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ソユーズTM-6

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソユーズTM-6
徽章
ミッションの情報
ミッション名 ソユーズTM-6
質量 7,070 kg
乗員数 3
コールサイン Прото́н陽子
発射台 バイコヌール宇宙基地
ガガーリン発射台
打上げ日時 1988年8月29日 04:23:11 (UTC)
着陸または着水日時 1988年12月21日 09:57:00 (UTC)
ミッション期間 114日5時間33分49秒
遠地点 228 km
近地点 195 km
公転周期 88.7分
軌道傾斜角 51.6°
年表
前回 次回
ソユーズTM-5 ソユーズTM-7

ソユーズTM-6は、ロシア宇宙ステーションミールへの6度目の往来である。

乗組員

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打上げ時:

帰還時:

ミッションハイライト

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ワレリー・ポリャコフは、ムハンマドとリャホフがソユーズTM-5で地球に戻った時、ムーサ・マナロフ、ウラジミール・チトフとともにミールに残った。

この時の乗組員は通常からはかなり特異な編成であった。機長のウラジミール・リャホフは、ミールから2人の宇宙飛行士を救出するために1人でソユーズに乗りこみ、フライトエンジニアはおらず、他の2人は経験のない科学者であった。1人は、残りの期間チトフとマナロフの健康を観察するためにミールに残ったヴァレリー・ポリャコフ博士で、もう1人はアフガニスタンからのインターコスモスの参加者だった。ムハンマドの実験プログラムは、「シャムシャド」と呼ばれる一連のアフガニスタンの観察で占められていた。ソビエト連邦のフライトコントロールは、ムハンマドにフライトの進行を邪魔してほしくなかった。9月5日、地球への帰還中にソユーズTM-5は、コンピュータのソフトウェアとセンサーの問題に見舞われ、再突入ロケットの噴射が止まってしまった。リャホフは位置と高度をすぐにチェックし、どこも悪いところはないと判断して燃焼プログラムを再起動した。しかしロケットは再び燃焼を停止し、リャホフは地上からの指示を待つことを決意した。その間、ムハンマドは、ロケットの噴射が停止していても再突入プログラムは作動し続けており、あと数分で再突入モジュールが軌道モジュールから切り離され、宇宙空間に放り出されることになるということに気付いた。彼はリャホフに警告し、分離の1分前にリャホフはプログラムを停止した。これにより、彼らの地球への帰還は予定より1日遅れることとなった。