第1回選抜中等学校野球大会
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第1回選抜中等学校野球大会 | |
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「センバツ発祥の地」のモニュメント | |
試合日程 | 1924年4月1日 - 4月5日 |
出場校 | 8校 |
優勝校 | 高松商(香川、初優勝) |
試合数 | 8(再試合1)試合 |
始球式 | 川崎卓吉(第10代名古屋市長) |
入場行進曲 | 『星条旗よ永遠なれ』他 |
大会本塁打 | 12本 |
1925 > 選抜高等学校野球大会 |
第1回選抜中等学校野球大会(だい1かいせんばつちゅうとうがっこうやきゅうたいかい)は、1924年4月1日から4月5日(雨で1日順延)まで愛知県名古屋市の山本球場で行われた選抜中等学校野球大会である。
概要
[編集]大会は、当日午前3時より開場して、午前9時に開会式が挙行された。入場式、主催者(大阪毎日新聞社)挨拶、紫紺の大優勝旗の納入が行われた。いとう呉服店少年音楽隊(後の東京フィルハーモニー交響楽団)が開会式の演奏を行った[1]。
この大会は名古屋市の山本球場で開催されたが、同年7月に甲子園大運動場(甲子園球場)が完成し、翌1925年の第2回大会より使用するようになったため(選手権大会は、1924年の第10回大会より使用)、選抜大会としては甲子園球場以外で行われた唯一の大会となっている。
第1試合の愛知一中対立命館中の試合前に始球式が行われ、川崎卓吉がモーニング姿で大会第1球を投じた。
出場校
[編集]選出校 | |
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早稲田実 | 東京 |
横浜商 | 神奈川 |
愛知一中 | 愛知 |
立命館中 | 京都 |
和歌山中 | 和歌山 |
市岡中 | 大阪 |
高松商 | 香川 |
松山商 | 愛媛 |
組み合わせ・試合結果
[編集]1回戦 - 決勝
[編集]1回戦 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
高松商 | 7x | |||||||||
和歌山中 | 6 | |||||||||
高松商 | 7 | |||||||||
愛知一中 | 1 | |||||||||
愛知一中 | 16 | |||||||||
立命館中 | 3 | |||||||||
高松商 | 2 | |||||||||
早稲田実 | 0 | |||||||||
早稲田実 | 3 | |||||||||
松山商 | 2 | |||||||||
早稲田実 | 6 | |||||||||
(再試合)[2] | ||||||||||
市岡中 | 5 | |||||||||
市岡中 | 21 | |||||||||
横浜商 | 13 | |||||||||
決勝戦スコア
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大会本塁打
[編集]- 1回戦
- 第1号:野村栄一(高松商)
- 第2号:田嶋豊次郎(和歌山中)
- 第3号:田嶋豊次郎(和歌山中)
- 第4号:飯田国吉(横浜商)
- 第5号:土肥梅之助(市岡中)
- 第6号:楠本貞一(市岡中)
- 第7号:増田喜三郎(横浜商)
- 第8号:広岡知男(市岡中)
- 準決勝
- 第9号:田丸実(早稲田実)
- 第10号:土肥梅之助(市岡中)
- 第11号:村川克己(高松商)
- 決勝
- 第12号:村川克己(高松商)
1988年まで本塁打は参考記録扱いであったが、1989年に公式記録として認められた。
その他の主な出場選手
[編集]- 森茂雄(松山商)