昨年2月に閉館した名古屋・伏見の音楽ホール「三井住友海上しらかわホール」について、建物を所有する三井住友海上火災保険(東京都千代田区)が、ホール存続を前提に売却先を決定したことが分かった。同ホールは、クラシック音楽に適した国内有数の音響性能を持つ施設として知られていた。時期は未定だが、今後再開へ向けた準備が進められるという。 同社によると、売却先は、輸入車販売を手がける国際(東京都文京区)がしらかわホールの存続を目的に設立した新会社(同区)。ホールの入る12階建てのビルごと売り、新会社がビルの運営を引き継ぐ。3月中に売却手続きを完了するという。