JPS63255054A - 歯科治療器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、歯科治療器具に関するものである。

従来の技術　　゛ 従来、内部に作動媒体流通路を備え、かつ、後部に、嵌
合凹部と、後方に突出すると共に、外周に環状溝を有し
た接続筒とを設けて成る手持部材と、前部に前記嵌合凹
部に回転可能に嵌合し、内部に作動媒体供給路を備えた
嵌合軸筒と、その外周に同心円状に位置する外挿管とを
設け、この外挿管に開設した貫通孔に、前記環状溝と係
合する球体を遊動自在に保持すると共に、この外挿管の
内周と前記嵌合軸筒の外周との間に、常時前方に弾圧さ
れて、前記球体を外方に押し上げ、前記嵌合凹部に嵌合
軸筒を嵌合したとき、前記接続筒により後方に押圧され
る摺動リングを介在し、また前記外挿管の外周に、前端
部内面に、傾斜段部を介して大径部と小径部とを連設し
た常時前方に弾圧される操作リングを摺動可能に設け、
かつ、後端に、作動媒体供給用の可撓性ホースを接続し
て成る継手部材とから構成した歯科治療器具は、例えば
特公昭６１−１０１３１号公軸、同６１−３０５７４号
公報などにおいて公知である。

考案が解決しようとする問題点 ところが、上記した従来の構成によれば、手持部材と継
手部材とを回転可能に接続するための接続筒と、球体と
、操作リングとの関係において、球体が、接続筒の環状
溝と、操作リングの小径部との間で僅かに遊動するもの
であるため、その部分での回転機能は不充分であって、
往々にして、手持部材の回動力が継手部材に作用して、
可撓性ホースにねじれが生じ、手持部材の円滑な操作性
を欠くという不都合があった。

問題点を解決するための手段 そこで本願は、後部に、嵌合凹部及び外周に環状溝を有
して後方に突出する接続筒を夫々備えて成る手持部材と
、前部に、前記嵌合凹部に回転可能に嵌挿する嵌合軸筒
及び接続時に、前記接続筒の環状溝に嵌合する球体を円
周に沿って遊動可能に保持した外挿管を夫々備え、後部
に、可撓性ホースを接続して成る継手部材とから構成さ
れた歯科治療器具において、前記嵌合軸筒と外挿管とを
分離して、それらをボールベアリングにより係合すると
共に、前記嵌合軸筒の後部に、直接乃至連結筒を介して
、可撓性ホースを接続して、上記した従来のものの欠陥
を改善したものである。

作　　　　　　　用 しかして、使用に際し、嵌合凹部に嵌合軸筒を嵌挿する
と、接続筒の環状溝に球体が嵌合して、手持部材と継手
部材とが回転自在に接続され、この状態で、手持部材を
手持ちすることにより、歯科治療が行われる。

この場合、手持部材に作用する回動力は、球体と、接続
筒の環状溝との間で吸収され、継手部材に伝達されない
が、その回動力の吸収が不充分であるときは、継手部材
の球体を保持した外挿管に、回動力が伝達されることに
なるが、外挿管と嵌合軸筒とは、ボールベアリングによ
って結合されているので、外挿管に伝達する回動力は、
ボールベアリングにより遮断されて、可撓性ホースがね
じれる惧れはない。

実　　　　施　　　　例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、手持
部材Ａは、筒状体（１）によって構成され、先端に例え
ば加圧空気により駆動される駆動部を有し、内部には、
光ファイバー（２）と、加圧空気路（３）を備えると共
に、後部に、軸芯方向に深く延びて、奥端面に、前記光
ファイバー（２）の後端面が臨む嵌合凹部（４）と、後
方に突出し、先端外周に環状溝（５）を形成した接続筒
（６）とが夫々設けられている。継手部材Ｂは、前端部
に、中心部から前方に突出し、かつ、先端に、照明ラン
プ（７）を備えると共に、外周適所に、気液密用の０リ
ング（８）を介して仕切られた周溝（９）を形成し、内
部に、加圧空気供給路（１０）及び電路（１１）を配し
て前記嵌合凹部（４）に回転可能に嵌挿される嵌合軸筒
（１２）と、その外周に同心円状に設けられ、前端部周
囲に沿って複数の球体（１３）を遊動可能に保持する貫
通孔（１４）を配設した外挿管（１５）とを夫々備え、
かつ、外挿管（１５）の内周と、嵌合軸筒（１２）の外
周との間に、スプリング（１６）により前方に常時付勢
されて、前記球体（１３）を外方に押し上げ、前記嵌合
四部（４）に嵌合軸筒（１２）を嵌挿したとき、前記接
続筒（６）により後方に押圧されるボールベアリングか
ら成る摺動リング（１７）が介在されている。

さらに、前記外挿管（１５）の外周には、前端部内面に
、傾斜段部（１８）を介して大径部（１９）と、小径部
（２０）とを連設し、かつ、スプリング（２１）により
常時前方に弾圧付勢された操作リング（２２）が、摺動
可能に備えられており、また前記嵌合軸筒（１２）の後
端には、後部に加圧空気供給用の可撓性チューブ（２３
）を接続し、かつ、内部に、前記加圧空気供給路（１０
）と連通ずる管路（２４）及び前記電路（１１）と接続
する電線用バイブ（２５）を夫々有した連結筒（２６）
が、さらにまた、外挿管（１５）の後端には、中間リン
グ（２７）を介してカバーリング（２８）が連結しであ
る。このように構成された手持部材Ａと継手部材Ｂとを
、第２図で示すように、摺動リング（１７）により球体
（１３）が外方に押し上げられて、操作リング（２２）
の大径部（１９）に係合しておる状態から、摺動リング
（１７）を前方より押圧しながら、手持部材への接続筒
（６）を、嵌合軸筒（１２）と外挿管（１５）との間に
、また嵌合軸筒（１２）を、嵌合凹部（４）内に夫々嵌
挿する。

すると、摺動リング（１７）はスプリング（１６）に抗
して後方に押圧され、かつ、前方に弾圧されている操作
リング（２２）により、球体（１３）が下面の押圧力を
受けてその下部が、接続筒（６）の環状溝（５）に嵌合
すると共に、球体（１３）の上部は、操作リング（２２
）の小径部（２０）に係合し、さらに照明ランプ（７）
が光ファイバー（２）の後端面と対向する。

以上は、従来の歯科治療器具と基本的に相違するところ
はないが、本願は、上記した構成において、嵌合軸筒と
外挿管との間に、ボールベアリングを装着したことを特
徴とするものである。具体的には、従来、嵌合軸筒（１
２）と外挿管（１５）とが一体に構成されていたものを
分離して、嵌合軸筒（１２）の後部外周面に、ボールベ
アリング（３０）の内輪を、また外挿管（１５）の後部
内周面に、ボールベアリング（３０）の外輪を夫々固定
することにより、嵌合軸筒（１２）、連結筒（２６）及
び可撓性ホース（２３）から成る一体物と、外挿管（１
５）、中間リング（２７）及びカバーリング（２８）か
ら成る一体物とを、回転可能に結合して、継手部材Ｂを
構成したものである。

図中（３１）はボールベアリング（３０）の外輪の押え
リーングである。

しかして、手持部材へを手持ちして、従来と同様に、歯
科治療のために操作するときは、球体（１３）と接続筒
（６）の環状溝（５）との間で、手持部材Ａの回動力は
吸収されて、継手部材Ｂに伝達さない。

しかしながら、すでに述べたように、球体（１３）と環
状溝（５）との間で、充分な回動力の吸収がなされない
ときは、手持部材Ａの回動力は、外挿管（１５）、中間
リング（２７）及びカバーリング（２８）から成る一体
物に作用することになるが、この一体物に作用する回動
力は、ボールベアリング（３０）により遮断されるので
、他の一体物に伝達することはなく、従って手持部材Ａ
の手持操作により可撓性ホース（２３）にねじれが生じ
る惧れはない。

発明の効果 本願は以上のように構成されるものであるから、歯科治
療に際し、手持部材を手持ちして治療操作を行った場合
、手持部材の回動力は、手持部材と継手部材との間及び
継手部材における嵌合軸筒と外挿管との間で夫々吸収さ
れて、可撓性ホースにねじれ作用の生じる惧れはなく、
手持部材による治療操作が、軽快に行うことができると
いう利点を存する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は手持部材と
継手部材との連結状態を示す部分断面図、第２図は継手
部材の断面図である。 図中、Ａは手持部材、Ｂは継手部材、（４）は嵌合凹部
、（５）は環状溝、（６）は接続筒、（１２）は嵌合軸
筒、（１３）は球体、（１５）は外挿管、（１７）は摺
動リング、（２２）は操作リング、（２３）は可撓性チ
ューブ、（２６）は連結筒である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 後部に、嵌合凹部及び外周に環状溝を有して後方に突出
   する接続筒を夫々備えて成る手持部材と、前部に、前記
   嵌合凹部に回転可能に嵌挿する嵌合軸筒及び接続時に、
   前記接続筒の環状溝に嵌合する球体を円周に沿って遊動
   可能に保持した外挿管を夫々備え、後部に、可撓性ホー
   スを接続して成る継手部材とから構成された歯科治療器
   具において、前記嵌合軸筒と外挿管とを分離して、それ
   らをボールベアリングにより係合すると共に、前記嵌合
   軸筒の後部に、直接乃至連結筒を介して、可撓性ホース
   を接続したことを特徴とする歯科治療器具。