JP2000077076A - 蓄電池用鉛基合金 - Google Patents
蓄電池用鉛基合金Info
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- JP2000077076A JP2000077076A JP10247941A JP24794198A JP2000077076A JP 2000077076 A JP2000077076 A JP 2000077076A JP 10247941 A JP10247941 A JP 10247941A JP 24794198 A JP24794198 A JP 24794198A JP 2000077076 A JP2000077076 A JP 2000077076A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】蓄電池の陽極格子として使用したときに、腐食
による短絡を防止し、短絡によって電池寿命が短くなる
のを防止する。 【解決手段】Pb−0.05〜0.20%Ca−0.5
0〜2.00%Sn系またはPb−0.50〜2.00
%Sb系の鉛基合金に、Liを0.01%〜0.3%、
Srを0.01%〜3%、Baを0.01%〜0.3%
の1種または2種以上を添加する。Li、Sr、Baの
添加により鉛基合金の耐食性が向上する。
による短絡を防止し、短絡によって電池寿命が短くなる
のを防止する。 【解決手段】Pb−0.05〜0.20%Ca−0.5
0〜2.00%Sn系またはPb−0.50〜2.00
%Sb系の鉛基合金に、Liを0.01%〜0.3%、
Srを0.01%〜3%、Baを0.01%〜0.3%
の1種または2種以上を添加する。Li、Sr、Baの
添加により鉛基合金の耐食性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池の極板格
子に使用される鉛基合金に関するものであり、詳しく
は、陽極格子に使用した時の格子腐食を防止できる、耐
食性に優れた鉛基合金組成に係るものである。
子に使用される鉛基合金に関するものであり、詳しく
は、陽極格子に使用した時の格子腐食を防止できる、耐
食性に優れた鉛基合金組成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池は、鉛合金からなる格子体に活
物質を塗布したものが電極として多く使用されている。
従来最も多く使用されている鉛蓄電池の格子用合金は、
Pb−Sb系とPb−Ca系の合金である。Pb−Sb
系は機械的性質に優れ、作業性及び応力腐食性に優れて
いるために使用されている。また、Pb−Ca系合金は
機械的強度もあり、自己放電が少ないために多く使用さ
れている。
物質を塗布したものが電極として多く使用されている。
従来最も多く使用されている鉛蓄電池の格子用合金は、
Pb−Sb系とPb−Ca系の合金である。Pb−Sb
系は機械的性質に優れ、作業性及び応力腐食性に優れて
いるために使用されている。また、Pb−Ca系合金は
機械的強度もあり、自己放電が少ないために多く使用さ
れている。
【0003】鉛蓄電池の劣化原因の一つとして鉛合金か
らなる極板格子の腐食がある。特に陽極の格子で腐食が
起こると、PbがPbOやPbSO4に変化すること
で、極板格子の体積が膨張する。この体積膨張により、
陽極の極板格子が上下方向に伸びて、陽極・陰極格子を
隔離するセパレータの上端から上方に突出すると、陽極
の極板格子と陰極の極板格子の耳部や陰極ストラップと
が接触して、短絡が発生する虞がある。このような短絡
が発生すると、鉛蓄電池の放電電圧が徐々に低下して寿
命となる。また、格子の電気抵抗も大きくなるため、I
Rドロップにより高率放電特性も低下する。
らなる極板格子の腐食がある。特に陽極の格子で腐食が
起こると、PbがPbOやPbSO4に変化すること
で、極板格子の体積が膨張する。この体積膨張により、
陽極の極板格子が上下方向に伸びて、陽極・陰極格子を
隔離するセパレータの上端から上方に突出すると、陽極
の極板格子と陰極の極板格子の耳部や陰極ストラップと
が接触して、短絡が発生する虞がある。このような短絡
が発生すると、鉛蓄電池の放電電圧が徐々に低下して寿
命となる。また、格子の電気抵抗も大きくなるため、I
Rドロップにより高率放電特性も低下する。
【0004】そこで、従来はこの陽極の格子腐食が起き
ないように、Pb−Sb系及びPb−Ca系の鉛合金にS
n、As、Seその他の第三元素を添加し、組成を改良
することで、腐食を抑制するように工夫されてきた。例
えば、特開昭53−76327号公報ではPb−Ca合
金にLi、In、Cu、Zn、Cd、La、Ce、Tl
及びBiからなる群より選択した少なくとも1種の金属
を添加した合金からなる極板格子を備えた鉛蓄電池を開
示している。添加量はLiにおいて0.03〜0.1重
量%、その他の元素においては0.1〜1.0重量%で
あり、Ca量は実施例において0.1重量%である。
ないように、Pb−Sb系及びPb−Ca系の鉛合金にS
n、As、Seその他の第三元素を添加し、組成を改良
することで、腐食を抑制するように工夫されてきた。例
えば、特開昭53−76327号公報ではPb−Ca合
金にLi、In、Cu、Zn、Cd、La、Ce、Tl
及びBiからなる群より選択した少なくとも1種の金属
を添加した合金からなる極板格子を備えた鉛蓄電池を開
示している。添加量はLiにおいて0.03〜0.1重
量%、その他の元素においては0.1〜1.0重量%で
あり、Ca量は実施例において0.1重量%である。
【0005】また、特開平5−1341号公報ではPb
−Sb系合金においてSbを0.2〜4.0重量%、A
sを0.01〜2.0重量%、Seを0.001〜0.
15重量%、Sを0.001〜0.10重量%、Cuを
0.005〜0.15重量%、Biを0.001〜0.
60重量%、Snを0.505〜5.50重量%、残部
Pbからなる蓄電池用鉛合金を開示している。
−Sb系合金においてSbを0.2〜4.0重量%、A
sを0.01〜2.0重量%、Seを0.001〜0.
15重量%、Sを0.001〜0.10重量%、Cuを
0.005〜0.15重量%、Biを0.001〜0.
60重量%、Snを0.505〜5.50重量%、残部
Pbからなる蓄電池用鉛合金を開示している。
【0006】その他、Pb−Ca2元系合金の特性を改
善したPb−Ca−Sn系合金も、蓄電池用の鉛合金と
して知られている。
善したPb−Ca−Sn系合金も、蓄電池用の鉛合金と
して知られている。
【0007】このように、Pb−Sb系及びPb−Ca系
の鉛合金組成を基に、種々の成分改良がなされている。
の鉛合金組成を基に、種々の成分改良がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案されてきた材料組成では、陽極の腐食抑制にはま
だ不十分であった。
で提案されてきた材料組成では、陽極の腐食抑制にはま
だ不十分であった。
【0009】例えば、Pb−Ca合金は粒界腐食しやす
く、粒界腐食を起こすと、結晶粒子の脱落により腐食速
度が大きくなる。Snが添加されても、その腐食形態は
十分改良されず、やはり粒界腐食の形態である。
く、粒界腐食を起こすと、結晶粒子の脱落により腐食速
度が大きくなる。Snが添加されても、その腐食形態は
十分改良されず、やはり粒界腐食の形態である。
【0010】Pb−Sb系合金は均一腐食の形態ではあ
るが、腐食量が十分小さくはない。
るが、腐食量が十分小さくはない。
【0011】従って、本発明は、従来陽極格子に使用さ
れているPb−Sb系、Pb−Ca系の鉛合金の組成を
改良することにより、特に陽極に使用した場合に耐腐食
性を向上させることを課題とする。
れているPb−Sb系、Pb−Ca系の鉛合金の組成を
改良することにより、特に陽極に使用した場合に耐腐食
性を向上させることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために、Pb−Sb系、Pb−Ca系の鉛合金を
ベースに種々の元素を添加し、その特性を詳細に調べ
た。その結果、耐食性が比較的優れていると言われてい
る従来のPb−Sb系合金以上の耐食性を示す合金組成
に至り、本発明を完成した。
決するために、Pb−Sb系、Pb−Ca系の鉛合金を
ベースに種々の元素を添加し、その特性を詳細に調べ
た。その結果、耐食性が比較的優れていると言われてい
る従来のPb−Sb系合金以上の耐食性を示す合金組成
に至り、本発明を完成した。
【0013】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、Ca:0.05〜0.20重量%、Sn:0.50〜
2.00重量%に加え、さらにLi:0.01〜0.3
重量%、Sr:0.01〜3重量%、Ba:0.01〜
0.3重量%の少なくとも1種または2種以上を含み、
残部がPbと不可避不純物とからなる蓄電池用鉛基合金
である。
は、Ca:0.05〜0.20重量%、Sn:0.50〜
2.00重量%に加え、さらにLi:0.01〜0.3
重量%、Sr:0.01〜3重量%、Ba:0.01〜
0.3重量%の少なくとも1種または2種以上を含み、
残部がPbと不可避不純物とからなる蓄電池用鉛基合金
である。
【0014】さらに、請求項2に記載の第2の発明は、
Sb:0.50〜2.00重量%に加え、さらにLi:
0.01〜0.3重量%、Sr:0.01 〜3重量%、
Ba:0.01〜0.3重量%の少なくとも1種または2
種以上を含み、残部がPbと不可避不純物とからなる蓄
電池用鉛基合金である。
Sb:0.50〜2.00重量%に加え、さらにLi:
0.01〜0.3重量%、Sr:0.01 〜3重量%、
Ba:0.01〜0.3重量%の少なくとも1種または2
種以上を含み、残部がPbと不可避不純物とからなる蓄
電池用鉛基合金である。
【0015】尚、本願においては特に断りがない限り、
%は重量%を表す。
%は重量%を表す。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1発明)第1の鉛基合金は、
Pb−Ca−Sn−X系の合金であり、X元素としては
Li、Sr、Baの少なくとも1種または2種以上から選
ばれて添加される。ベースとなる合金はPb−Ca−S
n系である。Pb−Ca系合金は機械的強度もあり自己
放電が少ないため、以前は陽極用格子として一般に使用
されたこともあるが、さらに機械的性質と耐食性を強
め、また、鋳造で格子を製造するために、湯流れ性を高
めることを目的としてSnが添加されたものが使用され
ることが多い。
Pb−Ca−Sn−X系の合金であり、X元素としては
Li、Sr、Baの少なくとも1種または2種以上から選
ばれて添加される。ベースとなる合金はPb−Ca−S
n系である。Pb−Ca系合金は機械的強度もあり自己
放電が少ないため、以前は陽極用格子として一般に使用
されたこともあるが、さらに機械的性質と耐食性を強
め、また、鋳造で格子を製造するために、湯流れ性を高
めることを目的としてSnが添加されたものが使用され
ることが多い。
【0017】そこで、本発明は、そのPb−Ca−Sn
系3元系合金をベースにLi、Sr、Baを添加するこ
とで特性を改善したものである。
系3元系合金をベースにLi、Sr、Baを添加するこ
とで特性を改善したものである。
【0018】Liは、耐食性を向上させるので添加され
ている。0.01%より少ないと耐食性向上効果が十分
ではなく、電極格子の寿命が短くなる。一方、0.3%
を越えると、従来比較的耐食性が優れているとされてい
るPb−Sb合金の耐食性と同等以下になってしまう。
そこでLiの添加量を0.01%〜0.3%とした。
ている。0.01%より少ないと耐食性向上効果が十分
ではなく、電極格子の寿命が短くなる。一方、0.3%
を越えると、従来比較的耐食性が優れているとされてい
るPb−Sb合金の耐食性と同等以下になってしまう。
そこでLiの添加量を0.01%〜0.3%とした。
【0019】Srは、合金の耐食性を向上させるので添
加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効果
が十分ではなく、3%を越えると合金成分を調整する
際、溶湯中に溶解できず合金とすることができない。そ
こで、Srの添加量を0.01%〜3%とした。
加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効果
が十分ではなく、3%を越えると合金成分を調整する
際、溶湯中に溶解できず合金とすることができない。そ
こで、Srの添加量を0.01%〜3%とした。
【0020】Baは、やはり耐食性を向上させるために
添加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効
果が十分ではなく、0.3%を越えると、従来比較的耐
食性が優れているとされているPb−Sb合金の耐食性
と同等以下になってしまう。そこで、Baの添加量を
0.01〜0.3%とした。
添加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効
果が十分ではなく、0.3%を越えると、従来比較的耐
食性が優れているとされているPb−Sb合金の耐食性
と同等以下になってしまう。そこで、Baの添加量を
0.01〜0.3%とした。
【0021】(第2発明)第2の鉛基合金は、Pb−S
b−X系の合金であり、X元素としてはLi、Sr、Ba
の少なくとも1種または2種以上から選ばれて添加され
る。ベースとなる合金はPb−Sb系である。この合金
系においては粒界腐食を起こしにくく、均一腐食の形態
を示す。従って、本発明はPb−Ca系のように第三元
素を添加することなく、Pb−Sb系2元系合金をベー
スに、Li、Sr、Baを添加することで特性を改善し
たものである。
b−X系の合金であり、X元素としてはLi、Sr、Ba
の少なくとも1種または2種以上から選ばれて添加され
る。ベースとなる合金はPb−Sb系である。この合金
系においては粒界腐食を起こしにくく、均一腐食の形態
を示す。従って、本発明はPb−Ca系のように第三元
素を添加することなく、Pb−Sb系2元系合金をベー
スに、Li、Sr、Baを添加することで特性を改善し
たものである。
【0022】Liは、耐食性を向上させるので添加され
ている。0.01%より少ないと耐食性向上効果が十分
ではなく、電極格子の寿命が短くなる。一方、0.3%
を越えると、従来比較的耐食性が優れているとされてい
るPb−Sb合金の耐食性と同等以下になってしまう。
そこでLiの添加量を0.01%〜0.3%とした。
ている。0.01%より少ないと耐食性向上効果が十分
ではなく、電極格子の寿命が短くなる。一方、0.3%
を越えると、従来比較的耐食性が優れているとされてい
るPb−Sb合金の耐食性と同等以下になってしまう。
そこでLiの添加量を0.01%〜0.3%とした。
【0023】Srは、合金の耐食性を向上させるので添
加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効果
が十分ではなく、3%を越えると従来比較的耐食性が優
れているとされているPb−Sb合金の耐食性と同等以
下になってしまう。そこで、Srの添加量を0.01%
〜3%とした。
加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効果
が十分ではなく、3%を越えると従来比較的耐食性が優
れているとされているPb−Sb合金の耐食性と同等以
下になってしまう。そこで、Srの添加量を0.01%
〜3%とした。
【0024】Baは、やはり耐食性を向上させるために
添加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効
果が十分ではなく、0.3%を越えると、従来比較的耐
食性が優れているとされているPb−Sb合金の耐食性
と同等以下になってしまう。そこで、Baの添加量を
0.01〜0.3%とした。
添加されている。0.01%より少ないと耐食性向上効
果が十分ではなく、0.3%を越えると、従来比較的耐
食性が優れているとされているPb−Sb合金の耐食性
と同等以下になってしまう。そこで、Baの添加量を
0.01〜0.3%とした。
【0025】(第1発明、第2発明の共通事項)第1発
明、第2発明の各合金は、平板状に鋳造し、その後圧延
し、エキスパンド加工して格子形状に形成されるのが好
ましい。従って、合金に要求される特性としては耐食性
ばかりではなく、湯流れ性等の鋳造性や、圧延性も要求
される。しかし、電極極板の製造方法はこれに限られて
いる訳ではなく、例えば、鋳造により格子形状を構成す
ることもできる。この場合には、圧延性はあまり要求さ
れない。
明、第2発明の各合金は、平板状に鋳造し、その後圧延
し、エキスパンド加工して格子形状に形成されるのが好
ましい。従って、合金に要求される特性としては耐食性
ばかりではなく、湯流れ性等の鋳造性や、圧延性も要求
される。しかし、電極極板の製造方法はこれに限られて
いる訳ではなく、例えば、鋳造により格子形状を構成す
ることもできる。この場合には、圧延性はあまり要求さ
れない。
【0026】ペースト式極板の場合には、この格子体
に、陽極活物質粉末を希硫酸で練り合わせたペーストを
充填して用いる。また、クラッド式ではガラス繊維また
は合成繊維などで形成されたチューブの中に鉛合金製の
芯金を挿入し、活物質を充填するので、この芯金に本発
明の鉛合金を適用する。
に、陽極活物質粉末を希硫酸で練り合わせたペーストを
充填して用いる。また、クラッド式ではガラス繊維また
は合成繊維などで形成されたチューブの中に鉛合金製の
芯金を挿入し、活物質を充填するので、この芯金に本発
明の鉛合金を適用する。
【0027】
【実施例】具体的な実施例を用いて、本発明をさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
【0028】(実施例1)従来からのPb−Ca−Sn
3元合金に、Li、Sr、Baをそれぞれ添加した合金
について耐食性を検討した。
3元合金に、Li、Sr、Baをそれぞれ添加した合金
について耐食性を検討した。
【0029】供試材は、表1の組成になるように成分調
整を行った溶湯を鋳造し、その鋳造品に機械加工を行っ
て、縦30mm×横20mm×厚さ3mmの矩形のテス
トピースを作製した。このテストピースの内、20mm
×20mm×3mmの部分を電解液に浸漬し、高温・高
濃度の電解液中で通電溶解した際の重量変化量を比較し
た。腐食が進むに連れて腐食生成物が付着し、そのた
め、テストピースの重量が増加する。電解液の種類は硫
酸であり、温度は90℃、濃度は60%、電圧は約3
V、電流は0.4A、通電時間は100時間である。な
お、この試験は定電流試験なので、腐食の進行に伴い皮
膜が形成され、電圧は徐々に上昇する。その結果を表1
に合わせて示す。なお、表1中の溶出とは硫酸中での通
電によりテストピースが溶けてなくなる(腐食量が大、
すなわち耐食性が悪い)という意味である。また、図1
はそれをグラフ上にプロットしたものであり、横軸はL
i、Sr、Baの添加量を示し、縦軸は単位面積当たり
の重量変化量を示す。なお、本実施例では、Ca量を
0.10%、Sn量を1.00%に固定しているが、C
aを0.05〜0.20%、Sn量を0.5〜2.0%
の範囲で変化させても耐食性に影響がないことを確認し
ている。
整を行った溶湯を鋳造し、その鋳造品に機械加工を行っ
て、縦30mm×横20mm×厚さ3mmの矩形のテス
トピースを作製した。このテストピースの内、20mm
×20mm×3mmの部分を電解液に浸漬し、高温・高
濃度の電解液中で通電溶解した際の重量変化量を比較し
た。腐食が進むに連れて腐食生成物が付着し、そのた
め、テストピースの重量が増加する。電解液の種類は硫
酸であり、温度は90℃、濃度は60%、電圧は約3
V、電流は0.4A、通電時間は100時間である。な
お、この試験は定電流試験なので、腐食の進行に伴い皮
膜が形成され、電圧は徐々に上昇する。その結果を表1
に合わせて示す。なお、表1中の溶出とは硫酸中での通
電によりテストピースが溶けてなくなる(腐食量が大、
すなわち耐食性が悪い)という意味である。また、図1
はそれをグラフ上にプロットしたものであり、横軸はL
i、Sr、Baの添加量を示し、縦軸は単位面積当たり
の重量変化量を示す。なお、本実施例では、Ca量を
0.10%、Sn量を1.00%に固定しているが、C
aを0.05〜0.20%、Sn量を0.5〜2.0%
の範囲で変化させても耐食性に影響がないことを確認し
ている。
【0030】
【表1】 従来、耐食性が比較的良いとされているPb−Sb合金
の耐食性レベルを図1に合わせて示すが、その値は単位
面積当たりの重量変化で、0.9g/cm2である。
の耐食性レベルを図1に合わせて示すが、その値は単位
面積当たりの重量変化で、0.9g/cm2である。
【0031】耐食性試験の結果、Liを添加した合金、
およびBaを添加した合金では、Li、Baの添加量が
0.01%〜0.3%の範囲で従来のPb−Sb合金よ
り優れた耐食性を示した。また、Srを添加した合金で
は、試験した範囲では添加量が多くなってもすべて従来
のPb−Sb合金より優れた耐食性を示したが、5%添
加では、溶湯の成分調整をしようとしても溶解せず、テ
ストピースが作製できなかった。また、実施例、比較例
の各合金の腐食形態は、従来のPb−Ca−Sn合金の
粒界腐食とは異なり、均一腐食であり、腐食形態の面で
も改善が見られた。また、合金強度、鋳造性、圧延性に
関しても確認したが、従来のPb−Ca−Sn3元合金
と同等の特性であった。
およびBaを添加した合金では、Li、Baの添加量が
0.01%〜0.3%の範囲で従来のPb−Sb合金よ
り優れた耐食性を示した。また、Srを添加した合金で
は、試験した範囲では添加量が多くなってもすべて従来
のPb−Sb合金より優れた耐食性を示したが、5%添
加では、溶湯の成分調整をしようとしても溶解せず、テ
ストピースが作製できなかった。また、実施例、比較例
の各合金の腐食形態は、従来のPb−Ca−Sn合金の
粒界腐食とは異なり、均一腐食であり、腐食形態の面で
も改善が見られた。また、合金強度、鋳造性、圧延性に
関しても確認したが、従来のPb−Ca−Sn3元合金
と同等の特性であった。
【0032】(実施例2)従来からのPb−Sb2元合
金に、実施例1と同様に、Li、Sr、Baをそれぞれ
添加した合金について耐食性を検討した。
金に、実施例1と同様に、Li、Sr、Baをそれぞれ
添加した合金について耐食性を検討した。
【0033】供試材は、表2の組成になるように成分調
整を行った溶湯を鋳造し、実施例1と同様のテストピー
ス形状で、実施例1と同様の条件で耐食性試験を行っ
た。その結果を表2に合わせて示す。なお、表2中の溶
出とは硫酸中での通電によりテストピースが溶けてなく
なる(腐食量が大、すなわち耐食性が悪い)という意味
である。また、図2はそれをグラフ上にプロットしたも
のであり、横軸はLi、Sr、Baの添加量を示し、縦
軸は単位面積当たりの重量変化量を示す。なお、本実施
例では、Sbの組成は1.70%に固定しているが、S
bを0.5〜2%の範囲で変化させても耐食性に影響が
ないことを確認している。
整を行った溶湯を鋳造し、実施例1と同様のテストピー
ス形状で、実施例1と同様の条件で耐食性試験を行っ
た。その結果を表2に合わせて示す。なお、表2中の溶
出とは硫酸中での通電によりテストピースが溶けてなく
なる(腐食量が大、すなわち耐食性が悪い)という意味
である。また、図2はそれをグラフ上にプロットしたも
のであり、横軸はLi、Sr、Baの添加量を示し、縦
軸は単位面積当たりの重量変化量を示す。なお、本実施
例では、Sbの組成は1.70%に固定しているが、S
bを0.5〜2%の範囲で変化させても耐食性に影響が
ないことを確認している。
【0034】
【表2】 従来、耐食性が比較的良いとされているPb−Sb合金
の耐食性レベルを図2に合わせて示す。
の耐食性レベルを図2に合わせて示す。
【0035】耐食性試験の結果、Liを添加した合金、
およびBaを添加した合金では、Li、Baの添加量が
0.01%〜0.3%の範囲で従来のPb−Sb合金よ
り優れた耐食性を示した。また、Srを添加した合金で
は、Srの添加量が0.01%〜3%の範囲で従来のP
b−Sb合金より優れた耐食性を示した。
およびBaを添加した合金では、Li、Baの添加量が
0.01%〜0.3%の範囲で従来のPb−Sb合金よ
り優れた耐食性を示した。また、Srを添加した合金で
は、Srの添加量が0.01%〜3%の範囲で従来のP
b−Sb合金より優れた耐食性を示した。
【0036】また、実施例、比較例の各合金の腐食形態
は、従来のPb−Sb合金と同様に均一腐食であり、腐
食形態の面でも問題ない。また、合金強度、鋳造性、圧
延性に関しても確認したが、従来のPb−Sb2元合金
と同等の特性であった。
は、従来のPb−Sb合金と同様に均一腐食であり、腐
食形態の面でも問題ない。また、合金強度、鋳造性、圧
延性に関しても確認したが、従来のPb−Sb2元合金
と同等の特性であった。
【0037】(試験例1)前記実施例1、2では、テス
トピースによる耐食性試験を行ったものであるが、本試
験例では、実際に蓄電池の陽極格子として使用し、電池
寿命を調べたものである。
トピースによる耐食性試験を行ったものであるが、本試
験例では、実際に蓄電池の陽極格子として使用し、電池
寿命を調べたものである。
【0038】まず、常法に従ってJIS規格の95D3
1相当の鉛蓄電池を作製し、JISD5301の軽負荷
寿命試験を85℃の気槽にて実施した。なお、寿命の判
定は放電電圧が7.2Vをきる回数とした。供試蓄電池
の陽極格子組成は、 Pb−0.1%Ca−1%Sn(従来合金) Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Li Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Sr Pb−0.1%Ca−1%Sn−3%Sr Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Ba の5種類である。
1相当の鉛蓄電池を作製し、JISD5301の軽負荷
寿命試験を85℃の気槽にて実施した。なお、寿命の判
定は放電電圧が7.2Vをきる回数とした。供試蓄電池
の陽極格子組成は、 Pb−0.1%Ca−1%Sn(従来合金) Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Li Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Sr Pb−0.1%Ca−1%Sn−3%Sr Pb−0.1%Ca−1%Sn−0.03%Ba の5種類である。
【0039】試験結果の電池寿命は、それぞれ500
0回、5500回、8000回、9100回、
7700回であり、からの本発明合金を使用した電
池は、いずれもの従来のPb−Ca−Sn3元合金よ
り電池寿命が延びていた。これは、Li、Sr、Baの
添加により陽極格子の耐食性が向上したことによる。
0回、5500回、8000回、9100回、
7700回であり、からの本発明合金を使用した電
池は、いずれもの従来のPb−Ca−Sn3元合金よ
り電池寿命が延びていた。これは、Li、Sr、Baの
添加により陽極格子の耐食性が向上したことによる。
【0040】(試験例2)本試験例2は、前記試験例1
と同様にして実際の電池で電池寿命を調べたものであ
る。
と同様にして実際の電池で電池寿命を調べたものであ
る。
【0041】供試蓄電池の陽極格子組成は、 Pb−1.7%Sb(従来合金) Pb−1.7%Sb−0.03%Li Pb−1.7%Sb−0.03%Sr Pb−1.7%Sb−0.03%Ba の4種類である。
【0042】試験結果の電池寿命は、それぞれ450
0回、5200回、7300回、6900回、で
あり、からの本発明合金を使用した電池は、いずれ
もの従来のPb−Sb3元合金より電池寿命が延びて
いた。これは、Li、Sr、Baの添加により陽極格子
の耐食性が向上したことによる。
0回、5200回、7300回、6900回、で
あり、からの本発明合金を使用した電池は、いずれ
もの従来のPb−Sb3元合金より電池寿命が延びて
いた。これは、Li、Sr、Baの添加により陽極格子
の耐食性が向上したことによる。
【0043】
【発明の効果】第1発明のPb−Ca−Sn系合金にL
i、Sr、Baを添加した蓄電池用鉛基合金では、L
i、Sr、Baの作用効果により、耐食性が大幅に向上
し、ひいては電池寿命の向上につながる。
i、Sr、Baを添加した蓄電池用鉛基合金では、L
i、Sr、Baの作用効果により、耐食性が大幅に向上
し、ひいては電池寿命の向上につながる。
【0044】また、第2発明のPb−Sb系合金にL
i、Sr、Baを添加した蓄電池用鉛基合金でも、やは
りLi、Sr、Baの作用効果により、耐食性が大幅に
向上し、ひいては電池寿命の向上につながる。
i、Sr、Baを添加した蓄電池用鉛基合金でも、やは
りLi、Sr、Baの作用効果により、耐食性が大幅に
向上し、ひいては電池寿命の向上につながる。
【図1】実施例1の鉛基合金の、Li、Sr、Baの添
加量と試験片の単位面積当たりの重量変化の関係を示す
グラフである。
加量と試験片の単位面積当たりの重量変化の関係を示す
グラフである。
【図2】実施例2の鉛基合金の、Li、Sr、Baの添
加量と試験片の単位面積当たりの重量変化の関係を示す
グラフである。
加量と試験片の単位面積当たりの重量変化の関係を示す
グラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】Ca:0.05〜0.20重量%、Sn:
0.50〜2.00重量%に加え、さらにLi:0.0
1〜0.3重量%、Sr:0.01〜3重量%、Ba:
0.01〜0.3重量%の少なくとも1種または2種以
上を含み、残部がPbと不可避不純物とからなる蓄電池
用鉛基合金。 - 【請求項2】Sb:0.50〜2.00重量%に加え、
さらにLi:0.01〜0.3重量%、Sr:0.01
〜3重量%、Ba:0.01〜0.3重量%の少なくと
も1種または2種以上を含み、残部がPbと不可避不純物
とからなる蓄電池用鉛基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247941A JP2000077076A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 蓄電池用鉛基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247941A JP2000077076A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 蓄電池用鉛基合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000077076A true JP2000077076A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17170838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10247941A Pending JP2000077076A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 蓄電池用鉛基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000077076A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005044760A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池極板格子の製造方法 |
JP2005044761A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用格子基板およびそれを用いた鉛蓄電池 |
JP2005093305A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用電極基板 |
JP2006114235A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 鉛蓄電池 |
CN1323449C (zh) * | 2004-03-31 | 2007-06-27 | 新神户电机株式会社 | 铅合金和使用它的铅蓄电池 |
US9203116B2 (en) | 2006-12-12 | 2015-12-01 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Energy storage device |
US9401508B2 (en) | 2009-08-27 | 2016-07-26 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Electrical storage device and electrode thereof |
US9450232B2 (en) | 2009-04-23 | 2016-09-20 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Process for producing negative plate for lead storage battery, and lead storage battery |
US9508493B2 (en) | 2009-08-27 | 2016-11-29 | The Furukawa Battery Co., Ltd. | Hybrid negative plate for lead-acid storage battery and lead-acid storage battery |
US9524831B2 (en) | 2009-08-27 | 2016-12-20 | The Furukawa Battery Co., Ltd. | Method for producing hybrid negative plate for lead-acid storage battery and lead-acid storage battery |
US9812703B2 (en) | 2010-12-21 | 2017-11-07 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Electrode and electrical storage device for lead-acid system |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10247941A patent/JP2000077076A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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