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JP7288475B2 - 電線保護カバー構造及び電線配索具 - Google Patents

電線保護カバー構造及び電線配索具 Download PDF

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JP7288475B2 JP2021052677A JP2021052677A JP7288475B2 JP 7288475 B2 JP7288475 B2 JP 7288475B2 JP 2021052677 A JP2021052677 A JP 2021052677A JP 2021052677 A JP2021052677 A JP 2021052677A JP 7288475 B2 JP7288475 B2 JP 7288475B2
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Description

本発明は、電線保護カバー構造及び電線配索具に関する。
従来、自動車等の車両においては、電線を所望の経路に沿って配索させる電線配索具が搭載されている。この電線配索具は、電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部を設けた本体と、その開口を塞ぐ電線保護カバーと、この電線保護カバーを開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、を備える。更に、この電線配索具においては、電線保護カバーを閉位置で電線収容部に係止させる係止機構が設けられている。この種の電線配索具については、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特許第5734607号公報
ところで、電線配索具においては、電線を電線収容部に収容する際の作業性を鑑みて、例えば、この電線が電線収容部に収容されるまで、電線保護カバーを開けたままにしている。このため、電線保護カバーは、閉位置になるまでの間、ヒンジ側を固定端とする片持ち状態になっており、電線収容部の開口に対する位置が定まらない。よって、この電線配索具においては、例えば、電線の収容作業が行われる場所へと搬送されるまでの間に、又は、その場所で電線保護カバーを閉じるまでの間に、電線保護カバーが周囲の他部品等に接触してしまうと、この電線保護カバーに過荷重が掛かり、その耐久性を低下させてしまう虞がある。また、この電線配索具においては、例えば、その間に電線保護カバーが周囲の他部品等に接触するなどして閉位置まで移動し、この電線保護カバーが係止機構で電線収容部に係止されてしまう虞がある。
そこで、本発明は、電線保護カバーの位置規制を図り得る電線保護カバー構造及び電線配索具を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電線保護カバー構造は、電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部と、前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、を備え、前記仮係止機構は、前記電線収容部の側壁に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、前記第2仮係止体は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、前記第1仮係止体は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有することを特徴としている。また、上記目的を達成する為、本発明に係る電線保護カバー構造は、電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部と、前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、を備え、前記仮係止機構は、前記電線収容部に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の一方は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の他方は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有し、前記仮係止部として、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置への動きを係止する第1仮係止部と、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部と、を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電線配索具は、電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部を設けた本体と、前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、を備え、前記仮係止機構は、前記電線収容部の側壁に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、前記第2仮係止体は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、前記第1仮係止体は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有することを特徴としている。また、上記目的を達成する為、本発明に係る電線配索具は、電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部を設けた本体と、前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、を備え、前記仮係止機構は、前記電線収容部に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の一方は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の他方は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有し、前記仮係止部として、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置への動きを係止する第1仮係止部と、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る電線保護カバー構造及び電線配索具は、仮係止機構によって電線保護カバーを開位置に位置規制したまま保持しておくことができる。
図1は、実施形態の電線保護カバー構造及び電線配索具を示す斜視図である。 図2は、図1のX-X線断面に相当する部分拡大図である。 図3は、電線保護カバーが閉位置のときの電線保護カバー構造及び電線配索具を示す斜視図である。 図4は、図3のX-X線断面に相当する部分拡大図である。 図5は、電線保護カバーが開位置のときの電線保護カバー構造及び電線配索具を示す斜視図である。 図6は、図5のX-X線断面に相当する部分拡大図である。
以下に、本発明に係る電線保護カバー構造及び電線配索具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電線保護カバー構造及び電線配索具の実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
図1から図6の符号1は、本実施形態の電線配索具を示す。この電線配索具1は、少なくとも1本の電線Weを所望の経路に沿って配索させ得るものであり、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。例えば、この電線配索具1とは、電線Weの保護対象部を保護するプロテクタ、隣り合う電池セルの電極端子同士を繋ぐバスバと共に電線Weが収容されるバスバモジュール、又は、リレーやヒューズ等の電気部品などと共に電線Weが収容される電気接続箱のことである。この電線配索具1においては、後述する電線収容部11と電線保護カバー20とヒンジ部30と本係止機構40と仮係止機構50とによって、電線保護カバー構造を構成している。また、ここでは、この電線配索具1と電線WeとによってワイヤハーネスWHが構成される。ここで謳う電線Weとは、1本の電線から成るものであってもよく、複数本の電線が1つに束ねられたものであってもよい。以下においては、プロテクタとして構成された電線配索具1を例に挙げて説明する。
電線配索具1は、電線Weが開口11aから挿入され且つ収容される電線収容部11を設けた本体10と、その開口11aを塞ぐ電線保護カバー20と、を備える(図1から図6)。
ここで示す本体10は、その電線収容部11に2つの電線収容室11A,11Bを設けており、その電線収容室11A,11B毎に電線Weを1本ずつ収容させる(図1、図2及び図4から図6)。この電線収容部11においては、その2本の電線Weを並走させるべく、それぞれの電線収容室11A,11Bが形成されている。
この電線収容部11は、底壁12Aと、この底壁12Aから互いに同じ向きに垂設させ、かつ、互いに間隔を空けて対向配置させた第1側壁12B及び第2側壁12Cと、この第1側壁12B及び第2側壁12Cと同じ向きに底壁12Aから垂設させ、かつ、この第1側壁12B及び第2側壁12Cの間でこれらに間隔を空けて対向配置させた間仕切り壁12Dと、を有する(図2、図4及び図6)。この電線収容部11においては、第1側壁12Bと間仕切り壁12Dとの間に一方の電線収容室11Aが形成され、第2側壁12Cと間仕切り壁12Dとの間に他方の電線収容室11Bが形成される。また、この電線収容部11においては、第1側壁12Bと第2側壁12Cにおけるそれぞれの底壁12Aからの突出方向側の端部間に開口11aが形成される。ここで示す電線収容部11においては、それぞれに平板状に形成された第1側壁12Bと第2側壁12Cと間仕切り壁12Dとが平行に並べられており、第1側壁12Bと第2側壁12Cのそれぞれの端部を成す平行な辺部間に開口11aが形成されている。
電線保護カバー20は、閉位置で開口11aを塞ぐ板状の主体21を有する(図1から図6)。ここで示す主体21は、略矩形の平板状に形成されている。この主体21は、閉位置において、1つの辺部を第1側壁12Bの開口11a側の辺部に対向配置させ、かつ、別の1つの辺部を第2側壁12Cの開口11a側の辺部に対向配置させている(図4)。例えば、この電線保護カバー20は、電線収容室11Aや電線収容室11Bに収容された電線Weの位置規制を行うことによって、これらの電線Weを別経路の電線WeAに干渉させないようにしている(図3)。
電線配索具1は、更に、この電線保護カバー20を開口11aに対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部30を備える(図1から図6)。開位置とは、電線保護カバー20の主体21が開口11aを塞いでいないときの開口11aに対する電線保護カバー20の相対的な位置のことである(図5及び図6)。一方、閉位置とは、電線保護カバー20の主体21が開口11aを塞いでいるときの開口11aに対する電線保護カバー20の相対的な位置のことである(図3及び図4)。
ここで示すヒンジ部30は、柔軟性を有する薄肉の所謂リビングヒンジであり、本体10及び電線保護カバー20と一体になって成形される。このヒンジ部30は、第1側壁12Bの開口11a側の辺部と主体21の辺部との間に2つ設けられている(図1、図3及び図5)。
更に、電線配索具1は、開口11aを塞いだ閉位置で電線保護カバー20を電線収容部11に係止させる本係止機構40を備える(図1から図6)。この本係止機構40は、電線収容部11に設けた第1本係止体41と、電線保護カバー20に設けた第2本係止体42と、を備える(図1、図2及び図4から図6)。
この本係止機構40は、電線保護カバー20が閉位置のときに、この電線保護カバー20を開位置側へと相対移動させぬよう第1本係止体41と第2本係止体42とを係止させることによって、この電線保護カバー20を閉位置のまま電線収容部11に保持させる。ここで示す第1本係止体41は、第2側壁12Cの開口11a側の端部における外壁面(電線収容室11B側の内壁面とは逆側の壁面)に設けている(図2、図4及び図6)。そして、ここで示す第2本係止体42は、その第2側壁12Cの端部に対向配置される主体21の端部に設けている(図2、図4及び図6)。例えば、ここで示す第1本係止体41と第2本係止体42は、それぞれに爪部41a,42aを有しており、電線保護カバー20が閉位置のときに、この電線保護カバー20を開位置側へと相対移動させぬよう爪部41a,42a同士を係止させる。
また更に、電線配索具1は、開口11aを塞いでいない開位置で電線保護カバー20を電線収容部11に係止させる仮係止機構50を備える(図1から図6)。この仮係止機構50は、電線収容部11に設けた第1仮係止体51と、電線保護カバー20に設けた第2仮係止体52と、を備える。
この仮係止機構50は、電線保護カバー20が開位置のときに、この電線保護カバー20を少なくとも閉位置側へと相対移動させぬよう第1仮係止体51と第2仮係止体52とを係止させることによって、この電線保護カバー20を開位置のまま電線収容部11に保持させる。第1仮係止体51と第2仮係止体52の内の一方は、貫通孔53と、この貫通孔53に連なる壁部54と、を有する(図2、図4及び図6)。そして、第1仮係止体51と第2仮係止体52の内の他方は、その貫通孔53に挿通させる基部55と、その壁部54に係止させる仮係止部56と、を有する(図2から図4及び図6)。
この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、仮係止機構50によって電線保護カバー20を開位置に位置規制したまま保持しておくことができる。このため、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、例えば、電線Weの電線収容室11A,11Bへの収容作業が行われる場所へと搬送されるまでの間に、又は、その場所で電線保護カバー20を閉じるまでの間に、その電線保護カバー20が周囲の他部品等に接触したとしても、この電線保護カバー20を開位置に保ち続けることができる。よって、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、電線保護カバー20が不用意に閉位置まで移動し、更に電線保護カバー20が本係止機構40によって電線収容部11に係止されてしまう事態を回避することができる。故に、この電線保護カバー構造及び電線配索具1は、電線Weを電線収容室11A,11Bへと収容する際に、本係止機構40による係止状態を解消させた上で、閉位置の電線保護カバー20を開く必要がないので、電線Weの収容作業性を向上させることができる。
この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、電線Weを電線収容室11A,11Bに収容した後で、仮係止機構50による係止状態を解消させ、電線保護カバー20を開位置から閉位置まで相対移動させて、この電線保護カバー20を本係止機構40によって電線収容部11に閉位置で保持させる。このため、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、仮係止機構50の係止状態の解消を容易に行えることが、この一連の流れの作業性向上に寄与することになる。そこで、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、壁部54を次のように形成しておくことによって、仮係止機構50を係止状態から容易に解消させる。
その壁部54については、仮係止部56から受けた荷重が上限荷重以下のときに当該仮係止部56を係止する一方、この仮係止部56から受けた荷重が上限荷重を越えたときに撓んで、この仮係止部56の係止状態を解消させるものとして形成している。つまり、壁部54は、仮係止部56から上限荷重以下の荷重が加えられているときに、この仮係止部56を係止状態のままに保たせる。一方、この壁部54は、仮係止部56から上限荷重よりも大きな荷重が加えられたときに、この荷重で自らを撓ませ、この撓みと共に仮係止部56を乗り越えさせることによって、この仮係止部56の係止状態を解消させる。
例えば、上限荷重は、電線配索具1を搬送する際の入力荷重及び電線配索具1を車両に組み付ける際の入力荷重よりも大きく、かつ、仮係止機構50の係止状態を解消させる際に作業者が電線保護カバー20に加える入力荷重よりも小さくなるように設定する。その作業者の入力荷重は、例えば、電線保護カバー20を開位置から閉位置へと動かす際に作業者の負担にならない大きさに設定する。よって、上限荷重は、例えば、電線配索具1を搬送する際の入力荷重及び電線配索具1を車両に組み付ける際の入力荷重に対して、電線配索具1の公差による誤差等を考慮した安全率分を上乗せした大きさに設定する。
これにより、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、作業者が電線保護カバー20を閉じるまで当該電線保護カバー20を仮係止機構50によって係止状態のままに保つことができ、かつ、作業者が電線保護カバー20を閉じるときに、この作業者が仮係止機構50の係止状態を容易に解消させた上で、電線保護カバー20を開位置から閉位置まで相対移動させることができる。
また、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、例えば、電線Weの電線収容室11A,11Bへの収容作業が行われる場所へと搬送されるまでの間に、又は、その場所で電線保護カバー20を閉じるまでの間に、その電線保護カバー20が周囲の他部品等に接触しないように仮係止機構50を構成することが望ましい。そこで、仮係止機構50は、電線保護カバー20が閉じられるまでの間に当該電線保護カバー20を周囲に接触させることのない場所を開位置とし、この開位置で電線保護カバー20を電線収容部11に係止させるよう構成する。これにより、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、例えば、電線Weの電線収容室11A,11Bへの収容作業が行われる場所へと搬送されるまでの間に、又は、その場所で電線保護カバー20を閉じるまでの間に、電線保護カバー20を周囲の他部品等に接触させないので、この電線保護カバー20やヒンジ部30、周囲の他部品等の耐久性を向上させることができる。
具体的に、ここで示す電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、仮係止機構50を次のように構成している。ここで示す仮係止機構50においては、第1仮係止体51として電線収容部11が基部55と仮係止部56とを有しており、第2仮係止体52として電線保護カバー20が貫通孔53と壁部54を有している(図2、図4及び図6)。
電線収容部11においては、第1側壁12Bの開口11a側の端部における外壁面(電線収容室11A側の内壁面とは逆側の壁面)から基部55を突出させ、この片持ちの基部55の自由端に突起状の仮係止部56を設けている。一方、電線保護カバー20においては、その第1側壁12Bの端部に対向配置される主体21の端部側に、開位置で基部55の自由端と仮係止部56を挿通させることが可能な貫通孔53と、この貫通孔53に連なる壁部54と、が形成されている。例えば、ここで示す基部55は、略矩形の平板状に形成されている。そして、ここで示す仮係止部56は、この基部55の自由端側の辺部にて爪状に形成されている。また、ここで示す貫通孔53は、矩形に形成されている。そして、ここで示す壁部54は、主体21よりも板厚の薄い矩形の平板状に形成され、貫通孔53の中で仮係止部56の係止が可能な場所に、この貫通孔53の周壁から突出させた形で形成されている。
ところで、電線配索具1においては、車両に組み付けられてから開位置の電線保護カバー20が閉じられるまでの間、その電線保護カバー20と第1側壁12Bの間に別経路の電線WeBが配索されることもある(図6)。この場合、この電線配索具1においては、その電線WeBを電線保護カバー20に接触させないことが望ましい。そこで、第1仮係止体51と第2仮係止体52の内の他方は、仮係止部56として、電線保護カバー20の開位置から閉位置への動きを係止する第1仮係止部56Aと、電線保護カバー20の開位置から閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部56Bと、を備えることが望ましい(図2から図4及び図6)。
第1仮係止部56Aは、電線保護カバー20の開位置から閉位置への動きを係止して、この電線保護カバー20を開位置に留めさせるものである。よって、ここで示す第1仮係止部56Aは、先に示したように、基部55の自由端に突起状(爪状)のものとして設けられている。
一方、第2仮係止部56Bは、電線保護カバー20の開位置から閉位置とは逆側への動きを係止して、この電線保護カバー20を開位置に留めさせるものである。この第2仮係止部56Bは、基部55から突出させ且つ第1仮係止部56Aに対して隙間を空けて対向配置させた突起状に形成されている。そして、この第2仮係止部56Bは、電線保護カバー20が開位置のときに、その隙間に壁部54を入り込ませ、この壁部54に第1仮係止部56Aとは逆側で係止させ得るものとして形成されている。ここで示す第2仮係止部56Bは、基部55における自由端と固定端を繋ぐ2つの辺部に1つずつ設けられている。
この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、第1仮係止部56Aによって、先に示した様々な効果を得ることができる。更に、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、開位置の電線保護カバー20と第1側壁12Bの間に電線WeBが存在していたとしても、第2仮係止部56Bによって、開位置の電線保護カバー20の電線WeB側への移動を規制することができる。このため、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、第1仮係止部56Aと第2仮係止部56Bによって、電線保護カバー20をより確実に開位置に位置規制したまま保持しておくことができる。従って、この電線保護カバー構造及び電線配索具1においては、車両に組み付けられた後、開位置の電線保護カバー20と第1側壁12Bの間に電線WeBが配索されてから電線保護カバー20を閉じるまでの間に、その電線WeBに電線保護カバー20を接触させないので、この電線保護カバー20やヒンジ部30、電線WeBの耐久性を向上させることができる。
尚、電線保護カバー20には、貫通孔53とは別の貫通孔22も形成されている(図1及び図2)。この貫通孔22は、第1仮係止体51を形作る金型の抜き孔として利用される。
1 電線配索具
10 本体
11 電線収容部
11a 開口
20 電線保護カバー
30 ヒンジ部
40 本係止機構
50 仮係止機構
51 第1仮係止体
52 第2仮係止体
53 貫通孔
54 壁部
56 仮係止部
56A 第1仮係止部
56B 第2仮係止部
We 電線

Claims (7)

  1. 電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部と、
    前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、
    前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、
    前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、
    前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、
    備え、
    前記仮係止機構は、前記電線収容部の側壁に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、
    前記第2仮係止体は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、
    前記第1仮係止体は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有することを特徴とした電線保護カバー構造。
  2. 前記仮係止機構は、前記電線保護カバーが閉じられるまでの間に前記電線保護カバーを周囲に接触させることのない場所を前記開位置とし、この開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させることを特徴とした請求項1に記載の電線保護カバー構造。
  3. 前記壁部は、前記仮係止部から受けた荷重が上限荷重以下のときに前記仮係止部を係止する一方、前記仮係止部から受けた荷重が前記上限荷重を越えたときに撓んで、前記仮係止部の係止状態を解消させることを特徴とした請求項1又は2に記載の電線保護カバー構造。
  4. 前記第1仮係止体は、前記仮係止部として、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置への動きを係止する第1仮係止部と、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部と、を備えることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の電線保護カバー構造。
  5. 電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部と、
    前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、
    前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、
    前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、
    前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、
    を備え、
    前記仮係止機構は、前記電線収容部に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、
    前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の一方は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、
    前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の他方は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有し、前記仮係止部として、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置への動きを係止する第1仮係止部と、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部と、を備えることを特徴とした電線保護カバー構造。
  6. 電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部を設けた本体と、
    前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、
    前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、
    前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、
    前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、
    備え、
    前記仮係止機構は、前記電線収容部の側壁に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、
    前記第2仮係止体は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、
    前記第1仮係止体は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有することを特徴とした電線配索具。
  7. 電線が開口から挿入され且つ収容される電線収容部を設けた本体と、
    前記開口を塞ぐ電線保護カバーと、
    前記電線保護カバーを前記開口に対して開位置と閉位置との間で相対移動させるヒンジ部と、
    前記開口を塞いだ前記閉位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる本係止機構と、
    前記開口を塞いでいない前記開位置で前記電線保護カバーを前記電線収容部に係止させる仮係止機構と、
    を備え、
    前記仮係止機構は、前記電線収容部に設けた第1仮係止体と、前記電線保護カバーに設けた第2仮係止体と、を備え、
    前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の一方は、貫通孔と、前記貫通孔に連なる壁部と、を有し、
    前記第1仮係止体と前記第2仮係止体の内の他方は、前記貫通孔に挿通させる基部と、前記壁部に係止させる仮係止部と、を有し、前記仮係止部として、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置への動きを係止する第1仮係止部と、前記電線保護カバーの前記開位置から前記閉位置とは逆側への動きを係止する第2仮係止部と、を備えることを特徴とした電線配索具。
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