WO2018008380A1

WO2018008380A1 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム

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Publication number: WO2018008380A1
Application number: PCT/JP2017/022562
Authority: WO
Inventors: 耕市山口; 孝子角田; 大介松田; 濱村　博康
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2016-07-08
Filing date: 2017-06-19
Publication date: 2018-01-11

Abstract

ホーム画面からアイコンを容易に非表示にするとともに、非表示にしたアイコンを容易に確認する。ホーム画面（Ｐ１）と同様の表示である表示領域と、表示されないアイコンを同一または類似の表示形態で表示する非表示領域とからなる並べ替え画面を表示する並べ替え画面表示制御部（２６Ａ、２６Ｂ、２６Ｃ）を備える。

Description

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム

　本発明は、情報処理装置に関し、特に、アプリケーションのアイコンを表示する情報処理装置等に関する。

　近年、複数のアプリケーション（例えば、メールアプリケーション、電話アプリケーション、ブラウザなど）を備え、アプリケーションを起動するためのアイコン（以下、アイコンと呼称する）をホーム画面に表示し、当該アイコンを選択することにより、アプリケーションを起動させることができる情報処理装置が普及している。

　しかし、ホーム画面にアイコンが多数表示されていると、ユーザが使用したいアプリケーションのアイコンを容易に見つけることができない。

　そこで、特許文献１には、複数のアイコンの各々について指定された色、およびその類似度によって、アイコンを表示する情報処理層位置が記載されている。

　また、非特許文献１には、ホーム画面からアイコンを削除する方法について記載されている。非特許文献１に記載されている方法では、ホームメニューの設定画面において表示されるアプリケーションの一覧の中から、ホーム画面にアイコンを表示させるアプリケーションを選択する。これにより、使用頻度の高いアプリケーションのアイコンのみをホーム画面に表示できる。

日本国公開特許公報「特開２０１３－２２２３７９号公報（２０１３年１０月２８日公開）」

"Windows Mobileを使う"、［online］、［平成28年6月23日検索］、インターネット〈URL：http://cdn.ymobile.jp/lineup/old/sh/s01sh/download/emonedemiru/04_S01SH_UsingWindowsMobile.pdf〉

　しかしながら、上記従来技術では、ユーザが新たな操作方法を習得する必要があり、情報リテラシーが十分でないユーザにとっては必ずしも使用が容易ではない。また、従来技術における設定画面では、アプリケーションが５０音順にソートされており、所望のアプリケーションを容易に見つけることができない。

　また、ホーム画面に表示されているアイコンを並べ替える機能を利用して、ホーム画面からアイコンを削除する方法では、並べ替え機能を実行する画面においてホーム画面に表示されていないアイコンを表示させることができないため、ホーム画面に表示されていないアイコンを容易にユーザが確認することができない。

　本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイコンの並べ替え機能を実行する画面において、ホーム画面に表示されないアイコンを容易に確認することができる情報処理装置等を実現することにある。

　上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面とを表示可能な情報処理装置において、上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンを上記表示領域と同一または類似の表示形態で表示する非表示領域とからなる上記並べ替え画面を表示する並べ替え画面表示部と、上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更部と、を備えている構成である。

　上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面とを表示可能な情報処理装置の制御方法であって、上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンを上記表示領域と同一または類似の表示形態で表示する並べ替え画面表示ステップと、上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更ステップと、上記アイコン表示位置変更ステップで変更後の表示位置でアイコンを一覧表示するアイコン一覧表示ステップと、を含む方法である。

　本発明によれば、ユーザに対し、非表示領域の表示を、表示領域の表示と同様に認識させることができる。したがって、並べ替え画面において、アイコン一覧表示画面に表示されないアイコンであっても、ユーザに容易に認識させることができるという効果を奏する。

本発明の実施形態１に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。上記スマートフォンにおけるホーム画面を示す模式図である。上記スマートフォンにおける並べ替え画面を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする手順を示すフローチャートである。上記スマートフォンにおける、ホーム画面の表示の手順を示すフローチャートである。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。（ａ）、（ｂ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる手順を示すフローチャートである。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる様子を示す模式図である。（ａ）、（ｂ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる様子を示す模式図である。本発明の実施形態２に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。（ａ）は上記スマートフォンにおけるホーム画面を示す模式図であり、（ｂ）は上記スマートフォンにおける並べ替え画面を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする手順を示すフローチャートである。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる手順を示すフローチャートである。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる様子を示す模式図である。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる様子を示す模式図である。（ａ）、（ｂ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面にアイコンを表示させる様子を示す模式図である。本発明の実施形態３に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。（ａ）は上記スマートフォンにおけるホーム画面を示す模式図であり、（ｂ）は上記スマートフォンにおける並べ替え画面を示す模式図である。上記スマートフォンにおける、ホーム画面からカテゴリを非表示にする手順を示すフローチャートである。（ａ）～（ｃ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からカテゴリを非表示にする様子を示す模式図である。（ａ）、（ｂ）は、上記スマートフォンにおける、ホーム画面からカテゴリを非表示にする様子を示す模式図である。

　〔実施形態１〕
　以下、本発明の実施形態１におけるスマートフォン１Ａについて、図１～図１０を参照しながら説明する。

　（スマートフォン１Ａの構成）
　本実施形態における情報処理装置としてのスマートフォン１Ａの構成について、図１に基づいて説明する。図１は、スマートフォン１Ａの要部構成を示すブロック図である。

　スマートフォン１Ａは、図１に示すように、タッチパネル１０と、制御部２０Ａと、記憶部３０Ａとを備えている。

　タッチパネル１０は、表示部１１と、操作部１２とを備えている。

　表示部１１は、スマートフォン１Ａにて処理させる情報を画像として表示する表示デバイスである。表示部１１には、後述する表示制御部２３などによって処理された情報が表示される。表示部１１は、例えば、ＬＣＤ（液晶ディスプレイ）などの表示装置で構成される。

　操作部１２は、表示部１１の表示領域を覆う透明カバー（入力面）に接触する指示体（ユーザの指）の位置（座標値）を検出し、検出結果を制御部２０Ａに出力するタッチセンサである。なお、タッチセンサとしては、圧力センサ、静電容量センサ、光センサなどが挙げられる。また、本実施形態では、ユーザの指を前記指示体とするが、スタイラスペンやタッチペンなどを前記指示体としても構わない。

　制御部２０Ａは、スマートフォン１Ａに備えられる各ハードウェアの動作を制御するブロックであり、例えば、ＣＰＵ（Central Processing Unit）を備えるマイクロコンピュータやマイクロプロセッサなどによって実現される。制御部２０Ａは、記憶部３０Ａに記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを取り出して演算処理や判定処理を行い、これらの処理結果に基づいてスマートフォン１Ａの各ハードウェアに制御信号や情報を送り、スマートフォン１Ａの各ハードウェアの動作を制御する。制御部２０Ａの詳細については後述する。

　記憶部３０Ａは、制御部２０Ａが実行する各種アプリケーションプログラム、ＯＳ（Operating System）プログラム、制御プログラム、これらプログラムを実行するときに読み出す各種データなどを記憶する記憶領域である。記憶部３０Ａはとしては、従来から公知の種々の記憶手段、例えば、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、フラッシュメモリ、ＥＰＲＯＭ（Erasable Programmable ROM）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（Electrically EPROM）、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）などを用いることができる。また、制御部２０Ａに取り扱われている各種データや処理中のデータは、記憶部３０Ａのワーキングメモリに一時的に記憶される。

　記憶部３０Ａは、図１に示すように、アプリケーション格納部３１、表示アイコン格納部３２、非表示アイコン格納部３３Ａを備えている。

　アプリケーション格納部３１は、各種アプリケーションプログラム、および、各種アプリケーションにて利用される各種データベースを記憶する記憶領域である。アプリケーション格納部３１に格納されるアプリケーションとしては、メールアプリケーション、電話アプリケーション、ブラウザなどがあるが、これらに限定されない。また、アプリケーション格納部３１に格納されるデータベースとしては、メールアプリケーションにて利用されるアドレス帳（メールＤＢ）、電話アプリケーションにて利用される電話帳（電話ＤＢ）、ブラウザにて利用されるブラウザＤＢがあるが、これらに限定されない。

　表示アイコン格納部３２は、各アプリケーションの実体のアイコンまたはショートカットアイコン（以降では、単にアイコンと呼ぶ）のうち、後述するホーム画面モードにおいて、ホーム画面（アイコン一覧表示画面）Ｐ１に表示されるアイコン（以降では、表示アイコンとも呼ぶ）が格納される記憶領域である。表示アイコン格納部３２は、表示アイコンを格納する表示カテゴリの情報、表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報、および表示カテゴリ内に格納されていないアイコンの配列情報を記憶している。

　非表示アイコン格納部３３Ａは、各アプリケーションのアイコンのうち、ホーム画面モードにおいて、ホーム画面Ｐ１に表示されないアイコン（以降では、非表示アイコンとも呼ぶ）が格納される記憶領域である。非表示アイコン格納部３３Ａは、非表示アイコンを格納する非表示カテゴリの情報、および当該非表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報を記憶している。

　（制御部２０Ａ）
　制御部２０Ａは、指示受付部２１と、アプリケーション処理部２２と、表示制御部２３と、並べ替え制御部（アイコン表示位置変更部）２４Ａと、ホーム画面表示制御部２５と、並べ替え画面表示制御部（並べ替え画面表示部）２６Ａとを備えている。

　指示受付部２１は、操作部１２を介してユーザからの指示を受け付けるブロックである。指示受付部２１は、ユーザからの指示に基づいて、アプリケーション処理部２２、並べ替え制御部２４Ａ、ホーム画面表示制御部２５、および並べ替え画面表示制御部２６Ａに指示を出す。

　アプリケーション処理部２２は、アプリケーション格納部３１に格納されているアプリケーションを読み出し、当該アプリケーションの機能を実行するブロックである。具体的には、ユーザがホーム画面Ｐ１に表示されているアイコンの選択を指示受付部２１が受け付けると、指示受付部２１はアプリケーション処理部２２に対して、ユーザが選択したアプリケーションを実行するように指示を出す。アプリケーション処理部２２は、当該指示を受け取ると、当該アプリケーションの機能を実行する。

　表示制御部２３は、アプリケーション処理部２２、ホーム画面表示制御部２５、並べ替え画面表示制御部２６Ａなどから受信した情報に基づいて画面（画像）を生成し、当該画面（画像）を表示部１１に表示させるためのブロックである。

　並べ替え制御部２４Ａは、アイコンの格納位置を制御するためのブロックである。具体的には、並べ替え制御部２４Ａは、表示アイコン格納部３２に格納されている、カテゴリ内およびカテゴリ外におけるアイコンの表示位置の並べ替え、表示アイコン格納部３２と非表示アイコン格納部３３Ａとの間におけるアイコンの移動、および非表示アイコン格納部３３Ａに格納されている非表示カテゴリ内におけるアイコンの表示位置の並べ替えを制御する。

　ホーム画面表示制御部２５は、ホーム画面Ｐ１を表示する指示を指示受付部２１から受けると、表示アイコン格納部３２に格納されている情報を読み込み、当該情報に基づいてホーム画面Ｐ１として表示部１１に表示する情報を生成し、表示制御部２３に送信する。より詳細には、ホーム画面表示制御部２５は、表示アイコン格納部３２に格納されている表示カテゴリの情報、表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報、表示カテゴリ内に格納されていないアイコンの配列情報を読み出し、当該情報に基づいてホーム画面Ｐ１として表示部１１に表示する情報を生成する。ホーム画面Ｐ１の具体例については後述する。

　並べ替え画面表示制御部２６Ａは、並べ替え画面Ｐ２（詳細については、後述する）を表示する指示を指示受付部２１から受けると、表示アイコン格納部３２および非表示アイコン格納部３３Ａに格納されている情報を読み出す。そして、並べ替え画面表示制御部２６Ａは、当該情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２として表示部１１に表示する情報を生成し、表示制御部２３に送信する。より詳細には、並べ替え画面表示制御部２６Ａは、表示アイコン格納部３２に格納されている表示カテゴリの情報、表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報、および表示カテゴリ内に格納されていないアイコンの配列情報、並びに非表示アイコン格納部３３Ａに格納されている非表示カテゴリの情報、および非表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報を読み出す。そして、並べ替え画面表示制御部２６Ａは、当該情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２として表示部１１に表示する情報を生成する。並べ替え画面Ｐ２の具体例については後述する。

　（スマートフォン１Ａにおけるモードについて）
　スマートフォン１Ａでは、ホーム画面モードと、並べ替えモードとを実行できるようになっている。

　ホーム画面モードでは、表示部１１にホーム画面Ｐ１が表示される。ホーム画面Ｐ１には、アプリケーションのアイコンが表示されており、ユーザがアイコンを選択することにより、当該アイコンに示されるアプリケーションの機能が実行される。ホーム画面Ｐ１には、ユーザ所望のアイコン（例えば、使用頻度が高いアプリケーションのアイコン）が一覧表示される。

　並べ替えモードは、ホーム画面Ｐ１に表示されるアイコンの表示位置を変更する、すなわち、表示位置を並べ替えるモードであり、表示部１１に並べ替え画面Ｐ２が表示される。本実施形態のスマートフォン１Ａでは、並べ替えモードにおいて、ホーム画面モードにおいてアイコンを表示または非表示にすることができるようになっている。詳細については後述する。

　（ホーム画面Ｐ１）
　次に、図２を参照しながら、スマートフォン１Ａのホーム画面モードにおいて、表示部１１に表示されるホーム画面Ｐ１について説明する。図２は、スマートフォン１Ａのホーム画面モードにおいて、表示部１１に表示されるホーム画面Ｐ１を示すものであり、（ａ）はホーム画面Ｐ１全体を示す模式図であり、（ｂ）は実際に表示部１１に表示されるホーム画面Ｐ１を示す模式図である。

　図２の（ａ）、（ｂ）に示すように、スマートフォン１Ａのホーム画面モードでは、電波の受信状況や電池残量などを示すステータスバー、検索を行うための検索バー、時計などを表示するウィジェット、アプリケーションのアイコンなどが表示されたホーム画面Ｐ１が表示される。本実施形態のスマートフォン１Ａでは、例として、表示アイコン格納部３２において、アイコンＡ１～Ａ９がカテゴリに格納されておらず、アイコンＢ１～Ｂ６、Ｃ１～Ｃ６、およびＤ１～Ｄ７がそれぞれカテゴリＱ１～Ｑ３に格納されているものとする。ホーム画面表示制御部２５は、表示アイコン格納部３２に格納されている各情報を読み込み、ホーム画面Ｐ１として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。表示制御部２３は、受け取った情報に基づいてホーム画面Ｐ１を生成し、表示部１１に出力させる。

　なお、図２の（ｂ）に示すように、実際には、ホーム画面Ｐ１のうち表示部１１に表示される領域は、ホーム画面Ｐ１の一部の範囲であり、ユーザがホーム画面Ｐ１をスクロール操作することによりホーム画面Ｐ１の他の範囲を表示できるようになっている。

　（並べ替え画面Ｐ２）
　次に、図３を参照しながら、スマートフォン１Ａの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２について説明する。図３は、スマートフォン１Ａの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２を示すものであり、（ａ）は並べ替え画面Ｐ２全体を示す模式図であり、（ｂ）は実際に表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２を示す模式図である。

　本実施形態のスマートフォン１Ａでは、例として、非表示アイコン格納部３３Ａにおいて、アイコンＥ１～Ｅ７が非表示カテゴリ（非表示領域）Ｒに格納されているものとする。並べ替え画面表示制御部２６Ａは、表示アイコン格納部３２に格納されている各情報、および非表示アイコン格納部３３Ａに格納されている各情報を読み込み、並べ替え画面Ｐ２として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。表示制御部２３は、受け取った情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２を生成し、表示部１１に出力させる。これにより、並べ替え画面Ｐ２では、図３の（ａ）、（ｂ）に示すように、ホーム画面モードにおけるホーム画面Ｐ１に加えて、非表示カテゴリ（非表示領域）Ｒおよび非表示カテゴリＲに格納されているアイコン（非表示アイコン）Ｅ１～Ｅ７が表示される。すなわち、並べ替え画面表示制御部２６Ａは、並べ替え画面Ｐ２において、非表示カテゴリＲに格納されているアイコンＥ１～Ｅ７を、ホーム画面Ｐ１においてカテゴリＱ１～Ｑ３にそれぞれ格納されているアイコンＢ１～Ｂ６、Ｃ１～Ｃ６、およびＤ１～Ｄ７と同様の表示となるように表示させる。これにより、並べ替えモードにおいて、アイコンＥ１～Ｅ７をユーザに容易に認識させることができるようになっている。図３（ａ）に示すように、非表示カテゴリＲは、ホーム画面Ｐ１と同様の表示となっている表示領域（非表示カテゴリＲ以外の領域）と同一の表示形態となっている。

　また、図３の（ｂ）に示すように、実際には、ホーム画面Ｐ１のうち表示部１１に表示される領域は、ホーム画面Ｐ１の一部の範囲であり。また、実際の並べ替え画面Ｐ２では、表示部１１の最下部にガイドボタンバーが表示される。該ガイドボタンバーには、並べ替えモードを終了するための「戻る」と表示されたアイコンや、アプリケーションの使用履歴を表示するための「アプリ使用履歴」と表示されたアイコンなどが表示される。

　なお、並べ替え画面Ｐ２において、ホーム画面Ｐ１と同様の表示となっている領域が表示領域となる。

　（ホーム画面からアイコンを非表示にする方法）
　次に、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする方法について、図４～図７を参照しながら説明する。図４は、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面Ｐ１からアイコンを非表示にする手順を示すフローチャートである。図５は、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面Ｐ１の表示の手順を示すフローチャートである。図６の（ａ）～（ｃ）および図７の（ａ）、（ｂ）は、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面Ｐ１からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。

　まず、図４および図６の（ａ）に示すように、ホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ１）。

　ホーム画面Ｐ１を表示部１１に表示する方法は、図５に示すように、まず、指示受付部２１が、ユーザのホーム画面モードの選択を受け付ける（Ｓ１１）。次に、ホーム画面表示制御部２５が、表示アイコン格納部３２に格納されているカテゴリおよびアイコンの情報を読み込む（Ｓ１２）。次に、ホーム画面表示制御部２５が、ホーム画面Ｐ１として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。受け取った情報に基づいてホーム画面Ｐ１を生成し、表示部１１に出力させる（Ｓ１３）。すなわち、表示制御部２３は、非表示カテゴリＲおよび非表示アイコンＥ１～Ｅ７を除くすべてのカテゴリＱ１～Ｑ３およびアイコンＢ１～Ｂ６、Ｃ１～Ｃ６、およびＤ１～Ｄ７が表示されたホーム画面Ｐ１を表示部１１に表示する。

　次に、図４に示すように、指示受付部２１が、ユーザの並べ替えモードの選択を受け付ける（Ｓ２）と、指示受付部２１は、並べ替え画面表示制御部２６Ａに並べ替え画面Ｐ２を表示する指示を出す。次に、並べ替え画面表示制御部２６Ａは、表示アイコン格納部３２に格納されている各情報、および非表示アイコン格納部３３Ａに格納されている各情報を読み込み、並べ替え画面Ｐ２として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。表示制御部２３は、受け取った情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２を生成し、表示部１１に出力させる。これにより、図６の（ｂ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２が表示された並べ替えモードに移行する（Ｓ３、並べ替え画面表示ステップ）。

　次に、並べ替えモードにおいて、アイコンを非表示カテゴリＲに移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取ったかどうかを検知する（Ｓ４）。

　例として、図６の（ｃ）に示すように、カテゴリＱ２に格納されているアイコンＣ４を非表示カテゴリＲに移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取った場合（Ｓ４でＹｅｓ）、並べ替え制御部２４Ａが、指示受付部２１の指示により、表示アイコン格納部３２のカテゴリＱ２に格納されているアイコンＣ４を、非表示アイコン格納部３３Ａの非表示カテゴリＲに格納する（Ｓ５、アイコン表示位置変更ステップ）。これにより、図７の（ａ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２において、非表示カテゴリＲにアイコンＣ４が格納されて表示される。

　次に、指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取ったかどうかを検知する（Ｓ６）。指示受付部２１が、さらにユーザからアイコンを非表示カテゴリＲに移動させるユーザからの指示を受け取った場合（Ｓ６でＮｏ）、ステップＳ４に戻る。

　一方、指示受付部２１が、さらなるユーザからの指示を受け取らず（Ｓ６でＹｅｓ）、ユーザのホーム画面モードの選択を受け付けると（Ｓ７）、並べ替えモードを終了させ（Ｓ８）、ホーム画面モードに移行する。

　このとき、ホーム画面Ｐ１には、図７の（ｂ）に示すように、表示制御部２３は、アイコンＣ４が非表示となっているホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ９、アイコン一覧表示ステップ）。

　アプリケーションの実体のアイコンは、削除したり非表示にしたりする場合、当該アプリケーションをアンインストールする必要がある。しかし、上述したように本実施形態では、アプリケーションの実体のアイコンをホーム画面Ｐ１に表示する場合でも、当該アプリケーションをアンインストールせずに容易にホーム画面Ｐ１に非表示とすることができる。

　（ホーム画面にアイコンを表示する方法）
　次に、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面にアイコンを表示する方法について、図８～図１０を参照しながら説明する。図８は、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面Ｐ１にアイコンを表示する手順を示すフローチャートである。図９の（ａ）～（ｃ）および図１０の（ａ）、（ｂ）は、スマートフォン１Ａにおける、ホーム画面Ｐ１にアイコンを表示する様子を示す模式図である。

　まず、図８および図９の（ａ）、（ｂ）に示すように、ステップＳ１～Ｓ３を実行する。ここで、ステップＳ１～Ｓ３は、図４におけるＳ１～Ｓ３と同様であるため説明を省略する。

　次に、並べ替えモードにおいて、アイコンを非表示カテゴリＲから他の領域に移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取ったかどうかを検知する（Ｓ２１）。

　例として、図９の（ｃ）に示すように、非表示カテゴリＲに格納されているアイコンＥ７を非表示カテゴリＲからカテゴリＱ３に移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取った場合（Ｓ２１でＹｅｓ）、並べ替え制御部２４Ａが、指示受付部２１の指示により、非表示アイコン格納部３３Ａの非表示カテゴリＲに格納されているアイコンＥ７を、表示アイコン格納部３２のカテゴリＱ３に格納する（Ｓ２２）。これにより、図１０の（ａ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２において、カテゴリＱ３にアイコンＥ７が格納されて表示される。

　次に、指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取ったかどうかを検知する（Ｓ６）。指示受付部２１が、さらにアイコンを非表示カテゴリＲから移動させるユーザからの指示を受け取った場合（Ｓ６でＮｏ）、ステップＳ２１に戻る。

　このとき、ホーム画面Ｐ１には、図１０の（ｂ）に示すように、表示制御部２３は、アイコンＥ７がカテゴリＱ３に格納されて表示されるホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ９）。

　（スマートフォン１Ａの特徴）
　以上のように、スマートフォン１Ａは、並べ替え画面Ｐ２において、非表示カテゴリＲに格納されているアイコンを、ホーム画面Ｐ１においてカテゴリＱ１～Ｑ３にそれぞれ格納されているアイコンと同様の表示となるように表示させる並べ替え画面表示制御部２６Ａを備えている。これにより、並べ替えモードにおいて、非表示アイコンをユーザに容易に認識させることができる。

　また、スマートフォン１Ａは、非表示カテゴリＲに含まれるアイコンが非表示カテゴリＲ外に移動させられたとき、当該アイコンをホーム画面Ｐ１に表示させるアイコンとする表示アイコン制御部を備えている。これにより、ホーム画面Ｐ１に表示されていないアイコンを、容易にホーム画面Ｐ１に表示させることができる。

　また、スマートフォン１Ａは、非表示アイコンを格納する非表示カテゴリの情報、および当該非表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報を記憶している非表示アイコン格納部３３Ａを備えている。これにより、並べ替え画面Ｐ２における非表示カテゴリＲに含まれるアイコンの表示位置は、並べ替え画面Ｐ２が閉じられた後、再度開かれたときでも維持することができる。その結果、ユーザが非表示アイコンをホーム画面Ｐ１に再表示させるときに、当該非表示アイコンの格納位置をユーザに確実に認識させることができる。

　〔実施形態２〕
　本発明の他の実施形態について、図１１～図２０に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

　本実施形態における情報処理装置としてのスマートフォン１Ｂは、並べ替えモードにおいて、非表示フォルダが表示される点が実施形態１におけるスマートフォン１Ａとは異なっている。

　（スマートフォン１Ｂの構成）
　本実施形態におけるスマートフォン１Ｂの構成について、図１１に基づいて説明する。図１１は、スマートフォン１Ｂの要部構成を示すブロック図である。

　スマートフォン１Ｂは、図１１に示すように、制御部２０Ｂと、記憶部３０Ｂとを備えている。

　記憶部３０Ｂは、非表示アイコン格納部３３Ｂを備えている。

　非表示アイコン格納部３３Ｂは、非表示アイコンを格納する非表示フォルダの情報、および当該非表示フォルダ内におけるアイコンの配列情報を記憶している。

　制御部２０Ｂは、並べ替え制御部（アイコン表示位置変更部）２４Ｂと、並べ替え画面表示制御部（並べ替え画面表示部、受付画面表示部）２６Ｂとを備えている。

　並べ替え制御部２４Ｂは、表示アイコン格納部３２に格納されているカテゴリ内およびカテゴリ外におけるアイコンの表示位置の並べ替え、表示アイコン格納部３２と非表示アイコン格納部３３Ｂとの間におけるアイコンの移動、および非表示アイコン格納部３３Ｂに格納されている非表示フォルダ内におけるアイコンの表示位置の並べ替えを制御する。

　並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、表示アイコン格納部３２に格納されている表示カテゴリの情報、表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報、および表示カテゴリ内に格納されていないアイコンの配列情報、並びに非表示アイコン格納部３３Ｂに格納されている非表示フォルダの情報、および非表示フォルダ内におけるアイコンの配列情報を読み出す。そして、並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、当該情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２として表示部１１に表示する情報を生成する。

　（並べ替え画面Ｐ２）
　次に、図１２を参照しながら、スマートフォン１Ｂの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２について説明する。図１２の（ａ）は、スマートフォン１Ｂのホーム画面モードにおいて、表示部１１に表示されるホーム画面Ｐ１全体を示す模式図であり、（ｂ）は、スマートフォン１Ｂの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２全体を示す模式図である。

　本実施形態のスマートフォン１Ｂでは、例として、非表示アイコン格納部３３Ｂに非表示フォルダ（非表示領域）Ｆ１～Ｆ３が格納されているものとする。非表示フォルダＦ１～Ｆ３には、それぞれ、非表示アイコンが格納されているものとする（図１９参照）。並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、表示アイコン格納部３２に格納されている各情報、および非表示アイコン格納部３３Ｂに格納されている各情報を読み込み、並べ替え画面Ｐ２として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。表示制御部２３は、受け取った情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２を生成し、表示部１１に出力させる。これにより、並べ替え画面Ｐ２では、図１２の（ａ）、（ｂ）に示すように、ホーム画面モードにおけるホーム画面Ｐ１に加えて、非表示フォルダＦ１～Ｆ３が表示される。

　以上のように、本実施形態では、並べ替え画面Ｐ２において、ホーム画面Ｐ１と同様の表示である領域（表示領域）と、ホーム画面Ｐ１には表示されないアイコンを格納している領域（非表示領域）との表示形態が類似している。

　（ホーム画面からアイコンを非表示にする方法）
　次に、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面からアイコンを非表示にする方法について、図１３～図１６を参照しながら説明する。図１３は、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面Ｐ１からアイコンを非表示にする手順を示すフローチャートである。図１４の（ａ）～（ｃ）、図１５の（ａ）～（ｃ）、および図１６は、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面Ｐ１からアイコンを非表示にする様子を示す模式図である。

　まず、図１３および図１４の（ａ）、（ｂ）に示すように、ステップＳ１～Ｓ３を実行する。ここで、ステップＳ１～Ｓ３は、図４におけるＳ１～Ｓ３と同様であるため説明を省略する。

　次に、並べ替えモードにおいて、アイコンを非表示フォルダＦ１～Ｆ３のいずれかに移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取ったかどうかを検知する（Ｓ３１）。

　例として、図１４の（ｃ）に示すように、カテゴリＱ２に格納されているアイコンＣ６を非表示フォルダＦ１に移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取った場合（Ｓ３１でＹｅｓ）、並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、非表示フォルダＦ１をポップアップで開くように表示制御部２３に指示を出し、表示制御部２３が当該指示に基づいて表示部１１に表示する（Ｓ３２）。具体的には、図１５の（ａ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２の一部の領域において非表示フォルダＦ１に格納されている非表示アイコンが表示されるようにポップアップが開かれる。

　次に、指示受付部２１が、非表示フォルダ内の追加ボタン（図１５に示す「＋」ボタン）を選択するユーザの指示を受け付ける（Ｓ３３）。

　次に、並べ替え制御部２４Ｂが、指示受付部２１の指示により、表示アイコン格納部３２のカテゴリＱ２に格納されているアイコンＣ６を、非表示アイコン格納部３３Ｂの非表示フォルダＦ１内に格納する（Ｓ３４）。これにより、図１５の（ｂ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２において、非表示フォルダＦ１にアイコンＣ６が格納されて表示される。

　次に、指示受付部２１が、非表示フォルダ内の「閉じる」ボタンを選択するユーザの指示を受け付ける（Ｓ３５）。

　次に、並べ替え制御部２４Ｂが、指示受付部２１の指示により、図１５の（ｃ）に示すように、非表示フォルダＦ１を閉じる（Ｓ３６）。

　次に、指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取ったかどうかを検知する（Ｓ６）。指示受付部２１が、さらにアイコンを非表示フォルダＦ１～Ｆ３のいずれかに移動させるユーザの指示を受け取った場合（Ｓ６でＮｏ）、ステップＳ３１に戻る。

　このとき、ホーム画面Ｐ１には、図１６に示すように、表示制御部２３は、アイコンＣ６が非表示となっているホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ９）。

　（ホーム画面にアイコンを表示する方法）
　次に、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面にアイコンを表示する方法について、図１７～図２０を参照しながら説明する。図１７は、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面Ｐ１にアイコンを表示する手順を示すフローチャートである。図１８の（ａ）～（ｃ）、図１９の（ａ）～（ｃ）、および図２０の（ａ）、（ｂ）は、スマートフォン１Ｂにおける、ホーム画面Ｐ１にアイコンを表示する様子を示す模式図である。

　まず、図１７および図１８の（ａ）、（ｂ）に示すように、ステップＳ１～Ｓ３を実行する。ここで、ステップＳ１～Ｓ３は、図４におけるＳ１～Ｓ３と同様であるため説明を省略する。

　次に、並べ替えモードにおいて、指示受付部２１が、非表示フォルダＦ１～Ｆ３の何れかの開操作を受け付ける（Ｓ４１）。ここでは、例として、指示受付部２１がユーザの非表示フォルダＦ１の選択を受け付ける。次に、図１８の（ｃ）に示すように、並べ替え画面表示制御部２６Ｂが、指示受付部２１の指示により、非表示フォルダＦ１に対する動作（「移動」、「開く」）を示す吹き出しを表示部１１に表示させる。次に、指示受付部２１が、吹き出し内の「開く」ボタンの選択を受け付ける。

　指示受付部２１が非表示フォルダＦ１の開操作を受け付けると、並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、指示受付部２１からの指示により、非表示フォルダＦ１をポップアップで開く（Ｓ４２）。

　次に、アイコンを非表示フォルダＦ１から他の領域に移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取ったかどうかを検知する（Ｓ４３）。具体的には、例として、非表示フォルダＦ１内のアイコンＪ１の選択を指示受付部２１が受け付けた場合、図１９の（ｂ）に示すように、並べ替え画面表示制御部２６Ｂが、指示受付部２１の指示により、アイコンＪ１に対する動作（「フォルダ外移動」、「フォルダ内移動」）を示す吹き出し（選択受付画面）を表示部１１に表示させる。次に、図１９の（ｃ）に示すように、吹き出し内の「フォルダ外移動」ボタンを選択し、アイコンＪ１をカテゴリＱ３への移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取る。

　上述のように、非表示フォルダＦ１に格納されているアイコンＪ１を非表示フォルダＦ１からカテゴリＱ３に移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取った場合（Ｓ４３でＹｅｓ）、並べ替え制御部２４Ｂが、指示受付部２１の指示により、非表示アイコン格納部３３Ｂの非表示フォルダＦ１に格納されているアイコンＪ１を、表示アイコン格納部３２のカテゴリＱ３に格納する（Ｓ４４）。これにより、図２０の（ａ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２において、カテゴリＱ３にアイコンＪ１が格納されて表示される。

　次に、指示受付部２１が、非表示フォルダ内の「閉じる」ボタンを選択するユーザの指示を受け付ける（Ｓ４５）。

　次に、並べ替え制御部２４Ｂが、指示受付部２１の指示により、非表示フォルダＦ１を閉じる（Ｓ４６）。

　次に、指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取ったかどうかを検知する（Ｓ６）。指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取った場合（Ｓ６でＮｏ）、ステップＳ４１に戻る。

　このとき、ホーム画面Ｐ１には、図２０の（ｂ）に示すように、表示制御部２３は、アイコンＪ１がカテゴリＱ３に格納されて表示されるホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ９）。

　（スマートフォン１Ｂの特徴）
　以上のように、本実施形態におけるスマートフォン１Ｂでは、非表示アイコン格納部３３Ｂがフォルダを備えている。これにより、非表示アイコンをユーザの所望で分類することができる。

　なお、実施形態におけるスマートフォン１Ｂでは、非表示カテゴリを３つ備える構成であったが、本発明のスマートフォンはこれに限られない。すなわち、本発明のスマートフォンは、非表示フォルダを少なくとも１つ備える構成であればよい。ただし、非表示フォルダを複数備えることにより、非表示アイコンをそのカテゴリや種類などに応じたフォルダに格納することができる。その結果、再度、アイコンをホーム画面に表示させる際に、当該アイコンを容易に見つけることができる。また、１つのフォルダが搭載できるアイコンの数に上限があるため、非表示フォルダを複数備えることにより、非表示にするアイコンの数に制限がかからないようにすることができる。

　〔実施形態３〕
　本発明の他の実施形態について、図２１～図２５に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

　本実施形態における情報処理装置としてのスマートフォン１Ｃは、並べ替えモードにおいて、カテゴリ、および当該カテゴリに格納されているアイコンを一括して、換言すればカテゴリ単位で、表示・非表示にすることができる点が、実施形態１におけるスマートフォン１Ａとは異なっている。

　（スマートフォン１Ｃの構成）
　本実施形態におけるスマートフォン１Ｃの構成について、図２１に基づいて説明する。図２１は、スマートフォン１Ｃの要部構成を示すブロック図である。

　スマートフォン１Ｃは、図２１に示すように、制御部２０Ｃと、記憶部３０Ｃとを備えている。

　記憶部３０Ｃは、非表示カテゴリ格納部３４を備えている。

　非表示カテゴリ格納部３４は、カテゴリを格納するための非表示エリアを備えている。

　制御部２０Ｃは、並べ替え制御部（アイコン表示位置変更部）２４Ｃと、並べ替え画面表示制御部（並べ替え画面表示部）２６Ｃとを備えている。

　並べ替え制御部２４Ｃは、表示アイコン格納部３２に格納されているカテゴリ内およびカテゴリ外におけるアイコンの表示位置の並べ替え、表示アイコン格納部３２と非表示アイコン格納部３３Ｂとの間におけるカテゴリおよびアイコンの移動、および非表示アイコン格納部３３Ｂに格納されている非表示フォルダ内におけるアイコンの表示位置の並べ替えを制御する。

　並べ替え画面表示制御部２６Ｃは、表示アイコン格納部３２に格納されている表示カテゴリ情報、表示カテゴリ内におけるアイコンの配列情報、および表示カテゴリ内に格納されていないアイコンの配列情報、並びに非表示カテゴリ格納部３４に格納されている非表示エリアの情報を読み出す。そして、並べ替え画面表示制御部２６Ｃは、当該情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２として表示部１１に表示する情報を生成する。

　（並べ替え画面Ｐ２）
　次に、図２２を参照しながら、スマートフォン１Ｃの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２について説明する。図２２の（ａ）は、スマートフォン１Ｃのホーム画面モードにおいて、表示部１１に表示されるホーム画面Ｐ１全体を示す模式図であり、（ｂ）は、スマートフォン１Ｃの並べ替えモードにおいて、表示部１１に表示される並べ替え画面Ｐ２全体を示す模式図である。

　スマートフォン１Ｃでは、並べ替え画面表示制御部２６Ｂは、表示アイコン格納部３２に格納されている各情報、および非表示カテゴリ格納部３４に格納されている各情報を読み込み、並べ替え画面Ｐ２として表示する情報を作成し、表示制御部２３へ出力する。表示制御部２３は、受け取った情報に基づいて並べ替え画面Ｐ２を生成し、表示部１１に出力させる。これにより、本実施形態のスマートフォン１Ｃでは、図２２の（ａ）、（ｂ）に示すように、ホーム画面Ｐ１に加えて、非表示エリア（非表示領域）Ｔが表示される。

　（ホーム画面からカテゴリを非表示にする方法）
　次に、スマートフォン１Ｃにおける、ホーム画面からカテゴリを非表示にする方法について、図２３～図２５を参照しながら説明する。図２３は、スマートフォン１Ｃにおける、ホーム画面Ｐ１からカテゴリを非表示にする手順を示すフローチャートである。図２４の（ａ）～（ｃ）、および図２５の（ａ）、（ｂ）は、スマートフォン１Ｃにおける、ホーム画面Ｐ１からカテゴリを非表示にする様子を示す模式図である。

　まず、図２３および図２４の（ａ）、（ｂ）に示すように、ステップＳ１～Ｓ３を実行する。ここで、ステップＳ１～Ｓ３は、図４におけるＳ１～Ｓ３と同様であるため説明を省略する。

　次に、並べ替えモードにおいて、カテゴリＱ１～Ｑ３のいずれかを非表示エリアＴに移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取ったかどうかを検知する（Ｓ５１）。

　例として、図２４の（ｃ）に示すように、カテゴリＱ２を非表示エリアＴに移動させるユーザからの指示を指示受付部２１が受け取った場合（Ｓ５１でＹｅｓ）、並べ替え制御部２４Ｃが、指示受付部２１の指示により、表示アイコン格納部３２のカテゴリＱ２を非表示カテゴリ格納部３４の非表示エリアＴに格納する（Ｓ５２）。これにより、図２５の（ａ）に示すように、並べ替え画面Ｐ２において、非表示エリアＴにカテゴリＴおよびカテゴリＴに格納されているアイコンＣ１～Ｃ６が格納されて表示される。

　次に、指示受付部２１が、さらにユーザからの指示を受け取ったかどうかを検知する（Ｓ６）。指示受付部２１が、さらにユーザからカテゴリを非表示エリアＴに移動させるユーザからの指示を受け取った場合（Ｓ６でＮｏ）、ステップＳ５１に戻る。

　このとき、ホーム画面Ｐ１には、図２５の（ｂ）に示すように、表示制御部２３は、カテゴリＱ２が非表示となっているホーム画面Ｐ１を表示する（Ｓ９）。

　（スマートフォン１Ｃの特徴）
　以上のように、本実施形態におけるスマートフォン１Ｃは、並べ替えモードにおいて、カテゴリごとホーム画面から非表示にする並べ替え制御部２４Ｃを備えている。これにより、ユーザにとって不要なカテゴリをホーム画面Ｐ１において表示させないようにすることができるため、ホーム画面Ｐ１を容易に簡素化することができる。

　以上の説明では、情報処理装置としてスマートフォンを説明したが、本発明の情報処理装置はスマートフォンに限られない。情報処理装置は、例えば、タブレット端末、ＰＤＡ（Personal Digital Assistant）、携帯電話などであってもよい。

　〔実施形態４〕
　（ソフトウェアによる実現例）
　スマートフォン１Ａ、１Ｂ、１Ｃの制御ブロック（特に、制御部２０Ａ、２０Ｂ、２０Ｃ（指示受付部２１、アプリケーション処理部２２、表示制御部２３、並べ替え制御部２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ、ホーム画面表示制御部２５、並べ替え画面表示制御部２６Ａ、２６Ｂ、２６Ｃ））は、集積回路（ＩＣチップ）等に形成された論理回路（ハードウェア）によって実現してもよいし、ＣＰＵ（Central Processing Unit）を用いてソフトウェアによって実現してもよい。

　後者の場合、スマートフォン１Ａ、１Ｂ、１Ｃは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するＣＰＵ、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ（またはＣＰＵ）で読み取り可能に記録されたＲＯＭ（Read Only Memory）または記憶装置（これらを「記録媒体」と称する）、上記プログラムを展開するＲＡＭ（Random Access Memory）などを備えている。そして、コンピュータ（またはＣＰＵ）が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体（通信ネットワークや放送波等）を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。

　〔まとめ〕
　本発明の態様１に係る情報処理装置（スマートフォン１Ａ、１Ｂ、１Ｃ）は、アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面（ホーム画面Ｐ１）と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面（Ｐ２）とを表示可能な情報処理装置において、上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンを上記表示領域と同一または類似の表示形態で表示する非表示領域とからなる上記並べ替え画面を表示する並べ替え画面表示部（並べ替え画面表示制御部２６Ａ、２６Ｂ、２６Ｃ）と、上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更部（並べ替え制御部２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ）と、を備えている構成である。

　上記の構成によれば、並べ替え画面が、アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンが含まれる非表示領域とで構成されるとともに、非表示領域の表示形態を表示領域の表示形態と同様または類似に表示する。よって、ユーザに対し、非表示領域の表示を、表示領域の表示と同様に認識させることができる。したがって、アイコン一覧表示画面に表示されないアイコンであっても、並べ替え画面において、ユーザに容易に認識させることができる。

　また、並べ替え画面では、アイコン一覧表示画面におけるアイコン位置を変更することができる。

　なお、アイコン一覧表示画面は、ユーザ所望のアイコンが表示される画面（いわゆる、ホーム画面）であってもよいし、装置の起動時に最初に表示される画面であってもよい。

　本発明の態様２に係る情報処理装置は、上記の態様１において、上記アイコン表示位置変更部は、上記非表示領域に含まれるアイコンが上記表示領域に移動させられたとき、当該アイコンを、移動後の上記表示領域における位置と対応する上記アイコン一覧表示画面における位置に表示させる構成としてもよい。

　上記の構成によれば、アイコン一覧表示画面に表示されていないアイコンを、容易に、アイコン一覧表示画面における所望の位置に表示させることができる。

　本発明の態様３に係る情報処理装置は、上記の態様１または２において、上記並べ替え画面表示部は、上記非表示領域に含まれるアイコンの表示位置を、上記並べ替え画面が閉じられた後、再度開かれたときに維持する構成としてもよい。

　上記の構成によれば、非表示領域におけるアイコンの表示位置が維持されるので、ユーザに表示位置でアイコンを認識させることができる。よって、ユーザに対し、非表示アイコン（アイコン一覧表示画面に表示されないアイコン）をより確実に認識させることができる。

　本発明の態様４に係る情報処理装置は、上記の態様１～３の何れかにおいて、上記並べ替え画面表示部は、上記非表示領域の表示を、１または複数のアイコンを含むフォルダを１または複数表示する構成である。

　上記の構成によれば、非表示領域をフォルダで分けることができるので、非表示アイコンを分別して非表示領域に格納しておくことができる。これにより、非表示アイコンをユーザの所望の応じて分けることができる。

　本発明の態様５に係る情報処理装置は、上記の態様１～３の何れかにおいて、上記並べ替え画面表示部は、上記アイコンをカテゴリ毎に分けて表示し、上記アイコン表示位置変更部は、上記カテゴリ単位で、上記表示領域から上記非表示領域に移動させられたとき、当該カテゴリに含まれるアイコンを一括して上記アイコン一覧表示画面において非表示にする構成である。

　上記の構成によれば、カテゴリごとのアイコン一覧表示画面において、カテゴリ単位で非表示にすることができるので、アイコン一覧表示画面への表示、非表示を容易にすることができる。

　本発明の態様６に係る情報処理装置の制御方法は、アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面とを表示可能な情報処理装置の制御方法であって、上記並べ替え画面を、上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンが含まれる非表示領域とに分けるとともに、上記非表示領域の表示形態を、上記表示領域の表示形態と同様として表示する並べ替え画面表示ステップ（Ｓ３）と、上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更ステップ（Ｓ５）と、上記アイコン表示位置変更ステップで変更後の表示位置でアイコンを一覧表示するアイコン一覧表示ステップ（Ｓ９）と、を含む方法である。上記の方法によれば、上述した態様１と同様の効果を奏する。

　本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部（ソフトウェア要素）として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

　本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

１Ａ、１Ｂ、１Ｃ　スマートフォン（情報処理装置）、　１０　タッチパネル、　１１　表示部、　１２　操作部、　２０Ａ、２０Ｂ、２０Ｃ　制御部、　２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ　並べ替え制御部（アイコン表示位置変更部）、　２１　指示受付部、　２２　アプリケーション処理部、　２３　表示制御部、　２５　ホーム画面表示制御部、　２６Ａ、２６Ｂ、２６Ｃ　並べ替え画面表示制御部（並べ替え画面表示部、受付画面表示部）、　３０Ａ、３０Ｂ、３０Ｃ　記憶部、　３１　アプリケーション格納部、　３２　表示アイコン格納部、　３３Ａ、３３Ｂ　非表示アイコン格納部、　３４　非表示カテゴリ格納部、　Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｃ４、Ｃ６、Ｅ１、Ｅ７、Ｊ１　アイコン、　Ｅ１　非表示アイコン、　Ｆ１、Ｆ２、Ｆ３　非表示フォルダ、　Ｔ　非表示エリア（非表示領域）、　Ｐ１　ホーム画面（アイコン一覧表示画面）、　Ｐ２　並べ替え画面、　Ｒ　非表示カテゴリ（非表示領域）

Claims

　アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面とを表示可能な情報処理装置において、
　上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンを上記表示領域と同一または類似の表示形態で表示する非表示領域とからなる上記並べ替え画面を表示する並べ替え画面表示部と、
　上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更部と、
を備えていることを特徴とする情報処理装置。
　上記アイコン表示位置変更部は、上記非表示領域に含まれるアイコンが上記表示領域に移動させられたとき、当該アイコンを、移動後の上記表示領域における位置と対応する上記アイコン一覧表示画面における位置に表示させることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
　上記並べ替え画面表示部は、上記非表示領域に含まれるアイコンの表示位置を、上記並べ替え画面が閉じられた後、再度開かれたときに維持することを特徴とする請求項１または２に記載の情報処理装置。
　上記並べ替え画面表示部は、上記非表示領域の表示を、１または複数のアイコンを含むフォルダを１または複数表示することを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　上記並べ替え画面表示部は、上記アイコンをカテゴリ毎に分けて表示し、
　上記アイコン表示位置変更部は、上記カテゴリ単位で、上記表示領域から上記非表示領域に移動させられたとき、当該カテゴリに含まれるアイコンを一括して上記アイコン一覧表示画面において非表示にすることを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　アイコンを一覧表示するアイコン一覧表示画面と、該アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するために用いられる並べ替え画面とを表示可能な情報処理装置の制御方法であって、
　上記アイコン一覧表示画面と同様の表示である表示領域と、上記アイコン一覧表示画面では表示されないアイコンを上記表示領域と同一または類似の表示形態で表示する並べ替え画面表示ステップと、
　上記表示領域におけるアイコンの表示位置の変更に対応させて、上記アイコン一覧表示画面におけるアイコンの表示位置を変更するアイコン表示位置変更ステップと、
　上記アイコン表示位置変更ステップで変更後の表示位置でアイコンを一覧表示するアイコン一覧表示ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
　請求項１に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記並べ替え画面表示部、および上記アイコン表示位置変更部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。