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- 蔵書票(ぞうしょひょう)ないし書票(しょひょう)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(ex libris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。ただし本来エクスリブリスとは「本がどこに帰属するかを示す言葉」であり、蔵書票のみならず本の見返しに記入された手書きの署名や、特定の大学が所蔵している本のコレクションも、エクスリブリスに該当する。殊にフランスにおいては、そういった認識が一般化した時代があった。 図と一緒に「ex libris」という言葉と蔵書の持ち主(票主)の名前が画面に入れられることが多いものの、ex librisの文言が蔵書票としての必要用件ではない。18世紀以前には、Ex Bibliotheca (だれそれの書庫・あるいは蔵書など)や、蔵書票を示す文言が入っていないものも頻用された。 初期の頃は、紋章や肖像画に個人および家系のモットーを書き入れた図案が好まれたが、票主の階級や爵位、職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など多様な図案が用いられている。版種も、銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版、また最近ではデジタル印刷など様々である。著名な芸術家の手によるものもあり、美術品として収集の対象にもなっている。 (ja)
- 蔵書票(ぞうしょひょう)ないし書票(しょひょう)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(ex libris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。ただし本来エクスリブリスとは「本がどこに帰属するかを示す言葉」であり、蔵書票のみならず本の見返しに記入された手書きの署名や、特定の大学が所蔵している本のコレクションも、エクスリブリスに該当する。殊にフランスにおいては、そういった認識が一般化した時代があった。 図と一緒に「ex libris」という言葉と蔵書の持ち主(票主)の名前が画面に入れられることが多いものの、ex librisの文言が蔵書票としての必要用件ではない。18世紀以前には、Ex Bibliotheca (だれそれの書庫・あるいは蔵書など)や、蔵書票を示す文言が入っていないものも頻用された。 初期の頃は、紋章や肖像画に個人および家系のモットーを書き入れた図案が好まれたが、票主の階級や爵位、職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など多様な図案が用いられている。版種も、銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版、また最近ではデジタル印刷など様々である。著名な芸術家の手によるものもあり、美術品として収集の対象にもなっている。 (ja)
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- 蔵書票(ぞうしょひょう)ないし書票(しょひょう)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(ex libris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。ただし本来エクスリブリスとは「本がどこに帰属するかを示す言葉」であり、蔵書票のみならず本の見返しに記入された手書きの署名や、特定の大学が所蔵している本のコレクションも、エクスリブリスに該当する。殊にフランスにおいては、そういった認識が一般化した時代があった。 図と一緒に「ex libris」という言葉と蔵書の持ち主(票主)の名前が画面に入れられることが多いものの、ex librisの文言が蔵書票としての必要用件ではない。18世紀以前には、Ex Bibliotheca (だれそれの書庫・あるいは蔵書など)や、蔵書票を示す文言が入っていないものも頻用された。 初期の頃は、紋章や肖像画に個人および家系のモットーを書き入れた図案が好まれたが、票主の階級や爵位、職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など多様な図案が用いられている。版種も、銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版、また最近ではデジタル印刷など様々である。著名な芸術家の手によるものもあり、美術品として収集の対象にもなっている。 (ja)
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