JP2000036616A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
半導体発光素子及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本願発明は、p層でのコンタクト抵抗の低減を
目的とする。 【解決手段】本願発明にかかる半導体発光素子は、窒化
ガリウム系化合物からなり、所定の波長を有する光を発
する活性層と、前記活性層内にキャリアを閉じ込めるた
めのクラッド層と、前記クラッド層に隣接して設けられ
たコンタクト層と、前記コンタクト層に所定の電位又は
電流を供給する為の電極とを備え、前記クラッド層は、
P型の不純物が添加されたGa1 xAlxNからなり、か
つ、第一の組成比xは0<x<0. 5なる関係を満た
し、前記コンタクト層は、P型の不純物が添加されたG
a1 yAlyNからなり、かつ、第二の組成比yは0<y
<xなる関係を満たす事を特徴とする。
目的とする。 【解決手段】本願発明にかかる半導体発光素子は、窒化
ガリウム系化合物からなり、所定の波長を有する光を発
する活性層と、前記活性層内にキャリアを閉じ込めるた
めのクラッド層と、前記クラッド層に隣接して設けられ
たコンタクト層と、前記コンタクト層に所定の電位又は
電流を供給する為の電極とを備え、前記クラッド層は、
P型の不純物が添加されたGa1 xAlxNからなり、か
つ、第一の組成比xは0<x<0. 5なる関係を満た
し、前記コンタクト層は、P型の不純物が添加されたG
a1 yAlyNからなり、かつ、第二の組成比yは0<y
<xなる関係を満たす事を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光素子に関
し、特に窒化ガリウム系半導体が使用されるのもであ
る。
し、特に窒化ガリウム系半導体が使用されるのもであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、窒化ガリウム(GaN)系の発光
素子は、所定の電圧を印可すると所定の波長の光を発す
る活性層の上に、活性層からキャリアが溢れ出る事を抑
制するクラッド層を形成し、更にクラッド層の上に、ク
ラッド層(又は活性層)に所定の電位を供給するための
電極を形成する構造が使用されている。
素子は、所定の電圧を印可すると所定の波長の光を発す
る活性層の上に、活性層からキャリアが溢れ出る事を抑
制するクラッド層を形成し、更にクラッド層の上に、ク
ラッド層(又は活性層)に所定の電位を供給するための
電極を形成する構造が使用されている。
【0003】ここで、活性層にはインジウム窒化ガリウ
ム(InGaN)又は窒化ガリウム(GaN)が使用さ
れ、クラッド層には窒化アルミニウムガリウム(Ga1
XAlXN、0. 1<X<0. 5)が使用される事が多
い。ここで、窒化アルミニウムガリウム(Ga1 XAlX
N、0. 1<X<0. 5)から構成されるクラッド層
が、上述した様なクラッド層として機能を十分に発揮す
る為には、アルミニウムAlの組成比Xは0. 1程度必
要となる事が知られている。
ム(InGaN)又は窒化ガリウム(GaN)が使用さ
れ、クラッド層には窒化アルミニウムガリウム(Ga1
XAlXN、0. 1<X<0. 5)が使用される事が多
い。ここで、窒化アルミニウムガリウム(Ga1 XAlX
N、0. 1<X<0. 5)から構成されるクラッド層
が、上述した様なクラッド層として機能を十分に発揮す
る為には、アルミニウムAlの組成比Xは0. 1程度必
要となる事が知られている。
【0004】しかし、クラッド層に含まれるアルミニウ
ムAlの組成比xの値を0. 1より大きくすると、クラ
ッド層の上に形成された電極とクラッド層とをオーミッ
ク接触させる事が困難となり、動作電圧が上昇してしま
う。
ムAlの組成比xの値を0. 1より大きくすると、クラ
ッド層の上に形成された電極とクラッド層とをオーミッ
ク接触させる事が困難となり、動作電圧が上昇してしま
う。
【0005】そこで、マグネシウム(Mg)が添加され
たp型窒化アルミニウムガリウム(Ga1 xAlxN)
(0.1<x<0.5)からなるクラッド層の上にマグ
ネシウム(Mg)が添加されたp型窒化ガリウムからな
るコンタクト層を形成する事により動作電圧を低減する
方法が、特開平6―268259が提案されている。
たp型窒化アルミニウムガリウム(Ga1 xAlxN)
(0.1<x<0.5)からなるクラッド層の上にマグ
ネシウム(Mg)が添加されたp型窒化ガリウムからな
るコンタクト層を形成する事により動作電圧を低減する
方法が、特開平6―268259が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法には
以下の問題点がある。即ち、コンタクト層に所定の電圧
(又は電流)を供給する為、所定の電圧が印可される電
極に酸化物系の電極を使用した場合、この酸化物系の電
極とコンタクト層との間には電流がほとんど流れない。
また、コンタクト層上にニッケルNi等の金属を100
nm程度形成し、その上にITO(Indium Tin Oxide)
等の酸化物をつけて電極を構成する方法が研究されてい
るが、この場合でも動作電圧が従来のNi/Au/Ni
等の電極に比べて1.2乃至1.5倍程度と高くなって
しまい、消費電力が大きくなってしまう。そこで、本願
発明は、酸化物系の電極を使用しても、電極とコンタク
ト層間で十分なオーミック接触が得られる光半導体素子
を提供する事を目的とする。
以下の問題点がある。即ち、コンタクト層に所定の電圧
(又は電流)を供給する為、所定の電圧が印可される電
極に酸化物系の電極を使用した場合、この酸化物系の電
極とコンタクト層との間には電流がほとんど流れない。
また、コンタクト層上にニッケルNi等の金属を100
nm程度形成し、その上にITO(Indium Tin Oxide)
等の酸化物をつけて電極を構成する方法が研究されてい
るが、この場合でも動作電圧が従来のNi/Au/Ni
等の電極に比べて1.2乃至1.5倍程度と高くなって
しまい、消費電力が大きくなってしまう。そこで、本願
発明は、酸化物系の電極を使用しても、電極とコンタク
ト層間で十分なオーミック接触が得られる光半導体素子
を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する為
に、本願発明にかかる半導体発光素子は、窒化ガリウム
系化合物からなり、所定の波長を有する光を発する活性
層と、前記活性層内にキャリアを閉じ込めるためのクラ
ッド層と、前記クラッド層に隣接して設けられたコンタ
クト層と、前記コンタクト層に所定の電位又は電流を供
給する為の電極とを備え、前記クラッド層は、P型の不
純物が添加されたGa1 xAlxNからなり、かつ、第一
の組成比xは0<x<0. 5なる関係を満たし、前記コ
ンタクト層は、P型の不純物が添加されたGa1 yAly
Nからなり、かつ、第二の組成比yは0<y<xなる関
係を満たす事を特徴とする。上記の様な構成を採用する
事により、本願発明にかかる半導体発光素子は動作電圧
の上昇を抑制する事が出来る。
に、本願発明にかかる半導体発光素子は、窒化ガリウム
系化合物からなり、所定の波長を有する光を発する活性
層と、前記活性層内にキャリアを閉じ込めるためのクラ
ッド層と、前記クラッド層に隣接して設けられたコンタ
クト層と、前記コンタクト層に所定の電位又は電流を供
給する為の電極とを備え、前記クラッド層は、P型の不
純物が添加されたGa1 xAlxNからなり、かつ、第一
の組成比xは0<x<0. 5なる関係を満たし、前記コ
ンタクト層は、P型の不純物が添加されたGa1 yAly
Nからなり、かつ、第二の組成比yは0<y<xなる関
係を満たす事を特徴とする。上記の様な構成を採用する
事により、本願発明にかかる半導体発光素子は動作電圧
の上昇を抑制する事が出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】(第一の実施形態)以下、図面を
参酌しながら本願発明にかかる実施形態を詳細に説明す
る。図1には本願発明に係る半導体発光素子の上面透視
図を示した。図1に示す様に、コンタクト層80の上
に、電極90が設けられており、コンタクト層30の上
方に電極40が設けられている。
参酌しながら本願発明にかかる実施形態を詳細に説明す
る。図1には本願発明に係る半導体発光素子の上面透視
図を示した。図1に示す様に、コンタクト層80の上
に、電極90が設けられており、コンタクト層30の上
方に電極40が設けられている。
【0009】また、図1におけるAB断面図を図2に示
した。図2に示した様に、例えばサファイア(Al
2O3)からなる基板10の上にバッファ層20が形成さ
れており、その上には例えばシリコンを含んだn型窒化
ガリウム(n―GaN(Si))からなるコンタクト層
30が形成されている。ここで、シリコンSiを含んで
いるのは、窒化ガリウムGaNをn型にするためであ
る。ここで、バッファ層20は、例えば窒化アルミニウ
ム(AlN)から構成されている。
した。図2に示した様に、例えばサファイア(Al
2O3)からなる基板10の上にバッファ層20が形成さ
れており、その上には例えばシリコンを含んだn型窒化
ガリウム(n―GaN(Si))からなるコンタクト層
30が形成されている。ここで、シリコンSiを含んで
いるのは、窒化ガリウムGaNをn型にするためであ
る。ここで、バッファ層20は、例えば窒化アルミニウ
ム(AlN)から構成されている。
【0010】また、コンタクト層30の上面の一部には
n型電極40が形成され、それ以外の上面には例えばシ
リコンを含んだn型の窒化アルミニウムガリウム(n―
Al0. 1Ga0. 9N(Si))からなるクラッド層50
が形成されている。また、電極40の上にはボンディン
グパッド14が形成されている。但し、図1では理解を
容易にする為、ボンディングパッド14は図示していな
い。
n型電極40が形成され、それ以外の上面には例えばシ
リコンを含んだn型の窒化アルミニウムガリウム(n―
Al0. 1Ga0. 9N(Si))からなるクラッド層50
が形成されている。また、電極40の上にはボンディン
グパッド14が形成されている。但し、図1では理解を
容易にする為、ボンディングパッド14は図示していな
い。
【0011】また、このクラッド層50の上には、例え
ばシリコンSiと亜鉛Znを含んだ窒化ガリウムGaN
からなる活性層60が形成され、更にその上には、例え
ばマグネシウムを含んだp型の窒化アルミニウムガリウ
ム(p―Al0. 15Ga0. 85N(Mg))からなるクラ
ッド層70が形成されている。
ばシリコンSiと亜鉛Znを含んだ窒化ガリウムGaN
からなる活性層60が形成され、更にその上には、例え
ばマグネシウムを含んだp型の窒化アルミニウムガリウ
ム(p―Al0. 15Ga0. 85N(Mg))からなるクラ
ッド層70が形成されている。
【0012】ここで、活性層60は、活性層60内に蓄
積された電子が正孔と結合する際、所定の波長を有する
光を発光する層である。クラッド層50、及び70は活
性層60の両端にエネルギー障壁を形成し、活性層60
内に蓄積したキャリアが溢れ出ない様に閉じ込める為の
層である。また、活性層60に亜鉛Znを添加した理由
は発光波長を制御する為であり、制御する必要がなけれ
ば亜鉛Znを添加する必要はない。
積された電子が正孔と結合する際、所定の波長を有する
光を発光する層である。クラッド層50、及び70は活
性層60の両端にエネルギー障壁を形成し、活性層60
内に蓄積したキャリアが溢れ出ない様に閉じ込める為の
層である。また、活性層60に亜鉛Znを添加した理由
は発光波長を制御する為であり、制御する必要がなけれ
ば亜鉛Znを添加する必要はない。
【0013】また、クラッド層70の上には、例えばマ
グネシウムMgを含んだp型の窒化アルミニウムガリウ
ム(p―Al0. 03Ga0. 97N(Mg))からなるコン
タクト層80が設けられ、その上には酸化物を含んだ電
極90、例えば、酸化インジウムチタンITO(Indium
Tin Oxide以下、単にITOと称する)、又はITO/
Niからなる電極が設けられている。また、電極90の
一部にはボンディングパッド16が形成されている。但
し、図1では理解を容易にする為、ボンディングパッド
16は図示していない。
グネシウムMgを含んだp型の窒化アルミニウムガリウ
ム(p―Al0. 03Ga0. 97N(Mg))からなるコン
タクト層80が設けられ、その上には酸化物を含んだ電
極90、例えば、酸化インジウムチタンITO(Indium
Tin Oxide以下、単にITOと称する)、又はITO/
Niからなる電極が設けられている。また、電極90の
一部にはボンディングパッド16が形成されている。但
し、図1では理解を容易にする為、ボンディングパッド
16は図示していない。
【0014】次に、図3に電極90近傍の拡大断面図を
示した。図3(1)に示される様に、コンタクト層80
の上面の一部には、ITOからなる電極90が形成さ
れ、それ以外のコンタクト層80の表面には保護膜とな
る酸化膜が形成されている。更に、電極90の上面の一
部には例えば、ニッケルNi層84と金Au層85の積
層から構成されるボンディングパッド86が形成されて
いる。
示した。図3(1)に示される様に、コンタクト層80
の上面の一部には、ITOからなる電極90が形成さ
れ、それ以外のコンタクト層80の表面には保護膜とな
る酸化膜が形成されている。更に、電極90の上面の一
部には例えば、ニッケルNi層84と金Au層85の積
層から構成されるボンディングパッド86が形成されて
いる。
【0015】また、図3(2)には、図3(1)に示し
た実施形態の変形例を示した。図3(2)に示される様
に、電極90には、厚さ100nm程度のニッケルNi
91とITO92の積層から構成される電極が設けられ
ている。ここで、ニッケルNiを設ける理由はオーミッ
ク接触を取り易くする為である。
た実施形態の変形例を示した。図3(2)に示される様
に、電極90には、厚さ100nm程度のニッケルNi
91とITO92の積層から構成される電極が設けられ
ている。ここで、ニッケルNiを設ける理由はオーミッ
ク接触を取り易くする為である。
【0016】また、図3(3)には、電極90にニッケ
ル層95、金層Au94、ニッケル層93の積層から構
成される電極が設けられている。また、ニッケル層93
の上には保護膜が形成されている。
ル層95、金層Au94、ニッケル層93の積層から構
成される電極が設けられている。また、ニッケル層93
の上には保護膜が形成されている。
【0017】次に、上述の半導体発光素子の製造方法に
ついて説明する。図4(1)に示す様に、基板10の上
に、MOCVD法を用いてバッファ層20、コンタクト
層30、クラッド層50、活性層60、クラッド層7
0、コンタクト層80を連続して積層形成する。以下
に、更に詳細に説明する。また、説明の便宜上、各工程
に対して連番を付けた。
ついて説明する。図4(1)に示す様に、基板10の上
に、MOCVD法を用いてバッファ層20、コンタクト
層30、クラッド層50、活性層60、クラッド層7
0、コンタクト層80を連続して積層形成する。以下
に、更に詳細に説明する。また、説明の便宜上、各工程
に対して連番を付けた。
【0018】(1)まず始めに、水素ガスを流しながら
基板10を約1100℃で10分間加熱し、基板10の
表面に付着して酸化膜を除去する。 (2) 次に、温度を600℃まで冷却し、トリメチル
アルミニウム(以下、TMAと称する)、アンモニア、
及び、水素や窒素等のキャリアガスを流入させる事によ
り、厚さ30nm程度の窒化アルミニウムAlNからな
るバッファ層20を基板10の上に形成する。
基板10を約1100℃で10分間加熱し、基板10の
表面に付着して酸化膜を除去する。 (2) 次に、温度を600℃まで冷却し、トリメチル
アルミニウム(以下、TMAと称する)、アンモニア、
及び、水素や窒素等のキャリアガスを流入させる事によ
り、厚さ30nm程度の窒化アルミニウムAlNからな
るバッファ層20を基板10の上に形成する。
【0019】(3)これに続いて、1100℃程度の温
度でトリメチルガリウム(以下、TMGと称する)、シ
ランSiH4、アンモニア、及び、キャリアガスを流入
させる事により厚さ4μm程度のn型窒化ガリウムn―
GaNを形成する。
度でトリメチルガリウム(以下、TMGと称する)、シ
ランSiH4、アンモニア、及び、キャリアガスを流入
させる事により厚さ4μm程度のn型窒化ガリウムn―
GaNを形成する。
【0020】(4)次に、温度を1100℃に保ったま
まTMG、TMA、シラン、アンモニア、及び、キャリ
アガスを流入する事により、厚さ30nm程度のn型窒
化アルミニウムガリウムAl0.1Ga0.9Nからなるコン
タクト層30を形成する。
まTMG、TMA、シラン、アンモニア、及び、キャリ
アガスを流入する事により、厚さ30nm程度のn型窒
化アルミニウムガリウムAl0.1Ga0.9Nからなるコン
タクト層30を形成する。
【0021】(5)次に、温度を1100℃に保ったま
まで、TMG、アンモニア、ジメチルジンクZn(CH
3)2、シラン、及び、キャリアガスを流入する事によ
り、厚さ40nm程度の窒化ガリウムGaN(Zn、S
i)からなる活性層60を形成する。
まで、TMG、アンモニア、ジメチルジンクZn(CH
3)2、シラン、及び、キャリアガスを流入する事によ
り、厚さ40nm程度の窒化ガリウムGaN(Zn、S
i)からなる活性層60を形成する。
【0022】(6)次に、温度を1100℃に保ったま
ま、シクロペンタジエチルマグネシウム(以下、Cp2
Mgと称する)、TMG、TMA、アンモニア、及び、
キャリアガスを流入する事により、厚さ50nmのP型
窒化アルミニウムガリウムp―Al0.15Ga0.85Nから
なるクラッド層70を形成する。ここで、クラッド層7
0に含まれるマグネシウムMg濃度は、6.0×1019
(cm 3)であった。
ま、シクロペンタジエチルマグネシウム(以下、Cp2
Mgと称する)、TMG、TMA、アンモニア、及び、
キャリアガスを流入する事により、厚さ50nmのP型
窒化アルミニウムガリウムp―Al0.15Ga0.85Nから
なるクラッド層70を形成する。ここで、クラッド層7
0に含まれるマグネシウムMg濃度は、6.0×1019
(cm 3)であった。
【0023】(7)次に、基板の温度を1100℃に保
ったまま、Cp2Mg、TMG、TMA、アンモニア、
及び、キャリアガスを流入する事により厚さ150nm
のp型Al0.03Ga0.97Nからなるコンタクト層80を
形成する。
ったまま、Cp2Mg、TMG、TMA、アンモニア、
及び、キャリアガスを流入する事により厚さ150nm
のp型Al0.03Ga0.97Nからなるコンタクト層80を
形成する。
【0024】(8)次に、温度を室温まで冷却する。 (9)次に、コンタクト層80の上に、所定の形状にパ
ターニングされたレジストを形成する。そして、このパ
ターニングされたレジストをマスクとしてコンタクト層
80、クラッド層70、活性層60、クラッド層50、
コンタクト層30の一部をエッチング除去し、パターニ
ングされたレジストをアッシングにより除去する。次
に、例えば、CVD法を用いて酸化膜からなる保護膜1
1を全面に形成し、写真蝕刻法を用いて、コンタクト層
30の上面が露出する様に開口部150を形成するとと
もに、コンタクト層80の上面が露出する様に開口部1
60を形成する。
ターニングされたレジストを形成する。そして、このパ
ターニングされたレジストをマスクとしてコンタクト層
80、クラッド層70、活性層60、クラッド層50、
コンタクト層30の一部をエッチング除去し、パターニ
ングされたレジストをアッシングにより除去する。次
に、例えば、CVD法を用いて酸化膜からなる保護膜1
1を全面に形成し、写真蝕刻法を用いて、コンタクト層
30の上面が露出する様に開口部150を形成するとと
もに、コンタクト層80の上面が露出する様に開口部1
60を形成する。
【0025】その後、開口部106に電極90を形成
し、その上の一部にパッド電極16を形成する。また、
開口部105に電極40と形成し、その上面にボンディ
ングパッド14を形成すると、図2に示した半導体発光
素子が形成される。
し、その上の一部にパッド電極16を形成する。また、
開口部105に電極40と形成し、その上面にボンディ
ングパッド14を形成すると、図2に示した半導体発光
素子が形成される。
【0026】本願発明は以上の様に構成されている。即
ち、コンタクト層80に添加されたAlの組成比(y=
0.03)は、クラッド層70に添加されたアルミニウ
ムAlの組成比(x=0.15)より低くなっている。
この為、電極90とコンタクト層80とをオーミック接
触させる事が容易となる。更に、後述するが電極90に
酸化物系の電極を使用した場合であっても、電極90と
コンタクト層80との間に電流を流す事が出来る。
ち、コンタクト層80に添加されたAlの組成比(y=
0.03)は、クラッド層70に添加されたアルミニウ
ムAlの組成比(x=0.15)より低くなっている。
この為、電極90とコンタクト層80とをオーミック接
触させる事が容易となる。更に、後述するが電極90に
酸化物系の電極を使用した場合であっても、電極90と
コンタクト層80との間に電流を流す事が出来る。
【0027】ここで、コンタクト層80に添加されたア
ルミニウムAlの組成比yと、クラッド層70に添加さ
れたアルミニウムAlの組成比xは、上述の値に限定さ
れず、0<x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満た
せば良い。
ルミニウムAlの組成比yと、クラッド層70に添加さ
れたアルミニウムAlの組成比xは、上述の値に限定さ
れず、0<x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満た
せば良い。
【0028】また、クラッド層70には、活性層60に
電子を閉じ込めておくのに十分な量のアルミニウムAl
が添加されている(本実施形態では、組成比x=0.1
5)。従って、本願発明にかかる半導体発光素子は十分
な発光が可能である。
電子を閉じ込めておくのに十分な量のアルミニウムAl
が添加されている(本実施形態では、組成比x=0.1
5)。従って、本願発明にかかる半導体発光素子は十分
な発光が可能である。
【0029】また、活性層60に亜鉛Znが添加されて
いるので、発光波長が変化し。コンタクト層80で光が
吸収されることはない。また、上述の様に、クラッド層
70に添加されたアルミニウムの組成比xと、コンタク
ト層80に添加されたアルミニウムの組成比yは、0<
x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満たす。組成比
に関しては前述の関係を満足させ、かつ、p型不純物の
濃度を概略同じにすると良い。これによりクラッド層7
0とコンタクト層80の形成が容易になり、結晶成長の
再現性、均一性が良くなる。更に、素子による特性のば
らつきも小さくなり、結晶性を向上させる事が出来る。
いるので、発光波長が変化し。コンタクト層80で光が
吸収されることはない。また、上述の様に、クラッド層
70に添加されたアルミニウムの組成比xと、コンタク
ト層80に添加されたアルミニウムの組成比yは、0<
x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満たす。組成比
に関しては前述の関係を満足させ、かつ、p型不純物の
濃度を概略同じにすると良い。これによりクラッド層7
0とコンタクト層80の形成が容易になり、結晶成長の
再現性、均一性が良くなる。更に、素子による特性のば
らつきも小さくなり、結晶性を向上させる事が出来る。
【0030】但し、p型不純物濃度が高すぎると結晶性
が低下し、低すぎると十分なキャリア濃度が得られない
為、p型不純物の濃度は1×1019乃至1×1021(c
m 3)の範囲内が望ましい。
が低下し、低すぎると十分なキャリア濃度が得られない
為、p型不純物の濃度は1×1019乃至1×1021(c
m 3)の範囲内が望ましい。
【0031】次に、電極90に酸化物系の電極を使用し
た場合でも、電極とコンタクト層との間に電流を流す事
が容易となる事について以下に詳細に説明する。上述の
第一の実施形態に示した半導体発光素子を用いて、動作
電圧Vf、及び、発光出力Pを測定した。実験は、半導
体発光素子の動作電流Ifを20(mA)、発光ピーク
波長λを430(nm)として、p型電極90に酸化物
系の電極と、一般に使用される電極を使用した場合の動
作電圧Vf、及び、発光出力Pをそれぞれ測定した。
た場合でも、電極とコンタクト層との間に電流を流す事
が容易となる事について以下に詳細に説明する。上述の
第一の実施形態に示した半導体発光素子を用いて、動作
電圧Vf、及び、発光出力Pを測定した。実験は、半導
体発光素子の動作電流Ifを20(mA)、発光ピーク
波長λを430(nm)として、p型電極90に酸化物
系の電極と、一般に使用される電極を使用した場合の動
作電圧Vf、及び、発光出力Pをそれぞれ測定した。
【0032】p型電極90に一般に使用される電極を使
用した場合、例えば、ニッケルと金の積層膜(Ni/ A
u/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.9
(V)、発光出力P=2.8(mW)であった。
用した場合、例えば、ニッケルと金の積層膜(Ni/ A
u/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.9
(V)、発光出力P=2.8(mW)であった。
【0033】これに対して、p型電極90に酸化物系電
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
3.8(V)、発光出力P=2.9(mW)であった。
特に、ITOからなる電極90を用いた場合には、動作
電圧Vf、発光出力Pのばらつきが少なかった。
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
3.8(V)、発光出力P=2.9(mW)であった。
特に、ITOからなる電極90を用いた場合には、動作
電圧Vf、発光出力Pのばらつきが少なかった。
【0034】更に、上述の第一の実施形態に示した半導
体発光素子におけるコンタクト層80に窒化ガリウムG
aNを用いた素子を使用して、前述と同様の実験を行っ
た。p型電極90に一般に使用される電極を使用した場
合、例えば、ニッケルと金の積層膜(Ni/ Au/ N
i)を使用した場合、動作電圧Vf=3.9(V)、発
光出力P=2.8(mW)であった。
体発光素子におけるコンタクト層80に窒化ガリウムG
aNを用いた素子を使用して、前述と同様の実験を行っ
た。p型電極90に一般に使用される電極を使用した場
合、例えば、ニッケルと金の積層膜(Ni/ Au/ N
i)を使用した場合、動作電圧Vf=3.9(V)、発
光出力P=2.8(mW)であった。
【0035】これに対して、p型電極90に酸化物系電
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=2
0(V)以上となってしまい。十分な発光が確認できな
かった。
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=2
0(V)以上となってしまい。十分な発光が確認できな
かった。
【0036】以上の測定結果より、本発明に様にコンタ
クト層にアルミニウムAlを混入する事により、酸化物
系電極とコンタクト層との間に電流を流すことが出来る
事が分かる。一般に、ITOはp層(例えば、p型コン
タクト層)とはオーミック接触しない事が知られている
ので、電流が流れる様になったのは量子論におけるトン
ネル効果による電流(以下、トンネル電流と称する)が
流れる為と考えられる。
クト層にアルミニウムAlを混入する事により、酸化物
系電極とコンタクト層との間に電流を流すことが出来る
事が分かる。一般に、ITOはp層(例えば、p型コン
タクト層)とはオーミック接触しない事が知られている
ので、電流が流れる様になったのは量子論におけるトン
ネル効果による電流(以下、トンネル電流と称する)が
流れる為と考えられる。
【0037】従って、電極に酸化物系電極を使用する場
合、電極とコンタクト層間に電流を流す為には、コンタ
クト層に純粋な窒化ガリウムを使用せず、本実施形態の
様に所定の濃度の不純物、例えばアルミニウムAlを添
加した窒化アルミニウムガリウムを使用する事が良い事
が解る。但し、アルミニウムの組成が10%を超えると
徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コンタクト層の
Al組成は0%より大きく10%以下が望ましい。
合、電極とコンタクト層間に電流を流す為には、コンタ
クト層に純粋な窒化ガリウムを使用せず、本実施形態の
様に所定の濃度の不純物、例えばアルミニウムAlを添
加した窒化アルミニウムガリウムを使用する事が良い事
が解る。但し、アルミニウムの組成が10%を超えると
徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コンタクト層の
Al組成は0%より大きく10%以下が望ましい。
【0038】また、一般的にp型コンタクト層に含有さ
れるアルミニウムAlの組成が低いほどオーミック接触
を形成し易いと言われている。しかし、発明者らの実験
ではAl組成が3%程度であっても、Ni/ Au/ Ni
を電極として用いた場合でも良好なオーミック接触を形
成する事が出来た。
れるアルミニウムAlの組成が低いほどオーミック接触
を形成し易いと言われている。しかし、発明者らの実験
ではAl組成が3%程度であっても、Ni/ Au/ Ni
を電極として用いた場合でも良好なオーミック接触を形
成する事が出来た。
【0039】(第一の実施形態の変形例)次に、第一の
実施形態の変形例について説明する。第一の実施形態と
異なる所は、活性層60に亜鉛Znが含まれていない事
である。
実施形態の変形例について説明する。第一の実施形態と
異なる所は、活性層60に亜鉛Znが含まれていない事
である。
【0040】上述の第一の実施形態の変形例にかかる半
導体発光素子を用いて、動作電圧Vf、及び、発光出力
Pを測定した。実験は、半導体発光素子の動作電流If
を20(mA)、発光ピーク波長λを367(nm)の
紫外線を示し、p型電極90に酸化物系の電極と、一般
に使用される電極を使用した場合の動作電圧Vf、及
び、発光出力Pをそれぞれ測定した。
導体発光素子を用いて、動作電圧Vf、及び、発光出力
Pを測定した。実験は、半導体発光素子の動作電流If
を20(mA)、発光ピーク波長λを367(nm)の
紫外線を示し、p型電極90に酸化物系の電極と、一般
に使用される電極を使用した場合の動作電圧Vf、及
び、発光出力Pをそれぞれ測定した。
【0041】p型電極90に一般に使用される電極を使
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=4.1
(V)、発光出力P=1.4(mW)であった。
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=4.1
(V)、発光出力P=1.4(mW)であった。
【0042】これに対して、p型電極90に酸化物系電
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
4.0(V)、発光出力P=1.5(mW)であった。
特に、p型電極90にITOを使用した場合には、動作
電圧及び発光出力の素子によるばらつきはなかった。
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
4.0(V)、発光出力P=1.5(mW)であった。
特に、p型電極90にITOを使用した場合には、動作
電圧及び発光出力の素子によるばらつきはなかった。
【0043】更に、上述の第一の実施形態に示した半導
体発光素子におけるコンタクト層80に、濃度6.0×
1019(cm 3)のマグネシウムMgを含有する窒化ガ
リウムGaNを用いた素子を使用して、前述と同様の実
験を行った。
体発光素子におけるコンタクト層80に、濃度6.0×
1019(cm 3)のマグネシウムMgを含有する窒化ガ
リウムGaNを用いた素子を使用して、前述と同様の実
験を行った。
【0044】p型電極90に一般に使用される電極を使
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=4.1
(V)、発光出力P=1.0(mW)であった。
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=4.1
(V)、発光出力P=1.0(mW)であった。
【0045】これに対して、p型電極90に酸化物系電
極、例えば、ITOを使用した場合には、動作電圧は2
0(V)以上となり、十分な発光が確認できなかった。
以上より、一般に使用される電極、即ち、ニッケルと金
の合金(Ni/ Au/Ni)からなる電極を用いた場合
でも、本発明の様にコンタクト層にアルミニウムAlを
混入した方が発光出力が1.4倍(1.4mW/1.0
mW)になっている。これは、従来の様に窒化ガリウム
GaNを活性層として用い、かつ、マグネシウムMgを
添加したp型の窒化ガリウム(p型GaN)をコンタク
ト層として使用した場合、p型窒化ガリウムが活性層か
ら放出された光を吸収してしまうことが原因と考えられ
る。
極、例えば、ITOを使用した場合には、動作電圧は2
0(V)以上となり、十分な発光が確認できなかった。
以上より、一般に使用される電極、即ち、ニッケルと金
の合金(Ni/ Au/Ni)からなる電極を用いた場合
でも、本発明の様にコンタクト層にアルミニウムAlを
混入した方が発光出力が1.4倍(1.4mW/1.0
mW)になっている。これは、従来の様に窒化ガリウム
GaNを活性層として用い、かつ、マグネシウムMgを
添加したp型の窒化ガリウム(p型GaN)をコンタク
ト層として使用した場合、p型窒化ガリウムが活性層か
ら放出された光を吸収してしまうことが原因と考えられ
る。
【0046】この場合にも、アルミニウムの組成が10
%を超えると徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コ
ンタクト層のAl組成は0%より大きく10%以下が望
ましい。
%を超えると徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コ
ンタクト層のAl組成は0%より大きく10%以下が望
ましい。
【0047】(第二の実施形態)図5に第二の実施形態
にかかる半導体発光素子を示した。図5に示す様に、例
えばサファイアAl2O3からなる基板10の上に、例え
ば窒化ガリウムからなるバッファ層21が形成されてい
る。また、その上に、例えばシリコンを含んだn型窒化
ガリウムn―GaN(Si)からなるコンタクト層30
が形成されている。このコンタクト層30の上面の一部
には電極40が形成されており、他の上面の一部には例
えば窒化インジウムガリウムInGaNと窒化ガリウム
GaNの五積層からなる活性層61が形成されている。
また、その上に、例えば、マグネシウムを含有したp型
の窒化アルミニウムガリウム(p―Al0.1Ga0.9N
(Mg))からなるキャップ層25が形成されている。
このキャップ層は、インジウムInの結晶劣化を防止す
る為に形成しているので、インジウムInの結晶の劣化
が問題にならない場合には、キャップ層は必要ない。
にかかる半導体発光素子を示した。図5に示す様に、例
えばサファイアAl2O3からなる基板10の上に、例え
ば窒化ガリウムからなるバッファ層21が形成されてい
る。また、その上に、例えばシリコンを含んだn型窒化
ガリウムn―GaN(Si)からなるコンタクト層30
が形成されている。このコンタクト層30の上面の一部
には電極40が形成されており、他の上面の一部には例
えば窒化インジウムガリウムInGaNと窒化ガリウム
GaNの五積層からなる活性層61が形成されている。
また、その上に、例えば、マグネシウムを含有したp型
の窒化アルミニウムガリウム(p―Al0.1Ga0.9N
(Mg))からなるキャップ層25が形成されている。
このキャップ層は、インジウムInの結晶劣化を防止す
る為に形成しているので、インジウムInの結晶の劣化
が問題にならない場合には、キャップ層は必要ない。
【0048】また、その上には、例えば、マグネシウム
を含有したp型の窒化アルミニウムガリウム(p―Al
0.1Ga0.9N(Mg))からなるクラッド層70が形成
される。更に、その上には例えば、マグネシウムを含有
したp型の窒化アルミニウムガリウム(p―Al0.01G
a0.99N(Mg))からなるコンタクト層80が形成さ
れ、その上に、電極90が形成される。
を含有したp型の窒化アルミニウムガリウム(p―Al
0.1Ga0.9N(Mg))からなるクラッド層70が形成
される。更に、その上には例えば、マグネシウムを含有
したp型の窒化アルミニウムガリウム(p―Al0.01G
a0.99N(Mg))からなるコンタクト層80が形成さ
れ、その上に、電極90が形成される。
【0049】次に、上述の半導体発光素子の製造方法に
ついて説明する。基板10の上に、MOCVD法を用い
てバッファ層21、コンタクト層30、クラッド層6
1、キャップ層25、活性層61、クラッド層70、コ
ンタクト層80を連続して積層形成する。以下に、更に
詳細に説明する。
ついて説明する。基板10の上に、MOCVD法を用い
てバッファ層21、コンタクト層30、クラッド層6
1、キャップ層25、活性層61、クラッド層70、コ
ンタクト層80を連続して積層形成する。以下に、更に
詳細に説明する。
【0050】まず始めに、水素ガスを流しながら基板1
0を約1100℃で10分間加熱し、基板10の表面に
付着して酸化膜を除去する。次に、温度を550℃まで
冷却し、トリメチルガリウム(以下、TMGと称す
る)、アンモニア、及び、水素や窒素等のキャリアガス
を流入させる事により、厚さ100nm程度の窒化ガリ
ウムGa Nからなるバッファ層21を基板10の上に形
成する。
0を約1100℃で10分間加熱し、基板10の表面に
付着して酸化膜を除去する。次に、温度を550℃まで
冷却し、トリメチルガリウム(以下、TMGと称す
る)、アンモニア、及び、水素や窒素等のキャリアガス
を流入させる事により、厚さ100nm程度の窒化ガリ
ウムGa Nからなるバッファ層21を基板10の上に形
成する。
【0051】これに続いて、1100℃程度の温度でT
MG、シランSiH4、アンモニア、及び、キャリアガ
スを流入させる事により厚さ4μm程度のn型窒化ガリ
ウムn―GaNを形成する。
MG、シランSiH4、アンモニア、及び、キャリアガ
スを流入させる事により厚さ4μm程度のn型窒化ガリ
ウムn―GaNを形成する。
【0052】次に、温度を700℃まで冷却して、TM
G、トリメチルインジウム(以下、TMIと称する)、
アンモニア、及び、キャリアガスを流入する事により、
窒化インジウムガリウムInGaNと窒化ガリウムGa
Nからなる五層の活性層61を形成する。ここで、活性
層61に不純物を注入しても良い。
G、トリメチルインジウム(以下、TMIと称する)、
アンモニア、及び、キャリアガスを流入する事により、
窒化インジウムガリウムInGaNと窒化ガリウムGa
Nからなる五層の活性層61を形成する。ここで、活性
層61に不純物を注入しても良い。
【0053】次に、温度を700℃に保ったままで、T
MG、TMA、Cp2Mg、アンモニア、キャリアガス
を流入する事により、厚さ100nm程度のP型窒化ア
ルミニウムガリウムp―Al0.1Ga0.9Nからなるキャ
ップ層25を形成する。尚、キャップ層25に含有され
るマグネシウムMgの濃度は6.0×1018(cm 3)
であった。
MG、TMA、Cp2Mg、アンモニア、キャリアガス
を流入する事により、厚さ100nm程度のP型窒化ア
ルミニウムガリウムp―Al0.1Ga0.9Nからなるキャ
ップ層25を形成する。尚、キャップ層25に含有され
るマグネシウムMgの濃度は6.0×1018(cm 3)
であった。
【0054】次に、温度を1100℃に加熱して、Cp
2Mgの流量を変える事無く、TMG、TMA、アンモ
ニア、及び、キャリアガスを流入する事により、厚さ1
00nmのマグネシウムを含んだP型窒化アルミニウム
ガリウムp―Al0.1Ga0.9Nからなるクラッド層70
を形成する。尚、クラッド層70に含有されるマグネシ
ウムMgの濃度は6.0×1018(cm 3)であった。
2Mgの流量を変える事無く、TMG、TMA、アンモ
ニア、及び、キャリアガスを流入する事により、厚さ1
00nmのマグネシウムを含んだP型窒化アルミニウム
ガリウムp―Al0.1Ga0.9Nからなるクラッド層70
を形成する。尚、クラッド層70に含有されるマグネシ
ウムMgの濃度は6.0×1018(cm 3)であった。
【0055】次に、温度を1100℃に保ったまま、C
p2Mgの流量を変える事無く、TMG、TMA、アン
モニア、及び、キャリアガスを流入する事により、厚さ
150nmのマグネシウムを含んだP型窒化アルミニウ
ムガリウムp―Al0.01Ga0.99Nからなるコンタクト
層80を形成する。尚、このコンタクト層80に含有さ
れるマグネシウムMgの濃度は6.0×1019(cm
3)であった。
p2Mgの流量を変える事無く、TMG、TMA、アン
モニア、及び、キャリアガスを流入する事により、厚さ
150nmのマグネシウムを含んだP型窒化アルミニウ
ムガリウムp―Al0.01Ga0.99Nからなるコンタクト
層80を形成する。尚、このコンタクト層80に含有さ
れるマグネシウムMgの濃度は6.0×1019(cm
3)であった。
【0056】次に、温度を室温まで冷却する。また、そ
の後の工程は第一の実施形態の製造工程と同様であるの
で省略する。本願発明は以上の様に構成されている。即
ち、コンタクト層80に添加されたアルミニウムAlの
組成比(y=0.01)は、クラッド層70に添加され
たアルミニウムAlの組成比(x=0.1)より低くな
っている。この為、電極90とコンタクト層80とをオ
ーミック接触させる事が容易となる。更に、後述するが
電極90に酸化物/金属系の電極を使用した場合であっ
ても、電極90とコンタクト層80との間に十分な電流
と流す事が出来る。
の後の工程は第一の実施形態の製造工程と同様であるの
で省略する。本願発明は以上の様に構成されている。即
ち、コンタクト層80に添加されたアルミニウムAlの
組成比(y=0.01)は、クラッド層70に添加され
たアルミニウムAlの組成比(x=0.1)より低くな
っている。この為、電極90とコンタクト層80とをオ
ーミック接触させる事が容易となる。更に、後述するが
電極90に酸化物/金属系の電極を使用した場合であっ
ても、電極90とコンタクト層80との間に十分な電流
と流す事が出来る。
【0057】ここで、コンタクト層80に添加されたア
ルミニウムAlの組成比yと、クラッド層70に添加さ
れたアルミニウムAlの組成比xは、上述の値に限定さ
れず、0<x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満た
せば良い。
ルミニウムAlの組成比yと、クラッド層70に添加さ
れたアルミニウムAlの組成比xは、上述の値に限定さ
れず、0<x<0.5、かつ、0<y<xの関係を満た
せば良い。
【0058】また、クラッド層70には、活性層61に
電子を閉じ込めておくのに十分な量のアルミニウムAl
が添加されている(本実施形態では、組成比x=0.
1)。従って、本願発明にかかる半導体発光素子は十分
な発光が可能である。
電子を閉じ込めておくのに十分な量のアルミニウムAl
が添加されている(本実施形態では、組成比x=0.
1)。従って、本願発明にかかる半導体発光素子は十分
な発光が可能である。
【0059】また、上述の様に、クラッド層70に添加
されたアルミニウムの組成比xと、コンタクト層80に
添加されたアルミニウムの組成比yは、0<x<0.
5、かつ、0<y<xの関係を満たす。組成比に関して
は前述の関係を満足させ、かつ、p型不純物の濃度を概
略同じにすると良い。これによりクラッド層70とコン
タクト層80の形成が容易になり、結晶成長の再現性、
均一性が良くなる。更に、素子による特性のばらつきも
小さくなり、結晶性を向上させる事が出来る。
されたアルミニウムの組成比xと、コンタクト層80に
添加されたアルミニウムの組成比yは、0<x<0.
5、かつ、0<y<xの関係を満たす。組成比に関して
は前述の関係を満足させ、かつ、p型不純物の濃度を概
略同じにすると良い。これによりクラッド層70とコン
タクト層80の形成が容易になり、結晶成長の再現性、
均一性が良くなる。更に、素子による特性のばらつきも
小さくなり、結晶性を向上させる事が出来る。
【0060】但し、p型不純物濃度が高すぎると結晶性
が低下し、低すぎると十分なキャリア濃度が得られない
為、p型不純物の濃度は1×1019乃至1×1021(c
m 3)の範囲内が望ましい。
が低下し、低すぎると十分なキャリア濃度が得られない
為、p型不純物の濃度は1×1019乃至1×1021(c
m 3)の範囲内が望ましい。
【0061】次に、前述の実施例において電極90に酸
化物/金属系の電極を使用した場合でも、電極とコンタ
クト層との間に十分な電流を流す事が出来る。次に、こ
の事について以下に詳細に説明する。
化物/金属系の電極を使用した場合でも、電極とコンタ
クト層との間に十分な電流を流す事が出来る。次に、こ
の事について以下に詳細に説明する。
【0062】上述の第一の実施形態に示した半導体発光
素子を用いて、動作電圧Vf、及び、発光出力Pを測定
した。実験は、半導体発光素子の動作電流Ifを20
(mA)、発光ピーク波長λを450(nm)として、
p型電極90に酸化物/金属系の電極と、一般に使用さ
れる電極を使用した場合の動作電圧Vf、及び、発光出
力Pをそれぞれ測定した。
素子を用いて、動作電圧Vf、及び、発光出力Pを測定
した。実験は、半導体発光素子の動作電流Ifを20
(mA)、発光ピーク波長λを450(nm)として、
p型電極90に酸化物/金属系の電極と、一般に使用さ
れる電極を使用した場合の動作電圧Vf、及び、発光出
力Pをそれぞれ測定した。
【0063】p型電極90に一般に使用される電極を使
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.7
(V)、発光出力P=3.0(mW)であった。
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.7
(V)、発光出力P=3.0(mW)であった。
【0064】これに対して、p型電極90に酸化物/金
属系電極、例えば、ITO/Ni(Niの厚さは100
nm程度)を使用した場合、動作電圧Vf=3.5
(V)、発光出力P=3.2(mW)であった。
属系電極、例えば、ITO/Ni(Niの厚さは100
nm程度)を使用した場合、動作電圧Vf=3.5
(V)、発光出力P=3.2(mW)であった。
【0065】更に、上述の第二の実施形態に示した半導
体発光素子におけるコンタクト層80に、濃度が6.0
×1019(cm 3)のマグネシウムMgを含有した窒化
ガリウムGaNを用いた素子を使用して、前述と同様の
実験を行った。
体発光素子におけるコンタクト層80に、濃度が6.0
×1019(cm 3)のマグネシウムMgを含有した窒化
ガリウムGaNを用いた素子を使用して、前述と同様の
実験を行った。
【0066】p型電極90に一般に使用される電極を使
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.7
(V)、発光出力P=3.0(mW)であった。
用した場合、例えば、ニッケルと金の合金(Ni/ Au
/ Ni)を使用した場合、動作電圧Vf=3.7
(V)、発光出力P=3.0(mW)であった。
【0067】これに対して、p型電極90に酸化物系電
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
4.5(V)、発光出力P=2.5(mW)であった。
以上の測定結果より、本発明の様にコンタクト層にアル
ミニウムAlを混入する事により、ITO/ Ni電極と
コンタクト層との間に電流が流れ易くなる事がわかる。
極、例えば、ITOを使用した場合、動作電圧Vf=
4.5(V)、発光出力P=2.5(mW)であった。
以上の測定結果より、本発明の様にコンタクト層にアル
ミニウムAlを混入する事により、ITO/ Ni電極と
コンタクト層との間に電流が流れ易くなる事がわかる。
【0068】従来技術の様に、マグネシウムMgを添加
したp型窒化ガリウム(p型GaN)をコンタクト層と
して使用した場合には、電極をNi/ Au/ NiからI
TO/ Niに変える事により電圧が1.3倍程度に上昇
する事からITO/ Niとコンタクト層とのオーミック
接触が十分でないと考えられる。
したp型窒化ガリウム(p型GaN)をコンタクト層と
して使用した場合には、電極をNi/ Au/ NiからI
TO/ Niに変える事により電圧が1.3倍程度に上昇
する事からITO/ Niとコンタクト層とのオーミック
接触が十分でないと考えられる。
【0069】本発明の様にコンタクト層にアルミニウム
Alを混入することによりITO/Ni電極とコンタク
ト層との間に電流が流れ易くなるのは、オーミック接触
には変化がないが、ニッケルNiの厚さが100nm程
度と非常に薄いのでコンタクト層からITOへのトンネ
ル電流が発生するためだと考えられる。
Alを混入することによりITO/Ni電極とコンタク
ト層との間に電流が流れ易くなるのは、オーミック接触
には変化がないが、ニッケルNiの厚さが100nm程
度と非常に薄いのでコンタクト層からITOへのトンネ
ル電流が発生するためだと考えられる。
【0070】但し、アルミニウムの組成が10%を超え
ると徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コンタクト
層のAl組成は0%より大きく10%以下が望ましい。
また、一般的にp型コンタクト層に含有されるアルミニ
ウムAlの組成が低いほどオーミック接触を形成し易い
と言われている。しかし、発明者らの実験ではAl組成
が3%程度であっても、Ni/ Au/ Niを電極として
用いた場合でも良好なオーミック接触を形成する事が出
来た。
ると徐々に動作電圧が上昇してしまうので、コンタクト
層のAl組成は0%より大きく10%以下が望ましい。
また、一般的にp型コンタクト層に含有されるアルミニ
ウムAlの組成が低いほどオーミック接触を形成し易い
と言われている。しかし、発明者らの実験ではAl組成
が3%程度であっても、Ni/ Au/ Niを電極として
用いた場合でも良好なオーミック接触を形成する事が出
来た。
【0071】
【発明の効果】本願発明は、以上の様に構成されるの
で、p層のコンタクト抵抗を低減する事が出来る。特
に、ITO等の酸化物系電極や、ITO/ Ni等の酸化
物/ 金属系電極を用いる場合に有効である。また、活性
層に窒化ガリウムGaN、又は、シリコンを含んだ窒化
ガリウムGaN(Si)を用いた場合には、コンタクト
層での光の吸収を抑制する事も出来る。
で、p層のコンタクト抵抗を低減する事が出来る。特
に、ITO等の酸化物系電極や、ITO/ Ni等の酸化
物/ 金属系電極を用いる場合に有効である。また、活性
層に窒化ガリウムGaN、又は、シリコンを含んだ窒化
ガリウムGaN(Si)を用いた場合には、コンタクト
層での光の吸収を抑制する事も出来る。
【図1】第一の実施形態にかかる半導体発光素子に上面
図を示した図である。
図を示した図である。
【図2】図1におけるAB断面図を示した図である。
【図3】図2における電極近傍の拡大断面図である。
【図4】第一の実施形態にかかる半導体発光素子の製造
工程の一部を示した図である。
工程の一部を示した図である。
【図5】第二の実施形態にかかる断面図を示したもので
ある。
ある。
10…基板、20、21…バッファ層、30、80…コ
ンタクト層、40、50…電極、50、70…クラッド
層、60、61…活性層。
ンタクト層、40、50…電極、50、70…クラッド
層、60、61…活性層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 秀人 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 Fターム(参考) 5F041 CA34 CA40 CA58 CA98 CA99
Claims (6)
- 【請求項1】窒化ガリウム系化合物からなり、所定の波
長を有する光を発する活性層と、 前記活性層内にキャリアを閉じ込めるためのクラッド層
と、 前記クラッド層に隣接して設けられたコンタクト層と、 前記コンタクト層に所定の電位又は電流を供給する為の
電極と、を備え、 前記クラッド層は、P型の不純物が添加されたGa1 x
AlxNからなり、かつ、第一の組成比xは0<x<0.
5なる関係を満たし、 前記コンタクト層は、P型の不純物が添加されたGa1
yAlyNからなり、かつ、第二の組成比yは0<y<x
なる関係を満たす事を特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】前記電極が、酸化物を含む事を特徴とする
請求項1記載の半導体発光素子。 - 【請求項3】前記第二の組成比yが0<y<0. 1の関
係を満たす事を特徴とする請求項1記載の半導体発光素
子。 - 【請求項4】前記クラッド層に含まれるP型の不純物の
濃度と、前記コンタクト層に含まれるP型の不純物の濃
度は概略等しい事を特徴とする請求項1記載の半導体素
子。 - 【請求項5】前記P型の不純物の濃度が、1×10
19(cm 3)以上であり、かつ、1×1021(cm 3)
以上である事を特徴とする請求項1記載の半導体発光素
子。 - 【請求項6】 窒化ガリウムを主成分とする活性層の上
方に、P型不純物を含有したGa1 xAlxNからなるク
ラッド層を形成する工程と、 前記クラッド層の上に、P型不純物を含有したGa1 y
AlyN(y<x)からなるコンタクト層を形成する工
程と、 前記コンタクト層の表面に電極を形成する工程と、 を具備するする事を特徴とする半導体発光素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20493198A JP2000036616A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20493198A JP2000036616A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000036616A true JP2000036616A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16498735
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JP20493198A Pending JP2000036616A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2000036616A (ja) |
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-
1998
- 1998-07-21 JP JP20493198A patent/JP2000036616A/ja active Pending
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |