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sippoとは

犬や猫は、私たちの大切な家族です。

一緒にいれば思わず笑顔になり、何げない毎日をかけがえのない日々にしてくれます。

ただ、私たちは犬や猫をとりまく厳しい現実も見てきました。

ある犬は、人間に2度捨てられてしまい保護されました。名前を呼んでみましたが、じっと体を床にふせてこちらの顔を見ようともしません。人に傷つけられた傷みが、痛いほどに伝わってきました。

動物愛護センターなどの行政施設を、取材させていただいたこともあります。施設内には、たくさんの犬が収容されていました。部屋の隅に縮こまっている子もいれば、尻尾をふって嬉しそうな顔をして私たちに近寄ってきてくれる子もいます。行き場のない子を目の当たりにしても、自分が今すぐにはこの子たちを助けることができるわけではありませんでした。いたたまれない思いとともに、何ができるのかを考え続けました。

あるシェルターで出会った猫は、両前脚の先が欠損していました。元野良猫で、両前脚に針金が巻かれている状態でみつかったそうです。虐待によるものと思われ、保護してすぐに動物病院に運びましたが、両前脚は壊死してしまいました。今では前脚の傷は癒え、他の猫たちと変わらない様子で暮らしているその子が経験した痛みや恐怖は、どれほどだったでしょうか。

そして多頭飼育崩壊も、深刻な問題になっています。ある猫の多頭崩壊現場を取材させていただいたとき、玄関を開けたとたんに刺すような臭いがしました。家の中に入るとあちこちにウンチの山があり、ウンチの上に座っている猫もいます。一刻も早く外にでたいと思う環境ですが、猫たちは自分の力でその環境を変えることはできないのです。

こうした状況を、どうしたら変えられるのでしょうか。

犬や猫をとりまく問題をひもといていくと、人間側の問題に行き当たります。飼育放棄、虐待、不適切な飼育など、原因は人間側にあります。だからこそ、私たちが変われば犬や猫の未来を変えることができると、sippoは思っています。

そこで私たちは、動物の幸せのために何かしたいと思っている人と手をつなぎ、犬や猫の幸せな未来をつくる「プロジェクト」に取り組みます。家族がいない子に出会いの機会を提供すること、動物のために奔走する人たちを応援すること。未来へ向けて行動を続けます。

そしてもう一つ忘れてはいけないのは、犬や猫について正しく知ることです。

犬や猫は人間ではありません。人間と 同じように考えてよかれと思ってしたことが、犬や猫にとっては心地よくはないということもあるかもしれません。

sippoは企業などとともに犬や猫についての正しい知識を届ける「プロジェクト」にも取り組んでいきます。あとから振り返って「犬や猫に申し訳ないことをしてしまった」と後悔する飼い主さんを減らしたい。そして犬や猫との暮らしをより充実したものにするお手伝いをしたいと思っています。

私たちに出来ることは、きっとたくさんあるはずです。

sippoのプロジェクトに参加して、一緒に犬や猫ともっと幸せに暮らす未来をつくりませんか。