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JP2000189385A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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Publication number
JP2000189385A
JP2000189385A JP10370492A JP37049298A JP2000189385A JP 2000189385 A JP2000189385 A JP 2000189385A JP 10370492 A JP10370492 A JP 10370492A JP 37049298 A JP37049298 A JP 37049298A JP 2000189385 A JP2000189385 A JP 2000189385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air supply
endoscope
pipe
battery
inspection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10370492A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Watanabe
勝司 渡辺
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Shigeto Magai
成人 真貝
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10370492A priority Critical patent/JP2000189385A/ja
Publication of JP2000189385A publication Critical patent/JP2000189385A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加圧空気を供給する送気ポンプを内視鏡に着脱
自在に設け、この送気ポンプの駆動を照明ランプを点灯
させる電源により行う内視鏡装置を提供すること。 【解決手段】接続口金14内には送気用開口部34及び
漏水検査用開口部36が設けられ、ユニット本体52内
には送気ポンプ60と、この送気ポンプ60及び照明ラ
ンプ24の電源となる電池61とが収納されている。ユ
ニット本体52の先端面には送気用開口部34、漏水検
査用開口部36、電気接点27a,27bとそれぞれ対
向する位置に、送気管路用送気ピン58、漏水検査用送
気ピン59及びランプ用電極62a,62bが設けられ
ている。送気管路用送気ピン58及び漏水検査用送気ピ
ン59と送気ポンプ60との間には、スイッチレバー5
4によって送気ポンプ60からの加圧空気を送気管路用
送気ピン58又は漏水検査用送気ピン59の何れか一方
に送りこむ切換えコック63が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明ランプを設け
た内視鏡と、この内視鏡に着脱自在で、前記照明ランプ
に電源を供給するバッテリーを配設した着脱ユニットと
を備えた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入
することにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応
じて処置具チャンネル内に処置具を挿通して各種治療処
置の行える医療用の内視鏡が広く利用されている。
【0003】また、近年では例えば内視鏡の光源装置と
して電源に乾電池等のバッテリを用いたバッテリ型光源
を利用し、このバッテリ型光源を内視鏡に一体的に固定
して使用する内視鏡装置がある。
【0004】例えは、特開平10−201710号公報
には電源に乾電池を用いたバッテリ型光源を内視鏡操作
部に着脱自在に取り付けられるようにした内視鏡があ
る。このようなバッテリ型光源を取り付けて使用可能な
内視鏡は、電源のないところでの使用が可能であり、持
ち運びが容易であるため、緊急時や訪問治療など携帯し
て使用するのに適している。
【0005】前記内視鏡では観察中に、挿入部の先端部
に配置されている観察のための観察窓や照明光を出射す
る照明窓に体液や汚物等が付着して、観察像が曇ってし
まったり、照明光量が不足して鮮明な観察像を得られな
くなることがあった。このような場合には内視鏡を検査
部位から一旦引き抜いて挿入部先端に付着している体液
等を拭う等の対処を施した後、内視鏡を再挿入して検査
を行っていた。
【0006】しかし、内視鏡の挿抜を繰り返し行うこと
により、検査・処置時間が長くなり、術者及び患者に大
きな負担を与えてしまう。このため、携帯して使用可能
な内視鏡装置においても、一般的な内視鏡で使用する外
部装置である送気装置を持ち込み、この送気装置で発生
した加圧空気を内視鏡挿入部先端まで導き、窓に付着し
ている体液や汚物等を吹き飛ばすようにしていた。
【0007】また、使用後の内視鏡を洗浄する際には内
視鏡の水漏れ検査を行う。このとき、内視鏡と送気装置
とを専用の送気チューブを用いて接続し、加圧空気を内
視鏡内部空間内に送り込んで水漏れがないことを確認し
た後、洗滌作業を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯使
用可能な内視鏡装置において、観察窓や照明窓に付着し
た体液や汚物等を除去する送気装置を別に用意して内視
鏡装置を構成した場合、内視鏡装置本来の長所である携
帯性が損なわれて、持ち運びの容易性や機動性の良さが
阻害される要因になる。
【0009】また、内視鏡の水漏れ検査を行う際に、常
に専用の送気チューブを携帯し、その送気チューブを内
視鏡と送気装置とに接続しなければならないので、持ち
運びの容易性が損なわれるばかりでなく、作業上の煩わ
しさが問題になっていた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、加圧空気を供給する送気ポンプを内視鏡に着脱自
在に設けることが可能で、この送気ポンプの駆動を照明
ランプを点灯させる電源によって行う携帯性に優れた内
視鏡装置を提供することを目的にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
挿入部先端部に配置した送気ノズルに連通する送気管路
と、内視鏡内部空間に連通する水漏れ検査用管路と、照
明光を導光するライトガイドファイバと、このライトガ
イドファイバの光入射端に照明光を供給する照明ランプ
とを備えた内視鏡と、この内視鏡の操作部に設けた接続
口金に、前記ランプの電源となるバッテリを配設した着
脱ユニットが着脱自在な内視鏡装置であって、前記内視
鏡の接続口金に、前記照明ランプと前記バッテリとを電
気的に導通させる電気接点、前記送気管路の送気口及び
前記水漏れ検査用管路の管路開口を配置する一方、前記
着脱ユニット内に、前記照明ランプの電源であるバッテ
リによって駆動され、前記送気管路又は前記水漏れ検査
用管路に管路選択手段を介して加圧空気を供給する送気
ポンプを設けている。
【0012】この構成によれば、着脱ユニットを内視鏡
の接続口金に設けることによって、照明ランプへの電源
の供給及び加圧空気を内視鏡の送気管路又は水漏れ検査
用管路に供給して、窓に付着した体液や汚物の除去を行
いながら速やかに内視鏡観察を行えるとともに、内視鏡
洗滌前の漏水検査を携帯性を損なうことなく容易に行え
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の一実施
形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成を説明する
図、図2は送気ポンプを備えた着脱ユニットと内視鏡と
の関係を説明する図、図3は水漏れ検査状態のポンプと
切換えコックとの関係を示す図である。
【0014】図1に示すように本実施形態の内視鏡装置
1は、細長な挿入部11と、この挿入部11の基端部に
連設する把持部を兼ねる操作部12とを備えた内視鏡1
0と、前記操作部12の基端部に着脱自在に配置される
液晶モニタ41を配置したモニタ一体型ビデオプロセッ
サ40と、前記操作部12の側部に着脱自在に配置され
る着脱ユニット50とで主に構成されている。
【0015】前記操作部12の基端部には前記モニタ一
体型ビデオプロセッサ40を着脱自在に配置するための
接続コネクタ13が設けられ、この操作部12の側部に
は前記着脱ユニット50の連結部51を構成するユニッ
ト本体52に対して回動自在な固定リング53と螺合す
る接続口金14が設けられている。
【0016】前記接続口金14の外周面には雄ネジ部1
4aが形成されており、この雄ネジ部14aと、前記着
脱ユニット50の固定リング53の内周面に形成した雌
ネジ部(図2符号53a)とが螺合して、前記操作部1
2に対して着脱ユニット50が一体的に固定されるよう
になっている。
【0017】前記内視鏡10の挿入部11は、先端側か
ら順に硬質部材で形成した先端部15と、この先端部1
5の後端に連設する湾曲自在な湾曲部16と、この湾曲
部16の後端に連設して前記操作部12の先端に至る柔
軟性を有する可撓管部17とで構成されている。
【0018】前記操作部12には前記湾曲部16を所望
の状態に湾曲操作するための湾曲レバー18、照明ラン
プ(図2符号24参照)を保持するランプホルダ19及
び前記照明ランプを点灯状態又は消灯状態に切換え操作
するランプスイッチ20が設けられている。
【0019】一方、前記着脱ユニット50のユニット本
体52の内部には前記内視鏡10の後述する送気管路を
構成する送気チューブ(図2符号33)及び水漏れ検査
用管路(図2符号36)に加圧空気を供給する際の供給
源となる送気ポンプ(図2符号60)と、この送気ポン
プ及び前記照明ランプの電源となる乾電池又は蓄電池な
どの電池(図2符号61)とが内蔵されている。そし
て、このユニット本体52の側部には前記送気ポンプを
駆動状態又は停止状態に切換え操作する駆動制御スイッ
チと、この送気ポンプで発生した加圧空気を前記送気管
路又は水漏れ検査用管路のどちから一方に選択的に供給
する管路選択手段とを兼ねるスイッチレバー54と、こ
のユニット本体52内に設けられた送気ポンプの空気取
入口となる吸気用開口55とが設けられている。
【0020】なお、前記スイッチレバー54の移動する
範囲には「ON」、「OFF」、「TEST」の選択状
態を示す動作表示文字56が付されている。また、符号
57は前記ユニット本体52の基端部に着脱自在な蓋体
であり、この蓋体57を前記ユニット本体52から取り
外すことによって、前記ユニット本体52内に収納され
ている電池の交換を行えるようになっている。さらに、
前記ユニット本体52の先端面からは符号58に示す前
記送気管路に加圧空気を供給するための送気管路送気用
ピンと、符号59に示す前記水漏れ検査用管路に加圧空
気を供給するための漏水検査用送気ピンとが突出してい
る。
【0021】図2を参照して内視鏡10、着脱ユニット
50及びモニタ一体型ビデオプロセッサ40を備えた内
視鏡装置1の具体的な構成を説明する。図に示すように
本実施形態の内視鏡10の先端部15の先端面には照明
光学系を構成して照明光が観察部位に向かって出射され
る照明窓21と、観察光学系を構成して前記照明窓21
から出射された照明光によって得られる光学像が入射す
る観察窓22と、この観察窓22及び前記照明窓21の
表面に向かって加圧空気を噴出する送気ノズル23とが
配置されている。
【0022】前記照明窓21の基端面には前記ランプホ
ルダ19に保持された照明ランプ24からの照明光を伝
送するライトガイドファイバ25の一端面が臨まれてい
る。このライトガイドファイバ25の基端部は、前記操
作部12内で緩やかに屈曲されて、光入射端であるその
基端面25aを前記照明ランプ24の前方に配置された
集光レンズ26の焦点位置に固定している。
【0023】前記照明ランプ24を保持するランプホル
ダ19は、前記操作部12に着脱自在な構成であり、こ
のランプホルダ19を操作部12に配置したとき水密的
が確保されるとともに、前記ランプホルダ19を介して
照明ランプ24の図示しない電気接点と前記接続口金1
4内に配置した第1電気接点27aから延出する第1リ
ード線28a及び第2電気接点27bから延出する第2
リード線28bとが導通状態になる。
【0024】なお、前記第1リード線28aの中途部に
は前記操作部12に設けたランプスイッチ20の動作に
対応するランプ接点20aが設けられている。このた
め、このランプスイッチ20を操作して前記ランプ接点
20aを導通状態又は切断状態に切り換えることによっ
て、前記照明ランプ24を点灯状態又は消灯状態にする
ようになっている。また、前記照明ランプ24が点灯状
態のとき、この照明ランプ24から発した照明光は、集
光レンズ26によりライトガイドファイバ25の基端面
25aに集光され、このライトガイドファイバ25を導
光され、照明窓21を通過して観察部位に向かって照明
される。
【0025】前記観察窓22の結像位置には観察部位の
光学像を撮像して画像信号に光電変換するCCDなどの
固体撮像素子29が配置されている。この固体撮像素子
29で光電変換された画像信号は、前記固体撮像素子2
9の後段に位置する増幅回路基板30で増幅されて、前
記接続コネクタ13まで延出する信号線31に出力され
るようになっている。
【0026】なお、前記増幅回路基板30には前記信号
線31の他に、ノイズ除去のためのダミー線32が接続
されており、このダミー線32も前記信号線31同様前
記接続コネクタ13に配線されている。
【0027】前記送気ノズル23には送気管路を形成す
る送気チューブ33の一端部が連通している。この送気
チューブ33の他端部は前記接続口金14内に設けた送
気口となる送気用開口部34に連通している。
【0028】前記接続口金14内には前記送気用開口部
34の他に内視鏡の気密状態を検査するときに使用する
内視鏡内部空間(不図示)に一端部が連通する水漏れ検
査用管路35の他端部が管路開口となる漏水検査用開口
部36として設けられている。
【0029】前記水漏れ検査用管路35の一端部開口
は、この開口内径より大径で弾性を有する密閉バッド3
7aと、この密閉バッド37aを漏水検査用開口部36
側に付勢するスプリング37bとで構成した水密弁37
によって密閉されるようになっている。
【0030】前記着脱ユニット50のユニット本体52
内には小型の送気ポンプ60と、この送気ポンプ60及
び前記照明ランプ24の電源となる乾電池又は充電池等
の電池61とが収納されている。
【0031】前記着脱ユニット50のユニット本体52
の先端面には、前記接続口金14に設けた送気用開口部
34、漏水検査用開口部36、電気接点27a,27b
とそれぞれ対向する位置に、送気管路用送気ピン58、
漏水検査用送気ピン59及びランプ用電極62a,62
bが設けられている。前記送気管路用送気ピン58及び
漏水検査用送気ピン59の先端部には水密リング67,
68が設けられており、前記送気用開口部34及び漏水
検査用開口部36の内周部に設けた水密リング係合溝3
4a,35aにそれぞれクリック感を持って水密的に係
入するようになっている。
【0032】前記送気管路用送気ピン58及び漏水検査
用送気ピン59と、送気ポンプ60との間には、前記ス
イッチレバー54の操作によってこの送気ポンプ60か
らの加圧空気を前記送気管路用送気ピン58又は漏水検
査用送気ピン59の何れか一方に選択的に切り換えて送
りこむ管路選択手段である切換えコック63が設けられ
ている。
【0033】また、前記電池61からは前記電極62
a,62bに電気的に導通する第1配線64a,64b
及び前記送気ポンプ60に電気的に導通する第2配線6
5a,65bとが設けられており、前記第2配線65a
の中途部には前記スイッチレバー54の操作によって導
通状態、切断状態を切り換えるポンプ用接点66が設け
られている。
【0034】つまり、前記切換えコック63の連通状態
と送気ポンプ60の駆動状態とを前記スイッチレバー5
4を操作することによって適宜制御できるようになって
いる。
【0035】したがって、前記固定リング53を前記接
続口金14に螺合固定することによって、送気管路用送
気ピン58が送気用開口部34内に配置され、漏水検査
用送気ピン59が水漏れ検査用管路35内に配置される
とともに、電気接点27a,27bとランプ用電極62
a,62bとが導通状態になる。
【0036】このとき、前記送気管路用送気ピン58及
び漏水検査用送気ピン59の先端部に設けられている水
密リング67,68は、前記送気用開口部34及び漏水
検査用開口部36の内周部に設けた水密リング係合溝3
4a,35aにそれぞれクリック感を持って水密的に係
入する。
【0037】なお、前記漏水検査用送気ピン59が前記
接続口金14の漏水検査用開口部36から水漏れ検査用
管路35内に挿入されるとき、この漏水検査用送気ピン
59の先端面は前記密閉バッド37aに当接した後、前
記スプリング37bの付勢力に抗して密閉バッド37a
を移動させて、前記水密弁37による密閉状態を解除す
る。符号59aは加圧空気を噴出する側孔である。
【0038】本実施形態においては、スイッチレバー5
4を「ON」表示位置に配置することによって、ポンプ
用接点66が導通状態になって電池61から送気ポンプ
60へ電力が供給されて駆動を開始する一方、前記スイ
ッチレバー54に連動して図2に示すように前記切換え
コック63が送気管路用送気ピン58側に連通するの
で、送気ポンプ60からの加圧空気は送気管路用送気ピ
ン58から送気用開口部34を通って送気チューブ33
に供給されていく。
【0039】一方、前記スイッチレバー54を「TES
T」表示位置に移動させた場合には、前記ポンプ用接点
66が導通状態になって乾電池から送気ポンプ60へ電
力が供給されて駆動を開始する一方、前記スイッチレバ
ー54に連動して図3に示すように切換えコック63が
漏水検査用送気ピン59側に連通する。このため、送気
ポンプ60からの加圧空気は、漏水検査用開口部36に
配置された漏水検査用送気ピン59の側孔59aから水
漏れ検査用管路35を通って内視鏡内部空間に供給され
ていく。
【0040】最後に、前記スイッチレバー54を「OF
F」表示位置にすることにより、前記ポンプ用接点66
が切断状態になる。このことにより、電池61から送気
ポンプ60への電力の供給が停止されて、送気ポンプ6
0の駆動が停止する。
【0041】なお、前記送気ポンプ60にはリリーフ機
構(不図示)が設けられており、送気側の管路が閉鎖状
態であるとき、設定圧力以上に加圧されない構造になっ
ている。
【0042】前記接続コネクタ13に着脱自在に接続さ
れる前記モニタ一体型ビデオプロセッサ40は、前記固
体撮像素子29で光電変換された画像信号を映像信号に
生成するビデオ回路42を有し、このビデオ回路42で
生成した映像信号を前記モニタ41に出力するようにな
っている。
【0043】つまり、前記接続コネクタ13にモニタ一
体型ビデオプロセッサ40を接続することによって、こ
の接続コネクタ13に配線されている信号線31とダミ
ー線32とが前記ビデオ回路42に電気的に接続され
る。すると、このビデオ回路42では、入力された電気
信号からノイズを除去し、所定の信号処理を行って映像
信号を生成し、この映像信号をモニタ41に出力して観
察部位の像を画面上に表示する。
【0044】なお、前記モニタ一体型ビデオプロセッサ
40の電源としては、内視鏡装置としての携帯性を考慮
して、このモニタ一体型ビデオプロセッサ40内部に電
源を設けるようにしても、又は前記着脱ユニット50の
電池61を電源とするようにしてもよい。
【0045】上述のように構成した内視鏡装置1の作用
を説明する。まず、内視鏡装置1を用いて検査を行う場
合、使用に適する電池又は充電済みの充電池等、電池6
1をユニット本体52内に装填し蓋体57を配置する。
【0046】次に、着脱ユニット50を内視鏡10の接
続口金14に配置し、送気管路用送気ピン58及び漏水
検査用送気ピン59を接続口金14の送気用開口部3
4、漏水検査用開口部36に嵌入するように押し込み、
水密リング67,68を水密リング係合溝34a,35
aに係入させる。この後、固定リング53を接続口金1
4に螺合して着脱ユニット50の操作部12への取付け
を完了させる。
【0047】このことにより、電池61に導通している
ランプ用電極62a,62bが接続口金14の電気接点
27a,27bに接触し、照明ランプ24と電池61と
をランプ接点20aを介して結んだ回路が形成される。
【0048】次いで、ランプスイッチ20を押し込みラ
ンプ接点20aを導通状態にする。すると、電池61か
ら照明ランプ24に電流が流れ、前記照明ランプ24が
点灯状態になる。このことにより、この照明ランプ24
から発した照明光が、集光レンズ26、ライトガイドフ
ァイバ25を介して照明窓21から出射されて観察部位
を照明する。
【0049】この照明光によって照らされた観察部位の
像は、観察窓22を介して固体撮像素子29に結像して
画像信号に変換され、増幅回路基板30、信号線31を
介してモニタ一体型ビデオプロセッサ40のビデオ回路
42に伝送され、このビデオ回路42で映像信号に生成
されてモニタ41の画面上に表示される。
【0050】観察中、前記観察窓22の表面に体液等の
汚物が付着して鮮明なモニタ像が得られなくなったり、
照明窓21の表面に体液等の汚物が付着して照明光量が
不足した場合には、着脱ユニット50に設けられている
スイッチレバー54を「ON」位置に配置する。
【0051】すると、送気ポンプ60が駆動を開始する
とともに、切換えコック63が送気用開口部34に連通
するように切り換わることにより、この送気ポンプ60
で発生した加圧空気が送気用開口部34から送気チュー
ブ33内を通って先端部15に配置されている送気ノズ
ル23から観察窓22及び照明窓21の表面に向かって
噴出されていく。
【0052】このことにより、窓21,22の表面に付
着した汚物等が加圧空気で吹き飛ばされるので鮮明な像
の観察を引き続き行える。なお、観察の際には一旦、ス
イッチレバー54を「OFF」位置に移動させて、送気
ポンプ60の駆動を停止させておく。
【0053】検査又は処置が終了して内視鏡1を観察部
位から抜去したなら、ランプスイッチ20を操作してラ
ンプ接点20aを切断状態にして照明ランプ24を消灯
させ、次いで内視鏡10の水漏れ検査を行う。
【0054】このときまず、内視鏡10を液中に浸漬さ
せた状態に保持する。ただし、このとき、前記着脱ユニ
ット50の吸気用開口55が液中に浸漬しないように注
意する。そして、着脱ユニット50のスイッチレバー5
4を「TEST」位置に移動させる。
【0055】すると、送気ポンプ60が駆動を開始する
とともに、切換えコック63が漏水検査用開口部36と
連通する。このことにより、前記送気ポンプ60で発生
した加圧空気が漏水検査用送気ピン59の側孔59aか
ら噴出して内視鏡内部空間に送り込まれていく。このと
き、内視鏡の表面から発生する気泡の有無を確認する。
【0056】そして、スイッチレバー54を「OFF」
位置に移動して送気ポンプ60の駆動を停止させる。こ
の漏水検査の結果、気泡の発生が確認されなかったな
ら、引き続き洗滌作業を行う。
【0057】なお、着脱ユニット50を操作部12から
取り外したとき、水密弁37が漏水検査用開口部36を
水密的に閉塞して内視鏡内部空間内を水密構造にする。
したがって、内視鏡10の外表面を洗滌する際に、必要
に応じて着脱ユニット50を操作部12から取り外して
行うとよい。
【0058】このように、小型の送気ポンプを照明ラン
プの電源である電池が配設されていて操作部の接続口金
に対して着脱自在な着脱ユニットに一体的に設ける一
方、接続口金に送気用開口部及び漏水検査用開口部を設
け、この送気ポンプを有する着脱ユニットを接続口金に
一体的に固定することによって、着脱ユニットに設けた
スイッチレバーを適宜操作することによって、この送気
ポンプから送られる加圧空気を、挿入部先端のノズルに
連通した送気管路あるいは内視鏡内部空間に選択的に送
り込むことができる。
【0059】このことによって、送気ポンプを備えた内
視鏡装置の携帯性を損なうことなく、窓表面に付着した
汚物等の除去を行えて、観察の効率向上を図れる。ま
た、従来のような専用の漏水検具を必要とせず、前記送
気ポンプを用いて容易に内視鏡の漏水検査を行えるので
水漏れの早期発見にも役立つ。
【0060】また、テレビモニタを一体に構成したビデ
オプロセッサを内視鏡操作部に直接に取り付けたことに
より、可搬性を大幅に向上させることができる。このこ
とにより、モニタの画面上に表示された観察像を内視鏡
から顔を遠ざけた状態で確認できるので、操作性が向上
するとともに、画面上の観察像の多人数での供覧が可能
になる。
【0061】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0062】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0063】(1)挿入部先端部に配置した送気ノズル
に連通する送気管路と、内視鏡内部空間に連通する水漏
れ検査用管路と、照明光を導光するライトガイドファイ
バと、このライトガイドファイバの光入射端に照明光を
供給する照明ランプとを備えた内視鏡と、この内視鏡の
操作部に設けた接続口金に、前記ランプの電源となるバ
ッテリを配設した着脱ユニットが着脱自在な内視鏡装置
において、前記内視鏡の接続口金に、前記照明ランプと
前記バッテリとを電気的に導通させる電気接点、前記送
気管路の送気口及び前記水漏れ検査用管路の管路開口を
配置する一方、前記着脱ユニット内に、前記照明ランプ
の電源であるバッテリによって駆動され、前記送気管路
又は前記水漏れ検査用管路に管路選択手段を介して加圧
空気を供給する送気ポンプを設けた内視鏡装置。
【0064】(2)前記着脱ユニット内の送気ポンプと
電池とを接続する配線の中途部にポンプ用接点を有する
付記1記載の内視鏡装置。
【0065】(3)前記着脱ユニットに、前記ポンプ用
接点を切換え操作するスイッチと前記管路選択手段を切
換え操作するスイッチとを兼ねるスイッチレバーを設け
た付記1又は付記2記載の内視鏡装置。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
圧空気を供給する送気ポンプを内視鏡に着脱自在に設け
ることが可能で、この送気ポンプの駆動を照明ランプを
点灯させる電源によって行う携帯性に優れた内視鏡装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の一実施形態に係り、
図1は内視鏡装置の概略構成を説明する図
【図2】送気ポンプを備えた着脱ユニットと内視鏡との
関係を説明する図
【図3】水漏れ検査状態のポンプと切換えコックとの関
係を示す図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 10…内視鏡 12…操作部 14…接続口金 23…送気ノズル 24…照明ランプ 25…ライトガイドファイバ 33…送気チューブ 34…送気用開口部 35…水漏れ検査用管路 36…漏水検査用開口部 50…着脱ユニット 60…送気ポンプ 61…電池 63…切換えコック
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 高志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 細田 誠一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 真貝 成人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA14 BA24 CA04 DA21 DA53 DA57 GA02 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF11 FF42 GG02 HH02 JJ11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端部に配置した送気ノズルに連
    通する送気管路と、内視鏡内部空間に連通する水漏れ検
    査用管路と、照明光を導光するライトガイドファイバ
    と、このライトガイドファイバの光入射端に照明光を供
    給する照明ランプとを備えた内視鏡と、この内視鏡の操
    作部に設けた接続口金に、前記ランプの電源となるバッ
    テリを配設した着脱ユニットが着脱自在な内視鏡装置に
    おいて、 前記内視鏡の接続口金に、前記照明ランプと前記バッテ
    リとを電気的に導通させる電気接点、前記送気管路の送
    気口及び前記水漏れ検査用管路の管路開口を配置する一
    方、 前記着脱ユニット内に、前記照明ランプの電源であるバ
    ッテリによって駆動され、前記送気管路又は前記水漏れ
    検査用管路に管路選択手段を介して加圧空気を供給する
    送気ポンプを設けたことを特徴とする内視鏡装置。
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