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JP2000020451A - 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに提供媒体

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Publication number
JP2000020451A
JP2000020451A JP10188622A JP18862298A JP2000020451A JP 2000020451 A JP2000020451 A JP 2000020451A JP 10188622 A JP10188622 A JP 10188622A JP 18862298 A JP18862298 A JP 18862298A JP 2000020451 A JP2000020451 A JP 2000020451A
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bus
data
storage
control
storage unit
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JP10188622A
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Makoto Furuhashi
真 古橋
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Sony Computer Entertainment Inc
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Publication date
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Priority to DE69932891T priority patent/DE69932891T2/de
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックサイクルに同期してデータを転送で
きるようにする。 【解決手段】 第(n+4)クロックのタイミングにお
いて、DMAコントローラは、DRAMに、システムバスを介
して、DRAM先頭アドレスの次のアドレス(アドレスD2)
を出力するとともに、アドレスD2からデータBを読み出
させ、システムバスを介して、SRAM33に出力させる。
同じタイミングで、アドレスカウンタは、記憶している
アドレスS1を1つインクリメントしてアドレスS2とし、
SRAMに出力する。SRAMは、アドレスS2にデータBを記憶
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、例えば、エンタ
テイメント機において、プログラムやデータを効率的に
転送できるようにした情報処理装置および方法、並びに
提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access Memory)
は、特に1個のチップに内蔵される場合、データバスの
ビット幅を自由に取ることができ、さらに多ビット幅に
おいても高いバンド幅を得ることができる特徴がある。
しかしながら、CPU(Central Processing Unit)には、そ
の能力以上に、大きいバスを接続することができず、か
つ、CPUのビット幅は、通常、DRAMのビット幅より小さ
い。そのため、特に、DRAMとCPUを1つのチップに混載
する場合、データバスは、CPUのビット幅に合わせざる
を得なく、DRAMの特徴を生かすことができない。
【0003】そこで、例えば、DSP(Digital Signal Pro
cessor)がデータバスに接続され、DRAMとの間で高いバ
ンド幅が必要となる場合、図5のエンタテイメント機6
0の構成例に示すように、狭いビット幅のCPUバス12
と広いビット幅のシステムバス13を個別に設け、CPU
のビット幅より大きいビット幅のデータバス(システム
バス13)にDRAM41を接続することができる。
【0004】すなわち、図5のエンタテイメント機60
においては、各装置においてプログラムまたはデータを
やりとりするためのバスとして、例えば、32ビットの
幅のCPUバス12および128ビットの幅のシステムバ
ス13の2種類のバスが形成されている。CPUバス12
には、CPU31、ペリフェラル32およびキャッシュメ
モリ51が接続されている。システムバス13には、キ
ャッシュメモリ51、DRAM41、DMAコントローラ(DMA
C)42、およびDSP43が接続されている。
【0005】CPU31は、キャッシュメモリ51を介し
てDRAM41に記憶されているプログラムの転送を受け、
それに従って、所定の処理を実行するようになされてい
る。CPU31はまた、データの供給を受ける必要がある
場合、そのデータもキャッシュメモリ51を介してDRAM
41から供給を受ける。
【0006】ペリフェラル32は、例えば、時計動作を
行うタイマ、設定された所定の周期で割り込みパルスを
発生する割り込みコントローラなどで構成されている。
【0007】DRAM41は、CPU31およびDSP43の動作
上必要なデータや実行すべきプログラムを記憶するよう
になされている。キャッシュメモリ51は、CPU31に
供給するプログラムおよびデータを、DRAM41から読み
出し記憶するようになされている。
【0008】DMAコントローラ42は、CPU31またはDS
P43からの要求に対応して、DRAM41からプログラム
またはデータをキャッシュメモリ51またはDSP43に
転送する処理を行う。
【0009】DSP43は、DRAM41から供給を受けた所
定のプログラムを実行するようになされている。
【0010】以上のように構成されるエンタテイメント
機60において、CPU31は、通常、CPUバス12を介し
てキャッシュメモリ51にアクセスし、必要とするプロ
グラムおよびデータを読み取り、所定の処理を実行す
る。またDSP43は、システムバス13を介してDMAコン
トローラ42により転送を受けたプログラムおよびデー
タを処理する。
【0011】このように、CPUバス12とシステムバス
13を個別に設けることにより、DRAM41に、CPU31
のビット幅に制限されることなく、高いビット幅のデー
タバス(システムバス13)を接続することができ、そ
の結果、DRAM41とDSP43との間で高速にデータ転送
を行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャッシュ
メモリ51は、CPU31からのアクセスの頻度が高いプ
ログラムおよびデータを記憶するが、CPU31が必要と
するプログラムまたはデータを記憶していない、いわゆ
る、キャッシュミスを発生する場合がある。通常、プロ
グラムは、CPU31により順番に読み出されるが、デー
タはそれに比べ、ランダムに要求され読み出されること
が多い。その結果、データに関し、キャッシュミスが多
く発生する。キャッシュミスが発生すると、CPU31
は、例えば、DMAコントローラ42に要求し、DRAM41
からキャッシュメモリ51に、DMAによるデータの転送
を行わせる必要があり、その分、CPU31に負荷がかか
り、CPU31が処理を高速に実行できなくなる課題があ
った。
【0013】また、キャッシュミスが発生し、DRAM41
からキャッシュメモリ51に、DMAによるデータの転送
を行うとき、DMAコントローラ42は、DRAM41に、キ
ャッシュメモリ51に転送すべきデータの記憶位置を示
すアドレス、そしてキャッシュメモリ51には、そのデ
ータを記憶すべき位置のアドレスを、それぞれ出力しな
がら、データ転送を制御しなければならない。図6は、
DRAM41からキャッシュメモリ51へのDMAによるデー
タ転送を説明するタイミングチャートである。
【0014】この例の場合、DMAコントローラ42は、
所定のシステムクロックの第n番目のクロックサイクル
のタイミング(以下、第nクロックのタイミングと称す
る)に合わせて、DRAM41からキャッシュメモリ51
に、DMAによるデータの転送を開始する。CPU31からの
要求には、キャッシュメモリ51に転送するDRAM41の
データの先頭のデータのアドレス(以下、DRAM先頭アド
レスと称する)、および転送するデータ量(サイズ)、
および転送されてくるDRAM41の先頭のデータを記憶す
るキャッシュメモリ51のアドレス(以下、キャッシュ
メモリ先頭アドレスと称する)が含まれる。
【0015】はじめに、図6に示すように、第nクロッ
クのタイミングにおいて、DMAコントローラ42は、シ
ステムバス(アドレスバス)13を介して、DRAM先頭ア
ドレス(アドレスD1)をDRAM41に出力するとともに、
そのアドレスに記憶されているデータ(データA)の読
み出しを指令する。
【0016】ところで、DRAM41は、通常、ページ単位
でプログラムおよびデータを記憶している。そのため、
ページ内に記憶しているプログラムおよびデータを処理
(例えば、データ読み出し処理)する場合、DRAM41は
比較的速くその処理を実行することができるが、複数の
ページにまたがって処理を行う場合、DRAM41では、ペ
ージブレイクが発生し、このとき、所定の時間(いまの
場合、4クロック分)の間、実質的に動作が停止してい
る状態になる。
【0017】通常、DMAによるデータの転送を行うと
き、DRAM41が最初に転送するデータは、その前にDRAM
41が処理したデータとは何の関わりもない場合が多
く、DRAM41はベージブレイクを起こす。すなわち、い
まの場合、DRAM41は、第(n+4)クロックのタイミ
ングの直前まで、ほぼ動作を停止している状態になり、
キャッシュメモリ51に、出力すべきデータ(データ
A)を出力しないでいる。
【0018】DMAコントローラ42は、システムバス
(アドレスバス)13を介して、DRAM先頭アドレス(ア
ドレスD1)をDRAM41に出力しながら、DRAM41からデ
ータAがシステムバス(データバス)13に出力される
まで待機する。図6に示すように、第(n+3)クロッ
クのタイミングにおいて、DRAM41がステムバス(デー
タバス)13を介して、データAをキャッシュメモリ5
1に出力すると、DMAコントローラ42は、第(n+
4)クロックのタイミングにおいて、システムバス(ア
ドレスバス)13を介して、キャッシュメモリ51にキ
ャッシュメモリ先頭アドレス(書き込みアドレス)(ア
ドレスC1)を出力する。それにより、キャッシュメモリ
51は、DRAM41からのシステムバス(データバス)1
3上のデータ(データA)をアドレスC1に記憶すること
ができる。
【0019】次に、第(n+5)クロックのタイミング
において、DMAコントローラ42は、システムバス(ア
ドレスバス)13を介して、DRAM41に、読み出しアド
レスとして、DRAM先頭アドレスの次のアドレス(アドレ
スD2)を出力するとともに、アドレスD2に記憶されてい
るデータBの読み出しを指令する。これにより、システ
ムバス(データバス)13には、データBが出力され
る。第(n+6)クロックのタイミングにおいて、DMA
コントローラ42は、システムバス(アドレスバス)1
3から、キャッシュメモリ51に、書き込みアドレスと
して、キャッシュメモリ先頭アドレスの次のアドレス
(アドレスC2)を出力するとともに、書き込みを指令
し、そこにDRAM41からのシステムバス(データバス)
13上のデータ(データB)を記憶させる。
【0020】第(n+7)クロック,第(n+8)クロ
ックのタイミングにおいては、第(n+5)クロック,
第(n+6)クロックのタイミングの場合と同様の処理
が行われ、データCがDRAM41からキャッシュメモリ5
1にDMA転送される。
【0021】このように、DMAコントローラ42は、ク
ロックのタイミングに合わせて、共通のアドレスバスを
介して、DRAM41とキャッシュメモリ51に、読み出し
アドレスと書き込みアドレスを交互に出力する必要があ
るので、2クロック分のタイミングで、1つのデータし
か転送することしかできず、データを効率よく転送する
ことができない課題がある。
【0022】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より高速かつ効率的にデータやプログラム
を転送することができるようにするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、プログラムとデータを記憶する第1の記憶手
段と、第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、
第1の記憶手段を制御する制御手段と、制御手段が接続
されている第2のバスとを備え、第1のバスに接続され
ているとともに、第2のバスに接続され、第1の記憶手
段に記憶されているデータのうち、制御手段に供給する
データを記憶する第2の記憶手段と、第1のバスに接続
されているとともに、第2のバスに接続され、第1の記
憶手段に記憶されているプログラムのうち、制御手段に
供給するプログラムを記憶する第3の記憶手段とを備え
ることを特徴とする。
【0024】請求項3に記載の情報処理方法は、記憶手
段に記憶されているデータのうち、制御手段に供給する
データを記憶する第1の記憶ステップと、記憶手段に記
憶されているプログラムのうち、制御手段に供給するプ
ログラムを記憶する第2の記憶ステップとを含むことを
特徴とする。
【0025】請求項4に記載の提供媒体は、記憶手段に
記憶されているデータのうち、制御手段に供給するデー
タを記憶する第1の記憶ステップと、記憶手段に記憶さ
れているプログラムのうち、制御手段に供給するプログ
ラムを記憶する第2の記憶ステップとを含む処理を実行
させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供
することを特徴とする。
【0026】請求項5に記載の情報処理装置は、所定の
データを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段が
接続されている第1のバスと、第1の記憶手段を制御す
る第1の制御手段と、制御手段が接続されている第2の
バスとを備え、第1のバスに接続されているとともに、
第2のバスに接続され、第1の記憶手段から転送されて
くるデータを記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手
段または第2の記憶手段のいずれか一方のアドレスを、
初期値に基づいて生成する生成手段と、第1の制御手段
から要求があったとき、生成手段にアドレス生成のため
の初期値を設定し、生成手段により生成されるアドレス
を利用して、第1の記憶手段と第2の記憶手段との間の
データ転送を制御する第2の制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0027】請求項6に記載の情報処理方法は、第1の
記憶手段から転送されてくるデータを第2の記憶手段に
記憶させる記憶ステップと、第1の記憶手段または第2
の記憶手段のいずれか一方のアドレスを、初期値に基づ
いて生成する生成ステップと、制御手段から要求があっ
たとき、生成ステップでのアドレス生成のために初期値
を設定し、生成ステップで生成されるアドレスを利用し
て、第1の記憶手段と第2の記憶手段との間のデータ転
送を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】請求項7に記載の提供媒体は、第1の記憶
手段から転送されてくるデータを第2の記憶手段に記憶
させる記憶ステップと、第1の記憶手段または第2の記
憶手段のいずれか一方のアドレスを、初期値に基づいて
生成する生成ステップと、制御手段から要求があったと
き、生成ステップでのアドレス生成のために初期値を設
定し、生成ステップで生成されるアドレスを利用して、
第1の記憶手段と第2の記憶手段との間のデータ転送を
制御する制御ステップとを含む処理を実行させるコンピ
ュータが読み取り可能なプログラムを提供することを特
徴とする。
【0029】請求項8に記載の情報処理装置は、プログ
ラムとデータを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶
手段が接続されている第1のバスと、第1の記憶手段を
制御する第1の制御手段と、第1の制御手段が接続され
ている第2のバスと、第1の記憶手段と第1の制御手段
を制御する第2の制御手段と、第2の制御手段が接続さ
れている第3のバスとを備え、第1のバスに接続されて
いるとともに、第3のバスに接続され、第2の制御手段
から出力される所定のデータを一時記憶し、出力のタイ
ミングを調整する調整手段と、第2の制御手段と第1の
記憶手段との間のデータ転送を制御する第3の制御手段
と、第2のバスに接続されているとともに、第3のバス
に接続され、第1の制御手段と第2の制御手段との通信
に用いられる所定のデータを記憶する第2の記憶手段と
を備えることを特徴とする。
【0030】請求項10に記載の情報処理方法は、第2
の制御手段から出力される所定のデータを一時記憶し、
出力のタイミングを調整する調整ステップと、第2の制
御手段と記憶手段との間のデータ転送を制御する制御ス
テップと、第1の制御手段と第2の制御手段との通信に
用いられる所定のデータを記憶する記憶ステップとを含
みことを特徴とする。
【0031】請求項11に記載の提供媒体は、第2の制
御手段から出力される所定のデータを一時記憶し、出力
のタイミングを調整する調整ステップと、第2の制御手
段と記憶手段との間のデータ転送を制御する制御ステッ
プと、第1の制御手段と第2の制御手段との通信に用い
られる所定のデータを記憶する記憶ステップとを含む処
理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラ
ムを提供することを特徴とする。
【0032】請求項1に記載の情報処理装置において
は、プログラムとデータを記憶する第1の記憶手段と、
第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、第1の
記憶手段を制御する制御手段と、制御手段が接続されて
いる第2のバスとを備え、第2の記憶手段が第1のバス
に接続されているとともに、第2のバスに接続され、第
1の記憶手段に記憶されているデータのうち、制御手段
に供給するデータを記憶し、第3の記憶手段が第1のバ
スに接続されているとともに、第2のバスに接続され、
第1の記憶手段に記憶されているプログラムのうち、制
御手段に供給するプログラムを記憶する。
【0033】請求項3に記載の情報処理方法および請求
項4に記載の提供媒体においては、第1の記憶ステップ
が記憶手段に記憶されているデータのうち、制御手段に
供給するデータを記憶し、第2の記憶ステップが記憶手
段に記憶されているプログラムのうち、制御手段に供給
するプログラムを記憶する。
【0034】請求項5に記載の情報処理装置において
は、所定のデータを記憶する第1の記憶手段と、第1の
記憶手段が接続されている第1のバスと、第1の記憶手
段を制御する第1の制御手段と、制御手段が接続されて
いる第2のバスとを備え、第2の記憶手段が第1のバス
に接続されているとともに、第2のバスに接続され、第
1の記憶手段から転送されてくるデータを記憶し、生成
手段が第1の記憶手段または第2の記憶手段のいずれか
一方のアドレスを、初期値に基づいて生成し、第2の制
御手段が第1の制御手段から要求があったとき、生成手
段にアドレス生成のための初期値を設定し、生成手段に
より生成されるアドレスを利用して、第1の記憶手段と
第2の記憶手段との間のデータ転送を制御する。
【0035】請求項6に記載の情報処理方法および請求
項7に記載の提供媒体においては、は、記憶ステップが
第1の記憶手段から転送されてくるデータを第2の記憶
手段に記憶し、生成ステップが第1の記憶手段または第
2の記憶手段のいずれか一方のアドレスを、初期値に基
づいて生成し、制御ステップが制御手段から要求があっ
たとき、生成ステップでのアドレス生成のために初期値
を設定し、生成ステップで生成されるアドレスを利用し
て、第1の記憶手段と第2の記憶手段との間のデータ転
送を制御する。
【0036】請求項8に記載の情報処理装置において
は、プログラムとデータを記憶する第1の記憶手段と、
第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、第1の
記憶手段を制御する第1の制御手段と、第1の制御手段
が接続されている第2のバスと、第1の記憶手段と第1
の制御手段を制御する第2の制御手段と、第2の制御手
段が接続されている第3のバスとを備え、調整手段が第
1のバスに接続されているとともに、第3のバスに接続
され、第2の制御手段から出力される所定のデータを一
時記憶し、出力のタイミングを調整し、第3の制御手段
が第2の制御手段と第1の記憶手段との間のデータ転送
を制御し、第2の記憶手段が第2のバスに接続されてい
るとともに、第3のバスに接続され、第1の制御手段と
第2の制御手段との通信に用いられる所定のデータを記
憶する。
【0037】請求項10に記載の情報処理方法および請
求項11に記載の提供媒体においては、調整ステップが
第2の制御手段から出力される所定のデータを一時記憶
し、出力のタイミングを調整し、制御ステップが第2の
制御手段と記憶手段との間のデータ転送を制御し、記憶
ステップが第1の制御手段と第2の制御手段との通信に
用いられる所定のデータを記憶する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0039】請求項1に記載の情報処理装置は、プログ
ラムとデータを記憶する第1の記憶手段(例えば、図1
のDRAM41)と、第1の記憶手段が接続されている第1
のバス(例えば、図1のシステムバス13)と、第1の
記憶手段を制御する制御手段(例えば、図1のCPU3
1)と、制御手段が接続されている第2のバス(例え
ば、図1のCPUバス12)とを備え、第1のバスに接続
されているとともに、第2のバスに接続され、第1の記
憶手段に記憶されているデータのうち、制御手段に供給
するデータを記憶する第2の記憶手段(例えば、図1の
SRAM33)と、第1のバスに接続されているとともに、
第2のバスに接続され、第1の記憶手段に記憶されてい
るプログラムのうち、制御手段に供給するプログラムを
記憶する第3の記憶手段(例えば、図1の命令キャッシ
ュ34)とを備えることを特徴とする。
【0040】請求項2に記載の情報処理装置は、第1の
バス(例えば、図1のシステムバス13)に接続されて
いるとともに、第2のバス(例えば、図1のCPUバス1
2)に接続され、第1のバスを介して入力されるデータ
のビット幅を、第2のバスに対応するビット幅に変換す
る変換手段(例えば、図1のビット変換回路35)とを
さらに備えることを特徴とする。
【0041】請求項5に記載の情報処理装置は、所定の
データを記憶する第1の記憶手段(例えば、図1のDRAM
41)と、第1の記憶手段が接続されている第1のバス
(例えば、図1のシステムバス13)と、第1の記憶手
段を制御する第1の制御手段(例えば、図1のCPU3
1)と、制御手段が接続されている第2のバス(例え
ば、図1のCPUバス12)とを備え、第1のバスに接続
されているとともに、第2のバスに接続され、第1の記
憶手段から転送されてくるデータを記憶する第2の記憶
手段(例えば、図1のSRAM33)と、第1の記憶手段ま
たは第2の記憶手段のいずれか一方のアドレスを、初期
値に基づいて生成する生成手段(例えば、図1のアドレ
スカウンタ36)と、第1の制御手段から要求があった
とき、生成手段にアドレス生成のための初期値を設定
し、生成手段により生成されるアドレスを利用して、第
1の記憶手段と第2の記憶手段との間のデータ転送を制
御する第2の制御手段(例えば、図1のDMAコントロー
ラ42)とを備えることを特徴とする。
【0042】請求項8に記載の情報処理装置は、プログ
ラムとデータを記憶する第1の記憶手段(例えば、図1
のDRAM41)と、第1の記憶手段が接続されている第1
のバス(例えば、図1のシステムバス13)と、第1の
記憶手段を制御する第1の制御手段(例えば、図1のCP
U31)と、第1の制御手段が接続されている第2のバ
ス(例えば、図1のCPUバス12)と、第1の記憶手段
と第1の制御手段を制御する第2の制御手段(例えば、
図1のホストCPU21)と、第2の制御手段が接続され
ている第3のバス(例えば、図1のホストバス11)と
を備え、第1のバスに接続されているとともに、第3の
バスに接続され、第2の制御手段から出力される所定の
データを一時記憶し、出力のタイミングを調整する調整
手段(例えば、図1のFIFO22)と、第2の制御手段と
第1の記憶手段との間のデータ転送を制御する第3の制
御手段(例えば、図1のDMAC42)と、第2のバスに接
続されているとともに、第3のバスに接続され、第1の
制御手段と第2の制御手段との通信に用いられる所定の
データを記憶する第2の記憶手段(例えば、図1のレジ
スタ23)とを備えることを特徴とする。
【0043】請求項9に記載の情報処理装置は、前記第
2の制御手段と前記第1の記憶手段とを直接通信させる
通信手段(例えば、図1のホストCPUダイレクトパス2
4)とをさらに備えることを特徴とする。
【0044】図1は、本発明を適用したエンタテイメン
ト機1の構成例を表している。なお、図中、図5におけ
る場合と対応する部分については、同一の符号を付して
あり、以下では、その説明は、適宜省略する。
【0045】エンタテイメント機1には、メインバス1
0、ホストバス11、CPUバス12およびシステムバス
13の4種類のバスがあり、メインバス10には、記録
媒体2と接続されているドライブコントローラ3とメイ
ンメモリ4が接続されている。ホストバス11には、ホ
ストCPU21とホストインタフェース25が接続されて
いる。ホストインタフェース25は、FIFO22、レジス
タ23、およびホストCPUダイレクトパス24により構
成されており、それぞれは、ホストバス11に接続され
ている。メインバス10とホストバス11とは接続され
ている。
【0046】CPUバス12には、レジスタ23、ホストC
PUダイレクトバス24、CPU31、ペリフェラル32、S
RAM33、命令キャッシュ34、およびビット変換回路
35が接続されている。システムバス13には、FIFO2
2、SRAM33、命令キャッシュ34、ビット変換回路3
5、DRAM41、DMAコントローラ42、アドレスカウン
タ36、およびDSP43が接続されている。
【0047】ホストCPU21は、記録媒体2からドライ
ブコントローラ3を介して、メインメモリ4に転送され
たプログラムに従って、各種の処理を実行するようにな
されている。例えば、ホストCPU21は、メインメモリ
4からプログラムおよび必要なデータを、DRAM41にロ
ードしたり、DRAM41に記憶されているプログラムおよ
びデータを取得することができる。このとき、ホストCP
U21は、レジスタ23を介してCPU31に要求すると、
CPU31がDMAコントローラ42を起動し、FIFO22とDR
AM41の間で、DMA転送を実行させる。ホストCPU21は
また、ホストCPUダイレクトパス24を介して、DRAM4
1、その他の装置に直接アクセスすることもできる。な
お、この例の場合、DMAコントローラ42は、システム
バス13のアービタとしての機能も有している。
【0048】FIFO22は、ホストCPU21から出力され
てくるデータを一時記憶し、システムバス13を介し
て、DMAコントローラ42に出力したり、また、DMAコン
トローラ42から転送されてくるデータを一時記憶し、
ホストCPU21に出力する。レジスタ23は、ホストCPU
21とCPU31との間でハンドシェイクするときに用い
られるレジスタで、コマンドや処理のステータスを表す
データなどをレジストする。
【0049】CPU31は、命令キャッシュ34にアクセ
スし、そこに記憶されているプログラムをロード、実行
し、また、必要に応じて、SRAM33にアクセスし、所定
のデータの供給を受けるようになされている。CPU31
はまた、SRAM33に必要とするデータがない場合、DMA
コントローラ42に要求し、DRAM41からSRAM33に、
DMAによるデータの転送を実行させる。なお、CPU31の
必要とするプログラムが命令キャッシュ34にない場
合、命令キャッシュ34がそのプログラムをDRAM41か
ら読み込む。
【0050】SRAM33は、CPU31とDMAコントローラ4
2の両方から同時に、任意のアドレスにアクセスしてデ
ータを読み書きすることができる、例えば、デュアルポ
ートのSRAMであり、データキャッシュ用として設けら
れ、DRAM41に記憶されているデータのうち、CPU31
からのアクセスの頻度が高いデータを、記憶するように
なされている。SRAM33は、2バンク構成にして、一方
をCPUバス12に接続し、他方をシステムバス13に接
続するようにしてもよい。SRAM33はまた、アドレスカ
ウンタ36により生成されたアドレスにデータを記憶す
る。
【0051】命令キャッシュ34は、任意のアドレスに
アクセスしてデータを読み出すことができるキャッシュ
メモリであり、DRAM41に記憶されているプログラムの
うち、CPU31からのアクセスの頻度が高いプログラム
を、記憶するようになされている。
【0052】ビット変換回路35は、CPUバス12を介
して入力されるデータのビット幅を、システムバス13
に対応するビット幅に変更して出力したり、システムバ
ス13を介して入力されるデータのビット幅を、CPUバ
ス12に対応するビット幅に変更して出力する。
【0053】アドレスカウンタ36は、システムバス1
3に接続されているとともに、SRAM33に接続され
ている。アドレスカウンタ36は、初期設定された先頭
アドレスをインクリメントすることにより、SRAM3
3のアドレスを生成し、SRAM33に出力するようになさ
れている。
【0054】このように、DRAM41に記憶されているデ
ータのうち、CPU31からのアクセスの頻度の高いデー
タを、プログラムとは別に、SRAM33に記憶させるよう
にしたので、CPU31が必要とするデータを効率よく記
憶させることができる。
【0055】次に、ホストCPU21から、プログラムと
データをDRAM41に転送する場合の処理手順を、図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0056】はじめに、ステップS1において、ホスト
CPU21は、DMAコントローラ42に、図示せぬメモリに
記憶させておいた所定のプログラムとデータ(なお、以
下においては、プログラムとデータを特に区別する必要
がない場合、両者をまとめて単にデータと称する)の転
送を指令する。ステップS2において、DMAコントロー
ラ42が、ホストCPU21からの指令に対応して、CPU3
1およびDSP43との間で、システムバス13の使用権
の調停を行い、その使用権を獲得する。
【0057】次に、ステップS3において、ホストCPU
21は、DRAM41に転送すべきデータを、FIFO22に出
力する。ステップS4において、DMAコントローラ42
は、FIFO22のデータ、すなわち、ホストCPU21から
出力されたデータを、システムバス13を介して、DRAM
41にDMA転送し、記憶させる。
【0058】このように、ホストCPU21は、CPU31を
介することなく、データをDRAM41に転送し、書き込む
ことができる。このことより、CPU31に負荷をかける
ことなく、ホストCPU21は、大量のデータをDRAM41
に高速に転送し記憶させることができる。なお、ホスト
CPU21は、同様にして、DMAコントローラ42に要求
し、DRAM41に記憶されているプログラムおよびデータ
を、DMAにより転送させ、FIFO22を介して取得するこ
ともできる。
【0059】上記のようにして、DRAM41に記憶された
プログラムとデータのうち、プログラムは、命令キャッ
シュ34により読み込まれる。その後、CPU31は、命
令キャッシュ34にアクセスし、必要なプログラムを読
み出す。
【0060】またDRAM41に記憶させたデータを読み出
すとき、CPU31はDMAコントローラ42に要求し、DRAM
41に記憶させたデータのうち、所定のデータをSRAM3
3にDMA転送させる。その後、CPU31は、SRAM33にア
クセスし、必要なデータを読み出す。このことより、キ
ャッシュミスが発生する確率は低減するが、キャッシュ
ミスが完全に発生しないわけではない。キャッシュミス
が発生した場合、例えば、CPU31は、DRAM41からSRA
M33に必要とするデータを転送させなければならな
い。次に、図3に示すタイミングチャートを参照して、
DRAM41からSRAM33へのDMAによるデータ転送処理に
ついて説明する。
【0061】この例の場合、DMAコントローラ42が、C
PU31からの要求に対応して、システムバス13の使用
権を取得し、第nクロックのタイミングに合わせて、DR
AM41からSRAM33に、DMAによるデータの転送を開始
する。なお、CPU31からの要求には、SRAM33に転送
するDRAM41のデータの先頭のデータのアドレス(以
下、DRAM先頭アドレスと称する)(読み出しアドレス)
および転送するデータのデータ量(この例の場合、7つ
のアドレス分のデータ)、並びに転送されてくるDRAM先
頭アドレスのデータを記憶するSRAM33のアドレス(以
下、SRAM先頭アドレスと称する)(書き込みアドレス)
が含まれている。
【0062】図3に示すように、第nクロックのタイミ
ングにおいて、DMAコントローラ42は、システムバス
(アドレスバス)13を介して、DRAM先頭アドレス(ア
ドレスD1)をDRAM41に出力するとともに、そのアドレ
スに記憶されているデータ(データA)の読み出しを指
令する。
【0063】DRAM41は、このとき、ページブレイクを
起こし、所定の時間(いまの場合、4クロック分の
間)、ほぼ動作を停止する。すなわち、DRAM41は、第
(n+3)クロックのタイミングの直前まで、システム
バス(データバス)13に出力すべきデータ(データ
A)を出力しないでいる。
【0064】次に、第(n+1)クロックのタイミング
において、DMAコントローラ42は、システムバス(ア
ドレスバス)13を介して、アドレスカウンタ36にSR
AM先頭アドレス(アドレスS1)とデータサイズを出力す
る。アドレスカウンタ36は、このアドレスS1を初期値
として設定するとともに、SRAM33に、アドレスS1を書
き込みアドレスとして出力する。このことより、SRAM3
3は、DRAM41からデータを受信すると、これを書き込
むことができる状態となる。
【0065】第(n+3)クロックのタイミングにおい
て、DRAM41は、ページブレイクから回復し、DRAM先頭
アドレス(アドレスD1)に記憶しているデータAを読み
出して、システムバス(データバス)13に出力する。
SRAM33は、すでに、書き込みアドレスS1が供給されて
いるので、このタイミングでデータAをアドレスS1に記
憶する。
【0066】次に、第(n+4)クロックのタイミング
において、DMAコントローラ42は、システムバス(ア
ドレスバス)13に、読み出しアドレスとして、DRAM先
頭アドレスの次のアドレス(アドレスD2)を出力すると
ともに、DRAM41にデータの読み出しを指令する。この
指令に対応して、DRAM41は、指定されたアドレスD2に
記憶されているデータBを読み出し、システムバス(デ
ータバス)13に出力する。同じタイミングで、アドレ
スカウンタ36は、記憶しているアドレスS1をインクリ
メントしてアドレスS2とし、SRAM33に出力する。さら
に、同じタイミングで、DMAコントローラ42は、SRAM
33に書き込みを指令するので、SRAM33は、アドレス
S2にデータBを記憶する。
【0067】なお、DMAコントローラ42は、第(n+
1)クロックのタイミングにおいて、アドレスS1を出力
した後、第(n+4)クロックのタイミングにおいて、
アドレスD2を出力するまで、アドレスを出力していない
ので、第(n+2),第(n+3)クロックのタイミン
グにおいて、システムバス(アドレスバス)13には、
有効なアドレスが存在しない。
【0068】第(n+5)クロック以降、各クロックの
タイミングにおいて、第(n+4)クロックのタイミン
グの場合と同様に、DRAM41からSRAM33にデータが転
送される。SRAM33が、データサイズ分、この例の場
合、7つのアドレス分のデータ(データA乃至データG)
を記憶すると、DMAによるデータの転送処理が終了す
る。
【0069】このように、DMAコントローラ42がアド
レスカウンタ36にSRAM先頭アドレスをセットすると、
以後、アドレスカウンタ36が、SRAM33の書き込みア
ドレスを生成し、SRAM33に出力するので、DMAコント
ローラ42は、SRAM33に書き込みアドレスを出力する
必要がない。従って、DMAコントローラ42は、システ
ムバス(アドレスバス)13に、DRAM41の読み出しア
ドレスだけを出力すればよいことになる。このことよ
り、DMAコントローラ42は、1つのクロックのタイミ
ングで、DRAM41からSRAM33に、DMAによるデータの
転送を行うことができる。また、DRAM41がページブレ
イクを起こしている間に、DMAコントローラ42がSRAM
先頭アドレスをアドレスカウンタ36に出力するように
したので、最初のデータ転送におけるオーバヘッドを最
小限に抑えることができる。
【0070】なお、以上においては、アドレスカウンタ
36に、書き込みアドレス(SRAM33のアドレス)を生
成させるようにしたが、読み出しアドレス(DRAM41の
アドレス)を生成させるようにすることもできる。
【0071】このように、CPU31は、必要とするデー
タをSRAM33が記憶していない場合、そのデータをDRAM
41からSRAM33にDMA転送させる。そしてその後、CPU
31がSRAM33にアクセスし、そのデータを読み出すよ
うにする。
【0072】しかしながら、CPU31がSRAM33(DRAM
41)に何度もアクセスする必要がない場合、つまり、
CPU31が必要とするデータが少量のとき、DRAM41とS
RAM33との間のデータ転送に掛かる時間を考慮する
と、CPU31が、DRAM41に直接アクセスし処理を実行
した方が、SRAM33を介してデータを読み出すより、速
いときがある。
【0073】図4は、CPU31が取り扱うデータ量が少
ない場合において、CPU31がSRAM33を介してデータ
を読み出すときのタイミングチャート(図4(A))、
およびCPU31が直接DRAM41にアクセスし、データを
読み出すときのタイミングチャート(図4(B))を表
している。
【0074】図4(A)のタイミングチャートは、CPU
31がSRAM33にアクセスし、所定のプログラムを実行
する様子を表しているが、この例において、CPU31が
実行するプログラムは、所定のデータを読み取り、それ
を演算処理し、演算結果をDRAM41に記憶させるものと
する。
【0075】時刻T1において、CPU31は、DMAコント
ローラ42に、DRAM41からSRAM33に、DMAによるデ
ータの転送を要求する。DMAコントローラ42は、CPU3
1からの要求に対応して、システムバス13の使用権を
獲得し、DRAM41からSRAM33に、DMAによるデータの
転送を開始する。
【0076】時刻T2において、DMAコントローラ42
が、DRAM41からSRAM33に、データの転送をし終える
と、時刻T3において、CPU31が、SRAM33にアクセス
して、DRAM41から転送されたデータをCPUバス12を
介して読み取り始める。
【0077】時刻T4において、CPU31は、SRAM33か
らデータを読み取り終えると、読み取ったデータに基づ
いて、所定の演算処理を開始する。時刻T5において、
その処理が終了すると直ちに、CPU31は、CPUバス12
を介して、SRAM33に、演算結果を記憶させる処理を開
始する。時刻T6において、演算結果をSRAM33に書き
込み終えると、CPU31は、DMAコントローラ42に要求
し、システムバス13の使用権を獲得させ、時刻T7に
おいて、SRAM33からDRAM41に、DMAによるデータ
(演算結果)の転送を開始させる。時刻T8において、D
MAコントローラ42は、SRAM33からDRAM41に、デー
タの転送を終了する。
【0078】図4(B)に示すタイミングチャートは、
CPU31がビット変換回路35を介して、DRAM41に直
接アクセスし、所定のプログラムを実行する様子を表し
ている。なお、この例において実行されるプログラム
は、図4(A)の例における場合と同様のプログラムで
ある。すなわち、CPU31は所定のデータを読み取り、
それを演算処理し、演算結果をDRAM41に記憶させる。
【0079】時刻T11において、CPU31は、ビット変
換回路35を介して、DRAM41にアクセスして、所定の
データの読み取り始める。ビット変換回路35は、DRAM
41から読み出されたデータのビット幅(128ビッ
ト)を、CPUバス12に対応するビット幅(32ビッ
ト)に変換する。なお、この例において、CPU31がDRA
M41から読み出すデータは、図4(A)の例におい
て、CPU31がSRAM33から読み出すデータと同じであ
る。
【0080】時刻T12において、CPU31は、DRAM41
からデータを読み取り終えると、読み取ったデータを演
算処理する。この例の場合におけるCPU31の演算処理
時間(時刻T12乃至時刻T13)および演算結果は、図4
(A)の例の場合におけるCPU31の演算処理時間(時
刻T4乃至時刻T5)および演算結果と同じである。
【0081】時刻T13において、CPU31は、ビット変
換回路35を介して、DRAM41に演算結果を出力し、記
憶させる処理を開始する。ビット変換回路35は、CPU
31からのデータのビット幅を、システムバス13に対
応するビット幅に変換して、DRAM41に出力する。時刻
T14において、CPU31は、演算結果をDRAM41に書き
込み終える。
【0082】ここで、図4(A)と図4(B)の例の場
合における、プログラム全体の処理時間を比較する。図
4(A)の例の場合、処理時間は時間t0(時刻T1から
時刻T8までの時間)となり、図4(B)の場合、時間
t10(時刻T11から時刻T14までの時間)となる。いま
の場合、時間t0>時間t10となり、図4(B)の例の
場合の方がプログラム全体の処理時間が短い。
【0083】このように、処理するデータが少量の場合
(DRAM41へのアクセス回数が少ない場合)、CPU31
は、ビット変換回路35を介して、DRAM41に直接アク
セスして、処理を実行する方が、SRAM33にアクセスし
て処理を実行する場合より、処理時間を短くすることが
できる。
【0084】以上においては、本発明をエンタテイメン
ト機に応用した場合を例として説明したが、その他の情
報処理装置に本発明を適用することもできる。
【0085】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0086】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
3に記載の情報処理方法、および請求項4に記載の提供
媒体によれば、第1のバスと第2のバスの間において、
プログラムとデータを別々に記憶させるようにしたの
で、制御手段は必要とするデータをより効率的に得るこ
とができる。
【0087】請求項5に記載の情報処理装置、請求項6
に記載の情報処理方法、および請求項7に記載の提供媒
体によれば、第1のバスと第2のバスの間において、初
期値に基づいて生成したアドレスを利用してデータを転
送するようにたので、例えば、データを効率よく転送す
ることができる。
【0088】請求項8に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の提
供媒体によれば、例えば、第2の制御手段がデータを転
送することができるようにしたので、大量のデータを高
速に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンタテイメント機1の構成
例を示すブロック図である。
【図2】DMAによるデータ転送の処理手順を説明するフ
ローチャートである。
【図3】DMAによるデータ転送の様子を説明するタイミ
ングチャートである。
【図4】CPUバス12およびシステムバス13の状態を
表す図である。
【図5】従来のエンタテイメント機60の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】従来のDMAによるデータ転送の様子を説明する
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 エンタテイメント機, 2 記録媒体, 3 ドラ
イブコントローラ,4 メインメモリ, 10 メイン
バス, 11 ホストバス, 12 CPUバス, 13
システムバス,21 ホストCPU, 22 FIFO,
23 レジスト, 24 ホストCPUダイレクトバス,
31 CPU, 32 ペリフェラル,33 SRAM,
34 命令キャッシュ, 35 ビット変換回路, 3
6 アドレスカウンタ, 41 DRAM, 42 DMAC,
43 DSP, 51 キャッシュメモリ, 60 エ
ンタテイメント機

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムとデータを記憶する第1の記
    憶手段と、 前記第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記第1の記憶手段を制御する制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスと を備え、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第2の
    バスに接続され、前記第1の記憶手段に記憶されている
    前記データのうち、前記制御手段に供給するデータを記
    憶する第2の記憶手段と、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第2の
    バスに接続され、前記第1の記憶手段に記憶されている
    前記プログラムのうち、前記制御手段に供給するプログ
    ラムを記憶する第3の記憶手段とを備えることを特徴と
    する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のバスに接続されているととも
    に、前記第2のバスに接続され、前記第1のバスを介し
    て入力されるデータのビット幅を、前記第2のバスに対
    応するビット幅に変換する変換手段とをさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 プログラムとデータを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記記憶手段を制御する制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスと を備える情報処理装置の情報処理方法において、 前記記憶手段に記憶されている前記データのうち、前記
    制御手段に供給するデータを記憶する第1の記憶ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶されている前記プログラムのうち、
    前記制御手段に供給するプログラムを記憶する第2の記
    憶ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 プログラムとデータを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記記憶手段を制御する制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスとを備える情
    報処理装置に、 前記記憶手段に記憶されている前記データのうち、前記
    制御手段に供給するデータを記憶する第1の記憶ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶されている前記プログラムのうち、
    前記制御手段に供給するプログラムを記憶する第2の記
    憶ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読
    み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする提
    供媒体。
  5. 【請求項5】 所定のデータを記憶する第1の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記第1の記憶手段を制御する第1の制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスとを備え、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第2の
    バスに接続され、前記第1の記憶手段から転送されてく
    るデータを記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段のいずれ
    か一方のアドレスを、初期値に基づいて生成する生成手
    段と、 前記第1の制御手段から要求があったとき、前記生成手
    段にアドレス生成のための前記初期値を設定し、前記生
    成手段により生成されるアドレスを利用して、前記第1
    の記憶手段と前記第2の記憶手段との間のデータ転送を
    制御する第2の制御手段とを備えることを特徴とする情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 所定のデータを記憶する第1の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記第1の記憶手段を制御する制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスと、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第2の
    バスに接続され、前記第1の記憶手段から転送されてく
    るデータを記憶する第2の記憶手段とを備える情報処理
    装置の情報処理方法において、 前記第1の記憶手段から転送されてくるデータを前記第
    2の記憶手段に記憶させる記憶ステップと、 前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段のいずれ
    か一方のアドレスを、初期値に基づいて生成する生成ス
    テップと、 前記制御手段から要求があったとき、前記生成ステップ
    でのアドレス生成のために前記初期値を設定し、前記生
    成ステップで生成されるアドレスを利用して、前記第1
    の記憶手段と前記第2の記憶手段との間のデータ転送を
    制御する制御ステップとを含むことを特徴とする情報処
    理方法。
  7. 【請求項7】 所定のデータを記憶する第1の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記第1の記憶手段を制御する制御手段と、 前記制御手段が接続されている第2のバスと、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第2の
    バスに接続され、前記第1の記憶手段から転送されてく
    るデータを記憶する第2の記憶手段とを備える情報処理
    装置に、 前記第1の記憶手段から転送されてくるデータを前記第
    2の記憶手段に記憶させる記憶ステップと、 前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段のいずれ
    か一方のアドレスを、初期値に基づいて生成する生成ス
    テップと、 前記制御手段から要求があったとき、前記生成ステップ
    でのアドレス生成のために前記初期値を設定し、前記生
    成ステップで生成されるアドレスを利用して、前記第1
    の記憶手段と前記第2の記憶手段との間のデータ転送を
    制御する制御ステップとを含む処理を実行させるコンピ
    ュータが読み取り可能なプログラムを提供することを特
    徴とする提供媒体。
  8. 【請求項8】 プログラムとデータを記憶する第1の記
    憶手段と、 前記第1の記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記第1の記憶手段を制御する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段が接続されている第2のバスと、 前記第1の記憶手段と前記第1の制御手段を制御する第
    2の制御手段と、 前記第2の制御手段が接続されている第3のバスとを備
    え、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第3の
    バスに接続され、前記第2の制御手段から出力される所
    定のデータを一時記憶し、出力のタイミングを調整する
    調整手段と、 前記第2の制御手段と前記第1の記憶手段との間のデー
    タ転送を制御する第3の制御手段と、 前記第2のバスに接続されているとともに、前記第3の
    バスに接続され、前記第1の制御手段と前記第2の制御
    手段との通信に用いられる所定のデータを記憶する第2
    の記憶手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の制御手段と前記第1の記憶手
    段とを直接通信させる通信手段とをさらに備えることを
    特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 プログラムとデータを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記記憶手段を制御する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段が接続されている第2のバスと、 前記記憶手段と前記第1の制御手段を制御する第2の制
    御手段と、 前記第2の制御手段が接続されている第3のバスとを備
    える情報処理装置の情報処理方法において、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第3の
    バスに接続され、前記第2の制御手段から出力される所
    定のデータを一時記憶し、出力のタイミングを調整する
    調整ステップと、 前記第2の制御手段と前記記憶手段との間のデータ転送
    を制御する制御ステップと、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との通信に用
    いられる所定のデータを記憶する記憶ステップと、 を含みことを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 プログラムとデータを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段が接続されている第1のバスと、 前記記憶手段を制御する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段が接続されている第2のバスと、 前記記憶手段と前記第1の制御手段を制御する第2の制
    御手段と、 前記第2の制御手段が接続されている第3のバスとを備
    える情報処理装置に、 前記第1のバスに接続されているとともに、前記第3の
    バスに接続され、前記第2の制御手段から出力される所
    定のデータを一時記憶し、出力のタイミングを調整する
    調整ステップと、 前記第2の制御手段と前記記憶手段との間のデータ転送
    を制御する制御ステップと、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との通信に用
    いられる所定のデータを記憶する記憶ステップと、 前記第2の制御手段と前記記憶手段とを直接通信させる
    通信ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが
    読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
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