位及びSiO2単位から構成
されたシロキサン樹脂と、シリカエーロゲル(silica a
erogel)とからなる混合物を水性系の中に組み入れるこ
とを含む、水性系の発泡を減少又は防止する方法を提供
している。パルプ化過程で使用するための他の泡コント
ロール組成物が米国特許第3,666,681号に記載
されており、そこには、(A)100重量部の、鉱油、
カルボン酸と1価アルコール、5〜18個の炭素原子を
含有するアルコール、ポリオキシプロピレン又はポリオ
キシブチレングリコールとのエステル、トリオルガノホ
スフェート、植物油またはマッコウ鯨油である水溶性有
機液体または固体;(B)0.5〜10.0重量部の、
25℃で少なくとも3.5×10-52/sの粘度を有
するヒドロキシル末端ジメチルポリシロキサン流体であ
るか、又は(1)SiO2単位と(2)R3SiO1/2
位(但し、Rは1〜6個の炭素原子を含有する1価の炭
化水素基である)を含んでおり単位(2):単位(1)
の比が1.2:1から0.6:1までであるベンゼン可
溶性オルガノポリシロキサン樹脂であるオルガノポリシ
ロキサン化合物;(C)0.5〜10.0重量部の、微
細シリカ又はメチルシルセスキオキサンゲル(methylsi
lsesquioxane gel);および、(D)0.002〜5.
0重量部の、炭化水素アミン、アンモニア、式
【化5】 のジシラザン、又は式R′OHの化合物(式中、R′は
アルカル金属又はアルカリ土類金属である)である化合
物;の混合物を含んでいる水性系用の泡止め剤が提供さ
れている。
【0006】英国特許第1,496,011号明細書に
は、鉱油と組み合わされたときに泡消し組成物(defoam
ing composision)を生成する3種類のオルガノシリコ
ン材料の組合せが開示されている。この明細書は油系泡
消し剤に使用するのに適する組成物に関するものであっ
て、その組成物は、本質的に、(1)55〜96重量%
の、単位式CH3Si(OCH3x3-x/2のシロキサン
(式中、xは(1)の重量を基準にして10〜35重量
%のメトキシ基が存在するような値である)、(2)2
〜25重量%の、(CH33SiO1/2単位とSiO2
位との炭化水素溶剤可溶性共重合体(但し、(CH33
SiO1/2単位のモル比は0.5/1から1.2/1ま
での範囲にある)、及び(3)2〜25重量%の、ジメ
チルシロキサン単位を主要割合で含有している珪素結合
ヒドロキシル末端メチルポリシロキサン流体からなり、
これら比率は(1)と(2)と(3)を合わせた重量を
基準にしての重量%である。しかしながら、かかる泡消
し組成物は高起泡性の洗剤組成物を使用する洗濯作業で
は十分に任務を果たさない。
【0007】米国特許第4,554,331号には、反
応性液状樹脂と、アシルオキシシロキサン、アルコキシ
シロキサン及びオキシモシランから選ばれた化合物とか
ら生成できる特定組成物が教示されている。米国特許第
5,091,484号には、ヒドロキシル、トリアルコ
キシ又はアルキレン−トリアルコキシで末端封鎖された
ポリジオルガノシロキサンと特殊なMG樹脂とを使用す
ることが教示されている。
【0008】米国特許第4,639,489号及び第
4,749,740号には、シリコーン系の泡消し組成
物の製造方法が教示されており、そこでは、ポリオルガ
ノシロキサン類の複雑な混合物、充填剤、樹脂状シロキ
サン、及び他の成分の反応を促進するための触媒が、一
緒に50℃〜300℃で加熱される。
【0009】疎水化されたシリカ/ポリジメチルシロキ
サン系の泡止め剤は次の文献中にも論評されている:デ
フォーミング:セオリー アンド インダストリアル
アプリケーションズ(DEFOAMING:Theory and Industria
l Applications)、P.R.ギャレット編(Garrett,
P.R., Ed.)、サーファクタント サイエンス シリー
ズ45(Surfactant Science Series 45)、マーセル
デッカー(Marcel Dekker)、ニューヨーク、1993
年、特に、第246〜249頁。
【0010】最後に、欧州特許第0217501号には
新規な泡コントロール組成物が教示されており、その組
成物は、(1)(a)100重量部の、トリオルガノシ
ロキサン末端基を有するポリジオルガノシロキサン、
(b)10〜125重量部の、1個以上の末端シラノー
ル基と少なくとも40個のSi原子を有するポリオルガ
ノシロキサン、及び(c)0.5〜10重量部の、式
(I)と(II)の単位すなわち(R″)3SiO
0.5(I)とSiO2(II)(但し、R″はC1〜6の1
価の炭化水素基である)を0.5〜1.2:1の比で含
んでおり平均で1個以上のSi結合OH基を有している
オルガノポリシロキサン樹脂、の混合物を形成し;
(2)この混合物を加熱して、25℃で少なくとも7×
10-32/秒、好ましくは1〜3×10-22/秒、の
粘度を有する液体シロキサン組成物を得;そして(3)
充填剤処理剤との接触によって疎水性にされている又は
実質的に疎水性にされている表面を有する微細充填剤を
添加することによって、製造される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は水性系
のための、特に、高起泡性洗剤組成物の中に含有させる
ための、同様に、パルプ系の中に含有させるための、改
良されたシリコーン系の泡コントロール組成物を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、
(I)液体シロキサン成分と(II)疎水性表面を有する
微細充填剤(finely divided filler)とを含んでいる
泡コントロール組成物であって、その液体シロキサン成
分(I)が、25℃で少なくとも5,000mPa・s
の粘度を有し、そして、(1)100重量部の、少なく
とも1個の末端シラノール基と少なくとも40個のSi
原子を有するポリジオルガノシロキサン、(2)0〜1
00重量部の、トリオルガノシロキシ末端基を有するポ
リジオルガノシロキサン、および、(3)0.5〜10
重量部の、(A)100,000未満のMwを有する固
体MQ樹脂と(B)珪素原子に結合した加水分解可能な
基又は珪素結合水素原子を有する実質的に直鎖のポリジ
オルガノシロキサンリンカー(linker;結合剤)との共
重合反応生成物を含んでいる超高分子量オルガノポリシ
ロキサン樹脂(但し、成分(A)と(B)は、代表的に
は5.6:1から44.5:1までの範囲の(A):
(B)の重量比で共重合されている)を混合することに
よって得られる、前記泡コントロール組成物を提供す
る。
【0013】本発明による液体シロキサン成分(I)
は、25℃で、少なくとも5,000mPa・sの粘度
を有する。もっと低い粘度は組成物の泡コントロール能
力に望まれる改良をもたらさない。好ましくは、25℃
における粘度は、15,000mPa・sから100,
000mPa・sまでの範囲にある。もっと高い粘度を
有する液体シロキサンは効力を生じるけれども、加工中
の例えば混合中の取扱がより困難である。
【0014】液体シロキサン成分(I)の中に使用する
ための少なくとも1個の末端シラノール基を有するポリ
ジオルガノシロキサン(1)は周知であり商業的に入手
可能な材料であり、そして一般式R′3SiO−[Si
(R)2O]z−SiR′3(式中、Rは1〜20個の炭
素原子を有する、1価の炭化水素基又は置換された1価
の炭化水素基から独立に選択され、そしてR′はヒドロ
キシル基又はRどちらかであり、少なくとも1個のR′
はヒドロキシル基であり、そしてzは少なくとも38で
ある)によって表されてもよい。このタイプの好ましい
ポリジオルガノシロキサン(1)は各末端Si原子の上
に1個のヒドロキシル基を有しており、zの値は150
0未満であり、そしてR基は1〜8個の炭素原子を含有
するアルキル基である。より好ましいポリジオルガノシ
ロキサン(1)においては、Rはメチルであり、そして
zは400〜1200の値を有する。ポリジオルガノシ
ロキサン(1)は実質的に直鎖のポリマーであるが、R
SiO3/2、SiO2および/またはR3 SiO1/2
単位が少量存在してもよい。ポリジオルガノシロキサン
(1)は液体シロキサン成分(I)の100重量部の量
で存在する。
【0015】液体シロキサン成分(I)の中に使用する
ためのトリオルガノシロキシ末端基を有するポリジオル
ガノシロキサン(2)も周知であり商業的に入手可能な
材料であり、そして一般式R−[Si(R2)O]n−S
iR3(式中、Rは独立に、1〜20個の炭素原子を有
する、1価の炭化水素基又は置換された1価の炭化水素
基を表し、そしてnは整数である)によって記述するこ
とができる。かかる1価の炭化水素基の例には、アルキ
ル基、例えば、メチル、エチル、イソブチル、ドデシ
ル、オクタデシル及びトリフルオロプロピル、アルケニ
ル基、例えば、ビニル、アリル及びシクロヘキセニル、
アリール基、例えば、フェニル、トリル及びクロロフェ
ニルが包含される。ポリジオルガノシロキサン(2)は
実質的に直鎖のシロキサンであるが、少量のRSiO
3/2単位(但し、Rは上記定義通りである)が存在して
もよい。
【0016】好ましくは、Rがアルキルであり、そして
最も好ましくは、トリオルジノシロキシ末端基を有する
ポリジオルガノシロキサン(2)がトリメチルシロキシ
末端封鎖ポリジメチルシロキサンである。それらはジメ
チルジハロシラン及びトリメチルハロシランを通常の加
水分解と縮合の方法によって簡単にシロキサンに転化さ
せることによって製造されてもよい。好ましくは、nの
値はこれらのシロキサンポリマーの25℃における粘度
が100mPa・s〜10,000mPa・sの範囲に
あるように選ばれる。最も好ましいトリオルガノシロキ
シ末端封鎖ポリジオルガノシロキサン(2)は500m
Pa・s〜2000mPa・sの範囲の粘度を有する。
トリオルガノシロキシ末端封鎖ポリジオルガノシロキサ
ン(2)は、液体シロキサン成分(I)の重量によれ
ば、0〜100重量部、好ましくは50〜75重量部の
量で存在する。
【0017】オルガノポリシロキサン樹脂(3)は超高
分子量MQ樹脂である。「超高分子量MQ樹脂(ultra-
high molecular weight MQ resin)」は、100,00
0未満のMwを有するMQ樹脂分子とポリシロキサンリ
ンカー(linker)を反応生成物が少なくとも100,0
00のMwを有するように化学的に連結させる(共重合
させる)ことによって製造される樹脂を意味する。超高
分子量MQ樹脂は少なくとも一つの有機溶剤に可溶性で
ある。超高分子量MQ樹脂は0.5〜10重量部、好ま
しくは1〜6重量部の量で存在する。
【0018】本発明の超高分子量MQ樹脂は、 (A)100,000未満のMwを有する固体MQ樹脂
と (B)実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサンリンカ
ー(linker)の共重合反応生成物を含んでいる。
【0019】成分(A)は、実質的量のシラノールを含
有しそして下記の平均一般式を有するM及びQ単位を有
する固体MQ樹脂である:
【化6】
【0020】式中、R1はヒドロキシル基であり、そし
て、aは0.1〜0.2の数である。R2は、珪素結合
水素原子との付加反応が可能である少なくとも一つの不
飽和炭素−炭素結合(即ち、ビニル)を有する1価の炭
化水素基であり;そしてbは0〜1.4の数である。各
3は独立に、アルキル、アリール又はアリールアルキ
ル基から選ばれ;そしてcは0より大きい数であるか又
は0である。しかしながら、1≦a+b+c≦1.5で
ある;a+b+cが1より小さいと、成分(A)は有機
溶剤に不溶性であろう;そしてその共重合反応生成物も
有機溶剤に不溶性であろう。a+b+cが1.5より大
きいと、MQ樹脂成分(A)は粘稠な液体になり脆性固
体でなくなるであろう。
【0021】成分(A)として使用するのに適するMQ
樹脂とその製造方法は従来知られている。例えば、米国
特許第2,814,601号には、水溶性珪酸塩を酸に
よって珪酸モノマー又は珪酸オリゴマーに転化すること
により製造されたMQ樹脂が開示されている。十分な重
合が達成されたときに、樹脂はトリメチルクロロシラン
によってエンドキャップされてMQ樹脂を生じる。MQ
樹脂を製造するための別の方法が米国特許第2,85
7,356号に開示されており、それは珪酸アルキルと
加水分解可能なトリアルキルシランオルガノポリシロキ
サンの混合物を水で共加水分解(cohydrolysis)すること
による。
【0022】成分(A)のための固体MQ樹脂を製造す
る好ましい方法は次の通りである。連続方式で、珪酸ナ
トリウム水溶液の流れと塩酸水溶液の流れを急速混合す
る、そのときの比率(rate)は得られる溶液のpHをp
H 2未満に、好ましくは、pH 0の近くにするのに
十分なものである。この工程中、急速混合は臨界的であ
り、珪酸塩溶液がゲル化に向かう最低安定度を有する範
囲であるpH5〜8の局部濃度状況を材料が体験する時
間量を小さくさせる。酸性化された珪酸塩溶液は所期の
分子サイズ分布が出現するのを可能にするのに十分な直
径及び長さを有する管を通過させられる。この流れる水
溶液は次いで攪拌加熱されている反応混合物の中に滴下
され、その混合物の中には、重合しつつある酸酸塩上の
シラノール成分をトリメチルシリル基でキャップするこ
とを可能にするためにイソプロパノール、トリメチルク
ロロシラン及びヘキサメチルジシロキサンも添加され
る。連続方式で、この容器を後にした2相混合物は分離
され、そして有機相の中に残留する親水性不純物の量を
減少させるために新鮮な水が有機相と混合され、そして
有機相から分離される。炭化水素溶剤が有機相と混合さ
れ、そして蒸留塔でヘキサメチルジシロキサン キャリ
ヤー溶剤が除去される。得られた、シロキサンの炭化水
素溶剤溶液は所期の樹脂中間体である。成分(A)とし
て使用するのに適する固体MQ樹脂を上記の方法又は同
様の方法で得るやり方は当業者に知られているものであ
る。
【0023】成分(B)は下記の実験式を有する実質的
に直鎖のポリジオルガノシロキサンリンカーである:
【化7】
【0024】式中、各R4はアルキル、アリール又はア
リールアルキル基から独立に選ばれた1価の基である;
そしてpは0、1、2または3である。各R5は、水
素、ヒドロキシル、アルコキシ、オキシモ、アルキルオ
キシモ又はアリールオキシモ基から独立に選ばれた1価
の基であり;そしてxは0〜100の範囲にあり;そし
てyは0〜100の範囲にある。しかしながら、少なく
とも2つのR5基が各分子の中に存在しなければなら
ず、そして2つのR5基は異なる珪素原子に結合してい
なければならない。異なる珪素原子に結合した少なくと
も2つのR5基が存在しないと、生成される超高分子量
MQ樹脂が100,000未満のMwを有するであろ
う。2つのR5基を含有するシロキサン単位の間の平均
重合度は100未満でなければならず、好ましくは15
〜50の範囲にある。2つのR5基の間の重合度が10
0より大きいと、超高分子量MQ樹脂を製造するのに
は、(A):(B)の比が<5.6:1になるであろ
う。実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサンの各分子
は少なくとも5つのシロキシ単位を有していなければな
らない。成分(B)は2〜200mPa・s、好ましく
は、30〜100mPa・s、の粘度を有する。
【0025】超高分子量MQ樹脂は、上記の成分(A)
と(B)、及び成分(C)、即ち、成分(A)と(B)
を共重合させるための触媒、を含んでいる反応混合物を
加熱し;それによって、(A)と(B)の共重合反応生
成物を形成する;ことによって製造できる。成分
(A)、(B)及び(C)は反応を容易にするために、
成分(D)、溶剤、の中に溶解される。成分(A)と
(B)を共重合させるのに付加反応が使用される場合に
は、成分(E)、触媒抑制剤(catalyst inhibitor)、
もまた、反応混合物に添加されてもよい。成分(A)及
び(B)及び各々の量は共重合反応生成物が100,0
00以上の分子量を有するように選ばれる。
【0026】成分(A)と(B)は、5.6:1から4
4.5:1までの、好ましくは、7.0:1から20.
0:1までの、より好ましくは、7.8:1から17.
0:1までの範囲の(A):(B)の重量比で共重合さ
れる。しかしながら、選択される正確な比は、次のよう
な変数:成分(A)の構造及び官能価、成分(B)の重
合度(DP(B))、成分(B)の官能価、及び(A)と
(B)を共重合させるのに付加反応又は縮合反応どちら
が使用されるか、に依存する。
【0027】次のようなガイドラインは当業者が過度の
実験無しで適切な(A);(B)比を選ぶことを可能に
させるであろうと出願人は信じている。成分(A)のた
めの与えられたMQ樹脂については、DP(B)以外の変
数を一定に保つと、DP(B)が増加するにつれて共重合
反応生成物のMwは減少する。
【0028】成分(A)のために与えられたMQ樹脂及
び成分(B)として使用される与えられたリンカーにつ
いては、成分(B)の量以外の変数を一定に保つと、成
分(B)の量が増加するにつれて共重合反応生成物のM
wは増加する。しかしながら、成分(B)があまりに多
く存在する(即ち、比が<5.6:1になる)と、共重
合反応生成物はエラストマー性になる又は加熱中にゲル
化する、又は共重合反応生成物は溶剤に可溶性でなくな
る。少なすぎる量の成分(B)が存在すると(即ち、比
が>44.5:1になると)、共重合反応生成物は10
0,000未満のMwを有することがある。
【0029】(A)と(B)が縮合反応によって共重合
される場合には、(A):(B)の比は代表的には5.
67:1から25.3:1までの範囲、好ましくは7:
1から20:1までの範囲にある。(A)と(B)が付
加反応によって共重合される場合には、(A):(B)
の比は代表的には27.5:1から44.5:1までの
範囲にある。共重合反応生成物のMwは、MQ樹脂
(A)及びリンカー(B)を変えることによって、
(A):(B)の比を変えることによって、DP(B)
変えることによって、又はそれらの組合せによって、コ
ントロールできる。
【0030】成分(A)と(B)は縮合反応、付加反応
またはそれらの組合せによって共重合されることができ
る。成分(A)と(B)が縮合反応によって共重合され
る場合、成分(A)は上記式を有する。また、aは0.
1〜0.2の範囲になければならない。aが低すぎる
(すなわち、ヒドロキシル含量が低すぎる)と、得られ
る共重合反応生成物、超高分子量MQ樹脂、は少なすぎ
る(too few)OH基を含有するであろう、従って、M
wが100,000未満になるので本願には使用できな
い。aが高すぎる(即ち、ヒドロキシル含量が高すぎ
る)と、成分(A)は不溶性であろう。
【0031】成分(A)と(B)が付加反応によって共
重合される場合、成分(A)は上記式を有する、しかし
ながら、bは0.02〜1.4の範囲になければならな
い。bが低すぎる(即ち、ビニル含量が低すぎる)と、
得られる共重合反応生成物は100,000未満のMw
を有するであろう。
【0032】触媒、成分(C)、は反応を促進するため
に要求される。成分(C)は、(C1)縮合反応触媒、
(C2)付加反応触媒又はそれらの組合せから選ばれ
る。
【0033】成分(A)と(B)が縮合反応によって共
重合される場合には、反応混合物に成分(C1)、縮合
反応触媒、が添加される。適する縮合反応触媒は塩基性
触媒であり、水酸化カリウムや水酸化ナトリウムのよう
な金属水酸化物;シラノラート、カルボキシレート及び
カルボネートのような金属塩;アンモニア;アミン;及
びテトラブチルチタネートのようなチタネート;及びそ
れらの組合せが包含される。アンモニアが好ましい。適
する縮合反応は既知であり、そして米国特許第4,63
9,489号に開示されている。
【0034】組成物は縮合反応を行うために、代表的に
は60〜150℃の温度に、好ましくは120〜140
℃に、1〜24時間加熱される。
【0035】成分(A)と(B)が付加反応によって共
重合される場合には、反応混合物に成分(C2)、付加
反応触媒、が添加される。成分(C2)は好ましくは白
金触媒である。適する白金触媒には、クロロ白金酸、ク
ロロ白金酸のアルコール溶液及び白金化合物と不飽和有
機化合物例えばオレフィンや不飽和炭化水素基含有オル
ガノシロキサンとの錯体が包含される。成分(C2)は
好ましくは、白金とオルガノシロキサンの複合体、例え
ば、白金と1,3−ジエテニル−1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサンの複合体である。組成物は付加反
応を行うために典型的には、20〜150℃の温度に、
好ましくは100〜140℃に、0.5〜2時間加熱さ
れる。
【0036】反応混合物は、成分(A)、(B)、
(C)、及び成分(D)、有機溶剤、を含んでいる。適
する有機溶剤の例には、ヘキサンやヘプタンのようなア
ルカン;トルエン、キシレン及びベンゼンのような芳香
族溶剤;ケトン;及びテトラヒドロフランが包含され
る。トルエン及びキシレンが好ましい。反応混合物中の
溶剤の量は組成物の20〜80重量%である。
【0037】共重合が付加反応によって遂行される場合
には、反応混合物に成分(E)、随意的な触媒抑制剤、
を添加することができる。成分(E)は、付加反応触媒
抑制剤であることができる。適する抑制剤は米国特許第
3,445,420号の中に開示されている。成分
(E)はトリアルキルアミンのようなアミン、オキシ
ム、過酸化水素のような過酸化物、又はジアルキルアセ
チレン、ジカルボキシレート及びアセチレン性アルコー
ル例えばメチルブチノール又はエチニルシクロヘキサノ
ールのようなアセチレン性化合物であることができる。
成分(E)は好ましくはエチニルシクロヘキサノールで
ある。成分(E)は組成物の0〜0.05重量%を構成
する。
【0038】共重合の後、溶剤は得られた超高分子量M
Q樹脂から任意の手段によって除去できる。例えば、溶
剤は周囲条件で蒸発させることができる、又は超高分子
量MQ樹脂は穏やかな加熱を受けることができる。溶剤
を除去する方法は臨界的ではなく、当業者は溶剤を除去
する方法を知っているであろう。
【0039】本発明に使用される超高分子量樹脂は、米
国出願第09/224,399号の中に、より完全に記
載されている。
【0040】本発明の泡コントロール組成物の中に使用
される微細充填剤(II)は泡コントロール組成物を処方
するのに適するそれら無機充填剤のいずれであってもよ
い。かかる充填剤は多数の特許出願の中に記載されてい
る。それらには、BET測定によって測定したときに少
なくとも50m2/gの表面積を有する、ヒュームドT
iO2、Al22、アルミノシリケート及びSiO2が包
含される。好ましい充填剤は、標準的製法のいずれか、
例えば、ハロゲン化珪素の熱分解、珪酸の金属塩例えば
珪酸ナトリウムの分解及び沈降、及びゲル生成法、によ
って製造できるシリカ充填剤である。従って本発明の泡
コントロール組成物の中で使用される適切な珪酸塩とし
ては、ヒュームドシリカ、沈降シリカ及びゲル生成シリ
カがあげられる。これら充填剤の平均粒子サイズは0.
1〜20μmに及ぶであろうが、好ましくは0.5〜
2.5μmである。
【0041】充填剤粒子(II)の表面は泡コントロール
組成物を水性系の中で十分に有効ならしめるために疎水
性にされている。充填剤粒子を疎水性にすることは、液
体シロキサン成分(I)の中に充填剤粒子を分散させる
前又は後どちらで行われてもよい。これは、充填剤粒子
を、反応性シラン又はシロキサン、例えば、ジメチルジ
クロロシラン、トリメチルクロロシラウン、ヘキサメチ
ルジシラザン、ヒドロキシ末端封鎖された及びメチル末
端封鎖されたポリジメチルシロキサン及びシロキサン樹
脂、で前処理することによって行うことができる。この
ような化合物によって既に処理されている充填剤は多数
の会社から商業的に入手可能である、例えば、デグッサ
(Degussa)からのシパーナット(Sipernat)D10。
代わりに、充填剤の表面を、その場で、即ち、充填剤が
液体シロキサン成分(I)の中に分散された後に、疎水
性にしてもよい。これは、充填剤の分散前、分散中また
は分散後に、上記に記載されているタイプの疎水化剤の
適切な量を液体シロキサン成分(I)に添加し、そして
その混合物を40℃を越す温度に加熱することによって
行われてもよい。使用されるべき疎水化剤の量は疎水化
剤及び充填剤の本性に依存するであろうし、当業者には
明白である又は確かめ得るであろう。充填剤に少なくと
も認識し得る度合の疎水性を付与するのに十分な疎水化
剤が使用されるべきである。
【0042】本発明のもう一つの局面においては、泡コ
ントロール組成物の製造方法が提供されるが、この方法
は、(i)(1)100重量部の、少なくとも1個の末
端シラノール基と少なくとも40個のSi原子を有する
ポリジオルガノシロキサン、(2)0〜100重量部
の、トリオルガノシロキシ末端基を有するポリジオルガ
ノシロキサン、及び(3)0.5〜10重量部の、
(A)100,000未満のMwを有する固体MQ樹脂
と(B)珪素原子に結合した加水分解可能な基又は珪素
結合水素原子を有する実質的に直鎖のポリジオルガノシ
ロキサンリンカーとの共重合反応生成物(成分(A)と
(B)は代表的には5.6:1から44.5:1までの
範囲の(A):(B)の重量比で共重合される)を含む
超高分子量オルガノポリシロキサン樹脂、を含んでいる
混合物を形成し、そして次いで、(ii)工程(i)によ
って得られた混合物を減圧下で加熱し、そして(iii)
それに、疎水性にされている又は後で充填処理剤との接
触によって疎水性にされる表面を有する微細充填剤を添
加する、ことを含む。
【0043】本発明の方法の第一と第二の工程は混合と
加熱の設備を有するいずれのタイプの容器の中で行われ
てもよい。本発明の方法に使用されるポリジオルガノシ
ロキサン(2)の量は、ポリジオルガノシロキサン
(1)の100重量部当たり、0〜100重量部の範囲
にある。本発明の方法に使用される超高分子量オルガノ
ポリシロキサン樹脂(3)の量は、ポリジオルガノシロ
キサン(1)と(2)の粘度に依存するであろうが、ポ
リジオルガノシロキサン(1)の100重量部当たり、
少なくとも0.5重量部であり最大10重量部までであ
る。超高分子量オルガノポリシロキサン樹脂(3)の量
がもっと低いと、本発明による泡コントロール組成物に
比べて劣った泡コントロール能力の組成物が導かれる。
10部より高い量を使用すると、結果としてゲル構造を
生じ液体シロキサンを生じない傾向がある。一般的指標
としては、超高分子量オルガノポリシロキサン樹脂
(3)のより高いレベルは、より低い粘度のポリジオル
ガノシロキサン(1)及び(2)によって要求される。
【0044】必須成分に加えて、超高分子量オルガノポ
リシロキサン樹脂のための有機溶剤が添加されてもよ
い。この樹脂は液体シロキサン成分のその他成分と混合
される前にかかる溶剤の中に存在していてもよい。適す
る溶剤はキシレンである。添加される溶剤の量は臨界的
ではないが、好ましくは、環境上の及び経済的な理由か
ら最小に保つ。最も好ましくは、超高分子量オルガノポ
リシロキサン樹脂を混合物に添加するのに先立って溶液
状態に維持するに足るそれだけの溶剤が添加される。ま
た、混合物には、縮合触媒または平衡化触媒であっても
よい触媒が添加されてもよい。適する触媒には、アルカ
リ金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ
金属シラノラート、有機酸の金属塩、例えば、ドデカン
酸、オクタン酸又は酢酸のような酸の錫塩、鉛塩又は亜
鉛塩、が包含される。好ましくは、これら触媒は混合物
が減圧、例えば、40mmHgで、高温、例えば、15
0〜190℃に加熱された後に添加される。加熱工程
(ii)は好ましくは、減圧で、例えば40mmHgで、
行われる。工程(ii)において使用される温度は使用さ
れる触媒に依存するが、好ましくは80〜100℃であ
る。加熱が終了したら、混合物を冷まし、そして次い
で、残留アルカリ触媒を好ましくは中和する。これは化
学両論量の又はほぼ化学量論量の酸成分たとえば酢酸を
混合することによって行うことができる。
【0045】表面が疎水性にされている充填剤粒子は、
工程(i)と(ii)でつくられた液体シロキサン混合物
の中に直接に混合されてもよい(工程(iii))。かか
る疎水性粒子は工程(ii)の実施を指図する前にさえ混
合されてもよい。この混合は通常のいずれの方法で行わ
れてもよいが、好ましくは、当業者に周知である技術を
使用して均質化する方法によって、例えば、機械的な又
は超音波による均質化によって行われる。この混合は本
発明による泡コントロール組成物を得るために都合のよ
いいずれの温度で行われてもよい。
【0046】その表面を疎水性にするための前処理がな
されている充填剤材料の代わりに、未処理充填剤が添加
されてもよい。未処理充填剤が添加されるときには、未
処理充填剤の表面を疎水性にするために充填剤処理剤も
組成物の中に含有されるべきである。特に適する充填剤
処理剤は上記に説明したタイプのオルガノシリコン化合
物である。
【0047】未処理充填剤が使用されるときには、工程
(i)及び(ii)が完了した後に工程(iii)が行われ
ることが特に重要である。工程(ii)と(iii)の同時
遂行は充填剤粒子と混合物中の液体シロキサン成分の反
応性成分との間に反応を起こさせる。かかる反応は泡コ
ントロール組成物の再現性及び泡コントロール能力に影
響するので回避すべきである。液体シロキサン成分、未
処理充填剤及び充填剤処理剤を含んでいる混合物は混合
又は均質化のステージ中に又はその後に40℃以上の温
度に加熱されるべきである。
【0048】本発明の泡コントロール組成物を得るため
に使用される充填剤の量は臨界的でなく、泡コントロー
ル組成物全体の2〜20重量%の範囲でもよい。好まし
くは3〜15%の充填剤が使用される。
【0049】本発明の方法の工程(iii)中に、任意的
には、液状のトリオルガノシロキシ末端封鎖ポリジオル
ガノシロキサンが添加されてもよい。この液体ポリジオ
ルガノシロキサンは処理充填剤とは又は未処理充填剤及
び疎水化剤とは別個に又はそれらとの混合物として添加
されてもよい。
【0050】本発明の泡コントロール組成物は洗剤又は
パルプ系のような水性系での泡形成を減少又は防止する
のに有効である。かかる泡コントロール組成物は洗剤組
成物によって生じた泡、特に洗濯作業中に、を減少させ
るのに特に有効である。泡コントロール組成物は既知の
やり方のいずれかで、例えば、乳剤形態で、又は崩壊
(例えば貯蔵中の)をしないように保護されている形
態、例えば、カプセル形態で、洗剤組成物の中に組み入
れることができる。かかる方法は周知であり、そして多
数の特許明細書の中に開示されている。本発明の泡コン
トロール組成物の利点は組成物が高起泡性の洗剤組成物
の中に使用されたときに最大である。しかしながら、他
の洗剤組成物の中に組み入れることもできる。
【0051】従って、本発明の泡コントロール組成物
は、高起泡性界面活性剤例えば陰イオン界面活性剤例え
ばドデシルベンゼンスルホン酸トナリウムを高レベルで
有する洗剤組成物の中に組み入れたときに特に有効であ
る。高レベルの陰イオン界面活性剤はより低い洗浄温度
例えば40℃における洗剤組成物の有効性を確保するの
に使用されるであろう。それらはまた、パルプ系の中に
パルプ助剤として使用されるであろう。
【0052】本発明のもう一つの局面においては、
(1)100重量部の洗剤成分と(2)0.5〜5重量
部の本発明の泡コントロール組成物を含んでいる洗剤組
成物が提供される。
【0053】
【発明の実施の形態】下記の実施例で本発明を例証す
る。別に言及しない限り、部及び%はいずれも重量によ
る。
【0054】超高分子量樹脂の製造 本発明の超高分子量MQ樹脂は、ディーン・スターク
(Dean-Stark)トラップと水冷式冷却器を備えた3つ口
の丸底フラスコの中で、成分(A)と成分(B)とキシ
レンを反応させることによって製造した。
【0055】成分(A)は、実験式
【化8】 (式中、R1はヒドロキシル基であり、R3はメチル基で
あり、aは0.12であり、bは0であり、そしてcは
1.28である)を有する固体MQ樹脂であった。成分
(A)のMwは12,900であった。
【0056】成分(B)は、式HO(Me2SiO)15
Hを有する、主として直鎖のシラノール末端封鎖ポリジ
メチルシロキサンであった。
【0057】反応溶液を還流(140℃)の条件下で一
定攪拌しながら24時間加熱し、その間にアンモニアガ
ス触媒を反応溶液の中に連続的に吹き込み、そして反応
によって生じた水をディーン・スタークトラップによっ
て除去した。反応時間の最後に、フラスコを窒素ガスで
パージし、そして反応生成物を含有する溶液を周囲温度
に冷却した。
【0058】(A):(B)の異なる比率(表I参照)
を使用して、異なる重量平均分子量をもつ3種類の樹脂
を製造した。部はいずれも重量部であり、そして分子量
はいずれも、浸透圧法と光散乱の使用を特徴とした、M
Q樹脂標準で較正された2つのプルゲル(Plgel)5ミ
クロン ミックスト−D300X 7.5mmカラムを
使用するゲル浸透クロマトグラフィー(GPL)によっ
て測定してときの重量平均分子量Mwとして報告されて
いる。
【0059】分枝鎖流体及び泡止め配合物の製造 上記で製造した超高分子量MQ樹脂(3)の一つと、米
国特許第4,639,489号に記載されている手順に
従った粘度13,000mPa・sのシラノール末端ポ
リジメチルシロキサン(1)と粘度1000mPa・s
のトリメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン
(2)を使用して、4種類の分枝鎖流体を製造した。
【0060】各々の反応においては、キシレンの中に溶
解した超高分子量MQ樹脂(3)の56%溶液を52.
2g含有している2リットルの3つ口のフラスコに、攪
拌しながら、771.6gのトリメチルシロキシ末端ポ
リジメチルシロキサン(2)を添加した。得られたブレ
ンドを攪拌しながら180℃及び5320Paで1時間
加熱してキシレンを除去した。このブレンドを90℃に
冷却した後に、384gのシラノール末端ポリジメチル
シロキサン(1)、およびイソプロピルアルコールの中
に溶解したKOHの溶液1.8g(溶液1リットル当た
り1.7モルのKOH)を添加した。このブレンドを所
期の粘度が達成されるまで90℃および5330Paで
加熱した。反応の終了時に、KOH触媒を1.92gの
水の中の0.18gの酢酸によって中和し、そしてこの
混合物を0.5時間攪拌しその間に混合物は室温まで冷
えた。粘度は#52スピンドルのブルックフィールド
(登録商標)コーン/プレート デジタル粘度計を使用
して2.5RPMにおいて室温(25±2℃)で測定し
た。表IIは分枝鎖流体の製造に使用した樹脂と、分枝鎖
流体の粘度を示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】これら分枝鎖流体から3%のTS−530
シリカ(キャポット社)(これはヘキサメチルジシラザ
ン処理ヒュームドシリカである)との混合によって泡止
め配合物を製造した。この配合物は乳濁液デリベリにお
ける配合物の性能、安定性及び頑丈さを試験するために
幾つかの振盪試験で評価された。
【0064】対照1は比較用に製造されたもので、ダウ
コーニング社からDC−3604として入手可能な市販
の泡止め製品である。それは米国特許第4,639,4
89号に記載されている手順に従って製造された。
【0065】対照2は比較用に、本発明の超高分子量樹
脂を欧州特許第0217501号に記載されているよう
なMQ樹脂に置き換えたこと以外は上記手順を使用して
製造された。
【0066】振盪試験の手順 振盪試験の手順は次の通りである: 1.泡止め配合物(0.10g)を118mL(4オン
ス)のプラスチックビーカーの中に秤量した。
【0067】2.ビーカーの中の泡止め配合物に、4
4.90gのP15−200グリコール(ミシシッピー
州ミッドランドのダウケミカル社から入手可能)を、
5.00gの2−3155 OCS界面活性剤(ミシシ
ッピー州ミッドランドのダウコーニング社から入手可
能)と共に添加した。
【0068】3.この混合物をライトニンラボミキサー
(Lightnin Lab Mixer)で500〜800rpmで15
分間攪拌した。この乳濁液の分離及び不安定性(それは
配合物によって大きく変動し得る)のために、乳濁液を
製造したら直ちに試験を行った。
【0069】4.各々、100gの洗剤溶液を236m
L(8オンス)の角瓶の中に秤量した。2種類の洗剤溶
液MKS−3及びMKS−4は下記処方に従って成分を
混合することによって製造された。それらは2g/Lの
濃度で製造され、そして試験前に少なくとも30分間攪
拌された。割合はいずれも重量%による。
【0070】MKS−3マトリックス:29.8の脱イ
オン水;8.3のクエン酸ナトリウム;7.0のプロピ
レングリコール;2.0のエタノールアミン;1.0の
エメリー(Emery)621ヤシ油脂肪酸(ヘンケル
社);33.7のウィトコレート(Witicolate)LES−
60C(ウィトコ社)、アルキルエーテル硫酸塩(ラウ
レス硫酸ナトリウム(sodium laureth sulfate));1
5.7のグルコポン(Glucopon)600UP(ヘンケル
社)、アルキルポリグリコシド;及び、2.6のネオド
ール(Neodol)23−6.5アルコールエトキシレート
(シェル社)、アルコールエトキシレート(C12〜C
13、6.5EO)。
【0071】MKS−4マトリックス:22.0の脱イ
オン水;8.3のクエン酸ナトリウム;7.0のプロピ
レングリコール;1.0のエメリー621ヤシ油脂肪酸
(ヘンケル社);43.5のウィトコレート45液体
(ウィトコ社)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム);15.7
のグルコポン600UP(ヘンケル社)、アルキルポリ
グリコシド(C12、14、16);及び2.6のネオ
ドール23−6.5アルコールエトキシレート(シェル
社)、アルコールエトキシレート(C12〜C13、
6.5EO)。
【0072】脱イオン水の使用は洗浄機試験と比較して
もっと「泡だちを促進する(pro-foaming)」環境にお
ける試験を可能にする。
【0073】5.工程1と2で製造した通りの泡止め乳
濁液0.25gを工程4の洗剤溶液と混合し、そして直
ちに試験するために瓶を振盪機(バレル リスト アク
ション シェーカー(Burrell Wrist Action Shake
r)、モデル75、クラッチ設定=7.5、アーム長さ
=15cm)の上に置いた。
【0074】6.瓶に液量を線で記した。この線は泡の
高さを記録する際の基点(0mmの泡の高さ)である。
【0075】7.溶液を40秒間振盪し、そして初期の
泡の高さを直ちに測定した。この測定値は泡止め(anti
foam)としての配合物の有用性を表す。1分後にも結果
を読み取ったが、それは溶液を泡消し(defoam)するた
めの配合物の性向を表していた。下記の表III及び表IV
の中の「泡消し」の欄は、初期の泡の高さと1分後の泡
の高さとの差を示している。
【0076】8.再び、溶液を2分間振盪した。結果を
直ちに読み取り、そして1分後にも読み取った。
【0077】下記の表III及び表IVは、上記洗剤配合物
の中での振盪試験に基づいた本発明の泡止め配合物の性
能を示している。表IIIはMKS−3洗剤系からのデー
タを示しており、そして表IVはMKS−4洗剤系からの
データを示している。振盪試験の結果は本発明の超高分
子量樹脂は対照1に比べて良い泡止め特性及び優れた泡
消し特定を有することを表していた。初期の泡の高さ即
ち泡止め特性がサンプル間で比較可能であったが、主要
な差異は2分間振盪した後にサンプルを1分間放置した
ときの泡消し特性であった。全ての実験サンプルは対照
1よりも大きな度合で泡消しをした。
【0078】
【表3】
【0079】MKS−3における最良の泡消し性能は1
分後に45mmの泡減少という泡消し値をもつBF−3
及びBF−2を配合された配合物であった。これらサン
プルは分子量が266,000Mwまたは665,00
0Mwのどちらかである樹脂MQR−1またはMQR−
2に基づいていた。これらはどれもがうまくいった。M
QR−3、即ち、2,230,000Mwの樹脂、を用
いて製造された分枝鎖流体BF−1はうまくいかなかっ
たが、それでも対照1よりは良かった。
【0080】
【表4】
【0081】MKS−4洗剤マトリックスにおいても、
非常によく似た結果が得られ、最良の結果はMQR−1
を用いて製造されたBF−3と、MQR−2を用いて製
造されたBF−2によって得られ、それらは2分間振盪
では1分休止後に丁度1mmの泡を残して55mmの泡
消しを有した。やはり、もっと高い分子量に基づく樹脂
MQR−3から製造された分枝鎖流体BF−1はやは
り、それよりも低い分子量(233,000mPa・s
及び655,000mPa・s)の樹脂を用いて製造さ
れた泡止め化合物のようには性能がよくなかった。超高
分子量樹脂を基づいた化合物はどれも、対照1の化合物
よりは性能がよかった。対照2の化合物は関しては、本
発明の超高分子量樹脂は対照2に比べて、特に2分間振
盪試験において、優れた初期泡止め特性を有した。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)液体シロキサン成分と(II)疎水
    性表面を有する微細充填剤を含んでいる泡コントロール
    組成物であって、液体シロキサン成分(I)は25℃で
    少なくとも5,000mPa・sの粘度を有しそして
    (1)100重量部の、少なくとも1個の末端シラノー
    ル基と少なくとも40個のSi原子を有するポリジオル
    ガノシロキサン、(2)0〜100重量部の、トリオル
    ガノシロキシ末端基を有するポリジオルガノシロキサ
    ン、及び(3)0.5〜10重量部の、(A)100,
    000未満のMwを有する固体MQ樹脂と(B)実質的
    に直鎖のポリジオルガノシロキサンリンカーとの共重合
    反応生成物を含んでいる超高分子量オルガノポリシロキ
    サン樹脂を混合することによって得られる、前記泡コン
    トロール組成物。
  2. 【請求項2】 ポリジオルガノシロキサン(1)は各末
    端珪素原子上に1個のヒドロキシル基を有し、他の実質
    的に全ての置換基が1〜8個の炭素原子を含有するアル
    キル基であり、そしてシロキサン鎖の中に400〜12
    00個の珪素原子を有する、請求項1の泡コントロール
    組成物。
  3. 【請求項3】 泡コントロール組成物の全重量を基準に
    して3〜15重量%の充填剤が使用される、請求項1の
    泡コントロール組成物。
  4. 【請求項4】 100,000未満の重量平均分子量を
    有する前記固体MQ樹脂(A)が、実験式 【化1】 のM及びQ単位を有し(式中、R1はヒドロキシル基で
    あり、R2は珪素結合水素原子との付加反応が可能であ
    る少なくとも1個の不飽和炭素−炭素結合を有する1価
    の炭化水素基であり;各R3は独立に、アルキル、アリ
    ール又はアリールアルキル基から選ばれ、aは0.1〜
    0.2の数であり、bは0〜1.4の数であり、そして
    cは0より大きい数であるか又は0である、但し1≦a
    +b+c≦1.5であることを条件とする);そして前
    記の実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサン(B)
    が、実験式 【化2】 を有し(式中、各R4は、アルキル、アリールおよびア
    リールアルキル基から独立に選ばれた1価の基であり、
    各R5は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、オキシ
    モ、アルキルオキシモ又はアリールオキシモ基から独立
    に選ばれた1価の基であり、pは0、1、2又は3であ
    り、xは0〜100であり、yは0〜100である、但
    し、各分子中には少なくとも2個のR5基が存在し、R5
    基の少なくとも2個が分子内の異なる珪素原子に結合し
    ており、かつ、実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサ
    ンの各分子が少なくとも5の重合度を有することを条件
    とする);かつ、(A):(B)の重量比が、5.6
    7:1から44.5:1までの範囲にある、請求項1の
    泡コントロール組成物。
  5. 【請求項5】 共重合反応生成物の重量平均分子量が1
    00,000〜2,000,000である、請求項4の
    泡コントロール組成物。
  6. 【請求項6】 (i)(1)100重量部の、少なくと
    も1個の末端シラノール基と少なくとも40個のSi原
    子を有するポリジオルガノシロキサン、(2)0〜10
    0重量部の、トリオルガノシロキシ末端基を有するポリ
    ジオルガノシロキサン、及び(3)0.5〜10重量部
    の、(A)100,000未満のMwを有する固体MQ
    樹脂と(B)実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサン
    リンカーとの共重合反応生成物を含んでいる超高分子量
    MQ樹脂を含んでいるオルガノポリシロキサン樹脂、を
    含んでいる混合物を形成し;(ii)工程(i)によって
    得られた混合物を加熱し;そして、(iii)それに、充
    填剤処理剤との接触によって疎水性にされている表面を
    有する微細充填剤を添加する;ことを含むことを特徴と
    する泡コントロール組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 更に、工程(ii)の間に触媒を添加する
    追加の工程を含んでいる、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 100,000未満の重量平均分子量を
    有する前記固体MQ樹脂(A)が、実験式 【化3】 のM及びQ単位を有し(式中、R1はヒドロキシル基で
    あり、R2は珪素結合水素原子との付加反応が可能であ
    る少なくとも1個の不飽和炭素−炭素結合を有する1価
    の炭化水素基であり;各R3は独立に、アルキル、アリ
    ールおよびアリールアルキル基からなる群から選ばれ、
    aは0.1〜0.2の数であり、bは0〜1.4の数で
    あり、そしてcは0より大きい数であるか又は0であ
    る、ただし、1≦a+b+c≦1.5であることを条件
    とする);そして前記の実質的に直鎖のポリジオルガノ
    シロキサン(b)が、実験式 【化4】 を有し(式中、各R4は、アルキル、アリール及びアリ
    ールアルキル基から独立に選ばれた1価の基であり、各
    5は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、オキシモ、
    アルキルオキシモ及びアリールオキシモ基から独立に選
    ばれた1価の基であり、pは0、1、2又は3であり、
    xは0〜100であり、yは0〜100である、ただ
    し、各分子中には少なくとも2個のR5基が存在し、R5
    基の少なくとも2個が分子内の異なる珪素原子に結合し
    ており、かつ、実質的に直鎖のポリジオルガノシロキサ
    ンの各分子が少なくとも5の重合度を有することを条件
    とする);かつ、(A):(B)の重量比が、5.6
    7:1から44.5:1.18までの範囲にある、請求
    項6の方法。
  9. 【請求項9】 成分(A)と(B)が触媒を用いて共重
    合され、そして前記触媒が(C1)縮合反応触媒、(C
    2)付加反応触媒又はそれらの組合せから選ばれる、請
    求項8の方法。
  10. 【請求項10】 組成物が更に少なくとも一つの洗剤を
    含んでいる、請求項1の組成物。
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