予備校の数学講師の野呂は下宿屋の娘、かん子への恋心を隠して、倹しい生活を送っていたが、ある日、生徒に誘われて学生デモを見物に行き、警察隊との衝突に巻き込まれ、新聞の三面記事に顔が載り失職してしまう…
>>続きを読む古今東西こういう貧乏や失業をテーマにした作品って大抵男が気が優しくて、女は何だかんだで逞しい。多分、その構図が観客からの共感が得られるからなんだろうな。まあ伊藤雄之助にしろ越路吹雪にしろイメージぴっ…
>>続きを読む神保町シアターの越路吹雪特集。
外の暑さにやられて、不覚にも寝てしまった。。
当時の風刺を効かせまくった作品で、それゆえに冒頭から意味が分からない描写も多かったけれど楽しいシーンが多く、かなり寝落ち…
陽気に当時の世相を皮肉ったブラックコメディ。
冒頭からトラックに轢かれたりデモに巻き込まれたり…終始ツイてない臆病な予備校教師・伊藤雄之助が最高。
三好栄子の娘が越路吹雪ってなんか凄いしっく…
珍しい市川崑のコメディとか説明あるけど、アレ?いっぱいなかったっけ?犬神家ってコメディじゃなかったっけ?とか思ってしまう市川崑。あの足ピースサインとか菊人形とか笑ったでしょうみんな。むしろコメディ体…
>>続きを読む当時の社会情勢について知識が乏しいので、社会風刺についてはよく理解できなかったが、警官の小林桂樹が勤務する交番に、「〇〇殺しました」と言って次々に人が来るシーンは、時代に関係なく面白かった。
八千…
おっとりした予備校教師の野呂は度重なる不運に見舞われても生き抜こうとする。理念や願望と反する現実にも耐える。メーデーに参加するのは害悪だと職場が仕打ちする掟ならば、いずれこの社会は没落するのだろう。…
>>続きを読む◎戦後の激動に巻き込まれる優柔不断な数学教師
1953年 98分 モノクロ 東宝 スタンダード
市川崑(1915-2008)は、新東宝時代、1948年の『三百六十五夜』2部作(未見)の大ヒットに…