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JP2000142677A - カートン - Google Patents

カートン

Info

Publication number
JP2000142677A
JP2000142677A JP10311158A JP31115898A JP2000142677A JP 2000142677 A JP2000142677 A JP 2000142677A JP 10311158 A JP10311158 A JP 10311158A JP 31115898 A JP31115898 A JP 31115898A JP 2000142677 A JP2000142677 A JP 2000142677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
carton
side flaps
front plate
opening pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10311158A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiko Yamazaki
由紀子 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP10311158A priority Critical patent/JP2000142677A/ja
Publication of JP2000142677A publication Critical patent/JP2000142677A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】製函工程においてバージン性を持たすための上
蓋板と前板との接着をサック貼り加工にて行うことによ
り通常のカートニングマシンでもサック貼り加工からカ
ートンサイドからの内容物の充填及び折り曲げ、貼着加
工までを行う。 【解決手段】背板1、下板2、上板3、前板4を連設し
て形成された角筒状胴部と、それぞれ該背板、下板、上
板、前板の側方に連設したそれぞれサイドフラップ1
a、2a、3a、4aにより形成された前記角筒状胴部
を封鎖する側部と、前記上板3に連設されて前板4面に
重ね合わせられ且つ該前板4に開口パターン状の切離部
iにより形成された開口パターン領域6面に貼着された
上蓋板5とにより形成され、前記前板4のサイドフラッ
プ4a、4aが背板1のサイドフラップ1a面と該フラ
ップ1aに形成された切欠部1bより露呈するサイドフ
ラップ3a面とに重ね合わせ貼着され、前記サイドフラ
ップ3aは切り離し可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バージン性を備えると
ともに、通常のカートニングマシーンによる包装内容物
の充填及び封緘が可能なカートンに関する。
【0002】
【従来の技術】カートン(紙箱)の構造形態をシールエ
ンド構造としながらも、バージン性を備え、しかもカー
トンの上部、側部などが全体的に開口する構造のカート
ンは、従来からスティック状の菓子類や食品類の包装に
おいて内容物の取り出しが容易なカートンとして広く使
用されている。
【0003】このタイプのカートンは、通常、カートン
の胴部(前板、背板、上下板)をサック貼りして筒状体
に形成した後、内容物をカートンの上板(上部)、又は
下板(底部)などから充填し、前板に上蓋板を専用の機
械を用いて貼着して封緘していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
エンド構造としながらバージン性を備え、しかもカート
ンの上部などが開口して内容物の取り出しが容易なカー
トンの製函、あるいは充填、封緘包装においては、通常
のカートニングマシンでは、サック貼りにて筒状体にし
た後のカートンのサイド(側方)からの内容物の充填
や、サイドフラップ(左右フラップ板)の折り曲げ閉塞
及びその貼着、封緘操作が円滑にできず、専用の機械が
必要であり、その製造効率が十分とは言えない状況であ
った。
【0005】本発明は、製函工程において、バージン性
を持たすための上蓋板と前板との接着をサック貼り加工
にて行うことによって、通常のカートニングマシンで
も、サック貼り加工から、カートンサイドからの内容物
の充填及びサイドフラップの折り曲げ、貼着、封緘加工
までを容易にできるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、背板1、下板2、上板3、前板4を連設して形
成された角筒状胴部と、それぞれ該背板1、下板2、上
板3、前板4の側方に連設したそれぞれサイドフラップ
1a、2a、3a、4aにより形成された前記角筒状胴
部を封鎖する側部と、前記上板3に連設されて前板4面
に重ね合わせられ且つ該前板4に開口パターン状の切離
部iにより形成された開口パターン領域6面に貼着され
た上蓋板5とにより形成され、前記前板4のサイドフラ
ップ4a、4aが背板1のサイドフラップ1a面と該フ
ラップ1aに形成された切欠部1bより露呈するサイド
フラップ3a面とに重ね合わせ貼着されていることを特
徴とするカートンである。
【0007】また本発明の請求項2に係る発明は、上記
請求項1に係る発明のカートンにおいて、前記上板3と
サイドフラップ3aが、その連設折目を介して互いに切
り離し可能であるカートンである。
【0008】また本発明の請求項3に係る発明は、上記
請求項1に係る発明のカートンにおいて、前記上板3と
サイドフラップ3a、及び前記背板1と上板3が、それ
ぞれその連設折目を介して互いに切り離し可能であるカ
ートンである。
【0009】また本発明の請求項4に係る発明は、上記
請求項1に係る発明のカートンにおいて、前記上板3と
サイドフラップ3a、及び前記背板1とサイドフラップ
1aが、それぞれその連設折目を介して互いに切り離し
可能であるカートンである。
【0010】また本発明の請求項5に係る発明は、上記
請求項1に係る発明のカートンにおいて、前記上板3と
サイドフラップ3a、及び前記背板1とサイドフラップ
1a、及び背板1と下板2が、それぞれその連設折目を
介して互いに切り離し可能であるカートンである。
【0011】また本発明の請求項6に係る発明は、上記
請求項1に係る発明のカートンにおいて、前記上板3と
サイドフラップ3a、及び前記背板1と上板3、及び前
記背板1とサイドフラップ1a、及び背板1と下板2
が、それぞれその連設折目を介して互いに切り離し可能
であるカートンである。
【0012】また本発明の請求項7に係る発明は、上記
請求項1乃至請求項6に係る発明のカートンにおいて、
前記前板4面に開口パターン状の切離部iにより形成さ
れた開口パターン領域6が、少なくとも、その前板4の
折目と対向する端縁を含んでその内側領域に形成されて
いるカートンである。
【0013】また本発明の請求項8に係る発明は、上記
請求項1乃至請求項6に係る発明のカートンにおいて、
前記前板4面に開口パターン状の切離部iにより形成さ
れた開口パターン領域6が、少なくとも、その前板4の
折目と対向する端縁を含まない内側領域に形成されてい
るカートンである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のカートンを、実施の形態
に従って以下に詳細に説明すれば、図1は、本発明のカ
ートンを製函するためのブランクシートであり、図2
は、その製函された完成斜視図、図3は、それを開封し
た状態を示す斜視図である。
【0015】本発明のカートンを製函するために用いる
ブランクシートは、例えば、図1に示すように、背板1
の対向一対辺に折目a、bを介して、各々下板2、上板
3が連設されている。
【0016】また、前記背板1の他の対向一対辺には折
目e、eを介して、上板3側寄りに切欠部1bを設けた
サイドフラップ1a、1aが各々連設されている。
【0017】そして、前記下板2には、折目cを介して
前板4、上板3には、折目dを介して上蓋板5がそれぞ
れ連設されている。
【0018】前記上下板3、2のそれぞれ対向一対辺
(左右側方の対辺)には、折目f、f、g、gを介して
サイドフラップ2a、2a、3a、3aが連設されてい
る。
【0019】そして、前記前板4の対向一対辺には、折
目h、hを介してサイドフラップ4a、4aが連設され
ている。
【0020】本発明のカートンを製函するために用いる
上記ブランクシートは、特に次のような特徴を備えてい
る。
【0021】即ち、第1の特徴は、図1に示すように、
各々サイドフラップ1a、1aには、上板3側寄りにそ
れぞれ切欠部1bが設けられているものである。この切
欠部1bは、製函する際に、上板3のサイドフラップ3
a、3aがサイドフラップ1a、1aに全面的に重なる
ことを防ぐためのものであり、サイドフラップ3a、3
aが、それぞれ切欠部1bから露呈して、後述する前板
4のサイドフラップ4a、4aをサイドフラップ1a、
1a面に貼着して施封する際に、サイドフラップ4a、
4aがそれぞれ切欠部1bから露呈するサイドフラップ
3a、3a面に同時に貼着固定されるようにするための
ものである。これによって、上板3のサイドフラップ3
a、3aはサイドフラップ4a、4a内面に貼着固定さ
れてカートンが構成される。
【0022】次に第2の特徴は、前記前板4面には、開
口パターン状に半切り形成された開口パターン領域6面
が設けられている。
【0023】この開口パターン領域6面は、半切線(カ
ートン用紙の厚さ方向に途中まで切り込みを入れたハー
フカットライン、切り込み線の途中の数箇所に繋ぎを備
えた切り込み線、ミシン目刻切線など)による切離部i
により囲まれた部分であり、例えば、図1に示すよう
に、少なくとも、前記折目cと対向する前板4端縁を含
んでその内側領域に形成されているものである。
【0024】また、開口パターン領域6面は、他の例と
しては、例えば、少なくとも、前記折目cと対向する前
板4端縁を含まない内側領域に形成されているものであ
る。
【0025】本発明のカートンを上記ブランクシートを
用いて製函する場合は、下記のような順序で行うもので
ある。
【0026】まず、図1に示すカートンブランクシート
の平行な前記折目b、cを同じ方向に折り曲げて、前記
上蓋板5を前板4面に重ね合わせる。
【0027】そして、前記上蓋板5を、前板4面に開口
パターン状に半切り形成されている開口パターン領域6
面に貼着して、偏平状の筒状体カートンを形成して、そ
れを角筒状に立体的に折り立てる。
【0028】次に、角筒状カートンのサイドから、例え
ばスティック状の内容物を装填した後、折目f、gを介
してサイドフラップ2a、3aを内方に折り曲げ、続い
て、該サイドフラップ2a、3a面に、折目eを介して
サイドフラップ1a、1aを内方に折り曲げて重ね合わ
せたる。
【0029】続いて、前記折目hを介してサイドフラッ
プ4a、4aを内方に折り曲げて、前記サイドフラップ
1a、1a面と、該サイドフラップ1a、1aの切欠部
1bより露呈するサイドフラップ3a、3a面とに重ね
合わせ、その重ね合わせ内面を貼着して、図2に示すよ
うな本発明のカートンが製函される。
【0030】このようにして製函された本発明のカート
ンは、図2に示す前板4面に開口パターン状に半切り形
成されている開口パターン領域6面に貼着されている上
蓋板5を上方に引っ張りながら、切離部iから上蓋板5
裏面に貼着している開口パターン領域6を前板4より切
り離すことにより、折目dを介して上蓋板5を開いて開
封することができるとともに、前板4には開口パターン
領域6の切り離しによる開口部が形成され、また、上蓋
板5に連設する上板3のサイドフラップ3a、3aが前
板4のサイドフラップ4a、4aにしっかりと貼着した
箱体状を保持した状態で開封されて、開口パターン領域
6の切り離しによる開口部から内容物を取り出すことが
できる。
【0031】上記のような構造の他に、本発明のカート
ンは、例えば、図1に示すブランクシートにおいて、前
記各々折目g、gが、切り離し可能な切離部として設け
られているものブランクシートを用いて製函することが
できる。
【0032】このようなブランクシートを用いて製函さ
れた本発明のカートンは、図3に示すように、前板4面
に開口パターン状に半切り形成されている開口パターン
領域6面に貼着されている上蓋板5を上方に引っ張りな
がら、切離部iから上蓋板5裏面に貼着している開口パ
ターン領域6を前板4より切り離すことにより、折目d
を介して上蓋板5を開いて開封することができ、さら
に、前記折目gが切り離し可能な切離部となっているた
めに、上蓋板5に連続して上板3を折目bを介して開く
ことができ、サイドフラップ3a、3aが前板4のサイ
ドフラップ4a、4aにしっかりと貼着した箱体状を保
持した状態で開封されて、より大きな取り出し開口部が
形成される。
【0033】なお、本発明のカートンにおいては、図3
に示すように、開封後の上蓋板5の先端部5aが差し込
み可能な切り込み線による差込部jが、前板4の差し込
み相当部に設けられていて、開封後の再封時には、上蓋
板5の先端部5aを差込部jに差し込んで、上蓋板5を
前板4面に重ね合わせた状態で再封固定することができ
る。
【0034】本発明のカートンは、この他に、例えば図
1に示すブランクシートにおいて、前記折目b及び前記
各々折目g、gが切り離し可能な切離部として設けられ
ているものでもよい。これによって、図3に示すように
カートンを開封した後には、さらに、上蓋板5及び上板
3を、折目bを切離部としてカートン本体から必要に応
じて切り離すことができる。
【0035】また本発明のカートンは、図1に示すブラ
ンクシートにおいて、前記各々折目g、g、e、eが切
り離し可能な切離部として設けられているものでもよ
い。これによって、図3に示すようにカートンを開封し
た後には、さらに、背板1を上蓋板5及び上板3ととも
に折目aを介して必要に応じて開くことができ、この場
合、サイドフラップ3a、3aが前板4のサイドフラッ
プ4a、4aにしっかりと貼着した箱体状を保持した状
態で開封される。
【0036】また本発明のカートンは、図1に示すブラ
ンクシートにおいて、前記折目a及び前記各々折目g、
g、e、eが切り離し可能な切離部として設けられてい
るものでもよい。これによって、図3に示すようにカー
トンを開封した後には、さらに、背板1を上蓋板5及び
上板3とともに折目aを切離部としてカートン本体から
必要に応じて切り離すことができ、この場合サイドフラ
ップ3a、3aが前板4のサイドフラップ4a、4aに
しっかりと貼着した箱体状を保持した状態で開封され
る。
【0037】また本発明のカートンは、図1に示すブラ
ンクシートにおいて、前記折目a、b、及び前記各々折
目g、g、e、eが切り離し可能な切離部として設けら
れているものでもよい。これによって、図3に示すよう
にカートンを開封した後は、さらに、上蓋板5及び上板
3を折目bを切離部として、あるいは上蓋板5及び上板
3とともに背板1を折目aを切離部として、それぞれカ
ートン本体から必要に応じて切り離すことができる。こ
の場合、サイドフラップ3a、3aが前板4のサイドフ
ラップ4a、4aにしっかりと貼着した箱体状を保持し
た状態で開封される。
【0038】図4は、本発明のカートンの他の実施の形
態におけるブランクシートであり、前述した図1に示す
ブランクシートにおける背板1のサイドフラップ1a、
1aにおいて、サイドフラップ2a側寄りとサイドフラ
ップ3a側寄りとの両端側に、それぞれ切欠部1b、1
bを設けたものである。
【0039】これにより、図1のブランクシートと同様
にして、図4に示すブランクシートを、その前記折目
b、cを同じ方向に折り曲げ、上蓋板5を前板4面に重
ね合わせ、該前板4面に開口パターン状の切離部iによ
り形成された開口パターン領域6面に貼着して筒状体カ
ートンを形成した後に、前記折目f、gを介してサイド
フラップ2a、3aを内方に折り曲げ、該サイドフラッ
プ2a、3a面に折目eを介してサイドフラップ1a、
1aを内方に折り曲げて重ね合わせた後、前記折目hを
介してサイドフラップ4a、4aを内方に折り曲げて前
記サイドフラップ1a、1a面に折り重ねて貼着する際
に、該サイドフラップ4a、4aは、サイドフラップ1
a、1a面と、サイドフラップ1a、1aの両端側に形
成されたそれぞれ切欠部1b、1bより露呈するサイド
フラップ2a、2a面とサイドフラップ3a、3a面と
に重ね合わせられて、その重ね合わせ内面を貼着するこ
とができる。
【0040】図5は、図4に示すブランクシートを用い
た製函された本発明のカートンの斜視図であり、このカ
ートンの開封についても、図2に示したカートンと同様
にして開封することができ、開口パターン状に半切り形
成されている開口パターン領域6面に貼着されている上
蓋板5を上方に引っ張りながら、切離部iから上蓋板5
裏面に貼着している開口パターン領域6を前板4より切
り離すことにより、折目dを介して上蓋板5を開いて開
封することができるとともに、前板4には開口パターン
領域6の切り離しによる開口部が形成され、また、上蓋
板5に連設する上板3のサイドフラップ3a、3aが前
板4のサイドフラップ4a、4aにしっかりと貼着した
状態で開封されて、開口パターン領域6の切り離しによ
る開口部から内容物を取り出すことができる。
【0041】また、図4に示すブランクシート、及び図
5に示すカートンにおいては、開封後の再封機構につい
ては、図1に示すブランクシートと同様の再封機構でも
よいが、この他に、例えば図4に示すように、上蓋板5
の先端部5aの近傍領域に上板3方向に向かって凸状の
切込線kによる差込部5bを設け、該切込線kの両端部
より延びる折目m、mを設け、前板4には該差込部5b
を差し込み可能な対応位置に切込線jを設けたものでも
よい。
【0042】上記図4、図5に示す本発明のカートンに
おいては、例えば、図4に示すブランクシートにおい
て、前記各々折目g、gが、切り離し可能な切離部とし
て設けられているものブランクシートを用いて製函する
ことができる。
【0043】このようなブランクシートを用いて製函さ
れた本発明のカートンは、前述の図3に示すカートンと
同様に、前板4面に開口パターン状に半切り形成されて
いる開口パターン領域6面に貼着されている上蓋板5を
上方に引っ張りながら、切離部iから上蓋板5裏面に貼
着している開口パターン領域6を前板4より切り離すこ
とにより、折目dを介して上蓋板5を開いて開封するこ
とができ、さらに、前記折目gが切り離し可能な切離部
となっているため、上蓋板5に連続して上板3を折目b
を介して開くことができ、その場合は、上板3のサイド
フラップ3a、3aは前板4のサイドフラップ4a、4
aにしっかり貼着して箱体状を保持した状態で開封され
て、より大きな取り出し開口部が形成される。
【0044】また、上記図4、図5に示す本発明のカー
トンにおいては、例えば、図4に示すブランクシートに
おいて、前記折目b及び前記各々折目g、gが切り離し
可能な切離部として設けられているものでもよい。これ
によって、前述の図3に示すようにしてカートンを開封
した後には、さらに、上蓋板5及び上板3を、折目bを
切離部としてカートン本体から必要に応じて切り離すこ
とができ、その場合は、上板3のサイドフラップ3a、
3aは前板4のサイドフラップ4a、4aにしっかり貼
着して箱体状を保持した状態で開封される。
【0045】また、上記図4、図5に示す本発明のカー
トンにおいては、図4に示すブランクシートにおいて、
前記各々折目g、g、e、eが切り離し可能な切離部と
して設けられているものでもよい。これによって、前述
の図3に示すようにしてカートンを開封した後には、さ
らに、背板1を上蓋板5及び上板3とともに折目aを介
して必要に応じて開くことができ、その場合は、下板2
のサイドフラップ2a、2a及び上板3のサイドフラッ
プ3a、3aは前板4のサイドフラップ4a、4aにし
っかり貼着して箱体状を保持した状態で開封される。
【0046】また、上記図4、図5に示す本発明のカー
トンにおいては、図4に示すブランクシートにおいて、
前記折目a及び前記各々折目g、g、e、eが切り離し
可能な切離部として設けられているものでもよい。これ
によって、前述の図3に示すようにしてカートンを開封
した後には、さらに、背板1を上蓋板5及び上板3とと
もに折目aを切離部としてカートン本体から必要に応じ
て切り離すことができる。
【0047】また、上記図4、図5に示す本発明のカー
トンにおいては、図4に示すブランクシートにおいて、
前記折目a、b、及び前記各々折目g、g、e、eが切
り離し可能な切離部として設けられているものでもよ
い。これによって、前述の図3に示すようにしてカート
ンを開封した後は、さらに、上蓋板5及び上板3を折目
bを切離部として、あるいは上蓋板5及び上板3ととも
に背板1を折目aを切離部として、それぞれカートン本
体から必要に応じて切り離すことができ、その場合は、
下板2のサイドフラップ2a、2a、及び上板3のサイ
ドフラップ3a、3aは前板4のサイドフラップ4a、
4aにしっかり貼着して箱体状を保持した状態で開封さ
れる。
【0048】
【発明の効果】本発明のカートンは、背板の各々サイド
フラップの上板側寄り、又は上板側寄りと下板側寄りと
に、それぞれ切欠部を設けることにより、製函する際に
前板のサイドフラップが、前記切欠部から露呈する上板
のサイドフラップ面にしっかりと貼着固定され、これに
よってカートンの前板面に貼着された上蓋板を開口パタ
ーン領域にて切り離し開封した際に、四角形カートンの
箱体状をしっかり保持した状態で開封することができ
る。
【0049】また、カートンを上蓋板を開口パターン領
域にて切り離し開封した後に、さらに折目に形成された
切離部にて切り離して開封した際にも、四角形カートン
の箱体状をしっかり保持した状態で開封することがで
き、シールエンド構造としながらバージン性を備え、し
かも、カートンの上部などが開口して内容物の取り出し
が容易である。
【0050】また、本発明のカートンは、製函工程にお
いて、バージン性を持たすための上蓋板と前板との接着
をサック貼り加工にて行うことができ、通常のカートニ
ングマシンでも、サック貼り加工から、カートンサイド
からの内容物の充填及びサイドフラップの折り曲げ、貼
着、封緘加工までを容易にできる効果があり、カートン
の製函、あるいは充填、封緘包装において、通常のカー
トニングマシンによって、サック貼りにて筒状体にした
後のカートンのサイド(側方)からの内容物の充填や、
サイドフラップ(左右フラップ板)の折り曲げ閉塞及び
その貼着、封緘操作が円滑にでき、専用の機械を用いる
までもなく、その製造効率を十分に発揮できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カートンの実施の形態におけるブランク
シートの展開平面図。
【図2】本発明カートンの実施の形態における組み立て
完成斜視図。
【図3】本発明カートンの実施の形態における開封状態
を説明する斜視図。
【図4】本発明カートンの他の実施の形態におけるブラ
ンクシートの展開平面図。
【図5】本発明カートンの他の実施の形態における組み
立て完成斜視図。
【符号の説明】
1…背板 1a…背板のサイドフラップ 2…下板 2a…下板のサイドフラップ 3…上板 3a…上板のサイドフラップ 4…前板 4a…前板のサイドフラップ 5…上蓋板 6…開口パターン領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背板1、下板2、上板3、前板4を連設し
    て形成された角筒状胴部と、それぞれ該背板1、下板
    2、上板3、前板4の側方に連設したそれぞれサイドフ
    ラップ1a、2a、3a、4aにより形成された前記角
    筒状胴部を封鎖する側部と、前記上板3に連設されて前
    板4面に重ね合わせられ且つ該前板4に開口パターン状
    の切離部iにより形成された開口パターン領域6面に貼
    着された上蓋板5とにより形成され、前記前板4のサイ
    ドフラップ4a、4aが背板1のサイドフラップ1a面
    と該フラップ1aに形成された切欠部1bより露呈する
    サイドフラップ3a面とに重ね合わせ貼着されているこ
    とを特徴とするカートン。
  2. 【請求項2】前記上板3とサイドフラップ3aが、その
    連設折目を介して互いに切り離し可能である請求項1記
    載のカートン。
  3. 【請求項3】前記上板3とサイドフラップ3a、及び前
    記背板1と上板3が、それぞれその連設折目を介して互
    いに切り離し可能である請求項1記載のカートン。
  4. 【請求項4】前記上板3とサイドフラップ3a、及び前
    記背板1とサイドフラップ1aが、それぞれその連設折
    目を介して互いに切り離し可能である請求項1記載のカ
    ートン。
  5. 【請求項5】前記上板3とサイドフラップ3a、及び前
    記背板1とサイドフラップ1a、及び背板1と下板2
    が、それぞれその連設折目を介して互いに切り離し可能
    である請求項1記載のカートン。
  6. 【請求項6】前記上板3とサイドフラップ3a、及び前
    記背板1と上板3、及び前記背板1とサイドフラップ1
    a、及び背板1と下板2が、それぞれその連設折目を介
    して互いに切り離し可能である請求項1記載のカート
    ン。
  7. 【請求項7】前記前板4面に開口パターン状の切離部i
    により形成された開口パターン領域6が、少なくとも、
    その前板4の折目と対向する端縁を含んでその内側領域
    に形成されている請求項1乃至請求項6記載のカート
    ン。
  8. 【請求項8】前記前板4面に開口パターン状の切離部i
    により形成された開口パターン領域6が、少なくとも、
    その前板4の折目と対向する端縁を含まない内側領域に
    形成されている請求項1乃至請求項6記載のカートン。
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