JP2000171687A - 測距装置 - Google Patents
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- G01S17/00—Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
- G01S17/02—Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
- G01S17/06—Systems determining position data of a target
- G01S17/46—Indirect determination of position data
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C3/00—Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders
- G01C3/02—Details
- G01C3/06—Use of electric means to obtain final indication
- G01C3/08—Use of electric radiation detectors
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/30—Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
- G02B7/32—Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter
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- Focusing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受光センサとしてCCDを用いてパッシブ測
距とアクティブ測距を可能とし、かつパッシブ測距とア
クティブ測距の短所を改善して高精度の測距を実現可能
にした測距装置を提供する。 【解決手段】 CCD素子で構成される受光センサ(パ
ッシブセンサPSA,PSBとアクティブセンサAS)
と、被写体に対して光を照射する発光素子(LED)4
0とを備える。発光素子40にはパターンマスク41が
配置され、所要の光強度パターンの光を被写体に照射
し、その反射光をパッシブセンサPSA,PSBとアク
ティブセンサASで受光可能とする。所要の光強度パタ
ーンをアクティブセンサASで受光して被写体像の重心
位置を求めてアクティブ測距を行い、かつ所要の光強度
パターンを補助光としてパッシブセンサPSA,PSB
で受光してパッシブ測距を行う。
距とアクティブ測距を可能とし、かつパッシブ測距とア
クティブ測距の短所を改善して高精度の測距を実現可能
にした測距装置を提供する。 【解決手段】 CCD素子で構成される受光センサ(パ
ッシブセンサPSA,PSBとアクティブセンサAS)
と、被写体に対して光を照射する発光素子(LED)4
0とを備える。発光素子40にはパターンマスク41が
配置され、所要の光強度パターンの光を被写体に照射
し、その反射光をパッシブセンサPSA,PSBとアク
ティブセンサASで受光可能とする。所要の光強度パタ
ーンをアクティブセンサASで受光して被写体像の重心
位置を求めてアクティブ測距を行い、かつ所要の光強度
パターンを補助光としてパッシブセンサPSA,PSB
で受光してパッシブ測距を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ、ビデオカメ
ラ等に用いられて被写体距離を測距するための測距装置
に関し、特にCCDセンサを用いた測距装置に関する。
ラ等に用いられて被写体距離を測距するための測距装置
に関し、特にCCDセンサを用いた測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からカメラ等の測距方式として、パ
ッシブ測距方式とアクティブ測距方式が用いられる。パ
ッシブ測距方式は、同じ光学系をもつ2つの受光センサ
で被写体のコントラストを検知し、各受光センサ上に投
影される被写体の視差から生じる位置のずれをもとに距
離を求める方式である。このパッシブ測距装置では、外
部の光源を利用するため、受光センサで検出できる被写
体の明るさがあれば測距可能であるが、被写体にコント
ラストがなかったり、暗い場合には測距精度が低下して
しまう。一方、アクティブ測距方式は、投光素子から光
を被写体に向けて照射し、被写体で反射した光を受光素
子で検知して被写体からの反射光の重心位置を求め、こ
の重心位置を利用した三角測量法によって距離を求める
方式である。このアクティブ測距装置では、被写体が光
を反射しさえすれば被写体が暗くても、コントラストが
なくても、繰り返しパターンであっても測距が可能であ
るが、遠距離の被写体では光源からの光の光量低下によ
って高精度の測距が難しくなる。
ッシブ測距方式とアクティブ測距方式が用いられる。パ
ッシブ測距方式は、同じ光学系をもつ2つの受光センサ
で被写体のコントラストを検知し、各受光センサ上に投
影される被写体の視差から生じる位置のずれをもとに距
離を求める方式である。このパッシブ測距装置では、外
部の光源を利用するため、受光センサで検出できる被写
体の明るさがあれば測距可能であるが、被写体にコント
ラストがなかったり、暗い場合には測距精度が低下して
しまう。一方、アクティブ測距方式は、投光素子から光
を被写体に向けて照射し、被写体で反射した光を受光素
子で検知して被写体からの反射光の重心位置を求め、こ
の重心位置を利用した三角測量法によって距離を求める
方式である。このアクティブ測距装置では、被写体が光
を反射しさえすれば被写体が暗くても、コントラストが
なくても、繰り返しパターンであっても測距が可能であ
るが、遠距離の被写体では光源からの光の光量低下によ
って高精度の測距が難しくなる。
【0003】このように、パッシプ測距方式とアクティ
ブ測距方式には一長一短が存在するため、カメラにおい
て種々の撮影状況に対応して高精度の測距を実現するた
めに、パッシブ測距方式とアクティブ測距方式の両方を
備えた測距装置を実現することが好ましい。そこで、本
願発明者はCCD素子を受光素子としたパッシブ測距装
置とアクティブ測距装置の両方を一体化した測距装置を
開発し、前記した各測距方式の利点を活かすことで、高
精度の測距を実現可能とした。その一例として、1つの
CCDラインセンサと1つのLEDとで測距装置を構成
し、かつ前記ラインセンサを3つの領域に区画し、その
うちの1つの領域とLEDとでアクティブ測距装置を構
成し、他の2つの領域でパッシブ測距装置を構成するも
のである。
ブ測距方式には一長一短が存在するため、カメラにおい
て種々の撮影状況に対応して高精度の測距を実現するた
めに、パッシブ測距方式とアクティブ測距方式の両方を
備えた測距装置を実現することが好ましい。そこで、本
願発明者はCCD素子を受光素子としたパッシブ測距装
置とアクティブ測距装置の両方を一体化した測距装置を
開発し、前記した各測距方式の利点を活かすことで、高
精度の測距を実現可能とした。その一例として、1つの
CCDラインセンサと1つのLEDとで測距装置を構成
し、かつ前記ラインセンサを3つの領域に区画し、その
うちの1つの領域とLEDとでアクティブ測距装置を構
成し、他の2つの領域でパッシブ測距装置を構成するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパッシブ測距装置とアクティブ測距装置を一体化し
た測距装置では、各測距方式の特性を活かして高精度の
測距を行うことは可能であるが、各測距方式に存在して
いる前記した短所はそのまま残されているために、これ
らの短所が測距精度に影響を与えることまでは解消する
ことは困難である。例えば、外光が明るくて被写体が均
一な輝度や繰り返しパターンの壁のような場合には、パ
ッシブ測距方式を実行しても前記した視差を検出するこ
とができず、かつ一方で外光が明るいために有効なアク
ティブ測距が難しく、高精度の測距を行うことは困難に
なる。また、外光が暗くて被写体が小さい場合には、パ
ッシブ測距は困難であり、またアクティブ測距を行った
場合でもLEDからの光が被写体に有効に照射されず、
その反射光から被写体の重心位置を適切に検出すること
ができず、結果として高精度の測距を行うことは困難に
なる。
うなパッシブ測距装置とアクティブ測距装置を一体化し
た測距装置では、各測距方式の特性を活かして高精度の
測距を行うことは可能であるが、各測距方式に存在して
いる前記した短所はそのまま残されているために、これ
らの短所が測距精度に影響を与えることまでは解消する
ことは困難である。例えば、外光が明るくて被写体が均
一な輝度や繰り返しパターンの壁のような場合には、パ
ッシブ測距方式を実行しても前記した視差を検出するこ
とができず、かつ一方で外光が明るいために有効なアク
ティブ測距が難しく、高精度の測距を行うことは困難に
なる。また、外光が暗くて被写体が小さい場合には、パ
ッシブ測距は困難であり、またアクティブ測距を行った
場合でもLEDからの光が被写体に有効に照射されず、
その反射光から被写体の重心位置を適切に検出すること
ができず、結果として高精度の測距を行うことは困難に
なる。
【0005】本発明の目的は、パッシブ測距方式とアク
ティブ測距方式を一体化した測距装置において、それぞ
れの測距方式の短所を互いに補償して、いずれの撮影条
件の場合においても高精度の測距を実現可能とした測距
装置を提供するものである。
ティブ測距方式を一体化した測距装置において、それぞ
れの測距方式の短所を互いに補償して、いずれの撮影条
件の場合においても高精度の測距を実現可能とした測距
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の測距装置は、C
CD素子で構成される複数のパッシブセンサを備えるパ
ッシブ測距装置と、発光手段及びCCD素子で構成され
るアクティブセンサを備えるアクティブ測距装置とを備
えており、前記発光手段は被写体に対して所要の光強度
パターンで光照射を行う発光特性を有し、前記発光手段
で発光されかつ被写体で反射した光を前記パッシブセン
サ及びアクティブセンサのそれぞれで受光可能としたこ
とを特徴とする。前記発光手段は単一のLEDと、前記
LEDの発光面位置に配置されて所要の光透過特性を有
するパターンマスクとで構成され、前記LEDで発光し
た光が前記パターンマスクを透過して前記所要の光強度
パターンの発光特性となるように構成する。あるいは、
前記発光手段は複数のLEDで構成され、それぞれ発光
面積が同一又は異なるLEDが配列され、前記各LED
からの発光光が一体となって前記所要の光強度パターン
の発光特性となるように構成する。また、この場合、前
記発光手段の所要の光強度パターンの発光特性は、前記
発光手段の光軸に対して前記アクティブセンサの長さ方
向に非対称なパターンでされる。また、前記発光手段
は、パッシブ測距時に、補助光として発光可能な構成と
される。
CD素子で構成される複数のパッシブセンサを備えるパ
ッシブ測距装置と、発光手段及びCCD素子で構成され
るアクティブセンサを備えるアクティブ測距装置とを備
えており、前記発光手段は被写体に対して所要の光強度
パターンで光照射を行う発光特性を有し、前記発光手段
で発光されかつ被写体で反射した光を前記パッシブセン
サ及びアクティブセンサのそれぞれで受光可能としたこ
とを特徴とする。前記発光手段は単一のLEDと、前記
LEDの発光面位置に配置されて所要の光透過特性を有
するパターンマスクとで構成され、前記LEDで発光し
た光が前記パターンマスクを透過して前記所要の光強度
パターンの発光特性となるように構成する。あるいは、
前記発光手段は複数のLEDで構成され、それぞれ発光
面積が同一又は異なるLEDが配列され、前記各LED
からの発光光が一体となって前記所要の光強度パターン
の発光特性となるように構成する。また、この場合、前
記発光手段の所要の光強度パターンの発光特性は、前記
発光手段の光軸に対して前記アクティブセンサの長さ方
向に非対称なパターンでされる。また、前記発光手段
は、パッシブ測距時に、補助光として発光可能な構成と
される。
【0007】本発明では、被写体が小さくあるいは特異
な形状をして、発光手段で発光された所要の光強度パタ
ーンの光が被写体において反射されかつアクティブセン
サにおいて全て受光されない場合でも、前記光強度パタ
ーンの一部から被写体像の重心位置を検出し、高精度な
アクティブ測距が実現される。また、被写体が均一輝度
の壁のような場合でも、発光手段から発光される所要の
光強度パターンをパッシブ測距の補助光として利用する
ことで、そのパターンを利用してパッシブ測距が実現で
きる。
な形状をして、発光手段で発光された所要の光強度パタ
ーンの光が被写体において反射されかつアクティブセン
サにおいて全て受光されない場合でも、前記光強度パタ
ーンの一部から被写体像の重心位置を検出し、高精度な
アクティブ測距が実現される。また、被写体が均一輝度
の壁のような場合でも、発光手段から発光される所要の
光強度パターンをパッシブ測距の補助光として利用する
ことで、そのパターンを利用してパッシブ測距が実現で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の測距装置を備えた小
型カメラの外観図であり、カメラボディ10の上面に各
種スイッチ11、LCD表示部12、レリーズボタン1
3が配設されており、かつ前面には撮影レンズ14が配
設されるとともに、前記撮影レンズ14の上側領域には
ファインダ窓15、ストロボ16が配設され、さらに前
記ファインダ窓15と並んで測距装置17が配設され
る。前記測距装置17は、複数のレンズが一体に形成さ
れた複合レンズ20と、前記レンズ20によって結像か
つ投影される像を検出するCCDからなるラインセンサ
30と、測距対象となる被写体に向けて光を照射するL
ED(発光ダイオード)40とを備えている。図2は前
記複合レンズ20、ラインセンサ30、LED40の構
成を説明するための平面配置図である。前記ラインセン
サ30は、周知のように多数個の光素子を含むCCD素
子が直線状に配置された受光部31を有しており、前記
受光部31において受光した光を光素子(フォトダイオ
ード)で光電変換して電荷を蓄積し、この蓄積した電荷
をラインに沿って転送し、その端部に設けられた出力部
32から電圧信号として出力することで、前記受光部3
1において受光した光の光強度を検出することが可能と
されるものである。そして、ここでは、前記ラインセン
サ30の受光部31を互いに重なることがない領域で3
つの領域に区画し、両側の領域をパッシブセンサPS
A,PSBとして構成し、中央の領域をアクティブセン
サASとして構成する。さらに、前記ラインセンサ30
の受光面には前記3つのセンサにわたって赤外光を遮光
する赤外カットフィルタ33を配設し、さらに前記アク
ティブセンサASの受光面には可視光を遮光する可視カ
ットフィルタ34を重ねて配設している。
参照して説明する。図1は本発明の測距装置を備えた小
型カメラの外観図であり、カメラボディ10の上面に各
種スイッチ11、LCD表示部12、レリーズボタン1
3が配設されており、かつ前面には撮影レンズ14が配
設されるとともに、前記撮影レンズ14の上側領域には
ファインダ窓15、ストロボ16が配設され、さらに前
記ファインダ窓15と並んで測距装置17が配設され
る。前記測距装置17は、複数のレンズが一体に形成さ
れた複合レンズ20と、前記レンズ20によって結像か
つ投影される像を検出するCCDからなるラインセンサ
30と、測距対象となる被写体に向けて光を照射するL
ED(発光ダイオード)40とを備えている。図2は前
記複合レンズ20、ラインセンサ30、LED40の構
成を説明するための平面配置図である。前記ラインセン
サ30は、周知のように多数個の光素子を含むCCD素
子が直線状に配置された受光部31を有しており、前記
受光部31において受光した光を光素子(フォトダイオ
ード)で光電変換して電荷を蓄積し、この蓄積した電荷
をラインに沿って転送し、その端部に設けられた出力部
32から電圧信号として出力することで、前記受光部3
1において受光した光の光強度を検出することが可能と
されるものである。そして、ここでは、前記ラインセン
サ30の受光部31を互いに重なることがない領域で3
つの領域に区画し、両側の領域をパッシブセンサPS
A,PSBとして構成し、中央の領域をアクティブセン
サASとして構成する。さらに、前記ラインセンサ30
の受光面には前記3つのセンサにわたって赤外光を遮光
する赤外カットフィルタ33を配設し、さらに前記アク
ティブセンサASの受光面には可視光を遮光する可視カ
ットフィルタ34を重ねて配設している。
【0009】また、前記LED40は、前記ラインセン
サ30を構成するCCD素子の分光感度領域でかつ可視
光領域よりも赤外光領域に近い光波長の光を発光するも
のが選択される。すなわち、図3にCCD素子の分光感
度特性例と前記各カットフィルタの遮断特性例を示すよ
うに、前記可視カットフィルタ34の遮断波長(〜70
0nm)よりも長波長側で、前記赤外カットフィルタ3
3の遮断波長(800〜nm)よりも短波長側の、例え
ば750nm程度の波長の光を発光可能なものとして構
成される。そして、前記LED40の発光面の前側に
は、詳細を後述する特異パターン形状のパターンマスク
41が配設されており、LED40から出射される光を
前記パターンマスク41のパターンに従った輝度パター
ンにより被写体を照明するように構成されている。さら
に、前記複合レンズ20は前記ラインセンサ30の3つ
のセンサのうち、前記パッシブセンサPSA,PSBに
対しては2つのパッシブレンズPLA,PLBと、前記
アクティブセンサASに対応して1つのアクティブレン
ズALが配置され、また前記LED40の光軸位置に集
光レンズCLが配置され、これらパッシブ及びアクティ
ブの各レンズPLA,PLB,ALと集光レンズCLと
が水平方向に所要の間隔で配置されかつ一体に成形され
ている。この複合レンズ20は例えば透明樹脂を一体成
形して形成することが可能である。
サ30を構成するCCD素子の分光感度領域でかつ可視
光領域よりも赤外光領域に近い光波長の光を発光するも
のが選択される。すなわち、図3にCCD素子の分光感
度特性例と前記各カットフィルタの遮断特性例を示すよ
うに、前記可視カットフィルタ34の遮断波長(〜70
0nm)よりも長波長側で、前記赤外カットフィルタ3
3の遮断波長(800〜nm)よりも短波長側の、例え
ば750nm程度の波長の光を発光可能なものとして構
成される。そして、前記LED40の発光面の前側に
は、詳細を後述する特異パターン形状のパターンマスク
41が配設されており、LED40から出射される光を
前記パターンマスク41のパターンに従った輝度パター
ンにより被写体を照明するように構成されている。さら
に、前記複合レンズ20は前記ラインセンサ30の3つ
のセンサのうち、前記パッシブセンサPSA,PSBに
対しては2つのパッシブレンズPLA,PLBと、前記
アクティブセンサASに対応して1つのアクティブレン
ズALが配置され、また前記LED40の光軸位置に集
光レンズCLが配置され、これらパッシブ及びアクティ
ブの各レンズPLA,PLB,ALと集光レンズCLと
が水平方向に所要の間隔で配置されかつ一体に成形され
ている。この複合レンズ20は例えば透明樹脂を一体成
形して形成することが可能である。
【0010】なお、図2に示したように、前記ラインセ
ンサ30はCCD駆動回路51を介してCPU50に接
続されるとともに、ラインセンサ30の出力部32から
の出力信号が前記CPU50に入力される。また、前記
LED40はLED駆動回路52を介して前記CPU5
0に接続される。そして、前記CPU50は、後述する
ようにカメラにおける測距動作時に、パッシブ測距とア
クティブ測距を選択し、アクティブ測距時には前記LE
D40を所要のタイミングで発光させ、またパッシブ測
距時には特殊な場合を除いては前記LED40を発光す
ることなく、それぞれ前記ラインセンサ30からの出力
を取り込んで被写体距離の演算を行なって測距を実現す
るように機能する。また、前記CPU50にはRAM5
3が接続されており、測距演算に必要とされる各種デー
タを記憶する。
ンサ30はCCD駆動回路51を介してCPU50に接
続されるとともに、ラインセンサ30の出力部32から
の出力信号が前記CPU50に入力される。また、前記
LED40はLED駆動回路52を介して前記CPU5
0に接続される。そして、前記CPU50は、後述する
ようにカメラにおける測距動作時に、パッシブ測距とア
クティブ測距を選択し、アクティブ測距時には前記LE
D40を所要のタイミングで発光させ、またパッシブ測
距時には特殊な場合を除いては前記LED40を発光す
ることなく、それぞれ前記ラインセンサ30からの出力
を取り込んで被写体距離の演算を行なって測距を実現す
るように機能する。また、前記CPU50にはRAM5
3が接続されており、測距演算に必要とされる各種デー
タを記憶する。
【0011】以上の構成の測距装置による測距動作を説
明する。図4は測距動作のフローチャートである。先
ず、カメラ側からCPU50に測距指令が入力される
と、CPU50はパッシブ測距を実行する(S10
1)。このパッシプ測距では、CPU50はCCD駆動
回路51に積分開始命令を出力し、これを受けてライン
センサ30は積分を開始し、電荷蓄積終了命令とともに
積分を終了する。そして、ラインセンサ30内では受光
部31において蓄積した電荷がクロックに同期して転送
され出力部32からA/D変換された電流又は電圧のデ
ータとして出力される。このデータは前記RAM53に
格納される。そして、CPU50はRAM53に格納さ
れたデータに基づいて被写体の測距を演算する。
明する。図4は測距動作のフローチャートである。先
ず、カメラ側からCPU50に測距指令が入力される
と、CPU50はパッシブ測距を実行する(S10
1)。このパッシプ測距では、CPU50はCCD駆動
回路51に積分開始命令を出力し、これを受けてライン
センサ30は積分を開始し、電荷蓄積終了命令とともに
積分を終了する。そして、ラインセンサ30内では受光
部31において蓄積した電荷がクロックに同期して転送
され出力部32からA/D変換された電流又は電圧のデ
ータとして出力される。このデータは前記RAM53に
格納される。そして、CPU50はRAM53に格納さ
れたデータに基づいて被写体の測距を演算する。
【0012】この測距演算は従来のパッシブ測距方式と
同様であるが、ここで簡単に説明すると、図5に模式図
を示すように、測距対象となる被写体を2つのパッシブ
レンズPLA,PLBによって前記ラインセンサ30の
両側のパッシブセンサPSA,PSBに結像する。2つ
のパッシブレンズPLA,PLBの光軸間間隔をDと
し、また両パッシブレンズPLA,PLBから各パッシ
ブセンサPSA,PSBまでの光軸距離をdとする。そ
して、各パッシブセンサPSA,PSBにそれぞれ結像
された各被写体像の特定箇所、例えば水平方向の中心と
なるポイント位置からそれぞれのパッシブレンズPL
A,PLBの光軸までの距離をx1,x2とする。そし
て、カメラの測距基準から被写体までの距離をLとする
と、三角法により次の関係式が成立する。 (L+d)/L=(D+x1+x2)/D …(1) これから、 L=(D・d)/(x1+x2) …(2) が求められる。
同様であるが、ここで簡単に説明すると、図5に模式図
を示すように、測距対象となる被写体を2つのパッシブ
レンズPLA,PLBによって前記ラインセンサ30の
両側のパッシブセンサPSA,PSBに結像する。2つ
のパッシブレンズPLA,PLBの光軸間間隔をDと
し、また両パッシブレンズPLA,PLBから各パッシ
ブセンサPSA,PSBまでの光軸距離をdとする。そ
して、各パッシブセンサPSA,PSBにそれぞれ結像
された各被写体像の特定箇所、例えば水平方向の中心と
なるポイント位置からそれぞれのパッシブレンズPL
A,PLBの光軸までの距離をx1,x2とする。そし
て、カメラの測距基準から被写体までの距離をLとする
と、三角法により次の関係式が成立する。 (L+d)/L=(D+x1+x2)/D …(1) これから、 L=(D・d)/(x1+x2) …(2) が求められる。
【0013】ここで、前記パッシブ測距を行う場合に
は、前記2つのパッシブセンサPSA,PSBでの同一
の被写体像の同一箇所の出力センサ位置の違いから、視
差(位相差)を検出することが必要となる。そのため、
この実施形態では、図6(a)に示すように、各パッシ
ブセンサPSA,PSBをラインセンサ30の長さ方向
に右領域、中央領域、左領域と定義する3つの領域を区
画する。なお、各領域の境界では幾分隣接領域が重なっ
た状態に区画する。その上で、図6(b)のように、各
領域を構成するCCD素子の数の1/2以上の数のCC
D素子に渡る領域をそれぞれ演算領域RA,RBとして
設定し、この演算領域RA,RBをCCD素子の1素子
単位でシフトしながら取り込んだデータに対して演算を
行う。例えば、この例では各パッシブセンサPSA,P
SBの前記右領域、中央領域、左領域はそれぞれ54素
子で構成されているとし、そのうち40素子を演算領域
RA,RBとする。そして、この演算領域RA,RB
を、両パッシブセンサPSA,PSBの対応する領域に
おいて、線対称の位置に配置した上で、各パッシブセン
サ間で各演算領域を1素子ずつ交互にシフトして両パッ
シブセンサ間の素子毎の出力差を求め、かつこの出力差
を演算領域RA,RBにわたって加算している。この結
果、前記実施形態では、各演算領域RA,RBが14素
子だけシフトされるため、シフトしない状態を加えて2
9個の出力差を加算したデータを得ることができる。そ
して、このデータは、図6(c)のように、あるシフト
位置で最小値が得られることになり、これから前記視差
(位相差)が求まる。したがって、前記した式(1),
(2)のx1,x2が位相差(x1+x2)として得ら
れ、被写体距離Lを演算することが可能となる。なお、
前記演算は、各パッシブセンサの3つに分けた領域のそ
れぞれについて行なう。
は、前記2つのパッシブセンサPSA,PSBでの同一
の被写体像の同一箇所の出力センサ位置の違いから、視
差(位相差)を検出することが必要となる。そのため、
この実施形態では、図6(a)に示すように、各パッシ
ブセンサPSA,PSBをラインセンサ30の長さ方向
に右領域、中央領域、左領域と定義する3つの領域を区
画する。なお、各領域の境界では幾分隣接領域が重なっ
た状態に区画する。その上で、図6(b)のように、各
領域を構成するCCD素子の数の1/2以上の数のCC
D素子に渡る領域をそれぞれ演算領域RA,RBとして
設定し、この演算領域RA,RBをCCD素子の1素子
単位でシフトしながら取り込んだデータに対して演算を
行う。例えば、この例では各パッシブセンサPSA,P
SBの前記右領域、中央領域、左領域はそれぞれ54素
子で構成されているとし、そのうち40素子を演算領域
RA,RBとする。そして、この演算領域RA,RB
を、両パッシブセンサPSA,PSBの対応する領域に
おいて、線対称の位置に配置した上で、各パッシブセン
サ間で各演算領域を1素子ずつ交互にシフトして両パッ
シブセンサ間の素子毎の出力差を求め、かつこの出力差
を演算領域RA,RBにわたって加算している。この結
果、前記実施形態では、各演算領域RA,RBが14素
子だけシフトされるため、シフトしない状態を加えて2
9個の出力差を加算したデータを得ることができる。そ
して、このデータは、図6(c)のように、あるシフト
位置で最小値が得られることになり、これから前記視差
(位相差)が求まる。したがって、前記した式(1),
(2)のx1,x2が位相差(x1+x2)として得ら
れ、被写体距離Lを演算することが可能となる。なお、
前記演算は、各パッシブセンサの3つに分けた領域のそ
れぞれについて行なう。
【0014】次に、再び図4において、以上のように求
められたパッシブ測距の測距データについて、その信頼
性を判定し、信頼できる測距データが存在していると判
定したときには(S102)、最も信頼できる測距デー
タを選択し(S106)、得られた測距データを測距値
とし(S107)、測距を終了する(S108)。この
信頼性の判定では、例えば、前記した演算を前記区画し
た各パッシブセンサPSA,PSBの各3つの領域につ
いてそれぞれ行い、さらには各領域についてそれぞれ複
数回の演算を行い、得られた複数の測距データから各測
距データの平均、偏差を計算することにより、その平均
値や偏差値に対して予め設定した誤差範囲の測距データ
を信頼性のある測距データとする。そして、信頼性のあ
る測距データから最も信頼性のある測距データを1つを
選択し、この選択した測距データから測距値を得る。
められたパッシブ測距の測距データについて、その信頼
性を判定し、信頼できる測距データが存在していると判
定したときには(S102)、最も信頼できる測距デー
タを選択し(S106)、得られた測距データを測距値
とし(S107)、測距を終了する(S108)。この
信頼性の判定では、例えば、前記した演算を前記区画し
た各パッシブセンサPSA,PSBの各3つの領域につ
いてそれぞれ行い、さらには各領域についてそれぞれ複
数回の演算を行い、得られた複数の測距データから各測
距データの平均、偏差を計算することにより、その平均
値や偏差値に対して予め設定した誤差範囲の測距データ
を信頼性のある測距データとする。そして、信頼性のあ
る測距データから最も信頼性のある測距データを1つを
選択し、この選択した測距データから測距値を得る。
【0015】一方、信頼性のある測距データが得られな
いと判定された場合には、CPU50はアクティブ測距
(S104)を実行する。このアクティブ測距を行う前
に、図外の測光装置から得られた外光の明るさ(Lv
値)があるレベル以上であるかを判定し(S103)、
この判定結果から外光があるレベル以下の場合にのみア
クティブ測距を行うようにする。Lv値があるレベル以
上であると、アクティブ測距に際してLED40から発
光された光が被写体で反射され、これをラインセンサ3
0で受光したときに、外光と明確に区別することが難し
くなり、アクティブ測距の精度が低下され、信頼性のあ
る測距データが得られなくなる。このため、Lv値があ
るレベル以上の場合には、測距値を予め設定してあるデ
フォルト値に設定する(S109)。このデフォルト値
は、通常2〜3mに設定しておく。すなわち、カメラで
撮影する場合の被写体の距離は2〜3m程度の場合が多
いため、測距データに信頼性が得られない場合には、こ
のデフォルト値を測距値とすれば、撮影レンズによる被
写界深度とあいまって、ある程度焦点のあった写真を撮
影する確率が高くなることに基づいている。
いと判定された場合には、CPU50はアクティブ測距
(S104)を実行する。このアクティブ測距を行う前
に、図外の測光装置から得られた外光の明るさ(Lv
値)があるレベル以上であるかを判定し(S103)、
この判定結果から外光があるレベル以下の場合にのみア
クティブ測距を行うようにする。Lv値があるレベル以
上であると、アクティブ測距に際してLED40から発
光された光が被写体で反射され、これをラインセンサ3
0で受光したときに、外光と明確に区別することが難し
くなり、アクティブ測距の精度が低下され、信頼性のあ
る測距データが得られなくなる。このため、Lv値があ
るレベル以上の場合には、測距値を予め設定してあるデ
フォルト値に設定する(S109)。このデフォルト値
は、通常2〜3mに設定しておく。すなわち、カメラで
撮影する場合の被写体の距離は2〜3m程度の場合が多
いため、測距データに信頼性が得られない場合には、こ
のデフォルト値を測距値とすれば、撮影レンズによる被
写界深度とあいまって、ある程度焦点のあった写真を撮
影する確率が高くなることに基づいている。
【0016】ここで、前記パッシブ測距時には、外光、
すなわち可視光を用いてパッシブセンサPSA,PSB
での検出を行っているが、本実施形態では、ラインセン
サ30の前面に赤外カットフィルタ33を配設している
ため、ラインセンサ30が自然光に含まれる赤外光をほ
とんど検出せず、パッシブ測距の精度を高めることが可
能となる。
すなわち可視光を用いてパッシブセンサPSA,PSB
での検出を行っているが、本実施形態では、ラインセン
サ30の前面に赤外カットフィルタ33を配設している
ため、ラインセンサ30が自然光に含まれる赤外光をほ
とんど検出せず、パッシブ測距の精度を高めることが可
能となる。
【0017】図7は前記アクティブ測距を説明するため
の模式図であり、LED40を発光して被写体に照射す
る。そして、被写体において拡散反射した光をアクティ
ブレンズALによりアクティブセンサASに結像し、ア
クティブセンサASでは結像された被写体像の重心を検
出する。この重心は、被写体像が結像されたアクティブ
センサASを構成する複数のCCD素子のうち、最も光
強度の高いCCD素子の位置として検出すれば、被写体
からの拡散反射光の光軸中心が検出でき、この光軸中心
を被写体像の重心位置とする。そして、被写体距離をL
とし、LED40からアクティブレンズALの光軸まで
の距離をD1、アクティブレンズALとアクティブセン
サASとの距離をd、検出した被写体像の重心位置から
前記光軸までの距離をx3とすると、 (L+d)/L=(D1+x3)/D1 …(3) これから、 L=(D1・d)/x3 …(4) が求められる。
の模式図であり、LED40を発光して被写体に照射す
る。そして、被写体において拡散反射した光をアクティ
ブレンズALによりアクティブセンサASに結像し、ア
クティブセンサASでは結像された被写体像の重心を検
出する。この重心は、被写体像が結像されたアクティブ
センサASを構成する複数のCCD素子のうち、最も光
強度の高いCCD素子の位置として検出すれば、被写体
からの拡散反射光の光軸中心が検出でき、この光軸中心
を被写体像の重心位置とする。そして、被写体距離をL
とし、LED40からアクティブレンズALの光軸まで
の距離をD1、アクティブレンズALとアクティブセン
サASとの距離をd、検出した被写体像の重心位置から
前記光軸までの距離をx3とすると、 (L+d)/L=(D1+x3)/D1 …(3) これから、 L=(D1・d)/x3 …(4) が求められる。
【0018】ここで、前記被写体像の重心位置を検出す
る動作を説明する。図8(a)は前記LED40と、そ
の発光面側の前面に配置したパターンマスク41の構成
を示す図であり、図8(b)は前記パターンマスク41
のパターン形状を示す図であり、ここではパターンマス
ク41を図2の左右方向(以下、水平方向と称する)に
沿って9つの領域a1〜a9に区分し、そのうち、領域
a4,a6,a7を光不透過とし、他の領域を光透過性
とする。このため、LED40で発光された光は、パタ
ーンマスク41を透過し、集光レンズCLにより集光さ
れた状態で被写体に照射されたときには、図8(b)に
示す水平方向の光強度パターンとなる。したがって、被
写体からの反射光を全てアクティブセンサASが受光し
たときには、アクティブセンサASの受光特性は図8
(c)に示した通りである。したがって、受光した光強
度を水平方向に検出すれば、前記受光特性に追従した光
強度特性が得られることになり、水平方向の中心に位置
する高光強度の領域a5をアクティブ測距における重心
位置として検出することが可能となる。
る動作を説明する。図8(a)は前記LED40と、そ
の発光面側の前面に配置したパターンマスク41の構成
を示す図であり、図8(b)は前記パターンマスク41
のパターン形状を示す図であり、ここではパターンマス
ク41を図2の左右方向(以下、水平方向と称する)に
沿って9つの領域a1〜a9に区分し、そのうち、領域
a4,a6,a7を光不透過とし、他の領域を光透過性
とする。このため、LED40で発光された光は、パタ
ーンマスク41を透過し、集光レンズCLにより集光さ
れた状態で被写体に照射されたときには、図8(b)に
示す水平方向の光強度パターンとなる。したがって、被
写体からの反射光を全てアクティブセンサASが受光し
たときには、アクティブセンサASの受光特性は図8
(c)に示した通りである。したがって、受光した光強
度を水平方向に検出すれば、前記受光特性に追従した光
強度特性が得られることになり、水平方向の中心に位置
する高光強度の領域a5をアクティブ測距における重心
位置として検出することが可能となる。
【0019】一方、被写体が小さく、あるいは壁のコー
ナ部のように、パターンマスク41を透過した光の全て
が被写体に照射しない場合には、アクティブセンサAS
において図8(c)の光強度特性を得ることができず、
前記した手法での重心位置の検出は困難となる。図9は
そのような被写体の例を示す図であり、ここでは(a)
〜(h)の8種類の形態について考慮している。なお、
各図において、斜線部がアクティブセンサASにおいて
受光できず、光強度特性が欠落した領域を示している。
そして、このような光強度特性の欠落が生じた場合に
は、図10のフローチャートに示す動作により重心位置
を検出する。
ナ部のように、パターンマスク41を透過した光の全て
が被写体に照射しない場合には、アクティブセンサAS
において図8(c)の光強度特性を得ることができず、
前記した手法での重心位置の検出は困難となる。図9は
そのような被写体の例を示す図であり、ここでは(a)
〜(h)の8種類の形態について考慮している。なお、
各図において、斜線部がアクティブセンサASにおいて
受光できず、光強度特性が欠落した領域を示している。
そして、このような光強度特性の欠落が生じた場合に
は、図10のフローチャートに示す動作により重心位置
を検出する。
【0020】先ず、アクティブセンサASで受光した光
強度特性に対し、一番左の出力幅を検出し、3領域分存
在するか否かを判定する(S201)。例えば、図9
(a)のように3領域分の存在が確認できれば、この領
域がa1〜a3であることが検出でき、その右端から2
つ目の領域がa5領域であることから、直ちに重心位置
が検出できる(S202)。3領域分存在しない場合に
は、受光した特性の全体についていずれかに高光強度が
2つ以上存在するかを判定し(S203)、2つ以上存
在しない場合には、図9(g)または(h)の状態であ
ると判定でき、この場合には重心位置を検出することは
不可能であり、デフォルト処理を行う(S204)。こ
のデフォルト処理は前記した通りである。次いで、一番
右の出力幅を検出し、2領域分存在するか否かを判定す
る(S205)。例えば、図9(b)のように2領域分
の存在が確認できれば、この領域がa8,a9であるこ
とが検出でき、その左端から3つ目の領域がa5である
ことから、直ちに重心位置が検出できる(S206)。
強度特性に対し、一番左の出力幅を検出し、3領域分存
在するか否かを判定する(S201)。例えば、図9
(a)のように3領域分の存在が確認できれば、この領
域がa1〜a3であることが検出でき、その右端から2
つ目の領域がa5領域であることから、直ちに重心位置
が検出できる(S202)。3領域分存在しない場合に
は、受光した特性の全体についていずれかに高光強度が
2つ以上存在するかを判定し(S203)、2つ以上存
在しない場合には、図9(g)または(h)の状態であ
ると判定でき、この場合には重心位置を検出することは
不可能であり、デフォルト処理を行う(S204)。こ
のデフォルト処理は前記した通りである。次いで、一番
右の出力幅を検出し、2領域分存在するか否かを判定す
る(S205)。例えば、図9(b)のように2領域分
の存在が確認できれば、この領域がa8,a9であるこ
とが検出でき、その左端から3つ目の領域がa5である
ことから、直ちに重心位置が検出できる(S206)。
【0021】続いて、前記ステップS205において2
領域分存在しない場合には、受光した特性の全体につい
て高光強度領域が3つあるか否かを判定し(S20
7)、3つの高光強度領域があれば図9(c)の場合で
あり、これはa3〜a8の領域であることが検出でき、
これから中央の領域がa5領域であると判定でき重心位
置が検出できる(S208)。また、前記ステップS2
07において、検出された2つの高光強度の領域間が4
領域以上であるかを判定し(S209)、その場合に
は、図9(d)の場合であるから、2つの領域のうち右
側は領域a9であると判定でき、これから左に4番目の
領域をa5として重心位置が検出できる(S210)。
また、2つの高光強度の領域間が4領域以上でないとき
には、2つの高光強度の領域間が2領域以上であるかを
判定し(S211)、その場合には、図9(e)の場合
であるから、2つの領域はa5,a8であると判定で
き、これから左側の領域をa5として重心位置が検出で
きる(S212)。また、ステップS211において、
2つの高光強度の領域間が1領域の場合には、図9
(f)の場合であるから、2つの領域はa3,a5であ
ると判定でき、これから右側の領域をa5として重心位
置が検出できる(S213)。
領域分存在しない場合には、受光した特性の全体につい
て高光強度領域が3つあるか否かを判定し(S20
7)、3つの高光強度領域があれば図9(c)の場合で
あり、これはa3〜a8の領域であることが検出でき、
これから中央の領域がa5領域であると判定でき重心位
置が検出できる(S208)。また、前記ステップS2
07において、検出された2つの高光強度の領域間が4
領域以上であるかを判定し(S209)、その場合に
は、図9(d)の場合であるから、2つの領域のうち右
側は領域a9であると判定でき、これから左に4番目の
領域をa5として重心位置が検出できる(S210)。
また、2つの高光強度の領域間が4領域以上でないとき
には、2つの高光強度の領域間が2領域以上であるかを
判定し(S211)、その場合には、図9(e)の場合
であるから、2つの領域はa5,a8であると判定で
き、これから左側の領域をa5として重心位置が検出で
きる(S212)。また、ステップS211において、
2つの高光強度の領域間が1領域の場合には、図9
(f)の場合であるから、2つの領域はa3,a5であ
ると判定でき、これから右側の領域をa5として重心位
置が検出できる(S213)。
【0022】このように、被写体に対してLED40で
発光され、パターンマスク41を透過した光の全てが被
写体に照射されず、アクティブセンサASにおいてパタ
ーンマスク41のパターンの全てが受光できない場合に
おいても、前記パターンに基づいて重心位置を検出する
ことができ、被写体が小さく、或いは壁のコーナ部のよ
うな多彩な撮影状態にかかわらず、高精度なアクティブ
測距を行うことが可能となる。
発光され、パターンマスク41を透過した光の全てが被
写体に照射されず、アクティブセンサASにおいてパタ
ーンマスク41のパターンの全てが受光できない場合に
おいても、前記パターンに基づいて重心位置を検出する
ことができ、被写体が小さく、或いは壁のコーナ部のよ
うな多彩な撮影状態にかかわらず、高精度なアクティブ
測距を行うことが可能となる。
【0023】なお、前記した重心位置を求める際には、
前工程でのパッシブ測距時に得られるアクティブセンサ
ASでの受光出力と、アクティブ測距時に被写体で反射
されたLED40の発光光の受光出力との差を取ること
により、LED40での発光光のみの受光出力を抽出す
ることができ、重心位置の検出精度を高めることができ
る。ただし、アクティブセンサASの前面に配設した可
視カットフィルタ34の波長特性が急峻であり、アクテ
ィブセンサASではパッシブ測距時に用いる可視光を受
光することがない場合には、前記した受光出力の差をと
る必要はない。
前工程でのパッシブ測距時に得られるアクティブセンサ
ASでの受光出力と、アクティブ測距時に被写体で反射
されたLED40の発光光の受光出力との差を取ること
により、LED40での発光光のみの受光出力を抽出す
ることができ、重心位置の検出精度を高めることができ
る。ただし、アクティブセンサASの前面に配設した可
視カットフィルタ34の波長特性が急峻であり、アクテ
ィブセンサASではパッシブ測距時に用いる可視光を受
光することがない場合には、前記した受光出力の差をと
る必要はない。
【0024】そして、このアクティブ測距(S104)
を行なう場合においても、例えばLEDを複数回発光し
てそれぞれの発光毎に測距データを演算して複数の測距
データを得る。そして、図4に示すように、得られた複
数の測距データについてパッシブ測距時と同様な信頼性
のある測距データが存在するかを判定し(S105)、
信頼性のある測距データが存在していると判定されたと
きには、測距データを選択し(S106)、その選択し
た測距データを測距値とする(S107)。一方、信頼
性のある測距データが存在していない場合、例えば、L
ED40の出力が小さく、あるいは被写体が遠方にあっ
て前記重心位置を正確に特定できないような場合には、
前記したデフォルト値を測距値とする(S109)。
を行なう場合においても、例えばLEDを複数回発光し
てそれぞれの発光毎に測距データを演算して複数の測距
データを得る。そして、図4に示すように、得られた複
数の測距データについてパッシブ測距時と同様な信頼性
のある測距データが存在するかを判定し(S105)、
信頼性のある測距データが存在していると判定されたと
きには、測距データを選択し(S106)、その選択し
た測距データを測距値とする(S107)。一方、信頼
性のある測距データが存在していない場合、例えば、L
ED40の出力が小さく、あるいは被写体が遠方にあっ
て前記重心位置を正確に特定できないような場合には、
前記したデフォルト値を測距値とする(S109)。
【0025】また、前記アクティブ測距時に用いられる
LED40は、前記したパッシブ測距時における補助光
として用いることが可能である。すなわち、被写体が均
一な輝度或いは繰り返しパターンの壁のような場合に
は、パッシブセンサPSA,PSBに均一又は繰り返し
パターンの光強度が生じるため、前記した演算領域R
A,RBのシフトによる位相差の検出を行った場合で
も、位相差を検出することが困難になる。そこで、この
ような被写体の場合にLED40を発光し、パターンマ
スク41を透過した光を被写体に照射し、その反射光を
パッシブセンサPSA,PSBで受光し、その受光特性
に基づいて位相差の検出を実行する。このため、パッシ
ブセンサPSA,PSBではパターンマスク41のパタ
ーンに対応した光強度のパターンを受光でき、この光強
度パターンを利用して前記したパッシブ測距を実行する
ことで高精度の測距が可能となる。この場合、外光が明
るくてもLED40の光は外光に重畳されるため、パッ
シブ測距は可能である。
LED40は、前記したパッシブ測距時における補助光
として用いることが可能である。すなわち、被写体が均
一な輝度或いは繰り返しパターンの壁のような場合に
は、パッシブセンサPSA,PSBに均一又は繰り返し
パターンの光強度が生じるため、前記した演算領域R
A,RBのシフトによる位相差の検出を行った場合で
も、位相差を検出することが困難になる。そこで、この
ような被写体の場合にLED40を発光し、パターンマ
スク41を透過した光を被写体に照射し、その反射光を
パッシブセンサPSA,PSBで受光し、その受光特性
に基づいて位相差の検出を実行する。このため、パッシ
ブセンサPSA,PSBではパターンマスク41のパタ
ーンに対応した光強度のパターンを受光でき、この光強
度パターンを利用して前記したパッシブ測距を実行する
ことで高精度の測距が可能となる。この場合、外光が明
るくてもLED40の光は外光に重畳されるため、パッ
シブ測距は可能である。
【0026】なお、前記実施形態では、1つのLED4
0の前面に水平方向に非対称なパターンのパターンマス
ク41を用いてパターン光を被写体に照射しているが、
図11に示すように複数のLEDを水平方向に配置した
構成としてもよい。ここでは図8(c)に示した光強度
のパターン光を得るために発光幅が異なる3つのLED
40A,40B,40Cを水平方向に配置しており、こ
れらのLED40A〜40Cで図8(b)と等価な高光
強度のパターンを形成している。この構成においても、
前記したと全く同様に重心を検出できることは言うまで
もない。なお、この構成はLEDの数が増加するものの
パターンマスクが不要であり、かつLEDとして発光面
の大きなLEDを使用する必要がない点で前記実施形態
の構成よりも有利となる。
0の前面に水平方向に非対称なパターンのパターンマス
ク41を用いてパターン光を被写体に照射しているが、
図11に示すように複数のLEDを水平方向に配置した
構成としてもよい。ここでは図8(c)に示した光強度
のパターン光を得るために発光幅が異なる3つのLED
40A,40B,40Cを水平方向に配置しており、こ
れらのLED40A〜40Cで図8(b)と等価な高光
強度のパターンを形成している。この構成においても、
前記したと全く同様に重心を検出できることは言うまで
もない。なお、この構成はLEDの数が増加するものの
パターンマスクが不要であり、かつLEDとして発光面
の大きなLEDを使用する必要がない点で前記実施形態
の構成よりも有利となる。
【0027】このように、本実施形態の測距装置では、
パッシブ測距とアクティブ測距のそれぞれにおける測距
が可能であるととにも、パッシブ測距における短所と、
アクティブ測距における短所をそれぞれ改善し、あらゆ
る撮影状況においても高精度の測距が実現できる。
パッシブ測距とアクティブ測距のそれぞれにおける測距
が可能であるととにも、パッシブ測距における短所と、
アクティブ測距における短所をそれぞれ改善し、あらゆ
る撮影状況においても高精度の測距が実現できる。
【0028】なお、前記実施形態では、パッシブセンサ
とアクティブセンサをCCD素子からなる1つのライン
センサで構成しているが、それぞれ独立したCCDアレ
イ素子、あるいはCCDラインセンサで構成してもよ
い。このように独立したセンサを用いた場合には、特に
パッシブ測距装置とアクティブ測距装置の各センサを前
記実施形態のように一列に配置する必要はなく、二列配
置の構成としてもよい。また、このように、各センサを
独立構成としたときには、各センサを同期して或いは独
立して駆動制御することも可能である。さらに、パッシ
ブレンズ、アクティブレンズ及び集光レンズについても
それぞれ独立した構成としてもよく、かつその配置も各
センサの配置に対応して適切な配置構成としてもよい。
とアクティブセンサをCCD素子からなる1つのライン
センサで構成しているが、それぞれ独立したCCDアレ
イ素子、あるいはCCDラインセンサで構成してもよ
い。このように独立したセンサを用いた場合には、特に
パッシブ測距装置とアクティブ測距装置の各センサを前
記実施形態のように一列に配置する必要はなく、二列配
置の構成としてもよい。また、このように、各センサを
独立構成としたときには、各センサを同期して或いは独
立して駆動制御することも可能である。さらに、パッシ
ブレンズ、アクティブレンズ及び集光レンズについても
それぞれ独立した構成としてもよく、かつその配置も各
センサの配置に対応して適切な配置構成としてもよい。
【0029】また、本発明の測距装置は、銀塩フィルム
を用いるカメラの測距装置としての適用はもとより、デ
ジタルカメラ、ビデオカメラ等の種々のカメラへの適用
が可能である。また、本発明の測距装置をAF装置と組
み合わせることにより、極めて高精度のAF撮影が実現
できる。
を用いるカメラの測距装置としての適用はもとより、デ
ジタルカメラ、ビデオカメラ等の種々のカメラへの適用
が可能である。また、本発明の測距装置をAF装置と組
み合わせることにより、極めて高精度のAF撮影が実現
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アクティ
ブ測距装置を構成する発光手段から所要の光強度パター
ンの光を被写体に照射し、その反射光をパッシブセンサ
とアクティブセンサで受光できるように構成しているの
で、パッシブ測距方式とアクティブ測距方式の両方の測
距が実現できることはもとより、被写体が特異な形状の
場合でのアクティブ測距を実現するとともに、被写体が
均一輝度の場合でのパッシブ測距が実現でき、これによ
りパッシブとアクティブの各測距方式がもつ短所を改善
し、あらゆる撮影状況での高精度な測距が実現できる。
ブ測距装置を構成する発光手段から所要の光強度パター
ンの光を被写体に照射し、その反射光をパッシブセンサ
とアクティブセンサで受光できるように構成しているの
で、パッシブ測距方式とアクティブ測距方式の両方の測
距が実現できることはもとより、被写体が特異な形状の
場合でのアクティブ測距を実現するとともに、被写体が
均一輝度の場合でのパッシブ測距が実現でき、これによ
りパッシブとアクティブの各測距方式がもつ短所を改善
し、あらゆる撮影状況での高精度な測距が実現できる。
【図1】本発明の測距装置をカメラに適用した実施形態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1の測距装置の平面構成を示す図である。
【図3】CCDの分光感度特性を示す図である。
【図4】本発明の測距装置の測距動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】パッシブ測距による測距データの演算を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図6】パッシブ測距における重心位置を検出する手法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図7】アクティブ測距による測距データの演算を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図8】LEDとパターンマスクの構成と、パターンマ
スクのパターン及びこれを透過したLEDの発光光強度
特性を示す図である。
スクのパターン及びこれを透過したLEDの発光光強度
特性を示す図である。
【図9】被写体の違いによる受光パターンの欠落状態を
示す図である。
示す図である。
【図10】アクティブ測距における重心を検出する動作
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図11】LEDの構成の変形例を示す図である。
10 カメラボディ 11 各種スイッチ 12 LCD表示部 13 レリーズボタン 14 撮影レンズ 15 ファインダ窓 16 ストロボ 17 測距装置 20 複合レンズ 30 ラインセンサ 31 受光部 32 出力部 33 赤外カットフィルタ 34 可視カットフィルタ 40,40A〜40C LED 41 パターンマスク 50 CPU PSA,PSB パッシブセンサ PLA,PLB パッシブレンズ AS アクティブセンサ AL アクティブレンズ CL 集光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/36 G02B 7/11 A // H01L 33/00 G03B 3/00 A
Claims (14)
- 【請求項1】 CCD素子で構成される複数のパッシブ
センサを備えるパッシブ測距装置と、発光手段及びCC
D素子で構成されるアクティブセンサを備えるアクティ
ブ測距装置とを備え、前記発光手段は被写体に対して所
要の光強度パターンで光照射を行う発光特性を有し、前
記発光手段で発光されかつ前記被写体で反射した光を前
記パッシブセンサ及びアクティブセンサのそれぞれで受
光可能としたことを特徴とする測距装置。 - 【請求項2】 前記発光手段は単一のLEDと、前記L
EDの発光面位置に配置されて所要の光透過特性を有す
るパターンマスクとで構成され、前記LEDで発光した
光が前記パターンマスクを透過して前記所要の光強度パ
ターンの発光特性となるように構成した請求項1に記載
の測距装置。 - 【請求項3】 前記発光手段は複数のLEDで構成さ
れ、それぞれ発光面積が同一又は異なるLEDが配列さ
れ、前記各LEDからの発光光が一体となって前記所要
の光強度パターンの発光特性となるように構成した請求
項1に記載の測距装置。 - 【請求項4】 前記発光手段の所要の光強度パターンの
発光特性は、前記発光手段の発光光軸に対して前記アク
ティブセンサの長さ方向に非対称なパターンである請求
項2又は3に記載の測距装置。 - 【請求項5】 前記発光手段は、パッシブ測距時に、補
助光として発光可能である請求項2ないし4のいずれか
に記載の測距装置。 - 【請求項6】 前記パッシブ及びアクティブの各センサ
は、多数のCCD素子をライン状に配列した1つのライ
ンセンサに構築される請求項1ないし5のいずれかに記
載の測距装置。 - 【請求項7】 前記パッシブ及びアクティブの各センサ
は、それぞれ独立して、或いは同期して駆動制御される
CCD素子で構成される請求項1ないし5のいずれかに
記載の測距装置。 - 【請求項8】 前記パッシブ測距装置は、前記パッシブ
センサでそれぞれ受光した被写体からの反射光の光強度
を前記パッシブセンサを構成する複数のCCD素子単位
で相互に比較し、前記比較結果から得られる光強度の差
から前記2つのパッシブセンサのそれぞれの被写体のあ
る特定のポイント位置を検出し、前記各パッシブセンサ
における前記特定のポイント位置の相違に基づいて被写
体距離を演算する構成である請求項1ないし7のいずれ
かに記載の測距装置。 - 【請求項9】 前記アクティブ測距装置は、前記発光手
段で発光されかつ被写体において反射された光を前記ア
クティブセンサにおいて受光し、前記アクティブセンサ
を構成するCCD素子間での前記受光により得られる光
強度の比較により受光した被写体像の重心位置を検出す
るCCD素子を検出し、かつこの検出したCCD素子か
ら前記アクティブセンサにおける被写体像の重心位置を
検出し、当該重心位置に基づいて被写体距離を演算する
構成である請求項1ないし8のいずれかに記載の測距装
置。 - 【請求項10】 前記アクティブ測距装置は、前記パッ
シブ測距時に得られる前記アクティブセンサでの受光出
力と、前記アクティブ測距時に得られる前記アクティブ
センサでの受光出力との差をとり、その差を前記発光手
段で発光し被写体において反射された光として前記重心
位置を検出する構成である請求項9に記載の測距装置。 - 【請求項11】 前記パッシブ測距装置とアクティブ測
距装置の各測距動作を制御する制御回路を備え、前記制
御回路は、前記パッシブ測距装置での測距を優先し、前
記パッシブ測距において信頼性のある測距データが得ら
れない場合に前記アクティブ測距装置での測距を実行す
るように動作プログラムが設定されている請求項1ない
し10のいずれかに記載の測距装置。 - 【請求項12】 前記制御回路は、外光の明るさレベル
を検出し、検出したレベルが所定レベル以下のときに前
記アクティブ測距を実行するように動作プログラムが設
定されている請求項11に記載の測距装置。 - 【請求項13】 前記制御回路は、前記発光手段の1回
の発光で複数の重心位置を検出し、複数の距離データの
中から最も近側のデータを採用することを可能とした請
求項12に記載の測距装置。 - 【請求項14】 アクティブ測距用受光素子群にバンド
パスフィルタを設け、バンドパスフィルタは赤外光カッ
トフィルタと可視光カットフィルタとする請求項1ない
し13のいずれかに記載の測距装置。
Priority Applications (5)
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JP11160846A JP2000171687A (ja) | 1998-09-28 | 1999-06-08 | 測距装置 |
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GB9922964A GB2343804B (en) | 1998-09-28 | 1999-09-28 | Distance measuring apparatus |
FR9912064A FR2783931B1 (fr) | 1998-09-28 | 1999-09-28 | Appareil de mesure de distance |
DE19946449A DE19946449A1 (de) | 1998-09-28 | 1999-09-28 | Entfernungsmeßeinrichtung |
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JP10-273772 | 1998-09-28 | ||
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000171687A (ja) |
DE (1) | DE19946449A1 (ja) |
FR (1) | FR2783931B1 (ja) |
GB (1) | GB2343804B (ja) |
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CN103592651B (zh) * | 2013-11-21 | 2016-04-27 | 北京理工大学 | 一种猫眼目标探测的主被动成像系统 |
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US4992817A (en) | 1988-08-06 | 1991-02-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device switching between passive and active detection |
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FR2655971B1 (fr) | 1989-12-18 | 1992-04-17 | Hoechst France | Procede d'obtention d'oxydes metalliques refractaires a base de silice par voie sol-gel en milieu aqueux. |
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-
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- 1999-06-08 JP JP11160846A patent/JP2000171687A/ja not_active Withdrawn
- 1999-09-27 US US09/404,181 patent/US6330055B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-28 FR FR9912064A patent/FR2783931B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-28 GB GB9922964A patent/GB2343804B/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-28 DE DE19946449A patent/DE19946449A1/de not_active Withdrawn
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GB2343804A (en) | 2000-05-17 |
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FR2783931A1 (fr) | 2000-03-31 |
GB2343804B (en) | 2003-08-13 |
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