クライヴ・オーウェン
クライヴ・オーウェン(Clive Owen, 1964年10月3日 - )は、イギリスの俳優。ハリウッド大作からインディペンデント系まで、様々なジャンルの映画に出演している。
クライヴ・オーウェン Clive Owen | |||||||||||||||||||||||||||
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生年月日 | 1964年10月3日(60歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド、コヴェントリー | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||||
活動内容 | 1988年:映画デビュー | ||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | サラ=ジェーン・フェントン(1988年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||
映画 『ベント/堕ちた饗宴』 『ゴスフォード・パーク』 『ボーン・アイデンティティー』 『クローサー』 『キング・アーサー』 『シン・シティ』 『インサイド・マン』 『トゥモロー・ワールド』 『シューテム・アップ』 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 『ザ・バンク 堕ちた巨像』 『キラー・エリート』 『私が愛したヘミングウェイ』 『ラスト・ナイツ』 『ジェミニマン』 テレビドラマ 『The Knick/ザ・ニック』 | |||||||||||||||||||||||||||
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経歴
編集イングランド・ウェスト・ミッドランズ州コヴェントリーにて、5人兄弟の四男として出生。父親はカントリー・シンガーだったが、オーウェンが3歳の時に家を出ている。
イギリス王立演劇学校で演技を学び、卒業後は劇団ヤング・ヴィク・シアターに所属して数々の舞台に出演。1988年に『ブルーム』で映画デビューするが、大きな役が得られず、しばらくテレビシリーズやテレビ映画などの出演が続いた。
1998年にイギリス映画『ルール・オブ・デス/カジノの死角』でアメリカ国内で注目を集め、翌年放送のアメリカのテレビシリーズ『セカンド・サイト』で名前が知られるようになった。
2002年の『ボーン・アイデンティティー』で寡黙な殺し屋役を演じ、ハリウッド作品に初出演。また、同年からインターネット上のみで公開されたBMWの宣伝用短編映画『BMW Films』シリーズ全作で主演を務めた。このシリーズはアメリカの広告代理店・ファロンが企画し、ガイ・リッチー、ジョン・ウー、トニー・スコットなどが監督し、共演陣にはゲイリー・オールドマン、ジェームス・ブラウンなどがいた。
2004年公開の『キング・アーサー』では主役を演じ、同年公開の『クローサー』でゴールデングローブ賞 助演男優賞と英国アカデミー賞 助演男優賞を受賞。アカデミー助演男優賞にもノミネートされ、トップスターの仲間入りを果たした。
抑制された演技で一見地味な印象を与えるが、悪役から善良な市民、英雄まで幅広い役柄をこなし、それぞれに強い印象を与える実力派俳優。
私生活
編集1988年に舞台『ロミオとジュリエット』で共演した女優サラ=ジェーン・フェントンと結婚。二人の娘(ハンナ、イヴ)がいる[1] 。現在も家族とともにロンドンで暮らしている。
主な出演作品
編集映画
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1988 | ブルーム Vroom |
ジェイク | ||
1991 | クローズ・マイ・アイズ Close My Eyes |
リチャード | ||
1993 | 南北戦争前夜 Class of '61 |
デヴィン・オニール | テレビ映画 | |
1994 | 帰郷/荒れ地に燃える恋 The Return of the Native |
デイモン | テレビ映画 | 菅生隆之 |
1996 | 潜在殺意 The Rich Man's Wife |
ジェイク・ゴールデン | ||
1997 | ルール・オブ・デス/カジノの死角 Croupier |
ジャック | 大塚芳忠 | |
ベント/堕ちた饗宴 Bent |
マックス | |||
1999 | セカンド・サイト Second Sight |
DCI ロス・ターナー | テレビシリーズ | |
2000 | グリーンフィンガーズ Greenfingers |
コリン・ブリッジス | 寺杣昌紀 | |
2001 | ゴスフォード・パーク Gosford Park |
ロバート・パークス | 山野井仁 | |
2002 | ボーン・アイデンティティー The Bourne Identity |
教授 | 楠大典(ソフト版) 江原正士(フジテレビ版) | |
2003 | すべては愛のために Beyond Borders |
ニック・キャラハン | 大塚芳忠 | |
ブラザー・ハート I'll Sleep When I'm Dead |
ウィル | (吹き替え版なし) | ||
2004 | クローサー Closer |
ラリー | ゴールデングローブ賞 助演男優賞受賞 英国アカデミー賞 助演男優賞受賞 アカデミー助演男優賞ノミネート |
山寺宏一 |
キング・アーサー King Arthur |
アーサー | 東地宏樹 | ||
2005 | シン・シティ Sin City |
ドワイト | 堀内賢雄 | |
すべてはその朝始まった Derailed |
チャールズ | 東地宏樹 | ||
2006 | インサイド・マン Inside Man |
ダルトン・ラッセル | 大塚明夫 | |
ピンクパンサー The Pink Panther |
ナイジェル・ボスウェル / エージェント006 | クレジット表記なし | 横島亘 | |
トゥモロー・ワールド Children of Men |
セオ・ファロン | 堀内賢雄 | ||
2007 | エリザベス:ゴールデン・エイジ Elizabeth: The Golden Age |
ウォルター・ローリー | 大塚明夫 | |
シューテム・アップ Shoot 'Em Up |
スミス | 古澤徹 | ||
2009 | ザ・バンク 堕ちた巨像 The International |
ルイス・サリンジャー | 木下浩之 | |
デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜 Duplicity |
レイ・コヴァル | 堀内賢雄 | ||
2010 | チャット 〜罠に堕ちた美少女〜 Trust |
ウィル | (吹き替え版なし) | |
2011 | キラー・エリート Killer Elite |
スパイク・ローガン | 相沢まさき | |
イントルーダーズ Intruders |
ジョン・ファロウ | 堀内賢雄 | ||
2012 | 私が愛したヘミングウェイ Hemingway & Gellhorn |
アーネスト・ヘミングウェイ | テレビ映画 | 大塚明夫 |
シャドー・ダンサー Shadow Dancer |
マック | 堀内賢雄 | ||
2013 | マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 Blood Ties |
クリス | 松田健一郎 | |
2015 | ラスト・ナイツ Last Knights |
ライデン | 堀内賢雄 | |
2017 | ヴァレリアン 千の惑星の救世主 Valerian and the City of a Thousand Planets |
アルン・フィリット司令官 | 大塚明夫 | |
2018 | オフィーリア Ophelia |
クローディアス | 日本劇場未公開、WOWOWにて放映 | (吹き替え版なし) |
ANON アノン Anon |
サル・フリーラン | 木下浩之 | ||
2019 | THE INFORMER/三秒間の死角 The Informer |
モンゴメリー | 志村知幸 | |
ジェミニマン Gemini Man |
クレイ・ヴェリス | 井上和彦 | ||
天才ヴァイオリニストと消えた旋律 The Song of Names |
ドヴィドル・ラパポート | (吹き替え版なし) |
テレビシリーズ
編集放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2014-2015 | The Knick/ザ・ニック The Knick |
ジョン・サッカリー医師 | 兼製作総指揮 計20話出演 第19回サテライト賞テレビ主演男優賞(ドラマシリーズ賞)受賞[2] |
(吹き替え版なし) |
2021 | アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判 Impeachment: American Crime Story |
ビル・クリントン | メインキャスト | 堀内賢雄 |
参照
編集- ^ “About Clive Owen”. Yahoo movies. 31 July 2012閲覧。
- ^ Pond, Steve (February 16, 2015). “Satellite Awards: Complete Winners List”. TheWrap. November 14, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。July 25, 2015閲覧。