三池郡
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郡域
[編集]1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
歴史
[編集]近世以降の沿革
[編集]知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 筑後柳河藩預公領 →8月28日(新暦10月13日)より日田県管地 →9月13日(新暦10月28日)より長崎府管地[1] |
12村 | 南大牟田村[2]、下二部村、教楽来村、櫟野村、勝立村、臼井村、馬籠村、片平村、藤田村、船津村、早米来村、加納開村 |
藩領 | 筑後柳河藩 | 1町 54村 |
東濃施村、中濃施村、西濃施村、北新開村、南新開村、黒崎開村[3]、亀尻村、宮部村、久福木村、三池町[4]、小船津村、手鎌村、草木村、田崎村、四ヶ村、田隈村、上内村、坂井村、倉永村、原内山村、甘木村、黒崎村、元村、尾尻村、豊永村、岡松村、伏部村、隈村、深倉村、深浦村、池田村、豊持村、下内村、怒縄田村、亀崎村、高泉村、大間村、横須村、平野村、北大牟田村、田尻村、飯田村、原村、下楠田村、上楠田村、江浦村、江浦町村、今福村、古賀村、岩津村、浦村、下飯江村、中飯江村、上飯江村、谷川村 |
陸奥下手渡藩 →9月27日(新暦11月11日)より三池藩[1] |
1町 4村 |
今山村、新町、稲荷村、一部村、下里村 |
- 大牟田村 ← 南大牟田村、北大牟田村
- 川尻村 ← 下二部村、片平村
- 東米生村 ← 臼井村、一部村[一部]
- 西米生村 ← 馬籠村、一部村[一部]
- 三里村 ← 船津村、早米来村、加納開村
- 濃施村 ← 東濃施村、中濃施村、西濃施村
- 亀谷村 ← 亀尻村、谷川村
- 白川村 ← 小船津村、田崎村
- 岩本村 ← 坂井村、下内村
- 吉野村 ← 原内山村、元村
- 岬村 ← 黒崎村、深浦村
- 橘村 ← 尾尻村、豊永村
- 白銀村 ← 岡松村、池田村、豊持村
- 唐船村 ← 伏部村、深倉村
- 宮崎村 ← 隈村、怒縄田村、亀崎村
- 歴木村 ← 高泉村、平野村
- 天梁村 ← 三池町、大間村
- 田浦村 ← 飯田村、浦村
- 舞鶴村 ← 中飯江村、上飯江村
- 明治11年(1878年)11月1日 - 郡区町村編制法の福岡県での施行により、行政区画としての三池郡が発足。郡役所が天梁村三池に設置。
- 明治14年(1881年) - 天梁村が改称して三池町となる。(2町48村)
町村制以降の沿革
[編集]- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は全域が現・大牟田市。(2町12村)
- 大牟田町 ← 大牟田村、横須村、稲荷村、下里村
- 飯江村 ← 亀谷村、舞鶴村、下飯江村、田浦村、山門郡飯江村(現・みやま市)
- 二川村 ← 濃施村、上楠田村、下楠田村(現・みやま市)
- 江浦村 ← 江浦町村、江浦村、山門郡徳島村(現・みやま市)
- 開村 ← 北新開村、南新開村、黒崎開村、永治村(現・みやま市)
- 銀水村 ← 宮部村、久福木村、白銀村、橘村、田隈村、白川村、草木村
- 上内村 ← 上内村、岩本村、四ヶ村
- 手鎌村 ← 唐船村、手鎌村、岬村、甘木村
- 倉永村 ← 倉永村、吉野村、宮崎村
- 三池町 ← 三池町、新町、今山村、歴木村
- 三川村 ← 三里村、川尻村[大部分]
- 駛馬村 ← 藤田村、西米生村、東米生村[一部]、川尻村[一部]
- 玉川村 ← 勝立村、櫟野村、教楽来村、東米生村[大部分]
- 岩田村 ← 田尻村、原村、岩津村、今福村、山門郡竹飯村[一部](現・みやま市)
- 明治29年(1896年)7月1日 - 郡制を施行。
- 明治40年(1907年)5月1日 - 銀水村・上内村・手鎌村・倉永村が合併し、改めて銀水村が発足。(2町9村)
- 大正元年(1912年)10月1日 - 三川村が町制施行して三川町となる。(3町8村)
- 大正6年(1917年)3月1日 - 大牟田町が市制施行して大牟田市となり、郡より離脱。(2町8村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和4年(1929年)4月1日 - 三川町が大牟田市に編入。(1町8村)
- 昭和6年(1931年)10月1日 - 岩田村・二川村・江浦村が合併して高田村が発足。(1町6村)
- 昭和13年(1938年)4月17日 - 駛馬村が町制施行して駛馬町となる。(2町5村)
- 昭和16年(1941年)4月1日 - 三池町・駛馬町・銀水村・玉川村が大牟田市に編入。(3村)
- 昭和17年(1942年)4月1日 - 飯江村・開村が高田村に編入。(1村)
- 昭和33年(1958年)8月1日 - 高田村が町制施行して高田町となる。(1町)
- 昭和34年(1959年)4月10日 - 高田町が山門郡山川村の一部を編入。
- 平成19年(2007年)1月29日 - 高田町が山門郡瀬高町・山川町と合併してみやま市が発足。同日三池郡消滅。
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和29年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大牟田町 | 大正6年3月1日 市制 |
大牟田市 | 大牟田市 | 大牟田市 | 大牟田市 | 大牟田市 | 大牟田市 | ||
三川村 | 大正1年10月1日 町制 |
昭和4年4月1日 大牟田市に編入 | |||||||
三池町 | 三池町 | 三池町 | 昭和16年4月1日 大牟田市に編入 | ||||||
駛馬村 | 駛馬村 | 昭和13年4月17日 町制 | |||||||
銀水村 | 明治40年5月1日 銀水村 |
銀水村 | |||||||
倉永村 | |||||||||
上内村 | |||||||||
手鎌村 | |||||||||
玉川村 | 玉川村 | 玉川村 | |||||||
岩田村 | 岩田村 | 昭和6年10月1日 高田村 |
高田村 | 昭和33年8月1日 町制 |
平成19年1月29日 みやま市の一部 |
みやま市 | |||
二川村 | 二川村 | ||||||||
江浦村 | 江浦村 | ||||||||
飯江村 | 飯江村 | 昭和17年4月1日 高田村に編入 | |||||||
開村 | 開村 | ||||||||
山門郡 竹海村 |
明治40年1月1日 山川村の一部 |
山川村の一部 | 山川村の一部 | 昭和34年4月10日 高田町に編入 |
行政
[編集]- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)11月1日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
- 郡長を務めた主な人物
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 40 福岡県、角川書店、1988年2月1日。ISBN 4040014006。
- 旧高旧領取調帳データベース