大気圏再突入(たいきけんさいとつにゅう 英語: atmospheric re-entry)とは、宇宙船や大陸間弾道ミサイルなどの物体が、天体の大気圏から宇宙空間に出てから大気圏に再度進入すること。単に再突入(さいとつにゅう re-entry)ともいう。 大気圏と宇宙空間の境界は明確ではないが、再突入する物体においては、超高温・高圧が発生し最も危険が大きいフェイズのひとつであるため、その前後のフェーズ(軌道離脱や着陸まで)を含めて呼ばれることもある。 この用語は地上から打ち上げた宇宙機や物体の「帰還」に限って用いる。対義語および上位概念として大気圏突入(たいきけんとつにゅう、英: atmospheric entry)という言葉があり、地上から打ち上げる物体や、隕石など外来のものを含む物体が、大気圏を通過することを表す場合に用いる。