イルクーツク(ロシア語: Иркутск, ラテン文字転写: Irkutsk イルクーツク、ブリヤート語・モンゴル語: Эрхүү, ラテン文字転写: Erhüü)は、ロシアのシベリア地方(北緯52°17′、東経104°16′)南部のイルクーツク州の州都で、モンゴル国境から北に300km程に位置する都市。人口は約62万人。 首都モスクワからはシベリア鉄道で繋がっており、ロシア極東地域とウラル・中央アジアをつなぐシベリア東部の工商および交通の要衝である。ロシア正教会の大主教座が置かれ、劇場などの文化施設も充実する。また、街並みの美しさから「シベリアのパリ」と呼ばれることもある。 街はバイカル湖西岸内陸にあたり、イルクート川とバイカル湖から流れ出るアンガラ川(どちらもエニセイ川の支流)の合流地点の右岸に位置する。