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JP2000082975A - Cdma受信機 - Google Patents

Cdma受信機

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JP2000082975A
JP2000082975A JP25268798A JP25268798A JP2000082975A JP 2000082975 A JP2000082975 A JP 2000082975A JP 25268798 A JP25268798 A JP 25268798A JP 25268798 A JP25268798 A JP 25268798A JP 2000082975 A JP2000082975 A JP 2000082975A
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JP25268798A
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Yoshinobu Haga
嘉伸 芳賀
Taku Mikami
卓 三上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to GB9917828A priority patent/GB2342019B/en
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Priority to CNB991183843A priority patent/CN1242583C/zh
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力及び逆拡散開始タイミングの検出
精度を向上する。 【解決手段】 受信状態検出部(RSSI検出部)60におい
て受信状態を検出し、サンプリング制御部61は受信状
態の良否に応じてマッチトフィルタ58のオーバサンプ
ル数(サンプリング速度)を決定し、マッチトフィルタ
58は該サンプリング速度でサンプリングしてなる受信
拡散データ列と参照符号列(ショートコード)との相関
値を演算し、タイミング検出部59は相関値が最大とな
るタイミングを逆拡散開始タイミングとする。サンプリ
ング制御部61は受信状態が良ければオーバーサンプル
数を少なくしてマッチトフィルタ58の動作速度を低速
にして低消費電力化を可能にし、受信状態が悪ければオ
ーバサンプル数を多くして逆拡散タイミングの検出精度
を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCDMA受信機に係
わり、特に、所定の拡散符号列で拡散したデータを含む
信号を受信し、受信信号を所定サンプリング速度でサン
プリングして得られる拡散データ列と参照符号列との相
関値を演算し、相関値が最大となるタイミングを逆拡散
開始タイミングとするCDMA受信機に関する。近年の
移動通信分野においては、端末の小型化競争が激しく、
低消費電力化が求められている。本発明は低消費電力化
が可能なCDMA受信機を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤレスマルチメディア通信を実現す
る次世代の移動通信システムとして、DS-CDMA(Direct S
equence Code Division Multiple Access:直接拡散符号
分割多元接続)技術を用いたデジタルセルラー無線通信
システムの開発が進められている。かかるCDMAデジタル
セルラー無線通信システムにおいて、基地局は制御情報
やユーザ情報を拡散符号で多重して伝送し、各移動局は
基地局より制御情報を受信すると共に、基地局より指定
された拡散符号を用いて伝送情報を拡散して伝送する。
又、移動局は該制御情報を取り込むことにより種々の制
御たとえば位置登録、周辺基地局の情報収集などを行な
うと共に発呼、着信待ち受け制御などを行う。かかるCD
MAデジタルセルラー無線通信システムにおいて、移動局
が基地局より制御情報を受信するためには、拡散変調さ
れた拡散データの開始タイミング(位相)を識別するこ
とが必要である。
【0003】図13は制御チャネル及びユーザチャネル
の送信データを符号多重して伝送する基地局装置のCD
MA送信機の構成図である。図中、111〜11nはそれ
ぞれ制御/ユーザチャネルの拡散変調部であり、それぞ
れ、フレーム生成部21、フレームデータを並列データ
に変換する直列/並列変換部(S/P変換部)22、拡
散回路23を備えている。フレーム生成部21は、直列
の送信データD1を発生する送信データ発生部21a、
パイロット信号Pを発生するパッロット信号発生部21
b、直列データD1を所定ビット数毎にブロック化し、
その前後にパイロット信号Pを挿入してフレーム化する
フレーム化部21cを備えている。パイロット信号はた
とえばオール”1”で、伝送による位相回転量を受信機
において認識してデータにその分逆方向に位相回転を施
すためのものである。
【0004】S/P変換部22はフレームデータ(パイ
ロット信号及び送信データ)を1ビットづつ交互に振り
分けて同相成分(I成分:In-Phase compornent)データ
と直交成分(Q成分:Quadrature compornent)データの
2系列DI,DQに変換する。拡散回路23は基地局固有
のpn系列(ロングコード)を発生するpn系列発生部
23a、制御チャネルやユーザチャネル固有の直交ゴー
ルド符号(ショートコード)を発生するショートコード
発生器23b、ロングコードとショートコードのEOR
(排他的論理和)を演算して拡散符号C1を出力するEXO
R回路23c、2系列のデータDI,DQ(シンボル)と
拡散符号C1の排他的論理和を演算して拡散変調するE
XOR回路23d、23eを備えている。尚、”1”は
レベル−1、”0”はレベル1のため、信号同士の排他
的論理和は乗算と同じである。
【0005】12iは各制御チャネル、ユーザチャネル
の拡散変調部111〜11nから出力されるI成分の拡散
変調信号VIを合成してI成分の符号多重信号ΣVIを出
力する合成部、12qは各拡散変調部111〜11nから
出力されるQ成分の拡散変調信号VQを合成してQ成分
の符号多重信号ΣVQを出力する合成部、13i,13
qは各符号多重信号ΣVI,ΣVQの帯域を制限するFI
R構成のチップ整形フィルタ、14i,14qは各フィ
ルタ13i,13qの出力をDA変換するDAコンバー
タ、15はI,Q成分の符号多重信号ΣVI,ΣVQにQ
PSK直交変調を施して出力する直交変調器、16は直
交変調器の出力信号周波数を無線周波数に変換すると共
に高周波増幅して送出する送信回路、17はアンテナで
ある。
【0006】図14は移動局の受信装置の構成図であ
り、21はアンテナ、22は受信回路であり、増幅動作
やRFからIFへの周波数変換動作を行うもの、23は
QPSK直交検波を行ってI,Q信号を出力するQPS
K直交検波部、24は検波出力であるベースバンドのア
ナログI,Q信号をデジタルのI,Qデータに変換する
ADコンバータ、25は基地局と同一の拡散符号列を
I,Qデータに乗算して逆拡散する逆拡散回路、26は
同期検波、データ判定、誤り訂正等を行うデータ復調
部、27はサーチャである。
【0007】サーチャ27は、相関演算を行うマッチト
フィルタ31、拡散開始タイミング(位相)を識別する
タイミング同定部32、参照符号列を発生するためのコ
ードテーブル33を備えている。マッチトフィルタ31
は、逆拡散開始のタイミングを同定するために、受信し
た拡散データ列と参照符号列との相関演算を行う。タイ
ミング同定部32は受信した拡散データ列と参照符号列
との相関値が設定レベル以上になるタイミングに基づい
て拡散開始タイミング(位相)を取得する。
【0008】図15はマッチトフィルタの構成及び逆拡
散タイミング特定法の説明図である。マッチトフィルタ
31において31aはベースバンドの拡散データ列をチ
ップ周波数で順次シフトする(n+1)チップのシフトレジ
スタ(s0〜sn)、31bは参照符号である拡散符号列
をチップ周波数で順次シフトする (n+1)チップのシフト
レジスタ(c0〜cn)、31cはベースバンドの拡散デ
ータ列と拡散符号列の対応ビットを乗算する(n+1)個の
乗算器(MP0〜MPn)、31dは各乗算回路の出力を加算す
る加算回路である。
【0009】受信した拡散データ列と参照符号列との相
関演算をマッチトフィルタ31で行うと、これら拡散デ
ータ列と参照符号列の位相が一致した時点において相関
値が大きくなる。そこで、タイミング同定部32はマッ
チトフィルタ31より出力する相関値を監視し、該相関
値が設定レベルより大きくなった時点を逆拡散の開始タ
イミングと同定して出力する。
【0010】以上は、直交検波器23(図14)の出力
信号をチップ周波数でサンプリング、AD変換して得ら
れる拡散データ列をシフトレジスタ31aに入力した場
合であり、1チップ期間につき1個の相関値が得られ
る。しかし、サンプリング周波数を高速にすると1チッ
プ期間に複数の相関値を得ることができる。図16はオ
ーバーサンプリング数と相関値出力の関係を示すシミュ
レーション結果説明図であり、8オーバーサンプリング
時のMF相関値出力を示している。シュミレーション条
件は、 (1) 拡散コード:M系列(x18+x7+1)、 (2) 拡散率:16, (3) MFタップ数:256タップ, (4) ロールオフ特性:sin曲線で代用、 である。
【0011】このMF相関値出力特性より明らかなよう
に、8オーバーサンプリングにより、1チップ期間につ
き8個の相関値を得ることができる。例えば、アイパタ
ーンの一番開いている所をサンプリングした時の相関値
出力を1とすると、1/8チップ離れると約0.5dB劣化し、
2/8チップ離れると約3dB劣化し、4/8チップ離れると相
関値出力なしとなる。以上より、(1) サンプリング周波
数をチップ周波数のn倍にすると、すなわち、nオーバ
サンプリングにすると、相関値を1/nチップの位相間
隔で得ることができる。従って、サンプリング周波数が
チップ周波数と等しい場合に比べn倍の位相精度で相関
値が最大のタイミングすなわち逆拡散タイミングを得る
ことができる。
【0012】又、MF相関値出力特性より、(2) マッチ
トフィルタの相関演算のタイミングが正規のタイミング
からから±1/2チップ以上ずれると逆拡散出力が得ら
れないこと、及び、又、該ズレ(位相差)が±1/2チッ
プ以内であっても、位相差が大きくなると逆拡散出力が
小さくなることがわかる。図17はオーバサンプリング
数n=4,8,16の場合における受信回線品質(C/N
比)とBER(Bit Error Rate)の関係図である。1は4倍
オーバサンプリング時(n=4)のBER-C/N比特性、2
は8倍オーバサンプリング時のBER-C/N比特性、3は1
6倍オーバサンプリング時のBER-C/N比特性である。オ
ーバサンプリング数が大きいほど同一のC/N比に対してB
ERは小さくなっており、これにより、受信状態が悪い場
合でもオーバサンプリング数を増加すればBERを小さく
できることがわかる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】相関器において逆拡散
を行う場合、逆拡散タイミングが1チップずれると逆拡
散出力が得られない。又、位相ずれが大きくなるほど逆
拡散出力が小さくなる。特に、受信レベルが小さいと、
位相ずれによる影響が大きく、位相差によりビットエラ
ーが増大する。このため、従来はマッチトフィルタのサ
ンプルレートを大きくして逆拡散開始タイミングの検出
精度を向上させている。しかし、マッチトフィルタは図
15に示すようにベースバンドの拡散データ用と参照符
号列用の2つのシフトレジスタ31a,31b、それら
を乗算するための乗算回路31cおよび積分するための
加算回路31dからなっている。さらに,マッチトフィ
ルタ31にはA/Dコンバータ24(図14)が接続さ
れており、これらを含めると回路規模が非常に大きく、
動作周波数が高くなれば高くなるほど消費電力が大きく
なってしまい、低消費電力化のネックとなっている。こ
のため、マッチトフィルタのサンプルレートを大きくす
る従来のCDMA受信機は消費電力が大きくなる問題が
あった。以上より、本発明の目的は低消費電力化が可能
であり、しかも、逆拡散タイミングの検出精度を維持で
きるCDMA受信機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上課題は本発明によれ
ば、受信状態を検出する受信状態検出部、受信状態の良
否に応じてサンプリング速度を決定するサンプリング制
御部、受信信号を前記サンプリング速度でサンプリング
してなる拡散データ列と参照符号列との相関値を演算す
る相関器(マッチトフィルタ)、相関値が最大となるタ
イミングを求め、該タイミングを逆拡散開始タイミング
とするタイミング検出部を備えたCDMA受信機により
達成される。すなわち、受信状態が良ければオーバーサ
ンプル数を少なくしてマッチトフィルタの動作速度を低
速にし、これにより低消費電力を可能にし、受信状態が
悪ければオーバサンプル数を多くして逆拡散タイミング
の検出精度を向上する。
【0015】前記受信状態を検出する受信状態検出部と
して、受信電界強度を検出する受信電界強度検出部、
AGC回路の制御電圧を検出するAGC制御電圧検出
部、逆拡散後の信号電力を検出するパワー検出部、
逆拡散後のSIR(信号干渉波比)を検出するSIR検
出部、受信符号のビットエラーレートを検出するビッ
トエラーレート検出部を用いることができる。又、制御
の初期段階では受信電界強度またはAGC制御電圧に応
じてサンプリング速度を制御し、ついで、逆拡散信号電
力またはSIRに応じて、あるいは、更にビットエラー
レートに応じてサンプリング速度を制御する。このよう
にすれば、初期同期時などチャネル推定が未だ行われて
いない段階からマッチトフィルタのサンプリング速度を
制御することができ、サンプリング速度の最適速度への
収束時間を短縮でき、また、CDMA受信機の消費電力
を小さくできる。
【0016】
【発明の実施の形態】(a)第1実施例 図1は受信電界強度を検出し、その検出値に応じてマッ
チトフィルタのオーバーサンプル数を制御する本発明の
第1のCDMA受信機の構成図である。図中、51はア
ンテナ、52はアンテナ受信信号を高周波増幅動作やR
FからIFへの周波数変換動作などを行う無線部、53
はQPSK直交検波を行ってI,Q信号を出力すると共
に、該アナログI,Q信号をデジタルのI,Qデータに
変換して出力するベースバンド部である。なお、ベース
バンド部53のADコンバータ(後述)はチップ速度の
n倍のオーバサンプリング速度でアナログI,Q信号
をサンプリングし、AD変換してベースバンドのデジタ
ルの受信拡散データ列を出力する。54は基地局と同一
の拡散コードを用いて発生した拡散符号列をベースバン
ド53から出力するI,Qデータに乗算して逆拡散する
逆拡散回路、55aは同期検波を行う同期検波器、55
bは、データ判定及び、誤り訂正等を行う符号判定/誤
り訂正部、56は SIR(Signal Interference Rati
o)を検出して出力するSIR検出部、57は所定の拡散
コードタイミングで参照符号列を発生する拡散符号列発
生器である。
【0017】58はマッチトフィルタ(相関器)であり、
チップ速度の2n倍のオーバサンプリング速度でAD変
換されたベースバンドの受信拡散データ列を入力され、
該受信拡散データ列と参照符号列との相関値を演算して
出力するもの、59はマッチトフィルタ58から出力す
る相関値が最大となるタイミングを検出して逆拡散タイ
ミングとするタイミング検出部である。60は受信電界
強度RSSI(Receive Signal Strength Indication)を検出
するRSSI検出部で、無線部52の中間周波増幅器の出力
より、あるいはベースバンド部53の検波出力よりRSSI
を検出する。61はサンプリング制御部であり、受信状
態の良否、すなわち、受信電界強度に基づいてマッチト
フィルタ31のサンプリング周波数(オーバーサンプル
数)を制御し、該周波数を有するクロック信号CSPL
発生するものである。オーバサンプル数nとは、サンプ
リング周波数がチップ周波数のn倍であることを意味す
る。
【0018】図2は無線部とベースバンド部の構成図で
ある。無線部52において、52aはアンテナ同調部、
52bは高周波増幅器、52cはRF信号をIF信号に
変換する周波数変換部、52dはIF増幅器、52eは
IF出力レベルに基づいて高周波増幅器のゲインを制御
してIF出力が一定値になるよう制御するAGC回路
で、RSSI検出部60(図1)はIF増幅器52dの出力
信号よりRSSIを検出する。ベースバンド部53におい
て、53aはQPSK直交検波を行ってI,Q信号を出
力するQPSK直交検波部、53bはサンプリング制御
部61から出力する所定サンプリング周波数のクロック
信号CSPLに基づいてアナログI,Q信号をデジタルの
I,Qデータ(ベースバンドの拡散データ列)に変換し
て出力するAD変換器である。
【0019】図3はサンプリング制御部61の周辺回路
構成図であり、図1、図2と同一部分には同一符号を付
している。サンプリング制御部61において、61aは
ROMテーブルであり、検出されたRSSI値に対して最適
なマッチトフィルタ58のオーバーサンプル数が予め書
き込まれている。このROMテーブル61aには、例え
ば、(1) オーバサンプル数を22(=4)から23(=
8)、あるいは8から4にする受信電界強度の第1のし
きい値SH4として50dBμ、(2) オーバサンプル数を
3(=8)から24(=16)、あるいは16から8に
する受信電界強度の第2のしきい値SH8として20dBμ
が記憶されている。61bはRSSI値に基づいてオーバサ
ンプル数(オーバサンプリング周波数)を決定する制御回
路、61cは制御回路61bが決定したオーバサンプル
数に応じたサンプリング周波数のクロック信号CSPL
発生する可変クロック発生部である。この可変クロック
発生部61cの出力クロックと拡散符号列発生器57に
入力する拡散コードタイミングは同期制御される。
【0020】図4はサンプリング制御部61の制御回路
61bによるオーバサンプル数決定処理フローであり、
受信電界強度に応じてオーバサンプル数を4,8,16
の間で切り替える場合である。CDMA受信機の起動
時、オーバサンプル数Nを8に初期設定する(ステップ
101)。ついで、RSSI検出部60よりRSSI値を所定時
間取り込み(ステップ102)、その平均値AVGを計
算して記憶する(ステップ103)。平均値算出後、R
OMテーブル61aを参照して第1のしきい値SH4
(=50dBμ)を読み取り(ステップ104)、AVG>
SH4(=50dBμ)であるか判定する(ステップ10
5)。AVG>SH4であれば、すなわち、受信状態が
良好であれば、オーバサンプル数Nを4に減小し(ステ
ップ106)、ステップ102に戻り以降の処理を繰り
返す。
【0021】一方、ステップ105において、AVG≦
SH4(=50dBμ)であれば、ROMテーブル61aを
参照して第2のしきい値SH8(=20dBμ)を読み取り
(ステップ107)、AVG>SH8(=20dBμ)であ
るか判定する(ステップ108)。AVG>SH8であ
れば、すなわち、受信電界強度が20dBμ〜50dBμであ
り、受信状態が普通あるいはそれほど悪くなければオー
バサンプル数Nを8にし(ステップ109)、ステップ
102に戻って以降の処理を繰り返す。しかし、ステッ
プ108において、AVG≦SH8(=20dBμ)であれ
ば、すなわち、受信状態が悪ければ、オーバサンプル数
Nを16にし(ステップ110)、ステップ102に戻
り以降の処理を繰り返す。以上のように、受信状態が良
ければオーバーサンプル数を少なくしてマッチトフィル
タの動作速度を低速にして低消費電力化を可能にし、受
信状態が悪ければオーバサンプル数を多くして逆拡散タ
イミングの検出精度を向上する。なお、以上では、受信
電界強度に応じてオーバサンプル数を3段階に切り替え
た場合であるが、2段階あるいは4段階以上に切り替え
るよう構成することもできる。
【0022】(b)第2実施例 図5は本発明の第2実施例の構成図であり、図1の第1
実施例と同一部分には同一符号を付している。第1実施
例と異なる点は、RSSI検出部60を削除し、その替わり
にAGC(自動利得制御)電圧を検出するAGC電圧検
出部65を設けている点、サンプリング制御部61が受
信状態の良否をRSSI値により決定せずAGC電圧により
決定し、AGC電圧に基づいてマッチトフィルタ58の
オーバサンプル数を制御する点である。受信状態が良好
の場合、IF増幅器52d(図2参照)の出力が大きく
なり、AGC回路52eの出力であるAGC制御電圧が
小さくなる。逆に、受信状態が良好でない場合、IF増
幅器52dの出力が小さくなり、AGC制御電圧が大き
くなる。AGC電圧検出部65はこのAGC制御電圧を
検出してサンプリング制御部61に入力する。サンプリ
ング制御部61はAGC制御電圧が小さければ受信状態
が良好であるからオーバサンプル数を小さくしてマッチ
トフィルタの動作速度を低速にし、AGC制御電圧が大
きければ受信状態が不良であるからオーバサンプル数を
大きくしてマッチトフィルタの動作速度を高速にする。
なお、AGC制御電圧値に基づいて2段階又は数段階の
オーバサンプル数の制御を行うことができる。以上で
は、AGC増幅器のゲインをAGC制御電圧で制御して
出力を一定にする場合である。AGC増幅器の替わりに
ステップアッテネータを用い、その減衰度を制御して出
力を一定にすることもでき、かかる場合には、ステップ
アッテネータ制御電圧に基づいてオーバサンプル数を制
御する。
【0023】(c)第3実施例 図6は本発明の第3実施例の構成図であり、図1の第1
実施例と同一部分には同一符号を付している。第1実施
例と異なる点は、RSSI検出部60を削除し、替わって同
期検波器55aの出力信号(逆拡散信号)の電力を検出
するパワー検出部70を設けている点、サンプリング制
御部61が受信状態の良否を逆拡散信号電力により決定
し、逆拡散信号電力に基づいてマッチトフィルタ58の
オーバサンプル数を切り替える点である。受信状態が良
好の場合、逆拡散信号電力が大きくなり、逆に、受信状
態が良好でない場合、逆拡散信号電力が小さくなる。パ
ワー検出部70はこの逆拡散信号電力を検出してサンプ
リング制御部61に入力する。サンプリング制御部61
はパワー検出70から入力する逆拡散信号電力を参照
し、電力が大きければ受信状態は良好であるとみなして
オーバサンプル数を小さくしてマッチトフィルタの動作
速度を低速にし、逆拡散信号電力が小さければ受信状態
は良好でないと判定してオーバサンプル数を大きくして
マッチトフィルタの動作速度を高速にする。なお、サン
プリング制御部61は逆拡散信号電力値に基づいて2段
階又は数段階のオーバサンプル数の制御を行うことがで
きる。
【0024】基地局よりの拡散データ列を1つの基地局
コード(拡散符号)を用いて受信するシングルコードの
場合、逆拡散信号電力をそのまま制御パラメータに使用
できる。しかし、ソフトハンドオフのように複数の基地
局よりの拡散データ列を複数の基地局コードを用いて同
時に受信するマルチコードの場合などは、各基地局より
の拡散データ列を逆拡散して得られる逆拡散信号電力の
うち最小の電力を求め、該最小電力に基づいてオーバサ
ンプル数を決定する。図7は逆拡散信号電力の算出構成
図で、MPは乗算器、AVRは平均値回路である。逆拡
散、同期検波により得られたI信号(In-Phase 信号)、
Q信号(Quadrature 信号)はI-Q複素表記するとI+jQ=(I
2+Q2)1/2exp(jθ)となる。従って、乗算部MPでr=(I
+jQ)とその複素共役r*=(I-jQ)を掛け合わせ、しかる
後、平均値回路AVRで平均化して電力(I2+Q2)を出力
する。
【0025】(d)第4実施例 図8は本発明の第4実施例の構成図であり、図1の第1
実施例と同一部分には同一符号を付している。第1実施
例と異なる点は、RSSI検出部60を削除している点、サ
ンプリング制御部61が受信状態の良否をSIRにより
決定し、SIR値に基づいてマッチトフィルタ58のオ
ーバサンプル数を切り替える点である。第3実施例では
逆拡散信号電力が大きければ受信状態が良好であるとし
ている。しかし、干渉波も大きい場合があり、かかる場
合には良好な受信状態と云えない。すなわち、逆拡散信
号電力が大きければ受信状態が良好であると必ずしも云
えない。これに対して、受信状態が良好であれば必ずS
IRが大きくなり、逆に、受信状態が良好でなければS
IRが小さくなる。SIR検出部56はSIRを検出し
てサンプリング制御部61に入力する。サンプリング制
御部61はSIR検出部56から入力するSIRの大小
を判断し、SIRが大きければ受信状態が良好であるか
らオーバサンプル数を小さくしてマッチトフィルタの動
作速度を低速にし、SIRが小さければ受信状態が不良
であるからオーバサンプル数を大きくしてマッチトフィ
ルタの動作速度を高速にする。なお、サンプリング制御
部61はSIRに基づいて2段階又は数段階のオーバサ
ンプル数の制御を行うことができる。
【0026】図9(a)はSIR検出装置の構成図であ
る。図中、56aは信号点位置変更部であり、図9
(b)に示すようにI−jQ複素平面における受信信号
点の位置ベクトルR(I成分はRI、Q成分はRQ)を第
1象限に縮退するものである。具体的には、信号点位置
変更部56aは受信信号点の位置ベクトルRのI成分
(同相成分)RI及びQ成分(直交成分)RQの絶対値を
とって該位置ベクトルをI−jQ複素平面の第1象限信
号に変換する。56bはNシンボル分の受信信号点位置
ベクトルの平均値mを演算する平均値演算部、56cは
平均値mのI,Q軸成分を二乗して加算することにより
2(希望信号の電力S)を演算する希望波電力演算部
である。56dは受信信号点の位置ベクトルRのI成分
I、Q成分RQを二乗して加算することにより、すなわ
ち次式 P=RI 2+RQ 2 を演算することにより、受信電力Pを計算する受信電力
算出部である。56eは受信電力の平均値を演算する平
均値演算部、56fは受信電力の平均値からm2(希望
波電力S)を減算して干渉波電力Iを出力する減算器、
56gは希望波電力Sと干渉波電力Iより次式 SIR=S/I によりSIRを演算するSIR演算部である。
【0027】(e)第5実施例 図10は本発明の第5実施例の構成図であり、図1の第
1実施例と同一部分には同一符号を付している。第1実
施例と異なる点は、RSSI検出部60を削除し,替わって
BER測定部80を設けている点、サンプリング制御部
61が受信状態の良否をBER(Bit Error Rate)によ
り決定し、BER値に基づいてマッチトフィルタ58の
オーバサンプル数を切り替える点である。符号判定/誤
り訂正部55bはデータに予め付加されている誤り検出
訂正用コード(Error Correction Code)を用いて誤り検
出訂正を行い、識別した符号を出力すると共に、誤り検
出時に誤り検出信号をBER測定部80に入力する。B
ER測定部80は誤り検出信号を計数し一定時間毎の誤
り検出回数をBERとしてサンプリング制御部61に入
力する。サンプリング制御部61はBERとしきい値と
の大小を判断し、BERが小さければ受信状態が良好で
あるからオーバサンプル数を小さくしてマッチトフィル
タの動作速度を低速にし、BERが大きければ受信状態
が良好でないからオーバサンプル数を大きくしてマッチ
トフィルタの動作速度を高速にする。なお、サンプリン
グ制御部61はBERに基づいて2段階又は数段階のオ
ーバサンプル数の制御を行うことができる。
【0028】図11は第5実施例におけるオーバサンプ
ル数切替制御の説明図で、1は4倍オーバサンプリング
時(n=4)のBER-C/N比特性、2は8倍オーバサンプ
リング時のBER-C/N比特性、3は16倍オーバサンプリ
ング時のBER-C/N比特性である。サンプリング数の変更
判定しきい値をBER=1×10-5とすれば、図中の太線で示
すようにオーバサンプリング数が遷移する。すなわち、
C/N比>15.6dBでは4オーバーサンプル動作、13dB<C/N
比<15.6dBでは8オーバーサンプル動作、C/N比<13dB
では16オーバーサンプル動作となる。以上では、EC
Cコードによる誤り検出によりBERを測定した場合で
あるが、同期ワードなどのユニークワードや既知のビッ
ト列を送信側においてあらかじめスロット挿入してお
き、受信側においてそのビット列を用いてフレーム単位
等の一定時間内の平均ビットエラーレート(BER)を
測定し、その測定結果に応じてマッチトフィルタ58の
オーバーサンプル数を制御することもできる。
【0029】(f)第6実施例 図12は本発明の第6実施例の構成図であり、複数段階
にわたってオーバサンプル数を制御する実施例であり、
第1〜第5実施例と同一部分には同一符号を付してい
る。第6実施例は、チャネル推定が不可能な制御の初
期段階では受信電界強度(RSSI値)またはAGC制御電圧
値に基づいてマッチトフィルタ58のオーバサンプル数
の制御を行い、逆拡散が可能となる次の段階では、逆
拡散信号電力あるいはSIRに基づいてマッチトフィル
タのオーバサンプル数の最適化制御を行い、BERが
得られる最後の段階では、BER値に基づいてマッチト
フィルタのオーバーサンプル数を微調整する。
【0030】すなわち、チャネル推定が不可能な制御の
初期段階において、RSSI検出部60あるいはAGC電圧
検出部65は、受信電界強度RSSIあるいはAGC制御電
圧を検出し、サンプリング制御部61に入力する。サン
プリング制御部61は該検出値に基づいてマッチトフィ
ルタ58のオーバーサンプル数を制御する。ついで、逆
拡散可能状態になれば、SIR検出部56あるいは逆拡
散信号電力検出部70はSIRあるいは逆拡散信号電力
を検出し、サンプリング制御部61に入力する。サンプ
リング制御部61は該検出値に基づいてマッチトフィル
タ58のオーバーサンプル数を制御する。しかる後、B
ERが得られる状態になれば、BER測定部80はBE
Rを測定してサンプリング制御部61に入力する。サン
プリング制御部61は該BER値に基づいてマッチトフ
ィルタ58のオーバーサンプル数を制御する。
【0031】以上より、制御の初期段階からマッチトフ
ィルタのオーバサンプル数を制御できるため高速のオー
バサンプル数制御ができ、しかも、オーバサンプル数の
最適化制御及びオーバサンプル数の収束時間の高速化が
可能になる。なお、以上では3段階でオーバサンプル数
を制御した場合であるが、3段階のいずれかを省略して
2段制御とするか、または各段階の検出をさらに分割し
数段階の制御を行うように構成することができる。又、
各段階のオーバーサンプル数制御において、制御ループ
収束の高速化および最適化のために、制御係数に重み付
けを行うことも可能である。以上、本発明を実施例によ
り説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の
主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを
排除するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上本発明によれば、受信状態が良い場
合にはオーバーサンプル数を少なくしてマッチトフィル
タの動作速度を低速にし、受信状態が良好でない場合の
みマッチトフィルタの動作速度を高速にして逆拡散タイ
ミングの検出精度を向上するようにしたから、低消費電
力化が可能となり、しかも、受信状態が良好でない場合
であっても逆拡散タイミングの検出精度を向上すること
ができる。又、本発明によれば、受信状態を検出する受
信状態検出部として、受信電界強度を検出する受信電
界強度検出部、AGC回路の制御電圧を検出するAG
C制御電圧検出部、逆拡散後の信号パワーを検出する
パワー検出部、逆拡散後のSIRを検出するSIR検
出部、受信符号のビットエラーを検出するビットエラ
ー検出部を用いることができる。このため、本発明によ
れば、適宜の手段を用いて低消費電力化及び逆拡散タイ
ミングの検出精度の向上が可能になる。
【0033】又、本発明によれば、制御の初期段階では
受信電界強度またはAGC制御電圧に基づいてサンプリ
ング速度を制御し、ついで、逆拡散信号電力またはSI
Rに基づいて、あるいは、更にビットエラーレートに基
づいてサンプリング速度を制御するようにしたから、初
期起動時などチャネル推定が未だ行われていない段階か
らマッチトフィルタのサンプリング速度を制御すること
ができ、このため、サンプリング速度の最適化及び制御
の収束時間を短縮でき、また、消費電力を小さくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図2】無線部及びベースバンド部の構成図である。
【図3】サンプリング制御部の周辺回路構成例である。
【図4】オーバーサンプル数決定処理フローである。
【図5】本発明の第2のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図6】本発明の第3のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図7】電力算出構成図である。
【図8】本発明の第4のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図9】SIR検出装置の構成及び動作説明図である。
【図10】本発明の第5のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図11】第5実施例によるオーバサンプル数の切替制
御説明図である。
【図12】本発明の第6のCDMA受信機の構成図であ
る。
【図13】CDMA送信機の構造図である。
【図14】移動局の受信装置の構成図である。
【図15】マッチトフィルタの構成及び逆拡散タイミン
グ特定法の説明図である。
【図16】オーバーサンプリング数と相関値出力の関係
を示す説明図である。
【図17】サンプリング数状態遷移説明図である。
【符号の説明】
51・・アンテナ 52・・無線部 53・・ベースバンド部 54・・相関器(逆拡散回路) 55・・符号判定/誤り訂正部 56・・SIR検出部 57・・拡散符号列発生器 58・・マッチトフィルタ 59・・タイミング検出部 60・・RSSI検出部 61・・サンプリング制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の拡散符号列で拡散したデータを含
    む信号を受信し、受信信号を所定サンプリング速度でサ
    ンプリングして得られる拡散データ列と参照符号列との
    相関値を演算し、相関値が最大となるタイミングを逆拡
    散開始タイミングとするCDMA受信機において、 受信状態を検出する受信状態検出部、 受信状態の良否に応じてサンプリング速度を決定するサ
    ンプリング制御部、 受信信号を前記サンプリング速度でサンプリングしてな
    る拡散データ列と参照符号列との相関値を演算する相関
    器、 相関値が最大となるタイミングを求めるタイミング検出
    部を備えたことを特徴とするCDMA受信機。
  2. 【請求項2】 サンプリング制御部は、受信状態が良好
    であればサンプリング速度が低くなるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のCDMA受信機。
  3. 【請求項3】 前記受信状態検出部は受信電界強度を検
    出する受信電界強度検出部を備え、サンプリング制御部
    は強電界時に相関器のオーバサンプル数を小さくし、弱
    電界時にオーバサンプル数を大きくすることを特徴とす
    る請求項2記載のCDMA受信機。
  4. 【請求項4】 前記受信状態検出部はAGC回路の制御
    電圧を検出するAGC制御電圧検出部を備え、サンプリ
    ング制御部はAGC制御電圧が小さい時に相関器のオー
    バサンプル数を小さくし、大きい時にオーバサンプル数
    を大きくすることを特徴とする請求項2記載のCDMA
    受信機。
  5. 【請求項5】 前記受信状態検出部は逆拡散後の信号パ
    ワーを検出するパワー検出部を備え、サンプリング制御
    部は信号パワーが大きい時にオーバサンプル数を小さく
    し、小さい時にオーバサンプル数を大きくすることを特
    徴とする請求項2記載のCDMA受信機。
  6. 【請求項6】 前記受信状態検出部は逆拡散後のSIR
    (信号干渉比)を検出するSIR検出部を備え、サンプ
    リング制御部はSIRが大きい時に相関器のオーバサン
    プル数を小さくし、小さい時にオーバサンプル数を大き
    くすることを特徴とする請求項2記載のCDMA受信
    機。
  7. 【請求項7】 前記受信状態検出部は受信符号のビット
    エラーレートを検出するビットエラーレート検出部を備
    え、サンプリング制御部はビットエラーレートが小さい
    時に相関器のオーバサンプル数を小さくし、大きい時に
    オーバサンプル数を大きくすることを特徴とする請求項
    2記載のCDMA受信機。
  8. 【請求項8】 前記サンプリング制御部は、制御の初期
    段階では受信電界強度またはAGC制御電圧に応じてサ
    ンプリング速度を制御し、ついで、逆拡散後の信号パワ
    ーまたはSIRに応じて、あるいは、更にビットエラー
    レートに応じてサンプリング速度を制御することを特徴
    とする請求項1記載のCDMA受信機。
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