ストーリーを忘れてしまうほど息を呑む映像、あまりにも衝撃的だった
墨を自在に操っているようだ
影が全てを司っており、光が入っていいタイミングを巧みに手懐けている
枯れ木林
そういうシーンがあるわけ…
『血』は血族の意だったのか、勝手に暴力的なものを想像していた
父親と息子と兄弟と叔父、恋人と借金取りとそれらの関係が次第に理解できていく。
序盤は展開を汲み取るのに意識を集中していてどこか掴めずにい…
父を亡くした2人の兄弟が孤児となり、父親の死を知らない弟は親戚に引き取られて兄弟は引き離されてしまう…。そんな兄弟のクリスマスから新年にかけての物語り。
ペドロコスタの長編映画デビュー作にも関わら…
映画的マジック、映画的リアリティ。
モノクロだからこそ際立つ表現と、緊張感のあるショットの連続。
どんな時も映画、というものを忘れてはいない、これは映画であり、私は映画であるという命すら感じ取れる作…
水面を挟んだ上下の至近距離にある生と死。ペドロ・コスタのエモーショナルなデビュー作──初期三部作のDVDボックスが手に入ったので鑑賞。彼の作品は『コロッサル・ユース』『ヴィタリナ』『火の娘たち』だけ…
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