WO2004010689A1

WO2004010689A1 - 映像検索支援方法及び映像検索支援装置、並びに放送受信装置

Info

Publication number: WO2004010689A1
Application number: PCT/JP2003/009190
Authority: WO
Inventors: Shingo Utsuki; Keiichi Yoshioka; Hidetoshi Ichioka; Shinichi Wakai; Hiroshi Takagi; Yoshiaki Arishima; Ayako Nakayama; Koji Fujita; Shigeharu Kondo
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2002-07-19
Filing date: 2003-07-18
Publication date: 2004-01-29
Also published as: CN1557094A; US7882523B2; CN1984234A; US8214860B2; KR20050020744A; EP1524852A4; US20110081091A1; JP2004056462A; US20040244038A1; KR100982063B1; EP1524852A1; CN1298164C

Abstract

　多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易に検索できるようにすると共に、所望の映像番組を速やかに視聴できるようにする。　放送コンテンツを記録し、記録された放送コンテンツを再生する装置、或いは放送受信装置における放送コンテンツの検索を支援する映像検索支援装置（１００）であって、放送コンテンツを複数のカテゴリに分類する分類基準を格納する分類基準情報格納部（２１）と、放送コンテンツの番組情報を取得する番組情報取得手段（２３）と、この番組情報を分類基準に応じてカテゴリ別に分類する番組情報分類手段（２７）と、分類された番組情報を格納するＨＤＤ（２９）と、分類基準で規定されたカテゴリをモニタ画面の横方向に選択可能に表示すると共に、選択されたカテゴリに分類される番組情報のみを当該モニタ画面の縦方向に選択可能に表示する表示手段（３１）とを備えたものである。

Description

明細書映像検索支援方法及び映像検索支援装置、並びに放送受信装置技術分野

この発明は、テレビ番組の録画及び再生機能を有したテレビジョン受像機において、録画された多数のテレビ番組の中から所望の番組を検索する方法及ぴ装置に適用して好適な映像検索支援方法及び映像検索支援装置、並びに放送受信装置に関するものである。

詳しくは、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を予め規定しておき、規定された分類基準の属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示することによって、多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易、かつ迅速に検索できるようにしたものである。背景技術

近年、ディジタル放送の普及に伴い、映像や音声からなるディジタルビデオをハードディスクに録画するディジタルビデオ録画装置や、パーソナルコンビユータ等が登場しつつある。ディジタルビデオ録画装置では、ディジタルビデオの高圧縮が期待出来るので、多数の映像番組（テレビ番組）を録画することができる。また、 D V D— R AM (Digital Video Disk-Random Access Memory) チェンジャの登場、ハードディスクの大容量化によって、より一層多くの映像番組をデイジタル録画できるようになりつつある。

このように録画された映像番組を検索する方法としては、録画した映像を早送りまたは巻き戻しするなどして、実際に映像を見ながら探す方法や、映像番組を録画する際にィンデッタスを付けておき、視聴時にはこのィンデッタスを画面に一覧表示して所望の映像番組を探す方法がある。

また、映像放送（テレビ放送）のディジタル化が進むに伴い、映像番組の番組情報が映像に重畳して放送されるようになってきた。一般にこれを E P G (Electronic Program Guide：電子番組情報）と呼ぶ。 E P Gには映像番組の力テゴリ（ジャンル）やタイトル（番組名）、出演者などのキーワードが含まれる。現在のディジタル衛星放送ではこの E P Gを画面に表示して所望のチャンネルを検索することができる。また、地上波においても空き領域である V B I

(Vertical Blanking Interval：垂直回帰線）に電子番組情報を埋め込んで放送するサービスが開始されている。

このような放送サービスの進展に伴って、 E P G内の情報を検索ィンデッタスに用いる方法が提案されている。この場合には、映像番組を録画する際に、この映像番組の E P Gもハードディスク等に保存する。そして、録画した映像番組 (以下で、録画番組ともいう）を視聴する際には、録画番組のタイトルをテレビ画面に一覧表示する。ユーザはこの番組タイトルの一覧から所望の番組を検索する。

この録画番組の検索方法では、番組タイトルなど、番組の内容を表す E P Gがテレビ画面に一覧表示されるので、ユーザは番組タイトルなどを確認しながら所望の録画番組を探すことができ、便利である。

さらには、先に述べた E P Gを活用すると、番組の録画機能も高度化する。例えば、映像番組のタイトルから録画を直接指定したり、 E P Gに含まれるカテゴリゃ出演者などのキーヮードを指定し、当該キーヮードに合致する番組を自動録画することも可能になる。また、特開 2 0 0 0— 2 5 3 3 2 5号公報に開示されているように、ユーザの視聴履歴を分析し、ユーザが好むと思われる番組を自動録画し所定のお勧め度をユーザーに提示する方法も知られている。

ところで、従来方式に係る録画番組の検索方法によれば、録画したい番組を早送りまたは巻き戻しするなどして実際に映像を見ながら、視聴したい番組を探していた。このため、ユーザはテレビ画面を見ながら、煩雑で面倒な早送りや巻き戻し操作を行う必要があり、しかもユーザの記憶に頼りながら視聴したい番組を特定する必要があるので、ユーザの負担が大きいという問題があつた。

また、録画時に番組にインデックスを付けると共に、視聴時にはこのインデッタスを画面に一覧表示して所望の番組を探す方法では、インデックスをもとに映像番組を検索するので、早送りや巻き戻し操作を行う場合と比べてユーザの負担を幾分軽減することはできる。しかし、インデックスの情報が録画日時だけなので、その他の情報についてはユーザの勘や記憶に頼らざるを得ないという問題があった。特に、映像番組を自動録画する場合には、録画日時だけから録画番組の内容を想起するのは非常に難しく、保存されている映像番組が多いほどユーザの負担が増えてしまうという問題があった。

さらに、前述した E P Gを活用する検索支援方法では、録画番組と共に E P G を保存しておき、録画番組を視聴する際には録画番組のタイトルを画面に一覧表示していた。

このため、多数の録画番組を保存すると、番組タイトルを一画面に一覧表示しきれなくなり、インデックスの検索が煩雑になるという問題があった。また、番組タイトルを含めて番組を自動録画した場合には、番組情報だけからではその内容が想起しにくいおそれもあった。発明の開示

そこで、この発明はこのような問題を解決したものであって、多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易に検索できるようにすると共に、所望の映像番組を速やかに視聴できるようにした映像検索支援方法及び映像検索支援装置、並びに放送受信装置の提供を目的とする。

上述した課題は、映像番組の検索を支援する方法であって、予め、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を規定しておくステップと、この映像番組の番組情報を取得するステップと、この番組情報を分類基準に応じて属性別に分類するステップと、分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示するステップとを有することを特徴とする映像検索支援方法によつて解決される。

本発明に係る映像検索支援方法によれば、ユーザはモニタ画面上で映像番組の属性を第一の方向に検索しながら視聴したい映像番組の属性を選択でき、選択した属性に分類される番組情報のみを当該モエタ画面上で見ながら、視聴したい映像番組を第二の方向に検索することができる。従って、ユーザは多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易に検索することができ、所望の映像番組を速やかに視聴することができる。

本発明に係る映像検索支援装置は、映像番組の検索を支援する映像検索支援装置であって、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を格納する分類基準情報格納部と、映像番組の番組情報を取得する番組情報取得手段と、この番組情報を分類基準に応じて属性別に分類する番組情報分類手段と、分類された番組情報を格納する番組情報格納部と、分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示する表示手段とを備えたことを特徴とするものである。

本発明に係る映像検索支援装置によれば、ユーザはモニタ画面上で映像番組の属性を第一の方向に検索しながら視聴したい映像番組の属性を選択でき、選択した属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上で見ながら、視聴したい映像番組を第二の方向に検索することができる。

従って、多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易に検索することができ、所望の映像番組を速やかに視聴することができる。また、選択した属性以外の番組情報を検索せずに済むので、ユーザへの選局操作の負担が小さい。

さらに、視聴する番組が決まっていない場合でも、ユーザの嗜好にあうような映像番組を簡単に見つけることができるので、便利である。

本発明に係る放送受信装置は、映像番組の記録、再生機能を有した放送受信装置であって、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を格納する分類基準情報格納部と、映像番組の番組情報を取得する番組情報取得手段と、この番組情報を分類基準に応じて属性別に分類する番組情報分類手段と、分類された番組情報を格納する番組情報格納部と、分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示し、かつ選択された番組情報に対応する映像番組を当該モニタ画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とするものである。

本発明に係る放送受信装置によれば、上述した映像検索支援装置が応用されるので、ユーザはモニタ画面上で映像番組の属性を第一の方向に検索しながら視聴したい映像番組の属性を選択でき、選択した属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上で見ながら、視聴したい映像番組を第二の方向に検索することができる。

従って、多数の映像番組の中から視聴したい映像番組を容易に検索することができ、所望の映像番組を速やかに視聴することができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施形態に係る映像検索支援装置 1 0 0の構成例を示すプロック図である。

図 2は、映像番組の管理テーブルを示す表図である。

図 3は、本発明の実施形態に係るテレビジョン装置 2 0 0の構成例を示すプロック図である。

図 4は、リモコン 6 0の操作パネルの構成例を示す平面図である。

図 5は、コンテンツの切替え操作例を示すフローチャートである。

図 6は、コンテンツの他の切替え操作例を示すフローチャートである。

図 7は、画面表示モードの切替え操作例を示すフローチャートである。

図 8 Aは、録画コンテンツを再生する際の初期画面の表示例を示す概念図である。

図 8 Bは、放送コンテンツを表示する際の初期画面の表示例を示す概念図である。

図 9は、ザッビングによる画面遷移例を示す概念図である。

図 1 0は、ワープによる画面遷移例を示す概念図である。

図 1 1は、ァ-メーシヨンの表示例を示す概念図である。

図 1 2は、高速プレビューモードにおけるコンテンツの検索例を示す概念図である。

図 1 3は、タイトルリストビューモードにおけるコンテンツの検索例を示す概念図である。

図 1 4は、画面表示モードの遷移例を示す概念図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照しながらこの発明の実施形態に係る映像検索支援方法及ぴ映像検索支援装置、並びに放送受信装置について説明する。

( 1 ) 実施形態

この実施形態では、映像番組の検索を支援するため、予め、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を規定しておき、次に映像番組の番組情報を取得して、この番組情報を分類基準に応じて属性別に分類し、その後、分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向、例えば横方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向、例えばの縦方向に選択可能に表示して、多数の映像番組の中から映像番組を容易に検索できるようにすると共に、所望の映像番組を速やかに視聴できるようにしたものである。

図 1は、本発明の実施形態に係る映像検索支援装置 1 0 0の構成例を示すプロック図である。この映像検索支援装置 1 0 0は、映像番組を記録、再生する記録再生装置や、映像番組を再生する再生装置、或いは記録再生機能を有した放送受信装置等に搭載されるものである。この映像検索支援装置 1 0 0は、各放送局から時々刻々と放映される映像番組（以下で、放送コンテンツともいう）や、録画された映像番組（以下で、録画コンテンツともいう）の E P Gをその内容に基づいて複数の属性に分類し、 E P Gを属性別にモニタ画面に表示する装置である。モニタ画面上では、コンテンツの名称、即ち番,钽名（以下で、番組タイトルともいう）が時間軸に沿って表示される。

図 1に示すように、この映像検索支援装置 1 0 0は、分類基準情報格納部 2 1 と、番組情報取得手段 2 3と、番組情報分類手段 2 7と、記憶手段 2 9と、表示手段 3 1と、 C P U (Central Processing Unit) 3 3と、 R OM 3 5とから構成されている。

図 1において、番組情報取得手段 2 3には例えばアンテナ（図示せず）が接続され、かつ表示手段 3 1には放送受信装置等のモニタ画面（図示せず）が接続される。また、分類基準情報格納部 2 1には、外部入力用の端子が設けられている。番組情報取得手段 2 3は、例えば衛星放送等のディジタル放送において、放送コンテンツに重畳して送られてくる E P Gを取得する機能を有する。番組情報取得手段 2 3で取得される E P Gには番組の属性（以下で、カテゴリ、又はジヤンルともいう）や、番組タイトル、出演者などのキーワードが含まれる。なお、この番組情報取得手段 2 3は電話回線等とも接続可能になされており、インターネットで公開される E P Gも取得可能になされている。

分類基準情報格納部 2 1は、放送受信装置等が受信する放送コンテンツや、録画コンテンツを複数のカテゴリに分類するための分類基準が格納される。この分類基準とは、例えば「ニュース」、「スポーツ」、「音楽」、「映画」、「バラエティ」、「最新」等である。「最新」とは、例えば録画されてから 2 4時間以内のコンテンツを全て包含するカテゴリである。この分類基準には、 E P Gを供給する会社が各放译コンテンツに設定するカテゴリをそのまま用いることができる。また、この分類基準をユーザが任意に設定しても良い。この場合には、所望の分類基準（カテゴリ）を映像検索支援装置 1 0 0の外部端子から分類基準情報格納部 2 1に格納する。

番組情報分類手段 2 7では、番組情報取得手段 2 3によつて取得された E P G を、分類基準情報格納部 2 1に格納された分類基準に応じて分類する。例えば、放送局から放送コンテンツに重畳して送られてきた E P Gに「ニュース」というキーワードが含まれている場合には、この放送コンテンツは「ニュース」というカテゴリに分類される。この番組情報分類手段 2 7は、例えば分類処理プロダラムであり、後述する C P U 3 3によってそのプログラムが実行される。記憶手段 2 9には、録画コンテンツ：^ぴ放送中のコンテンツを管理するための管理テープルが記憶（格納）される。番組情報分類手段 2 7によってカテゴリ毎に分類された E P G (番組タイトル、コンテンツの録画日時等）はこの管理テープル上で管理される。

図 2は、記憶手段 2 9に記憶されている管理テーブルを示す表図である。図 2 に示す管理テーブルには、その左側から、コンテンツの「カテゴリ」、「番組タィトル」、「放送日」、「放送開始時刻」、「放送時間」を書き込むための欄が設けられている。この欄に番組情報分類手段 2 7 (図 1参照）で分類された E P Gの内容が書き込まれる。

即ち、「カテゴリ」の欄には前述した分類基準情報格納部 21に格納された分類基準が書き込まれる。例えば、「ニュース」、「スポーツ」、「音楽」、「映画 j 、「バラエティ j 、「最新」等である。また、放送中のコンテンツを管理するために「ライブ」も設けられている。例えば、図 2から、「スポーツ」に分類される番組タイトル「サッカー」は、 2003年 6月 3日の 1 5 : 00から 1時間 30分放送されていたことがわかる。また、「ライブ」に分類される「： He y He yHe y」は、 2003年 7月 1 日の 23 : 00から放送中であり、 200 3年 7月 2日の 1 ： ◦ 0に終了予定であることがわかる。

さらに、図 2に示す管理テーブルでは、放送（録画）日時を基準にして、各力テゴリ内で番組タイトルが時系列で配置されている。例えば、図 2に示すように、番組タイトルは新しいものほど上段に配置され、かつ古いものほど下段に配置される。

ところで、図 2において、「スポーツニュース X X X」は、「ニュース」と「スポーツ」と「最新」の全てに属するように分類されている。これは、この

「スポーツニュース X X X」力録画されてから 24時間以内であり、かつ EP Gに「ニュース」と「スポーツ」の両方のキーワードが含まれていたからである。ユーザは、スポーツからでも、ニュースからでも、この「スポーツニュース X X X」を検索することができ、使い勝手が良い。

尚、この管理テーブルには、番組タイトルや放送日等の他に、放送局名やその他の情報を書き込む欄を設けても良い。また、番組タイトルの配置順は時系列に限られることはない。例えば、「ライプ」では、放送局の 1チャンネルを最上段に配置し、放送局の 12チャンネルを最下段に配置するように設定しても良い。また、「ライプ」以外のカテゴリでは、録画コンテンツが再生済みか否かによつて表示の順序を設定しても良い。

図 1に戻り、表示手段 3 1は、後述する CPU 33からの制御信号に応じて、記憶手段 2 9に記憶された E P Gを各カテゴリ毎にモニタ画面に表示する機能を有している。モニタ画面でのコンテンツの表示形態については、後で説明する。

CPU 3 3は、この映像検索支援装置 1 00のメイン ' コントローラであり、映像検索支援装置 1 0 0の各構成部位に制御信号を送出して、その動作を制御し、かつこれらの構成部位のステータスを管理する機能を有している。この C P U 3 3はオペレーティング 'システム（O S ) によって提供されるプラットフォーム上で各種のアプリケーションを実行するようになされている。

R OM (Read Only Memory) 3 5には、この C P U 3 3を動作するためのプログラムが格納されている。例えば、映像検索支援装置 1 0 0の電源投入時に実行する自己診断 ·初期化プログラムや、映像検索支援装置 1 0 0の制御コード等である。

ところで、図 1では、映像検索支援装置 1 0 0と、モニタ画面及ぴアンテナとを別構成としているが、これらを一体構成としても良い。また、この映像検索支援装置 1 0 0と記録再生装置、又は再生装置、或いは放送受信装置とを一体構成とすることも可能である。

図 3は、本発明の実施形態に係るテレビジョン装置 2 0 0の構成例を示すプロック図である。このテレビジョン装置 2 0 0は、上述した映像検索支援装置 1 0 0と、録画再生機能を有した放送受信装置とが一体構成されたものである。以下で、このテレビジョン装置 2 0 0のハードウェア各部について、図 1に示した映像検索支援装置 1 0 0と関連付けながら説明する。

図 3に示すように、テレビジョン装置 2 0 0内では、メイン ' コントローラとしての C P U 3 3が、バス 5 0を介して各ハードウエア ·コンポーネントと相互接続して、各コンポーネントに対して統括的な制御を実行するようになっている。アンテナで受信された放送波は、チューナ 5 1に供給される。放送波は、規定のフォーマットに従っており、 E P Gを含んでいてもよい。放送波は、地上波、衛星波、有線、無線の区別を特に問わない。

チューナ 5 1は、 C P U 3 3からの指示に従い、所定チャネルの放送波のチュ一ユングすなわち選局を行い、後続の復調器 5 2に受信データを出; bする。復調器 5 2では、ディジタル変調されている受信データを復調する。なお、送信されてくる放送波がアナログかディジタルかに応じて、チューナ 5 1の構成を適宜変更又は拡張することができる。

例えばディジタル衛星放送の場合、放送波から受信 ·復調されたディジタル · データは、 MP EG 2 (Moving Picture Experts Group 2) 圧縮された AVデータと、データ放送用データとが多重化されて構成される「トランスポート 'ストリーム」である。前者の AVデータは、放送コンテンツ本体を構成する映像及ぴ音声情報である。また、後者のデータ放送用データは、この放送コンテンツ本体に付随する EPGである。なお、トランスポート 'ストリームは、 OS I (Open Systems Interconnection) 参照モデノレで言う「トランスポート層」の規定に従デコーダ 53は、このトランスポート 'ストリームを解釈して、 MP EG 2圧縮された AVデータとデータ放送用データとに分離する。さらに、 MPEG 2方式で圧縮されたリアルタイム A Vデータを、圧縮映像データと圧縮音声データとに分離する。

そして、映像データに対しては MP EG 2伸長処理して元の映像信号を再生し、音声データに対しては P CM (Pulse Code Modulation) デコードした後に付加音と合成して再生音声信号とする。再生映像信号は、コンポ一ザ 5 7を介してディスプレイ 61に表示出力され、また、再生音声信号は、ミキサ 55を介してスピ一力 62に音声出力される。

デコーダ 53は、作業データ保管用のメモリ 54を自己のローカルに備えていてもよい。デコーダ 53は、トランスポート 'ストリームから分離されたデータ放送用データを、パス 50経由で CPU 33に転送する。

ユーザ 'インターフェース制御部 56は、ユーザからの入力操作を処理するモジュールであり、例えば、後述するリモコン 60からの遠隔操作を受容する機能を備えている。

RAM (Random Access Memory) 2 1は、図 1に示した分類基準情報格納部であり、前述したようにコンテンツのカテゴリを分類するための分類基準が格納される。また、 CPU 33の実行プログラム ·コードをロードしたり、実行プログラムの作業データを書き込むためにも使用される。

I E EE 1 394インターフェース 15は、数 l OMB p s程度のデータ送受信が可能なシリアル高速インターフヱースである。 I E EE 1 394ポートには、 I EEE 1394対応の外部機器をデイジ一チェーン接続又はツリー接続することができる。 I EEE 1 394対応機器としては、例えば、ビデオ 'カメラ 64 やスキャナ（図示しない）などが挙げられる。

ハード ·ディスク装置（以下で、 HDDともいう） 29は図 1に示した記憶手段である。この HDD 29は、図 2に示した録画コンテンツの管理テーブルや、受信された数多の映像及び音声情報等を所定フォーマツトのファイル形式で蓄積することができる、ランダム ·アクセス可能な外部記憶装置であり、例えば数十 GB程度（又は 100GB以上）の大容量を持つ。 HDD 29は、ハード .ディスク ·インターフェース 1 6を介してバス 50に接続されている。本発明を実現する上で、大容量の外部記憶装置はハード ·ディスク装置に特に限定されないが、高速なランダム ·アクセスが可能であることがより好ましい。

CPU33は、リモコン 60等に応答して、放送コンテンツの録画指示やその再生指示を各ハードウェアに発行する。また、リモコン 60からのコマンドに関わらず、常時録画動作を行うようになされている。

録画動作時には、伸張処理前の MP EG 2ストリームがデコーダ 53から HD D 29に転送される。データ転送方式は、 P I O (プログラム I O) 転送方式、 DMA (Direct Memory Access) 転送方式など、特に限定されない。 HDD 29 上では、図 2に示した管理テーブルに従って、録画された各放送コンテンツが蓄積される。

また、録画コンテンツを再生するときには、 HDD 29から取り出された MP EG 2ストリームがパス 50経由でデコーダ 5 3に転送される。デコーダ 53では、受信時と同様に、圧縮映像データと圧縮音声データとに分離し、 MPEG2 伸長処理して元の映像並びに音声データに復元して、再生処理する。

グラフィック処理コントローラ 1 8は、 CPU 3 3が発行する描画命令に従つて後述するザッビングバー 40等を生成する専用コントローラである。例えば S VGA (Super Video Graphic Array) 又は XGA (extended Graphic Array) 相当の描画能力を持つ。

デコーダ 53によって MP EG 2伸長処理して復元された再生映像と、グラフィック処理コントローラ 1 8によって生成されたザッビングパー 40を重ね合わせて処理するときには、コンポ一ザ 57によって 2以上の画面の合成処理が行われる。

図 3では、チューナ 5 1と、復調機 5 2及ぴデコーダ 5 3が、図 1に示した番組情報取得手段 2 3の機能を有する。また、テレビジョン装置 2 0 0の表示手段は、グラフィック処理コントローラ 1 8と、ミキサ 5 5と、コンポ一ザ 5 7と、ディスプレイ 6 1及びスピーカ 6 2とから構成される。これらのハードウェア ' コンポーネントから構成されるテレビジョン装置 2 0 0の表示手段は、図 1に示した表示手段 3 1の機能を有すると共に、選択された（録画）コンテンツや、番組をモニタ画面に（再生）表示する機能を有する。

次に、図 3に示したテレビジョン装置 2 0 0に制御信号を出力するリモコン 6 0について説明する。図 4はリモコン 6 0の操作パネルの構成例を示す平面図である。図 4に示すように、操作パネル上には、放送局から放映される放送コンテンッのダイレクト選局操作に割り当てられた数字キー群 6 0 aと、上下及ぴ左右の各方向に割り当てられたカーソル ·キー群 6 0 bが配設されている。

カーソル ·キー群 6 0 bは、決定ポタン 4 4を略中央にして、その上下及ぴ左右の各場所に上方移動キー、下方移動キー、左方移動キー、並びに、右方移動キ一が配設されている。左右方向のカーソルキー (以下で、左右カーソルキーともいう）は、図 2に示した「カテゴリ」の選択操作に割り当てられる。以下で、このカテゴリの選択操作をザッビングともいう。また、上下方向のカーソルキー

(以下で、上下カーソルキーともいう）は、図 2に示した「番組タイトル」の選択操作に割り当てられる。以卞で、この番組タイトルの選択操作をワープともい 5 o

さらに、リモコン 6 0には、数字キー群 6 0 aやカーソル ·キー群 6 0 b以外にも、例えば、停止、巻き戻し、早送り、再生、一時停止、録画などの各指示ボタンや、音量調整、音声切替ボタン等が配置されている。また、このリモコン 6 0には、画面表示ボタン 4 5、 V i e wボタン 4 6等が配置されている。この画面表示ポタン 4 5、 V i e wボタン 4 6に割り当てられた機能については、後で説明する。

次に、上述したテレビジョン装置 2 0 0におけるコンテンツの検索方法について説明する。図 5はコンテンツの切替え操作例を示すフローチャートである。まず、図 5のステップ A 1で、図 3に示したテレビジョン装置 2 0 0の電源スイツチを入れる。すると、図 8 A又は図 8 Bに示すような初期画面が表示される（ステツプ A 2 ) 。図 8 Aは録画コンテンツを再生する際の初期画面である。また、図 8 Bは放送コンテンツ（ライブ）を受信し表示する際の初期画面である。初期画面では、コンテンツの映像がディスプレイ（モニタ画面） 6 1全体に表示される（以下で、このような表示形態をノーマルビューともいう）と共に、この画面の上部にザッビングパー 4 0が表示される。

図 8 A及ぴ図 8 Bに示すように、ザッビングバー 4 0の左側に C h名すなわち番組のカテゴリ（ジャンル）を表示し、右側にカテゴリごとに分類されたコンテンッの番組タイトル等が表示される。ザッビングパー 4 0において、カテゴリ名を表示するエリアをカテゴリ表示部 4 0 aと称し、番組タイトル名を表示するェリアをタイトル表示部 4 0 bと称す。例えば、録画コンテンツを再生するザツビングバー 4 0には、録画コンテンツを視聴したか否か、録画日（放送日）、番組保護の有無、手動録画又は自動録画などの情報が含まれる。このザッビングパー 4 0は、上述したコンテンツの管理テーブル（図 2参照）に基づいて生成される。上述したリモコン 6 0 (図 4参照) で、左右カーソルキーを操作するとザツビングバー 4 0が横方向（左右方向）にスライドするように表示される。ま.た、上下カーソルキーを操作するとザッビングパー 4 0のタイトル表示部 4 0 bが縦方向（上下方向）にスライドするように表示される。

次に、図 5のステップ A 3で、視聴したいコンテンツのカテゴリを選択する。図 9はザッビングによる画面遷移例を示す概念図である。図 9に示すように、現在選択している録画コンテンツのカテゴリは例えば「スポーツ」である。ここで、「スポーツ」以外のカテゴリを検索する場合、即ちザッビングをする場合には、リモコン 6 0 (図 4参照）の左右カーソルキーを操作して、画面に表示される力テゴリを切替える（ステップ A 4 ) 。

すると、カテゴリ表示部 4 0 aに「スポーツ」、タイトル表示部 4 O bに「サッカー」と表示したザッビングパー 4 0が例えば右方向に移動して消え、カテゴリ表示部 4 0 aに「ニュース」、タイトル表示部 4 0 bに「ニュース X X X」と表示したザッビングバー 4 0が左方向から現れて画面の上部に表示される。また、このザッビングパー 4 0の表示切替えに伴って、番組タイトルが「ニュース X X X」の録画コンテンツの映像が画面に表示される（ステップ A 5 ) 。

コンテンツのカテゴリを切替えた後、図 5のステップ A 3に戻る。検索したいカテゴリが「ニュース」の場合には、ステップ A 6に進む。また、「ニュース」以外のカテゴリを検索する場合にはステップ A 4に再度進み、ザッビングを行う。このように、ステップ A 3、 A 4、 A 5間では、リモコン 6 0の左右カーソルキーを操作することによって、図 2に示した「カテゴリ」が順次切替え表示される。例えば、左右カーソルキーの中で、右方向のカーソルキーを操作すると、ザッビングバー 4 0のカテゴリ表示部 4 0 aの表示は、「ニュース」 → 「音楽」 → 「映画」 → 「バラエティ」 → 「最新」 → 「ライブ」 → 「スポーツ」 → 「ニュース」の順で切替わる。また、左方向のカーソルキーを操作すると、ザッピングパ一 4 0のカテゴリ表示部 4 0 aの表示は、「ニュース」 → 「スポーツ」 → 「ライプ」 → 「最新」 → 「バラエティ」 → 「映画」 → 「音楽」 → 「ニュース」の順で切替わる。

つまり、このザッビングパー 4 0に表示されるカテゴリは、管理テーブル（図 2参照）に書き込まれたカテゴリである。また、ザッビングバー 4 0における力テゴリの切替わりの順序は、管理テーブルにおけるカテゴリの並び順と一致するようになされている。さらに、ザッビングパー 4 0では、これらのカテゴリが自動的にループしながら表示するようになされている。リモコン 6 0の左右カーソルキーを操作することによって、録画コンテンツ間の切替えと、録画コンテンツとライブ（L i v e ) 放送間のシームレスな切替えを行うことができる。

なお、このステップ A 3では、ザッビングバー 4 0のカテゴリ表示を、例えば「スポーツ」に合わせておく。

図 5のステップ A 3でカテゴリに「スポーツ」を選択した後に、ステップ A 6 に進む。ステップ A 6では、選択したカテゴリに属する記録コンテンツの中から、視聴したい放送コンテンツを検索する。図 1 0はワープによる画面遷移例を示す概念図である。図 1 0において、現在選択している録画コンテンツのカテゴリは「スポーツ」であり、この「スポーツ」に属するように記録された番組タイトルの中で「サッカー」が選択されている。ここで、カテゴリが「スポーツ I に属する他の録画コンテンツを検索する場合、即ちワープする場合には、リモコン 6 0 (図 4参照）の上下カーソルキーを操作して画面に表示される録画コンテンツを切替える（ステップ A 7 ) 。

すると、カテゴリ表示部 4 0 aに「スポーツ」、タイトル表示部 4 O bに「サッカー」と表示したザッビングバー 4 0が消え、カテゴリ表示部 4 0 aに同じく「スポーツ」、タイトル表示部 4 O bに「ナイター中継」と表示したザッビングパー 4 0が画面の上部に表示される。また、このザッビングパー 4 0の表示切替えに伴って、番組タイトルが「ナイター中継」の録画コンテンツの映像が画面に表示される（ステップ A 8 ) 。

番組タイトルを切替えた後、図 5のステップ A 6に戻る。ワープを再度行う場合にはステップ A 7に進む。また、ワープを行わない場合には、ステップ A 9に進む。

このように、ステップ A 6、 A 7、 A 8間では、リモコン 6 0の上下カーソルキーを操作することによって、管理テーブル（図 2参照）に書き込まれたカテゴリ「スポーツ」に属する番組タイトルのみが時系列に 1つずつ表示される。例えば、上下カーソルキーの中で、下方向のカーソルキーを操作すると、ザッビングバー 4 0のタイトル表示部 4 0 bの表示は、「ナイター中継」 → · · ·→ 「スキ一モーグノレ」→ 「スポーツニュース X X X」 → 「ナイター〇△□中 ϋ」 → 「サッカー」 → 「ナイター中継」の順で切替わる。また、上方向のカーソルキーを操作すると、ザッビングバー 4 0のタイトル表示部 4 0 bの表示は、「ナイター中継」 → 「サッカー」 → 「ナイター〇△□中継」 → 「スポーツニュース X X X」 → 「スキーモーダル」 → · · .→ 「ナイター中継」の順で切替わる。

つまり、ザッビングパー 4 0に表示される番組タイトルは、管理テーブル（図 2参照）に書き込まれた番組タイトルである。また、ザッビングバー 4 0における番組タイトルの切替わりの順序は、管理テーブルにおける番組タイトルの並び順と一致するようになされている。さらに、ザッビングパー 4 0では、これらの番組タイトルが同一カテゴリ内で自動的にループしながら表示するようになされている。リモコン 6 0の上下カーソルキーを操作することによって、同一カテゴリに分類された録画コンテンツ間のシームレスな切替えを行うことができる。このステップ A 6では、ザッビングバー 4 0に表示される番組タイトルを、例えばカテゴリ「スポーツ」に属する「ナイター中継」とする。

図 5のステップ A 6でワープを終了したら、ステップ A 9に進む。ステップ A 9では、ステップ A 6で選択した「ナイター中継」を視聴するか否かを決定する。ここで、「ナイター中継」を視聴せずに、ザッビング又はワープを再度行う場合には、ステップ A 3に戻る。また、「ナイター中継」を視聴する場合には、ユーザはリモコン 6 0の決定ポタン 4 4を押す（ステップ A 1 0 ) 。

すると、「ナイター中継」の映像が画面上で再生される。ここで、この「ナイター中継」が n e w、即ち「ナイター中継」が未視聴の場合には、「ナイター中継」の最初から映像が再生される。また、この「ナイター中継」を再生し途中でその再生を停止したままになつていた場合には、その再生が停止されたボイント (以下で、リジュームポイントともいう）から再生を開始する。この決定ポタン 4 4を押してから例えば 2秒後に、ザッビングバー 4 0は画面上から消える。 (ステップ A 1 0 ) これにより、図 5に示したコンテンツの切替え操作を終了する。

なお、「ナイター中継」を視聴中に、又は「ナイター中継」を視聴後に、他のコンテンツを検索する場合には、リモコン 6 0の画面表示ポタン 4 5を押す（ステツプ A 1 ) 。これにより、ディスプレイ 6 1の画面の上方にザッビングパー 4 0が再表示される。

図 1 1はアニメーション表示例を示す概念図である。前 ¾1 したように、ザツビング及びワープによって、画面に表示される映像は切替えられる。例えば「サッカー」から「ニュース」に映像を切替える際には、図 3において、ユーザによつて「ニュース」が選択されたという選択情報が C P U 3 3に伝達され、これを受けて H D D 2 9から「ニュース」の映像等が呼び出される。そのため、この映像の切替え時には、画面に映像が映し出されない 3秒くらいのタイムラグがある。このタイムラグを埋めるために、アニメーションと呼ばれる画面枠（枠部）を表示する。

このアニメーションによって、当該映像番組の切替えの過程が、例えば画面の中央部から切替え後の映像が徐々に拡大するように疑似される。画面に表示される映像が切替わる際に、映像が突然切替えられたり、約 3秒間も画面に何も写されない場合と比べて、ユーザはあたかも映像の切替えの過程を見ているような感覚をもち、違和感なく画面を見続けることができる。

このように、本発明の実施形態に係る映像検索支援方法によれば、映像番組を記録し再生する記録再生装置や、映像番組を再生する再生装置、または記録再生機能を有したテレビジョン装置等における映像番組（コンテンツ）の検索を支援する方法であって、予め、コンテンツを複数のカテゴリに分類する分類基準を規定しておき、次にコンテンツの E P Gを取得して、この E P Gを分類基準に応じてカテゴリ別に分類し、その後、分類基準で規定されたカテゴリをモニタ画面の横方向に選択可能に表示すると共に、選択されたカテゴリに分類される E P Gのみを当該モニタ画面の縦方向に選択可能に表示するようになされる。

従って、例えば、ユーザはコンテンツのカテゴリを横方向に検索しながら視聴したい映像番組のカテゴリを選択でき、選択したカテゴリに分類される映像番組の E P Gのみをモニタ画面上で見ながら、視聴したい映像番組を縦方向に検索することができる。

これにより、多数の映像番組（録画コンテンツや、放送中のコンテンツ）の中から視聴したいコンテンツを容易に検索することができ、所望のコンテンツを速やかに視聴することができる。また、選択したカテゴリ以外の番組情報はモニタ画面に表示されず、しかも番組情報に対応した映像が画面に表示されるので、選局操作時にユーザの誤認混同を防止することができる。視聴する番組が決まっていない場合でも、ユーザの嗜好にあうような映像番組をカテゴリから簡単に見つけることができる。

尚、図 5に示したフローチャート（コンテンツの切替え操作例）のステップ A 1〜A 1 0間において、リモコン 6 0のキー操作の有無に応じてザッビングバー 4 0を自動消去するように、映像検索支援装置 1 0 0やテレビジョン装置 2 0 0 の設定を変更しても良い。例えば、図 5のステップ A 3の直後に、時間制限のステツプ T 1及び T 2をそれぞれ揷入しても良い（図 6参照）。また、図 5のステップ A 6の直後に時間制限のステップ T 3及ぴ T 4をそれぞれ揷入しても良い (図 6参照）。図 6に示したステップ A 1〜A 1 1は、図 5のステップ A 1〜A 1 1と同じ処理を示すので、各ステップの説明は省略する。

図 6に示したステップ T 1〜T 4のいずれも時間制限のステップである。例えば、図 6に示すコンテンツの切替え操作例では、ザッビングバー 4 0が画面に表示されてから、或いは左右（上下）カーソルキーを操作してから 2秒が経つ前に次のキー操作をしない場合には、ザッビングバー 4 0が自動的に消去され、画面に表示された録画コンテンツが再生される（ライブの場合は、放送コンテンツがそのまま放映される）ように設定されている。フローチャートのステップ A l〜 A 1 0間でコンテンツの検索を中止する場合に、リモコン 6 0の決定ポタン 4 4 を押してザッビングパーを消す手間を省くことができるので、便利である。

( 2 ) 第 1実施例

図 1 2は、本発明の第 1実施例に係る高速プレビューモードにおけるコンテンッの検索例を示す概念図である。

この第 1実施例では、図 5のフローチャートに沿って所望のコンテンツを検索する際に、ザッビングパー 4 0とは異なり、カテゴリ名と番組タイトル名とを分離して画面表示すると共に、検索時に表示される映像を高速再生する場合について説明する。他の条件は実施形態と同様である。従って、実施形態と同じ符合のものは同じ機能を有し、又は同じ処理を行うので、その説明を省略する。

図 5又は図 6のフローチヤ一トのステップ A 1〜A 1 1の任意のステップにおいて、リモコン 6 0の V i e wポタン 4 6 (図 4参照）を押すと、図 1 2に示すようにモニタ画面 6 1での映像が縮小して表示されると共に、カテゴリバー 4 2 とコンテンツリスト 4 3が表示される。

カテゴリバー 4 2は、ザッビングバー 4 0のカテゴリ表示部 4 0 aに相当するものであり、横方向（左右方向）に 3つのカテゴリが表示される。このカテゴリ欄の中で、中心に表示されたカテゴリが選択されたカテゴリである。図 1 2ではカテゴリとして「スポーツ」が選択されている。このカテゴリの選択は、実施形態で説明したノーマルビューモード（全画面表示モード）と同様にリモコン 6 0 の左右カーソルキーを操作して行う。

コンテンツリスト 4 3は、ザッビングバー 4 0のタイトル表示部 4 0 bに相当するものであり、縦方向（上下方向）に 3つの番組タイトルが表示される。また、図示しないが、このコンテンツリスト 4 3には、録画コンテンツを視聴したか否力録画日（放送日）、番組保護の有無、手動録画又は自動録画などの情報が表示される。このコンテンツリスト 4 3の中で、図面では網掛けとなっている放送コンテンツが選択されたコンテンツである。図 1 2ではコンテンツとして、「サッカー」が選択されている。このカテゴリの選択も、ノーマルビューモードと同様にリモコン 6 0の上下カーソルキーを操作して行う。

また、図 1 2において、コンテンツリスト 4 3と、カテゴリパー 4 2と共に表示される縮小されたコンテンツ表示画面 4 1では、選択されたコンテンツが例えば 3 0 0倍で高速再生される。このような表示形態を、高速プレビューモードという。高速プレビューモードでは、選択されたカテゴリ内で録画時間が新しいコンテンッから古いコンテンツにかけて（即ち、管理テーブルの上から下方向に）、録画コンテンツが順次高速再生（X 3 0 0 ) される。例えば、「スポーツ」というカテゴリの中で、サッカーの高速再生が終了した後には、ナイター中継が再生される。

さらに、選択されたカテゴリ内での録画コンテンツが全て高速再生されると、そのカテゴリ内での最新の録画コンテンツに戻り、自動的に高速再生される（ループする）。

また、高速再生中、リモコン 6 0の左右カーソルキーを操作してザッビングしてコンテンツを切替えると、切替え後のカテゴリ内でループしながら録画コンテンッが高速再生される。リモコン 6 0の上下カーソルキーを操作してワープすると、次に選択された録画コンテンツが高速再生される。

このような高速再生中に、リモコン 6 0の決定ボタンを押すと、決定ボタンが押された際に高速再生されていた録画コンテンツが選択され、この録画コンテンッは最初（冒頭）から通常速度（X I ) で再生される。

さらに、高速再生中に、ザッビングや、ワープしても、リモコン 6 0の決定ボタン 4 4を押さない限りは、録画コンテンツの選択は実行されない。例えば、高速再生中にリモコン 6 0の V i e wポタン 4 6を押すと、コンテンツの検索動作は終了する。そして、検索動作前に再生されていた録画コンテンツのリジュームポイントから、通常速度の再生が全画面表示で開始される。このように、高速プレビューモードでは、カテゴリが 3つ表示され、かつ選択されたカテゴリ内での放送コンテンツのタイトル名が少なくとも 3つ表示されるので、前後にどういったカテゴリが配置され、かつ選択されたカテゴリ内にどういった情報のコンテンツが記録されているかが一目でわかる。また、選択されたカテゴリ内の映像がループしながら高速再生されるので、記録されたコンテンツの内容を映像で確認することができる。

従って、'ユーザーは録画されたコンテンツが大量にある場合においても、カーソルを上下左右に走查することのみにより、コンテンツの内容を確認しながら迅速に所望のコンテンツにアクセスすることができる。

また、ノーマルビューモードの場合と同様に、録画されたコンテンツを検索中にライブ放送へのシームレスな切替えも可能になる。ただし、この場合には当然のことながら、ライブ放送は高速再生 ( X 3 0 0 ) することはできず、通常速度での再生（X 1 ) となる。

( 3 ) 第 2実施例

図 1 3は本発明の第 2実施例に係るタイトルリストビユーモードにおける画面遷移例を示す概念図である。この第 2実施例では、カテゴリ名と番組タイトル名とを分離して画面表示するタイトルリストビユーを用意すると共に、図 5のフロ一チャートに沿って所望の放送コンテンツを検索する際に、画面表示モードをこのタイトルリストビューと、前述した高速プレビュー及びノーマルビューとの間で任意に切替える場合について説明する。他の条件は実施形態と同様である。従つて、実施形態と同じ符合のものは同じ機能を有し、又は同じ処理を行うので、その説明を省略する。

図 1 3に示すように、タイトルリストビューモードとは、画面の上部にカテゴリバ一 4 2が表示され、このカテゴリバー 4 2の下方に、このカテゴリバー 4 2 に表示されたカテゴリに属するように録画された放送コンテンツの番組タイトルが複数表示されるような表示形態をいう。

図 1 3では、カテゴリバー 4 2に表示されるカテゴリは「スポーツ」の 1つのみが記載されているが、例えば第 1実施例と同様に、横方向（左右方向）に 3つ表示しても良い。カテゴリバー 4 2に表示されるカテゴリの選択は、リモコン 6 0の左右カーソルキーを操作して行う。また、図 1 3では、コンテンツリスト 4 3に 9つの放送コンテンツが表示されているが、これに限られることはなく、例えば 6つでも良い。コンテンツリスト 4 3に表示されるコンテンツの選択は、リモコン 6 0の上下カーソルキーを操作して行う。そして、リモコン 6 0の決定ボタンを押すことで、選択された録画コンテンツのリジュームポイントから再生される。

また、図示しないが、このコンテンツリスト 4 3には、録画コンテンツを視聴したか否か、録画日（放送日）、番組保護の有無、手動録画又は自動録画などの情報が表示される。

このタイトルリストビューモードは映像の表示領域がないので、ノーマルビユ一モード及ぴ高速プレビューモードと比べて、特定のカテゴリに属する複数のコンテンッを大きなサイズで、又は数多く表示できるという利点がある。

ところで、本発明では、図 5のフローチャートに沿って所望の放送コンテンツを検索する際に、このタイトルリストビューモード（図 1 3参照）と、前述したノーマルビューモード（図 8 A及び図 8 B参照）及ぴ高速プレビューモード（図

1 2 ) を任意にモード切替えすることができる。図 1 4は、画面表示モードの遷移例を示す概念図である。

リモコン 6 0の V i e wポタン 4 6を押すことによって、図 1 4に示すように、ノーマルビューモードと、高速プレビューモードと、タイトノレリストビューモード間でのモード切替えを行うことができる。この画面表示モードの切替えは、図

5及ぴ図 6のフローチヤ一トのステップ A 1〜A 1 1の任意のステップで可能である。

例えば、図 5のフローチャートのステップ A 7でワープを行って、ステップ A 8でカテゴリが「スポーツ」、番組タイトルが「サッカー」の録画コンテンツを画面表示させた場合（図 7のステップ B 1に相当）を想定する。図 7は、画面表示モードの切替え操作例を示すフローチヤ一トである。

このとき、図 7のステップ B 2で、リモコン 6 0の決定ボタン 4 4を押すかどうかを選択する。決定ボタン 4 4を押した場合には、図 5のフローチャートのステツプ A l 1に進み、録画コンテンツ「サッカー」の再生が開始される。また、決定ボタン 4 4を押さない場合には、図 7のフローチャートのステップ B 3へ進む。

次に、図 7のステップ B 3で、ユーザはリモコン 6 0の V i e wボタン 4 6を押す。すると、画面表示がノ一マルビユーモードから高速プレビューモードに切替わる（ステップ B 4 ) 。高速プレビューモードでは、第 1実施例で説明したように、録画コンテンツの映像が例えば 3 0 0倍で高速再生される。このステップ B 4では、リモコン 6 0の左右（上下）カーソルキーを操作することで、ザツビングゃワープを行うことが可能である。

次に、ステップ B 5でリモコン 6 0の決定ボタンを押すかどうかを選択する。決定ポタンを押した場合（ステップ B 6 ) には、画面表示がノーマルビューモードに切替わり、「サッカー」の再生が開始される（ステップ B 7 ) 。また、決定ポタンを押さない場合には、ユーザはリモコン 6 0の V i e wボタン 4 6を押す (ステップ B 8 ) 。すると、画面表示が高速プレビューモードからタイトルリストビユーに切替わる（ステップ B 9 ) 。このステップ B 9でも、リモコン 6 0の左右 (上下) カーソルキーを操作することで、ザッビングやワープを行うことが可能である。

次に、ステップ B 1 0でリモコン 6 0の決定ボタン 4 4を押すかどうかを選択する。決定ポタン 4 4を押した場合（ステップ B l 1 ) には、画面表示モードがノーマノレビューモードに切替わると共に、「サッカー」の再生がレジュ一ムポィントから開始される（ステップ B 1 2 ) 。また、決定ボタン 4 4を押さない場合には、ステップ B 1 3で V i e wボタン 4 6を押し、ノーマルビュー (ステップ B 1 ) に戻る。

このように、各画面表示モードにおいて、リモコン 6 0の左右（上下）カーソルキーを操作することで、ザッピング及ぴワープが可能である。また、リモコン 6 0の V i e wボタン 4 6を繰り返し押すことで、図 1 4に示すように、ループしながら各画面表示モードを切替えることが可能である。この第 2実施例では、ユーザの好みに合わせて画面表示モードを簡単に切替えることができるので、録画コンテンツをより一層効率良く検索することができる。

なお、以上発明の実施の形態では、各番組のカテゴリ（番組の属性別）を画面上の横方向にスクロール可能に表示するとともに、選択されたカテゴリに分類される番組情報を画面上の縦方向に選択可能に表示する構成について説明したが、番組力テゴリの表示方向と選択済み力テゴリに分類される番組情報の表示方向とは、このような構成に限定されるものではなく、例えば番組カテゴリを縦方向にスクロール可能に表示するとともに、選択済み力テゴリに分類される番組情報を横方向に選択可能に表示するような構成であってもよい。

また縦方向と横方向というような組み合わせに限定されるものではなく、カテゴリ（番組の属性別）を画面上の横方向にスクロール可能に表示し、選択済み力テゴリに分類された番組情報を上記横方向と所定の角度 (例えば、 4 5度、 6 0 度等）をなす方向に選択可能に表示するような構成であってもよい。産業上の利用可能性

この発明は、テレビ番組の録画及び再生機能を有したテレビジョン受像機において、録画された多数のテレビ番組の中から所望の番組を検索する方法及び装置に適用して極めて好適である。

Claims

請求の範囲

1 . 映像番組の検索を支援する方法であって、

予め、映像番組を複数の属性に分類する分類基準を規定

前記映像番組の番組情報を取得するステップと、

前記番組情報を前記分類基準に応じて属性別に分類するステップと、前記分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示するステップとを有することを特徴とする映像検索支援方法。

2 . 前記属性および番組情報を表示するステップは、所定数の属性を前記モニタ画面上の第一の方向に並べて表示することを特徴とする請求項 1に記載の映像検索支援方法。

3 . 前記属性および番組情報を表示するステップは、所定数の番組情報を前記モニタ画面上の第二の方向に並べて表示することを特徴とする請求項 1に記載の映像検索支援方法。

4 . 前記属性および番組情報を表示するステップで選択された番組情報に対応する映像番組を当該モニタ画面に表示するステップを有することを特徴とする請求項 1に記載の映像検索支援方法。

5 . 前記番組情報は、前記映像番組に重畳して放送される電子番組情報であることを特徴とする請求項 1に記載の映像検索支援方法。

6 . 前記属性および番組情報を表示するステップは、選択された属性に分類される番組情報のみを記録された日時に沿って配列し、前記モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示することを特徴とする請求項 1に記載の映像検索支援方法。

7 . 映像番組の検索を支援する映像検索支援装置であって、

映像番組を複数の属性に分類する分類基準を格納する分類基準情報格納部と、前記映像番組の番組情報を取得する番組情報取得手段と、

前記番組情報を前記分類基準に応じて属性別に分類する番組情報分類手段と、分類された前記番組情報を格納する番組情報格納部と、

前記分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする映像検索支

8 . 前記表示手段は、所定数の属性を前記モニタ画面上の第一の方向に並べて表示することを特徴とする請求項 7に記載の映像検索支援装置。

9 . 前記表示手段は、所定数の番組情報を前記モニタ画面上の第二の方向に並べて表示することを特徴とする請求項 7に記載の映像検索支援装置。

1 0 . 前記表示手段は、

選択された番組情報に対応する映像番組を当該モニタ画面に表示することを特徴とする請求項 7に記載の映像検索支援装置。

1 1 . 映像番組の記録、再生機能を有した放送受信装置であって、

前記分類基準で規定された属性をモニタ画面上の第一の方向に選択可能に表示すると共に、選択された属性に分類される番組情報のみを当該モニタ画面上の第二の方向に選択可能に表示し、かつ選択された番組情報に対応する映像番組を当 ₀亥モニタ画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする放送受信装置。

1 2. 前記表示手段を遠隔から操作する遠隔操作手段を備えたことを特徴とする請求項 1 1に記載の放送受信装置。

1 3 . 前記遠隔操作手段は十字キーを備え、

前記十字キーを左右方向に、又は上下方向に操作することによって、

前記分類基準で規定された属性をモニタ上の第一の方向に検索し、又は選択された属性に分類される番組情報を当該モニタ画面上の第二の方向に検索するようになされたことを特徴とする請求項 1 2に記載の放送受信装置。

1 4 . 前記表示手段によってモニタ画面に再生表示される映像番組の再生速度は、通常の再生速度の 3 0 0倍以下であることを特徴とする請求項 1 1に記載の放送

1 5 . 前記表示手段によってモニタ画面に表示された映像番組が他の映像番組に切替えられる際に、当該映像番組の切替えの過程を示す枠部が該モニタ画面に表示されることを特徴とする請求項 1 1に記載の放送受信装置。

1 6 . 前記表示手段は、前記第一の方向と直交する方向を前記第二の方向として選択することを特徴とする請求項 1 1に記載の放送受信装置。

1 7 . 前記表示手段は、前記モニタ画面上の横方向を前記第一の方向として選択し、前記モニタ画面上の縦方向を前記第二の方向として選択することを特徴とする請求項 1 1に記載の放送受信装置。

1 8 . 前記表示手段は、ユーザからの選択指示が所定時間に亘り入力されなかつた場合には、前記属性の表示及び/又は前記番組情報の表示を消去することを特徴とする請求項 1 1に記載の放送受信装置。