奉天市(ほうてん-し、英: Mukden)は、中華民国と満洲国にかつて存在した、現在の中華人民共和国瀋陽市に相当する都市。 かつて清朝の都として盛京、満洲語でᠮᡠᡴᡩᡝᠨ (mukden、ムクデン)と呼ばれていたが、1644年北京に都を移すと陪都となり、1657年「奉天承運、皇帝詔曰」にちなんで奉天府が置かれた。清朝が瓦解した後、1923年に張作霖が奉天市政公所を設置。1928年12月29日張学良の易幟により中華民国のものとなり、1929年瀋陽市に改名されるが、1932年3月1日満洲国の成立により1945年に崩壊するまで再び奉天市となる。