どうも!「元伝説の転職浪人」ことPLUS7でございます!
皆さん、転職活動は順調に進んでいますか?
これまで履歴書、志望動機、職務経歴書、WEB面接対策、そして転職活動のマナーと、採用担当者を唸らせるための秘訣を超伝授してきました!(そんな大した事ない?w)
転職先採用担当者が唸るシリーズ1弾~5弾
そして今回、ついに皆さんが悩みに悩む、あの難関!「自己PR」に切り込みます!
そう、私が「転職先採用担当者が唸る」シリーズ第6弾としてお届けするのは、ズバリ!自己PRの書き方、そしてすぐに使えるテンプレート30選です!
転職活動において、自己PRは避けては通れない関門ですよね。
「自分の強みって何だろう…?」「ありきたりな表現しか思いつかない…」「どう書けば採用担当者の目に留まるんだろう…?」
こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
なかなか自分自身を分析して、上手くPRとかできないですよね?
私自身、転職浪人時代には自己PR作成で何度も壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返しました。そこで転職浪人時代に培った経験とノウハウを惜しみなく注ぎ込み、今回は自己PRの書き方のポイントから、具体的なテンプレートまで、徹底的に解説していきます!
この記事を読み終える頃には、あなたも自信を持って自己PRを書き上げ、採用担当者を唸らせることができるはずです!
それでは、早速始めましょう!
自己PR作成の3ステップ
ステップ① 自己分析: 自分の強みや経験、スキル、価値観などを洗い出します。
自己分析で洗い出す項目の例を、より具体的に説明します。
1. 強み
どんな仕事で成果を上げたか?:具体的なエピソードを複数挙げて、共通点を探すと強みが浮かび上がりやすくなります。目標達成の要因、周囲からの評価、成功体験なども参考になります。
例:新商品の企画で売上目標を達成した、顧客満足度調査で高評価を得た、チームのプロジェクトでリーダーシップを発揮して成功に導いた、など。
どんなことを得意としているか?:得意な作業、業務、科目、分野などをリストアップします。他の人から褒められたこと、長時間集中して取り組めること、苦にならないことなども強みと言えるでしょう。
例:資料作成、データ分析、プレゼンテーション、語学、交渉、プログラミング、ライティング、デザイン、企画、顧客対応、問題解決、など。
どんな性格か?:長所や短所を含め、客観的に自分自身を分析します。自己評価だけでなく、友人や同僚からのフィードバックも参考になります。オンラインの性格診断テストを利用するのも良いでしょう。
例:責任感がある、行動力がある、協調性がある、コミュニケーション能力が高い、計画性がある、柔軟性がある、ポジティブ思考、リーダーシップがある、冷静沈着、など。
2. 経験
仕事での経験:職務経歴、携わったプロジェクト、成果、習得スキル、使用ツール、責任範囲、役職、部下・後輩の育成経験などを具体的に記述します。
例:Webサイト制作、システム開発、営業、マーケティング、経理、人事、カスタマーサポート、プロジェクトマネジメント、チームリーダー、など。
仕事以外の経験:ボランティア活動、趣味、特技、資格、受賞歴、留学経験、アルバイト経験など、仕事に活かせる経験を挙げます。
例:ボランティアでイベント企画運営、趣味でプログラミング、TOEIC900点取得、学生時代に体育会系クラブで部長を務めた、など。
それぞれの経験から得られたこと:各経験を通して得られた知識、スキル、学び、成長などを具体的に記述することで、自己PRに深みが増します。
例:Webサイト制作を通して、SEO対策の知識を習得した、ボランティア活動を通して、コミュニケーション能力が向上した、など。
3. スキル
業務スキル: 専門的な知識や技術、資格など。
例:プログラミング言語(Java, Pythonなど)、会計ソフト操作、特定の業界知識、語学力(英語、中国語など)、資格(簿記、FP技能士など)
汎用スキル: 仕事の種類を問わず活用できる能力。
例:コミュニケーション能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力、リーダーシップ、タイムマネジメント、ストレス耐性、PCスキル
4. 価値観
仕事で大切にしていること: 仕事に対する考え方や信念。
例:顧客満足、チームワーク、成長、貢献、チャレンジ、誠実さ、責任感
人生で大切にしていること: 仕事以外で大切にしている価値観も、あなたの個性や人間性を理解する上で役立ちます。
例:家族、友人、健康、趣味、学習、社会貢献
これらの要素を多角的に分析することで、あなた自身の強みや個性を深く理解し、効果的な自己PRを作成することができます。
ステップ② 企業分析: 企業の求める人物像や企業理念、事業内容を理解します。
企業分析のステップで具体的に何をするのか、いくつかの例を挙げながら説明します。
1. 企業のウェブサイトをチェック:
会社概要: 企業の理念、ビジョン、価値観、歴史、事業内容、規模、組織体制などを確認します。特に理念やビジョンは、企業の行動指針となる重要な要素なので、しっかりと理解しましょう。
事業内容: 具体的にどのような製品・サービスを提供しているのか、主要顧客は誰か、市場シェアや競合他社は誰かなどを調べます。自分が貢献できる分野や強みを活かせるポイントを探しましょう。
ニュースリリース/IR情報: 最新の動向や業績、今後の事業展開などを把握することで、企業の成長性や将来性、直面する課題などを理解できます。
採用情報ページ: 求める人物像、募集職種の仕事内容、キャリアパス、社員インタビューなどを確認し、企業がどのような人材を求めているのかを具体的に理解しましょう。
2. 企業のSNSアカウントをチェック:
Facebook, Twitter, Instagramなど: 企業文化や雰囲気、社員の活動、顧客とのコミュニケーションなどを垣間見ることができます。企業の「人となり」を知る上で貴重な情報源となります。
LinkedIn: (世界最大級のビジネス特化型SNS) 企業の公式ページだけでなく、そこで働いている社員のプロフィールを見ることで、求められるスキルや経験、キャリアパスなどを具体的にイメージできます。
3. 企業が発信する情報(記事、インタビューなど)を探す:
ニュースサイトや業界誌: 企業の活動や業界でのポジション、専門家による分析記事などから、より客観的な情報を得ることができます。
社長や役員のインタビュー記事: 経営者の考え方やビジョン、企業の将来像などを理解するのに役立ちます。
4. 説明会やセミナーに参加する:
企業の担当者から直接話を聞くことで、ウェブサイトや記事だけでは得られない情報や雰囲気を感じ取ることができます。積極的に質問することで、より深い理解に繋げましょう。
5. OB/OG訪問:
実際にその企業で働いている人から話を聞くことで、仕事内容や社風、キャリアパス、やりがいなどをリアルに知ることができます。転職エージェントなどを 통해OB/OG訪問を設定してもらうのも有効です。
例:Web系企業の分析
会社概要: イノベーションを重視、顧客中心主義、スピード感ある開発体制
事業内容: 最新技術を活用したWebサービスの開発・提供、主な顧客は若年層
ニュースリリース: 新サービスのリリース予定、積極的なM&A、海外展開を計画
採用情報: 新しい技術への好奇心、自ら学び続ける姿勢、チームワークを重視
SNS: 社員の技術ブログ、勉強会の様子、活発な情報発信
これらの情報を総合的に分析することで、企業が求める人物像を具体的に理解し、自己PRで効果的にアピールできる強みを明確にすることができます。
ステップ③ PR作成: 自己分析と企業分析を基に、企業の求める人物像に合致する自分の強みを具体的にPRします。
自己PR作成の3ステップのステップ③「PR作成」について、具体的な例をいくつか挙げて解説します。
例1:営業職への応募
自己分析: コミュニケーション能力が高い、目標達成意欲が強い、顧客との信頼関係構築に自信がある。
企業分析: 顧客との長期的な関係構築を重視、新規顧客開拓に力を入れている、成長意欲の高い人材を求めている。
PR作成:
私の強みは、顧客との信頼関係を構築し、長期的な関係を築くことができる点です。前職では、新規顧客開拓を担当し、3年間で顧客数を150%増加させました。これは、顧客のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なソリューションを提案することで、顧客満足度を高めることに注力した結果です。貴社でも、持ち前のコミュニケーション能力と成長意欲を活かし、顧客との強固な信頼関係を構築し、売上目標達成に貢献したいと考えています。
例2:エンジニア職への応募
自己分析: プログラミングスキルが高い、新しい技術習得に意欲的、問題解決能力がある。
企業分析: 最新技術を活用したシステム開発に力を入れている、技術力が高く、成長意欲のあるエンジニアを求めている。
PR作成:
私の強みは、常に新しい技術を学び続ける意欲と、それを実践で活かせる応用力です。これまで、独学でPython、Java、クラウド技術を習得し、複数のプロジェクトで活用してきました。直近では、AIを活用した画像認識システムの開発に携わり、処理速度を20%向上させることに成功しました。貴社でも、最新技術を積極的に習得し、高品質なシステム開発に貢献したいと考えています。
例3:事務職への応募
自己分析: 正確かつ迅速な作業ができる、責任感がある、チームワークを重視する。
企業分析: 業務効率化を推進している、正確な作業と責任感を求めている、チームワークを重視する社風。
PR作成:
私の強みは、正確かつ迅速な作業をこなし、責任感を持って業務に取り組むことができる点です。前職では、経理事務を担当し、月次決算業務をミスなく期限内に完了させてきました。また、チーム内での情報共有や協力体制を積極的に構築し、業務効率化にも貢献しました。貴社でも、持ち前の正確性、責任感、そしてチームワークを活かし、円滑な業務運営に貢献したいと考えています。
ポイント:
強みを抽象的に述べるのではなく、具体的なエピソードや実績を交えて説明することで、説得力が増します。
数値データを用いることで、成果を客観的に示すことができます。
企業の求める人物像と自分の強みを結びつけることで、入社意欲を効果的にアピールできます。
これらの例を参考に、自身の経験やスキル、そして応募企業の求める人物像を踏まえ、効果的な自己PRを作成してみてください。
自己PR作成の4つのポイント
ポイント① 結論ファースト: 最初に結論を述べることで、採用担当者にあなたの強みを印象付けます。
自己PRで「結論ファースト」にするとは、最初にあなたの最もアピールしたい強み、または結論を端的に述べることです。だらだらと説明する前に、結論を提示することで、採用担当者の興味を引きつけ、あなたの強みを印象づける効果があります。
いくつか具体例を挙げて、結論ファーストな自己PRと、そうでない自己PRを比較してみましょう。
例1:営業職への応募
良くない例(結論ファーストではない):
学生時代は野球部に所属し、チームワークの大切さを学びました。また、アルバイトでは接客業を経験し、お客様とコミュニケーションをとるスキルを磨きました。これらの経験から、人と接することが好きになり、営業職を志望しました。
良い例(結論ファースト):
私の強みは、粘り強い交渉力と、お客様との信頼関係を迅速に築くコミュニケーション能力です。前職では、新規顧客開拓を担当し、3年間で顧客数を150%増加させました。これは、お客様のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なソリューションを提案することで、顧客満足度を高めることに注力した結果です。
例2:エンジニア職への応募
良くない例(結論ファーストではない):
私は小さい頃からパソコンが好きで、よくプログラミングをしていました。大学では情報工学を専攻し、様々なプログラミング言語を学びました。卒業後は、Web系の企業に就職し、システム開発に携わってきました。
良い例(結論ファースト):
私の強みは、フルスタックエンジニアとして、要件定義から設計、開発、テスト、運用まで、Webシステム開発の全工程を一人で担当できることです。前職では、大規模ECサイトの開発プロジェクトにリーダーとして参加し、開発期間を20%短縮することに成功しました。
例3:事務職への応募
良くない例(結論ファーストではない):
私は几帳面な性格で、細かい作業も丁寧にこなすことができます。また、責任感も強く、任された仕事は必ずやり遂げます。前職では、一般事務を担当し、様々な業務を経験しました。
良い例(結論ファースト):
私の強みは、正確かつ迅速な業務処理能力と、複数業務を同時並行で進められるマルチタスク能力です。前職では、経理事務を担当し、月次決算業務をミスなく期限内に完了させてきました。また、同時に複数部署のサポート業務も担当し、高い評価を得ていました。
結論ファーストで書く際のポイント:
最初の一文で、あなたの最もアピールしたい強みを明確に述べる。
強みを抽象的に表現するのではなく、具体的な仕事内容や成果を盛り込むと、より効果的。
結論を述べた後、具体的なエピソードや実績を挙げて、強みを裏付ける。
結論ファーストで書くことで、採用担当者はあなたの自己PRをスムーズに理解し、あなたの強みを強く印象付けることができます。
ポイント② 具体性: 強みを裏付ける具体的なエピソードや実績を盛り込み、説得力を高めます。
自己PRで「具体性」を高めるためのポイントと、具体的なエピソードの例をいくつかご紹介します。
具体性を高めるポイント
STARメソッドを活用する: STARメソッドとは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字をとったもので、エピソードを構造化して説明する手法です。これにより、簡潔で分かりやすく、説得力のある説明が可能になります。
行動を詳細に記述する: 具体的にどのような行動をとったのかを詳細に記述することで、あなたの能力やスキルがより明確に伝わり、信憑性が増します。
数値データを用いる: 可能な限り数値データを用いて成果を表現することで、客観的な評価を可能にし、説得力を高めます。
エピソードを通して伝えたい強みを意識する: エピソードをただ羅列するのではなく、そのエピソードを通してどのような強みを伝えたいのかを明確に意識しましょう。
具体的なエピソードの例
1. コミュニケーション能力
悪い例: 私はコミュニケーション能力が高いです。
良い例 (STARメソッド): 前職の営業部で、新規顧客開拓の際、顧客との良好な関係構築を重視しました。(Situation) 担当エリアの売上目標達成が課題でしたが、顧客のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なソリューションを提案することで、顧客満足度を高めることに注力しました。(Task, Action) その結果、担当エリアの売上を前年比120%に伸ばし、目標を達成することができました。(Result) この経験から、顧客との信頼関係構築の重要性を改めて認識し、私の強みであるコミュニケーション能力を活かして、貴社でも貢献したいと考えています。
2. 問題解決能力
悪い例: 私は問題解決能力があります。
良い例 (STARメソッド): システム開発プロジェクトにおいて、開発中に予期せぬバグが発生し、納期に間に合わない可能性が生じました。(Situation) 納期を守るために、バグの原因究明と修正が急務でした。(Task) そこで、私はチームメンバーと協力し、徹夜でバグの修正作業を行いました。原因を特定するために、ログを詳細に分析し、関連するコードを一つずつ確認しました。また、メンバーの進捗状況を常に把握し、互いに協力して作業を進めました。(Action) その結果、無事にバグを修正し、納期に間に合わせることができました。(Result) この経験を通して、問題解決のためには、冷静な状況判断とチームワークが重要であることを学びました。
3. 行動力
悪い例: 私は行動力があります。
良い例 (STARメソッド): 大学時代に所属していたボランティアサークルで、地域活性化イベントの企画運営を担当しました。(Situation) イベントの集客が課題となっていました。(Task) そこで、私はSNSを活用した広報活動や、地域住民へのチラシ配布など、様々な方法でイベントのPRを行いました。また、イベント当日は、来場者の方々と積極的にコミュニケーションを取り、イベントを盛り上げました。(Action) その結果、目標としていた来場者数を大幅に上回り、イベントは大盛況となりました。(Result) この経験から、目標達成のためには、自ら行動を起こし、周囲を巻き込むことが重要であることを学びました。
4. ストレス耐性
悪い例: 私はストレス耐性があります。
良い例 (STARメソッド): 前職で、大規模なシステム障害が発生し、顧客から多くの問い合わせが寄せられました。(Situation) 顧客対応と復旧作業を迅速に行う必要がありました。(Task) 私は、落ち着いて顧客対応にあたり、状況説明と復旧見込みを丁寧にお伝えしました。並行して、技術チームと連携し、復旧作業を迅速に進めました。長時間勤務となりましたが、モチベーションを維持し、最後まで責任を持って対応しました。(Action) その結果、システムは無事に復旧し、顧客満足度を維持することができました。(Result) この経験から、プレッシャーのかかる状況でも、冷静さを保ち、責任感を持って行動できることが私の強みであると確信しました。
これらの例を参考に、ご自身の経験に基づいた具体的なエピソードを盛り込み、説得力のある自己PRを作成してください。
ポイント③ 数値化: 可能な限り数値で成果を表現することで、客観的な評価を可能にします。
自己PRで数値を使う際の具体的な例を、職種別にいくつか挙げて説明します。
1. 営業職
悪い例: 売上目標を達成しました。
良い例: 前職では、新規顧客開拓を担当し、年間売上目標1億円に対し、1.2億円(120%)を達成しました。特に、競合他社がひしめくX市場において、新規顧客を30社開拓し、売上を前年比20%向上させました。
悪い例: 顧客満足度向上に貢献しました。
良い例: 顧客満足度調査において、前年比10ポイント増の90%を達成しました。これは、顧客一人ひとりのニーズに合わせた丁寧なヒアリングと迅速な対応を心がけた結果です。
2. エンジニア職
悪い例: システム開発の効率化に貢献しました。
良い例: バグ発生率を前年比15%削減、開発期間を20%短縮しました。これは、テスト工程の自動化ツールを導入し、効率的なバグ検出を実現した結果です。
悪い例: アプリのダウンロード数を増やしました。
良い例: 担当したアプリのダウンロード数を、リリース後3ヶ月で10万ダウンロードから50万ダウンロードに増加させました。これは、ユーザーのフィードバックを元にUI/UXを改善し、アプリストアのランキングを100位から10位に上げたことによる成果です。
3. 事務職
悪い例: 業務を効率化しました。
良い例: 新しいシステムを導入し、請求書作成にかかる時間を従来の3時間から1時間(約66%)に短縮しました。また、データ入力のミスを80%削減することに成功しました。
悪い例: 部署の業務改善に貢献しました。
良い例: 部内マニュアルを作成し、共有することで、新入社員の研修期間を2週間から1週間(50%)に短縮しました。これにより、早期の戦力化に貢献しました。
4. 企画職
悪い例: 新商品の売上増加に貢献しました。
良い例: 私が企画した新商品は、発売後1ヶ月で売上目標1億円を達成し、最終的に1.5億円(150%)の売上を記録しました。これは、市場調査に基づいたニーズの的確な把握と、効果的なプロモーション戦略が功を奏した結果です。
ポイント:
具体的な数字を使うことで、実績が明確になり、説得力が増します。
前年比や目標値に対する達成率などを示すと、より効果的です。
数字だけでなく、その成果に至った背景や具体的な行動も合わせて説明することで、より深い理解を得られます。
これらの例を参考に、ご自身の職種や実績に合わせて数値化し、効果的な自己PRを作成してください。 どんな小さなことでも、数値化できるものがあれば積極的に活用しましょう。 ただし、数値データがない場合は、無理に数値化する必要はありません。 その場合は、具体的なエピソードや行動を詳細に記述することで、あなたの強みをアピールできます。
ポイント④ 企業目線: 企業の求める人物像に合致する強みをアピールすることで、入社意欲を伝えます。
自己PRの4つのポイントにある「企業目線」について、より具体的な例をいくつか挙げて解説します。
1. 企業の理念やビジョンに共感した点を述べる
企業理念やビジョンに共感していることを伝えることは、入社意欲を伝える効果的な方法です。企業のウェブサイトや求人情報などをよく確認し、共感できる点を見つけましょう。
例: 貴社の「顧客第一主義」という理念に強く共感しています。私自身も、お客様に寄り添い、最高のサービスを提供することを常に心がけてきました。(以下、具体的なエピソードを続ける)
2. 企業の課題やニーズを理解し、解決策を提示する
企業が抱える課題やニーズを事前に調査し、自己PRの中でどのように貢献できるかを具体的に示すことで、入社意欲と同時に問題解決能力もアピールできます。
例: 貴社が現在注力されている事業拡大において、私の持つ海外マーケティングの経験が役立つと考えています。具体的には、(貢献できる内容を具体的に説明する)
3. 企業の求める人物像と自身の強みを結びつける
求人情報に記載されている「求める人物像」と、自身の強みを明確に結びつけることで、企業が求める人材であることを効果的にアピールできます。
例: 求める人物像に挙げられていた「コミュニケーション能力」は、私の強みでもあります。前職では、多様な関係者との調整を円滑に進め、プロジェクトを成功に導いた経験があります。(以下、具体的なエピソードを続ける)
4. 入社後の貢献意欲を具体的に示す
入社後にどのような目標を達成したいか、どのように会社に貢献したいかを具体的に示すことで、入社意欲を強くアピールできます。
例: 貴社に入社できましたら、3年後にはチームリーダーとして、チーム全体の売上を120%に引き上げることを目標に、貢献していきたいと考えています。
5. 業界や職種への理解を示す
業界や職種に対する深い理解を示すことも、入社意欲を伝える上で重要です。業界の現状や将来展望、職種の魅力などを自己PRに盛り込みましょう。
例: 私は、成長著しいIT業界で、最先端技術を駆使して社会に貢献したいという強い思いがあります。特に、貴社の開発しているAI技術には大きな可能性を感じており、(以下、具体的な理由や貢献できる内容を続ける)
NG例
企業理念やビジョンを表面的に理解しただけの抽象的な記述
企業の課題やニーズを理解していない自己中心的な内容
入社意欲を伝えるだけで、具体的な貢献内容に触れていないPR
企業目線で自己PRを作成することで、採用担当者に「この人は、会社のビジョンに共感し、貢献してくれるだろう」という期待感を与えることができます。企業研究を入念に行い、企業の求める人物像を的確に捉え、それに合わせた自己PRを作成することが重要です。
自己PRテンプレート30選
コミュニケーション能力
①周囲と円滑なコミュニケーションを図り、チームワークを重視して仕事に取り組むことができます。前職では、プロジェクトメンバーとの意見調整を積極的に行い、目標達成に貢献しました。
②初対面の人ともすぐに打ち解け、良好な人間関係を築くことができます。営業職で培ったコミュニケーションスキルを活かし、顧客との信頼関係構築に貢献してきました。
③相手の立場に立って物事を考え、丁寧な対応を心がけています。カスタマーサポート業務で培った傾聴力と共感力を活かし、顧客満足度向上に貢献しました。
④多様な意見をまとめ、チームを一つの方向へ導くリーダーシップがあります。前職のプロジェクトリーダーとして、メンバーのモチベーションを高め、目標達成に導きました。
⑤論理的に考え、相手に分かりやすく説明する能力があります。プレゼンテーションの経験を活かし、複雑な情報を簡潔に伝え、理解を得ることができます。
⑥積極的に発言し、議論を活性化させることができます。会議での活発な意見交換を通して、新たなアイデア創出に貢献してきました。
⑦英語でのコミュニケーションに抵抗がなく、グローバルな環境でも活躍できます。留学経験を活かし、海外クライアントとの交渉もスムーズに行うことができます。
問題解決能力
①課題を発見し、解決策を立案・実行する能力があります。前職では、業務効率化のための改善策を提案し、コスト削減に貢献しました。
②困難な状況でも諦めず、粘り強く解決策を探求します。難航したプロジェクトにおいても、関係各所と連携し、最終的に成功に導きました。
③論理的思考力と分析力に基づき、問題の本質を見抜くことができます。データ分析の経験を活かし、市場動向を予測し、新たなビジネスチャンスを創出しました。
行動力
①新しいことに積極的にチャレンジし、成長意欲が高いです。未経験の分野でも、自ら学び、実践することでスキルアップを図ってきました。
②目標達成に向けて、主体的に行動することができます。前職では、売上目標を達成するために、独自の営業戦略を立案・実行しました。
③スピード感を持って仕事に取り組み、効率的に成果を上げます。短納期のプロジェクトにおいても、的確な計画と迅速な対応で、期日内に完了させることができました。
ストレス耐性
①プレッシャーのかかる状況でも、冷静に判断し、行動することができます。厳しい納期や顧客からのクレームにも、落ち着いて対応し、問題解決に尽力しました。
②変化への対応力が高く、柔軟に適応することができます。組織改編や業務変更にもスムーズに適応し、高いパフォーマンスを維持してきました。
専門スキル
①プログラミングスキルを活かし、システム開発に貢献できます。5年間の開発経験を活かし、高品質なシステムを効率的に開発することができます。
②マーケティングスキルを活かし、売上向上に貢献できます。市場調査や顧客分析に基づき、効果的なマーケティング戦略を立案・実行することができます。
③語学力を活かし、国際的なビジネスシーンで活躍できます。ビジネスレベルの英語力と中国語力を活かし、海外取引の交渉や契約締結をスムーズに行うことができます。
④財務分析のスキルを活かし、企業の経営戦略に貢献できます。財務諸表の分析や予算策定の経験を活かし、企業の収益性向上に貢献することができます。
⑤法律に関する知識を活かし、コンプライアンス遵守に貢献できます。企業法務の経験を活かし、契約書の作成や審査、法令調査などを的確に行うことができます。
その他
①常に目標を高く設定し、自己成長を追求しています。資格取得や研修受講などを通して、常にスキルアップに励んでいます。
②チームワークを大切にし、周囲と協力して仕事を進めることができます。前職では、チームメンバーと互いに協力し合い、困難なプロジェクトを成功に導きました。
③責任感を持って仕事に取り組み、最後までやり遂げます。どんなに困難な課題でも、責任感を持って取り組み、必ず成果を上げます。
④正確性とスピードを両立させ、高品質な仕事をします。細部にまで気を配り、ミスなく迅速に業務を処理することができます。
⑤常に顧客目線で考え、顧客満足度向上に努めます。顧客のニーズを的確に捉え、期待以上のサービスを提供することで、高い評価を得てきました。
⑥新しい技術や情報に敏感で、常に最新の情報を取り入れています。業界動向を常に注視し、新たな知識や技術を積極的に習得しています。
⑦計画性を持って物事を進め、目標達成に向けて着実に取り組みます。綿密な計画を立て、スケジュール管理を徹底することで、効率的に業務を進めることができます。
⑧ポジティブ思考で、どんな困難にも前向きに挑戦します。失敗を恐れず、積極的にチャレンジすることで、成長を続けてきました。
⑨誠実さと真面目さをモットーに、仕事に取り組んでいます。信頼関係を築き、誠実な対応を心がけることで、周囲からの信頼を得ています。
⑩常に学ぶ姿勢を忘れず、自己研鑽に励んでいます。自己啓発やスキルアップのための勉強を継続的に行い、常に成長を心がけています。
+α アドバイス
上記のテンプレートを参考に、ご自身の経験やスキルに合わせて修正・加筆してください。
具体的なエピソードや実績を盛り込み、説得力を高めましょう。
企業の求める人物像に合致する強みをアピールしましょう。
これらのポイントとテンプレートを参考に、あなただけの魅力的な自己PRを作成し、採用担当者を唸らせましょう!応援しています!
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