満鉄公所(まんてつこうしょ)とは、南満洲鉄道が設置したインフォーマルな情報収集活動のための機関・施設。外務省の正式機関である領事館とは別に、非公式の折衝や秘密の情報調査活動を行い、満鉄調査部の活動を支えた。1909年5月1日、奉天市(現、中華人民共和国遼寧省瀋陽市)に置かれた奉天公所(ほうてんこうしょ)を嚆矢とする。公所はこののち、ハルビン、北京、鄭家屯(現、双遼市)、吉林、チチハル、洮南の各所に置かれた。