JPS6323309B2 - - Google Patents
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- JPS6323309B2 JPS6323309B2 JP55055189A JP5518980A JPS6323309B2 JP S6323309 B2 JPS6323309 B2 JP S6323309B2 JP 55055189 A JP55055189 A JP 55055189A JP 5518980 A JP5518980 A JP 5518980A JP S6323309 B2 JPS6323309 B2 JP S6323309B2
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱収縮率差を有する2種類の0.7d以下
の極細繊維を混繊加工して得られる複合構造糸を
緯糸に用いることにより、毛羽密度が高くしかも
引裂強力の良好なドレープ性に優れたスエード調
起毛織物を製造する方法に関するものである。
の極細繊維を混繊加工して得られる複合構造糸を
緯糸に用いることにより、毛羽密度が高くしかも
引裂強力の良好なドレープ性に優れたスエード調
起毛織物を製造する方法に関するものである。
従来、起毛織物は柔軟な風合を得るためには起
毛される緯糸に細繊度繊維を用いた織物を起毛し
て製造されるが、特に毛羽密度が高い場合緯糸を
している繊維の多くが起毛処理の際に切断され、
織物の緯方向の引裂強度が著しく低下していた。
毛される緯糸に細繊度繊維を用いた織物を起毛し
て製造されるが、特に毛羽密度が高い場合緯糸を
している繊維の多くが起毛処理の際に切断され、
織物の緯方向の引裂強度が著しく低下していた。
本発明はかかる現状に鑑みて行なわれたもので
起毛性が良好で毛羽密度が高くしかも引裂強力の
良好なドレープ性に優れたスエード調起毛織物を
得ることを目的とするものである。かかる目的を
達成するためには本発明は次の構成を有するもの
である。
起毛性が良好で毛羽密度が高くしかも引裂強力の
良好なドレープ性に優れたスエード調起毛織物を
得ることを目的とするものである。かかる目的を
達成するためには本発明は次の構成を有するもの
である。
すなわち、本発明は経糸としてほとんど捲縮を
含まない状態の繊維よりなる総デニール50〜
300dのマルチフイラメント糸を用い、緯糸とし
て繊度0.7d以下の極細繊維の束からなるもので、
熱収縮率差が5〜40%の範囲にあるような2種の
フイラメント糸を交絡させた糸条を用いて、緯糸
の経糸に対する浮き数が3〜7である両面織物を
製織し、熱処理,精錬,染色後、両面起毛を行な
うことを特徴とするスエード調起毛織物の製造方
法である。
含まない状態の繊維よりなる総デニール50〜
300dのマルチフイラメント糸を用い、緯糸とし
て繊度0.7d以下の極細繊維の束からなるもので、
熱収縮率差が5〜40%の範囲にあるような2種の
フイラメント糸を交絡させた糸条を用いて、緯糸
の経糸に対する浮き数が3〜7である両面織物を
製織し、熱処理,精錬,染色後、両面起毛を行な
うことを特徴とするスエード調起毛織物の製造方
法である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明でいう繊維とはポリアミド系合成繊維、
ポリエステル系合成繊維、ポリオレフイン系合成
繊維、ポリアクリルニトリル繊維から成るもの、
あるいはレーヨン、キユプラなどの再生繊維であ
つてもよい。このような極細繊維はいかなる方法
で製造されるものであつてもよい。経糸はほとん
ど捲縮を含まない状態の繊維よりなる総デニール
50〜300dのマルチフイラメント糸である。本発
明でいうほとんど捲縮を含まない状態の繊維とは
紡糸、延伸したものであり、仮撚加工や擦過加工
等によりフイラメント自身にトルクのかかつてい
ないものである。総デニール50d以下の場合、起
毛後の風合は柔軟でドレープ性も良好であるが、
経糸の繊度が小さいため織物が扁平になり起毛性
が悪くさらに織物強度が不十分であり、総デニー
ルが300d以上の場合、単糸繊度の細いフイラメ
ント糸を用いても風合が硬くなりドレープ性にす
ぐれた起毛織物は得がたい。また、加工糸を用い
るとボリウムが大となり、ドレープ性が得られず
スエード調織物の薄地化が困難である。本発明で
は緯糸として繊度0.7d以下の極細繊維の束からな
るもので、熱収縮率差が5〜40%の範囲にあるよ
うな2種のフイラメントを交絡させた糸条を用い
る。2種の単糸繊度のいずれも0.7d以下でない、
すなわち一方またはそれ以上が0.7d以上の場合は
太繊度糸の風合に与える効果が大きくなりしなや
かなドレープ性を有し、かつ毛羽密度の高いもの
は得られない。本発明では2種の繊維の熱収縮率
差が5〜40%の範囲である必要がある。かかる熱
収縮率差を有することにより、収縮率の高い繊維
が熱処理等の工程で基布の中に沈み、収縮率の低
い繊維が基布上に浮いて起毛性が非常に向上し毛
羽密度の高いものが得られる。高収縮繊維は起毛
の影響を受けずに引裂強力を保持することができ
る。また、収縮率差のある織物であるから、通常
の起毛,熱処理,精錬,染色を行なうことにより
玉虫効果を有する色調に染色することもできる。
本発明では緯糸構成繊維が0.7d以下であることに
よりボリウムがおさえられ、優れたドレープ性が
得られる。また、緯糸を構成する2種の繊維の収
縮率差が5%以下では前述のような効果が得られ
ず、一方熱収縮差が40%以上では糸条の収縮率が
高く通常の起毛,熱処理,精錬,染色を行なつて
得られたものはシボ模様を有し、著しく織物の品
位を低下させる。さらに本発明では緯糸は交絡フ
イラメント糸を使用するが、繊維束交絡法には流
体または静電気を利用する方法がある。流体によ
る繊維束交絡法として好ましく用いられる方法
は、流体に空気を用いた空気噴射法で、通常タス
ラン加工と呼ばれ、スパンライクな長繊維織編物
を製造する場合に広く用いられている方法であ
る。すなわち、空気噴射法は繊維束に圧縮した空
気を当てることにより、空気乱流の作用で繊維束
を交絡させるものである。また、静電気による繊
維束交絡法は繊維束を高電圧電界内に通過させ、
その際に生じる静電気による繊維束の解繊作用を
利用した交絡法である。この場合目標とする両面
起毛織物の毛羽密度、毛羽長およびドレープ性に
応じて熱収縮率差を有する2種の単糸フイラメン
トの交絡を供給ローラと引取ローラ間のオーバフ
イド量の適度の調整によつて行なう。この交絡フ
イラメント糸を緯糸に使用することにより、製織
後に行なわれる起毛工程での起毛性が良好となる
とともに毛羽密度が高くなる利点がある。
ポリエステル系合成繊維、ポリオレフイン系合成
繊維、ポリアクリルニトリル繊維から成るもの、
あるいはレーヨン、キユプラなどの再生繊維であ
つてもよい。このような極細繊維はいかなる方法
で製造されるものであつてもよい。経糸はほとん
ど捲縮を含まない状態の繊維よりなる総デニール
50〜300dのマルチフイラメント糸である。本発
明でいうほとんど捲縮を含まない状態の繊維とは
紡糸、延伸したものであり、仮撚加工や擦過加工
等によりフイラメント自身にトルクのかかつてい
ないものである。総デニール50d以下の場合、起
毛後の風合は柔軟でドレープ性も良好であるが、
経糸の繊度が小さいため織物が扁平になり起毛性
が悪くさらに織物強度が不十分であり、総デニー
ルが300d以上の場合、単糸繊度の細いフイラメ
ント糸を用いても風合が硬くなりドレープ性にす
ぐれた起毛織物は得がたい。また、加工糸を用い
るとボリウムが大となり、ドレープ性が得られず
スエード調織物の薄地化が困難である。本発明で
は緯糸として繊度0.7d以下の極細繊維の束からな
るもので、熱収縮率差が5〜40%の範囲にあるよ
うな2種のフイラメントを交絡させた糸条を用い
る。2種の単糸繊度のいずれも0.7d以下でない、
すなわち一方またはそれ以上が0.7d以上の場合は
太繊度糸の風合に与える効果が大きくなりしなや
かなドレープ性を有し、かつ毛羽密度の高いもの
は得られない。本発明では2種の繊維の熱収縮率
差が5〜40%の範囲である必要がある。かかる熱
収縮率差を有することにより、収縮率の高い繊維
が熱処理等の工程で基布の中に沈み、収縮率の低
い繊維が基布上に浮いて起毛性が非常に向上し毛
羽密度の高いものが得られる。高収縮繊維は起毛
の影響を受けずに引裂強力を保持することができ
る。また、収縮率差のある織物であるから、通常
の起毛,熱処理,精錬,染色を行なうことにより
玉虫効果を有する色調に染色することもできる。
本発明では緯糸構成繊維が0.7d以下であることに
よりボリウムがおさえられ、優れたドレープ性が
得られる。また、緯糸を構成する2種の繊維の収
縮率差が5%以下では前述のような効果が得られ
ず、一方熱収縮差が40%以上では糸条の収縮率が
高く通常の起毛,熱処理,精錬,染色を行なつて
得られたものはシボ模様を有し、著しく織物の品
位を低下させる。さらに本発明では緯糸は交絡フ
イラメント糸を使用するが、繊維束交絡法には流
体または静電気を利用する方法がある。流体によ
る繊維束交絡法として好ましく用いられる方法
は、流体に空気を用いた空気噴射法で、通常タス
ラン加工と呼ばれ、スパンライクな長繊維織編物
を製造する場合に広く用いられている方法であ
る。すなわち、空気噴射法は繊維束に圧縮した空
気を当てることにより、空気乱流の作用で繊維束
を交絡させるものである。また、静電気による繊
維束交絡法は繊維束を高電圧電界内に通過させ、
その際に生じる静電気による繊維束の解繊作用を
利用した交絡法である。この場合目標とする両面
起毛織物の毛羽密度、毛羽長およびドレープ性に
応じて熱収縮率差を有する2種の単糸フイラメン
トの交絡を供給ローラと引取ローラ間のオーバフ
イド量の適度の調整によつて行なう。この交絡フ
イラメント糸を緯糸に使用することにより、製織
後に行なわれる起毛工程での起毛性が良好となる
とともに毛羽密度が高くなる利点がある。
緯糸については、必要な場合には前述の緯糸を
合撚してもよい。合撚工程であるが第1緯糸と第
2緯糸を引揃え、合糸後ダブルツイスターによる
撚糸あるいは合撚機による撚糸のいずれかの工程
でもよいが、撚数は50〜400T/Mの範囲で行な
う。というのは、撚数が50T/M以下の場合、通
常の太繊度糸の製織とは異なりフイラメント数が
多いため糸条の集束性が悪いと製織効率の低下を
引きおこす。また、撚数が400T/M以上になる
と撚糸によるビリの発生により製織効率、織物品
位の低下をきたし、さらに起毛工程での肝心の毛
羽長が短く立毛部分の毛羽密度低下、毛羽落ちの
増加をもたらし、高品位の起毛織物を得ることが
できなくなるおそれがあるからである。
合撚してもよい。合撚工程であるが第1緯糸と第
2緯糸を引揃え、合糸後ダブルツイスターによる
撚糸あるいは合撚機による撚糸のいずれかの工程
でもよいが、撚数は50〜400T/Mの範囲で行な
う。というのは、撚数が50T/M以下の場合、通
常の太繊度糸の製織とは異なりフイラメント数が
多いため糸条の集束性が悪いと製織効率の低下を
引きおこす。また、撚数が400T/M以上になる
と撚糸によるビリの発生により製織効率、織物品
位の低下をきたし、さらに起毛工程での肝心の毛
羽長が短く立毛部分の毛羽密度低下、毛羽落ちの
増加をもたらし、高品位の起毛織物を得ることが
できなくなるおそれがあるからである。
次に、緯糸の経糸に対する浮き数が3〜7であ
る両面織物に製織する。これは両面組織が起毛に
適しており、また緯糸の経糸に対する浮き数が3
〜7である両面組織は起毛性、起毛後の毛羽長な
らびに密度の点で良好であるからである。緯糸糸
条に対する浮き数が2以下の両面織物では起毛が
困難であり、逆に8以上では起毛後の毛羽長が長
くなり、毛羽密度も低くなる。かかる両面織物を
製織し、これに通常の方法で熱処理,精錬,染色
を行なう。ここで加えられた熱により高収縮繊維
は織物の内部に沈んで起毛の影響を受けず強力を
保持する。次に該織物の表面に両面起毛処理を行
なう。起毛機には通常の針布式起毛機で十分であ
る。熱処理を受けた織物は、高収縮繊維の収縮に
よつて低収縮繊維が表面に若干浮き上つているの
で、起毛性がきわめて良く、従つて毛羽密度の高
いものが得られる。
る両面織物に製織する。これは両面組織が起毛に
適しており、また緯糸の経糸に対する浮き数が3
〜7である両面組織は起毛性、起毛後の毛羽長な
らびに密度の点で良好であるからである。緯糸糸
条に対する浮き数が2以下の両面織物では起毛が
困難であり、逆に8以上では起毛後の毛羽長が長
くなり、毛羽密度も低くなる。かかる両面織物を
製織し、これに通常の方法で熱処理,精錬,染色
を行なう。ここで加えられた熱により高収縮繊維
は織物の内部に沈んで起毛の影響を受けず強力を
保持する。次に該織物の表面に両面起毛処理を行
なう。起毛機には通常の針布式起毛機で十分であ
る。熱処理を受けた織物は、高収縮繊維の収縮に
よつて低収縮繊維が表面に若干浮き上つているの
で、起毛性がきわめて良く、従つて毛羽密度の高
いものが得られる。
かかる一連の加工を行なつて得られたものは、
引裂強力を保持しながらしかも毛羽密度の高い、
高品位のしなやかな表面タツチおよび優れたドレ
ープ性有するスエード調起毛織物となる。
引裂強力を保持しながらしかも毛羽密度の高い、
高品位のしなやかな表面タツチおよび優れたドレ
ープ性有するスエード調起毛織物となる。
次に、実施例によつて本発明方法の説明を行な
うが、本発明はこれによつて制限されるものでは
ない。
うが、本発明はこれによつて制限されるものでは
ない。
実施例 1
経糸として通常のポリエステルマルチフイラメ
ント75d/36fを用い、緯糸には熱収縮率が15%異
なる高収縮性ポリエステル高配向未延伸糸50d/
72fと低収縮性ポリエステル50d/96fを同時にタ
スラン加工(ただし、高収縮糸のオーバーフイー
ド率を10%、低収縮のオーバーフイード率を30%
とする。)したタスラン糸に80T/Mの撚を施し
た糸条を用いて両面五枚朱子織物を織製した。次
に通常の方法でこの織物に熱処理,精錬,染色を
行なつた後、針布式起毛機にて織物の両面に起毛
処理を施した。
ント75d/36fを用い、緯糸には熱収縮率が15%異
なる高収縮性ポリエステル高配向未延伸糸50d/
72fと低収縮性ポリエステル50d/96fを同時にタ
スラン加工(ただし、高収縮糸のオーバーフイー
ド率を10%、低収縮のオーバーフイード率を30%
とする。)したタスラン糸に80T/Mの撚を施し
た糸条を用いて両面五枚朱子織物を織製した。次
に通常の方法でこの織物に熱処理,精錬,染色を
行なつた後、針布式起毛機にて織物の両面に起毛
処理を施した。
得られた織物は非常に起毛性が良く、毛羽密度
が高く、しかも十分な緯糸強度を有し、しなやか
な表面タツチとライテイングエフエクト、ドレー
プ性に富んだスエード調起毛織物であつた。
が高く、しかも十分な緯糸強度を有し、しなやか
な表面タツチとライテイングエフエクト、ドレー
プ性に富んだスエード調起毛織物であつた。
実施例 2
ナイロン長繊維経糸75d/72f原糸、緯糸:
〔70d/132fの高配向未延伸糸を芯糸、該高配向未
延伸糸より収縮率の低い70d/132fを梢成分より
なる(熱収縮率差:30%)糸条を芯糸のオーバー
フイード量は7%、梢糸のオーバーフイード量は
15%になるようにタスラン加工を施し、このタス
ラン加工糸をダブルツイスターにて撚数300T/
Mの撚糸としたもの〕を用いて緯7枚朱子織物を
製織し通常の方法でリラツクス,精錬,染色を行
なつた。
〔70d/132fの高配向未延伸糸を芯糸、該高配向未
延伸糸より収縮率の低い70d/132fを梢成分より
なる(熱収縮率差:30%)糸条を芯糸のオーバー
フイード量は7%、梢糸のオーバーフイード量は
15%になるようにタスラン加工を施し、このタス
ラン加工糸をダブルツイスターにて撚数300T/
Mの撚糸としたもの〕を用いて緯7枚朱子織物を
製織し通常の方法でリラツクス,精錬,染色を行
なつた。
この織物を通常の方法で針布式起毛処理を行な
つた結果、非常に起毛性が良く、毛羽密度高く、
しかも薄地のドレープ性に富む天然皮革に酷似し
たスエード調織物を与えた。
つた結果、非常に起毛性が良く、毛羽密度高く、
しかも薄地のドレープ性に富む天然皮革に酷似し
たスエード調織物を与えた。
Claims (1)
- 1 経糸としてほとんど捲縮を含まない状態の繊
維よりなる総デニール50〜300dのマルチフイラ
メント糸を用い、緯糸として繊度0.7d以下の極細
繊維の束からなるもので熱収縮率差が5〜40%の
範囲にあるような2種のフイラメント糸を交絡さ
せた糸条を用いて、緯糸の経糸に対する浮き数が
3〜7である両面織物を製織し、熱処理,精錬,
染色後、両面起毛を行なうことを特徴とするスエ
ード調起毛織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5518980A JPS56154570A (en) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | Production of suede like raised fabric |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5518980A JPS56154570A (en) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | Production of suede like raised fabric |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154570A JPS56154570A (en) | 1981-11-30 |
JPS6323309B2 true JPS6323309B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=12991748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5518980A Granted JPS56154570A (en) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | Production of suede like raised fabric |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56154570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03504885A (ja) * | 1989-01-23 | 1991-10-24 | ユンカー,ヴイルヘルム | 誘導装置 |
JPH0657918U (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-12 | 旭コンクリート工業株式会社 | コンクリートガードフェンス |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07111018B2 (ja) * | 1986-01-23 | 1995-11-29 | 東レ株式会社 | フラノ調織物およびその製造法 |
JPH01104856A (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-21 | Teijin Ltd | 起毛織物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5386875A (en) * | 1977-01-12 | 1978-07-31 | Teijin Ltd | Production of rased cloth |
JPS53114966A (en) * | 1977-03-17 | 1978-10-06 | Teijin Ltd | Production of suede like raising fabric |
JPS5468461A (en) * | 1977-11-01 | 1979-06-01 | Toyo Boseki | Production of suede like raised fabric |
JPS5482476A (en) * | 1977-12-14 | 1979-06-30 | Mitsubishi Rayon Co | Production of suede like fabric |
JPS54134119A (en) * | 1978-04-10 | 1979-10-18 | Teijin Ltd | Combined ultra-fine polyester filament yarns |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP5518980A patent/JPS56154570A/ja active Granted
Patent Citations (5)
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JPH03504885A (ja) * | 1989-01-23 | 1991-10-24 | ユンカー,ヴイルヘルム | 誘導装置 |
JPH0657918U (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-12 | 旭コンクリート工業株式会社 | コンクリートガードフェンス |
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Publication number | Publication date |
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JPS56154570A (en) | 1981-11-30 |
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