「たまごかけ麺」って知ってる? 新しい食べ方が今話題です!
突然ですが、「たまごかけ麺(TKM)」が今、注目を集めています。埼玉県・熊谷のつけ麺店が広めたと言われていますが、そのレシピは、ゆでた麺に醤油だれをかけ、最後に卵黄を落とすというもの。TKM専門店が登場し、一部のチェーン店でもメニューとして採用されるなど、一大ブームとなるほどの勢いです。そして、その盛り上がりを後押しするかのように、ユニークかつ激ウマなカップ麺が発売されました!
2024年7月15日に発売された「日清のどん兵衛 TKU たまごかけうどん」は、日清食品の人気和風カップ麺「どん兵衛」シリーズの新作です。公式HPには「話題沸騰中の “たまごかけ麺” が『どん兵衛』 から登場!」といううたい文句が掲げられているとおり、TKMを意識した商品であることは間違いないです。TKMじゃないの? という疑問はありますが、今回のベースとなるカップ麺は「どん兵衛」であることから、「たまごかけ“うどん”=TKU」という商品名が採用されているのです。
卵と食べる専用「どん兵衛」が登場!
ふたを開けてみると、中にはうどんのほかには「トリュフ香る牡蠣だし醤油だれ」と、「海苔ごまふりかけ」のみ。具材は入っていません。シンプルにTKUを楽しんでほしいという日清食品の気持ちが伝わってきます
作り方は、お湯を入れて5分待ち、熱湯を湯切り口から捨てたら、卵2個を投入します。「卵黄」と言及されていないのは、作る手間を省くためと、白身と一緒でもおいしく食べられる構成になっているからでしょう。卵の扱いに慣れている人は卵黄だけを入れるバージョンも試してみてください。
不器用すぎて、卵黄と白身を分けるのは難しかった……
「トリュフ香る牡蠣だし醤油だれ」を入れる前に、麺と卵をかき混ぜます。おそらく、タレを入れる前に卵と麺をなじませ、麺に卵の味を付けたいのだろうと予想します。
白身も一緒に入れると卵の量が多く感じます
ある程度混ざったら、「トリュフ香る牡蠣だし醤油だれ」を入れてさらに混ぜると、トリュフが濃厚に香り立ちます。具がないので混ぜやすく、結構勢いよく混ぜてもカップから飛び出さないので、自然と力が入り、気分も盛り上がります!
混ぜるのにも力が入ります
最後に、「海苔ごまふりかけ」をかけて完成! 海苔とごまの香りが爽やかです
では実食してみます。味わいは、トリュフと醤油の味が濃厚で、そこに卵黄の甘いコクがのっかり、複数の旨味が楽しめます。うどんにタレと卵がよくからみ、海苔の磯の風味とごまの香ばしい風味がタレの味をさらに変化させ、複雑な旨味へと進化させています。
ひと口食べたらまたひと口と、一気に麺をたぐりたくなる中毒性の高さ。食べていて気づきましたが、タレと麺をしっかりからませるために太麺が必要であり、そのためにどん兵衛がチョイスされたのでしょう。そんなことを思いながら一気に完食してしまいました……。
ごちそうさまでした! ……ではありません。実はここはまだ折り返し。TKMを提供するチェーン店やTKM専門店では、残ったタレにご飯を混ぜてTKGとして〆るまでがTKMの食べ方なんです。もちろん、「日清のどん兵衛 TKU たまごかけうどん」でもその食べ方がおすすめされています。
残ったタレがキモ
ご飯を茶碗1杯分投入してみました! 残ったタレの量にもよりますが、茶碗1杯が適量のようです。TKGが好きな人は、ご飯を多めにして、追い卵をしてもいいかもしれません。
ご飯投入!
TKGはレンゲで食べる派
ひと口食べると、トリュフと牡蠣エキスの効いた醤油だれの旨じょっぱい味わいが口の中に広がります。海苔とごまはほとんど食べてしまったので、あまり存在感がありませんでしたが、これも好みで追加してもよさそう。とにかくトリュフと牡蠣の旨味が効いた醤油だれの奥深い味わいが楽しく、ちょっとゴージャスな卵かけご飯の味わいです!
単純に和風カップ麺1杯とご飯1杯分を食べた計算になるので、食べ終わると、かなり満腹になります。これは主食にできるボリュームだと感じました。そして、食べているときのテンションの上がり具合と食べ終わったときの満足感がすごい! この至福感をさらに楽しむなら、お気に入りのおかず(特にガッツリ系)を何品か用意するのがおすすめです。自分だけのわんぱく飯セットを作って、背徳感とともにTKUを心ゆくまで楽しみましょう!