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JPWO2019116590A1 - 空気調和機 - Google Patents

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JPWO2019116590A1
JPWO2019116590A1 JP2018519972A JP2018519972A JPWO2019116590A1 JP WO2019116590 A1 JPWO2019116590 A1 JP WO2019116590A1 JP 2018519972 A JP2018519972 A JP 2018519972A JP 2018519972 A JP2018519972 A JP 2018519972A JP WO2019116590 A1 JPWO2019116590 A1 JP WO2019116590A1
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Abstract

室内ファンを含む機器を清潔にする空気調和機を提供する。空気調和機(100)は、室内熱交換器(15)と、室内ファン(16)と、室内熱交換器(15)の下方に配置される露受皿(18)と、室内熱交換器(15)と室内ファン(16)との間に配置され、室内ファン(16)を清掃するファン清掃部(24)と、を備え、ファン清掃部(24)の下方には、室内熱交換器(15)及び露受皿(18)のうち少なくとも一方が存在している。これによって、室内ファンを含む機器を清潔にすることができる。

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機の室内ファン(ファン)を清掃する技術として、例えば、特許文献1には、「ファンの塵埃を除去するためのファン清掃装置」を備えるものが記載されている。また、特許文献1の図1には、ファン清掃装置が室内ファンの吹出口付近に設置された構成について記載されている。
特開2007−71210号公報
特許文献1に記載の技術では、前記したように、ファン清掃装置が室内ファンの吹出口付近に設置される。そうすると、ファン清掃装置によって室内ファンから掻き落とされた塵埃が、その後の空調運転中、空調対象空間に吹き出される可能性がある。空調の快適性をさらに高めつつ、室内ファン等の機器(室内熱交換器を含む)を清潔にすることが望まれているが、そのような技術については特許文献1に記載されていない。
そこで、本発明は、室内ファンを含む機器を清潔にする空気調和機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、室内熱交換器と、室内ファンと、前記室内熱交換器の下方に配置される露受皿と、前記室内熱交換器と前記室内ファンとの間に配置され、前記室内ファンを清掃するファン清掃部と、を備え、前記ファン清掃部の下方には、前記室内熱交換器及び前記露受皿のうち少なくとも一方が存在している。
また、本発明に係る空気調和機は、室内熱交換器と、室内ファンと、前記室内熱交換器の下方に配置される塵埃受け部と、前記室内熱交換器と前記室内ファンとの間に配置され、前記室内ファンを清掃するファン清掃部と、を備え、前記ファン清掃部の下方には、前記室内熱交換器及び前記塵埃受け部のうち少なくとも一方が存在している。
本発明によれば、室内ファンを含む機器を清潔にする空気調和機を提供できる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の冷媒回路の説明図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機が備える室内機の縦断面図である。 発明の実施形態に係る空気調和機が備える室内機の一部を切り欠いた斜視図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機において、空調運転中におけるファン清掃部付近の空気の流れを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の制御部が実行する処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る空気調和機において、室内ファンの清掃中の状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機において、室内熱交換器の解凍中の状態を示す説明図である。 本発明の変形例に係る空気調和機が備える室内機の縦断面図である。 本発明の別の変形例に係る空気調和機が備える室内ファン及びファン清掃部の模式的な斜視図である。
≪実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、実施形態に係る空気調和機100の冷媒回路Qの説明図である。
なお、図1の実線矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示している。
また、図1の破線矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示している。
図1に示すように、空気調和機100は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、室外ファン13と、膨張弁14と、を備えている。また、空気調和機100は、前記した構成の他に、室内熱交換器15と、室内ファン16と、四方弁17と、を備えている。
圧縮機11は、圧縮機モータ11aの駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する機器である。
室外熱交換器12は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室外ファン13から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
室外ファン13は、室外ファンモータ13aの駆動によって、室外熱交換器12に外気を送り込むファンであり、室外熱交換器12の付近に設置されている。
膨張弁14は、「凝縮器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器15の一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁14において減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器15の他方)に導かれる。
室内熱交換器15は、その伝熱管g(図2参照)を通流する冷媒と、室内ファン16から送り込まれる室内空気(空調対象空間の空気)と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
室内ファン16は、室内ファンモータ16c(図5参照)の駆動によって、室内熱交換器15に室内空気を送り込むファンであり、室内熱交換器15の付近に設置されている。より詳しく説明すると、室内ファン16が正回転している場合の空気の流れにおいて、室内ファン16は室内熱交換器15の下流側に設置されている。
四方弁17は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。例えば、冷房運転時(図1の破線矢印を参照)には、圧縮機11、室外熱交換器12(凝縮器)、膨張弁14、及び室内熱交換器15(蒸発器)が、四方弁17を介して環状に順次接続されてなる冷媒回路Qにおいて、冷凍サイクルで冷媒が循環する。
一方、暖房運転時(図1の実線矢印を参照)には、圧縮機11、室内熱交換器15(凝縮器)、膨張弁14、及び室外熱交換器12(蒸発器)が、四方弁17を介して環状に順次接続されてなる冷媒回路Qにおいて、冷凍サイクルで冷媒が循環する。
なお、図1に示す例では、圧縮機11、室外熱交換器12、室外ファン13、膨張弁14、及び四方弁17が、室外機Uoに設置されている。一方、室内熱交換器15及び室内ファン16は、室内機Uiに設置されている。
図2は、室内機Uiの縦断面図である。
なお、図2では、ファン清掃部24による室内ファン16の清掃が行われていない状態を図示している。室内機Uiは、前記した室内熱交換器15や室内ファン16の他に、露受皿18と、筐体ベース19と、フィルタ20a,20bと、前面パネル21と、左右風向板22と、上下風向板23と、ファン清掃部24と、を備えている。
室内熱交換器15は、複数のフィンfと、それらのフィンfを貫通する複数の伝熱管gと、を有している。また、別の観点から説明すると、室内熱交換器15は、前側室内熱交換器15aと、後側室内熱交換器15bと、を有している。前側室内熱交換器15aは、室内ファン16の前側に配置されている。一方、後側室内熱交換器15bは、室内ファン16の後側に配置されている。そして、前側室内熱交換器15aの上端部と、後側室内熱交換器15bの上端部と、が接続されている。
露受皿18は、室内熱交換器15の凝縮水を受けるものであり、室内熱交換器15(図2に示す例では、前側室内熱交換器15a)の下方に配置されている。
室内ファン16は、例えば、円筒状のクロスフローファンであり、室内熱交換器15の付近に配置されている。室内ファン16は、複数のファンブレード16aと、これらのファンブレード16aが設置される仕切板16bと、駆動源である室内ファンモータ16c(図5参照)と、を備えている。
なお、室内ファン16は、親水性のコーティング剤でコーティングされていることが好ましい。このようなコーティング材として、例えば、親水性材料であるイソプロピルアルコール分散シリカゾルに、バインダー(加水分解性基を有するケイ素化合物)、ブタノール、テトラヒドロフラン、及び抗菌剤を添加したものを用いてもよい。
これによって、室内ファン16の表面に親水性膜が形成されるため、室内ファン16の表面の電気抵抗値が小さくなり、室内ファン16に塵埃が付着しにくくなる。つまり、室内ファン16の駆動中、空気との摩擦に伴う静電気が室内ファン16の表面に生じにくくなるため、室内ファン16への塵埃の付着を抑制できる。このように、前記したコーティング剤は、室内ファン16の帯電防止剤としても機能する。
図2に示す筐体ベース19は、室内熱交換器15や室内ファン16等の機器が設置される筐体である。
フィルタ20aは、前側の空気吸込口h1に向かう空気から塵埃を除去するものであり、室内熱交換器15の前側に設置されている。
フィルタ20bは、上側の空気吸込口h2に向かう空気から塵埃を除去するものであり、室内熱交換器15の上側に設置されている。
前面パネル21は、前側のフィルタ20aを覆うように設置されるパネルであり、下端を軸として前側に回動可能になっている。なお、前面パネル21が回動しない構成であってもよい。
左右風向板22は、室内ファン16の回転に伴って室内に吹き出される空気の左右方向の流れを調整する板状部材である。左右風向板22は、吹出風路h3に配置され、左右風向板用モータ25(図5参照)によって左右方向に回動するようになっている。
上下風向板23は、室内ファン16の回転に伴って室内に吹き出される空気の上下方向の流れを調整する板状部材である。上下風向板23は、空気吹出口h4の付近に配置され、上下風向板用モータ26(図5参照)によって上下方向に回動するようになっている。
空気吸込口h1,h2を介して吸い込まれた空気は、室内熱交換器15の伝熱管gを通流する冷媒と熱交換し、熱交換した空気が吹出風路h3に導かれる。この吹出風路h3を通流する空気は、左右風向板22及び上下風向板23によって所定方向に導かれ、さらに、空気吹出口h4を介して室内に吹き出される。
なお、空気の流れに伴って空気吸込口h1,h2に向かう塵埃の多くは、フィルタ20a,20bで捕集される。しかしながら、細かい塵埃がフィルタ20a,20bを通り抜けて、室内熱交換器15や室内ファン16に付着することがある。したがって、室内熱交換器15や室内ファン16を定期的に清掃することが望ましい。そこで、本実施形態では、次に説明するファン清掃部24を用いて室内ファン16を清掃した後、室内熱交換器15を水で洗い流すようにしている。
図2に示すファン清掃部24は、室内ファン16を清掃するものであり、室内熱交換器15と室内ファン16との間に配置されている。より詳しく説明すると、縦断面視で<字状を呈する前側室内熱交換器15aの凹部rに、ファン清掃部24が配置されている。図2に示す例では、ファン清掃部24の下方に、室内熱交換器15(前側室内熱交換器15aの下部)が存在するとともに、露受皿18が存在している。
図3は、室内機Uiの一部を切り欠いた斜視図である。
ファン清掃部24は、図3に示す軸部24a及びブラシ24bの他に、ファン清掃用モータ24c(図5参照)を備えている。軸部24aは、室内ファン16の軸方向に平行な棒状の部材であり、その両端が軸支されている。
ブラシ24bは、ファンブレード16aに付着した塵埃を除去するものであり、軸部24aに設置されている。ファン清掃用モータ24c(図5参照)は、例えば、ステッピングモータであり、軸部24aを所定角度だけ回転させる機能を有している。
ファン清掃部24によって室内ファン16を清掃する際には、室内ファン16にブラシ24bが接触するように(図7A参照)、ファン清掃用モータ24c(図5参照)が駆動されるとともに、室内ファン16が逆回転される。そして、ファン清掃部24による室内ファン16の清掃が終了すると、ファン清掃用モータ24cが再び駆動されてブラシ24bが回動し、室内ファン16からブラシ24bが離間した状態になる(図2参照)。
本実施形態では、室内ファン16の清掃時以外では、図2に示すように、ブラシ24bの先端が室内熱交換器15に臨むようにしている。具体的には、室内ファン16の清掃時以外(通常の空調運転中も含む)では、ブラシ24bが横方向(略水平)に向いた状態で、室内ファン16から離間している。このようにファン清掃部24を配置する理由について、図4を用いて説明する。
図4は、空調運転中におけるファン清掃部24付近の空気の流れを示す説明図である。
なお、図4に示す各矢印の向きは、空気の流れる向きを示している。また、各矢印の長さは、空気の流れる速さを示している。
通常の空調運転時、室内ファン16は正回転し、前側室内熱交換器15aのフィンfの隙間を通り抜けた空気が室内ファン16に向かう。特に、前側室内熱交換器15aの凹部rの付近では、図4に示すように、室内ファン16に向かって横方向(略水平の方向)に空気が流れる。
この凹部rには、前記したように、ブラシ24bが横方向に向いた状態で、ファン清掃部24が配置されている。言い換えると、通常の空調運転時、ブラシ24bの向きは空気の流れの方向に平行になっている。このように、ブラシ24bの延在方向と、空気の流れる方向と、が略平行であるため、ファン清掃部24が空気の流れの妨げになることはほとんどない。
また、室内ファン16が正回転している場合の空気の流れの中流域・下流域(図2に示す空気吹出口h4の付近)ではなく、上流域にファン清掃部24が配置されている。そして、ブラシ24bに沿って横方向に通流する空気が、ファンブレード16aによって加速され、加速された空気が空気吹出口h4(図2参照)に向かうようになっている。このように、空気が比較的低速で流れる上流域にファン清掃部24が配置されているため、ファン清掃部24に起因する風量低下を抑制できる。なお、室内ファン16が停止しているときにも、図4と同様の状態でファン清掃部24が維持されてもよい。
図5は、空気調和機100の機能ブロック図である。
図5に示す室内機Uiは、前記した構成の他に、リモコン送受信部27と、室内制御回路31と、を備えている。
リモコン送受信部27は、リモコン40との間で所定の情報をやり取りする。
室内制御回路31は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
図5に示すように、室内制御回路31は、記憶部31aと、室内制御部31bと、を備えている。
記憶部31aには、所定のプログラムの他、リモコン送受信部27を介して受信したデータや、各種センサ(図示せず)の検出値等が記憶される。
室内制御部31bは、記憶部31aに記憶されたデータに基づいて、ファン清掃用モータ24c、室内ファンモータ16c、左右風向板用モータ25、上下風向板用モータ26等を実行する。
室外機Uoは、前記した構成の他に、室外制御回路32を備えている。室外制御回路32は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、通信線を介して室内制御回路31に接続されている。図5に示すように、室外制御回路32は、記憶部32aと、室外制御部32bと、を備えている。
記憶部32aには、所定のプログラムの他、室内制御回路31から受信したデータ等が記憶される。室外制御部32bは、記憶部32aに記憶されたデータに基づいて、圧縮機モータ11a、室外ファンモータ13a、膨張弁14等を制御する。以下では、室内制御回路31及び室外制御回路32を一括して「制御部30」という。
図6は、制御部30が実行する処理のフローチャートである(適宜、図2を参照)。
なお、図6の「START」時には空調運転が行われておらず、また、ブラシ24bの先端が前側室内熱交換器15aに臨んだ状態(図2に示す状態)であるものとする。
図6のステップS101において制御部30は、ファン清掃部24によって、室内ファン16を清掃する。なお、室内ファン16の清掃を開始するトリガとして、例えば、前回清掃時からの空調運転の積算時間が所定時間に達するという条件が挙げられる。
図7Aは、室内ファン16の清掃中の状態を示す説明図である。
なお、図7Aでは、室内熱交換器15、室内ファン16、及び露受皿18を図示し、他の部材については図示を省略している。
制御部30は、ファン清掃部24を室内ファン16に接触させ、通常の空調運転時とは逆向きに室内ファン16を回転(逆回転)させる。
つまり、制御部30は、ブラシ24bの先端が室内熱交換器15に臨んだ状態(図2参照)から、軸部24aを中心にブラシ24bを約180°回動させ、ブラシ24bの先端が室内ファン16に臨むようにする(図7A参照)。これによって、室内ファン16のファンブレード16aにブラシ24bが接触する。
なお、図7Aの例では、一点鎖線Lで示すように、ファン清掃部24が室内ファン16に接触した状態での接触位置Kの下方に、室内熱交換器15(前側室内熱交換器15a)が存在するとともに、露受皿18も存在している。
前記したように、室内ファン16は逆回転しているため、ファンブレード16aの移動に伴ってブラシ24bの先端がたわみ、ファンブレード16aの背面をなでるようにブラシ24bが押し付けられる。そして、ファンブレード16aの先端付近(径方向の端部)に溜まった塵埃が、ブラシ24bによって除去される。
特に、ファンブレード16aの先端付近には塵埃が溜まりやすい。なぜなら、室内ファン16が正回転している空調運転中(図4参照)、ファンブレード16aの腹の先端付近に空気が当たり、この先端付近に塵埃が付着するからである。ファンブレード16aの先端付近に当たった空気は、ファンブレード16aの腹の曲面に沿うようにして、隣り合うファンブレード16a,16aの間の隙間を通り抜ける。
本実施形態では、前記したように、ファンブレード16aにブラシ24bを接触させ、室内ファン16を逆回転させるようにしている。これによって、ファンブレード16aの背面の先端付近にブラシ24bが接触し、ファンブレード16aの腹・背面の両方の先端付近に溜まった塵埃が、一体となって除去される。その結果、室内ファン16に溜まった塵埃の大部分を除去できる。
また、室内ファン16を逆回転させることによって、室内機Ui(図2参照)の内部で、正回転時(図4参照)とは逆向きの緩やかな空気の流れが生じる。したがって、室内ファン16から除去された塵埃jが空気吹出口h4(図2参照)には向かわず、図7Aに示すように、前側室内熱交換器15aと室内ファン16との間の隙間を介して、露受皿18に導かれる。
より詳しく説明すると、ブラシ24bによって室内ファン16から除去された塵埃jが、風圧で前側室内熱交換器15aに軽く押し付けられる。さらに、前記した塵埃jは、前側室内熱交換器15aの傾斜面(フィンfの縁)に沿って、露受皿18に落下する(図7Aの矢印を参照)。したがって、室内ファン16と露受皿18との間の微少な隙間を介して、上下風向板23(図2参照)の裏面に塵埃jが付着することは、ほとんどない。これによって、次回の空調運転中に塵埃jが室内に吹き出されることを防止できる。
なお、室内ファン16から除去された塵埃jの一部が、露受皿18に落下せずに、前側室内熱交換器15aに付着する可能性もある。このように前側室内熱交換器15aに付着した塵埃jは、後記するステップS103の処理で洗い流される。
また、室内ファン16の清掃中、制御部30は、室内ファン16を中・高速域の回転速度で駆動してもよいし、また、室内ファン16を低速域の回転速度で駆動してもよい。
室内ファン16の中・高速域の回転速度の範囲は、例えば、300min-1以上かつ1700min-1未満である。このように中・高速域で室内ファン16を回転させることによって、前側室内熱交換器15aの方に塵埃jが向かいやすくなるため、前記したように、上下風向板23(図2参照)の裏面に塵埃jが付着しにくくなる。したがって、次回の空調運転中に塵埃jが室内に吹き出されることを防止できる。
また、室内ファン16の低速域の回転速度の範囲は、例えば、100min-1以上かつ300min-1未満である。このように低速域で室内ファン16を回転させることによって、室内ファン16の清掃を低騒音で行うことができる。
図6のステップS101の処理が終わった後、ステップS102において制御部30は、ファン清掃部24を移動させる。すなわち、制御部30は、ブラシ24bの先端が室内ファン16に臨んだ状態(図7A参照)から、軸部24aを中心にブラシ24bを180°回動させ、ブラシ24bの先端が室内熱交換器15に臨むようにする(図7B参照)。これによって、その後の空調運転中、ファン清掃部24が空気の流れの妨げになることを防止できる。
次に、ステップS103において制御部30は、室内熱交換器15の凍結・解凍を順次に行う。まず、制御部30は、室内熱交換器15を蒸発器として機能させ、室内機Uiに取り込まれた空気に含まれる水分を室内熱交換器15に着霜させて凍結させる。なお、室内熱交換器15を凍結させる処理は、室内熱交換器15に「凝縮水を付着させる」という事項に含まれる。
室内熱交換器15を凍結させているとき、制御部30は、室内熱交換器15に流入する冷媒の蒸発温度を低くすることが好ましい。すなわち、制御部30は、室内熱交換器15を蒸発器として機能させ、この室内熱交換器15を凍結(凝縮水を付着)させているとき、通常の空調運転時よりも冷媒の蒸発温度が低くなるように、室内熱交換器15に流入する冷媒の圧力を調整する。
例えば、制御部30は、膨張弁14(図1参照)の開度を小さくすることによって、低圧で蒸発温度が低い冷媒を室内熱交換器15に流入させる。これによって、室内熱交換器15で霜や氷(図7Bに示す符号i)が成長しやすくなるため、その後の解凍中、室内熱交換器15を多量の水で洗い流すことができる。
また、室内熱交換器15において、ファン清掃部24の下方に位置する領域は、室内熱交換器15を通流する冷媒の流れの下流域ではない(つまり、上流域又は中流域である)ことが好ましい。これによって、少なくともファン清掃部24の下方(下側)には、低温の気液二相冷媒が流れるため、室内熱交換器15に付着する霜や氷の厚さを厚くすることができる。したがって、その後の解凍中、室内熱交換器15を多量の水で洗い流すことができる。
なお、室内熱交換器15においてファン清掃部24の下方に位置する領域は、ファン清掃部24によってファン16から掻き落とされた塵埃が付着しやすい。そこで、室内熱交換器15においてファン清掃部24の下方に位置する領域に低温の気液二相冷媒を流すことで、霜や氷が成長しやすくなり、さらに、これらの霜や氷を溶かすことで室内熱交換器15の塵埃を適切に洗い流すことができる。
また、室内熱交換器15を蒸発器として機能させ、この室内熱交換器15を凍結(凝縮水を付着)させているとき、制御部30は、上下風向板23(図2参照)を閉じるか、又は、上下風向板23の角度を水平よりも上向きにすることが好ましい。これによって、室内熱交換器15で冷やされた低温の空気が室内に漏れ出ることを抑制し、ユーザにとって快適な状態で室内熱交換器15の凍結等を行うことができる。
このようにして室内熱交換器15を凍結(図6のS103)させた後、制御部30は、室内熱交換器15を解凍する(S103)。例えば、制御部30は、各機器の停止状態を維持することで、室内熱交換器15を室温で自然解凍させる。なお、制御部30が暖房運転又は送風運転を行うことによって、室内熱交換器15に付着した霜や氷を溶かすようにしてもよい。
図7Bは、室内熱交換器15の解凍中の状態を示す説明図である。
室内熱交換器15が解凍されることで、室内熱交換器15に付着した霜や氷が溶け、フィンfを伝って露受皿18に多量の水wが流れ落ちる。これによって、空調運転中に室内熱交換器15に付着した塵埃jを洗い流すことができる。
また、ブラシ24bによる室内ファン16の清掃に伴って、前側室内熱交換器15aに付着した塵埃jも一緒に洗い流され、露受皿18に流れ落ちる(図7Bの矢印を参照)。このようにして露受皿18に流れ落ちた水wは、室内ファン16の清掃中に露受皿18に直接的に落下した塵埃j(図7A参照)とともに、ドレンホース(図示せず)を介して外部に排出される。前記したように、解凍中に室内熱交換器15から多量の水が流れ落ちる、ドレンホース等(図示せず)が塵埃jで詰まるおそれはほとんどない。
なお、図6では省略しているが、室内熱交換器15の凍結・解凍(S103)を行った後、制御部30が暖房運転又は送風運転を行うことで、室内機Uiの内部を乾燥させてもよい。これによって、室内熱交換器15等に菌が繁殖することを抑制できる。
<効果>
本実施形態によれば、ファン清掃部24によって室内ファン16が清掃されるため(図6のS101)、室内に塵埃jが吹き出されることを抑制できる。また、前側室内熱交換器15aと室内ファン16との間にファン清掃部24が配置されるため、室内ファン16からブラシ24bで掻き落とされた塵埃jを露受皿18に導くことができる。
また、室内ファン16の清掃中、制御部30は、室内ファン16を逆回転させる。これによって、前記した塵埃jが空気吹出口h4に向かうことを防止できる。
また、通常の空調運転中、ブラシ24bが横方向に向いた状態であるため(図4参照)、ブラシ24bの影響で空気の流れが妨げられることがほとんどない。さらに、空気の流れの上流域にファン清掃部24が配置されていることと相まって、通常の空調運転中、ファン清掃部24に起因する風量低下が抑制され、また、室内ファン16の消費電力の増加も抑制される
ちなみに、室内ファン16に多量の塵埃が付着すると、場合によっては、冷房運転中、室内ファン16の性能低下を補うように空気の吹出温度が低くされて、室内への露垂れが生じる可能性がある。これに対して本実施形態では、前記したように、室内ファン16が適切に清掃されるため、塵埃の付着に伴う室内ファン16の風量低下が抑制される。したがって、本実施形態によれば、室内ファン16の塵埃に起因する露垂れを防止できる。
また、制御部30が室内熱交換器15の凍結・解凍を順次に行うことで(図6のS103)、室内熱交換器15に付着していた塵埃jが水wで洗い流され、露受皿18に流れ落ちる。このように本実施形態によれば、室内ファン16を清潔な状態にすることができるとともに、室内熱交換器15も清潔な状態にすることができる。したがって、空気調和機100によって、快適な空調を行うことができる。また、室内熱交換器15や室内ファン16の清掃に要するユーザの手間やメンテナンス時の出費を低減できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空気調和機100について実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
図8は、変形例に係る空気調和機の室内機UAiの縦断面図である。
図8に示す変形例では、縦断面視で凹状を呈する溝部材Mが、前側室内熱交換器15aの下方に設置されている。また、溝部材Mの底面から上側に延びるリブ28が、溝部材Mに設置されている。なお、その他の点については実施形態と同様である。
図8に示す溝部材Mにおいて、リブ28の前側の部分は、室内熱交換器15の凝縮水を受ける露受部18Aとして機能する。また、溝部材Mにおいて、リブ28の後側の部分は、室内熱交換器15や室内ファン16から落下した塵埃を受ける塵埃受け部29として機能する。この塵埃受け部29は、室内熱交換器15の下方に配置されている。
さらに、ファン清掃部24の下方には、室内熱交換器15(前側室内熱交換器15aの下部)が存在しているとともに、塵埃受け部29も存在している。より詳しく説明すると、図示は省略するが、ファン清掃部24が室内ファン16に接触した状態での接触位置の下方に、室内熱交換器15が存在しているとともに、塵埃受け部29も存在している。このような構成であっても、前記した実施形態と同様の効果が奏される。
なお、室内熱交換器15の解凍時には、露受部18Aに水が流れ落ちるとともに、塵埃受け部29にも水が流れ落ちる。したがって、塵埃受け部29に溜まった塵埃の排出に支障が生じるおそれはない。
また、図8に示す例では、リブ28の上端が前側室内熱交換器15aに接触していないが、これに限らない。すなわち、リブ28の上端が前側室内熱交換器15aに接触していてもよい。
図9は、別の変形例に係る空気調和機が備える室内ファン16及びファン清掃部24Aの模式的な斜視図である。
図9に示す変形例では、ファン清掃部24Aが、室内ファン16の軸方向に平行な棒状の軸部24dと、この軸部24dに設置されるブラシ24eと、軸部24bの両端に設置される一対の支持部24f,24fと、を備えている。その他、ファン清掃部24Aは、図示はしないが、ファン清掃部24Aを軸方向等に移動させる移動機構も備えている。
図9に示すように、室内ファン16の軸方向と平行な方向におけるファン清掃部24Aの長さは、室内ファン16自体の軸方向の長さよりも短い。そして、室内ファン16の清掃中、ファン清掃部24Aが、室内ファン16の軸方向(室内機の正面から見て左右方向)に移動するようになっている。つまり、室内ファン16の軸方向において、ファン清掃部24Aの長さに相当する所定領域ごとに、室内ファン16が順次に清掃されるようになっている。このように、その長さが比較的短いファン清掃部24Aを移動させる構成にすることで、第1実施形態に比べて、空気調和機の製造コストを削減できる。
なお、軸部24dと平行に延びる棒(図示せず)をファン清掃部24Aの付近(例えば、軸部24dの上側)に設け、所定の移動機構(図示せず)が、この棒に沿ってファン清掃部24Aを移動させるようにしてもよい。また、ファン清掃部24Aによる清掃後、移動機構(図示せず)がファン清掃部24Aを適宜に回動又は平行移動させ、ファン清掃部24Aを室内ファン16から退避させるようにしてもよい。
また、実施形態では、制御部30が、ファン清掃部24を室内ファン16に接触させ、通常の空調運転時とは逆向きに室内ファン16を回転(逆回転)させる処理について説明したが、これに限らない。すなわち、制御部30が、ファン清掃部24を室内ファン16に接触させ、通常の空調運転時と同一の向きに室内ファン16を回転(正回転)させるようにしてもよい。
このように室内ファン16にブラシ24bを接触させて、室内ファン16を正回転させることで、ファンブレード16aの腹の先端付近に付着した塵埃が効果的に除去される。また、室内ファン16を逆回転させるための回路素子が不要になるため、空気調和機100の製造コストを削減できる。なお、清掃中に室内ファン16を正回転させる際の回転速度は、実施形態と同様に、低速域・中速域・高速域のうちのいずれであってもよい。
また、実施形態では、ファン清掃部24の軸部24aを中心にブラシ24bが回動する構成について説明したが、これに限らない。例えば、室内ファン16を清掃する際には、制御部30が、軸部24aを室内ファン16の方に移動させ、ブラシ24bを室内ファン16に接触させるようにしてもよい。そして、室内ファン16の清掃終了後は、制御部30が、軸部24aを退避させ、ブラシ24bを室内ファン16から離間させるようにしてもよい。
また、実施形態では、ファン清掃部24がブラシ24bを備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、室内ファン16を清掃可能な部材であれば、スポンジ等を用いてもよい。
また、実施形態では、室内熱交換器15において、ファン清掃部24の下方に位置する領域が、冷媒の流れの下流域ではない構成について説明したが、これに限らない。例えば、室内熱交換器15において、その高さがファン清掃部24よりも高い領域が、室内熱交換器15を通流する冷媒の流れの下流域ではない(つまり、上流域又は中流域である)という構成であってもよい。より詳しく説明すると、前側室内熱交換器15aにおいて、通常の空調運転時に空気の流れの下流側に位置する領域であって、その高さがファン清掃部24よりも高い領域は、室内熱交換器15を通流する冷媒の流れの下流域ではないことが好ましい。このような構成によれば、前側室内熱交換器15aにおいて通常の空調運転時に空気の流れの下流側に位置する領域(図2に示す前側室内熱交換器15aの紙面右部)であって、その高さがファン清掃部24よりも高い領域には、室内熱交換器15の凍結に伴って、厚さが厚い霜が付着する。そして、その後に室内熱交換器15を解凍させると、フィンfを伝って多量の水が流れ落ちる。その結果、室内熱交換器15に付着した塵埃(室内ファン16から除去された塵埃を含む)を露受皿18に洗い落とすことができる。
また、実施形態では、室内ファン16の清掃中、制御部30が、ファン清掃部24のブラシ24bを室内ファン16に接触させる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、室内ファン16の清掃中、制御部30が、ファン清掃部24のブラシ24bを室内ファン16に近接させるようにしてもよい。より詳しく説明すると、ファンブレード16aの先端に溜まって、この先端よりも径方向外側まで成長した塵埃を除去できる程度まで、制御部30が室内ファン16にブラシ24bを近接させる。このような構成でも、室内ファン16に溜まった塵埃を適切に除去できる。
また、各実施形態では、室内熱交換器15の凍結等によって、室内熱交換器15を洗浄する処理について説明したが、これに限らない。例えば、室内熱交換器15を結露させ、その結露水(凝縮水)で室内熱交換器15を洗浄するようにしてもよい。例えば、制御部30は、室内空気の温度及び相対湿に基づいて、室内空気の露点を算出する。そして、制御部30は、室内熱交換器15の温度が、前記した露点以下であり、かつ、所定の凍結温度よりも高くなるように、膨張弁14の開度等を制御する。
前記した「凍結温度」とは、室内空気の温度を低下させたとき、室内空気に含まれる水分が、室内熱交換器15で凍結し始める温度である。このように室内熱交換器15を結露させることによって、その結露水(凝縮水)で室内熱交換器15の塵埃を洗い落とすことができる。
また、制御部30が、冷房運転や除湿運転を行うことによって、室内熱交換器15を結露させ、その結露水(凝縮水)で室内熱交換器15を洗浄するようにしてもよい。
また、実施形態(図2参照)では、ファン清掃部24の下方に室内熱交換器15及び露受皿18が存在する構成について説明したが、これに限らない。すなわち、ファン清掃部24の下方に、室内熱交換器15及び露受皿18のうち少なくとも一方が存在している構成であってもよい。例えば、縦断面視で<字状を呈する室内熱交換器15の下部が鉛直方向に延びている構成において、ファン清掃部24の下方(真下)に露受皿18が存在していてもよい。
また、図8に示す変形例では、ファン清掃部24の下方に室内熱交換器15及び塵埃受け部29が存在する構成について説明したが、これに限らない。すなわち、ファン清掃部24の下方に、室内熱交換器15及び塵埃受け部29のうち少なくとも一方が存在している構成であってもよい。
また、実施形態では、室内機Ui(図1参照)及び室外機Uo(同図参照)が一台ずつ設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、並列接続された複数台の室内機を設けてもよいし、また、並列接続された複数台の室外機を設けてもよい。
また、実施形態では、壁掛型の空気調和機100について説明したが、他の種類の空気調和機にも適用することが可能である。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
100 空気調和機
11 圧縮機
12 室外熱交換器
13 室外ファン
14 膨張弁
15 室内熱交換器
15a 前側室内熱交換器
15b 後側室内熱交換器
16 室内ファン
17 四方弁
18 露受皿
22 左右風向板
23 上下風向板
24,24A ファン清掃部
24a,24d 軸部
24b,24e ブラシ
24f 支持部
29 塵埃受け部
30 制御部
K 接触位置
Q 冷媒回路
r 凹部

Claims (19)

  1. 室内熱交換器と、
    室内ファンと、
    前記室内熱交換器の下方に配置される露受皿と、
    前記室内熱交換器と前記室内ファンとの間に配置され、前記室内ファンを清掃するファン清掃部と、を備え、
    前記ファン清掃部の下方には、前記室内熱交換器及び前記露受皿のうち少なくとも一方が存在している空気調和機。
  2. 室内熱交換器と、
    室内ファンと、
    前記室内熱交換器の下方に配置される塵埃受け部と、
    前記室内熱交換器と前記室内ファンとの間に配置され、前記室内ファンを清掃するファン清掃部と、を備え、
    前記ファン清掃部の下方には、前記室内熱交換器及び前記塵埃受け部のうち少なくとも一方が存在している空気調和機。
  3. 前記ファン清掃部が前記室内ファンに接触した状態での接触位置の下方に、前記室内熱交換器及び前記露受皿のうち少なくとも一方が存在していること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記ファン清掃部が前記室内ファンに接触した状態での接触位置の下方に、前記室内熱交換器及び前記塵埃受け部のうち少なくとも一方が存在していること
    を特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記ファン清掃部を前記室内ファンに接触させ、前記室内ファンを所定の回転速度で回転させる制御部を備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  6. 前記回転速度は、300min-1以上かつ1700min-1未満であること
    を特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記回転速度は、100min-1以上かつ300min-1未満であること
    を特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  8. 前記制御部は、前記ファン清掃部を前記室内ファンに接触させ、通常の空調運転時とは逆向きに前記室内ファンを回転させること
    を特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  9. 前記制御部は、前記ファン清掃部を前記室内ファンに接触させ、通常の空調運転時と同一の向きに前記室内ファンを回転させること
    を特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  10. 前記制御部は、前記ファン清掃部による前記室内ファンの清掃後、前記室内熱交換器を蒸発器として機能させ、当該室内熱交換器に凝縮水を付着させること
    を特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  11. 前記室内ファンの回転に伴って空調対象空間に吹き出される空気の上下方向の流れを調整する上下風向板を備え、
    前記室内熱交換器を蒸発器として機能させ、当該室内熱交換器に凝縮水を付着させているとき、前記制御部は、前記上下風向板を閉じるか、又は、前記上下風向板の角度を水平よりも上向きにすること
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  12. 前記制御部は、前記室内熱交換器を蒸発器として機能させ、当該室内熱交換器に凝縮水を付着させているとき、通常の空調運転時よりも冷媒の蒸発温度が低くなるように、前記室内熱交換器に流入する冷媒の圧力を調整すること
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  13. 前記室内熱交換器において、前記ファン清掃部の下方に位置する領域は、前記室内熱交換器を通流する冷媒の流れの下流域ではないこと
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  14. 前記室内熱交換器は、前記室内ファンの前側に配置される前側室内熱交換器を有し、
    前記前側室内熱交換器において、通常の空調運転時に空気の流れの下流側に位置する領域であって、その高さが前記ファン清掃部よりも高い領域は、前記室内熱交換器を通流する冷媒の流れの下流域ではないこと
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  15. 前記室内熱交換器は、前記室内ファンの前側に配置される前側室内熱交換器を有し、
    縦断面視で<字状を呈する前記前側室内熱交換器の凹部に前記ファン清掃部が配置されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  16. 前記ファン清掃部は、前記室内ファンの軸方向に平行な棒状の軸部と、前記軸部に設置されるブラシと、を有し、
    通常の空調運転時、前記ブラシが、横方向に向いた状態であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  17. 前記ファン清掃部は、前記室内ファンの軸方向に平行な棒状の軸部と、前記軸部に設置されるブラシと、を有し、
    通常の空調運転時、前記ブラシの向きが空気の流れの方向に平行であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  18. 前記室内ファンは、親水性のコーティング剤でコーティングされていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  19. 前記室内ファンの軸方向と平行な方向における前記ファン清掃部の長さは、前記室内ファン自体の軸方向の長さよりも短く、
    前記室内ファンの清掃中、前記ファン清掃部は、前記室内ファンの軸方向に移動すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
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