払出方針

倉庫を持つ企業では、払出方針 によって、倉庫から どの プロダクトを、いつ 払出すかが決定されます。例えば、生鮮食品の場合、使用期限が近いプロダクトのピッキングを優先することで、食品の腐敗を最小限に抑えることができます。

以下の表の列には、Odooで利用可能な払出方針がリストされており、ピッキングの決定方法とピッキング順の詳細が記載されています。これらの払出方針を活用して、Odooがオーダ用にプロダクトを自動的に選択するようにします。

FIFO

LIFO

FEFO

最寄ロケーション

最小梱包

基準

荷受日

荷受日

廃棄日

ロケーション順序

梱包数量

選択オーダ

先入

後入

先に使用期限が切れるもの

ロケーションの英数字名

需要を満たすのに最も近い数量

各払出方針の使用方法については、個々のドキュメントページを参照して下さい。

設定

払出方針は、プロダクトカテゴリまたは保管場所ごとに設定されます。

プロダクトカテゴリまたはロケーションのいずれかの払出方針を変更します。

ロケーションで払出方針を設定するには、 在庫 ‣ 設定 ‣ ロケーション に行き、希望のロケーションを選択します。ロケーションフォームで、:guilabel:`払出方針フィールドのドロップダウンメニューオプションから払出方針を選択して下さい。

重要

ロケーションで払出方針を設定するには、保管場所複数ステップルート の設定が、在庫 ‣ 設定 ‣ 管理設定 で有効になっている必要があります。

これらの機能は、ロケーションの払出方針を設定する場合に のみ 必要です。

プロダクトカテゴリの払出方針を設定するには、在庫 ‣ 設定 ‣ プロダクトカテゴリ に進み、対象のプロダクトカテゴリを選択します。次に、払出方針強制 ドロップダウンメニューから払出方針を選択します。

重要

プロダクトロケーションとプロダクトカテゴリの両方に異なる払出方針が適用されている場合、プロダクトカテゴリ フォームの:guilabel:`払出方針強制`フィールドに設定された値が最優先で適用されます。

必要な機能

デフォルトで利用可能な払出方針がいくつかあり、払出方針強制 または:guilabel:払出戦略 のドロップダウンメニューに払出戦略オプションを表示させるには、在庫 ‣ 設定 ‣ 管理設定 でいくつかの追加機能を有効にする必要があります。

必要な機能の概要については、以下の表を参照して下さい。それ以外の要件や使用方法の詳細については、払出方針の専用セクションを参照して下さい。

FIFO

LIFO

FEFO

最寄りのロケーション

最少梱包

必要な機能

ロット&シリアル番号

ロット&シリアル番号

ロット & シリアル番号、使用期限

保管場所、複数ステップルート

梱包

ロット・シリアル番号

ロット番号とシリアル番号は、同一のプロダクトを区別し、到着日や使用期限などの情報を追跡するために使用されます。この機能を有効にするには、在庫 ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動します。トレーサビリティ の見出しの下にある:guilabel:ロット&シリアル番号 の横にあるボックスにチェックを入れると、この機能が有効になります。

ロットとシリアル番号を有効にします。

次に、メニューから 在庫 ‣ プロダクト ‣ プロダクト と選択してプロダクトフォームに移動し、希望するプロダクトを選択して、対象のプロダクトがロットまたはシリアル番号で追跡されていることを確認します。プロダクトフォームで 在庫 タブに切り替え、追跡 フィールドの下にある シリアル番号 または ロット オプションのいずれかを選択します。

機能を有効にした後、プロダクトにロット番号またはシリアル番号を割当てるには、在庫調整 を使用するか、または プロダクト入荷 中に実行します。

ロケーションとルート

Storage locations and multi-step routes are necessary features for setting all types of removal strategies on a location. However, these features are specifically required for the closest location removal strategy since it is only applied at the location level.

これらの機能を有効化するには、在庫 ‣ 設定 ‣ 管理設定 に行き、 倉庫 の見出しの下で、保管場所複数ステップルート の機能を有効化します。

ロケーションとルート機能を有効化する

有効期限日

:menuselection:`在庫 --> 設定 --> 管理設定`に移動して、使用期限、賞味期限、ロット番号またはシリアル番号ごとの払出日や警告日を追跡するには、使用期限 機能を有効にして下さい。

トレーサビリティ 見出しの下で、ロット & シリアル番号 機能が選択されていることを確認し 使用期限日 用にチェックボックスを選択して機能を有効にして下さい。

FEFO用に使用期限日付を有効化します。

梱包

梱包 機能はプロダクトをグループ化するために使用され、最少梱包払出方針には必須です。

在庫 ‣ 設定 ‣ 管理設定 に進み、梱包 機能用にチェックボックスを選択して下さい。

梱包機能を有効化します。