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ドリコム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ドリコム
Drecom Co.,Ltd.
本社が入居するThinkPark Tower
種類 株式会社
市場情報
東証グロース 3793
2006年2月9日上場
本社所在地 日本の旗 日本
141-6019
東京都品川区大崎二丁目1番1号
ThinkPark Tower 19階[1]
設立 2001年11月13日
業種 情報・通信業
法人番号 1011101050337 ウィキデータを編集
事業内容 ゲーム事業
メディア事業
出版・映像事業
代表者 代表取締役社長 内藤裕紀
資本金 17億9299万円(2022年3月31日時点)
売上高 105億2850万円(2022年3月期)
営業利益 15億9111万円(2022年3月期)
純利益 8億730万円(2022年3月期)
純資産 45億7407万円(2022年3月期)
総資産 96億5347万円(2022年3月期)
従業員数 386名(2022年3月31日時点)
決算期 3月31日
主要株主 内藤裕紀 34.29%
株式会社バンダイナムコエンターテインメント 19.10%
(2021年3月31日時点)
主要子会社 #子会社参照
関係する人物 平尾丈
吉田浩一郎
宮崎謙介
外部リンク www.drecom.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社ドリコム: Drecom Co.,Ltd.)は、日本ゲーム会社出版社バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社。日本経済団体連合会新経済連盟会員、コンピュータエンターテインメント協会正会員。

概要

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ドリコムグループは「with entertainment」のキャッチフレーズのもとに「ゲーム事業」「メディア事業(Webサービス開発、新規事業開発)」「出版・映像事業」の3つの事業を展開している。

以前はブログ事業、アドソリューション事業、携帯電話向けコンテンツ事業(着メロやきせかえコンテンツなど)、広告代理業務も行っていた。

沿革

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  • 2001年
  • 2002年
    • 4月 - 「マイプロフィール」サービス開始
    • 8月 - 大学等発ベンチャー創出支援公募に採択、本社を京都府京都市下京区へ移転
  • 2003年
    • 3月 - 株式会社へ組織変更
    • 7月29日 - 「マイプロフィール」にブログ機能を追加
    • 8月18日 - 「マイブログジャパン」ベータ版をサービス開始
    • 12月 - 「マイブログリスト」サービス開始
  • 2004年
    • 3月 - 「マイクリップ」サービス開始
    • 6月 - 「ドリコムブログシステムエンジン」提供開始
    • 9月 - 「ドリコムオフィス」サービス開始
    • 9月24日 - 「マイブログジャパン」を「ドリコムブログ」へ改称
  • 2005年
    • 1月 - 株式会社ドリコムテック設立
    • 5月 - 「ドリコムCMS」サービス開始
    • 12月 - 「ドリコムRSS」サービス開始
  • 2006年
  • 2007年
    • 2月 - 「API ITアウトソーシングアワード2006」ベストテクノロジーを受賞
    • 4月 - 株式会社ジェイケンを子会社化
  • 2008年
    • 4月
      • 楽天株式会社との資本業務提携及び第三者割当増資の実施を発表
      • 「J-KENケータイシーケンサー」サービス開始
    • 6月 - 行動ターゲティング広告技術の提供開始(詳細は楽天ad4Uを参照)
    • 10月 - 「きせかえビルダー」サービス開始
  • 2009年
    • 5月
      • 株式会社ジェイケンを吸収合併
      • モバイル広告向けのバナー投稿サイト「集めてバナ~ナ」サービス開始
    • 7月 - mixiアプリ向けポイント広告サービス「poncan」サービス開始
    • 9月 - 子会社 株式会社ドリコムジェネレーティッドメディアを株式会社じげんに商号変更
    • 10月 - 法人向けブログパッケージ事業、個人向け無料ブログサービスの事業譲渡を発表
    • 10月16日 - 「ドリコムブログ」をライブドアへ譲渡
    • 10月29日 - 「モバイル音楽スタジオ」サービス開始(ヤマハ株式会社と共同開発)
    • 12月 - Facebookでソーシャルゲームを提供するCrowdStar社と協業開始
  • 2010年
    • 1月 - モバゲータウン(現:Mobage)へゲームの提供を開始
    • 6月 - GREEへゲームの提供を開始
    • 9月 - 子会社 株式会社じげんの株式をじげんホールディングスに譲渡
    • 10月 - 子会社 株式会社ドリコムマーケティングの株式をアリババマーケティングに譲渡
  • 2011年
    • 4月 - 「poncan」をスマートフォン向けサービスとして提供を開始
  • 2012年
    • 3月
      • ソーシャルラーニングプラットフォーム「スマコロ」を開始
      • 携帯電話向けコンテンツ事業を株式会社シーエー・モバイルに譲渡
    • 4月 - 本社を新宿区から目黒区の目黒雅叙園アルコタワーに移転
  • 2013年
  • 2014年
  • 2015年
    • 2月 - スマートフォン向けゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ』をバンダイナムコゲームスと共同で世界配信を開始
    • 4月 - 子会社のグリモアより『ブレイブソード×ブレイズソウル』をスマートフォン向けゲームとして提供を開始
  • 2016年
  • 2017年
  • 2018年
    • 9月 - 楽天株式会社との資本業務提携の解消[2]
  • 2020年
  • 2021年
  • 2022年
    • 2月 - ゲーム事業QC部門を、会社分割により株式会社デジタルハーツに譲渡
    • 10月 - 出版・映像ブランドである「ドリコムメディア」からライトノベルレーベルDREノベルス創刊[6]

ゲーム事業

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ここでは主にスマートフォンゲーム事業における開発および運営タイトルを列記する。

配信元:バンダイナムコエンターテインメント

以下の作品はかつての子会社BXDによる開発

配信元:スクウェア・エニックス
配信元:アニプレックス
配信元:フォワードワークス
配信元:サイバーコネクトツー
  • フルボッコヒーローズ / フルボッコヒーローズX (2019年5月27日サービス終了)
配信元:ブシロード
  • D_CIDE TRAUMEREI(2022年10月28日サービス終了)※ライオンズフィルム運営
自社配信タイトル

出版・映像事業

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2022年5月、ウェブトゥーンやライトノベル・コミック・アニメーション事業を展開する出版・映像ブランドとして「ドリコムメディア」を設立し、出版・映像事業に参入した[16]。編集長は小原豪[16]

書籍

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小説

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  • DREノベルス

漫画

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  • DREコミックス
  • DRE STUDIOS(ウェブトゥーン)

アニメ

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  • DRE PICTURES

子会社

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連結子会社

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  • 株式会社スタジオレックス
  • 株式会社BlasTrain
  • 株式会社ハッピーホッピーハッピー
  • 株式会社ドリアップ

他社へ売却

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  • SPICE LAB PTE.LTD.(2019年に株式会社フリークアウト・ホールディングスに売却)
  • 株式会社グリモア(2016年にHappy Elements株式会社に売却)
  • 株式会社BXD(2020年に株式会社バンダイナムコエンターテインメントに売却)

連結業績推移

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連結業績推移[17] (単位:百万円)
決算期(期間) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
第21期(2021年4月1日〜2022年3月31日) 10,528 1,591 1,541 807
第20期(2020年4月1日〜2021年3月31日) 11,840 2,052 2,019 1,624
第19期(2019年4月1日〜2020年3月31日) 10,150 617 635 711
第18期(平成30年4月1日〜平成31年3月31日) 10,720 ▲577 ▲1,349 ▲1,712
第17期(平成29年4月1日〜平成30年3月31日) 13,192 190 ▲29 ▲204
第16期(平成28年4月1日〜平成29年3月31日) 8,388 932 844 814
第15期(平成27年4月1日〜平成28年3月31日) 6,534 ▲206 ▲217 ▲537
第14期(平成26年4月1日〜平成27年3月31日) 7,298 301 278 17
第13期(平成25年4月1日〜平成26年3月31日) 6,989 ▲503 ▲522 ▲508
第12期(平成24年4月1日〜平成25年3月31日) 8,490 474 465 127
第11期(平成23年4月1日〜平成24年3月31日) 7,187 1,353 1,348 804
第10期(平成22年4月1日〜平成23年3月31日) 2,632 97 96 2
第9期(平成21年4月1日〜平成22年3月31日) 2,366 210 205 101
第8期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日) 2,121 85 61 ▲492
第7期(平成19年4月1日〜平成20年3月31日) 2,115 ▲4 ▲18 ▲642
第6期(平成18年4月1日〜平成19年3月31日) 843 ▲249 ▲181 ▲114
第5期(平成17年4月1日〜平成18年3月31日) 703 256 225 124
第4期(平成16年4月1日〜平成17年3月31日) 238 89 91 54
第3期(平成15年4月1日〜平成16年3月31日) 111 ▲0.8 ▲3
第2期(平成14年4月1日〜平成15年3月31日) 71 ▲14 ▲14
第1期(平成13年4月1日〜平成14年3月31日) 0.003 ▲5 ▲5

株価

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ドリコムは2006年2月9日に東証マザーズに上場し、Web2.0関連銘柄として話題となり、初値は公開価格の4.6倍となる347万円となった。また、その後も株価が上昇し続けたため、2月17日には637万円の最高値を付けている。しかし、その後の経営悪化に伴い株価は下落を続け、2008年10月時点では株価は最高値の1/60以下の10万円にまで下落した。

その後、ソーシャルゲームブームなどにより業績が回復、これに伴い株価も回復している。

なお、2019年4月1日時点の株価は、下記の3回の株式分割により上場当初の1000分の1となっている。

  • 2011年10月1日に1:5の割合で株式分割を実施[18]
  • 2014年4月1日に1:100の割合で株式分割を実施[19]
  • 2017年4月1日に1:2の割合で株式分割を実施[20]

出身の著名人

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脚注

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  1. ^ 有価証券報告書(株式会社ドリコム 第11期)
  2. ^ 楽天株式会社との資本業務提携の解消に関するお知らせ”. 2018年9月20日閲覧。
  3. ^ ドリコムとイグニス、『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』の譲渡契約を本日付で正式締結…価格は5億2000万円 譲渡日は3月2日の予定に | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年5月26日閲覧。
  4. ^ 【速報2】ドリコム内藤社長、BXD株式売却の経緯を明かす 「enza」にはパートナーとして引き続き「深く関与」”. Social Game Info (2020年1月31日). 2020年2月5日閲覧。
  5. ^ ドリコム、ノックノートのゲーム開発部門の一部買収で合意 共同運用中のチームと新作開発チームの合計110名が下期に加わる見通し | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年5月26日閲覧。
  6. ^ ドリコムメディアのライトノベルレーベル「DREノベルス」10月7日創刊。年内刊行の9作品はすべてコミカライズ決定!”. オリコン (2022年8月10日). 2022年10月4日閲覧。
  7. ^ バンナム、『レイヤードストーリーズ ゼロ』のサービスを2019年1月8日をもって終了…サービス開始から約1年1ヶ月で Social Game Info 2018年10月31日
  8. ^ スクエニ、『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』のサービスを2018年12月13日をもって終了 Social Game Info 2018年9月13日
  9. ^ 重要なお知らせ ドリコム 2019年3月29日
  10. ^ ドリコム、iOS/Androidアプリ版『ちょこっとファーム』のサービスを11月26日をもって終了 Social Game Info 2019年11月27日
  11. ^ ドリコム、『ファンタジスタドール ガールズロワイヤル』を6月30日にサービスを終了 Social Game Info 2015年5月19日
  12. ^ ドリコム、『ミコノート』のサービスを2022年7月で終了 最後のコンテンツ「渋谷区」は6月下旬に追加”. gamebiz (2022年5月24日). 2022年5月24日閲覧。
  13. ^ 【追記】ドリコム、スマホ向け協力・対戦アクションゲーム『GGGGG』のサービスを2023年11月30日をもって終了”. gamebiz (2023年10月26日). 2023年10月27日閲覧。
  14. ^ ドリコム、『悪魔王子と操り人形(あくあや)』を本日配信!事前登録者数は50万人を達成”. gamebiz (2024年6月3日). 2024年6月7日閲覧。
  15. ^ 【TGS2024】ドリコム、ピクセルアートADV『Tokyo Stories』を出展…開発陣に訊いたグラフィックへのこだわり”. gamebiz (2024年9月27日). 2024年9月27日閲覧。
  16. ^ a b “声優・石見舞菜香×DREノベルス編集長・小原豪が語る、動画「出版・アニメ業界の裏側」の狙い”. リアルサウンド ブック (blueprint). (2022年10月9日). https://realsound.jp/book/2022/10/post-1145941.html 2023年3月18日閲覧。 
  17. ^ 資料室 | 株式会社ドリコム”. 2019年5月13日閲覧。
  18. ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20110915.pdf
  19. ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20140212.pdf
  20. ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20170316_1.pdf

関連項目

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外部リンク

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