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こんにちは、LIFULLでシニアエンジニアをしている渡邉です。普段はLIFULL HOME'Sの流通領域のエンジニアチームにて、マネジメントをしています。好きなE2EライブラリはPlaywrightです。 今回は、LIFULLで取り組んでいるリリース承認の仕組みを変更し、自動化を図った取り組みについてお伝えします。 はじめに 皆さんは、普段の開発フローを一度俯瞰してみたことはあるでしょうか? 開発からリリースまでを通して見直してみると、思いがけないフローがボトルネックになっていることはありませんか? 普段やっている決まった手順が「会社の規定だから」「昔からやってきた習慣だから」と、そのまま受け継いでいるプロセスほど、意外な手間やムダが潜んでいるものです。 そこで今回は、LIFULLにおける課題感を踏まえつつ、私たちが開発フロー全体を見返す中で明らかになったリリースフローの課題に注目し、我々
こんにちは、LIFULL HOME'S事業本部CSユニットサービス開発グループの吉田です。 先日、社内ゼミ(勉強会)にて、障害対応時の心構えと障害対応訓練について共有しました。 このゼミは、プロダクトの開発・運用に関わるメンバーが抱える「もしシステム障害が起きたら、どのように対処すればよいのだろう?」という不安を解消し、適切な対応方法を学ぶ機会として開催したものです。 長年稼働しているシステムで有識者が少ない中、いくつかの障害を乗り越えてきた私たちチームの経験に基づいた障害対応について紹介します。 全体の理解を深めていただくために、本ブログは前編・後編の2つに分かれています。 まずは障害対応についての基礎知識や心得をお話した前編をお届けします。 障害対応はなぜ重要か 障害対応は初動が大事 障害対応の初動をスムーズに進めるための4つの心得 1. 体制をつくる 2. 情報をオープンな場に集約す
グループデータ本部データサイエンスグループの嶋村です。 今回は事業部門と研究開発部門が密に連携して「おとり物件」と呼ばれる社会課題の解決に挑んだ取り組みについて紹介したいと思います。この記事では主に研究開発部門の視点での発信になりますが、事業部門の視点での発信もありますので、是非下記の記事もご覧いただけると嬉しいです。 note.com 物件鮮度向上のための取り組み 適用イメージと評価指標のすりあわせ データの収集と理解 精度向上に向けたアイデア出し 機械学習モデル作成のためのワークフロー整備 機械学習モデルの作成とチューニング おわりに 物件鮮度向上のための取り組み LIFULLが運営する日本最大級の不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」では物件鮮度の向上を目指しており、過去の第三者機関による調査では物件鮮度No.1を獲得しました。物件広告の中には「おとり物件」と呼ばれる
こんにちは、事業基盤ユニットプラットフォームGの宮崎です。 LIFULL HOME’Sは昨年8月に「物件鮮度NO.1」を獲得しました。 今回はこのプロジェクトへのアプローチをエンジニア視点でふりかえってみます。 プロジェクトのきっかけ 背景 処理高速化のアプローチ 具体的な取り組み リポジトリの分離 専用のリードレプリカを作成 プログラムの実行頻度変更 PHPのバージョンアップ & OSのバージョンアップ s3 syncの同期方法変更 成果 物件情報の鮮度向上: 運用効率向上 まとめ プロジェクトのきっかけ 「SNSの投稿みたいに、入力された物件がリアルタイムに検索できればいいのに」 入社して間もない頃から入力された情報の反映を高速化したいと思っていました。 弊社の海外研修で、自部署の上長が情報審査部門の担当者と話す機会があったこともきっかけとなり、物件更新の高速化対応の検討が本格的に始ま
こんにちは、テクノロジー本部の木村です。障害報告のデータによる障害傾向分析やレポーティングの取り組みについてご紹介します。 障害管理の改善を目指す方々に参考になれば幸いです。 障害報告の入力項目 集計項目とツール 障害発生率(当月の開発系起因の障害件数/当月のリリース件数) 検出時間・対応時間・復旧時間の月平均推移 想定損害金額 傾向分析 まとめ 障害管理の運用事例についての記事は以下をご覧ください。 www.lifull.blog LIFULLでは様々なサービスを開発していますが、主要サービスで発生した障害は発生から再発防止までの経緯を報告するルールが定着しています。 一つひとつの障害分析の情報はそれだけでも価値があるのですが、私たちは品質管理部門としてそれをさらに分析する取り組みを始めました。 情報をまとめて整理すれば障害の傾向やサービス横断での共通課題なども見えてくることがありますし
こんにちは。テクノロジー本部の岡より、障害管理運用のより具体的な取り組み内容を紹介していきます。 障害管理に関わる方の参考になれば幸いです。 障害報告のおおまかな流れ 具体的な障害ステータスと報告内容 最近の運用改善事例 まとめ 私たちの部署では、LIFULLのさまざまな事業開発に関する活動や適切性のモニタリングとレポーティングを通して横断・間接的に必要な支援・助言・監督を行う責任を担っています。 事業運営に携わるエンジニアによる、障害分析の取り組みはこちらの記事もぜひ読んでみてください。 www.lifull.blog 障害報告のおおまかな流れ LIFULLでは、専用の障害報告管理ボードを使って障害発生から恒久対応完了までを報告することになっています。 「障害・バグが疑われる事象」「サクセスレートの低下によるエラー通知」などの問題が起きたら、誰でもすぐに報告チケットを起票できます。(起票
こんにちは、クオリティアーキテクトグループ(以下、QAG)の鐘です。 この記事では、E2Eテスト用物件のデータの正確性を維持するために、定期的にCSV形式の正しいデータを取り込むことで復旧する仕組みをご紹介したいと思います。 1. 結論 2. 背景 3. 解決したい問題 主要問題:物件データが意図せず変更されることで、テストが失敗してしまう 対応コストの増加 テスト信頼性の低下 副次問題:テスト用の物件が最適化・管理されていない 一つの物件が数種類のテストで使用されている 物件データがテスト用に最適化しづらい 4. やったこと 問題解決までの流れ 副次問題に対して:物件データの最適化 主要問題に対して:CSVでデータを復元できるのツール「DataKeeper」を提供 5. さらなる改善 1. 結論 物件データの不備が原因でテストが失敗することは運用開始以来発生していません。データが変更され
こんにちは。LIFULL Tech Vietnam(以下、LFTV)CEOの加藤です。 2023年10月にLFTVのCEOに就任し、早1年が経過しました。 この1年LIFULLグループでは「グローバル開発体制強化」を掲げ、その実現に向け多くの検討と取り組みを繰り返してきました。 そうした活動を繰り返す中で、我々は目指すべきグローバル開発を進めるためには以下の「3つの壁」を超えていくことが重要であるという結論に至りました。 「意識・理解」の壁 「仕組み」の壁 「言語」の壁 今回はその中でも主に「意識・理解」の壁を越えるためにLFTVとして行った取り組みを3つ紹介します。 3つの壁については当社CTOの以下の記事でも紹介しています。 note.com また、LFTVにおける今後のビジョンやグローバル開発体制強化の詳細は以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。 www.lifu
フロントエンドエンジニアの嶌田です。 アイコンは、UIデザインにおいて欠かせないパーツです。弊社が提供する不動産情報サイトであるLIFULL HOME'Sでも、多数のアイコンが使われています。 ウェブページにアイコンを埋め込む手段は無数にあります。あなたはいくつ言えますか? それぞれのメリットとデメリットについて説明できるでしょうか? この記事では、LIFULL HOME'Sのフロントエンドで選ばれているアイコン表示方法およびその理由を説明します。その後、アイコンの管理や実装にまつわる不便な点をサービス横断的に解消するために作られた社内ツールと配信システムである、LIFULL Icon CDNを紹介したいと思います。 私たちのアイコン実装方法 無数にあるアイコン実装方法のうち、私たちが選んだ実装方法は極めてシンプルです。 <img src="assets/icon-star.svg" wi
KEELチームの相原です。 前回のエントリは「LLMを利用したPlatform Engineering」でした。 www.lifull.blog 今回は、小さい経路最適化ミドルウェアを実装してAZ間通信を削減した話を書きたいと思います。 背景 我々KEELチームはKubernetsベースの内製PaaSであるKEELを開発しており、LIFULLのほとんどのサービスがこのKEEL上で動いています。 www.lifull.blog そして、KEELは巨大なマルチテナントのKubernetesクラスタとしてAWSの複数のAvailability Zone(以下AZ)に展開されていて、多くのmicroservicesが互いに通信しあっています。 そのためAZ間通信はプラットフォームとして重要な関心事の一つです。 レイテンシやAWSのAZ間通信に対する課金を最小限に抑えるため、なるべくAZ間通信を減ら
QAの山下です。 QAグループという名前で横断組織として手動&自動テストやツール開発、プロセス改善など仕組みづくりに取り組んでいます。 今回は LIFULL HOME'S の開発で実行されているE2Eテスト(リグレッションテスト)をシフトレフトし、実行時間を80%短縮した話を紹介します。 ざっくり何をやったのか 大規模なリポジトリでのdevelopマージ後のE2Eテストの9割をPR上で実行可能にした コードのpushからE2Eテスト完了まで5~8分で完了できる 運用上の課題も頑張って解消した 目次 ざっくり何をやったのか 目次 結論 前提情報 E2Eテストとは リグレッションテストとは LIFULL HOMESでのE2Eテストの位置付け シフトレフトとは EEとは 対象のプロダクトの規模 起こっていた課題 テストの削除とリファクタを行い、テストケースを3割削減した デプロイ後のアプリケーシ
こんにちは。クオリティアーキテクトグループでQAエンジニアをしている星野です。 元々はQAグループという名前で横断組織として社内のテストプロジェクト支援などを嗜んでいましたが、 組織が統合・再編成され、より自動テストやツール開発、プロセス改善などエンジニアリングに寄った仕組みづくりに取り組んでいます。 3行まとめ 共通のフォーマットを開発したよ 抵抗感なく浸透させるように工夫したよ こっそり横断的なメトリクスも取ったら便利っぽかったよ 3行まとめ 背景 課題 対策 やったこと 当たり前品質編 : 満たさないと論外 魅力品質編: 乗り換える理由をつくる 横断部署が常にぶちあたる浸透の課題 ロガー 広報 効果と現状とこれから 終わりに 背景 課題 LIFULLではチームごとにやりやすい開発体制を選択しています。 奇抜な開発スタイルをとっているわけではありませんが、それぞれに特色があり独自に改善
KEELチームの相原です。 今回はeBPFを利用してKubernetesクラスタの可観測性の隙間を埋めている話です。 前回のエントリではLLMにうつつを抜かしていたので本業(?)の話をしようと思います。 www.lifull.blog LIFULLの可観測性の現在地 eBPFとは 可観測性の隙間 NAT Loopback eBPFを実行するには BPF CO-RE libbpf-rsを利用したNAT Loopbackの検知 1. (ユーザ空間) コマンドライン引数として受け取ったDNSをTTLごとに名前解決してIPアドレスを取得する 2. (ユーザ空間) IPアドレスに変化がある度にカーネル空間で動くBPFプログラムにそのIPアドレスのリストを渡す 3. (カーネル空間) Kprobesで tcp_v4_connect/tcp_v6_connect にフックを仕込む 4. (カーネル空間)
KEELチーム の相原です。 前回のエントリ で我々KEELチームはKubernetesベースの内製PaaSであるKEELを開発・運用する傍ら、LLMという新たなパラダイムの台頭にあわせてベクトルデータベースの提供や周辺ソフトウェアを社内向けに開発していることを紹介しました。 www.lifull.blog あれから数ヶ月が経ち、現在私達はLIFULLのグループ会社全体に向けて汎用AI(仮)を提供しています。 もともと我々KEELチームはPlatform Engineeringの一環として、Kubernetesベースの内製PaaSであるKEELのほかにコードジェネレータによる一貫したPaaS体験を中心に様々なユーティリティをコマンドラインから提供するkeelctl, KEELが提供するプラットフォームのユーザ体験を向上させるブラウザ拡張のkeelextを開発してきました。 Platform
プロダクトエンジニアリング部の吉田と申します。 普段はRubyやTypeScriptといった言語を使ったサーバサイドエンジニアをしています。 今回、サイトの閲覧障害をきっかけに行ったポストモーテム会が個人的にとても有意義だと感じたので紹介させてください。 障害分析レポートの紹介 弊社では障害が起きた場合、障害分析レポートを書くという決まりがあります。 この障害分析レポートというものは、一般的にはSREの用語でポストモーテムとして知られている障害対応時のことを記録する文書のことです。 弊社では品質管理を行っている部署がテンプレートやフォーマットを整えてくれており、内容としてはオライリーのSRE本の付録Dに記載してある「ポストモーテムの例」にかなり似通った内容です。 かいつまんで紹介すると下記のような内容を記載するものです。 障害の概要 影響範囲 タイムライン 水面下で起きていた問題(根本の問
プロダクトエンジニアリング部の千葉です。 LIFULL HOME'S不動産査定とホームズマンション売却の開発に携わっています。 この記事では、売却査定サービスにおけるアクセシビリティ対応の取り組みについて紹介していきます。 マンション査定シミュレーション input要素 コンボボックス 所在地選択ダイアログ キーボードフォーカス リストボックス 最後に マンション査定シミュレーション マンション査定シミュレーションは、インターネット上でマンションの価格を調べることができる簡易査定の機能です。 売却計画を立てる際や、不動産一括査定サービス利用時の参考として使用することができます。 LIFULL HOME'Sのマンション査定シミュレーションではマンション名、所在階、専有面積、間取りを入力すると参考価格を算出することができます。 まずは、ここの入力欄要素での取り組みについて紹介します。 inpu
こんにちは、フロントエンドエンジニアの嶌田です。 アクセシビリティは今まで以上に大きな関心を寄せられるトピックになってきたように思います。個人で関心がある人、企業のなかで周りを巻き込み推進しようとしている人、すでに組織全体での取組みに変わりつつある企業など、状況は様々だと思います。弊社はというと、内側からの推進活動は広がりを見せつつも、まだ組織一丸となった取組みには至っていない、といったところです。 そんな状況の私たちですが、社外のアクセシビリティを推進する同志たちに、ほんの少しでも力を分け与えられたらと思い、このたび「LIFULLアクセシビリティガイドライン」を公開しました。取組み状況が様々ある中でどのように活かしていけるか、まずは一度ご覧いただければ幸いです! lifull.github.io アクセシビリティとは? アクセシビリティとは、高齢者や障害者を含むできるだけ多くの人々に対し
フロントエンドエンジニアの嶌田です。株式会社 LIFULL でプロダクトのアクセシビリティ向上をミッションとして活動しています。 本日は、不動産・住宅情報の総合サービスである LIFULL HOME'S のスマートフォンサイトにおいて、過去半年間で実施したアクセシビリティ向上施策をご紹介します。ご紹介する施策のうちいくつかは、内容を掘り下げて実装コードを交えて解説をしていきます。 それでは、早速アクセシビリティ向上のために実施した施策を見ていきましょう。 ボタンを正しくボタンにする 追加コンテンツを読み込む機能のフォーカス管理 チェックボックスに適切な名前を付ける カルーセルをアクセシブルにする スクリーンリーダーによる検索結果の件数の読み上げ そのほかの改善点 おわりに ボタンを正しくボタンにする ウェブサイトにおいて、ユーザーがアクションを実行するためにボタンが用いられます。ボタンは通
検索エンジンチームにいながら外部公開APIのメンテナンスもしている加藤宏脩です。 この記事では、毎日大量に書き込まれ膨れ上がったMySQLのテーブルを、 テーブルローテーションさせることで不要なデータを継続的かつ安全に削除する処理の実装をしたのでそれについてお話したいと思います。 利用している技術 Amazon RDS for MySQL Engine version: 5.7.41 Amazon ElastiCache for Redis Engine version: 6.2.6 起きていた問題 LIFULLのとあるサービスは、アプリケーションとMySQL、DBの結果をキャッシュするRedisがあるというよくみる一般的なアーキテクチャで運用しています。 このMySQLのテーブルは毎日100万件以上のレコードが追加されていく状態になっており、 総レコード数は6億件を超え、容量は2TBを超
こんにちは! LIFULLエンジニアの吉永です。 普段はLIFULL HOME'SのtoC向けのCRMチームにてエンジニアリングマネージャをやっています。 本日はクリーンアーキテクチャで構築したプロダクトが初版リリースから2年経過した現在、どうなっているか?について紹介したいと思います。 これから新規プロダクトにクリーンアーキテクチャを採用しようとしている方々の参考になれば幸いです。 アジェンダ クリーンアーキテクチャで構築したプロダクトの概要 クリーンアーキテクチャを採用して得られたメリットやデメリットについて 2年経過してみて今どうなの? まとめ クリーンアーキテクチャで構築したプロダクトの概要 今回のブログで紹介する我々のプロダクトですが、オムニチャネル戦略を推進する為の各種機能を提供するAPIサーバーとなり、下記のような機能を持っています。 LINE/Mailでその日の新着物件情報
プロダクトエンジニアリング部の海老澤です。 普段は LIFULL HOME'S の賃貸部門のフロントエンド開発をしています。 近年、LIFULL の開発部門では「開発生産性」という言葉が取り沙汰されるようになりました。 LIFULL HOME'Sの主要リポジトリは10年以上運用され続け、今も多くの開発者によって日々改修され続けています。 長い年月の中で小さな設計ミスも積み重なって大きくなり、ちょっとした実装でも入念な調査が必要となり開発生産低下の要因となっていました。 また10年以上前に採用したフレームワークで稼働しているため、今ではドキュメントを探すのも一苦労という具合です。 そこで主要開発部門では「自部門の機能はマイクロサービスへと切り離し、各々で面倒を見る」という方針になりました。 賃貸部門も同様に機能の切り離しを始め、先日「物件詳細ページ」のマイクロサービス化を行いました。 今回は
こんにちは。エンジニアの中島です。 現在はアクセシビリティ推進グループ(以下推進グループ)に在籍しています。 以前同組織の紹介記事をいくつかあげましたが、その通り弊社は自社の運営するサービスをアクセシブルにするため日々奮闘しています。 www.lifull.blog www.lifull.blog 以前の記事ではどういったマインドで同組織ができたか、どのように推進しているかについて話ました。 今回は、そういった活動の中でいくつか技術的な副産物が生まれたのでその話をしようと思います。 キーボード操作編 CSSの概念距離 さいごに キーボード操作編 アクセシビリティ対応にあたって、基本的なやることの一つにUIをキーボード操作可能にするという作業があります。 自社のサービスにもキーボード操作不能ないくつかのUIの存在を認識しており、それらを実際に直していくということをしています。 修正時、場合に
フロントエンドエンジニアの嶌田です。アクセシビリティ推進グループに所属し、社内のプロダクトのアクセシビリティを高めるために日々奮闘しています。 LIFULL HOME'S は不動産・住宅情報の総合サービスです。住宅や住み替えに関する多くの情報を取り扱っており、サービス全体の規模はかなり大きいといえます。 レスポンシブデザインに対応したヘッダ・フッタの制作については以前に公開した記事で取り上げました。2022年5月から10月にかけて行われた今回のプロジェクトは、このヘッダ・フッタを LIFULL HOME'S サービス全体に展開することで、四散しているヘッダ・フッタを統合・刷新することを目的としたものです。 www.lifull.blog ヘッダ・フッタの統合・刷新により、サービス全体のアクセシビリティが向上し、キーボードやスクリーンリーダーのユーザーにとって利用しやすくなりました。改善の内
こんにちは。エンジニアの中島です。 2022年 4月からアクセシビリティ推進グループ(以下推進グループ)に在籍しています。 この組織は新設されたばかりで、まだ出来て半年の組織になります。 そのため、部署の目指すべきゴールイメージや、それを図るための指標といったものを作るところから始めることになりました。 本記事はそういったところについて共有させていただこうと思います。 立ち上げにあたっての話については以前同グループの嶌田が投稿した記事があるのでそちらをご参照ください。 www.lifull.blog 部署の目指すべきゴールイメージと行動軸 プロダクトに対する直接的な品質改善活動 新しい負債の発生を低減させるための文化醸成 指標化 プロダクトに対する直接的な品質改善活動の指標化 マニュアルテスト スコアリング 加えたマニュアルテスト項目とその重み Lighthouseの推奨するマニュアルテス
こんにちは。テクノロジー本部の福留です。4 月に新卒入社しました。好きなものは合唱と篩型です。 目標管理に関するフレームワークとして、OKR(Objectives and Key Results)が Google や Facebook などの企業で取り入れられ、注目を集めています。 OKR フレームワークにおいては、挑戦しがいのある高い目標(Objective)を設定し、主要な結果(Key Results)も 60〜70%の達成度で成功とみなされるような、高い成果に設定します。 チームのモチベーションが高くなるような高い目標を掲げる一方で、日々の業務ではできなかったことのほうが多くなり、徐々にメンバーのモチベーションが低下する原因になりえます。 この問題を解決する取り組みが WinSession です。この場では、逆に「できたこと」に注目し、メンバーどうしが承認・称賛しながら情報共有を行い
はじめに こんにちは!AI戦略室の曽迪(ソテキ)です。LIFULL社内の技術や知見を集結させて議論するイベント: LIFULL Tech Hubの運営リーダーを担当しています。今回はLIFULL Tech Hubについて紹介します。 LIFULL Tech Hubとは LIFULL Tech Hubとは、過去に「AI戦略室成果展示会」という名称で開催されたイベントをさらに発展させた全社カンファレンスです。 そもそも私が所属するAI戦略室は、事業部とは独立した組織であるため事業部との距離感が生じやすく、研究開発組織として活動や成果を発信し会社全体に存在意義を認知してもらう必要がありました。「AI戦略室成果展示会」はその流れで開催されたものとして、以来定期的に全社イベントとして開催してまいりました(過去のAI戦略室成果展示会の紹介)。 これらのイベントを開催する過程において、社内には私たちと同
こんにちは! LIFULLエンジニアの吉永です。 本日はエンジニアの自己研鑽について、自分はどんなことをやってきたかを紹介します。 ソフトウェアエンジニアを目指している人や、ソフトウェアエンジニアとして今後のキャリアプランに悩んでいる人の参考になれば幸いです。 私については、以前noteへ投稿した下記の記事に自己紹介と略歴が記載されているので、宜しければご参照ください。 note.com アジェンダ 自己研鑽の方法と変遷について 2007年~2009年頃 2010年~2014年頃 2015年~2019年頃 2020年~現在(LIFULLに入社してから現在) まとめ 最後に 自己研鑽の方法と変遷について 私は2007年4月にソフトウェアエンジニアとしてのキャリアをスタートし、2015年3月までは放送機器の組込ソフトウェアエンジニアとして働いていました。 思い返してみると、自己研鑽の為のインプ
フロントエンドエンジニアの嶌田です。2022 年 4 月からアクセシビリティ推進グループ(以下推進グループ)に在籍しています。今回はこの新しくできた部署について簡単に紹介します。また、会社や私がアクセシビリティに取り組む理由を語ってみようと思います。 弊社プロダクトのアクセシビリティを推進する取り組みは、これまでも有志が集まるワーキンググループの形で存在していました。ワーキンググループについては以前に Ltech という社外イベントで紹介しました。今年度からの新設部署はワーキンググループの流れを汲んでおり、推進活動に本腰を入れてコミットしていくために新設された部署です。 参考:Ltech#14 「LIFULL HOME'S」のフロントエンドについて語り尽くします! 開催レポート - LIFULL Creators Blog 推進グループは上長1名に、ほぼフルタイムでアクセシビリティにコミッ
エンジニアの島です。AI戦略室でバックエンドシステムの開発をしています。 本記事ではPrometheusを利用して、独自のメトリクスを計測することで監視を効率よく行えることを紹介します。 背景 チームで作っているもの 社内共通基盤の活用 効果的な監視で得られるもの 問題の予兆に気付けるようになる 問題の原因特定につながる 時系列での傾向を把握できる Prometheusとは 思想 メトリクスの公開 custom metricsを追加しよう Prometheusで監視しよう custom metricsで計測すると嬉しいもの 外部IOに関して 内部状態に関して 外部起因ではないアプリケーションのエラーの数 有効データのうち、モデルが値を返せている割合 機械学習モデルのスコア(histogramを利用) そのほか 終わりに 最後に宣伝 背景 チームで作っているもの LIFULLのAIチームでは
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