Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2000166058A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2000166058A
JP2000166058A JP10332869A JP33286998A JP2000166058A JP 2000166058 A JP2000166058 A JP 2000166058A JP 10332869 A JP10332869 A JP 10332869A JP 33286998 A JP33286998 A JP 33286998A JP 2000166058 A JP2000166058 A JP 2000166058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
lower case
notch
cover
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10332869A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumikazu Uchimi
文和 内見
Kazuo Miyajima
和雄 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP10332869A priority Critical patent/JP2000166058A/ja
Publication of JP2000166058A publication Critical patent/JP2000166058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを低く抑えつつ、多種類のワイヤ
ハーネスと接続可能であり、且つ組み立て容易な電気接
続箱を提供する。 【解決手段】 互いに組み合わせ可能なロアケース12
及びアッパーカバーと、複数の電気部品が実装され、ロ
アケース12とアッパーカバーとの間に介装収容される
ベース11とを備え、ベース11の電気部品と接続され
たハーネスを電気接続箱の外部に導出するために、ロア
ケース12の周壁の所定位置に切欠き15,16を形成
すると共に、切欠き15,16と協働してハーネス導出
孔を形成する、別体に形成されたハーネスカバー25,
26を切欠き15,16に係合させるる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンル
ーム等に搭載される電気接続箱に関する。
【0002】
【関連する背景技術】自動車などの車両に搭載される電
気接続箱は、内部に複数のリレーやヒューズ等の電気部
品が実装され、車両のワイヤハーネス(以下、「ハーネ
ス」とする。)の途中に介在されて、ハーネスに過電流
が流れるのを防止する役目やハーネスによって形成され
る複数の電気回路を切り替える役目を果たしている。
【0003】かかる電気接続箱50は、図5に一部を示
すように、複数のリレーやヒューズ等の電気部品(図示
せず)が実装されたベース51と、ベース51を収容す
る空間が内部に形成されたロアケース52と、ロアケー
ス52に被着されるアッパーカバー(図示せず)等とか
ら構成されている。ロアケース52の周壁の一部(長手
方向の端部)には切欠き52sが形成され、切欠き52
sの両側には切欠き方向に沿って断面L字型のガイド5
2p,52qが形成されている。又、切欠き52sの底
部には、ハーネス(図示せず)を支持するための突起部
52tがロアケース52の長手方向に延在している。
【0004】一方、ベース51には、図示しないリレー
やヒューズ等の電気部品が複数実装されており、且つベ
ース51の周壁には、ロアケースの切欠きと合致するよ
うに寸法決めされたハーネスカバー55が延在部51e
を介して一体に形成されている。ハーネスカバー55の
両側には断面L字型のスライダ55p,55qが形成さ
れている。又、ハーネスカバー55の端部(図中、下端
部)には、断面半円弧状の突起部55tが形成され、ロ
アケース52の突起部52tと協働して電気接続箱内部
から導出される図示しないハーネスを保持するようにな
っている。
【0005】従来の電気接続箱50は、以上のように構
成されており、ベース51をロアケース52に組み込む
と、ロアケース52のガイド52p,52qにハーネス
カバー55のスライダ55p,55qが摺動しながら、
ベース51のハーネスカバー55がロアケース52の切
欠き52sに嵌り込んでいく。ベース51をロアケース
52に組み付けると、ロアケース52の切欠き52sは
ベース51のハーネスカバー55で塞がれる一方、ロア
ケース52の突起部52tとハーネスカバー55の突起
部55tとで形成されるハーネス導出孔Hがロアケース
52の側壁に形成される。
【0006】続いて、アッパーカバーをロアケース52
に組み付けることで電気接続箱50が完成する。ベース
51の電気部品に接続されたハーネスをハーネス導出孔
Hを介して外部に導出することで、電気接続箱内部の電
気部品を保護しつつ、電気接続箱本来の機能を果たすこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ハーネスカバー55と
ベース51とは、部品点数削減の観点から上述のように
一体に形成されており、その材質は、一般にナイロン材
が使用されている。従って、ベース51の成形状態やそ
の後の吸水等の影響により、ベース51とハーネスカバ
ー55とが適正な寸法形状のまま形成されるとは限ら
ず、不適正な寸法形状を有するベース51をロアケース
52に組み付けようとすると、組み付け上の不都合が生
じる。具体的には、例えば、ベース51の長手方向の寸
法が適正でないと、ハーネスカバー55のスライダ55
p,55qとロアケース52のガイド52p,52qと
が夫々干渉してベース51とロアケース52との組み付
け作業に支障をきたす。
【0008】一方、電気接続箱50、特にベース51は
複数の電気部品を実装するために一般に複雑な形状を有
しているので、車両仕様の如何に係わらず共用化するの
が望ましい。しかし、近年の車両仕様の多様化に伴い、
電気接続箱50に接続されるハーネスも様々な種類のハ
ーネスが接続されるようになってきた。従って、電気接
続箱50の電線導出孔Hもかかる多種類のハーネスの接
続に対応するように形成する必要があり、ハーネスカバ
ー55もこれに合わせて多種類形成する必要がある。
【0009】従来の電気接続箱50は、上述のように、
ハーネスカバー55がベース51と一体に形成されてい
るので、かかる多種類のハーネスを電気接続箱50に接
続できるようにするために、各仕様毎にベース51とハ
ーネスカバー55とを一体に成形する必要が生じ、ベー
ス成形用金型の共用化を図れず、コスト的に問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、製造コストを低く抑えつ
つ、多種類のワイヤハーネスと接続可能であり、且つ組
み立て容易な電気接続箱を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電気接続箱は、互いに組み合わせ可
能なロアケース及びアッパーカバーと、複数の電気部品
が実装され、ロアケースとアッパーカバーとの間に収容
されるベースとを備え、ベースの電気部品と接続される
ハーネスを電気接続箱の外部に導出するために、ロアケ
ース又はアッパーカバーの少なくともいずれか一方の周
壁の所定位置に切欠きを形成すると共に、かかる切欠き
と協働してハーネス導出孔を形成する、別体に形成され
たハーネスカバーが切欠きに係合していることを特徴と
している。
【0012】従来の電気接続箱と異なり、ハーネスカバ
ーがベースと一体でなく、別個の部品として形成されて
いるので、ベースの寸法変化の影響をハーネスカバーが
受けることはない。従って、ロアケース又はアッパーカ
バーに形成された切欠きにハーネスカバーを抵抗なく係
合させることができる。又、ハーネスカバーの材質をベ
ースの材質と同一にする必要がなく、適当な樹脂材を選
択してハーネスカバーを成形することができる。更に
は、ベースに接続されるハーネスの仕様に応じて異なる
形状を有するハーネスカバーのみを多種類用意すれば良
いので、ベースの共用化を図ることができる。
【0013】又、本発明の請求項2に係る電気接続箱
は、ハーネスカバーにはスライダが形成され、ロアケー
ス又はアッパーカバーの切欠き近傍にはスライダと摺動
可能なガイドが形成され、スライダとガイドには、切欠
きが開く方向に変位するのを規制する第1の規制部と、
切欠きが開く方向と直交し、切欠きとハーネスカバーと
がずれる方向にハーネスカバーが変位するのを規制する
第2の規制部とが協働して形成されていることを特徴と
している。
【0014】ハーネスカバーをロアケース又はアッパー
カバーの切欠きに容易に係合させることができると共
に、一旦、ハーネスカバーが切欠きに係合すれば、ハー
ネスカバーのスライダと切欠き近傍のガイドとで協働し
て形成された第1の規制部と第2の規制部によって切欠
き周辺の変形が規制され、外力等の影響により切欠きが
広がったり、切欠きとハーネスカバーとがずれたりして
隙間が生じるのを防止する。
【0015】更に、本発明の請求項3に係る電気接続箱
は、ロアケース又はアッパーカバーの切欠きとハーネス
カバーとの間を通って電気接続箱内部に侵入する水の侵
入経路途上に第1の規制部と前記第2の規制部とが形成
されていることを特徴としている。第1の規制部と前記
第2の規制部とによって切欠きとハーネスカバーとの間
まで水が到達しにくくなっているので、ハーネスカバー
を切欠きに容易に係合させることができると共に、電気
接続箱内部への水の侵入を極力防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電気接続箱10について説明する。本発
明の一実施形態に係る電気接続箱10は、図1に示すよ
うに、内部にベース収容空間が形成され、周壁の2ヶ所
にハーネス導出用切欠き15,16が形成されたロアケ
ース12と、リレーやヒューズ等の電気部品が多数実装
され、ロアケース12に収容されるベース11と、ロア
ケース12の切欠きに係合してロアケース12と協働し
てハーネス導出孔を形成するハーネスカバー25,26
と、ロアケース12に被着され、ベース11に実装され
た電気部品を保護するアッパーカバー(図示せず)等と
から構成されている。ベース11の電気部品には、図示
しないハーネスの各電線が接続されるようになってい
る。ハーネスは、多数の電線を束ねてテープ巻きし、更
にウレタンチューブを巻き付けたもので、ハーネスの各
電線がベース11のリレーに接続され、多数の切り替え
可能な電気回路を構成すると共に、ヒューズに接続され
て電気回路に過電流が流れるのを防止している。
【0017】切欠き15,16の底部には、ワイヤハー
ネスを一部支持するための延在部15t,16tが夫々
形成されると共に、切欠き15,16の両側には、断面
鉤型を有し、ハーネスカバー25,26と嵌合可能なガ
イド15p,15q,16p,16qが切欠き方向に沿
って夫々形成されている。ハーネスカバー25,26
は、例えば、ポリプロピレン等の安価な樹脂材から形成
されており、プレート形状を有している。ハーネスカバ
ー25,26の一端(図中、下端)には、断面半円弧状
のリブ25t,26tが形成されており、ハーネスカバ
ー25,26をロアケース12の切欠き15,16に係
合させたとき、ロアケース12の延在部15t,16t
と協働してハーネス(図示せず)をしっかりと保持する
ようになっている。又、ハーネスカバー25,26とロ
アケース12とで形成されるハーネス導出孔は、ハーネ
スの外径とほぼ一致しており、水や粉塵がハーネス導出
孔を通って電気接続箱内部に入り込まないようになって
いる。
【0018】ハーネスカバー25,26の両側部には、
後述するロアケース12のガイド15p,15q,16
p,16qと僅かな間隙を隔てて摺動可能に係合するス
ライダ25p,25q,26p,26qが形成されてい
る。一方のハーネスカバー25を示した図2から明らか
なように、ハーネスカバー25,26のスライダ25
p,25q,26p,26qは、ハーネスカバー25,
26の長手方向ほぼ全体に亘って形成されており、ロア
ケース12のガイド15p,15q,16p,16qも
同様に、切欠き15,16の長手方向ほぼ全体に亘って
形成されている。スライダ25p,25qとガイド15
p,15qとは、ロアケース12の切欠き15が開く方
向に変位するのを規制する第1の規制部(図4(a)中、
1,F2部)と、ロアケース12の切欠き15が開く方
向と直交し、ロアケース12とハーネスカバー25との
間に隙間が生じる方向にハーネスカバー25が変位する
のを規制する第2の規制部(図4(a)中、G1,G2部)
とが協働して形成されている。
【0019】同様に、スライダ26p,26qとガイド
16p,16qとも、ロアケース12の切欠き16が開
く方向に変位するのを規制する第1の規制部と、ロアケ
ース12とハーネスカバー26との間に隙間が生じるの
を規制する第2の規制部とが協働して形成されている。
ハーネスカバー25,26のスライダ25p,25q,
26p,26qをロアケース12のガイド15p,15
q,16p,16qに夫々はめ込むことで、ハーネスカ
バー25,26がロアケース12の切欠き15,16を
夫々塞ぐと共に、ハーネスカバー25,26とロアケー
ス12の切欠き15,16とで夫々ハーネス導出孔を形
成する。
【0020】ハーネスカバー25,26の一側両端に
は、ロアケース12と係止するための、可撓性を有した
爪部25n,26n(図1に夫々一方のみ図示)が形成
されており、ハーネスカバー25,26をロアケース1
2の切欠き15,16に完全にはめ込んだとき、爪部2
5n,26nがロアケース12のガイド15,16に形
成された係止片(図示せず)にラッチ係合して、ハーネ
スカバー25,26をロアケース12にしっかりと係止
させるようになっている。
【0021】尚、爪部25n,26nと係止片とは、係
止を解除できるようになっており、ベース11のメンテ
ナンスに合わせて必要に応じてハーネスカバー25,2
6を取り外したり、取り替えたりすることができるよう
になっている。本発明の実施形態に係る電気接続箱10
は、上述の通り、従来の電気接続箱50と異なり、ハー
ネスカバー25,26がベース11と一体でなく、別個
の部品として形成されているので、成形時にハーネスカ
バー25,26のみを安価な材質で成形することができ
る。又、車両の仕様に応じた様々な種類のハーネスを電
気接続箱に接続する場合、ハーネス径に応じたハーネス
カバーを成形して使用することができる。即ち、多数の
電線を束ねた比較的直径の大きいハーネスを接続する場
合は、図3(a)に示すような、比較的大きな電線導出孔
1が形成されるようなハーネスカバー25,26を用
い、少数の電線を束ねた比較的直径の小さいハーネスを
接続する場合は、図3(b)に示すような、比較的小さな
電線導出孔H2が形成されるようなハーネスカバー2
5',26'を用いれば良い。更に、図1に示すロアケー
ス12の切欠き15,16の一方のみをハーネスの導出
に使用し、他方の切欠きをハーネスの導出に使用しない
場合は、図3(c)に示すような切欠き15,16を閉塞
するハーネスカバー25”,26”を用いて他方の切欠
きを完全に閉塞すれば良い。
【0022】従って、従来の電気接続箱50のように、
接続すべきハーネスに応じてベースを多種類成形する必
要がない。その為、電気接続箱の製造コストを低く抑え
ることができる。又、従来のようにベース11が規定寸
法通りに成形されてなくても、ハーネスカバー25,2
6をロアケース12に組み付ける際、かかる寸法誤差が
組み付けに悪影響を及ぼすことはなく、又、ベース11
が仮にナイロン材などの吸水による寸法変化を起こす材
料でできていても、ハーネスカバー25,26をロアケ
ース12に組み付ける際、ベース11の寸法変化による
悪影響を受けなくても済む。更には、電気接続箱組み立
て後に、ベース11が変形した場合、この変形による影
響をハーネスカバー25,26とロアケース12との係
合部が受けなくて済む。
【0023】更に、ハーネスカバー25,26の材質を
ベース12の材質と同一にする必要がなく、安価な樹脂
材を選択してハーネスカバー25,26を成形すること
ができる。一方、ハーネスカバー25,26のスライダ
25p,25q,26p,26qとロアケース12のガ
イド15p,15q,16p,16qとは、第1の規制
部(図4(a)中、F1,F2部)と第2の規制部(図4(a)
中、G1,G2部)とによって互いにしっかりと係合し合
っている。即ち、ハーネスカバー25,26をロアケー
ス12にはめ込むと、ガイド15p,15q,16p,
16qが夫々、スライダ25p,25q,26p,26
qを鉤状に取り囲んだ状態で両者が係合するので、ロア
ケース12が外力等の影響を受けてロアケース12の切
欠き15,16が開く方向(図4(a)及び図5のK方
向)に変形したり、ロアケース12とハーネスカバー2
5,26との間に隙間が生じたりするのを防止する。従
って、ロアケース12の切欠き15,16とハーネスカ
バー25,26との間に隙間が生じるのを阻止すること
ができ、上述と同様に電気接続箱内部への水の侵入を阻
止することができる。
【0024】更には、第1の規制部F1,F2と第2の規
制部G1,G2とが夫々ハーネスカバー25,26の長手
方向ほぼ全体に亘って形成されているので、電気接続箱
外部からの水がハーネスカバー25,26とロアケース
12との隙間を通って電気接続箱内部に侵入しにくい。
即ち、従来の電気接続箱は、図4(b)に示すように、ガ
イド52p,52qとスライダ55p,55qが共に断
面L字型を有しているに過ぎなかったので、矢印Bに示
すように水が電気接続箱50の外部から内部に侵入し易
かった。しかし、本発明の上述の実施形態に係る電気接
続箱10は、ハーネスカバー25,26のスライダ25
p,25q,26p,26qとロアケース12のガイド
15p,15q,16p,16qとが上述の通り、夫々
第1の規制部F1,F2と第2の規制部G1,G2とでしっ
かりと係合しているので、電気接続箱10の外部から内
部に水が侵入するためには、矢印Aに示すように、従来
の電気接続箱よりも複雑な侵入経路を通って侵入しなけ
ればならず、電気接続箱内部に水が侵入しにくい。電気
接続箱10の内部には、上述の通り多数の電気部品が収
納されているため、電気接続箱内部への水の侵入を阻止
することは極めて効果がある。特に、電気接続箱10が
車両のエンジンルーム内に搭載されている場合、雨天走
行時における路面の水分の跳ね上げ等から電気接続箱内
部の電気部品を効果的に保護することができる。
【0025】
【発明の効果】尚、上述の実施形態と異なり、切欠きは
ロアケースに形成される代わりにアッパーカバーに形成
されていても良く、若しくはロアケースとアッパーカバ
ーの両方に形成され、この切欠きにハーネスカバーが上
述のように係合するような構成であっても良い。
【0026】又、上述の実施形態の2つのハーネスカバ
ー25,26は同一形状であっても良いことは言うまで
もない。以上説明したように、本発明に係る電気接続箱
は、互いに組み合わせ可能なロアケース及びアッパーカ
バーと、複数の電気部品が実装され、ロアケースと前記
アッパーカバーとの間に介装収容されるベースとを備
え、ベースの電気部品と接続されるハーネスを電気接続
箱の外部に導出するために、ロアケース又はアッパーカ
バーの少なくともいずれか一方の周壁の所定位置に切欠
きを形成すると共に、かかる切欠きと協働してハーネス
導出孔を形成する、別体に形成されたハーネスカバーが
切欠きと係合していることを特徴としている。
【0027】従来の電気接続箱と異なり、ハーネスカバ
ーがベースと一体でなく、別個の部品として形成されて
いるので、ベースの寸法変化の影響をハーネスカバーが
受けることはない。従って、ロアケース又はアッパーカ
バーに形成された切欠きにハーネスカバーを抵抗なく係
合させることができる。又、ハーネスカバーの材質をベ
ースの材質と同一にする必要がなく、適当な樹脂材を選
択してハーネスカバーを成形することができる。更に
は、ベースに接続されるハーネスの仕様に応じて異なる
形状を有するハーネスカバーのみを多種類用意すれば良
いので、ベースの共用化を図ることができると共に、ハ
ーネス径の変更を容易に行うことが可能になる。
【0028】又、本発明の請求項2に係る電気接続箱
は、ハーネスカバーにはスライダが形成され、ロアケー
ス又はアッパーカバーの切欠き近傍にはスライダと摺動
可能なガイドが形成され、スライダとガイドには、切欠
きが開く方向に変位するのを規制する第1の規制部と、
切欠きが開く方向と直交し、切欠きとハーネスカバーと
がずれる方向にハーネスカバーが変位するのを規制する
第2の規制部とが協働して形成されていることを特徴と
している。
【0029】ハーネスカバーをロアケース又はアッパー
カバーの切欠きに容易に係合させることができると共
に、一旦、ハーネスカバーが切欠きに係合すれば、ハー
ネスカバーのスライダと切欠き近傍のガイドとで協働し
て形成された第1の規制部と第2の規制部とにより切欠
き周辺の変形が規制され、外力等の影響により切欠きが
広がったり、切欠きとハーネスカバーとがずれたりして
隙間が生じるのを確実に防止する。
【0030】更に、本発明の請求項3に係る電気接続箱
は、ロアケース又はアッパーカバーの切欠きとハーネス
カバーとの間を通って電気接続箱内部に侵入する水の侵
入経路途上に第1の規制部と前記第2の規制部とが形成
されていることを特徴としている。第1の規制部と前記
第2の規制部とによってロアケース又はアッパーカバー
の切欠きとハーネスカバーとの間まで水が到達しにくく
なっているので、ハーネスカバーを切欠きに容易に係合
させることができると共に、電気接続箱内部への水の侵
入を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気接続箱10を部
分的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電気接続箱10の、
ロアケース12とハーネスカバー25との係合状態を示
す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気接続箱10に使
用されるハーネスカバー25,26を例示的に示した正
面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る電気接続箱10と従
来の電気接続箱50に水が侵入する経路を比較して説明
するために、ロアケース12とハーネスカバー25とを
上方から見た図である。
【図5】ハーネスカバー55とベース51が一体になっ
た従来の電気接続箱50の、ロアケース52とハーネス
カバー55との係合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱 11 ベース 12 ロアケース 15 切欠き 15p,15q ガイド 16 切欠き 16p,16q ガイド 25 ハーネスカバー 25p,25q スライダ 26 ハーネスカバー 26p,26q スライダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに組み合わせ可能なロアケース及び
    アッパーカバーと、 複数の電気部品が実装され、前記ロアケースと前記アッ
    パーカバーとの間に収容されるベースとを備えた電気接
    続箱において、 前記ベースの電気部品と接続されるハーネスを前記電気
    接続箱の外部に導出するために、前記ロアケース又は前
    記アッパーカバーの少なくともいずれか一方の周壁の所
    定位置に切欠きが形成されると共に、 前記切欠きと協働して前記ハーネス導出孔を形成する、
    別体に形成されたハーネスカバーが前記切欠きに係合し
    ていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記ハーネスカバーにはスライダが形成
    され、前記切欠きの近傍には前記スライダと摺動可能な
    ガイドが形成され、前記スライダと前記ガイドには、前
    記切欠きが開く方向に変位するのを規制する第1の規制
    部と、前記切欠きが開く方向と直交し、前記切欠きと前
    記ハーネスカバーとがずれる方向にハーネスカバーが変
    位するのを規制する第2の規制部とが協働して形成され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の電気接続
    箱。
  3. 【請求項3】 前記切欠きと前記ハーネスカバーとの間
    を通って前記電気接続箱内部に侵入する水の侵入経路途
    上に前記第1の規制部と前記第2の規制部とが形成され
    ていることを特徴とする、請求項2に記載の電気接続
    箱。
JP10332869A 1998-11-24 1998-11-24 電気接続箱 Pending JP2000166058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332869A JP2000166058A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332869A JP2000166058A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000166058A true JP2000166058A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18259721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10332869A Pending JP2000166058A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000166058A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158074A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱
US7195515B2 (en) 2004-10-25 2007-03-27 Yazaki Corporation Wire harness leading-out structure
JP2008061410A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Yazaki Corp 電気接続箱
CN100428600C (zh) * 2003-05-20 2008-10-22 矢崎总业株式会社 将线束固定在电连接箱的罩上的结构和电连接箱
JP2011030359A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP7575295B2 (ja) 2021-02-22 2024-10-29 古河電気工業株式会社 プロテクタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100428600C (zh) * 2003-05-20 2008-10-22 矢崎总业株式会社 将线束固定在电连接箱的罩上的结构和电连接箱
US7195515B2 (en) 2004-10-25 2007-03-27 Yazaki Corporation Wire harness leading-out structure
JP2006158074A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱
JP4649180B2 (ja) * 2004-11-29 2011-03-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP2008061410A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2011030359A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP7575295B2 (ja) 2021-02-22 2024-10-29 古河電気工業株式会社 プロテクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257469B2 (ja) 電気接続箱
US9124079B2 (en) Electric junction box
JP2005536836A (ja) 電気ヒューズリレーボックス及びその製造方法
US20180278033A1 (en) Protector for wire harness, and method for manufacturing wire harness
CN109309362B (zh) 保护装置
JP2000166058A (ja) 電気接続箱
JP2004312793A (ja) 電気接続箱及びその組立方法
US6822163B2 (en) Electrical junction box
JP2006166620A (ja) 電気接続箱
JP3221362B2 (ja) 電気接続箱
JP2005269860A (ja) 電気接続箱
EP3842291B1 (en) Electrical junction box, manufacutring apparatus of electrical junction box, manufacturing method of electrical junction box, and wire harness
JP3367469B2 (ja) 電気接続箱
KR102132033B1 (ko) 정션박스
JP7297620B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2947114B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
KR20200056353A (ko) 정션박스
JP3000131B2 (ja) 電線保持機構
JP3454470B2 (ja) 電気接続箱
JP7288475B2 (ja) 電線保護カバー構造及び電線配索具
JP2002281641A (ja) ヒューズ収容用の電気接続箱
CN114173499B (zh) 树脂结构体
CN113937688B (zh) 保护器及线束
JPH1189050A (ja) 電気接続箱における電線接続部の組付構造および組付方法
KR200463021Y1 (ko) 차량용 퓨즈 박스 유니트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031212

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20050909

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060725

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060810

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060908