檀君陵(タングンりょう、朝: 단군릉)は、紀元前2333年に檀君朝鮮を建国したとする檀君の陵である。174号に指定されている。1994年(主体83年)10月11日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市江東郡に建造された。北朝鮮は自国の歴史が如何に長いかを証明するために、金日成の命令で檀君を実在した人物と宣言し、檀君陵を発見したと主張したが、これは北朝鮮の一方的な主張であり、その真偽は疑問視されている。檀君陵の考古学的調査は禁止されており、発見時の記録も残っておらず、他に確認する資料もない。金日成は、陵墓の建設は「朝鮮が5000年に及ぶ歴史を有しており、朝鮮民族はその誕生以来、同じ血を引く同質の民族である」ことを示すためだと語っている。檀君陵は、植民地時代の1936年に破壊されたことから、全国の国民から寄付が集まり、石碑を建てたことがあるが、1950年に「物質文化保存委員会」がとともに檀君陵の発掘調査をしたが「でたらめ」と報告している。