DO180
Red Hat OpenShift Administration I: Operating a Production Cluster
概要
OpenShift クラスタで Kubernetes ワークロードとして動作しているコンテナ化アプリケーションのデプロイ、管理、トラブルシューティングを行う。
コースの説明
Red Hat OpenShift Administration I: Operating a Production Cluster (DO180) は、OpenShift クラスタ管理者が Kubernetes ワークロードを管理し、開発者、DevOps エンジニア、システム管理者、SRE と協力してアプリケーション・ワークロードの可用性を確保できるようになることを目的としています。このコースは、一般的なエンドユーザー・アプリケーション (多くの場合 Web またはモバイル UI からアクセス可能で、クラウドネイティブのコンテナ化されたワークロードの大部分を占める) の管理に焦点を当てています。アプリケーションの管理には、データベース、メッセージング、認証システムなどの依存関係のデプロイと更新も含まれます。
このコースで学習するスキルは、Red Hat OpenShift on AWS (ROSA)、Azure Red Hat OpenShift、OpenShift Container Platform など、OpenShift のすべてのバージョンの使用に適用されます。
このコースは Red Hat OpenShift 4.14 に基づいています。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセスをご利用いただけます。
注:このコースは、4 日間のクラスルーム授業、5 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、右側のメニューでお住まいの地域を選択して [詳細はこちら] をクリックしてください。
学習内容サマリー
- コマンドライン・インタフェースおよび Web コンソールの OpenShift クラスタを管理
- OpenShift でコンテナイメージ、テンプレート、Kubernetes マニフェストからアプリケーションをデプロイ
- OpenShift クラスタ内外のアプリケーション間のネットワーク接続のトラブルシューティング
- アプリケーションデータ用に Kubernetes ワークロードをストレージに接続
- 高可用性と信頼性をもたらす Kubernetes ワークロードの設定
- アプリケーションのコンテナイメージ、設定、Kubernetes マニフェストの更新を管理
コース対象者
- 主要な対象者:プラットフォームエンジニア、システム管理者、クラウド管理者、およびその他のインフラストラクチャ関連 IT の職務を担う方で、アプリケーション向けインフラストラクチャの 1 次サポートを担当する方、OpenShift クラスタとコンテナ化アプリケーションの管理に関心のある方
- その他の対象者:エンタープライズアーキテクト、サイト信頼性エンジニア、DevOps エンジニア、およびその他のアプリケーション関連 IT の職務を担う方で、アプリケーション向けインフラストラクチャの設計を担当する方
- コンテナ・テクノロジーを初めて使用する開発者およびサイト信頼性エンジニアは、 Red Hat OpenShift Development I: Introduction to Containers with Podman (DO188)に登録する必要があります
推奨トレーニング
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください。
- 前提条件:Containers, Kubernetes and Red Hat OpenShift Technical Overview (DO080) を受講済み、または Linux コンテナに関する同等の知識があること。
- 前提条件: Getting Started with Linux Fundamentals (RH104) を受講済み、またはコマンドライン・インタフェースの使用 (理想的には Bash シェルの操作) に関する同等の習熟度を持つこと。
テクノロジー上の留意事項
- このコースでは、OpenShift クラスタとリモート管理者のワークステーションを提供するクラウドベースのクラスルーム環境にアクセスするため、インターネットアクセスが必要です。
学習内容
Kubernetes と OpenShift の概要
主要な Kubernetes クラスタサービスと OpenShift プラットフォームサービスを特定し、Web コンソールから監視する。
Kubernetes と OpenShift のコマンドライン・インタフェースと API
コマンドラインから OpenShift クラスタにアクセスし、その Kubernetes API リソースにクエリを実行してクラスタの状態を評価する。
コンテナおよび Pod としてのアプリケーションの実行
コンテナ化されたアプリケーションをアンマネージド Kubernetes Pod として実行し、トラブルシューティングを行う。
Kubernetes へのマネージド・アプリケーションおよびネットワーク化されたアプリケーションのデプロイ
アプリケーションをデプロイし、Kubernetes クラスタの内外からネットワークにアクセスできるよう公開する。
アプリケーション設定およびデータのストレージの管理
アプリケーション設定を Kubernetes リソースに外部化し、永続データファイル用のストレージボリュームをプロビジョニングする。
信頼性をもたらすアプリケーション設定
高可用性と回復力を実現するために、アプリケーションが Kubernetes と連携するように設定する。
アプリケーション更新の管理
再現可能なアプリケーション更新を管理し、コードと設定のロールバックを行う。
成果
組織にとっての効果
- このコースの目標は、Red Hat OpenShift クラスタを管理し、高可用性、復元力、スケーラビリティのあるコンテナ化されたアプリケーションをサポートするために必要なスキルを習得することです。Red Hat OpenShift は、Kubernetes をベースとするエンタープライズ向けに強化されたアプリケーション・プラットフォームで、共通の API と抽象化をセットにして提供し、クラウドプロバイダーと従来のデータセンターの間でアプリケーションの可搬性を実現します。Red Hat OpenShift は、これらの環境間での運用プロセスの一貫性と可搬性を向上させるものであり、マネージドサービスとしてデプロイすることもできます。Red Hat OpenShift on AWS (ROSA) や Azure Red Hat OpenShift などの OpenShift のマネージドサービスを使用する場合、外部の SRE チームが、お客様の IT 運用チームと Red Hat OpenShift クラスタを管理する責任を共有します。
個人にとっての効果
- このコースの受講者は、Red Hat OpenShift クラスタおよび Kubernetes アプリケーションのアーキテクチャについて理解し、OpenShift でアプリケーションのデプロイ、管理、トラブルシューティングを行えるようになります。また、アプリケーションとインフラストラクチャの問題を特定し、開発チーム、運用チーム、IT ベンダーにエスカレーションできるようになります。
推奨される次のコースまたは試験
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。