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JPWO2020157826A1 - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

空気調和装置の室外機 Download PDF

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JPWO2020157826A1
JPWO2020157826A1 JP2020568915A JP2020568915A JPWO2020157826A1 JP WO2020157826 A1 JPWO2020157826 A1 JP WO2020157826A1 JP 2020568915 A JP2020568915 A JP 2020568915A JP 2020568915 A JP2020568915 A JP 2020568915A JP WO2020157826 A1 JPWO2020157826 A1 JP WO2020157826A1
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Abstract

筐体の一側面に配置され、バルブを固定するバルブ固定板は、筐体の外方に面した一面側に、水平方向に延在し、筐体の内方へ凹むドレン導水溝が形成されている。バルブ固定板は、ドレン導水溝が、筐体の底板における周縁部に上方に向けて立ち上げて形成されたフランジ部の上端を鉛直方向に跨いだ状態で、一面側の下部をフランジ部の内側に当接させて固定されている。これにより、バルブおよびバルブ固定板に生じる結露水をバルブ固定板の一面上に沿って滴下させ、ドレン導水溝とフランジ部の上端との間の隙間を通してドレン導水溝内に導き、フランジ部を乗り越えて筐体外に飛散することなく確実にフランジ部の内側を通って筐体の底板へと回収できる。かくして、室外機の筐体内におけるスペースを減らすことなく、バルブおよびバルブ固定板に生じる結露水を確実に筐体の底板に回収できる。

Description

本発明は、空気調和装置が備える室外機に関する。
一般に、空気調和装置において、室内機と室外機とは冷媒配管を介して接続される。かかる室外機には、冷媒配管が接続される前の状態における冷媒漏洩を防ぐ目的でバルブが取り付けられている(特許文献1参照)。このバルブは、室外機の筐体の一側面に設けられたバルブ固定板に取り付けられる。また、バルブおよびバルブ固定板は、冷媒配管の取り付け、またはメンテナンスの際における作業性確保のため、通常、室外機の筐体における底板の周囲に形成されたフランジに対し、当該筐体の内側から垂直に押し当てて固定される。
このようなバルブは、ガス用冷媒配管に取り付けられるガス管バルブと、液用冷媒配管に取り付けられる液管バルブとの2種類が上下に配置されており、これらは着脱可能なカバーによって覆われている。このカバーはバルブ固定板が取り付けられている室外機の筐体の一側面と、バルブ固定板と、に直接ネジで固定される。
室内機と室外機とが冷媒配管によって接続された状態で、バルブ内に低圧冷媒が流通される場合、バルブおよびバルブ固定板は、冷媒配管内の冷媒によって周囲の空気よりも冷やされる。そのため、バルブおよびバルブ固定板の表面には結露水が付着する。この結露水は、バルブ固定板を伝って当該バルブ固定板に形成された排水溝を通り筐体の底板へと導かれる経路、またはカバーを伝って筐体の底板に導かれる経路にて回収される。このとき、室外機では、結露水が筐体の底板から外部へ漏れるのを防止しなければならない。
特開平10−259932号公報
しかしながら、結露水の付着する場所によっては前述した経路では回収しきれず、結露水が室外機の筐体における底板の周囲に形成されたフランジを乗り越えて筐体の外部に漏れてしまう虞があった。これは、バルブ固定板とカバーとがネジで固定されつつも、これらの間に結露水が通れる程の微小な隙間が空いてしまうこと、および、排水溝へ導かれない結露水が存在すること等が原因であると考えられる。
仮に、ベランダまたは建物の外壁等に高さを有して設置された室外機において、結露水が室外機の筐体の底板から外部へ漏れた場合、高さを有して設置された分、当該室外機から結露水が広範囲で飛散する虞がある。
これらの問題を解決するために、バルブ固定板全体を筐体の内部方向へ移動させる反面、バルブ固定板のネジ受け部を筐体の外部側に押し出し、当該筐体の底板で結露水を回収可能な構造も考えられる。ところが、この場合、バルブ固定板全体を筐体の内部方向へ移動させる分、筐体内におけるスペースが減り、配管または部品等を取り回す際の制約が生じたり、メンテナンスの際における作業性が悪化したり、といった懸念される問題点があった。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、室外機の筐体内におけるスペースを減らすことなく、バルブおよびバルブ固定板に生じる結露水を確実に筐体の底板に回収できる空気調和装置の室外機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置の室外機は、筐体と、前記筐体の内部に配置された冷媒配管と、前記筐体の一側面に配置され、前記冷媒配管と前記筐体の外部に配置された冷媒配管とを接続するバルブと、前記筐体の前記一側面に配置され、前記バルブを固定するバルブ固定板と、前記筐体の底板における周縁部に上方に向けて立ち上げて形成されたフランジ部と、を備える空気調和装置の室外機であって、前記バルブ固定板は、前記筐体の外方に面した一面側に、水平方向に延在し、前記筐体の内方へ凹むドレン導水溝が形成されており、前記バルブ固定板は、前記ドレン導水溝が、前記フランジ部の上端を鉛直方向に跨いだ状態で、前記一面側の下部を前記フランジ部の内側に当接させて固定されているものである。
本発明に係る空気調和装置の室外機によれば、バルブ固定板が、一面側に設けられたドレン導水溝によって底板のフランジ部の上端を鉛直方向に跨いだ状態で、一面側の下部をフランジ部の内側に当接させて固定されている。このため、バルブおよびバルブ固定板に生じる結露水を、バルブ固定板の一面上に沿って滴下させ、ドレン導水溝とフランジ部の上端との間の隙間を通してドレン導水溝内に導き、フランジ部を乗り越えて筐体外に飛散することなく確実にフランジ部の内側を通って筐体の底板へと回収できる。このとき、バルブ固定板は、全体として筐体の内部方向へ移動されることなく、筐体の一側面に配置されている。かくして、室外機の筐体内におけるスペースを減らすことなく、バルブおよびバルブ固定板に生じる結露水を確実に筐体の底板に回収できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。 図1の空気調和装置における室外機の構成を示す斜視図である。 図2の空気調和装置におけるバルブ固定板を拡大して示す斜視図である。 図2の空気調和装置におけるバルブ固定板と底板との組み付け状態を示す正面図である。 図4のバルブ固定板と底板との組み付け状態におけるA−A断面を示す断面図である。 図5のバルブ固定板と底板との組み付け状態における要部を示す拡大図である。 従来の空気調和装置における室外機のバルブ固定板と底板との組み付け状態における要部の説明に供する拡大図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。すなわち、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、そのような変更を伴う空気調和装置も本発明の技術思想に含まれる。さらに、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態1.
<空気調和装置1の構成>
図1を参照しながら、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の冷媒回路5を示す模式図である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る空気調和装置1は、冷媒を介して外気と室内の空気との間で熱を移動させることにより、冷房または暖房して室内の空気調和を行うものであり、室内機2と室外機3とを有している。
空気調和装置1においては、室内機2と室外機3とが内部に配置される冷媒配管4および外部に配置される冷媒配管4a、4bを介して接続され、冷媒を循環させる冷媒回路5が構成されている。冷媒回路5には、圧縮機10、流路切替装置11、室外熱交換器12、膨張弁13および室内熱交換器14が設けられ、これらが冷媒配管4、4a、4bを介して接続されている。なお、室外機3の内部に配置される冷媒配管4には、外部に配置される冷媒配管4a、4bとの接続のための後述するバルブ36(図2参照)が設けられるが、ここでは便宜上、図示を割愛する。
室外機3は、圧縮機10、流路切替装置11、室外熱交換器12および膨張弁13を有している。圧縮機10は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、圧縮機10は、インバータによって駆動制御されてもよい。この場合、制御部6によって運転周波数を変化させて、圧縮機10の容量を変更することができる。なお、圧縮機10の容量とは、単位時間当たりに送り出す冷媒の量である。流路切替装置11は、例えば四方弁であり、冷媒流路の方向の切り換えが行われる装置である。
空気調和装置1は、制御部6からの指示に基づいて、流路切替装置11を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転または冷房運転を実現することができる。室外熱交換器12は、冷媒と室外空気との熱交換を行う。また、室外熱交換器12には、冷媒と室外空気との間の熱交換の効率を高めるための室外送風機15が、当該室外熱交換器12に対向して設けられている。ここで、室外送風機15は、インバータによって駆動制御されてもよい。この場合、室外送風機15は、インバータによって駆動源であるファンモーター16の運転周波数を変化され、ファンの回転速度を変更する。なお、室外送風機15は、同様の効果が得られるものであれば、例えば、ファンの種類はシロッコファンでもよいし、プラグファンでもよい。また、室外送風機15は押し込み方式でもよいし、引っぱり方式でもよい。
ここで、室外熱交換器12は、暖房運転時において蒸発器として機能し、冷媒配管4b側から流入した低圧の冷媒と、室外空気との間で、熱交換を行って冷媒を蒸発させて気化させ、冷媒配管4a側に流出させる。また、室外熱交換器12は、冷房運転時において凝縮器として機能し、冷媒配管4a側から流路切替装置11を介して流入した圧縮機10にて圧縮済の冷媒と、室外空気との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化させ、冷媒配管4b側に流出させる。なお、ここでは室外空気を外部流体として用いる場合を例に説明したが、外部流体は室外空気を含む気体に限らず、水を含む液体であってもよい。
膨張弁13は、冷媒の流量を制御する絞り装置であり、膨張弁13の開度を変化させることで冷媒配管4を流れる冷媒の流量を調節することにより、冷媒の圧力を調整する。膨張弁13は、冷房運転時において、高圧の液状態の冷媒を低圧の気液二相状態の冷媒へと膨張させ減圧させる。なお、膨張弁13としては、同様の効果が得られるものであれば、電子膨張弁またはキャピラリーチューブ等でもよい。例えば、膨張弁13が、電子式膨張弁で構成された場合は、制御部6の指示に基づいて開度調整が行われる。
室内機2は、冷媒と室内空気との間で熱交換を行う室内熱交換器14と、室内熱交換器14が熱交換を行う空気の流れを調整する室内送風機17と、を有する。
室内熱交換器14は、暖房運転時において凝縮器として機能し、冷媒配管4a側から流入した冷媒と、室内空気との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化させ、冷媒配管4b側に流出させる。また、室内熱交換器14は、冷房運転時において蒸発器として機能し、冷媒配管4b側から流入した膨張弁13によって低圧状態にされた冷媒と、室内空気との間で熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、冷媒配管4a側に流出させる。なお、ここでは室内空気を外部流体として用いる場合を例に説明したが、外部流体は室内空気を含む気体に限らず、水を含む液体であってもよい。
室内送風機17の運転速度は、ユーザーの設定により決定される。ここで、室内送風機17は、インバータによって駆動制御されることが好ましい。この場合、室内送風機17は、インバータによってファンモーター18の運転周波数を変化され、ファンの回転速度を変更する。なお、室内送風機17は、同様の効果が得られるものであれば、例えば、ファンの種類はシロッコファンでもよいし、プラグファンでもよい。また、室内送風機17は押し込み方式でもよいし、引っぱり方式でもよい。
<空気調和装置1の冷房および暖房運転の動作例>
次に、空気調和装置1の動作例として冷房運転の動作を説明する。圧縮機10によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置11を経由して、室外熱交換器12に流入する。室外熱交換器12に流入したガス冷媒は、室外送風機15により送風される外気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室外熱交換器12から流出する。室外熱交換器12から流出した冷媒は、膨張弁13によって膨張および減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内機2の室内熱交換器14に流入し、室内送風機17により送風される室内空気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室内熱交換器14から流出する。このとき、冷媒に吸熱されて冷却された室内空気は、空調空気(吹出風)となって、室内機2から空調対象空間である室内に吹き出される。室内熱交換器14から流出したガス冷媒は、流路切替装置11を経由して圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。空気調和装置1の冷房運転は、以上の動作が繰り返される(図1中、実線の矢印で示す)。
次に、空気調和装置1の動作例として暖房運転の動作を説明する。圧縮機10によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置11を経由して、室内機2の室内熱交換器14に流入する。室内熱交換器14に流入したガス冷媒は、室内送風機17により送風される室内空気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室内熱交換器14から流出する。このとき、ガス冷媒から熱を受け取り暖められた室内空気は、空調空気(吹出風)となって、室内機2から室内に吹き出される。室内熱交換器14から流出した冷媒は、膨張弁13によって膨張および減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室外機3の室外熱交換器12に流入し、室外送風機15により送風される外気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室外熱交換器12から流出する。室外熱交換器12から流出したガス冷媒は、流路切替装置11を経由して圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。空気調和装置1の暖房運転は、以上の動作が繰り返される(図1中、破線の矢印で示す)。
<室外機3の構成>
ここで、図2を参照しながら、本実施の形態1に係る空気調和装置1の室外機3について説明する。図2は、図1の空気調和装置1における室外機3の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、室外機3は、外郭を覆う筐体として、一側面を覆うサイドパネル30a、前面およびサイドパネル30aとは反対の他側面を覆うフロントパネル30b、天面を覆うトップパネル30cおよび底面を覆う底板31を備えている。また、底板31は、周縁部に鉛直方向の上方に向けて立ち上げて形成されたフランジ部31aを有している。そして、筐体は、全体として直方体形状で形成されている。なお、室外機3の筐体は、当該筐体の背面側に配置され、室外熱交換器12を覆う不図示の背面パネルを備えていてもよい。
室外機3における筐体の内部は、仕切板32によって風路室33と機械室34とに区画されている。風路室33における筐体の前面側には、室外送風機15が設置されている。また、風路室33における室外送風機15の背面側には、室外熱交換器12が設置されている。
室外送風機15は複数の翼15aを備え、ファンモーター16により回転駆動される。また、室外機3の筐体における室外送風機15の前面側に位置するフロントパネル30bには、筐体の内部の空気を当該筐体の外部へと排出するためのスリット状の吹出口30baが設けられている。室外熱交換器12は、詳細な図示を省略するが冷媒を流通させる伝熱管と、伝熱管を流れる冷媒と外気との間の伝熱面積を大きくするためのフィンとを備えた構造を有している。
機械室34には、室外熱交換器12と冷媒配管4を介して接続され、当該室外熱交換器12へと冷媒を供給する圧縮機10が設置されている。また、機械室34には、室外機3の運転有無を検知する電流センサーをはじめ、パワーモジュールおよびインバータ基板等の電気部品35が設置されている。
さらに、機械室34には、室外機3の筐体の一側面に配置され、筐体の内部に配置された冷媒配管4と、筐体の外部に配置された冷媒配管4a、4b(図1参照)とを接続するバルブ36が設けられている。このバルブ36は、ガス用冷媒配管に取り付けられるガス管バルブ36aと、液用冷媒配管に取り付けられる液管バルブ36bとの2種類から構成され、室外機3の筐体の一側面に設けられたバルブ固定板37の上下に配置されて取り付けられている。つまり、バルブ固定板37は、全体として筐体の内部方向へ移動されることなく、筐体の一側面に配置されている。また、これらバルブ36およびバルブ固定板37は、着脱可能なカバー38によって覆われている。このカバー38は、室外機3の筐体の一側面を覆うサイドパネル30aと、バルブ固定板37とにネジで固定される。
<バルブ固定板37の構成>
ここで、図3〜図7を参照しながら、バルブ固定板37の構成について説明する。
図3は、図2の空気調和装置1におけるバルブ固定板37を拡大して示す斜視図である。図4は、図2の空気調和装置1におけるバルブ固定板37と底板31との組み付け状態を示す正面図である。図5は、図4のバルブ固定板37と底板31との組み付け状態におけるA−A断面を示す断面図である。図6は、図5のバルブ固定板37と底板31との組み付け状態における要部を示す拡大図である。図7は、従来の空気調和装置における室外機のバルブ固定板と底板との組み付け状態における要部の説明に供する拡大図である。
図3に示すように、本実施の形態1の場合、バルブ固定板37には、室外機3の筐体の外方に面した一面37a側に、水平方向に延在し、当該筐体の内方へ凹むドレン導水溝40が形成されている。このドレン導水溝40は、例えば、断面がU字形状に形成されている。そして、図4〜図6に示すように、バルブ固定板37は、ドレン導水溝40によって底板31におけるフランジ部31aの上端31b、31cを鉛直方向に跨いだ状態で、一面37a側の下部37bをフランジ部31aの内側に当接させて固定されている。すなわち、バルブ固定板37は、ドレン導水溝40の前述した凹む部位に、フランジ部31aの上端31b、31cが位置する状態で、一面37a側の下部37bをフランジ部31aの内側に当接させて固定されている。これにより、バルブ固定板37のドレン導水溝40と、フランジ部31aの上端31b、31cとの間には隙間が形成される。なお、図5および図6においては、図4のバルブ固定板37と底板31との組み付け状態におけるA−A断面およびその要部Cを示すため、フランジ部31aの上端31cのみを図示するが、上端31bにおいても同様の作用、効果を奏する。
ここで、例えば、従来の空気調和装置における室外機では図7に示すように、バルブ固定板37がドレン導水溝40(図6参照)を備えていない。このため、結露水Wは、自重によりバルブ固定板37の一面37a上に沿って鉛直方向、すなわち重力方向に滴下し、フランジ部31aの上端31cを乗り越えて外部に飛散する。
これに対して、本実施の形態1における室外機3では、図6に示すように、バルブ固定板37が前述のごとくドレン導水溝40を備えることで、バルブ固定板37のドレン導水溝40と、フランジ部31aの上端31b、31cとの間に隙間が形成されている。このため、バルブ固定板37の一面37a上を滴下する結露水Wは、当該一面37a上に沿って、ドレン導水溝40とフランジ部31aの上端31b、31cとの間の隙間を通り、ドレン導水溝40内へと確実に導かれる。
また、本実施の形態1の場合、バルブ固定板37と対向するフランジ部31aは、鉛直方向の最頂部となる複数の上端31b、31cが、水平方向において異なる位置にそれぞれ形成されている。そして、バルブ固定板37の一面37aにおけるフランジ部31aの上端31b、31cと対向する位置には、それぞれドレン導水溝40が形成されている。
さらに、バルブ固定板37は、一面37a側の下部37bに底板31に向けて鉛直方向に延在し、室外機3の筐体の内方へ凹む排水溝41が形成されていることが望ましい。このとき、排水溝41はドレン導水溝40と連通していることが好ましい。
なお、ドレン導水溝40には、室外機3の筐体の内方へ向けて傾斜する傾斜部40aが形成されていることが好ましい。このとき、ドレン導水溝40の傾斜部40aは、排水溝41に向けて下り方向に傾斜していることが望ましい。
<実施の形態1における効果>
以上、説明したように、本実施の形態1に係る空気調和装置1の室外機3では、バルブ固定板37の一面37a側におけるフランジ部31aの上端31b、31cと対応する位置にドレン導水溝40が形成されている。そして、バルブ固定板37が、一面37a側に設けられたドレン導水溝40によって底板31のフランジ部31aの上端31b、31cを鉛直方向に跨いだ状態で、一面37a側の下部37bをフランジ部31aの内側に当接させて固定されている。このため、バルブ36およびバルブ固定板37に生じる結露水Wを、バルブ固定板37の一面37a上に沿って滴下させ、ドレン導水溝40とフランジ部31aの上端31b、31cとの間の隙間を通してドレン導水溝40内に導くことができる。よって、この結露水Wを、フランジ部31aを乗り越えて筐体外に飛散させることなく、確実にフランジ部31aの内側を通って筐体の底板31へと回収できる。このとき、バルブ固定板37は、全体として筐体の内部方向へ移動されることなく、筐体の一側面に配置されている。かくして、室外機3の筐体内におけるスペースを減らすことなく、バルブ36およびバルブ固定板37に生じる結露水Wを確実に筐体の底板31に回収できる。
また、フランジ部31aは、鉛直方向の最頂部となる複数の上端31b、31cが、水平方向において異なる位置にそれぞれ形成され、これらに対向するバルブ固定板37の一面37aにおける対応する位置には、それぞれドレン導水溝40が形成されている。従って、バルブ固定板37は、フランジ部31aが水平方向の異なる複数の位置に最頂部としての上端31b、31cを有する場合においても、当該上端31b、31cに対応してドレン導水溝40を位置させることができる。これにより、本実施の形態1における室外機3では、バルブ固定板37の一面37a上を滴下する結露水Wを、フランジ部31aの上端31b、31cを乗り越えて外部に飛散させることなく、前記隙間を通して確実にドレン導水溝40内へと導くことができる。
さらに、バルブ固定板37は、一面37a側の下部37bに底板31に向けて鉛直方向に延在し、室外機3の筐体の内方へ凹む排水溝41が形成されていることが望ましく、排水溝41はドレン導水溝40と連通していることが好ましい。これにより、ドレン導水溝40内へと導かれた結露水Wを、速やかに排水溝41へと流通させ、底板31への回収率を向上できる。このとき、ドレン導水溝40の排水溝41と連通する側の端部と異なる端部へ流通された結露水Wは、フランジ部31aの内側を伝って底板31へと回収される。
しかも、ドレン導水溝40は、断面がU字形状に形成されていることにより、表面張力の作用で結露水Wの流水性を向上できるので、当該結露水Wをより効果的に底板31へと回収できる。
なお、ドレン導水溝40には、室外機3の筐体の内方へ凹む方向に傾斜する傾斜部40aが形成されていることが好ましい。このとき、ドレン導水溝40の傾斜部40aは、排水溝41に向けて下り方向に傾斜していることが望ましい。これにより、図4に示すように、バルブ36およびバルブ固定板37の要部として示すエリアB等に生じる結露水Wを、図中矢印で示す如くドレン導水溝40へと導き、当該ドレン導水溝40および傾斜部40aを通して排水溝41へと効率よく導くことができる。よって、このバルブ固定板37を有する室外機3においては、結露水Wの底板31への回収率を高めることができる。
また、図示省略するが、ドレン導水溝40は、延在方向においてフランジ部31aの上端31b、31cを鉛直方向に跨いでいれば、水平方向において水平に延在することに限らず、水平方向において上り傾斜または下り傾斜して設けられてもよい。これにより、ドレン導水溝40に導かれた結露水Wを、より速やかに底板31へと回収できる。
1 空気調和装置、2 室内機、3 室外機、4、4a、4b 冷媒配管、5 冷媒回路、6 制御部、10 圧縮機、11 流路切替装置、12 室外熱交換器、13 膨張弁、14 室内熱交換器、15 室外送風機、15a 翼、16 ファンモーター、17 室内送風機、18 ファンモーター、30a サイドパネル、30b フロントパネル、30ba 吹出口、30c トップパネル、31 底板、31a フランジ部、31b、31c 上端、32 仕切板、33 風路室、34 機械室、35 電気部品、36 バルブ、36a ガス管バルブ、36b 液管バルブ、37 バルブ固定板、37a 一面、37b 下部、38 カバー、40 ドレン導水溝、40a 傾斜部、41 排水溝、B エリア、W 結露水。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置された冷媒配管と、
    前記筐体の一側面に配置され、前記冷媒配管と前記筐体の外部に配置された冷媒配管とを接続するバルブと、
    前記筐体の前記一側面に配置され、前記バルブを固定するバルブ固定板と、
    前記筐体の底板における周縁部に上方に向けて立ち上げて形成されたフランジ部と、
    を備える空気調和装置の室外機であって、
    前記バルブ固定板は、前記筐体の外方に面した一面側に、水平方向に延在し、前記筐体の内方へ凹むドレン導水溝が形成されており、
    前記バルブ固定板は、前記ドレン導水溝が、前記フランジ部の上端を鉛直方向に跨いだ状態で、前記一面側の下部を前記フランジ部の内側に当接させて固定されている、空気調和装置の室外機。
  2. 前記フランジ部は、鉛直方向の最頂部となる複数の上端が、水平方向において異なる位置にそれぞれ形成されており、
    前記バルブ固定板の前記一面側における前記フランジ部の前記複数の上端と対向する位置には、それぞれ前記ドレン導水溝が形成されている、請求項1に記載の空気調和装置の室外機。
  3. 前記バルブ固定板の前記一面側の下部には、前記底板に向けて鉛直方向に延在し、前記筐体の内方へ凹む排水溝が形成されており、
    前記ドレン導水溝は前記排水溝と連通する、請求項1または2に記載の空気調和装置の室外機。
  4. 前記ドレン導水溝には、前記筐体の内方へ凹む方向に傾斜する傾斜部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置の室外機。
  5. 前記ドレン導水溝は、前記傾斜部が前記排水溝に向けて下り方向に傾斜している、請求項4に記載の空気調和装置の室外機。
  6. 前記ドレン導水溝は、断面がU字形状に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置の室外機。
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