Xの初学者のポストにて古の手法を教わっている方をよく見かけるので、2024年現在そのCSSテクニックはもう古いってものをいくつか列挙しました。 ブロックのセンタリングに margin を使うなら margin-inline:auto を使いなさいmarginを使ってブロックのセンタリングを行う際によく教わるのはmargin:0 autoあるいはmargin:autoでしょう。
CSSの:has()疑似クラスは便利そうだけどブラウザのサポートがまだ、と見送っていた人に朗報です。12/19にリリースされたFirefox 121(リリース情報)でサポートされ、これで:has()疑似クラスがすべてのブラウザにサポートされました。 そんな:has()疑似クラスの便利な使い方を紹介します。 :has()疑似クラスのサポート状況 ※まだFirefox 121の分がアップデートされていないようです。 Chrome, Edgeは105から、Safariは15.4からサポートされているので、来年は:has()疑似クラスを使用する機会も増えるでしょう。 また、12/20にアップデートされたTailwind CSS v3.4(リリース情報)でも:has()疑似クラスがサポートされました。 :has()疑似クラスの基礎知識 CSSの:has()疑似クラスとは、指定した要素がある場合にのみ
最近ではモダンブラウザをターゲットにした場合、リセットCSS自体は必要ないかもしませんが、設定しておきたいスタイルや一部のブラウザ用に設定しておきたいスタイルがあります。 その中の一つとして、img要素に設定しておくと便利なスタイルを紹介します。 最近のリセットCSS、また設定しておきたスタイルや一部のブラウザ用に設定しておきたスタイルは、下記をご覧ください。 2023年、現在の環境に適したリセットCSSのまとめ img要素に設定しておきたスタイルは、こちら。 img { max-width: 100%; /* 1 */ height: auto; /* 1 */ vertical-align: middle; /* 2 */ font-style: italic; /* 3 */ background-repeat: no-repeat; /* 4 */ background-size:
今までJavaScriptを使用しないと実装できなったことが、CSSだけで実装できるようになったものが増えてきました。たとえば、表示・非表示をdisplayプロパティでアニメーションできるようになったり、スクロールをトリガーにしたアニメーションなど、新機能が登場しました。 今回紹介するのは、height: 0;からheight: auto;へのトランジションです。高さが固定値であれば簡単にアニメーションできますが、コンテンツ量が不明で成り行きの場合はJavaScriptで高さを取得する必要がありました。 height: 0;からheight: auto;へのトランジションをCSSで実装する方法を紹介します。元記事を読んで、CSS Gridをここで使用するのか! と驚きました。 🧙♂️ CSS trick: transition from height 0 to auto! by Fra
【第5弾】少しのコードで実装可能な10のCSS小技集CSS小技集シリーズの第5弾!「【第4弾】少しのコードで実装可能な10のCSS小技集」から約2年。またまた便利でサクッと使えるコードが続々登場しています!初心者さんからベテランさんまで要チェック! 【第 4 弾】少しのコードで実装可能な 10 の CSS 小技集 目次ネストで親子セレクターを管理チェックボックスやラジオボタンの色を変更アスペクト比を指定する新しいメディアクエリーの範囲指定方法背面の要素をぼかす要素を画面のど真ん中に固定表示空の要素にスタイルをあてる条件に合致しないセレクターにスタイルをあてるスムーススクロールのジャンプ位置動いている CSS アニメーションを止めるHTML・CSS の全コードは各サンプルの「HTML」や「CSS」タブを、別タブでのサンプル表示は右上の「EDIT ON CODEPEN」をクリックしてご覧くださ
CSSの進化は速く、ここ1,2年はさらに速くなりましたね。その要因の一つがIEのサポート終了で、現在はエバーグリーンのブラウザ(自動で最新版にアップデートするブラウザ)となり、モダンCSSの機能がたくさん使用できるようになりました。 2023年、CSSの現状調査をおこなった結果をまとめた「State of CSS 2023」を紹介します。今年は例年より早いですね。 State of CSS 2023 State of CSS 2023は、State of CSSでおこなわれたアンケートの調査結果(9,190人分)をまとめたものです。 まずは、アンケートに回答された人の属性。 世界中の人がアンケートに参加しており、日本人も参加しています。年齢は25-44才が多く、性別は男性が多めです。
2023年もCSSとUIの進化がすごいです! 先日開催されたGoogle I/O 2023から、各ブラウザにサポートされたモダンCSSの新機能をはじめ、まもなくサポートされる機能まで、CSSの新しい機能を紹介します。 コンテナクエリ、スタイルクエリ、ダイナミックビューポート単位、カスケードレイヤー、ネスト、三角関数、広色域のカラースペースなど、これからのWebサイトやスマホアプリのUI制作に役立ちます。 What's new in CSS and UI: I/O 2023 Edition by Una Kravets, Bramus, Adam Argyle 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスに基づいて翻訳しています。 はじめに モダンCSSの新しいレスポンシブ モダンCSSの基礎機能の強化 カスタマイズ可能なコンポーネント CSSによるインタラクション 終わり
CSSの:has()疑似クラスが主要ブラウザでサポートされ、喜んでいる人も多いと思います。今まではJavaScriptを使用しなければできなかったことが、:has()疑似クラスを使用するとさまざまなセレクタを条件式のように記述できます。 たとえば、子に画像がある場合とない場合、子の数が奇数の場合と偶数の場合、セレクタを追加したり変更することなく指定できます。また、コンテンツやフォームなどにも便利な使い方がたくさんあります。 :has(): the family selector by Jhey Tompkins 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスに基づいて翻訳しています。基づいてというのは、貢献部分に関して同ライセンスも含みます。 先日リリースされたChrome 105, Edge 105で:has()疑似クラスはサポートされ、コンテナクエリ(@containe
7/27(水)開催の「TechFeed Experts Night#1 〜 Web標準 / CSS / Webアクセシビリティを語ろう」で発表した内容です https://techfeed.io/events/techfeed-experts-night-20220727 スライド内のリンクがクリックできるPDF版はこちら https://drive.google.com/file/d/1fc98v082exdGcCuxS73wEN_Qe2COvdTW/view?usp=sharing 各デモURL ■ 上下左右中央揃え https://codepen.io/tonkotsuboy/pen/qBbpYzj ■ スムーススクロール https://codepen.io/tonkotsuboy/pen/NWyNMOo ■ すりガラス https://codepen.io/tonkotsuboy
AppleやNike、Teslaといった誰もが知る大企業のWebレイアウトを、CSSで再現するテクニック集がTwitterで投稿され、話題となっています。 CSSのみで表現できる目からウロコのテクニックが中心で、あの驚くようなエフェクトも実はシンプルな数行のコードで表現されていたりします。 コピペできるCSSコードと一緒に、デモサンプルも確認してみましょう。CSSで解決できるテクニック、増えています。 「これどうやる?」アップルやナイキなど大企業Webサイトで利用中のレイアウト再現CSSテクニック集 ノーコードでレスポンシブなデザインを構築できる Builder.io のCEO @Steve8708は、有名サイトで使われている魅力的なレイアウトが、どのように作成されているのか、コピー用のサンプルコードと一緒にみじかい動画で詳しく紹介しています。 ユーザーの視線を奪うアニメーションやレイアウ
*{margin:0;padding:0;line-height:calc(0.25rem + 1em + 0.25rem)}*,::before,::after{box-sizing:border-box}*:where(:not(fieldset,progress,meter)){border-width:0;border-style:solid;background-origin:border-box;background-repeat:no-repeat}html{block-size:100%;-webkit-text-size-adjust:none}@media (prefers-reduced-motion:no-preference){html:focus-within{scroll-behavior:smooth}}body{-webkit-font-smoothing
後日追記: WEB+DB PRESS Vol.133でさらに詳しく書いた。 BEMによってもたらされた、コンポーネントベースのアプローチでは、「ページはコンポーネントの集合によって表現されるべきであり、ページに含まれるのはすべてがコンポーネントである」と考える。しかしこれまでCSSを書いてきた経験から、これではデザイン意図をまともに表現することができないと感じ始めた。なぜなら、普通デザイナーはページのすべてがコンポーネントであるとは考えないからだ。 もちろんページの構成要素のなかには、明らかにそれが「コンポーネント」であると意識して作られたものもある。ただしそれは一部であり、全部ではない。「コンポーネントもあれば、コンポーネントではないものもある」という感覚のほうが普通なのだ。 典型的なUIライブラリにある、「ザ・コンポーネント」みたいなものだけではページは完成しない。例として、一貫してB
グラフィックデザインやDTP、いわゆる紙媒体のエディトリアルデザイナーさんにとっては当たり前の文字間隔の調整。Webではトラッキングを「letter-spacing」で設定できますが、個別の調整ができることをご存じない方も多いのでは? 実は、「font-feature-settings」というCSSのプロパティを設定することで、Webで簡単に文字間隔の調整(カーニング)ができます。 はじめに:ベタ組みと文字詰め 日本語フォントは基本的にベタ組み(等幅)で読みやすいように設計をされています。長文を読むにはベタ打ちのほうがリズムよく読めて疲れないので、本文などはベタ打ちのままのほうがよい場合が多くあります。 それでもフォントサイズの大きい見出しなどでバシッといい感じに決めたい場合もありますよね。個人的には記事のタイトルが並んでいるなかで、カッコから始まるものが混じっているときなどは、「んぁ〜」
CSSの単位px、em、remは、どれをどこで使用するのがよいか。 font-sizeの値にはどの単位を使用していますか? ほかにもメディアクエリを定義する時、マージンを定義する時、widthやheightを定義する時、使用する単位はアクセシビリティに配慮する必要があります。 The Surprising Truth About Pixels and Accessibility by Josh W. Comeau 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに CSSでpxとemとemの各単位がどのように機能するか アクセシビリティに関する考慮事項 どの単位をどこで使用すればよいのか どの単位がベストなのかが明らかでない場合 簡単にできる小技とメンタルモデル ボーナス: remを使用すると便利なテクニック はじめに C
Safari 15.4(最新は15.5)で新しいビューポート単位「lvh」「svh」がサポートされました。ビューポートを基準にした単位で、この単位を使用することで、iOSのSafariで100vhがビューポートの高さではないという仕様に対応できます。 今まではCSSの-webkit-fill-availableがその対応方法でしたが、ネストされた要素やcalc()内では使用できません。新しいビューポート単位を使用すると、そういった問題もなくなります。 The Large, Small, and Dynamic Viewports by Bramus 2021年の記事ですが、Safari 15.4でこれらの新しいビューポート単位がサポートされたので、このタイミングで紹介します。 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじ
CSSのコンテナクエリと:has()疑似クラスを使用するとこんなことができる、というのをGoogleデベロッパーのUna氏が公開していたので、紹介します。 簡単に説明すると、:has()疑似クラスは引数の要素を含んでいるかをCSSで判別できます。.card:has(.visual)でカード内に画像(.visual)が含まれている場合のスタイル、.card:not(:has(.visual))で含まれていない場合のスタイルを定義できます。 下記は、カードに画像が含まれている場合は見出しのfont-sizeを小さく、含まれていない場合は大きくしています。 Simple CQ Demo with :has() 先日リリースされたSafari 15.4で、:has()疑似クラスがサポートされました。Chromeは次期101のflagsで使用できる予定(Canaryはすでに使用できます)で、すべての
これまでとは異なるCSSフレームワークが登場しました! Tailwind CSSのようにユーティリティファーストで、すべての値がCSS変数(カスタムプロパティ)で記述されています。レスポンシブ対応で一貫性のあるUIコンポーネントを簡単に、素早く実装できます。 単独でも他のフレームワークとの併用も可能で、カラーのみグラデーションのみシャドウのみタイポグラフィのみメディアクエリのみといった使い方もできます。 Open Props Open Props -GitHub Open Propsとは Open Propの使い方 Open Propsのデモ Open Propsとは Open PropsはこれまでのCSSフレームワークとは一味も二味も異なる、CSS変数(カスタムプロパティ)ベースのCSSフレームワークです。巧妙に設計されたWebデザイントークンは、一貫性のあるUIコンポーネントを素早く実
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