常磐津 小文字太夫(ときわづ こもじだゆう)は、浄瑠璃(三味線音楽・語り物)の1つ、常磐津節の宗家・家元である常磐津文字太夫の前名として名乗る。代数は、富本節を創始し常磐津を離れた初代小文字太夫、五代目文字太夫を襲名したが、のちに豊後大掾と確執が生じ離縁となった四代目小文字太夫、通称桐生小文字と呼ばれ、やはり家元から離縁となった五代目小文字太夫の三人を含めない数え方や、小文字太夫を名乗ったすべての人を含めた数え方などがある。