曖昧な境界。屈折している。妻への嫉妬妄想。そこから逃避するための夢想としての謎の電波信号、ロケット開発、火星人、宇宙旅行。火星女王が自分のことを愛しているという妄想。三角観測装置、冷凍保存・人工管理…
>>続きを読む「浮気を疑って妻を殺し、逃亡先の火星で女王と恋に落ちる(ついでに共産革命が起こる)」、これがロシア史上初の宇宙映画というのだから愛おしい。現代から見れば結末がいかにもロシアらしいブラックユーモアにな…
>>続きを読むメトロポリスより早く,すでに舞台装置や衣装は完成している.且つ只のSFに終わらずあくまでヒューマニズム要素を主眼とする饒舌さ.
機械や技術から人間へ,ではなく人間によって革命がもたらされるのも新鮮.…
『月世界旅行』から僅か20数年後、人類はついに火星探検へ、モンタージュという最新の装備を整えて出発する。
とはいえこの時代のソ連映画なんで、独裁政治から共産主義へ向かいつつあった思想をしっか力説して…
妻の浮気をうたがう夫が突如として囚われる火星人たちの夢。現実と夢の境目は融解し、火星の女王アエリータはいつしか妻と重ねられ、火星でも奴隷たちによる社会主義革命が企てられる(”Socialistes …
>>続きを読む古の超大作SFラブストーリー。
不倫した妻をぶっ殺して火星に飛んで火星の女王とイチャつく話。
メロドラマ的展開とソ連の革命思想とSF的ディテールがごっちゃごちゃ。
マーク・カザンズのドキュメンタ…
【ソ連カルト映画】
1924年にソ連で作られたモノクロ・サイレント映画。
ロシア革命が起こってソ連が成立したのが1918年ですから、それからあまり時を経ていない時期の映画です。
若い研究者がロケ…
火星に行くまでが長いし、発想が突飛で筋を追いながら観るのが難しい
構成主義美術家による装置やA・エクステルの衣装がかっこいいことは言うまでもなく、1917年の地球の描写も完成度が高く、有機的に雰囲気…