藤原公世(ふじわら の きんよ)は、鎌倉時代前期から中期にかけての公卿。従三位・八条実俊の二男。山階左大臣・洞院実雄の猶子。官位は非参議、従二位・侍従。『尊卑分脈』には「箏一流正統」と注記がある。 全くの傍流に過ぎなかった公世であるが、長命であったこと(生年は不明だが、叙爵から死去まで75年であった)、箏に秀でていたことなどから従二位に至ったと考えられる。